マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

マジック・イン・ムーンライト

2015-04-20 09:17:46 | 映画ー劇場鑑賞

ーマジック・イン・ムーンライトーMAGIC IN THE MOONLIGHT

2014年 アメリカ/イギリス 98

ウディ・アレン監督 アイリーン・アトキンス (ヴァネッサおばさん)コリン・ファース (スタンリー)マーシャ・ゲイ・ハーデン (ベイカー夫人)ハミッシュ・リンクレイター (ブライス)サイモン・マクバーニー(ハワード・バーカン)エマ・ストーン(ソフィ)

 

【解説】

1920年代の南フランスを舞台に、不思議な能力を持つ女性占い師と、そのトリックを暴こうとするマジシャンの恋の駆け引きを描いたロマンチックコメディー。『ミッドナイト・イン・パリ』など数々の名作を手掛けてきた名匠ウディ・アレンがメガホンを取り、対照的な男女の恋模様を、ウイットに富んだ軽妙な語り口でつづる。主演は、オスカー俳優コリン・ファースと『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのエマ・ストーン。

 

【あらすじ】

魔法や超能力など信じない皮肉屋のイギリス人マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)は、ある大富豪をとりこにしているアメリカ人占い師の正体を暴いてほしいと頼まれる。南フランスの富豪宅を訪ねるも占い師ソフィ(エマ・ストーン)が発揮する驚異的な透視能力にただただ驚かされ、それまでの人生観を覆される羽目に。その上、かれんな容姿で明るく活発な彼女に魅了されてしまい……(シネマトゥデイ)

 

【あらすじ】

最近のウディ・アレン監督作品にはハズレがない感じですね。

この映画は、さらに軽妙におしゃれにできていて、短編小説みたいな感じでした。

 

世界的に有名な中国人マジシャン、ウェイ・リング・ソーは、実は本名スタンリー・クロフォードというイギリス人だった。

 

1928年、ベルリンで公演中のスタンリーの楽屋に、幼なじみで同じマジシャンのハワード・バーカン(サイモン・マクバーニー)が訪ねてきた。

ハワードは、コート・ダジュールに住んでいる知り合いのアメリカ人のカトリッジ家の当主ブライスが、霊能力者のソフィー(エマ・ストーン)を妄信して、結婚するとまで言っていて、そのことをブライスの妹夫婦が案じている。

ソフィーの化けの皮をはぐことを依頼されたが、自分にもそのトリックがま全く解けないので、ぜひスタンリーにソフィーの本性を暴いて欲しいという。

 

霊能力とか超能力を全く信じないスタンリーは、婚約者をニューヨークにおいてコート・ダジュールに乗り込んだ。

 

コート・ダジュールにはスタンリーの伯母ヴァネッサ(アイリーン・アトキンス)も住んでいて、スタンリーとの再会を喜んだ。

  ソフィーと母親

ソフィーは母親(マーシャ・ゲイ・ハーデン)と一緒にカトリッジ家に逗留していた。

スタンリーは偽名を名乗り、カトリッジ家に入り込んだ。

しかし、ブライスはもちろんのこと、ブライスの母親までがソフィーの霊能力に心酔していた。

 

いよいよ霊を呼ぶ儀式が始まり、ブライスの父親の霊が現れた!!

 

皮肉屋で合理主義者で厭世的なスタンリーも、ソフィーの魅力にメロメロになってしまい、もう少しで騙されるというところまで行って、そのトリックを解明したー。

 

コリン・ファースの演技が素晴らしいんだけど、ウディ・アレン監督の人物像を投影したようなキャラクターで、辛辣なおしゃべりがとてもユーモラスで、見ている方はニヤニヤしてしまいます。

 

インチキでも偽物でもエマ・ストーンはかわいいので、恋に落ちて正解!みたいな結末で、それもありかなあと苦笑いで終わりました。

 

それほどにエマはかわいい!!

服も帽子も可愛いですよー。

 

女の子を可愛く撮るのも、ウディ・アレン監督のお得意ですよね。

 

それに厚みを加えているのが、ヴァネッサおばさんのエピソード。

妻子ある議員に恋をして、その思いを含んだネックレスを大事にして、生涯独身で暮しています。

ステキ♡

 

そしてもうひとり、あまり出番はないけどソフィーの母親役のマーシャ・ゲイ・ハーデンが、ソフィーの負の部分を全部背負う感じで、存在感がありました。

 

さすがウディ監督、うまいわ。