ー26世紀青年ーIDIOCRACY
2006年 アメリカ
マイク・ジャッジ監督 ルーク・ウィルソン(ジョー・バウアーズ)マーヤ・ルドルフ(リタ)
【解説】
極秘実験で一時的な冬眠状態にされるも手違いで500年後に覚醒した男が、国全体がおバカになっている有様に驚愕しながらその改善へ奔走する姿を描いたSFコメディ。(allcinema ONLINE)
【感想】
おバカ映画で、レイによって下ネタ満載のアメリカ映画なんだけど、結構面楽しめました。
ジョー(ルーク・ウィルソン)はアメリカ軍に勤務しているけど、事なかれ主義で出世欲もない男。
そんな平凡さを買われて冬眠実験の被験者に選ばれた。
もう一人は軍に候補者がなく、お金で借りれたという理由で売春婦のリタ(マーヤ・ルドルフ)。
1年後に冬眠から醒める予定が、軍も国家も崩壊して忘れ去られた状態に。
時は過ぎて、500年後。
ゴミの山が崩壊して、その中からジョーとリタの入った冬眠装置が転げ出し、破壊されて目覚めた。
ジョーの目覚めたところは弁護士(ダックス・シェバード)の家。
この500年後の未来設定がなかなか面白い。
この世界、想像するのは簡単かも…。
インテリ夫婦は、なかなか子供を作ることに踏み切れない。
仕事も忙しいし、将来にも夢が持てないし、個性が強くて折り合えない。
そうこうするうちに、子供を産む年齢が過ぎたり、パートナーが亡くなったりして、ついに子供が持てない。
一方、何も考えないお気楽な人たちは、簡単に仲良くなって簡単に子供を作ってしまう。
そんな家はついつい子だくさん。
結局、賢いDNAは残らず、あまり物事をよく考えない人たちの子孫が繁栄して、500年後には人類の存続自体が危うい状態になっていると言う訳です。
町は、ゴミで溢れ、農作物の作り方も忘れ、男も女もセックスの事や下ネタのことしか考えない世界。
そんな世界にジョーとリタは送り込まれたのでした。
21世紀では平凡なジョーも、この世界ではインテリです。
いろんな騒動に巻き込まれながらも、リタと協力してもう少しまともな世界を作る努力をするという作品でした。
ほんとにほんとのおバカ映画ですが、現代人が陥りがちな一面を端的に表している気がして、リアル感もありました。
ジャスティン・ロングやトーマス・ヘイデン・チャーチも出演しています。
今度探してみよっと^^
ユルい系、エロ系、おバカ系です。笑!!
それでも、ドキッとするセリフやストーリーもあって、なかなか面白かったよ。