ー祝!!ラファエル・ナダル生涯グランドスラム達成!!ー
2005年の全仏優勝の少し前から応援して来たラファエル・ナダルが、とうとう今年の全米オープンテニスで初優勝、生涯グランドスラムを達成しました。
おるめでとう!
ラファ!!
生涯グランドスラムを達成したのは史上7人目、史上3番目の若さ(24歳101日)の快挙でした。
これは、私のブログの中のナダルの紹介記事です。
http://blog.goo.ne.jp/katsu1021/e/f5153ae1fa49fafbf0f31e476630b34c
昨日は、録画した決勝戦の試合をゆっくり鑑賞しました。
本当に、いいゲームでした。
今大会ではナンバー1シードで臨み、ドローに恵まれた感もあります。
3回戦のジル・シモンも準々決勝のベルダスコも、前日の試合をフルセット闘って、くたくたの状態でナダルと対戦しました。
今大会、絶好調のナダルは、いとも簡単に難敵を破りました。
決勝戦、ランキング3位のノバク・ジョコビッチも、準々決勝でフェデラーと4時間近くにも及ぶ死闘演じ、ジョコビッチのフィジカル面を考えると、ナダルに有利じゃないかと、大勢の人々に予想されていました。
ところが決勝当日は雨で順延となり、ジョコビッチの体力面の心配は薄れ、とても楽しみな試合となりました。
実際、第1セットはナダルが取りましたが、紙一重という感じで、第2セットはブレイクの応酬のようになって結局はジョコビッチが取りました。
第3セットの始めまでは、ジョコビッチの方が押しているような感じさえありました。
ナダルは、一生懸命守り、一発逆転のショットを繰り出し、ポイントを重ねて行きました。
ジョコビッチは、しだいに単調になり、強打もコントロールを失って行きました。
その結果としての優勝、生涯グランドスラムの達成。
今大会のナダルは、サーブが早く、ネットプレーも積極的で正確でした。
振り返ってみると、ランキングが1位になった頃のナダルは、決してサーブもネットプレーもうまい選手ではありませんでした。
それが、ナンバー1になったことに奢らず、じわじわと進化を見せてくれるところが、ナダルのすごいところです。
そして、まだ24歳、ますます進化しそうな気配です。
ナダルの目標は高く、その目標に向かって努力することはむしろ楽しそうでもあります。
4歳からおじさん(トニー・ナダル)のコーチだけで伸ばしてきた才能もすごいと思う。
ナダルは、運動神経は抜群なのは間違いないですが、テニスプレーヤーに向いているかと言えば、そうは言い切れない部分があります。
テニスプレーヤーといえば、やはりフェデラーが完成されたプレーヤーかな、と思います。
よく「蝶のように」と形容される動きはとても滑らかでしなやかで、それでいてショットは鋭く正確無比です。
サーブも早い。
それに比べて、ナダルのテニスは無骨です。
でも、ナダルは自分の個性にこだわったテニスを、独特のやり方で進化させて、その進化は止まることを知らないようです。
また、「自分のいいところはメンタル面とコートでの態度だ」と言い切るころもすごい。
ナダルは試合中に切れることはないし、仁王さんのような顔で集中しています。
素晴らしいメンタリティだと思います。
世界でも稀なことをする人なんだから、普通の人間ではないんだけど、インタビューを受けたり、試合後に見せる無邪気な笑顔は親しみやすく、24歳の青年そのままです。
10月には初来日です。
楽天オープンテニスhttp://rakutenopen.rakuten.co.jp/。
私もチケットを用意して、ナダルの来日を待っているところです。
イケメンでしょ?