kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

疲れがあってもやる

2015-09-30 | 陸上競技
火曜日の練習について。

前の記事で書ききれなかったので。いや、書いていたらなんかトレーニングの話とから身体作りの話になってしまいました。反省してきちんと書いておきます。

この日は通常ならトレーニングの日としていました。が、前の記事にも書きましたが私が不在になるために連続で走る事にしました。県新人が終わってからスピード練習の質を飛躍的に上げています。本当ならもっと早くそれをしたかったのですが、ベースとなる部分が出来ていない段階でこの手の練習はできませんから。スピード練習に耐えられる身体作りが必要になると考えていました。スピードを上げるとそれだけで大きな負担がかかるので故障にもつながるかなと。まーその考え方からすれば筋力のない中学生がなぜスピードを出せるのかという話にもなるのですが。

練習開始前に車から荷物を降ろします。この際に男子が1人だけ来ました。その男子がひたすら降ろす。聞いてみると他の者も一緒のタイミングで競技場に到着。それなのに1人しか動きません。何度も言っていますがこの辺りに明らかな「差」が出ます。言われなくても動ける者と言われても言われても動かない者。単純に取り組みに差が出てくるのは至極当然のことです。

更には声を出すという部分。何度言っても出来ない者がいます。そこはどう捉えるか?何も言わずに指導する人もいると思います。が、私は認めません。やろうと思えばできる事をやらないといのであれば部活動にはならないからです。これも「差」なのです。人の後ろについて誰かがやるからやるというのが目立ちます。上級生が引っ張る。が、下級生は何をするのか?自分が考えて動かないとダメ。成長を待つという部分も必要だと思っています。が、感じられない部分がある。伝わる日がくるのか。

この日も最大スピードを出す練習。スピード刺激を連続して与える。初めての事かもしれません。様子を見ていると何人かは身体が全く動きません。前日に短時間でガンガン短い距離を走っています。その中で翌日練習ですから。だからといって練習を緩める気はありませんでした。疲れている中でどれだけきちんと練習ができるのかというところですね。

ハードルを使ってからのドリルを行ってから走りへ。前日にやった動きを確認してから走りへ。腿上げとチューブ走。そこからマークへ。速いスピードを出すためにやっていますが上述のように動きません。特に女子が「動かない」という感じでした。筋力的なものなのかもしれません。確かにシルバーウイークにクラブチームの選手と大学生とで一緒に練習した時に大学生はなんとか動けましたが、クラブチームの選手は身体が重い感じがしました。「体力」という漠然とした部分だけではないと思います。改めて女子が強くなるためには時間とエネルギーを必要とすることがわかりますね。

バトン並走とバトン合わせ。これは「通常メニュー」として入れていきます。これだけで負荷的には高い気がします。確実に効果は高い。思っていた以上に動かない女子達。バトンの調整が大変だと思いますが、コミュニケーションを取りながら上手く進めていかないといけません。時間に余裕がある中で進めているので前日よりは休息時間を取ることができました。まーもっと短くしていくと良いのですが。これは今後の課題になると思います。少しずつ少しずつ。

走練習もそのままの流れでやりました。並走。実はこの練習は私の好きな練習です。距離設定を変えながらやっていきました。「めちゃくちゃキツイ」と言っていました。普通に走る時にどれだけスピード負荷をかけられていないかという話だと思います。強い選手が集まってくればそれだけで質が上がるかもしれません。しかし、それは相対的に見た時に「高い」だけであって本人たちの資質からすれば「もっと上の質」の練習をすることができます。だからこそダメージが残る。慣らしていくしかないと思います。

これまでやってきた事を上手く組み合わせていくことでかなりの効果が出せると思っています。この日やった練習は前任校でもやったことがありません。思い付きと言ったら語弊があるかもしれませんが、「こちらの方が効果が高いだろうな」と判断してやりました。暗くなってきたのでやりにくくなった部分もありましたがひたすら走らせました。この時点でかなり良い負荷をかけられたと思っています。

最後にもう少し走る事に。短い距離だけをやっていましたが「自分で自分を追い込む」という練習を入れる事に。この日は25秒走と15秒走。時間的なものに関しては完全に「思い付き」です。感覚的にこれくらいが良いだろうという部分。目の前で見ていて選手達の状態を見ながら変更していく。決まり切った事をやるよりもその方が良いと判断。しっかりと追い込めました。

負荷的には高いですが良くやったと思います。少しずつ良い練習が出来るようになっています。これからです。楽しみになってきました。

もう少し書きたいのですが。また書きます(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書いていたら話が逸れてしまった(笑)

2015-09-30 | 陸上競技
火曜日、学校の練習を観れるのはこの日まで。翌日から国体ですから。本来であれば朝練に行きたかったのですが。前任校ではマイルに力を入れている時期があったので朝練でジョグをしていました。その後はドリルをやったり基礎的な補強をしていました。不足分を補うという意味合いが強かった気がします。

元々規則正しい生活をさせたいという部分がありました。すごく負荷をかけるわけではない。女子の指導が多かったのでウエイトコントロールをしないといけない。意識が高くなればそこまでしなくても問題はなくなります。今はまだ競技に取り組む姿勢を身につけさせていく段階です。基礎的な事もやっていかないといけません。しばらくはやっていこうと思っています。朝から走るなんて事はしませんし。ここで疲れ果てて授業が受けられないというような生活をするのは避けたいので。

この日の朝練はプレート補強とダイナマックス。意図的にトレーニングを増やそうと思っていました。私が不在となるのでそこまでに走練習を増やしておきたかったのでそれ以降はひたすら身体作りに時間を割こうと。私の練習の特徴だと思います。まーこれに関しては学外ではやらないのでなかなか分かりにくいと思いますが。噂によると「筋肉の付けすぎて走れなくなる」と揶揄されていたようです。が、結果はどうたったか。「補強していますから」と言われるところもあると思いますがその度合いの問題だと思いますね。

私は徹底的に身体作りをします。私の指導を希望してくださる方も少なからずいらっしゃると聞いています。「こんなはずではない」と思われるといけないので一応書いておきます(笑)。かなりトレーニングをします。それにより間違いなく身体つきが変わってきます。身体作りがきちんとできればそれに伴い走れるようになります。これには時間がかかるので少しずつ今の段階から準備してもらえると良いとは思っています。必要であればメニューはお伝えします。高校で戦う事を考えたらこれからの準備は大切になります。

地味な部分ですがかなりやります。これまでは学内だけでトレーニングもスプリントもやっていました。どのような練習スタイルでやっているのかを見せる事もありませんでした。まー一見すると「どこでもやっている練習」だと思います。そこの中身。トレーニングは更に工夫をしています。週2日はトレーニングの日。かなり時間をかけて取り組んでいます。これも私の練習の特徴だと思っています。ここ部分に関しては自信があります。

私の性格を知っている方には分かってもらえると思います。私が「徹底してやる」というのがどれくらいの話か(笑)。ここに関しては妥協しないでやっています。その代わり走るために必要な筋力はついていきます。それに伴いスピードも上がる。さらに動きの部分も徹底します。技術的な事も「意味を理解させる」事に中心にやっています。この両輪で指導を進めているのが特徴ですね。

朝練について書いていたつもりが話が飛びまくってしまいました(笑)。いつの間にか指導のアピールになっている(笑)。まー私の私的なblogですから問題はないと思います。関心を持って見てくれる方もいらっしゃると思うのでアピールさせてください。そろそろ勧誘も考えないといけない時期なので。勧誘といっても「うちを知ってください」というくらいしかできないので。

練習についてはまた書きます。なんの話か(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色々な報告を受ける

2015-09-30 | 陸上競技
月曜日、色々と報告がありました。バタバタしていて疲れ果てていましたが救われる部分がたくさんありました。

この夏に北九州に合宿に行きました。会場となった学校に山口県から進学している選手がいました。1日練習をする時に参加してもらって久々に一緒に練習をしました。高校の時に山口県記録を更新したハードルの選手からの連絡。ついにヨンパで61秒台に突入したとの事。いつもの事ですが毎回練習を見ているわけではないですから本人の努力ですね。試合のたびに話をして「苦手な練習の克服」についていました。合宿のときも短い距離の練習をしっかりと走る方が良いと思っています。本人は苦手だから避けていると言っていましたが(笑)。

これからもうワンランク上のレベルを目指すとするとスピードが必要になります。まだまだフラットのスピードが足りない。フラットで58秒台が出せるようになればきっと60秒前半が狙えると思いますね。来年は4年生となり最終学年。また一緒にハードルができるといいねと話しました。

その後、卒業生から連絡。シルバーウイークに一緒に練習をしました。夏休みの間にも数回一緒に練習していました。動きの修正も含めて。私の指導が合っているのかどうかは分かりませんが。定期的に一緒にやる事で確認作業はできます。それにより崩れるのを最小限に抑える事ができるのではないかと思っています。これは本人との感覚のすり合わせです。この時に彼女と一緒に練習している大学生も一緒にやる事にしました。

先週練習をして土曜日にポイント練習した時には少し疲れが残っている感じがあったとの事でした。かなり負荷をかけていたので疲れは残っていると思います。前の週がインカレだったので練習が積めていないというので意図的に負荷を増やしました。ここまでしっかりやって後は疲れを抜くという方針。本人にもかなり説明をしておきました。動かないと不安になりますし。で、日曜日に翌日の練習の打ち合わせをしておきました。とにかく疲労度を見て本数の調整をする事に。

月曜日の練習、かなり良かったとの事。スタートの話もしておいたのでそこの部分も含めて。この日はかなり身体が動いたという報告。一本目は緊張して浮いてしまったとの事ですがそれ以後は安定。ベストで走ったそうです。感覚的にもかなり良いという事でした。この感覚が大切。とにかく疲れを抜いてほしいという事だけ。4年ぶりの一緒の国体。楽しみです。

更には一緒に練習をした大学生の状態の報告も。足がめちゃくちゃ回るタイプで故障気味の日が続いていました。そこの部分から改善していく事にしていました。指導に飢えている感じがあったのでこちらの指導を信じてついてきてくれています。先日から一緒にやった練習を学校に取り入れていこうと前向き。スピード重視する練習を取り入れていきたいとの事。工夫をする必要性を話しておきました。そして基本的な動きの徹底。これができるかどうか。

その子もスタートでベスト更新。動画も送られて来ましたがかなり動きも改善されていました。特にスタート場面での足の運びが改善。もちろんまだまだできる事はありますが、目に見えて変わってきていました。やはり積極的に行動することの必要性を感じますね。自分で必要だと思っているから動きも変わる。この感覚。これがあるから強くなれる。純粋に競技に向かい合える選手と関わる事は本当に楽しい。

それ以外にも前任校の生徒からも就職が決まったという連絡が数件。これに関しては割愛。まー幸せを感じました。

返信する時間、選手と向き合う事になります。こういうスタイルですから時間をかけてやっていきます。好かれるかどうか分からないスタイルですが。それでもこうやって報告を受けることは本当に指導者冥利に尽きます。私もこの子達に負けないようにやっていかないといけないですね。

疲れ果てていましたがエネルギーをもらいました。なんとかやっていきたいと思います!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

短時間練習

2015-09-29 | 陸上競技
月曜日、学校は7時間授業。普段よりも終わるのが遅くなります。通常であれば学校で練習をして終わりなのですが、水曜日から私が不在になるため走れるときに走っておこうと思いました。動き云々のことを考えたときに「崩れるのは嫌だな」と感じたからです。それほど簡単に崩れたりというのは通所ありません。普段やらないいことを突然やったりしない限りは大丈夫。不在ときにはこれでもかとトレーニングをしようかと思っているのでいるときくらいは走らせておこうかなと(笑)。

朝練では金曜日と同じトレーニング。上半身の強化が必須だと思っています。大きな筋肉も必要ですがやはり小さな筋肉も鍛えていかなければいけません。それが将来につながる。簡単に結果は出ないと思いますが継続してやっていくことで確実に強化できます。体幹と上半身。そして私は日々の業務に追われ見にいくことも出来ない。6時半には職場についていたんですけどね。迫り来る雑多な事があるのでそれを処理するだけであっという間に2時間経ってしまいました。

午後は上述の通り7時間授業があり、そこから競技場へ移動して練習開始。始まったのは17時15分を過ぎていたと思います。私は地味に何度も繰り返す中で走りを作ります。普段はドリルだけでもかなりの時間を要します。が、そんな事をやっている暇はない。走らないといけないので最低限の動きの確認にして練習を進めました。終わってしまう(笑)。計画通りにやるといっても短い距離を中心にやっていうというだけです。ある適度やってからそのまま走ることにしました。

マーク走をやろうと思っていました。その前に腿上げ。チューブを使って足運びの確認をしました。やっているうちにふと思いついた事が。ちょっと意識を変えてやりました。膝締めと直線的な足運びのためにどうするか。重心の移動の部分もあり工夫の余地はあるなと思っていました。同じような練習でも目的が違えば全く違うのです。足運びを意識する、重心の移動感覚をつかむ、走りの流れを意識する。先日足が回ることに関して少し書きましたがこの手の練習を上手く組み込んでいけば直線的な運びができるようになる気がします。更にそれは加速段階の足運びにつながっていく。いや、本気で面白い。いろいろなカテゴリーの選手を見ることになって視野が多少は広がってきたのかもしれません。感謝しなければ。

そこからはマーク走を少しやってバトンへ。並走を4本、合わせを4本です。本数的にはそれほど多くないと思いますが質としては比較的高くなってきたかなと思いますね。もちろんバトンが渡らないという選手もいます。そうなると自分の練習の質を自分で下げるようになる。これが何を意味するのか。最終的には自分のことです。

この時点で1時間ちょっと。それでもあたりは真っ暗でした。2時間も練習が出来ない状態となります。仕方ないですが。それを把握した中で来ています。そこからスタートの基礎をやりました。先ほどやったチューブの動きをもう一度取り入れ、スタブロの構えから再確認。こうやって走りにつなげていく練習を組み立てていくことは本当に楽しい。選手がどう感じるか分かりませんが私的にはかなり楽しくできました。もっともっと時間が欲しかったのですが7時過ぎに終了2時間切る練習となりました。それでもこちらがやりたいことはできたかなという感覚。

練習日誌の話をしました。先日から書かせてみようと思って始めました。不定期に提出。私が話した事をきちんと聞いているかの確認のつもりです。明らかな「差」が出ます。文章の量を言っているのではありません。その中身。ある選手は「心」の部分について触れていました。もちろんまだまだですが多少なりと伝わるものがあります。そうかと思えば...。これが現実だと思います。それが全ての行動の「差」となる。本人達がそれに気づくか。伝わる者は先日から成長していく。

とにかく疲れた。ひとまずこれくらいにしておきます。まだまだネタはあるのですが(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤバい

2015-09-29 | 陸上競技
気力。これはすごく大切だと思っています。基本的に大体のことは気合いで乗り越えられると信じています。根性論ではなくこれまでの経験上疲れていても全力で立ち向かえば何とかなるという部分。根拠なし。

が、体力がないと気力だけでは乗り越えられないという現実を突きつけられる(笑)。夏休み前後から「大丈夫だろう」という慢心もありかなりアクティブに動いていました。実際なんとかやってきたので問題はなかったと思っています。

しかし、やっぱりキツいんじゃないかという気がしてきました(笑)。今週水曜日からは国体に向けて出発します。そのため授業の振り替えやそこまでに終わらせておかないといけない業務が。更に月曜日は授業とロングホームルームを含めて6時間、火曜日は5時間授業があります。同じ授業を他のクラスでやるわけではありません。これは想像以上にハード。そのための準備もありますから。

更には不在時に学校で大きなイベントがあります。私はそこまでの下準備をしておかないといけません。副担任の先生にかなり助けられてやっていますが、業者との折衝は私がやっておかないといけません。合間を見て連絡をする。結局月曜日は昼食取れず(笑)。こうなると気力でカバーでにる水準を越えてきます。朝6時前に家を出て帰宅は20時半くらい。こんな事を書いたらまた批判を受けるのかもしれませんが、時間外労働5時間です(笑)。愚痴りたくもなる。

それでもやらないと何も変わらないのでやりますが。どこかで数日間何もしないでゴロゴロすることが出来る日程はないものか。まー多分世の中の社会人はみんなそれくらいやるんだと思います。私なんて働いているレベルではないかもしれない。そう言い聞かせてやっています(笑)。

乗り切らなければ。ただひたすらやるしかない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑記

2015-09-29 | 陸上競技
日曜日、この日は午前中商店街にて販売実習の手伝い。本当はかなり手伝わないといけないのですが、任せっぱなしになっています。そのためせめてこの日くらいはという気持ちでした。例年あまりお客さんが来なくて売れ残りが出るかもしれないと聞いていたのですが、思っていた以上に売れる。開始1時間程度でメイン商品は売り切れました。そのため早めに解散。

私は代金の支払いを済ませ競技場へ。練習をするためではなく「忘れ物を取るために」です。前日夕方まで練習をしていました。かなり疲労していたのもありタオルを忘れていました。忘れ物が多いのですが前日は確認をして車に乗りました。最近は選手が気を使ってくれて忘れ物などのチェックをしてくれます。気がつくとタオルがないので私がどこかに落としたんだろうと思って取りに行く。ベンチの下に落ちていました(笑)。そりゃー見つからないわ。なんだかんだ言ってやっぱり疲労してるんだろうなーと改めて感じました(笑)

前の記事にも書きましたが、そのタイミングで前日少しだけ指導をした中学生から話しかけられました。怖がられているかと思っていたのですがそうでもなかったようです(笑)。ハードルを使ったドリルを少しやりましたが、その影響で股関節周りが筋肉痛になったようです。この手の練習をやるだけでも中学生は競技力が上がっていくと思います。器具を使ったトレーニングなどでなくても自重を使ったトレーニングをしていくだけでもずいぶん違ってくると思います。「股関節周りが弱いのがわかった」と言っていました。立派。こうやって少しずつでも競技に真剣に向き合う選手が増えてくれればと思います。多少なりと貢献できているのかな。

そこから帰宅途中にホームセンターへ。前日の練習でハードルが不足していました。元々うちの練習用に作成していたパイプハードルを利用したのですが大人数に対応できるようにはしていません。実際にうちが使うときにも足りなかったのでちょっと効率が悪いなと感じるところもありました。時間的に少し余裕があるこの日にまとめて作ってしまおうかと。

塩ビパイプを購入してその場で裁断。そのままジョイントにつないでいきます。前回作った時の反省を生かして持ち運びのときに落ちてしまう部分を接着剤で固定。これにより多少なりと効率が良くなるだろうと思います。





ホームセンターで1人で座り込んでひたすらハードルを作る。通りすがりの方に「何を作ってるの?」と質問される(笑)。まー普通考えたらこんな所で塩ビパイプ切ってモノを作っているって異様な光景かもしれません(笑)。「部活で使うんですよー」と笑顔で対応。1時間程度で完成しました。これで練習の効率が上がると思います。やりたい事があっても道具がなくて出来ないというのでは面白くないですからね。さすがに疲れた。

その後はゴロゴロしながらblog更新。時間がある時にしか書けないですからね。まーこの日は書きたい事があれこれあったので。我ながらよく書くなー、と思いながら書いていきました。書きたいことはたくさんあるんですがなかなか時間がなくて。合間に高校の同級生と連絡を取り合う。お子さんが陸上に興味を持っているということなのでその相談。いつか同級生の子供を指導することになるのかなー。周りからの噂も少し聞きました。ここは割愛(笑)。

なかなか疲れが抜けません。体力的な問題が残っていますが何とか乗り越えたいと思います。

本当に雑記。たまには。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1日練習(私だけ)4

2015-09-27 | 陸上競技
やっとここまでたどり着いた。自分で言うのも何ですが「よくこんなに書くな」って話ですね。書きたい事がたくさんあったのです。そこの部分を書いていたらこんなことに。まー土曜日は感じる事が多かったのでその分長くなるのはあるのですが。

土曜日、練習は3時間に限定しようと思っていました。前日に短い距離をかなり走っています。多分今シーズン最高に本数が多かったと思います。朝の段階で行っていたトレーニングもあったので筋肉痛になっていたようです。上半身が(笑)。とにかく長期的にトレーニングをしていくことの必要性があると思っています。走りに影響するからやらないという考え方もあるかもしれませんが、今はしっかりと鍛えていきたいと思っています。私が赴任してもう半年が過ぎようとしています。ここにきてやっと「やりたかった練習」が実施できるようになってきました。質の問題はまだまだかもしれませんが、スピード刺激という部分ではできるようになってきたかなと。

いつも通りの流れ。ドリルをやってからマーク走へ。これを数本やってから並走、バトン合わせ。ここは前日にしつこくやっていました。他校から選手が来ていた部分もありますがあえて細かく指示はしませんでした。この手の練習が「当たり前」のように出来るようになってくれないと今後困ります。私の練習では短い距離を走る頻度かま多い。他校と比べた事がないので何とも言えませんが(笑)。

これまでどちらかというと「引きこもり」のように練習をしていました。近くの競技場にさえ行かない(笑)。だから私がどのような練習をしているかは周りには知られていないと思います。すごく前に「追い込む」という部分だけを見られていたので「kanekoの練習は酷い」という話も流れていたと思います。よほどの覚悟がないとkanekoに近寄ってはいけない、みたいな。まー仕方ないかなと。ここ最近は色々な人に練習を見られています。だからと言って内容を変える気はありませんが。見てもらうことで私の練習を評価してもらえる事も増えてきました。現実を見てもらう方が「噂」よりは圧倒的に早いかなと。

話が逸れましたがバトン合わせをやってから短時間で追い込むことにしました。この日は「自分と向き合う」というテーマを私の中で掲げていました。内容としては「ハイスピードインターバル」です。まーカッコ良く言っていますが「折り返し走」です。普通の折り返し走よりは休息を長くしています。心肺的に追い込むのではなく良い動きをしながら追い込む。この感覚です。男女別に一斉に走りました。それほど本数的に多くなかったですが。きちんと追い込めたでしょうか。

その練習が終わってから少し休息してまた別メニュー。この日はあえて「自分と向き合う」という練習です。これまでやった事がないメニュー。「20秒走」です。20秒でどれだけ走れるか。それだけです。手を抜こうと思えば20秒かけて50m走るというのもそれで良い。本当に強くなりたいと思えば1mでも多く走る。最後は気持ちの部分です。自分自身の「心」と向き合う。それを数本繰り返す。簡単なことではありません。これまでその手の練習はあえて避けていました。が、チームとして個人として「次へ進む時期」だと感じたのです。

私は「何故やるか」を伝えました。顧問としての仕事はここで終わりだと思っています。あとは選手がどのような行動に移すか。ひたすら持ち上げながらやらせるのも一つの手段。が、時にはこうやって「自分がどうしたいのか」を考えさせないといけないと思っています。キツイのは分かっています。だからこれまではやらせませんでした。「単に走るだけ」で本数をこなすのは簡単です。手を抜いて走って最後の1本だけ全力で走る事も可能だから。そんな練習をしていたらきっと強くはなれません。だから「心」と向き合うのです。

妥協せずに走らせました。3本だけですが。この3本の中で何を感じたでしょうか。これも私の練習スタイル。隠しません。選手が「強くなりたい」と「心」から思えるように時には心を鬼にしなければいけない時もある。選手の勧誘等に影響を及ぼすのかもしれません。が、私は「選手自身が気づいて成長する」ところに力を注ぎたい。青臭いと思います。それでも大切な要素なんだと。

最後に少し話をしました。「心技体」という言葉があります。競技をする上で必要な要素。「技術」に関してはかなりの時間をかけて指導をします。どれだけでも教えていきます。「体力」部分もトレーニングをしています。かなりの量だと思います。これも他校には負けないと思っています。そして「心」です。「心技体」の言葉の一番最初には「心」があります。どれだけ「技術」を身につけても「体力」を向上させても、最もベースになる「心」を磨かないとダメだと思っています。

「心」とは物事に取り組む姿勢。物事に対する「考え方」です。そこが変わってくれば本当に人は変わります。このタイミングで「強くなりたい」と思ってうちの練習に来てくれている選手がいる。強くなりたかったら「受け身」ではなく自らの意志で「積極的に行動する」という部分が必要になる。それを目の当たりにしたはずです。この選手は3本目でもかなりの距離を走りました。「強いから走れる」のではない。「走ろうとする意志があるから強くなる」のです。同じようなことを言っているように思われるかもしれませんが全く違います。

私に出来ることは全力で選手と向き合うこと。分かってもらえないかもしれませんが、本心です。もちろんそこにたどり着くまでに誤解を受ける事もあります。それでもやり続ける。万人が私を好むとは思いません。それでも「信念」を持ってやっていきたい。「心」からそう思います。

変わるチャンスは至る所に転がっている。ほとんどの人はそれに気づかずに過ぎ去ってしまう。でも、競技をやっていたら目の前にたくさんチャンスがある。「心」が変われば全てが変わる。取り組む姿勢が明らかに変わるからです。それを伝える手段が私にとっての「陸上競技」なのかもしれません。

疲れましたがチームとして動き始めるキッカケは与えたと思います。あとはどう感じるかだけです。このblogには想うことを書いています。別に飾るつもりはありません。誤解を受けるかもしれません。それでも進みたいと思います。

長々とお付き合いありがとうございました。我ながらしつこい(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1日練習(私だけ)3

2015-09-27 | 陸上競技
午後からは学校の練習。13時開始にしていましたから結局食事をする時間がない。これも仕方ないかなと思っています。こういうところは「無意味」なんですが。これで体調を崩したら元も子もないのです。分かってはいますが時間がなかった。それでも練習は最初から見たいという気持ちがあります。

この日は他校から来校者がいました。昨年の県の冬季合宿で指導してから試合ごとに話をしたりする選手です。県総体終了後も「自分のレースと課題」について自ら質問してきました。このことは当時のblogに書いたと思います。こういう姿勢があるから強くなれるんだと思います。夏の合宿でも指導。県新人でも大幅ベストを更新して上の大会に進みました。「先生から教えてもらったことをひたすらやっています」と言ってもらえました。もちろん、社交辞令です(笑)。分かってはいますが嬉しいですね。

この選手と県新人後に話をしました。これから自分がどのように練習をしていけば良いか?課題は何か?とひたすら質問してきました。今回の大会で県内に師匠が出した案内が配布されています。希望があれば練習受け入れをしますという文書。その話をして顧問の先生に相談するように伝えました。前任校であれば距離も近いですし、知っている選手もいるので参加しやすいとは思いますが全く知り合いのいない学校に来るのはかなり勇気が必要になります。

一応翌日に顧問の先生にこちらから連絡をしておきました。折り返し電話があり本人も希望しているし、専門的な指導を受けさせたいので練習に参加させたいとのことでした。こちらとしては師匠が提案した内容ですからどんなことがあってもやり遂げます。私ができる恩返しというのはこの程度のことしかできません。お世話になっている方々がやりたいこと、やろうとしていることを全力でバックアップするために出来ることをやります。学校の枠を取り払ってやっていく部分も必要なんだと思います。

このこともあり前日にうちの選手には文書を配布しました。文面に不安があったのでもう1人の顧問の先生に確認してもらう。その流れで国語の先生に確認をしてもらいました。趣旨だけ伝えて余計な文言は削除。練習公開をする、中学生や高校生の参加があるという部分だけを伝えました。理解してもらえるかは分かりませんが、「強化委員としての責務」を果たす事も必要です。

うちの選手を最優先します。が、こうやって来てもらった時にはやはり来客者に対応する事が増えます。選手は不満を感じるかもしれません。それでも立場と責任があります。うちの選手は基本的に毎日見ています。動きに関しても見ています。逆にこうやって少し距離を置いた時に自分達で意識して練習ができるかどうかが大切なんじゃないかと考えるようになりました。「見て指導するのが当たり前ではない」という部分です。こうやって「強くなりたい」と切実に願って行動する選手が存在するというのを感じてもらいたい。

前半は一緒に練習をしました。基本的な動き。その中にハードルに必要な要素を入れています。特別な練習ではありません。その中に意識するポイントを入れていくだけ。抜き足のつま先が下がります。この部分は絶対に修正しないといけない。これは基本です。そこの部分を修正するための練習をどうするか?本人にはしつこく伝えました。

途中からハードルアプローチ&一歩ハードル。これを繰り返します。リード脚が開く。更に踏み切った時に腰が残る。リードが開けば着地が悪くなる。踏切で腰が引けてしまうと勢いがつかない。基本的な部分の練習をしっかりとしておきたい。この日は練習を3時間としていたのでできる事が限られます。その中で学校に戻ってもできる事を徹底的にやっておく事が大切だと思います。かなりしつこくやっていきました。その中である程度のことは改善できました。何度も書いていますがまた元に戻るので繰り返しやるしかないのですが。

この子の最大の特徴は「できるようになるまで妥協せずにやる」という所です。教えてもらったことを自分で納得するまでひたすらやる。うちの選手はこの姿をどう見るのかなと思います。「特別な存在」として見ていくのか。それとも「自分にも出来る」と思うのか。これまでやってきた「自分の中の殻」から抜け出すヒントはこうやって与えています。

もし自分が逆の立場だったらどうか?全く知らない学校へ「強くなりたい」と思って足を運ぶ事ができるか。やはり強くなるためにはこうやって「積極的に動く」という部分が必要になるのです。絶対に二の足を踏むと思います。他校からわざわざ「強くなりたい」と思って電車に乗って練習に来る。その意味だと思います。同じ高校生。何が違うのか?強いからそれができるのか?いや、昨年この選手はそれほど実績はありませんでした。それでも積極的に動くことで自分で自分の人生を変えていったのです。

その話もしました。伝わるかどうは分かりません。「特別だから」ではないと思っていますが、それはあくまで私の「価値観」でしかない。私はチャンスを与えることしかできません。最後は選手次第だと思います。この選手は可能であればまた今後も来たいと言っていました。どこまで実現できるかわかりませんが。こうやって「何とかしよう」という姿勢の子は強くなる。「教えてもらえる」のが当たり前のように存在していたらそこまで考えなくなります。この違いだと思いますね。

この子が来てくれたおかげでこちらも刺激を受けました。この日の練習に関してはまた別に書きます。もう一つ書いたら終わりそう。長いな。

長くて読めないかもしれません。お時間がある方はまたお付き合いください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1日練習(私だけ)2

2015-09-27 | 陸上競技
続き。

前の記事があまりにも細かい事だったので面白くなかったかもしれません。そして「自分のやっていることが絶対」と捉えられる可能性もあります。こうやってblogに技術的なことを書くのは気がひける部分もあります。考えていることを晒すわけです。「考え方が間違っている」と言われる可能性だってある。そこは覚悟の上です。私の考え方が正しいとは思いません。しかし、指導していく上で「信念」を持ってやっていくのは私の中では当たり前だと思っています。漠然と技術的なことをやっていくのは違うと思うので。

今、師匠が「県全体の強化」を掲げられています。私のような三流指導者がどれだけ貢献できるかはわかりません。それでも必要だと思うことを伝えていきたい。このblogも多少なりとそういう部分に貢献できているかもしれません。基礎的な部分の徹底が一番大切なんじゃないかとここ最近は強く思います。感覚的な部分を育てていくというのには時間がかかります。変なクセがついてしまってから動きを修正するというのは難しくなる。福岡ではある程度共通した認識の中で一貫した指導をしていくということです。そういう仕組みが出来ると楽しいと思いますね。

足が回る動きをできる限り修正してからマーク走へ。チューブを使った走りも少し。とにかく時間をかけてやっていきたいところなんですが足りなくなる。少し曖昧な感じてやってしまいます。こういう練習嫌いなんですが。もう少し徹底してやっていくことで動きが変わっていくと思っています。やるからには「やって良かった」と思ってもらえる練習がしたい。時間は有限です。せっかく来てもらうのですからそれなりに「良かった」と感じてもらえないと。こちらも責任があります。時間の使い方を私自身考えていかないといけません。

ある程度その動きをやってからスタート練習へ。今回走りも県体前ということもあり少し細かい部分を。私自身この局面はまだまだ勉強しないといけない部分です。それでもある程度のことはできます。確認しながらやっていきました。一番最初に基本的な話をしてからそれを徹底。一歩目の動きが微妙な選手が大半を占めていました。もう一度確認。構えの段階での力をどう入れるか。出るときに一度後ろに下がってしまう選手もいます。更には前ブロックの位置が近すぎる選手も。1人ずつ確認をしていきました。

これだけで数日間やらないといけない練習だと思います。大きく変えてしまうと対応できない選手も出てくるでしょうから。先日、師匠のところに行ってひたすらスタートの動きを見ていました。その指導の中でポイントをしっかり確認する。そして盗む(笑)。真似するとかではなく「ポイントを理解していって盗む」という感じですね。一時的に修正してもすぐに元に戻る。だから見ながら徹底するしかないと思っています。自分でその感覚を覚えていくしかないのです。

前の記事の続きになります。積み上げていっても動きは戻ります。定期的にやっていくというか継続してやっていくことの大切さを改めて感じます。スタートであれば腰の位置が下がってしまったり、ブロックの位置が戻ってしまう。ここの部分の徹底をしたいのですが時間がかかる。本当はそれを自分が徹底してくれると良いのですが「第三者の目」が必要になります。やっているだけの練習からそういう練習にシフトしていけると強くなるんだと思います。

もちろん、中学生や高校生にそれを全て求めるのは不可能だと思います。やりたくても筋力的にできない部分もありますし。筋力的に不足するから「今の筋力で一番楽にできる動き」をしようとする。ある意味「誤魔化す」というのは仕方ないのです。だからそれを補うために基礎筋力を上げていかないといけない。

とにかくあれこれやるのには時間がかかります。そしてそれを継続してやる必要がある。ここは考えないといけません。限られた時間の中で何をするか。そして本人達の感覚を磨けるか。やろうとしていることの必要性を理解してもらえるか。難しいことをやろうとは思いません。やりながら覚えてもらうしかない。最初は「やるだけ」になるかもしれません。何をやろうとしているのか全くわからないままでの「やるだけ」ではなくある程度教えてから「やる」ことでそれから先が違ってくると思います。

難しいことをあれこれ話したくなります。それはあくまで「自己満足」でしかない。自己反省も含めて考え直さないといけません。その選手にあった指導を個別にしていけるようにならないといけません。こんなスタイルだから結構疲労するのです。まーなかなか難しいところですね。

何人かにはもう一度足運びの事を念押ししました。あとは本人達がどれだけ考えて実行してくれるかですね。最後は選手の意欲次第だと思います。準備はしますが最後は選手。

長くなりました。これで午前中終わり。なんか思ったより長くなりました。書きたいことはまだまだあるのに。

またお付き合いください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1日練習(私だけ)

2015-09-27 | 陸上競技
土曜日、この日は午前中はクラブチームの指導。一応blogなどでも「強化のために出来ることをやる」と公言していますからこういう地域に根ざした活動に関しては参加するべきだと考えています。言っていることとやっている事が違うと言われるのも嫌なのでこういう形になると「自己犠牲」でやっていくしかありません。自分で言うなと言われるかもしれませんが(笑)。何度も書いていますが、私のような指導スタイルで長時間やると結構しんどい。自ら疲労が蓄積する道を選んでいる気はしますが。

クラブチームは大半が中学生です。そのレベルに合わせて指導していかないといけません。限られた時間しか関われないのでやる事を選択していかないといけません。細かい部分では感じること、考えることもあります。まずは全体の流れを把握していくことが大切なんだろうなと考えています。全体でのアップを終えてグループに分かれて指導することになったのが40分程度経過してから。もう少し時間が欲しいなと思いましたが。基本的なことを確認してからやっていくためにはやはり時間が必要です。この日はあれこれやりたいことがあったのでそのために、基礎的な動きの確認を端折ることになりました。まー難しいですね。

股関節周辺の動きと膝締めだけは徹底したい。そう思っていました。膝締めの動きをやるだけでもかなり時間を要します。一番基礎的なことですがこの部分には癖が出やすい。そして普段の練習の中でなかなか意識してやらないであろう部分です。私の指導の中では「膝締め」と「重心の移動」というのは毎日徹底します。しかし、それは一般的ではない。細かい動きの徹底をするというのは大変ですし。あくまで「私の指導の中で重視する部分」でしかないのです。まーそれならそういう練習を公開するなと言われるのかもしれませんが。私はこの指導にポリシーを持って取り組んでいます。

多少時間はかかりますがハードルを使って股関節周辺を動かし、更には膝締めをやりました。この動きの中に様々な要素を入れ込んでいます。意識する部分は何かを徹底して説明します。動きながらの膝締めです。初めてやる選手もいるので説明を加えながらやっていきました。私の感覚としては「なぜその動きをやるのか」と「どういう意識が必要か」だけは理解させる必要があると思っています。中学一年生もいましたから難しい部分はあったと思います。しかし、それでも「何をやろうとしているのか」だけは話しておく必要があると思います。

後日談になりますが、翌日の日曜日に競技場にタオルを忘れていたことを思い出して取りに行きました。そこで前日に指導していた中学生から話しかけられました。この練習は跳躍も一緒にやったのでその時に参加していた選手でした。「昨日の練習をやって腰が痛くなりました」と言われたので故障させてしまったのか?!と確認すると「筋肉痛になった」とのこと。股関節周りがかなりの筋肉痛になったなったようです。普段使えていないんだと思います。まーこの手の練習を意識してやることは少ないでしょうから。「自分の股関節周りが弱いのが改めて分かった」と言っていました。なんて積極的な選手なんだ、と感じましたね。こういう選手にはこちらからアドバイスをしてあげたくなります。

話が逸れました。この手の動きをやっていた時にすごく気になる部分がありました。膝締めや接地ポジションに関してもですが、足運びです。これまで継続的に指導している選手も数人いたのですが総じて「足運びが微妙」になっていました。まーこれはなかなか分からない部分だと思います。少し前に「足が回っていないか?と質問されました。少し回っている感覚はありました。話を聞いてみると「感覚的に鋭いな」と思う部分がありました。間違いなくそういう練習をすると足が回る動きになります。特に女子は。

うーん。この辺りはすごく難しいと思います。回る部分は避けたい。この動きが始まるとスタート局面が上手くいかなくなります。更にはその動きがずっと続いてしまって走りが微妙になる。確率的にそのような動きをしても関係なく走れる選手もいると思います。が、本当に必要な動きをする方がもっと力が出せるのではないかと考えています。比較対象がないのでどちらが良いのかというのは判断ができませんから。普通の選手が強くなるためには「基礎の徹底」だと思います。回り始めると膝から下の開きが早くなります。なかなか説明が難しくなるのでこの辺り手間止めておきますが。とにかく避けたい。

上述の選手、感覚が鋭い。ある練習があるのですがその練習をした時に「足が回って進まなくなる」と感じたそうです。指導をする前までは何も考えずにやっていたそうですが、何度か指導する中で「感覚の違い」を感じ始めたと。この動きをやると「足が回って気持ち悪いな」と感じたそうです。いや、本当にすごい。

私の指導が云々ではありません。私はこういう動きをしたいと思っていることがあります。しかし、そうではない流れもあるのかなというのは認めないといけません。あまり書くと語弊が生じてしまうかもしれないのでこの辺りで止めておきます。私の考える動きが絶対的に正しいと主張する気はサラサラありませんから。誤解なきよう。私のやりたい動きとは少し違うなという部分があるというだけですから。

ほとんどの選手が膝締めができませんでした。継続的に指導している選手も数人。当然直線的な足運びもできません。徹底してやっていたつもりですが「クセ」というのは本当に怖いなと改めて感じました。限られた時間の中でそこの部分を修正しないといけない。チューブを使った腿上げを何度かやっておきました。もう少し時間が欲しい。崩れた動きを戻さないとそこからの練習の意味はなくなってしまうからです。とにかく徹底。

ここまでは短距離と跳躍一緒にやりました。人数が多くなりますがどちらもスプリントがすごく大切になるわけですから同じ流れの中でやっていく事が必要になると思っています。直線的に運ぶ感覚を徹底しないといけない。そのためにはやっぱり「動きの感覚の共有」が必要になるんだろうなと。これが一番難しい。どこでも同じような感覚でやっていけると様々な事が変わってくると思っています。

基礎的な話でここまできました。長くなりましたね。反省。記事を変えておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする