昨日は、岩手県公会堂で開催された藻谷浩介氏の講演会
「しなやかな日本列島のつくりかた@いわて」に出かけてきました。
「里山資本主義」で、全国を駆け巡る藻谷さんの講演会はこれで3度目となります。
人口問題を中心にした話は、何回聴いてもても、あきることがありません。
少し前に話題になった「デフレの正体」に関しての話も聞きたいのですが、最近は
「里山資本主義」の話が中心のようです。
今日の講演は、
でスタートしました。
まあ、かいつまんで言えば、岩手や一関市は高齢化の山が今来ていて、非常に今は、大変な状態ですが、
東京は、これから(2010から40年)にかけて、そのピークが来て、その対応で、今後東京の行政は非常に
大変な状況になる。というような話です。
もっと、大変なのが仙台であるという話は、下の写真を見ると一目瞭然です。
岩手や一関市は、高齢者の増加がこれ以上極端に増えないため、今後子育て世代をバックアップする
政策を進めて、現役世代の確保を図っていければ非常にバランスの良いまちづくりが可能であるという
話でした。
そのための政策を進めることや今後、「里山資本主義」的な政策を進めることの重要性を語っていました。
特にも、地域でお金を回す仕組みを作ることが重要であることは、私が先日の、一般質問で取り上げた
「エネルギーの地産地消」、エネルギーの購入先を地元から調達する仕組みの施設整備に結びつく講演内容でした。
地域の雇用、地域の経済を考える時、今「オール電化」による施設建設は、選択すべきではありません。
電気の使用量を少なくすることによって、原発の再稼動や新設は極力抑える事が可能と考えます。
CO2の削減は、非常に重要な問題ですが、同じように、放射能被害の甚大さに私たちは、気づくことができました。
新しい、水素社会は間もなくその技術が追いつくものと思います。それまでは、バイオマスと既存の石油やガス、
太陽光等の新エネルギーと既存エネルギーをミックスして、災害、そして地域でお金が回る仕組みを構築する
仕組みを1日も早く作っていくことが重要であると考えています。