マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

つぐない

2008-06-18 11:23:12 | 映画ー劇場鑑賞
ーつぐないーATONEMENT
2007年 イギリス ジョー・ライト監督 キーラ・ナイトレイ(セシーリア・タリス)ジェームズ・マカヴォイ(ロビー・ターナー)シアーシャ・ローナン(ブライオニー・タリス(13歳))ロモーラ・ガライ(ブライオニー・タリス(18歳))ヴァネッサ・レッドグレーヴ(ブライオニー・タリス(老年))ブレンダ・ブレシン(グレイス・ターナー)パトリック・ケネディ(リーオン・タリス)ベネディクト・カンバーバッチ(ポール・マーシャル)ジュノー・テンプル(ローラ・クィンシー)ピーター・ワイト(警官)ハリエット・ウォルター(エミリー・タリス)ミシェル・ダンカン(フィオナ・マグワイア)ジーナ・マッキー(シスター・ドラモンド)ダニエル・メイズ(トミー・ネットル)ノンソー・アノジー(フランク・メイス)アンソニー・ミンゲラ(インタビュアー)

【解説】
ブッカー賞作家イアン・マキューアンのベストセラー小説を、『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が映画化。幼く多感な少女のうそによって引き裂かれた男女が運命の波に翻弄(ほんろう)される姿と、うそをついた罪の重さを背負って生きる少女の姿が描かれる。運命に翻弄(ほんろう)される男女を演じるのはキーラ・ナイトレイと『ラストキング・オブ・スコットランド』のジェームズ・マカヴォイ。映像化は困難と言われた複雑な物語を緻密(ちみつ)な構成でスクリーンに焼きつけた監督の手腕に注目。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
1930年代、戦火が忍び寄るイギリス。政府官僚の長女セシーリア(キーラ・ナイトレイ)は、兄妹のように育てられた使用人の息子、ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)と思いを通わせ合うようになる。しかし、小説家を目指す多感な妹ブライオニー(シーアシャ・ローナン)のついたうそが、ロビーに無実の罪を着せ、刑務所送りにしてしまう。(シネマトゥデイ)

【感想】
この作品は、いい作品でした。

タイプライターの音が音楽とともに印象的に使われていました。

少女は、何を思って嘘をついたのか。
自分の嘘がどんな結果を招くかも、うすうすわかっていただろうに。

感受性の強い、おませな妹、ブライオニー。
彼女が、自分の犯した間違いに気づき、そのあとの人生をどう生きたか。

見終わった後で、胸が締め付けられるような悲しい映画でした。

年老いた女流小説家となったブライオニー(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)が真実を書くことより、フィクションに綴った物語。
それが、余計私を悲しくさせました。

自分が引き裂いてしまった姉のセシーリア(キーラ・ナイトレイ)と初恋とも思ったロビー(ジェームズ・マカヴォイ)が、小説の中で自分を責め、つぐないを求めてくれる方が、現実の二人の行く末よりも救われる気がしたのでしょう。
それは、読者も同じです。

それにしても、やはり、戦争が酷い。
二人の愛と未来を奪ったのは、戦争でした。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ジェームズ・マカヴォイ (NAKAちゃん)
2008-06-20 07:35:07
ほんといい映画でしたね!
でも悲しかったわ・・・・
ジェームズ・マカヴォイが光っていましたよね?!
この人 出る映画それぞれで みんな全く違う人。上手いですねぇ・・・・
私は すっかり彼にはまってしまいましたわ。
また楽しみが出来ました、笑!
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NAKAちゃんへ (マダムよう)
2008-06-20 08:49:44
ジェームズ・マカヴォイ、よかったね。
知的で繊細な感じがよく現れていました。
私は「ペネロピ」を見逃しているんだけど。

ブライオニーの少女時代を演じたシアーシャ・ローナンもすごかったね。
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