ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

梅園菓子舗 @岐阜県多治見市

2014年11月09日 | 岐阜県(東濃・老舗)

多治見市内を歩いてみるのは初めて。それまでは単発で各店舗に直行だったので、ほとんど幹線道路しか通った事が無く、どんな街なのか知らずにいたままだった。市内を流れる土岐川の南側を歩いてみる。人影こそまばらだけれど、道幅の狭い昔ながらの街並もちゃんと残っていて、現役の古い家屋や、役目を終えたと思われる商店の跡もいくつか見つける事が出来た。そんな場所にある和菓子屋「梅園菓子舗」。創業は大正8(1919)年とのこと。この場所に店舗が出来たのは戦後だとか。綺麗に舗装された小路の脇の風情ある木看板のかかった店の戸をくぐる。

店は古い商店らしい奥に長い造り。さほど大きくないガラスケースの中にいくつかの商品が並んでいる。今は栗の季節とあってどの菓子屋も栗推しだが、こちらは栗・バター入りのどら焼きが有名とのこと。もちろんそれと、月餅のような形をした栗饅頭を購入した。包んでもらっている間にも店の前に車を乗り付け、菓子を買い求める人が続く。包みには特に栗・バターと書いてある訳ではなく、こちらのお店のスタンダードのよう。つぶ餡に栗の粒が入っている。バターは生地に使ってあるのかなと思ったら、生地に塗って餡を包むのだそうだ。梅の焼き印の入った記事はきめ細かく、餡は栗の粒が感じられる食感。思ったほどバターは主張しないので、お茶を邪魔することもない。なかなか結構な味だった。栗饅頭は焼き色が着いた平べったい形。中にはサラッとした舌触りの白餡が入っていて、栗の風味がある。中京地方の方なら「なごやん」のようなお菓子と言えば分かってもらえるだろうか。どちらも旨かった(勘定はそれぞれ¥150、¥190/個)

この後の記事はこちら

 

 ↓ 近くを歩いて古い建物や商店街を見て廻った

 

 ↑ 金文字看板が残る酒屋と立派な町家  ↓ スクラッチタイル壁の「下廣商店」と銭湯(現役?)

 

梅園菓子舗

岐阜県多治見市新町1丁目2-6

 

(梅園 うめぞの うめぞのかしほ 梅園菓子舗本店)


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« The Sting / Original Motion... | トップ | えびすや本店 @名古屋市中... »

コメントを投稿

岐阜県(東濃・老舗)」カテゴリの最新記事