ーラブ&ドラッグーLOVE AND OTHER DRUGS/LOVE & OTHER DRUGS
2010年 アメリカ
エドワード・ズウィック監督 ジェイク・ギレンホール(ジェイミー・ランドール)アン・ハサウェイ(マギー・マードック)オリヴァー・プラット(ブルース)ハンク・アザリア(スタン・ナイト)ジョシュ・ギャッド(ジョッシュ・ランドール)ガブリエル・マクト(トレイ・ハニガン)ジュディ・グリア(シンディ)ジョージ・シーガル(ジェームズ・ランドール)ジル・クレイバーグ(ナンシー・ランドール)
【解説】
『ラスト サムライ』のエドワード・ズウィックが監督を務め、ジェイミー・レイディ原作のノンフィクションを基に映画化したロマンチックラブストーリー。お互い恋に臆病な男女が、気軽なセックスの相手から真実の愛にたどり着くまでをドラマチックに描く。運命の恋人たちを演じるのは、『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールと『レイチェルの結婚』のアン・ハサウェイ。2人の見事な脱ぎっぷりと共に予測不可能な恋の行方に目がくぎ付け。
【あらすじ】
医学部中退の遊び人ジェイミー(ジェイク・ギレンホール)は、その口のうまさとノリでこれまでうまく世間を渡ってきた。彼は何度か転職を繰り返した末、大手企業ファイザー製薬のセールスの仕事に就く。やがて研修後にピッツバーグ配属となり、病院でパーキンソン病を患う美人で若いマギー(アン・ハサウェイ)と出会い……。(シネマトゥデイ)
【感想】
「ラストサムライ」「ブラッドダイアモンド」のエドワード・ズウィックがラブコメ?と思って見に行きましたが、やはり、ただのラブコメではなかったですよ。
これは、実話が元になっているということですが、かなりすごい。
90パーセントは下ネタです。
でも、残り10パーセントが珠玉です。
ジェイミー(ジェイク・ギレンホール)は、医学部中退で、両親の期待を裏切り、チャラ男を自称して生きている青年。
家電店で、セールスもトップだが、店長の彼女に手を出して首になったところ。
今度は、ファイザー製薬のMRとなって、口八丁手八丁で薬を売り込んでいた。
取引先の病院でパーキンソン病を患うマギー(アン・ハサウェイ)と出会い、チャラ男なところを気に入られて、セックスフレンドとなった。
自由奔放なセックスを楽しむ二人。
でも、二人とも、それ以上には踏み込めない。
パーキンソン病って、原因不明の難病で、治療法も確立されておらず、手足のマヒから全身マヒ、いずれは痴ほう状態になるそうです。
☆ネタバレ
それでも、付き合いを続ける二人。
マギーは病気が相手の重荷になるのが嫌で、特定の恋人は作らないと決めている。
一方、ジェレミーも父親の期待を裏切ったコンプレックスの裏返しで、心を開けないでいた。
それなのに二人が求め合って行くのは、運命だから?
ジェイミーは、マギーにも治る可能性があるのではないかと、マギーをいろんな検査機関に引っ張って行くが、なかなか結果は得られない。
ある日、マギーはパーキンソン病の患者の会に出席し、病気でも明るく生きることができるのだと知る。
でも、ジェイミーと生きることは難しいと感じ、二人は別れてしまう。
ジェイミーの栄転出世が決まったとき、二人は再会する。
本当に大切なものに気が付いたジェイミーは、勇気を奮ってマギーに告白し、マギーもそれを受け入れた。
こう書いてしまうと、ありふれたラブストーリーです。
でも、ジェイクとアンの相性がいいのでしょうね。
セックスシーンが全然嫌じゃない。
二人の裸のシーがすごく多いんだけど、それがとても面白い。
ITで成功したという弟ジョシュ(ジョシュ・ギャッド)が、夫婦とは?に悩んで別居中で、彼がいい味をつけていました。
ファイザー製薬って、あのバイアグラを開発した会社。
その誕生秘話的な話も入っていました。
こんなにセックスを軽く扱っていいのか、という疑問を持つ暇もなく、運命の人としての二人の出会いを観客に納得させてしまいます。
ほんと、セックスも大切だけど、人間そのものが大切なんですよね。
病気でも、変わって行く人間であっても、自分の人生に必要な人なんだもの。
彼女あるいは彼がいることが、生きることそのもの、という関係も、あっていいんじゃないかなあ。
うらやましいです。
そういう人と出会った人が、本当にラッキーな人、豊かな人生を送った人だと言えるんじゃないでしょうか?
ラストは号泣しちゃって、どうしようかと思いました。
観客の少なさと、タイトルロールの暗さに救われました。ほっ。
エンディングの音楽も、挿入されていた音楽もよかったです。
げらげら笑って、わんわん泣ける、いい映画ですよ。
誰にでも薦められる映画ではないですが、
少なくとも、俺にとっては愛すべき作品でした
主演の二人、ブロークバックマウンテンでも夫婦役でしたが、仲がいいんでしょうね
スクリーンの二人がとても自然で、
下ネタ、病気ネタでも、すっと共感できました
お互いに、コンプレックスがあるからこそ、
魅かれあったんでしょうし、
コンプレックスが運命の人を教えてくれたのとも、言えるかもしれません
魅力的に生きる、ことが大切ですね
というか、アンの暮らすアパートメントが、凄く居心地よさそうで、印象に残りました
心のこもったコメントありがとうございます。
マギーのアパート、ステキでしたね。
古そうだけど、ガラスの感じとか、とても温かみのあるお部屋でした。
あの部屋で、マギーの人となりをよく表していたと思いました。
アンとジェイクは、二人とも個性的な顔をしていると思うけど、ストーリーにのめり込んで行くうちに、すごく自然ないい表情だなあと思うようになりました。
本当に仲がいいんじゃないかなあと思うほどの、お似合いでしたね。
この映画、上映館が少なくて、見ている人が少なくて、とても残念ですね。
バイアグラの誕生秘話・・・・心臓の薬作るはずが・・・ってやつでしょうか?
毛生え薬のリアップも同じパターンでしたよね~~
思いもかけない方向に進んでしまうことってままある話です。
時代も1900年代だし、製薬会社も薬の名前も実名で出てくるので、実話だなあと実感できました。
だから、パーキンソン病のお薬も!!と二人は期待するんだけど、そう簡単にはいかなかったのよ。
パーキンソン病って年寄りの病気だと思っていたけど、若い人もかかるし、原因不明、治療方法もない、難病だと言うことを知りました。
DVDレンタルになったらぜひ見てね。
映画のHPを調べるとまずトップページに3月のDVD発売の宣伝がありました。
DVD楽しみにしています。
ポスターを見たらコメディみたいだけど、実話がベースだし、メニエル病を扱っているし、とてもステキなラブストーリーでしたよ。
アンとジェイクが本当の仲良しみたいに、イキがぴったりで、それもステキでしたよ。