マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

レイチェルの結婚

2009-05-01 09:02:05 | 映画ー劇場鑑賞
ーレイチェルの結婚ーRACHEL GETTING MARRIED
2008年 アメリカ
ジョナサン・デミ監督 アン・ハサウェイ(キム)ローズマリー・デウィット(レイチェル)ビル・アーウィン(ポール)トゥンデ・アデビンペ(シドニー)マーサー・ジッケル(キーラン)アンナ・ディーヴァー・スミス(キャロル)アニサ・ジョージ(エマ)デブラ・ウィンガー(アビー)

【解説】
『クライシス・オブ・アメリカ』などのジョナサン・デミ監督が手掛けた珠玉の人間ドラマ。ある一家の結婚式を中心に、優等生の姉と問題児の妹の抱える問題や、彼女たちを取り巻く人々の微妙な関係を包み隠さず映しだす。気性の激しい妹を演じるのは、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ。その姉を『シンデレラマン』のローズマリー・デウィットが演じている。長所も短所も併せ持つ登場人物たちのリアルな喜怒哀楽に、感情移入してしまう。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
キム(アン・ハサウェイ)は姉レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式に出席するため、依存症の施設から退院する。家に到着した彼女は結婚式の準備でごった返す家の中を抜け、2階でドレスの着付けをしていた姉と友人のエマ(アニサ・ジョージ)と再会する。彼女たちは屈託なくこれからの準備のことを話し始めるが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
この映画も、アメリカの現代の病巣、一般家庭の中の麻薬がテーマでしょう。
「ダイアナの選択」には、これに銃社会がプラスされていました。

どっちにしてもやりきれない現実。
日本がこの社会を追いかけているのかと思うと、暗い気持ちになります。

タイトルのレイチェル(ローズマリー・デウィット)は、主人公キム(アン・ハサウェイ)の姉。
キムは自宅で行われるレイチェルの結婚式のために、更生施設から一時外泊を許されて、自宅へ戻ったのでした。

迎えにきたのは父と後妻のキャロル。
実の母(デブラ・ウンンガー)は、新しい夫と生活していました。
キムは母のことをしきりに尋ねます。

一方、レイチェルは花嫁の支度に大忙し。
キムの帰宅も喜びますが、キムは相変わらず問題児のまま。
家族や集まった親しい人たちから一人浮いてしまい、不協和音です。

☆ネタバレ
この家族には、深い傷がありました。
幼い弟を、キムが麻薬で注意散漫になって死なせてしまったこと。
誰もが、その傷を乗り越えられていません。
でも、キムは、彼女なりに前を向いて生きていこうと、更正プログラムにも取り組んでいるのです。

この作品はレイチェルの結婚式の前々夜から、結婚式が終わってキムが施設に戻るまでの家族の様子が描かれていました。
まるで、ドキュメンタリーのようでした。
アン・ハサウェィの熱演がこの作品を支えていると思いました。

麻薬はあかん。
なにもかもぶち壊して、その傷は深いです。
特に、家族に与えるダメージは計り知れません。

このごろの報道を見ていると、大学や高校など、若い層に浸透してきているようてす。
アメリカのようにならないよう、みんなで薬物に依存することのない社会を作っていきたいものです。




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