マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

人生、ブラボー!

2013-08-21 08:47:53 | 映画ーDVD

ー人生、ブラボー!STARBUCK

2011年 カナダ

ケン・スコット監督 パトリック・ユアール(ダヴィッド・ウォズニアック)アントワーヌ・ベルトラン(ダヴィッドの弁護士)ジュリー・ルブレトン(ヴァレリー)

 

【解説】

過去に行った精子提供によって、遺伝子上533人の子どもがいることが発覚した男をめぐるハートフル・コメディー。自分の子どもの一人に応援するサッカー選手がいたことから、さまざまな境遇の子どもたちと交流し人生を見つめ直していくさまを、涙と笑いでつづる。監督は、『大いなる休暇』の脚本を手掛けたケン・スコット。借金まみれのダメ男でありながらもどこか憎めない主人公を、俳優以外にもマルチに活躍するパトリック・ユアールが好演。

 

【あらすじ】

42歳の独身男ダヴィッド(パトリック・ユアール)はある日突然、693回に及ぶ精子提供を通じて533人の子どもの父親であることが発覚。さらに142人の子どもから身元開示の訴訟を起こされていることを知る。身元を明かすつもりはないダヴィッドだったが、子どもの一人が応援しているサッカーチームの選手であることに気付くと、ほかの子どもたちにも興味を持ち始め……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「人生、ブラボー!」って変なタイトル…。

原題は「STARBUCK」。

スターバックって???

 

いきなり、子供は見ては行けないシーンです。

不妊治療かなあ?

 

タイトルが終わると、寝ている男の自宅に、金属バットを持った男たちが押し入り、彼をベッドから引きはがすとバスタブへ。

荒っぽいなあと思って見ていたら、どうもこの男、ダヴィッド(パトリック・ユアール)は、彼らに大金を借金しているようです。

 

ダヴィッドは、父親が経営する精肉店で兄二人と一緒に働いている。

配送かがりが彼の仕事。

でも、それすらいい加減。

警官の恋人ヴァレリー(ジュリー・ルブレトン)がいて、妊娠を聞かされるが、「あなたと別れて私一人で育てる」と宣言されてしまう。

 

そんなときに、親友の弁護士(アントワーヌ・ベルトラン)から、ダヴィッドの提供した精子から533人の子供が生まれ、142人から身元の開示を請求されたという。

その精子提供者の名前が「スターバック」。

それがダヴィッドとばれたら、恥となる!

なんとしても、開示を回避しなければ。

と、弁護士と一緒に法廷闘争に持ち込むのだが。

 

たまたま、子供たちの一人の資料を手に取ると、それはサッカーチームのスター選手だった。

それからダヴィッドは密かに子供たちの元を訪れ、「僕は守護天使になる!」なんて脳天気なことを言い出した。

でも、身体に障害のあるラファエルに出会い、ダヴィッドの考えや生き方も少しずつ変わって行く。

 

精子提供でこんなたくさんの子供が誕生したというのもびっくりですが、不妊治療にも触れず、子供の母親も一人も登場せず、ダヴィッドとその家族の話に集約されているところが潔くて面白かったです。

 

登場人物が、借金取り以外はみんなハートフルないい人で、ほっこりします。

ラストは子供たちとハグするシーンですが、なかなかいいですよ。

 

それにしても、「ともだち100人」は歌にあるけど、「兄弟100人」はすごいなあ。

 


横道世之介

2013-08-21 08:42:31 | 映画ーDVD

ー横道世之介ー

2012年 日本

監督=沖田修一 原作=吉田週一 キャスト=高良健吾(横道世之介)吉高由里子(与謝野祥子)池松壮亮(倉持一平)伊藤歩(片瀬千春)綾野剛(加藤雄介)朝倉あき(阿久津唯)黒川芽以(大崎さくら)柄本佑(小沢)佐津川愛美(戸井睦美)大水洋介(石田健次)田中こなつ(清寺由紀江)江口のりこ(小暮京子)黒田大輔(川上清志)眞島秀和(加藤の相方)ムロツヨシ(前原)渋川清彦(飯田)広岡由里子(お手伝いさん)堀内敬子(与謝野佳織)井浦新(室田恵介)國村隼(与謝野広)きたろう(横道洋造)余貴美子(横道多恵子)

 

【解説】

『パレード』『悪人』の原作者として知られる吉田修一が毎日新聞で連載していた作品を映画化。長崎から上京してきたお人よしの主人公の青年と周囲の人々のエピソードが描かれる。主人公とヒロインには、『蛇にピアス』で共演を果たした高良健吾と吉高由里子がふんし、メガホンを『南極料理人』『キツツキと雨』の沖田修一が取る。サンバサークルで披露する太陽の格好をした主人公の姿など、さまざまな要素で楽しませてくれる青春ストーリーに引き込まれる。

 

【あらすじ】

長崎県の港町で生まれ育った横道世之介(高良健吾)は、大学に進むために東京へと向かう。周囲の人間を引き付ける魅力を持ち、頼まれたことは何でも引き受けてしまう性格である世之介は、祥子(吉高由里子)から一方的に好かれてしまう。しかし彼は、年上で魅力的な千春(伊藤歩)にぞっこんで……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

80年代の学生生活を描写している青春映画かなあ、と思って見ていたら、そうでもないらしい。

見終わって、じわーっといい余韻が残りました。

 

長崎から東京の大学に入学した横道世之介(高良健吾)が、いろんな人と出会い、いろんな関わりをして行くというもの。

 

ときどき挿入される世之介の友達の現在で、世之介の今がわかる。

彼は彼らしく生きて、生きたんだなあと、なんか、私も世之介の知り合いの一人となって彼を想っている感じがしました。

 

高良健吾の初主演映画です。

超お嬢様、祥子役の吉高由里子との微笑ましいキスシーンも素敵でした。

 

でも、世之介と祥子、なんで別れたのかなあ?