マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

かもめ食堂

2006-06-28 18:27:55 | 映画ー劇場鑑賞
2005年 荻上直子監督 小林聡美 、片桐はいり 、もたいまさこ 、ヤルッコ・ニエミ 、タリア・マルクス

〈解説〉
群ようこが本作のために書き下ろした小説を、『バーバー吉野』の荻上直子監督が映画化した人間讃歌。凛としたたたずまいの中に優しさをのぞかせる食堂の店主役には、テレビドラマ「やっぱり猫が好き!」などで活躍する小林聡美。共演は『過去のない男』のマルック・ペルトラや片桐はいり、『ALWAYS三丁目の奇跡』のもたいまさこ。この個性的な面々がフィンランドの首都ヘルシンキを舞台に、のんびりゆったりとした交流を繰り広げていく様子を見るだけで幸せな気分になれる。

「バーバー吉野」に続く荻上直子監督、もたいまさこのコンビ。
「バーバー吉野」、新聞の紹介記事を読んで、期待し過ぎて見て、あのまったり感はとても気に入ったけど、この作品もDVDでいいか、とのんびり思っていたら、めちゃめちゃ評判がいい。
朝1回上映が、今週末から夜1回上映に変わるので、これはえらいこっちゃ!と今日、見に行きました。

〈感想〉
主人公のサチエさん(小林聡美)は、自分のお店にお客さんがひとりも来なくても、ちっともあわてない。
真面目にやっていたら、いつか必ずお客さんは来て、そしたら、満席になる日も近いと信念を持っています。
朝市場に買い物に行って、お店をピカピカにして、夕方はプールで泳ぎ、寝る前には合気道の基本技をして休む。
まったく、揺るぎがない。
「ガッチャマンの歌」を完璧に歌えるみどりさん(片桐はいり)は、日本での生活に疲れちゃって、どこでもいいからってフィンランドに当てもなく来た人。
観光客で、飛行場で荷物が届かないまさこさん(もたいまさこ)は、長い間親の介護をして、無事親を見送ってやっと自由になって、フィンランドに憧れてきた人。
この三人が、この食堂で働き、現地の人と交流していくお話。

前作のまったり感に加えて、サチエさんの心情そのままに、「いいものを作ったら、受け入れられる」という潔さが感じられる、すがすがしい作品でした。
3人の個性溢れる女優さんが、それぞれの世界観を出して、それがうまく解け合っていい雰囲気でした。
劇場のなかも、くすくすという温かい笑い声で満ちていました。

お料理もおいしそうだった!
ジュージュー焼いたしゃけ、ほっこり上がったトンカツをさくさく切る音、唐揚げ、ブタの生姜焼き、スクリーンから匂いまで漂って来るようでした。
きわめつけは、かもめ食堂のメイン料理、おにぎり!!
フィンランドの人たちも美味しそうに食べること。
朝ご飯抜きで見ていた私は「グーグーお腹が鳴らないように!」と祈りの心境でした。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
劇場のはしご (ひろぴん)
2006-06-29 06:01:01
一日に2作見ると、私の脳みそはパンクします。

それぞれの物語が合体した複雑な夢を見ます。

1作づつ、しっかりした感想を書けるなんて、たいしたものです。

この作品は、宣伝していた時から見たかったのですが、小林聡美の持ち味がよくでているようですね。

私はDVDを待つつもりです。
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ひろぴんさんへ (よう)
2006-06-29 11:16:14
このごろは慣れてきて、2本見ないと物足りないわ。笑!!

DVDでいいから、ぜひ見てくださいね。

ほっこり、まったりしますよ。
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まったり・・・・ (meg)
2009-01-21 22:25:47
小林聡美って、美人じゃないのになんか存在感があって気になる女優さんなので、見ましたが・・・

忙しすぎる私は、ついDVDや録画したドラマを早送りで見てしまいます

こういう映画こそゆったりと見ないといけないのだろうけど、私には早送りでもまったりしすぎていて、少しウトウトして見逃した場面があったかも・・・

いろいろ良さは伝わってきたけど、最後は何かちょっと盛り上がりが欲しかったなあと思いました

フィンランド、一度行ってみたいな~
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megさんへ (マダムよう)
2009-01-22 09:11:37
あら、まったりしすぎていましたか?
あなたは、忙しいからねえ。
これでまったりしすぎなら、「めがね」は無理ね。
私でも、眠っちゃいましたから。

「かもめ食堂」はCMにもなったくらい、評判が良かったね。
サチエさんの潔い生き方にすごく引かれました。
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