マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ハンガーゲーム2

2014-01-20 11:32:32 | 映画ー劇場鑑賞

ーハンガーゲーム2THE HUNGER GAMES: CATCHING FIRE

2013年 アメリカ 147

フランシス・ローレンス監督 ジェニファー・ローレンス(カットニス・エバディーン)ジョシュ・ハッチャーソン(ピータ・メラーク)リアム・ヘムズワース(ゲイル・ホーソーン)ウディ・ハレルソン(ヘイミッチ・アバナシー)エリザベス・バンクス(エフィー・トリンケット)レニー・クラヴィッツ(シナ)フィリップ・シーモア・ホフマン(プルターク)ジェフリー・ライト(ビーティー)スタンリー・トゥッチ(シーザー・フリッカーマン)ドナルド・サザーランド(スノー大統領)ウィロウ・シールズ(プリムローズ・エバディーン)サム・クラフリン(フィニック・オデイル)リン・コーエン(マグス)ジェナ・マローン(ジョアンナ・メイソン)アマンダ・プラマー(ワイレス)メタ・ゴールディング(エノバリア)ブルーノ・ガン(ブルータス)アラン・リッチソン(グロス)ステファニー・リー・シュルント(カシミア)

 

 

【解説】

スーザン・コリンズのヒット小説を原作にした、サバイバルスリラーのシリーズ第2弾。少年少女たちが殺し合う「ハンガー・ゲーム」で勝ち残ったカットニスとピータが、新たなゲームに挑む姿を活写する。前作に引き続き、ジェニファー・ローレンスやジョシュ・ハッチャーソンが出演し、新たに名優フィリップ・シーモア・ホフマンが彼らを追い詰める悪役で共演。歴代ウィナーたちの参加で激しさを増す、ゲームの行方とアクションから目が離せない。

 

【あらすじ】

12の地区より12歳から18歳までの男女一組を選出し、最後の1人になるまで戦わせる独裁国家パネムが実施する「ハンガー・ゲーム」。男女ペアで勝者となったカットニス(ジェニファー・ローレンス)とピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)は、凱旋(がいせん)ツアーで各地区を回る中で、自分たちを反国家の象徴として捉える民衆の思い、静かに広がっている革命への動きを感じる。同様に国民の変化を悟ったスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、カットニス抹殺をひそかな目的にした歴代勝者結集の新ゲームを開催させる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「ハンガーゲーム1」が気に入ったので、楽しみに出かけました。

そしたら、期待以上!

すごいパワーアップしていて、「1は序章に過ぎない」というキャッチコピーが、その通りだ!と思えるほどの出来でした。

これは、第3部も楽しみです。

 

前回の「ハンガー・ゲーム」で恋人として勝者になったカットニス(ジェニファー・ローレンス)とピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)だが、カットニスにはゲイル(リアム・ヘムズワース)という恋人がいた。

 

世間を欺いて、恋人同士として凱旋旅行に全国を回った二人とそのチーム(ウディ・ハレルソンとエリザベス・バンクス、レニー・クラヴィッツ)。

でも、行く先々で革命への息吹を感じる旅となった。

  スノー大統領

その人々の動向を恐れるスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、革命のシンボルになりかねないカットニスの暗殺を命じる。

それも達成できない焦りから、歴代チャンピオンによる「ハンガー・ゲーム」が企画され、カットニスとピータも再びゲーム会場へ放り出された。

 

今回新たに、ゲームメーカーとしてフィリップ・シーモア・ホフマンが参加、革命の流れがどう展開していくのか、次回に向けて期待が高まる終わり方でした。

 

独裁政権の恐ろしさ。

これはフィクションと片付けられない恐怖がこの作品に緊張感を与えていると思います。

 

妙にハマってしまった私です。

 

頑張れ、カットニス!!

 


セッションズ

2014-01-20 11:05:01 | 映画ー劇場鑑賞

ーセッションズーTHE SESSIONS

2012年 アメリカ95

ベン・リューイン監督 ジョン・ホークス(マーク・オブライエン)ヘレン・ハント(シェリル)ムーン・ブラッドグッド(ヴェラ)アニカ・マークス(アマンダ)W・アール・ブラウン(ロッド)アダム・アーキン(ジョシュ)ウィリアム・H・メイシー(ブレンダン神父)ロビン・ワイガート(スーザン)

 

【解説】

障害者の性を題材にしたヒューマンドラマ。首から下がまひして動けない青年が、38歳にして童貞喪失を敢行しようとする姿を描く。監督は『美女と時計とアブナイお願い』などのベン・リューイン。『ウィンターズ・ボーン』でアカデミー賞助演男優賞候補となって注目を浴びたジョン・ホークスが、自身の置かれた状況を悲観しない前向きな主人公を好演する。タブー視されがちなテーマをユーモアたっぷりに見据えた独特の視点に加え、脇を固めるヘレン・ハント、ウィリアム・H・メイシーら実力派が放つ存在感も魅力だ。

 

【あらすじ】

幼少時に発症したポリオが原因となって、30年以上も首から下が動かない状態にあるマーク(ジョン・ホークス)。思うように体を動かせないだけでなく、重度の呼吸障害も抱える彼は、鉄の肺と呼ぶ巨大な呼吸器の中で、一日のほとんどを暮らしている。38歳になった彼は、美しいヘルパーのアマンダ(アニカ・マークス)に恋をして心身共に愛する女性と一つになりたいという思いを抱くように。旧知のブレンダン神父(ウィリアム・H・メイシー)にも背中を押され、彼はセックスセラピストのもとを訪ねる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

新春第2弾。

まだまだ地味な作品が続きます。

 

明るいコメディタッチの作品ですが、実在の人物をテーマにしているし、内容は重たいです。

 

幼いときにに発症したポリオが原因となって、30年以上も首から下が動かない状態にあるマーク(ジョン・ホークス)のおかれている状況は想像を絶する世界です。

ベッドの上で寝た状態で、1日のほとんどの時間を自ら「鉄の肺」と呼ぶ、カプセルから顔だけ出している状態。

ヘルパーさんの手を借りずには何もできない。

外出するときは、人工呼吸器をくわえています。

 

そんな状態でも大学は卒業していて、生き方も前向きです。

美しいヘルパーのアマンダ(アニカ・マークス)に恋をして、身も心も彼女と愛し合いたいと願うようになりました。

  初恋の人アマンダ

行きつけの教会のブレンダン神父(ウィリアム・H・メイシー)にも相談して、励ましてもらい、セックスセラピーを受ける決心をした。

そして出会ったのが、シェリル(ヘレン・ハント)。

シェリルは回数を区切って、セラピーしてくれることになった。

  セラピストのシェリル

シェリルはティーンエージャーの息子を持つ女性。

夫は自称哲学者で仕事はしていない。

セックスセラピーで生計を支えている。

 

シェリルも転機を迎えていた。

いままで無信教だったのが、夫と同じユダヤ教に改宗しようとしていた。

 

このへんのシェリルの心境は、宗教がわからない私には理解しがたいものがあったけど、シェリルもまた、マークの生き方になんらかのインスピレーションを感じ、変わろうとしたんだと思いました。

 

マークは、本命のアマンダとの恋には破れてしまいますが、死にかけて入院した病院で、ボランティアをしていた女性と相思相愛になることができました。

そして、数年後には亡くなってしまうのですが、そこには悲しみの涙はありませんでした。

 

人が生きるってどういうことなのか、とてもシンプルに語りかけてくる作品でした。

人のデリケートな思いがとても繊細に表現されていて、いい作品でしたよ。

 

ヘレン・ハントが、渾身の全裸。

勝負していますよ。

 

オススメです。

 

鑑定士と顔のない依頼人

2014-01-20 10:26:53 | 映画ー劇場鑑賞

この作品も、昨年の鑑賞でした。

アップするのが遅れています。

 

ー鑑定士と顔のない依頼人ーLA MIGLIORE OFFERTA/THE BEST OFFER

2013年 イタリア 131

ジュゼッペ・トルナトーレ監督 ジェフリー・ラッシュ(ヴァージル・オールドマン)シルヴィア・フークス(クレア)ジム・スタージェス(ロバート)ドナルド・サザーランド(ビリー)

 

【解説】

名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、刺激的な謎をちりばめて紡ぐミステリー。天才鑑定士が姿を見せない女性からの謎めいた鑑定依頼に翻弄(ほんろう)されていくさまを、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネの音楽に乗せて描く。偏屈な美術鑑定士には、『シャイン』などのジェフリー・ラッシュ。共演には『アップサイドダウン重力の恋人』などのジム・スタージェス、ベテランのドナルド・サザーランドらが名を連ねる。

 

【あらすじ】

天才的な審美眼を誇る美術鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、資産家の両親が遺(のこ)した美術品を査定してほしいという依頼を受ける。屋敷を訪ねるも依頼人の女性クレア(シルヴィア・フークス)は決して姿を現さず不信感を抱くヴァージルだったが、歴史的価値を持つ美術品の一部を見つける。その調査と共に依頼人の身辺を探る彼は……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この作品、面白かったですよ。

美術鑑定の世界では第1人者を誇るヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)が、人間は全く鑑定できず、すっかりだまされてしまうというお話。

 

昨年は、美術鑑定士が絡む作品が多かったような気がしません?

「モネ・ゲーム」「トランス」とこれで3本目だ。

名画も一緒に鑑賞できるので、1本で2度美味しいですよね。

 

ヴァージルは、美術のオークションでも顧客の申請を集める超一流の鑑定士。

でも、ビリー(ドナルド・サザーランド)と組んで、美術品の蒐集家でもあった。

しかも、美女の肖像画ばかり。

それは、自宅の隠し部屋に保管され、ヴァージルの癒しの部屋となっていた。

私生活のヴァージルは、ひどい潔癖性の頑固じいさん。

行きつけのレストランには、自分専用の食器を用意させるほどであった。

 

そんなヴァージルの元に、古い家の調度品を鑑定して欲しいという依頼が来る。

依頼主は、広場恐怖症で人に会うと発作が起きるという女性クレア(シルヴィア・フークス)。

この謎の女性に興味を持ったヴァージルは、やがてその女性の素顔を見て、生まれて初めての恋に落ちたー。

  クレアの屋敷

☆ネタバレ

ヴァージルのたった一人の友達とも言うべき、修理屋のロバート(ジム・スタージェス)とその恋人や、クレアの屋敷の向かいのパブに住んでいる小人の女性など、不思議な登場人物のやからくり人形などの小道具がちりばめられていて、観客はどこへ連れて行かれていくか、はらはらどきどきが楽しめます。

 

そして、どんでん返し。

ヴァージルが見事に裏切られ、騙されるわけだけど、私はそんなにかわいそうだとは思わなかった。

蒐集した絵画は、不正な手段で手に入れたものだし、どっちもどっちだからね。

 

でも、元気になったヴァージルが、ラストではクレアの思い出話にあったプタペストの「ナイト&デイ」というパブで誰かを待っている姿は、不気味でもあったし、滑稽でもあった。

このシーンをどう解釈するか?

楽しいですねー。

このへんが、トルナトーレ監督の力量のあるところかなあ?

  このからくり人形にも翻弄させられます。

オススメです。