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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

あすなろ @岐阜県大垣市

2022年03月08日 | 岐阜県(西濃)

大垣駅の西、木戸公園のそばにある喫茶店「あすなろ」へ。色んな情報から判断すると創業は70年代の終わりぐらいだろうか。店前の駐車場に車を停め店内へ。外壁と同様に煉瓦壁で落ち着いた雰囲気で、BGMにはピアノジャズが流れていた。各席にはペンダントライトがぶら下がっている。入口近くには電話ブースもある昭和仕様。シャツにベスト、ネクタイ姿の主人は御歳80を超えているのだとか。他には女性給仕が1人(途中で人が入れ替わったので奥様かどうかは不明)。メニューを眺めるとコーヒーの種類が多い。豆の種類はもちろん、岐阜市の「ルモンド」にもあるような「アイリッシュコーヒー」や、「カフェナポリターノ」「ハリウッドコーヒー」なんていう聞いたことのないものまである。それでも初訪なので注文したのは「コーヒー(あすなろブレンド)」。コーヒーと一緒にいただくのが好きなプリンもと思ってメニューを見るが「ジャンボプリン」と「ミニプリン」の2種類ある。普通のサイズでいいんだどナ…と、とりあえず100円しか違わなかったので「ジャンボプリン」を注文してみた。すると給仕女性が戻って来て「ジャンボプリンはミニが2つになりますので。」と告げられた。訳が分からないが「ハイ」と返事しておく。

しばらくしてまず”あすなろブレンド”が出された。柿の種付き。濃いめの色づきで苦味が感じられるもの。旨い。件の「ジャンボプリン」は取っ手の付いたガラスカップに盛られていて、プリンが2つ並び、脇に生クリームとマスカットが添えられている。プリンひとつはごく普通のサイズに思えるので、やっぱり「ミニプリン」で良かったのかな。カスタードプリンで、ややすが入っているが、甘さ控えめでちょうどいい。自分が子供の頃は母が手作りのカスタード・プリンをよく作ってくれた。ただガキの頃の自分は市販のプリンミクスようなベタな味のプリンが食べたかったので、大人の味のカスタード・プリンは苦味があったりしてそれほど好きじゃなかったナ(笑)。今ではこういうプリンが大好きになった(でも喜んでプリン食べる年齢じゃないか)。やや硬めの食感のプリンをコーヒーと平らげて勘定してもらった。次は何とかお酒入りのコーヒーを味わってみたい。(勘定は¥920)

 

喫茶 あすなろ

岐阜県大垣市木戸町2-77-2

 

( 大垣 おおがき 大垣駅 室駅 喫茶あすなろ 喫茶店 喫茶 純喫茶 コーヒー COFFEE SHOP プリン )

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さらい @岐阜県揖斐郡池田町

2022年02月23日 | 岐阜県(西濃)

揖斐郡池田町にある蕎麦屋「さらい(さ來)」へ。この店を知ったのは地図アプリで近隣を検索していて。”十割月山そば”と出ていたので興味が沸いた。店は幹線道路沿いではあるが周囲は長閑な田んぼ。遠くには山々を望むことも出来る自然豊かな場所。そう遠くない場所に以前訪れた蕎麦屋「雲水」もある。建物からするとまだ新しい店なのかな。車を停めて店内へ。店内は田んぼが見渡せる外向きのカウンター席と大きなテーブル席が3つほど。1人だし、窓からの景色がいいのでカウンター席が良かったが、残念ながら先客の家族連れで塞がっていたのでテーブル席に腰かける。品書きから選んだのは「10割山形田舎板そば」〔ママ〕。ご高齢の女性店員に告げ、雄大なクラシックのBGMを聴きながら出来上がりを待つ。まずは先につゆと山葵、刻みネギ、それに出汁をとった後の昆布を刻んだと思われる醤油漬けが用意された。

すると給仕女性が「良かったらこれ食べて。」と天ぷらを盛った小皿を持ってきてくれた。お勧めは金柑だそう。金柑、蓮根、大葉、銀杏と4種類も。思わぬサービスを遠慮なく頂戴した。そして板に広げられた田舎蕎麦が主人によって運ばれる。思ったより若い方だ。田舎そばだけあって太くてごつく、黒っぽい色をしている。つゆをひと口…。あ、甘い。つゆが濃くてかなり甘い。よく東海地方の麺類食堂で出されるそばのつゆは甘いと言われるが、それはどちらかというとたまり醤油の風味が強いから。このつゆは極端に言うとみたらしだんごのたれのようなタイプの甘さ(※極端に言ってます)。ここまで甘い味のつゆは初めてかも。これが山形の蕎麦の特徴なのだろうか。手繰った蕎麦は太切りだが麺線がかなり長いので、つゆにつけようとするとどうしても猪口にどぼんと入れてしまうことになる。なので甘いつゆがちょっとくどく感じるかな。田舎そばは張りとコシがあってなかなか。手繰り終わった後はさらっとした蕎麦湯を注いでつゆを飲み干した。(勘定は¥1,020)

 

 

十割月山そば さらい (さ來)

岐阜県揖斐郡池田町八幡2918-7

 

( 池田町 いけだちょう さらい さ來 さ来 蕎麦 そば 月山蕎麦 田舎蕎麦 山形そば 板そば )

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湖水 @岐阜県大垣市

2022年02月22日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市のレストラン「湖水」へ。国道21号線に看板が出ていたので寄ってみた店。21号線から南に入った住宅街の路地に店があったが、着いてみてびっくり、かなり大箱のモダンな建物で広い駐車場があった。ただ何故だか入口付近はショーケースも空っぽで現役感が無いので、先客の車が停まっていなかったら入るのに躊躇してしまったかも。中は喫茶店のようなソファー席で沢山のテーブルが並んでいる。反対側にも同じような広いスペースがありそうな感じ。先客は4組ほど。何故かみな麺を啜っていた。メニューを眺めると、やはり先頭にはそばとうどんが並んでいる。喫茶レストランというイメージほどご飯物は多くない。麺類の気分ではなかったので、中から「ミックスフライ定食」を選んでお願いした。

しばらくして運ばれた「ミックスフライ定食」は、エビフライ2つ、唐揚げ3つ、そして小振りの味噌カツという豪華な内容。付け合わせの千切りキャベツは山盛りで、これに蓋付きのお櫃のご飯、味噌汁、山菜の小皿、漬物が付く。エビフライは中サイズでさらっとしたタルタルソースでいただく。軽めの食感。唐揚げは軟らかく揚がっている。味噌カツのたれもさらっとしたライトなタイプ。辛子をちょっとつけながらご飯をやっつけていく。自分が食べている間にも年配の客が4組も入って来た。やはりうどんの注文が多い様子。次は自分もうどんを食べてみようかな。(勘定は¥1,350)

 

レストラン 湖水

岐阜県大垣市笠木町578

 

( 大垣 おおがき こすい レストラン湖水 ランチ 定食 うどん そば 丼物 みそ煮込み 喫茶 )

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一貫楼分店 @岐阜県大垣市

2022年02月10日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市の北部、東赤坂にある中華料理の「一貫楼分店」へ。本店は柳ケ瀬にある「一貫楼本店」(←最近改装した)でいいのかな。この屋号の店も「雄総(おぶさ)店」が最近閉店してしまったため、残りはここと本店だけになってしまった。店の前にバイクを停め、暖簾をくぐる。店内はテーブル席が4つとこじんまり。年配のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。給仕は主人。品書きを見るとカレーライスやカツ丼などもあるようだ。定食やセット物も豊富。主人に「チャーハン」と「ワンタン」をお願いした。女将だけが調理するのかなと思ったら、鍋振りは主人が担当して調理が進む。

しばらくしてまず先に「チャーハン」が運ばれた。八角形の皿に盛られていて端に紅生姜が添えてある。具材は細かく刻んだ肉と玉子とネギとシンプル。ややしっとりめの炒め加減。町の中華料理店でははっきりした味付けをする店が多いが、こちらは濃過ぎず抜群の味加減。旨い。「ワンタン」は浅い鉢に盛られて出てきた。ワンタンの他にチャーシュー、もやし、メンマ、ナルトが入っていて、ワンタン麺の麺抜きといった感じ。ワンタンしか入っていない店も多いので、何だか得した気分。ワンタンは肉の餡が入ったものが10個ぐらいは入っているだろうか。スープの加減良く、食べ進めるとワンタンの肉餡の風味も混ざっていい感じ。旨いなァ。チャーシューも噛み応えのある好みのタイプだった。このスープだったらラーメンも旨いだろう。次はセット物から何か選んでみよう。(勘定は¥1,060)

この後の記事はこちら (2

 

一貫楼分店

岐阜県大垣市興福地町4-662

 

( 大垣 おおがき 一貫楼 いっかんろう いっかんろうぶんてん 中華料理 中国料理 炒飯 雲吞 ラーメン 一貫楼おぶさ店 一貫楼長良店 )

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雲水 @岐阜県揖斐郡池田町

2022年02月05日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県と滋賀県をまたぐ伊吹山の東の麓、池田町。そちらに4年程前に開業した蕎麦の「雲水」へ。こちらの蕎麦屋は小さな集落の中にある築50年程の古い住宅を改装したとのこと。実は以前にもはるばるここまで来たことがあったのだが、その時はまだ午後1時前だったにも関わらず、売り切れ仕舞いとなって食べることが出来なかった。同じ轍は踏むまいと開店時間に合わせて店に到着。道を挟んだ駐車場にバイクを停め玄関口の暖簾をくぐる。靴を脱いで上がり、畳の間のちゃぶ台の席に案内された。すでに先客が2組程。この後も客が続く人気ぶりは続いている。まずは蕎麦煎餅と急須に入ったお茶が盆にのって供された。注文したのは「ざる(十割)」を大盛で。

しばらくしてざるに盛った蕎麦とつゆの入った徳利、細く刻んだ白ネギと山葵が運ばれる。蕎麦はやや緑がかった色をした細切りで、箸で手繰っただけでしっかりと張りがあることが分かる。それでも十割蕎麦であるようなゴツゴツとした麺肌ではなく、喉越しも良く旨い。つゆはカエシが強めで濃いめの味わい。蕎麦に山葵をちょこんとつけながら、控えめにつゆに浸して啜った。後から小さい桶で運ばれた蕎麦湯はややとろみのあるもの。ここでネギをつゆに入れ、蕎麦湯を注ぐ。小皿に柚子皮が用意してあったのは気が利いている。蕎麦では使わなかったが蕎麦湯に足したりして風味を変えていただいた。(勘定は¥1,100)

この後の記事はこちら

 

 


 

↓ ”岐阜のピラミッド”なんて呼ばれることもある店のすぐ近くの山、金生山(きんしょうざん、正式には”かなぶやま”らしい)は石灰の採掘場になっている。後から調べたら展望台もあるようだ(行けばよかった…)。採掘前は200m以上の標高があったらしい。大理石、化石、ベンガラ顔料も採れるらしく、平安時代からここの顔料が使われているのだとか。もしかしてあなたの町のお寺や妓楼建築に使われているベンガラもここのかも。もちろん採掘が進めば将来は消えてしまう山だろう。

 

 


 

 

そば 雲水

岐阜県揖斐郡池田町市橋1634-1

 

( 池田町 いけだちょう うんすい 蕎麦 そば そばきり 石灰 大理石 鉱山 矢橋 )

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ハニーコルシカ @岐阜県安八郡神戸町

2022年01月21日 | 岐阜県(西濃)

バイクで岐阜県の神戸町(ごうどちょう)近辺を走っていて、コーヒーでも飲もうと寄ったのはスマホで地図アプリを見ていた時に名前だけで選んだ(笑)「ハニーコルシカ」。店は養老鉄道の「広神戸駅(ひろごうどえき)」の駅前の通りにある。通りに商店は少ないが、かつては沢山並んでいたのかなという雰囲気が少し残っている。店の裏手に駐車場があったのでそちらにバイクを停めた。裏からも店内に入れるようだが、常連でもないので表に回って正面の入口から店内へ。店内はテーブルが10卓ほどもあって、ガラスの凝ったペンダントライトが下がり、赤いベロアのソファーが並んでいる。年季が入っていて修復の跡も。やっていらっしゃるのは年配の女性。主人だろうか。先客は地元の常連男性客ばかり。みんんな顔見知りのようで、まるで集会所みたく使われている。入口近くの席に腰掛け「ブレンドコーヒー」をお願いした。

すぐに何も言わずともモーニングのセットが用意された。時間を見るとまだ10時台。もれなく付いてくるようだ。朝はしっかり食べていなかったので遠慮なくいただく。モーニング・サービスは木製のプレートにのったサンドイッチと茹で玉子。コーヒー・カップもそのプレートにのるようになっている。コーヒーは少し酸味のあるあっさりとしたタイプ。サンドイッチは玉子にキュウリにハムと、サービスとしては申し訳ないくらい立派なもの。玉子は少し塩を振っていただいた。さて、もうひとっ走りと席を立って勘定してもらうと、びっくりするような安い値段。(勘定は¥360!)

 

 

ハニーコルシカ

岐阜県安八郡神戸町神戸472-7

 

( 神戸町 ごうどちょう 喫茶 純喫茶 モーニング モーニングサービス 珈琲 コーヒー サンドイッチ サンドウィッチ )

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だんごや 千 @岐阜県揖斐郡大野町

2022年01月16日 | 岐阜県(西濃)

ちょっと寒かったが、しっかりと防寒対策をしてバイクを出したある朝、行きがけに寄ったのは岐阜県揖斐郡の大野町にある団子の店「だんごや・千」。店は揖斐川に合流する根尾川との間の三角州のような場所にあり、何かでブックマークしていたのでスマホを使って辿り着いたが、そうでないと自分がどこに居るのか全然分からないような馴染みの無い場所。寒さで痺れた指先でヘルメットを脱いで店の中に入る。店内には小さいテーブルが用意してあり、中で座っていただくことも出来る。しっかり手指を消毒して、女将さんにだんごの「しょうゆ」と「五平もち」をお願いした。テレビを眺めながら焼き上がりを待つ。

しばらくして女将さんが紙コップに入った熱いお茶と一緒に団子の「しょうゆ」と「五平もち」を運んで来てくれた。寒かったので熱々で濃い緑茶がことのほか嬉しい。「しょうゆ」は高山であるような醤油のみの団子。このタイプは冷めると今ひとつだが、もちろん焼き立てなので香ばしくすっきりとして旨い。「五平もち」は平串に丸型で扁平なものが3つ刺さったタイプ。かかったたれは胡麻が入っていて甘味強め。焼きは弱めでたれまでは焦がしておらず、香ばしさはあまりないものの、熱いお茶といただくといい感じ。空きっ腹だったので余計に旨かった。夏はかき氷があるようだし、どんな味かは知らないが色を工夫した「3色クリスマスセット」なんていう団子もあって面白そう(訪問12月)。(勘定は¥190)

 

だんごや 千

岐阜県揖斐郡大野町下座倉378-2 

 

( 大野町 おおのちょう だんご屋千 だんごやせん みたらしだんご しょうゆだんご 団子 醤油団子 五平餅 ごへいもち )

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千代乃 @岐阜県海津市

2022年01月02日 | 岐阜県(西濃)

ある休日、岐阜県の南濃町で昼食に寄ったのは「千代乃」。ずっと前にブックマークしておいた食堂だ。駐車場が分からなかったので戸を開けて訊いてみると、向かって右隣りの住宅の横の空き地だそうで、そちらに車を停める。外観はまるで居酒屋のようだが、古い外看板には”カフェレスト”(笑)と書いてあった。店内は土間に小さいテーブル席が2つ、小上がり席が2つとこじんまり。高齢のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。おびただしい数の岡持ちが置いてあったので周辺に出前もしているのかな。先客は小上がりに若い女性が4人。メニューを見ると基本はフライ物などの洋食、それに丼物がいくつかという感じ。どうしようか迷ったが「上ランチ(ポークステーキとエビフライ)」というのがあったのでそれにしてみた(ちなみに「ランチ」はハンバーグと魚フライ)。紙ナプキン巻のカトラリーと自家製の漬物が用意される。若い女性客の姦しい声を聞きながら出来上がりを待つ。女性客のグループって皆の品が揃うまで手を付けないっていう不文律でもあるのかな。せっかく熱々の揚げ物なのに10分以上も箸を付けず、全員分が揃うまで待っていて気の毒…。

主人が調理する奥の調理場から「上ランチ」が運ばれた。平皿に厚みのあるポークステーキと開いたエビフライ、付け合わせは千切りキャベツ、パセリ、レタス、トマト、輪切りのレモン、それにケチャップで味付けた少量のスパゲッティー。多めのライスも平皿に盛られて出てきた。ポークステーキにナイフを入れる。ソースは甘めの味付け。ロース肉は噛み応えがあって旨い。エビフライはタルタルソースで。途中からステーキソースが混ざってくるのもいい感じ。ライスももりもりと進む。自家製の漬物はせっかくそのままで旨いのに最初から醤油がかけてあったのが惜しい。全て平らげた頃にはお腹も満足。女将さんにもう一杯だけ水を注いでもらい、飲み干して勘定してもらった。次は「オムライス」か「かつ丼(上)」にしてみようかな。(勘定は¥1,150)

この後の記事はこちら (2

 

千代乃 (千代乃食堂)

岐阜県海津市南濃町駒野717

 

( 海津 かいづ なんのうちょう ちよの ちよのしょくどう カフェレスト千代乃 洋食 フライ 丼物 洋食屋 食堂 大衆食堂 )

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たこ文 @岐阜県海津市

2021年12月25日 | 岐阜県(西濃)

以前から気になっていた平田町の食堂「たこ文」へ。この辺りには初めて来たが、古い街並みが残っていたので、車を停めてまず街中を散策。店の横に駐車場があるが、店の前の道はかなり狭かったので車を取りに戻るのは止めて徒歩のまま暖簾が掛かったばかりの店へ。店に入ると土間にテーブル席が2つ程。ポップな色の椅子が昭和を感じさせる。土間には独立した焼き台があり、奥にガラス窓付きの調理場がある。高齢のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。テーブル席に腰掛け、生活感の残る少々雑多な店を見回す。壁に掛かった品札から選んだのは「お好焼・肉入」〔ママ〕。お願いすると主人が焼き台の上にのっていたやかん4つをどけて調理の準備。自分の席には小さいステンレス製のやかんでお茶が運ばれた。こちらの「お好焼」は重ね焼き。やはり東海地方のお好み焼は圧倒的に重ね焼きが多いナ。鉄板の上でじっくりヘラを使って焼かれ、小判型に成形され、上から刷毛でサラッとしたソースが何度か塗られ、ヘラで切って皿にのせられた。

早速いただく。中身はもっちりとした生地に豚肉、キャベツ、紅生姜というところ。シンプルだが紅生姜が効いていて旨い。あっさりしていたのであっという間に食べてしまった。量も多くなかったので調理を待っている間に気になった「チキンライス」を追加で注文。すぐに紙ナプキン巻のスプーンが用意された。思った通り「チキンライス」も鉄板でヘラを使っての調理。やや多めのライスが投入され下味が付けられている。玉ねぎはみじん切りでなくくし切り。「お待ちどうさま。」と平皿に盛られて供された。脇には紅生姜が添えてある。さっそくスプーンを入れていく。ケチャップでの味付けはごく控えめ。塩胡椒加減が絶妙で、旨い。チキンライスを頼むとケチャップの量が多くて酸味でげんなりすることもあるが、こちらの控えめな味付けはとてもいい感じだ。久々に旨いチキンライスを食べた。次は丼物にしてみようかな。(勘定は¥900)

この後の記事はこちら (2)(3

 

 

 


 

↓ 店の近くにあった下見板張りの醫院「寺田内科」(建築詳細不明)。使われている様子は無かったが、状態は悪くなさそう。2階には欄干があったりして入院出来る部屋でもあったろうか。中を見てみたいなァ。

 

 

 

↓ こちらも古い町屋の並び(建築詳細不明)。住居として現役のようだ。奥の建物の屋根下には袖壁もあるから、かつてはその向こう隣にも建物が連なっていたのだろう。2階は虫籠窓(むしこまど)を改修したのだろうか。

 

 

 


 

 

御仕度 たこ文 (麺類食堂たこ文)

岐阜県海津市平田町今尾3135-3

 

( 平田町 ひらたちょう たこぶん 食堂 大衆食堂 麺類食堂 お好み焼き おこのみやき 洋食 丼物 うどん 近代建築 醫院 医院 町屋 日本家屋 )

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風の蛍 @岐阜県本巣市

2021年11月15日 | 岐阜県(西濃)

ドライブ途中に道の駅「織部の里もとす」で休憩。自分は道の駅はあまり立ち寄らないけれど、最近は色々な場所に出来ていてどこも地元産の野菜などを売っていて盛況だ(←これはここと関係ないだろっていう品もあるが)。老母が「ちょっと見てくる。」と言って買物をしている間に覗いたのは「ジビエ料理工房・風の蛍」。”6次産業アンテナショップ”とあったので後から調べてみると、6次産業とは農林漁業本来の1次産業だけでなく、2次(製造)3次(販売)まで取り込んで生産物の価値を上げる取り組みなのだとか(→つまり1×2×3=6)。「鹿串(串焼き)」にも惹かれたが、「コンベニソンのオープンサンド」というのにしてみた。”コンベニソン”とは鹿肉を使ったコンビーフのようなものだそう。

主人が調理して出来上がったオープンサンドを手渡される。バンズは軽く焙ってある。中にはコンベニソンの他、トマト、きゅうり、レタス。コンベニソンは粒マスタードにマヨネーズが加えてあるような味付けでシャキッとした玉ねぎと和えてあるよう。フレッシュでサンドイッチとしてはとても旨いのだが、鹿肉らしさというのはあまり感じられない。もちろんこういう場所だから万人受けするように出来るだけジビエのクセを抑えて調理しているのだとは思うが、自分の好みから言うともう少し”らしさ”が欲しかったかな。次に機会があったら「鹿串」と「コンベニソンのラグーパスタ」っていうのにしてみよう。(勘定は¥450)

 


 

↓ ドライブ途中で立ち寄った「根尾谷断層。1891年の濃尾震災によって出来た活断層。知らなかったが国の天然記念物に指定されているのだとか。元写真の断層部分の高低差に黄色線を引いてみた。

 

 


 

 

ジビエ料理工房 風の蛍

岐阜県本巣市山口676

 

( 本巣 もとす 道の駅織部の里もとす かぜのほたる 鹿肉 コンベンソン ジビエ ジビエ料理 濃尾大震災 地震断層 ねおだに )

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