マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

アジャストメント

2011-06-20 09:49:49 | 映画ー劇場鑑賞

 

ーアジャストメントーTHE ADJUSTMENT BUREAU

2011年 アメリカ

ジョージ・ノルフィ監督 フィリップ・K・ディック原作 マット・デイモン(デヴィッド・ノリス)エミリー・ブラント(エリース・セラス)アンソニー・マッキー(ハリー)ジョン・スラッテリー(リチャードソン)マイケル・ケリー(チャーリー)テレンス・スタンプ(トンプソン)

 

【解説】

『マイノリティ・リポート』などの原作者フィリップ・K・ディックの短編小説を、『ボーン』シリーズのマット・デイモン主演で映画化したサスペンスアクション。第三者によって運命を支配された現実を舞台に、巨大な陰謀に立ち向かう男の奮闘を描く。監督は『ボーン・アルティメイタム』などの脚本家ジョージ・ノルフィ。主人公と愛し合うヒロインを『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントが演じる。独創的かつ衝撃的な設定と予測が困難な展開に注目だ。

 

【あらすじ】

政治家のデヴィッド(マット・デイモン)は、ある日、バレリーナのエリース(エミリー・ブラント)と恋に落ちる。しかし、突如現れた男たち、アジャストメント・ビューロー(運命調整局)によって拉致されてしまうデヴィッド。彼らの目的は、本来愛し合う予定ではなかったデヴィッドとエリースの運命を操作することだった。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

SFなんだけど、見終わってよく考えてみると、ラブロマンスだよね。

運命の出会いは、運命をも変えるー?

 

下院議員のデヴィッド(マット・デイモン)はスラムの生まれで、両親も兄もなくし、短気で問題の多い性格だが、支持者からの信頼は厚く、上院議員に立候補し、支持率もまずまずだった。

しかし、もうすぐ投票日というときに、酔っぱらって全裸になるという醜態を演じてしまった。

失意の中で開票結果を待っているとき、男子トイレにひそんでいた美女エリース(エミリー・ブラント)と出会い、恋に落ちる。

敗戦の感動的なスピーチをして、また4年後の選挙を目指すこととなった。

 

ところが、デヴッドの心の中は、エリースでいっぱい。

なぜか、もらった電話番号をなくして、連絡しようもなかったのだ。

ある朝、バスの中でエリースと再会。

喜びながら事務所に行ったら、あら不思議、アジャストメント・ビューローの調整中。

「なんだ、これは!!」とあわてて逃げ出すが、調整員たちに捕まってしまう。

 

☆ネタバレ

見つかってしまってはしかたがないと、調整員のリチャードソン(ジョン・スラッテリー)が説明し始めた。

 

人間の運命は「運命の書」によって決まっていて、少しずれが生じたり、運命と違う方向に向かうとアジャストメント・ビューロー(運命調整局)が動いて、調整しているという。

デヴィッドはエリースとは別れるのが運命だそうだ。

今朝も、デヴィッド担当のハリー(アンソニー・マッキー)が、バスに乗る前にコーヒーをこぼさせて、バスには乗り遅れる予定だった。

ところが、彼が居眠りをしている間に、デヴィッドがバスに乗ってしまい、エリースとも会い、調整しているところも見てしまった、というわけ。

 

納得いかないデビッドは、リチャードソンたちを巻いて、エリースに会いに行った。

 

自分たではらちがあかなくなったリチャードソンは、外され、もっと上級のトンプソン(テレンス・スタンプ)のおでまし。

彼は、大上段に人類の歴史と自分たちの関係をぶちまけるけど、結局はデヴィッドとエリースは一緒になれない運命だと言う。

なぜなら、デヴィッドは大統領になる身の上で、エリースも世界的な振り付け師になる運命。

二人が一緒になったら、エリースは幼稚園のバレエの先生で終わるんですって。

 

それでも、デヴッィドはエリースが好き。

諦めきれない。

エリースが元彼のエイドリアンと結婚すると知って、いてもたってもいられずエリースの元へ。

 

そして、変わらぬ愛を確かめた二人は、運命に立ち向かうべく、アジャストメント・ビューローの議長を探しまわります。

 

最終的には、運命の書は書き換えられ、トンプソンはがっかりして去って行き、二人は結ばれるーという結末です。

 

この映画も夫と見たのですが、そのあとの飲み屋では会話が弾みましたよ。

 

「私とあなたが結婚していなかったら、二人はそれぞれの道で成功していたかもしれないね」

「ほんまや、僕は大会社の社長になっていたかも!!」と目を輝かせる夫。

「んな、わけないやん!」としらける私。

でも、まあ、大成しなくても、中年を過ぎて一緒に映画を楽しめる私たち、こういう運命でよかったよねー?

 

 



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2 コメント

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ごちそうさま・・・ (NAKAちゃん)
2011-06-26 11:05:09
この映画からマダムご夫婦仲の良さを。。。ご馳走様!!笑!
結局は自分の人生は自分で切り開いていかねば・・・というハッピーエンド。
ハラハラしましたが 最後はホッとしました。
この映画のエミリーブラント すごく魅力的でしたね!
それにしても最近 天使の登場する映画多くないですか?
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NAKAちゃんへ (マダムよう)
2011-06-27 08:58:04
ご馳走様?
そ、そういう意味じゃないのですが…

ほんと、たいそうな能書きと逃走劇でしたが、結局は、運命は自分で切り開くという結論でしたね。
あたりまえじゃん!と思いました。

天使ねえ。
今、友達から借りてアメリカのTVドラマ「スーパーナチュラル」を見ているのですが、これはまさに天使と悪魔の戦いです。
アメリカ人は、天使と言うものに疑問を持っているようですね。
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