マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ロビン・フッド

2010-12-20 11:01:27 | 映画ー劇場鑑賞

ーロビン・フッドーROBIN HOOD

2010年 アメリカ/イギリス

リドリー・スコット監督 ラッセル・クロウ(ロビン・ロングストライド)ケイト・ブランシェット(マリアン)マーク・ストロング(ゴドフリー)ウィリアム・ハート(ウィリアム・マーシャル)マーク・アディ(クック修道士)オスカー・アイザック(ジョン王)ダニー・ヒューストン(獅子心王リチャード1世)アイリーン・アトキンス(アリエノール・ダキテーヌ)ケヴィン・デュランド(リトル・ジョン)スコット・グライムズ(ウィル・スカーレット)アラン・ドイル(アラン・ア・デイル)マックス・フォン・シドー(サー・ウォルター・ロクスリー)

 

【解説】

伝説の義賊、ロビン・フッドの物語を『グラディエーター』のリドリー・スコット監督と、ラッセル・クロウの黄金コンビが手掛けた歴史スペクタクル大作。12世紀のイギリスを舞台に、勇猛果敢なヒーローの戦いぶりを活写する。出演者も『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のケイト・ブランシェットや、『シャーロック・ホームズ』のマーク・ストロングら名優が勢ぞろい。映画の前半と後半で描かれるイングランド対フランスの壮絶な戦闘シーンは必見だ。

 

【あらすじ】

12世紀末、ロビン(ラッセル・クロウ)は十字軍の兵士としてフランスでの戦闘に加わっていた。ある日、イングランドの騎士ロバートの暗殺現場に居合わせた彼はその遺言を受け、ロバートの父(マックス・フォン・シドー)に遺品の剣を届けると約束する。やがてノッティンガムの地を踏んだロビンは、ロバートの身代わり役を頼まれ……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

リドリー・スコット監督2005年の作品「キングダム・オブ・ヘブン」の続編のような作品です。

 

☆ネタバレ

獅子心王と呼ばれるリチャード1世は、第3回十字軍の遠征を終えて帰る途中の戦いで、戦死した。

その事実を知ったリチャード1世軍の射手であるロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)は仲間とともに一足先に軍を離れる。

 

途中で、王の騎士団が王冠を運んでいる最中に、何者かに襲撃されているところに出くわす。

襲ったのは、リチャード1世の弟で、イングランド王の跡継ぎを狙っているジョンの腹心ゴドフリー(マーク・ストロング)だった。

ゴドフリーはさらに、フランス王フィリップ2世から、イングランドを混乱させ、フランスが侵攻しやすいように根回しを命じられていた。

 

襲撃者を追い払ったが、騎士団は全滅。

苦しい息のロバート・ロクスリーから、自分の領地ノッティンガムへ自分の剣を持って行って父サー・ウォルター・ロクスリー(マックス・フォン・シドー)に届けて欲しいと頼まれる。

「父と息子の絆」と言われるが、「俺は父を知らない」とロビンはためらった。

 

王冠を持って、六スリーとその騎士団に成り済まし、イングランドに帰ったロビンたち。

正体を見破ったのは、ロクスリーを殺したゴドフリーだけだった。

そして、一行はゴドフリーに狙われることになる。

 

行方をくらましたロビンたちだが、行くあてがない。

やはり足はノッティンガムに向いた。

 

王位に就いたジョンは、十字軍の遠征で搾り取った税金のことをまったく考慮せず、さらに重税を要求した。

従わない緒候には、攻撃を加えた。

 

ノッティングハムのロクスリー領も例外ではなかった。

年老いて目も不自由なサー・ウォルターを面倒見ながら、ロバートの妻マリアンが領地を守っていた。

しかし、シャーウッドの森にすむ孤児たちに種まで盗まれ、作る作物さえないありさまだった。

 

そこに、ロバートの訃報と剣を持ってロビンが現れたのだった。

 

サー・ウォルターは、自分亡き後、領地を失ってしまうマリアンと領民のために、ロビンにロバートに成り済ますように提案してきた。

ロビンは受け入れ、マリアンの表向きの夫となった。

 

ロビン・ロングストライドが、伝説のロビン・フッドになる前の長いお話です。

キーワードは「父と息子の絆」。

ロビンとウォルターは運命に導かれた疑似親子として感動的に描かれています。

 

また、マリアンとロビンも時間をかけて惹かれ合って行きます。

ロビンが、悪代官が領民から巻き上げた穀類の種を、仮面をかぶって襲撃し、マリアンの耕した畑に蒔くシーン、とてもよかったです。

あれで、マリアンの心は鷲掴みでしたね。

そして、ロビンフッドの義賊としての真骨頂も表現する、うまいねえ!

 

ゴドフリーは次々と領地を襲い、ノッティンガムにもやってきた。

とうとうゴドフリーの陰謀がジョン王にも知られ、ジョン王は緒候に共に闘うよう命令するが、従わない。

そこへロビンがマグナカルタを持って現れ、ジョン王に誓わせてイングランド軍として、上陸してきたフランス軍と戦うのです。

 

一致団結したイングランド軍の前に、上陸を諦めてフランス軍は帰って行きました。

 

ロビンは、この戦いの英雄になると思いきや、ジョン王はマグナカルタを破棄し、ロビンを反逆者として指名手配します。

 

ロビンは仲間やマリアンとともにシャーウッドの森に逃れ、「伝説となった」というわけです。

 

この作品では、当時の農家の人の厳しい生活がかいま見られたことや、ヨーロッパとイングランドの中世の過酷な歴史を学べたことがとても面白かったです。

 

子供の時に読んだ「ロビン・フッドの冒険」が大好きで、ケビン・コスナー主演の「ロビン・フッド」もお気に入りでしたが、さらにこの作品でますますロビン・フッドが大好きになりました。


セックス・アンド・ザ・シティ2

2010-12-20 10:37:07 | 映画ーDVD

ーセックス・アンド・ザ・シティ2SEX AND THE CITY 2

2010年 アメリカ

マイケル・パトリック・キング監督 サラ・ジェシカ・パーカー(キャリー・ブラッドショー)キム・キャトラル(サマンサ・ジョーンズ)クリスティン・デイヴィス(シャーロット・ヨーク)シンシア・ニクソン(ミランダ・ホッブス)ジョン・コーベット(エイダン・ショウ)クリス・ノース(ミスター・ビッグ)

 

【解説】

ニューヨークを舞台に恋に仕事に友情に生きる4人の女性の本音を大胆に描き、世界中の女性たちを熱狂させた『セックス・アンド・ザ・シティ』の続編。ハッピーエンドで終わった前作から2年がたち、キャリーをはじめとする4人のヒロインたちの激変した生活を映し出す。サラ・ジェシカ・パーカーらおなじみのキャストとともに、監督も前作同様、シリーズに携わってきたマイケル・パトリック・キングが務める。カリスマ・スタイリストのパトリシア・フィールドが手掛けるファッションにも注目だ。

 

【あらすじ】

波乱の末に幸せをつかんだキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)。あれから2年がたち、幸せなはずの彼女を揺さぶるハプニングが発生。 そして、サマンサ(キム・キャトラル)とほかの二人も、新たな局面を迎えていた。そんな中、4人は砂漠の国へと逃避行へ出掛けるが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

テレビドラマで大ヒットしたシリーズですが、私は前回の作品が最初でした。

だからでしょうか、主人公たちになかなか感情移入ができず、ミスター・ビッグとキャリーのうじうじした態度にもいらついて、なかなか楽しめないでいました。

それで、この作品も公開時はスルーしてしまったのです。

 

でも、DVDでみたら、なかなか面白かった。

これは、ストーリーがどうとかいう映画ではないですね。

これが時代の最先端だという提案の映画でした。

 

まず、冒頭のゲイの結婚式。

ほんと、おしゃれで素敵でした。

真っ白なお部屋に、回流する小川、浮かぶ白鳥。

男声合唱団による「サンライズサンセット」で幕開け。

来年娘の結婚式を控えている私には、夢のような結婚式でした。

 

だって、神父(みたいな人)がライザ・ミネリですよ!!

そして、彼女が歌い踊る。

素晴らしい!!

 

もうそこから、何があってもオーケーでしたね。

 

キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)とビックは結婚生活2年目の危機。

倦怠期のような夫婦にはなりたくないんだ!とキャリーは抵抗します。

私は倦怠期も終わったような老夫婦の心境なので、そんな気持ちもあったんかなあ、と思いながら見ました。

 

いつもの仲間のミランダ(シンシア・ニクソン)は、上司との関係がしっくりこず、女性の社会進出の微妙な難しさに悩んでいます。

 

シャーロット(クリスティン・デイヴィス)は二人の娘の子育て真っ最中。

トラブルの続出で母親失格かと落ち込む毎日。

 

そこへ更年期障害をサプリメントで克服しようとしているサマンサ(キム・キャトラル)から、豪華アブダビ招待旅行へのお誘いが…。

飛行機のしきりの付いた個室、着いたら一人1台のリムジン、ホテルでは2フロワーぶち抜きのスイートルーム、一人ずつに付くイケメンのボーイさん。

 

ラクダで砂漠をお散歩の後は、テントでランチなどなど、考えもつかない贅沢さでした。

 

見る前は、前作のイメージから食傷感がありましたが、こめんなさい、すごーく面白かった。

女性パワー全開で、かなり元気になれました。

 

仕事、子供を持つ持たないの人生観、子育ての悩み、子供を持たない夫婦の生活、更年期の乗り切り方、など、女性が抱える問題がうまく取り入れられて、答えはないにしても、おしゃれな提案が満載で、とても楽しめました。

 

私はカウチにテレビのビックをとても身近に感じられました!

私がカウチテレビ派だからだわね、きっと。

ビッグと私ならきっとうまくいきそう…なわけないね。

ビッグはトドのような女は嫌いでしょう。

それが男のエゴというものだわ。あ~あ。