Kappa-Jiiya の 水泳日記

ジャパンマスターズ、世界マスターズ上位入賞を目指して。

未練を残して…

2010年08月10日 | スイミング

8/10

ホテルは再びラデイソン・ブルー、なんと世界遺産のブリッゲンの裏隣だ。

雰囲気を損なわないように、同じ色同じ形の建物になっていた。

今日もいい天気に恵まれている。

7時の朝食の後で一人で散歩に出かけた。


** 世界遺産ブリッゲン **

まず世界遺産の裏手に回り、そのまま裏道を街の中心部に向かって歩いた。

骨とう品屋がある、ケーブルカーの乗り場がある、この地方の特徴をもった急な屋根の建物が並ぶ、公園があり噴水が出ている、綺麗に花で囲まれた吾妻屋がある。

ヴァイオリンを奏でているオールボウの銅像がある、街の歴史を示す四角い記念碑がある。

魚市場が開店の準備をしている。それらの中で写真を撮りながら歩いた。


9
時、ガイドさんが来て早速ケーブルカーで裏山のフレントに上る。


** ベルゲンの街と港が一望のもとになっていた。 **


ノルウェーの白を基調とした建物が朝日に照らされて小さく並んでいる。

ところどころに教会の尖塔が見えている。

これはまるで童話の世界だ。折から白い大型の客船が入港してきた。


次に、バスでグリークの博物館に行く。

グリークの遺品、屋敷、が保存されていた。他に演奏会用のホールもある。

屋敷はこの地方独特のログハウスであること。またその中にはグリークの夫妻が使用した家具や調度品が置かれており、この地方の彫刻のある家具も貴重なものと思われた。


**グリークの家**

昼食の後、港に戻りガイドさんの付き添いで土産物屋を案内してもらう。

ガイドと土産物屋は既に馴染であるらしく、われわれの代わりに値切ってくれる。

どんなセーターが良い品物かをガイドさんに教えてもらい、カミサンのために柄を鎌田さんに見てもらい、割引をしてらってセーターを一着購入した。

免税品なので空港でキャッシュバックを受ける。

最後に世界遺産のブリッゲンの裏を案内してもらう。

木造のがっしりとした構造の古い建物だ。表通りに面した所はせいぜい10メートルぐらいの間口であるが、奥は50メートルほどもの長屋だ。そこに3階建ての家屋が連なり、

商店をやっているもの、生活家屋になっているもの、戸建ても中にあった。

遠い昔の厳しい北欧の生活が思いやられ、ひしひしと胸に感じるものがあった。

さて、これで北欧の旅が終わる。


世界水泳大会は惨めな結末であったが、ヨーテボリ、ストックホルム、、オスロ、フロム、ベルゲンとそれぞれ名だたる北欧の都市を訪れ、いずれも好天に恵まれ、新たに貴重な体験と知識を得たことは、水泳大会の入賞に勝る成果であった。


北欧は「良い王国」である。生活環境も良い、安全である。人々は明るく親切だ。厳しい気候に耐え、独特の文明と歴史の重みを背負っている。そして自然の雄大さは驚嘆そのものだ。また日本と共通する点の多い平和な国だ。

今後、再び訪れることはないと思うが、風土への親しみやすさ、人々への懐かしさ、やり場のない寂しさを残してこの国を去る。



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