ーダイアナーDIANA
2013年 イギリス 113分
オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督 ナオミ・ワッツ(ダイアナ)ナヴィーン・アンドリュース(ハスナット・カーン)ダグラス・ホッジ(ポール・バレル)ジェラルディン・ジェームズ(ウーナ・トッフォロ)キャス・アンヴァー(ドディ・アルファイド)
【解説】
『インポッシブル』などの演技派女優ナオミ・ワッツが主演を務め、1997年に交通事故死した元イギリス皇太子妃ダイアナに迫る感動作。20歳で英国王室に嫁いだ若く魅力的な女性が出産や離婚を経験し、しなやかに変貌と自立を遂げる姿を描き出す。メガホンを取るのは、『ヒトラー~最期の12日間~』『インベージョン』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。一人の女性として精いっぱい生き、36歳の若さで逝ったダイアナ妃の愛と苦悩と戦いの日々に心打たれる。
【あらすじ】
1995年、ダイアナ(ナオミ・ワッツ)が夫のチャールズ皇太子と別居してからすでに3年の月日が過ぎようとしていた。ある日、彼女の良き友であり、治療師でもあるウーナ(ジェラルディン・ジェームズ)の夫が倒れたと連絡が入り、ダイアナは急いで病院に駆け付ける。そこで彼女は、優秀な心臓外科医ハスナット(ナヴィーン・アンドリュース)と出会い……。(シネマトゥデイ)
【感想】
ダイアナ元イギリス王妃が亡くなる前の2年間の物語。
私はダイアナが懸命に生き、亡くなった姿がお気の毒で泣いてしまいましたが、この作品あまり評判は良くないみたいです。
実在の人物だし、亡くなった後も絶大な人気をはくしているダイアナなので、描くのは難しかったと思いますが、ナオミ・ワッツは似ていないもののその心情はよく表されていたように思いました。
外科医ハスナットとの恋が本当だったのかどうか、私には判らないけど、いままた、お孫さんであるジョージ王子の話題などで、またダイアナのことが思い出されます。
生きておられたら…。
私はこの作品、結婚生活の始まりが間違っていたことを潔く受け入れ、ようやく自分らしい生き方を模索していたダイアナの生々しい姿なのかなあと思いました。
イスラム教徒との恋は、イギリス王室への当てつけだったのか、そんな意図はなかったのか、いろいろ下品な想像もしてしまいますが、でも、そんなことより、ダイアナは前を向いて生きたかったのだと思いました。
地雷撲滅に取り組んでいたあの緊張した表情は、今も心に焼き付いています。