今日の「THE世界遺産」(TBS)は、
オーストリアの「ハルシュッタット、
ダハシュタイン、ザルツカンマーグートの
文化的景観」でした。
ここはもう、何から話そうか
迷うくらいに沢山貴重なもので
溢れている素敵な世界遺産です。
と言って、今日初めて知った
所も多々あるのですがね。
世界一美しい湖畔。
車の便利さを捨てて
景観保護を優先した湖畔。
日本ではつい3日前に
ようやく景観保護の重要性が
司法判断されたところですがね。
木造建築が発達した土地。
しかしかつての火災の教訓から
今や石造りの家に立て替えられるも、
木造建築にみえるよう設えた家。
欧州は石造り文化というのは
実は間違いで、最初は
木造の文化だったという
ひとつの証拠に挙げられるでしょう。
3000年前から岩塩が
掘り出されていたという歴史。
それによってハプスブルグ家が
繁栄を極めたという歴史。
岩塩の重要性はマリの
トンブクトゥ(世界遺産)など
貿易中継都市の繁栄から見て明らか。
水と塩の確保は人類長年の課題なのですね。
鉱物が繁栄ならびに政治権力をもたらすのは
日本の石見銀山遺跡をとってみても
明らかなことであります。
同じく3000年前の遺構から
発掘されて分かった、
普遍なファッションの歴史。
革のバッグや装飾品など
今の時代に劣らぬ出来と美しさ。
何千年も前から、
人間の飾りものってぇのは
大して進化しないものなのでしょうか。
文化的景観の中にあるのは、
歴史的や人類学的、建築学的、
民俗学的に貴重なものばかり。
もう、本当に色んなものが
貴重である世界遺産。
ここは本当に凄いです。
そしてこの凄さを表現した
映像の美しさにも感動でした。
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↓航空写真で見る世界遺産です。
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