ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ありが食堂 @岐阜県瑞浪市

2017年09月05日 | 岐阜県(東濃)

久しぶりに岐阜県瑞浪市近辺を散策。朝早くバイクで家を出て、まずは駅から離れた陶町(すえちょう)方面に向かう。行きがけの街道沿いに予定に無かったいい感じの近代建築を見つけたりして満足して市中心部に戻る。昼食に向かったのは駅から600m程南に向かった高月町の住宅街の中にある食堂「ありが食堂」。近辺に商店は無く、交差点の角にポツンと店があった。店先には小さいサンプルケースも。中に入るとテーブル席が3つ。カウンター席もあったが使われていないかも。壁に貼られた品書きを見るとこういう店には珍しく麺類が無い。選んだのは瑞浪市特有のかつ丼の亜種「あんかけかつ丼」。もちろんそう謳われている訳ではなく、こちらではただ「かつ丼」と書いてあるのみ。さっそく奥の厨房で主人による調理が始まった。

割合早く「かつ丼」が登場。もちろん玉子が溶かれた和出汁の餡が前面にかかっている。餡をまとった熱々のかつは粗めの衣の食感が残っていて、旨い。餡の味加減はやさしく、やや甘め。分厚く切ったたくあんをアクセントにして、あっという間に完食した。この食堂の歴史は詳しく知らないが(昭和40年代創業とか)、ここ瑞浪に残る珍しいかつ丼(元祖は駅前の「加登屋」)を出すようになった経緯を知りたいなァ。瑞浪ではそれが当たり前だったのか、それともわざわざ餡かけにしたのか…。後から入ってきた地元の方と思しきかなり御歳を召したお姉さま方も皆かつ丼を注文していた。しっかりと根付いているようだ。(勘定は¥630)

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 ↓ 瑞浪駅から陶町(すえちょう)方面に向かう道すがら、20号線の旧道で素敵な看板建築を見つけて引き返す。「和田生健堂」(建築詳細不明)。店側正面の凝った形といい、窓上のコテ絵の飾りといい、とてもカッコイイ。予定になくこんな建物に遭うと感激。

 

↓ こちらはすぐ隣のたばこ屋「やまいし商店」(建築詳細不明)。こちらも建物からの張り出しに粋な洋風の装飾がある。いわゆる看板建築と違い、半切妻屋根の宅と壁面が一体化している。

 

↓ 同じ街道沿いに建つ建物(建築詳細不明)。「信用組合」のマークがあるので銀行だろう。情報が探せなかったが、近くに真新しい「東濃信用金庫稲津支店」があるのでその旧舎だろうか。

 

↓ 陶町(すえちょう)にある「美濃産業株式会社」(建築詳細不明)。4枚ガラス木戸の入口も、その両脇にあるガラスショーケースも昔のまま使われている。渋い。

 

↓ こちらは食堂の近くに建つ一般住宅(建築詳細不明)。日本住宅に洋風居間がある、戦前によく見られた形の建物。医者とか地元の名士の宅に多い。

↓ 随分年季が入っているものの、古い建物(明治~戦前頃までの近代建築)かどうかは分からない消防団の詰所らしき建物「瑞浪市消防団第一分団第○支部・消器庫」(建築詳細不明)が下見板張りの平屋だった。

 


 

ありが食堂

岐阜県瑞浪市高月町2-1

 

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