kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

1日練習(私だけ)

2015-09-27 | 陸上競技
土曜日、この日は午前中はクラブチームの指導。一応blogなどでも「強化のために出来ることをやる」と公言していますからこういう地域に根ざした活動に関しては参加するべきだと考えています。言っていることとやっている事が違うと言われるのも嫌なのでこういう形になると「自己犠牲」でやっていくしかありません。自分で言うなと言われるかもしれませんが(笑)。何度も書いていますが、私のような指導スタイルで長時間やると結構しんどい。自ら疲労が蓄積する道を選んでいる気はしますが。

クラブチームは大半が中学生です。そのレベルに合わせて指導していかないといけません。限られた時間しか関われないのでやる事を選択していかないといけません。細かい部分では感じること、考えることもあります。まずは全体の流れを把握していくことが大切なんだろうなと考えています。全体でのアップを終えてグループに分かれて指導することになったのが40分程度経過してから。もう少し時間が欲しいなと思いましたが。基本的なことを確認してからやっていくためにはやはり時間が必要です。この日はあれこれやりたいことがあったのでそのために、基礎的な動きの確認を端折ることになりました。まー難しいですね。

股関節周辺の動きと膝締めだけは徹底したい。そう思っていました。膝締めの動きをやるだけでもかなり時間を要します。一番基礎的なことですがこの部分には癖が出やすい。そして普段の練習の中でなかなか意識してやらないであろう部分です。私の指導の中では「膝締め」と「重心の移動」というのは毎日徹底します。しかし、それは一般的ではない。細かい動きの徹底をするというのは大変ですし。あくまで「私の指導の中で重視する部分」でしかないのです。まーそれならそういう練習を公開するなと言われるのかもしれませんが。私はこの指導にポリシーを持って取り組んでいます。

多少時間はかかりますがハードルを使って股関節周辺を動かし、更には膝締めをやりました。この動きの中に様々な要素を入れ込んでいます。意識する部分は何かを徹底して説明します。動きながらの膝締めです。初めてやる選手もいるので説明を加えながらやっていきました。私の感覚としては「なぜその動きをやるのか」と「どういう意識が必要か」だけは理解させる必要があると思っています。中学一年生もいましたから難しい部分はあったと思います。しかし、それでも「何をやろうとしているのか」だけは話しておく必要があると思います。

後日談になりますが、翌日の日曜日に競技場にタオルを忘れていたことを思い出して取りに行きました。そこで前日に指導していた中学生から話しかけられました。この練習は跳躍も一緒にやったのでその時に参加していた選手でした。「昨日の練習をやって腰が痛くなりました」と言われたので故障させてしまったのか?!と確認すると「筋肉痛になった」とのこと。股関節周りがかなりの筋肉痛になったなったようです。普段使えていないんだと思います。まーこの手の練習を意識してやることは少ないでしょうから。「自分の股関節周りが弱いのが改めて分かった」と言っていました。なんて積極的な選手なんだ、と感じましたね。こういう選手にはこちらからアドバイスをしてあげたくなります。

話が逸れました。この手の動きをやっていた時にすごく気になる部分がありました。膝締めや接地ポジションに関してもですが、足運びです。これまで継続的に指導している選手も数人いたのですが総じて「足運びが微妙」になっていました。まーこれはなかなか分からない部分だと思います。少し前に「足が回っていないか?と質問されました。少し回っている感覚はありました。話を聞いてみると「感覚的に鋭いな」と思う部分がありました。間違いなくそういう練習をすると足が回る動きになります。特に女子は。

うーん。この辺りはすごく難しいと思います。回る部分は避けたい。この動きが始まるとスタート局面が上手くいかなくなります。更にはその動きがずっと続いてしまって走りが微妙になる。確率的にそのような動きをしても関係なく走れる選手もいると思います。が、本当に必要な動きをする方がもっと力が出せるのではないかと考えています。比較対象がないのでどちらが良いのかというのは判断ができませんから。普通の選手が強くなるためには「基礎の徹底」だと思います。回り始めると膝から下の開きが早くなります。なかなか説明が難しくなるのでこの辺り手間止めておきますが。とにかく避けたい。

上述の選手、感覚が鋭い。ある練習があるのですがその練習をした時に「足が回って進まなくなる」と感じたそうです。指導をする前までは何も考えずにやっていたそうですが、何度か指導する中で「感覚の違い」を感じ始めたと。この動きをやると「足が回って気持ち悪いな」と感じたそうです。いや、本当にすごい。

私の指導が云々ではありません。私はこういう動きをしたいと思っていることがあります。しかし、そうではない流れもあるのかなというのは認めないといけません。あまり書くと語弊が生じてしまうかもしれないのでこの辺りで止めておきます。私の考える動きが絶対的に正しいと主張する気はサラサラありませんから。誤解なきよう。私のやりたい動きとは少し違うなという部分があるというだけですから。

ほとんどの選手が膝締めができませんでした。継続的に指導している選手も数人。当然直線的な足運びもできません。徹底してやっていたつもりですが「クセ」というのは本当に怖いなと改めて感じました。限られた時間の中でそこの部分を修正しないといけない。チューブを使った腿上げを何度かやっておきました。もう少し時間が欲しい。崩れた動きを戻さないとそこからの練習の意味はなくなってしまうからです。とにかく徹底。

ここまでは短距離と跳躍一緒にやりました。人数が多くなりますがどちらもスプリントがすごく大切になるわけですから同じ流れの中でやっていく事が必要になると思っています。直線的に運ぶ感覚を徹底しないといけない。そのためにはやっぱり「動きの感覚の共有」が必要になるんだろうなと。これが一番難しい。どこでも同じような感覚でやっていけると様々な事が変わってくると思っています。

基礎的な話でここまできました。長くなりましたね。反省。記事を変えておきます。
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