昨日から今日にかけて、都議選に向けた元首相経験者のTVや新聞等のニュースで持ちきりです。
国の大きな政策に疑問を持ち決断した細川さんには敬意を表しますし、
相変わらずの歯切れの良い、小泉さんの発言は、勢いがあります。
その脇で、森元首相が発言している、「オリンピックを人質に・・・」という発言は、
私にはよく理解できません。
「脱原発」は、重要な政治課題だと思います。
都議選で論戦すべき重要な問題だと思います。
最も電力を必要とする都市が、その電力供給を今後どのようにしていくのかを
そこに住む人たちが真剣に考えるべきだと思います。
かつて、大きな水力発電を東北の山の中に建設した際、すべての電力を首都圏に
運び、そこに住む人々が「ランプ」で生活している事に、大きな疑問を持つまともな
経営者がいました。
今は、どうなのでしょう?
もう福島のような事故が起きないと誰が言えるのでしょうか?
最も、電力を必要とする東京で、その都知事選でエネルギー問題を争点にすべき
と思います。
自民党政権になってから、原発の問題があやふやです。
自民党が政権を失った大きな理由をもう一度考えてほしいと思います。
自民党が、本当に原発が必要だと考えるなら正々堂々と主張すべきと考えます。
もっとも、気になるのは「玉虫色」の進め方だと思っています。原発事故の風化を
待つような政策は、もう受け入れられる事はないと思います。
以前もブログ「私が気になるのはエネルギー問題」で書きましたが、大きな原発事故を
起こした国が、原発を首相がトップになって売り込む・・・
私には、理解できない事です。
舛添候補も脱原発を言い出しそうです。私は、市議会議員として活動するためには、
政党色を出さないほうがいいと考えていて、今もその立場で活動しています。
考え方は保守本流(今もこういう言葉があるのか?)的ですが、自由な発信ができる
立場でいいと思っています。
12月議会で私は、エネルギー問題を取り上げました。
「・・・一関市での公共施設のエネルギーを選択する際の方針について伺います。
福島原子力発電所の事故以降、現在までいまだ、原子力発電所の再稼動はありません。
今後も、私たちのエネルギー政策がどのように進むのか全く先が見えません。
したがって、今、私たちや自治体ができることは、東日本大震災の経験を活かし、
節電を進め、電気中心であったエネルギー政策の分散化を見直すことだと思います。
私たちが日常生活で利用するエネルギーのうち、大半は熱利用が占めています。
資源エネルギー庁が出す「エネルギー白書」によると家庭部門のエネルギー利用の内訳は、
動力や照明など、主に電気でまかなえるものが35%なのに対して、暖房が27%、給湯が28%、
厨房が8%などそれ以外はほとんどが熱利用です。この熱をどのように調達するかは、
大変重要な市政課題であると私は認識します。」
市は、私が是正をお願いしてきましたが、多くの公共施設を建設する際、いまだに
オール電化を選ぼうとします。
エネルギー問題に関する意識が低いと感じています。
これからも、大きく意見提案していきたいと思います。