kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

働くということ

2023-03-31 | 陸上競技
陸上競技とは全く関係ない話。

仕事に対しての意欲が激減しています。もちろん働きますが。ネットニュースに教育関係に関する記事が出ています。こんな状態で「生徒のために」という美辞麗句を並べて「働かせ放題」で働かされる。賃金が上がるわけでもなく。「やりたくない」といえばそれがまかり通る。それを「おかしい」とblogに書けば「愚痴をblogに書くな」みたいなコメントを書き込まれる。

まーもうどうでもよくなる自分がいるのは確かです。他校では再任用で生徒部長を命じられたりするようです。給料が6割に下げられているのに「これまでと同じ業務」を求められる。それっておかしくないですか?働く仕事があるだけ十分だというのか。


負担だけ強いてそれに見合う見返りはない。「みんなでやりましょう」と言いながらも結局やらされるのはこちら側。かなり憤りを感じます。「定額働かせ放題」の状況で何かあれば守ってももらえない。それなのに「働くのが当たり前」と言われる。


これは現場のごく一部でしかないと思っています。そこに対して何もしてもらえない。ストレスを抱えていても発散する場所もない。再任用の2年目終了時に辞めてしまう方が本当に多い。扱いの悪さや理不尽さに対してこれまで我慢していたものがプチッと切れてしまうのだと思います。なんなんだろう。

現場に求めることが多くなっている。その事実をどう捉えるのか。働かせてやっているんだから文句を言うなというレベルの話なのかもしれない。これだけニュースになっている事実がある。このblogに何かを書いたところで何も変わらない。そんなことは分かっている。でも誰か1人でもこの現状を理解して「おかしくないか」と声をあげる人が増えると良いなと思う。

「やりがい搾取」で「生徒のために」という言葉を使いながらやっている。未来は暗い。娘が教員として働き始める。それが彼女にとってどのような意味を持つか。続けていけるだろうか。失望しないだろうか。若い教員がどれだけ前を向けるだろうか。

職場では極力話をするようにしている。若い人たちが前向きになれるようにしたいなと思う。が、自分自身が保てるかどうかは別問題。鬱になって休むことだってある。多くの教員が「理想」と「現実」の狭間でもがいている。そこだけは忘れてほしくない。

これからどうなるのか。自分自身が。


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中国合宿最終日

2023-03-31 | 陸上競技
火曜日。この日が合宿最終日。朝から色々なトラブルがありバタバタ。他校の先生にご迷惑をおかけすることに。私はコーチだったこともあり、トラブルが発生した時に対応できない部分があります。申し訳ない本当に申し訳ないなという感じです。

練習自体は9時半から11時50分まで。これはなかなか時間がタイトです。練習場所がサブトラだったのもあります。歩いて5分はかかるのでそれも考慮して練習をしないといけません。ハードルの分割走をメインにしたかったのでそれに対してどれだけのアップが必要になるかという部分です。

アップはかなり省略。バランス系をやってハードル股関節をやって。本当はドリルなどもやりたかったのですがそんな時間はありません。メイン練習にどれだけ時間を割けるかというのが大切。フリーアップの時間をある程度作っていきました。1台目までの入りも含めてです。トータルで練習ができる時間が1時間程度だったかなと。

今回は分割走。前日までに1台目までの入りと歩数の切り替えをやっていました。今度はより実践的に正規の距離で正規の歩数で練習。一気に7台目まで走ると2本程度しかできないと思います。1時間で数本やるというのは難しい。ダメージもありますし。そこを考慮しての練習です。4台目まで走ってから一旦止める。そこから3台目の所まで戻る。この時間に少し回復させます。で、4台目を越えて5台目までを正規の歩数で走る。5-6台目で歩数が増えるのでハイスピードで歩数の切り替えを行う。そして利き足に戻すという練習。

このパターンは5台目まで17歩、6台目7台目が18歩の選手です。他のパターンの場合はまた別の形になります。3台目まで18歩、4台目から19歩の選手であれば歩いて戻って3台目までやらせます。すでに最初の練習で18歩から19歩への切り替えの練習をやっているので、18歩の逆足の練習をする方がいいからです。一律にやるのではなくて選手の状況に応じた練習ができるといいなと思っています。

これまでやってきた練習の総まとめです。もちろん疲労感がありますし、筋肉痛にもなっていると思います。他県の選手に聞いてみると上半身が筋肉痛になっているようでした。逆足などの練習の中で力みがあったり、上半身のブレを抑えるために知らないうちに身体を使っているのだと思いますね。

19歩の選手、やはり詰まってしまいます。ハードルの手前でちょこちょこになって減速する。ハードルロスが大きい選手の特徴だと思います。今回はある程度調整ができたのではないかなと思っています。問題は17歩で行くことを目標にしていた選手が届かなくて19歩でちょこちょこになってしまう部分です。「できるだけ逆足を使わないように」という指導があるようです。選手には伝えていますが、最優先は普段練習を見ている顧問の先生の指導です。その中で逆足を使わないようにと言われるのであればそれに従う方がいいと思います。私が何かを強制するのはおかしいので。

少し話をしました。17歩で3台目まで行ってそこから19歩にすると。そのパターンで練習をするのですが最初から届かなくてちょこちょこになっています。大幅減速。これでは何度やってもタイムは期待できないと思います。ロスの幅が大きすぎます。1本目をやって全くできないので「このままではタイムは出せない」という話をさせてもらいました。厳しいようですが走力があったとしてもこれだけ減速していたら戦えないと思います。本人もそのことが分かっている。「18歩を使っていきたい」とのこと。逆足の練習はほとんどやっていないのでどれだけできるか分かりませんが、これから先のことを考えると必要不可欠です。

ヨンパをやる。このスタート時点で「逆足の習得」は必須だと思っています。当たり前の話なのですが、なかなか普及しません。得意な足ばかり練習して逆足をやらない。前半はそれで良いかもしれませんが、レース途中で絶対に切り替えが必要になってきます。そこから目を背けて練習を積んでも間違いなく頭打ちになります。苦手だからやらない、ではなく必要になるから時間をかけて習得するというのが必要なのです。

今回話した選手はこれからのことを考えて学校でも逆足の練習を取り入れたいと話していました。本当はこの手の練習を冬季練習に入る前にやれると良いのだと思います。逆足を習得するための練習がどのようなものなのかを理解してやっていく。股関節周辺の強化にもなります。

トップタイムを待っている選手も逆足が苦手。というか、元々ハードルが苦手。春先に試合で見た時よりは良くなっています。17歩から19歩に切り替える予定にしていたようですが、話をする中で1回だけ逆足を使うという流れになりました。この子のすごいところは「上手くない」のですが、間の時間を使って逆足のイメージをひたすら作っていました。限られた時間の中でどうやって上手くなるか。前日の8歩ハードルではある程度のレベルにまでなっていました。1回だけ使うなら許されるかなと。この日はスピードが出ているのでなかなか上手く調整できません。踏み切れないことが大きな原因かなと。他県の選手ですし、間違いなくインターハイを狙うときにはライバルになります。こういう性格ですから目の前で一生懸命やろうとしている選手に対して適当に対応できません。

ここでも「抜き足」のことが気になりました。本当に「抜き足」が前まで来ません。これではぶつけて転倒してしまう危険性があります。普段からの練習のなかでもっと修正しておかないといけないんだろうなと。こういう合宿では一時的にやることになります。本当はこの手のことを各学校で理解してもらってやっていくことが必要なのだと思いますね。これまでやってきたハードル練習会。これから先はどうするか。ニーズがあるならやる方がいい気はしています。普及という意味でも。

例の如く、時間が足りなくなってしまいました(笑)。最後の1本は6台目まで一気にいってしまうことにしました。本数的には5本くらいはやっていたので疲労度はあると思います。10分に1本でしたから。その中でもやっておく。やめてもよかったのですが「最後に1本いきたい」という強い申し出があったので。風が安定しない中でしたがしっかりと走っていました。

うちの選手は4台目まで17歩で切り替えて18歩のパターンで行く予定でしたが、向かい風が吹いたので少し大きくなってしまって上手くまとめられませんでした。こういう状況なら3台目まで17でそこから18歩に切り替える方が良かったでしょうね。咄嗟の判断が出来るようになるか。逆足が他の選手の利き足よりも上手いので4台18歩で押していきたいと思っています。63秒台を出すためには必須かなと。

もう1人、今年からヨンパに参戦する選手。とにかく大きい。向かい風、疲労度もあってどうかなと思いましたが5台目まで16歩(笑)そこから17歩に切り替えて少し詰まる。笑えてきました。最後まで待つのかどうか分かりませんが、ヨンパへの適性はあると思います。高いレベルでチーム内で競り合えたらと思っています。勝ち負けだけではなく複数人でインターハイに行くためにどうするか。ここだけを考えています。

個人的には良い練習ができました。選手がどのように感じているかは分かりませんが。こういう機会をありがたく思います。私自身が刺激をもらった気がします。

一応、集合写真を載せておきます。個人情報などの問題が出てくる場合は削除します。小さい写真になりますが。




岡山で再会できると良いなと思います。山口県からは7人参加しています。1人は間違いなく出場できません。うちは県総体表彰台独占、中国大会3人入賞を目指します。少しずつ。できることを。



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中国合宿2日目午後

2023-03-30 | 陸上競技
練習のことを。

うちの選手が足が痛いというのでその治療などを昼休みにしていました。治療をしながら参加者から提出された「課題」「疑問」に対して個別にコメントを書く。なかなか時間がありません。3泊4日であればもう少し余裕がありますが、2泊3日です。3日目は午前中で終わりということになると時間の確保は困難。準備などもあなたのですが人が足りないなというのがありました。

今回は事前に「インターバルの歩数」を確認して「レース展開」を示してもらっていました。それに合わせて準備してしないといけない。ショートハードルのように「一律のハードルインターバルの設定」では上手く対応できません。それぞれの歩数に合わせたストライドを考えながらやる必要があるかなと考えていましたが。この日も練習終了は17時となっていました。迎えのバスの時間もあるので16時50分には終わっておかなければ行けません。ほとんど時間がない。その中で何をするか。とにかく学校ではできないであろう練習を中心にやる。

やりたい練習をやるためにはある適度な準備が必要になります。うちの学校でやるのであれば歩数が分かっているので事前に準備できます。今回はそれぞれがどのレースパターンで走るかを調べてからになるので準備の時間が足りません。うちの選手に手伝ってもらいましたが間に合わない。絶妙なタイミングでそばにいた県内のhsmt先生を確保して手伝ってもらうことに。ハードル練習会などでも手伝ってもらっていますからこちらのやりたいことを理解してくれています。

アップはマークアップ。ハードル基本とは離れますが身体が動くようにしていくだけです。選手がアップしている間に私はウォーキングメジャーでハードルの接地場所に目印をつけていくことに。1人でやるのはなかなか大変です。このマークの位置は今回の練習の肝なので絶対に間違えることはできません。事前に計算をしてハードルインターバルの距離を作っていました。

マークアップが終わりそうな時に距離設定が終了。ありがたいことにうちの選手がいてくれたので助かりました。話は少しそれますが、マークを他のコーチから借りる際に「こっそりもらって帰りますね〜」と言ったら「私物なので困ります」と(笑)。hsmt先生にも「先生の性格を知らない人に冗談を言ってもなかなか通じないですよ」と突っ込まれました。どこでも関係なく軽口を叩いていますからダメなんだと思いますね(笑)気をつけないといけません(笑)気をつけませんが。

各自でスパイクを履いて軽く走ってもらう。そこからは「マーク走」をやりました。これは17歩のストライドから18歩のストライドに切り替えるというものです。何気なく走っているのかもしれませんが、ここはかなり重要な部分です。17→18、18→19、19→20、17→19というパターンのストライドでマークを置きました。走っていてどれくらいのピッチアップしないといけないのかを感じ取ってもらうためです。

ショートハードルとヨンパの1番の違いは「歩数の切り替え」があるところです。走力がそれほどない選手であればショートハードルでも3→4の歩数の増加があります。しかし、中国大会で勝ち上がろうと思えばそのパターンでは到底無理です。15秒を切るのは不可能だと思います。通常のショートハードルは3歩。ヨンパはほとんどの選手が歩数の増加があります。そこに対してのアプローチというのはあまり実施されていません。勝負を大きく分ける要素なのにやらないのは何故なのか。多分そこまで細かく考えないからだと思います。走っていて対応する。が、ここが上手く乗り越えられないとタイムは伸びないと思います。ショートハードルを4歩で勝負することを考えるのと同じだと思いますね。

最初は何も指示をせずにマークを走るようにしました。当然ながら詰まってしまいます。ブレーキをかけながら走ることになる。これではスピードが落ちるので勿体無い。どうすればここを対応できるか。35mの間に1歩増えます。ハードル直前で無理やりストライドを小さくするのではなく18歩なら18歩を使ってトータルで調整するのです。ストライドコントロールができるかどうかは大きい。最後の数歩でピッチアップして対応するのではなく18歩で調整します。大きく減速してしまうとそこから記録が上がることはもうありません。データを集めたら分かる話です。落ちたら上がらない。落ち幅を最小限にするというのがヨンパで戦うためには必要だと考えています。

この練習をペアワークで見ながらやっていきました。歩数が増える時にスムーズにピッチアップできているか。ブレーキをかけていないか。意識的にピッチアップをすることでスピード低下を最小限に抑えることができているか。かなりの時間をかけました。自分自身で「ストライド」の違いを理解するためです。さらにストライドを小さくするだけではスピードは低下してしまいます。スピードが落ちないように「ストライド」が小さくなった分、「ピッチ」を上げて対応します。これはマニアックな話だと思いますが。必要不可欠な部分だと考えています。

この辺りのことは詳しく書きたい部分ではあります。興味を持つ人が少ないでしょうから時間がある時にまた書けたらと思います。いつの日か(笑)

歩数の切り替えのイメージを作ってから実際にハードルを跳びながらの切り替えを。ここはかなり自信がありました。多分他の人にはその価値が分かってもらえないと思います。15人の参加者がいましたがそれぞれに合わせてのハードル設置をしています。もちろん同じレースパターンの選手もいるので15人で毎回変えるというわけではないのですが。16→17、17→18→19、18→19、19→20→21のパターンです。これを実際の距離でやろうと思うと本数を消化できません。毎回250〜300mを走ることになるので2本くらいやったら終わってしまいます。その問題点を解消するために「それぞれのストライドに合ったハードルの距離設定」を行いました。17歩のストライドでの7歩ハードル、18のストライドでの8歩ハードル、19歩のストライドでの9歩ハードルです。

同じ7歩であっても17歩で走る選手と19歩で走る選手ではストライドが全く異なります。それなのに「7歩ハードル」を画一的にやることには意味がないと思っています。走力やストライドが違うのに同じ距離で練習をしてもある選手にとっては意味のある練習になりますが、他の選手にとっては意味のない練習になってしまいます。そこを解消するためにキャラ設定を変えてハードルを配置します。そこから逆足への切り替え、歩数の増加に対応した練習にします。ストライドを覚えるためにも必要ですし、ヨンパのスピードでの逆足練習としても効果的。更には歩数の増加に対するピッチアップの感覚も作れます。

最初は「届きません」とビビって跳べない感じがありました。練習のイメージがつかめなかったのもあると思います。この練習はうちの選手にとっては何度かやっているので問題なくできます。「届かない」というのは1台目までしっかりと入れないからです。うちの選手がお手本を示して「いける」というのが分かったらそれに続いてできるようになりました。逆足が使えない選手もこの練習の中で課題を見つけて少しずつできるようになっていきました。距離が150mくらいなのである程度の休憩時間を挟めば本数を重ねることができます。最大で6本くらい走ったのではないかなと思います。

時間が来て終わろうとしたら県外の選手が「もう一本行きたい」と申し出てきました。これは意味のあることだと思います。選手がやる中で「良い感覚」を掴んでくれたのではないかなと。だから時間がなくても「もう一本行きたい」という発言なつながったのではないか。意欲的に取り組んでくれたのは嬉しいですね。お陰様でこの日も16時50分くらいになって最後に集合することなく終わりましたが(笑)

かなり効果があったのではないかなと思っています。自画自賛かもしれませんが、流れがきちんと作れたのは大きい。こういう練習がヨンパの練習会としてできると本当に面白いと思います。うちの選手は16歩で5台目までチャレンジすることにしました。もう1人は4台目まで17歩そこから18歩で4台かなと。ここは3台目までの方がいいかもしれません。様子見でやっていきたいですね。

個人的にはかなり良い練習になったと思います。意見を聞いてみたいですがその機会もなく(笑)2日目は終わり。

長くなりました。記録しておきます。
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中国合宿〜ちょっと雑談〜

2023-03-30 | 陸上競技
中国合宿。早く次の記事を書けば良いのですが。まー書きたいことを書くということで。

2日目の朝、生徒達と一緒に散歩をしました。軽くですが。食事前に歩くという感じですね。散歩して行った公園の前で「麺」を運んできたトラックからの荷下ろしで大変なことになっていたので手伝いました。キャリーのタイヤが外れていて溝にハマっていたので。そこにはラーメン屋さんがありました。多分ラーメンのスープの仕込みの間に麺が届いたのだと思います。食べログでの評価はかなり高いお店でした。営業時間が昼間だけなのでどう考えてもいけません。諦めました。

歩いたホテルに戻ってその話をしているの「ラーメン」の話になりました。調べてみると近くに朝ラーメンをやっているお店が。こうなったらいくしかありません。歩いで400mのところにありました。このお店は同級生がよくFacebookに上げているお店でした。行きたいと思っていたので。






すごい煮干しラーメンでした。山口にある煮干しラーメンはうどんのスープのように澄んでいます。他にもかなり濃いめの煮干しラーメンがありますが、今回は「煮干しそのもの」のスープ。これは美味しい。朝7時過ぎでしたが完食。

競技場に行く途中、本当に目の前に「鶏白湯ラーメン」を発見していました。昼は忙しいので難しいだろうと考えていましたが、どうしても行きたくなったのでお弁当を他の人に渡して食べに行くことに。

鶏白湯ですが種類がたくさんありました。基本、最初にお店に訪問した時にはオーソドックスなラーメンを食べることにしています。他の味はまた別の機会があればということで。




すごい名前のお店(笑)

強制的に泡立てていてめちゃくちゃクリーミーなスープ。麺は太めでモチモチ。いや、これは美味しい。

お陰様でお腹いっぱいになりました。岡山にはラーメン屋がかなりあります。ホテルの近くにも数軒ありました。これはなかなかです。何が何でも中国大会に来なければいけなくなりました。試合があるので食べに行く暇はないかもしれませんが、このラーメン屋の数は魅力的。

ちなみに夜も食べました。




岡山の老舗。飲屋街にあります。オーソドックスな醤油ベースの中華そば。お陰様で1日に3杯ラーメンを食べるという展開になりました。

いや、貴重な時間でした。岡山素晴らしい。
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中国合宿2日目午前

2023-03-29 | 陸上競技
27日。中国合宿2日目。前日とは打って変わっての天気となりました。こういう天気の中ですからスピードも上がって来ます。本当に実践的な練習ができるなと。元々この合宿では「ヨンパのための練習」をしたいと考えていました。走る練習は学校でもできる。専門的な練習に特化してやりたい。シーズンに入る前なので実践的な練習をしたい。

この日の午前はサブトラでした。小学生用のハードルを準備してしてもらっていました。正規のハードルもありましたが旧式のハードルなので硬い。前日の練習の様子を見て硬いハードルは危険だなと思っていました。小学生用の方が柔らかいのでこちらを選択。

バランス系をやってからハードルを使った股関節補強。負荷をかけておきたいなと。他県の学校がどれくらい補強をするのかは分かりません。私は必要なところの補強はガッツリやる方です。それにより股関節が動かなくなるかもしれませんが。それでも学校に帰って少しでもやってもらえるとありがたいなと。今回は本当に時間がありません。補強をするための時間の確保ができない。そこはかなり考えました。そして「諦める」という選択を(笑)詰め込みすぎは良くないですから。

ハードルドリルをやってから一歩ハードル、2歩ハードルを。この辺りになると顕著になる部分があります。「抜き足」です。前の記事にも書きましたが、抜き足が寝てしまう選手は100%と言って良いほど抜き足が前まで来ません。当たり前の話ですが。そして抜き足が遅れるので引っかかりそうになる。当然の話ですが。

ドリルで抜き足が寝てしまう選手は実際にハードルを跳ぶ時に抜き足を前まで持って来れません。それによりストライドは間違いなく確保できなくなります。リード足の着地位置とほとんど同じところに抜き足が来ますから50センチ以上進まなくなる。一歩ハードルではその足が踏み切りになりますから明らかに遠くなる。強く踏み切ることもできませんから腰が抜けた感じになります。今回も質問で「ハードルで腰が残る」というのがありましたが、この辺りのことがきちんとできない中でハードルを跳んでもなかなか効果は出ないと思います。もう少し時間があればこの部分を徹底的に修正するのですが。限られた時間の中でやっていますから割愛するしかない。申し訳ないですが。

二歩ハードルも。ヨンパをやるためには必要な練習です。学校によっては逆足は必要ないと思う指導者もいるかもしれません。しかし、インターバルで17歩から19歩になると一気に減速します。これによりタイムはかなり落ちます。それを覚悟の上で割り切るのかもしれないですが。私的には勿体無いと思いますね。1回だけでも逆足が使えるとロスが減ります。逆足がめちゃくちゃ下手でどうにもならないという選手もあるのかもしれません。それでも冬季練習で時間をかけてやっていくことで無難に使えるようになります。準備の仕方だと思いますね。

カーブのハードルのことも少し。ここもヨンパ特有の練習なので。女子はそこまでのスピードではないのでそこまで意識しなくても良いかなというのがあります。ある程度のところでという感じでしょうか。カーブの外側を走る選手が多いのが気になりました。かなりのロスです。歩数が影響してくるヨンパでそんなにロスをしたらもったいないのですが。あー、こういう部分を突き詰めて指導したいなと感じました。

そこからは1台目までのアプローチ。これはここまで培ってきた部分を最大限に活かすことに。これまではイメージと理論上の数値で練習を示していた部分があります。それほどたくさんのヨンパの選手がいるわけではないので。しかし、今回は学校に女子のヨンパが4人います。その子たちの練習をベースにある程度の数値を導き出すことができます。単純にやっているだけではなくです。それぞれの歩数における中間マークの設定をしました。それを目印にストライドを調整するようにしました。ハードルを跳ばずに足を合わせるだけ。

実際にハードルを置いて跳ぶ。直前の歩数を意識しての練習でマークを大幅に越えている選手がいました。ハードルを跳ぶことにした時には直前で詰まります。やはり、という感じでした。中間マークを置くのは「ストライド調整」のためです。そのマークに届かない場合は絶対に踏切位置が遠くなります。最後バウンディングになってしまう。それにより踏み切れません。届かないことによる弊害は大きい。

同時に中間マークを大幅に超える。その結果、オーバーストライドになっているのです。届かないよりは良いと思われるかもしれませんが、最後にちょこちょこになるというのはエネルギーの無駄です。スムーズに踏み切るためにはやはり「ストライドコントロール」が必要だと思います。その辺りはかなりマニアックな話なのでほとんどの指導者と話したことはありません。誰も興味を持たないと思うので。この部分は繰り返しやっていく中で覚えるしかないのかもしれません。しかし、そこに中間マークを置くことでストライドが「狭い」のか「広い」のかが分かります。自分でコントロールしていきながらストライドを調整しないといけない。

その辺りのことを指摘しながら他の選手にマークの位置を見てもらいながら。自分でその位置を覚えていくことでかなり良くなりました。ちょこちょこやバウンディングになるのはスピードが安定しないので。やはりこの辺りのことを普及させていくと45mで足が合わないという無駄がなくなっていくと思います。何も考えずにそれができる選手もいます。しかし、できない選手がいるのも確か。歩数を減らそうと思えばそれに対してどのようにアプローチするかも含めて効果的な練習があるなと感じています。

合宿でデータを集める気はありませんが、どうすればスムーズに走れるかは考えておかないといけないなと感じています。これまでやってきたことが確信に変わりつつあります。今更かもしれませんが。

午後のことはまた別に。私的にはかなり良い練習ができたと思っています。

また書きます。

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中国合宿1日目

2023-03-29 | 陸上競技
25日から岡山で行われた中国合宿に参加して来ました。時間的なかなりタイトだったこともあり、blogの更新には当然ながら辿り着きませんでした。今回の合宿はkd先生にとって最後の合宿指導となります。大きな意味があるなと感じていました。

日曜日の朝から出発。8時半くらいに学校を出ました。少し休憩を挟みましたが4時間くらいかかりました。予定では3時間半プラスアルファくらいのイメージだったのですが。生徒は適当に食べていましたが、我々の食事をする時間が確保できず。市内はめちゃくちゃ渋滞していました。毎回ですがかなり混んでいます。

今回はコーチとして参加させてもらうことになっていました。コーチ会議が13時から。12時に競技場に到着。kd先生と2人で食事に行きました。が、食べに行くのも渋滞。さらに注文して商品が出てくるまでに20分近く要しました。ラーメンを食べに行ったのにこんなにかかるなんて。そこから戻るのに20分くらいかかる。それによりコーチ会議に遅れてしまう。申し訳ない限りです。1時間あったので余裕のはずですが、渋滞と提供が遅いという二重苦に。

テーブルに来るまでに20分かかったラーメン。




この日は午後からの練習となっていました。予定としては14時半から17時半の3時間。雨が降っていたこともあり、最初は軒下でミーティングを。ハードルの課題となる部分を話しました。よくよく考えてみるとそこまで話をしなくても大丈夫だったかもしれないなというきはします。理解していなくてもハードルは跳べますし。とはいえ、単純にやればいいというのではなく「狙い」はどこにあるのかという部分は重要だと思います。

全体に質問してみましたが、ハードルの練習に関しては「試合の前にやる」という選手が多かったですね。走練習が中心なのだと思います。技術系の部分があるのでもっと時間をかけてやる方がいいなと思います。人が少ないとそれができないというのもあると思います。ヨンパを考えると「逆足の習得」は勝負を分けると思っています。試合前に少しやるだけで対応できるとは思いません。そう考えるとうちの選手はある程度恵まれていると思いますね。

簡単に説明しましたが理解がどれだけできるか。自己満足になってしまった恐れはあります。すみません。

雨が止まないので軒下でサイキングアップを。合宿などでよくやる練習です。打ち解けるためにやるというのもあります。ほとんどが初対面なのでコミュニケーションが取れないと後々困りますから。うちからは3人参加していました。私が細かいことをやらなくてます選手が流れを分かってくれているのでやりやすいですね。ありがたい。

今回は2泊3日でした。練習の回数は4回。ここに詰め込まないといけません。本当は補強を入れながらやっていきたいのですが時間的にかなり厳しい。ミーティングを含めての3時間ですから。ハードルリズムスキップをやってからハードル股関節。一応メニューを別に渡しています。それなりにやりたいことは分かってもらえるかなと。股関節周りをどう使うかです。

練習場所がなかったのでバックストレートで。壁を使ってのハードルアプローチに少し時間をかけました。この冬、ハードル練習会を7回実施しました。その中で課題だなと感じていた部分があるので。きちんと踏み切れないという選手に対してどうするかですね。

慣れて来たのでそのままハードルドリル。ここも本人達には説明をしながら。私が説明する技術的なことと顧問の先生が指導する技術的な部分の内容が大きく違う場合は顧問の先生の考え方に合わせるように話しました。普段見れないので。抜き足が寝てしまう選手がたくさんいます。ここに関しては「絶対に修正するべき」だと思っています。が、その修正方法がどれだけ普及しているかは不明です。私は「抜き足を立てる」という言い方をします。ここはすごく大切。

後日談になるのですが、ドリルの段階で「教科書に書いてある動き」をする選手は実際に跳んでみると「100%抜き足が前に来ない」と感じました。これは改めて感じた部分です。もっと普及させていかないといけないなと感じています。間違ったやり方を継続することで「悪い動きの習慣化」につながります。こういう合宿で改めて感じることは大きいなと思っています。

その辺りをやりながらハードル腿上げまで。4のリズムでハードルを超えていきます。フレキハードルではないので怖がる選手もいますが、小学生用ハードルを一番下まで下げていますから問題ないはずです。うちの選手はやり慣れているのもあってスムーズでしたね。他の選手はリードが着いてから抜き足が来るまでのリズムが遅れてしまいます。こういう部分は本当に「練習のたまもの」だと思います。

16時50分くらいでここまで来たので予定通りカーブハードルの基礎ができるかなと思っていました。が、そこで選手が「先生、17時にバスが出ます」と。ん??何のこと??どうも練習終了時間の変更があったらしく「17時半」から「17時」に変わっていたようです。どうりで他のパートが40分くらいにから終わって歩いているはずです(笑)16時半くらいに「あと1時間だからカーブハードルまでできるね」と話した時に「17時にバスが出るのにな…」と思っていたと(笑)

どうも食事に行って遅れてしまったコーチ会議でそれが示されていたようです。自業自得。申し訳ないことをしました。2時間半くらいしかできないのであればもっと工夫ができたかなという気はします。ミーティングなどを含めて2時間半というのはなかなかタイトです。難しいですね。

基本的なことだけはしました。本当はこれだけで数日間徹底的にやるといいのだと思いますが。まー与えられた環境の中でやれることをやるしかないと思いますね。

ひとまず1日目のことを記録しておきます。選手にとって少しはプラスになっているのか。分からないですが。
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時間だけが…

2023-03-25 | 陸上競技
何だかよく分からないまま時間だけが過ぎてしまいます。どうしたらいいのか分からないですが。

練習としては火曜日は落とし目に。先週からかなり負荷をかけました。さらに今週の前半は負荷をかけておかないといけないかなと。日曜日から中国合宿もあります。その期間中、参加者は大きな負荷をかけられなくなる可能性があります。怪我を恐れる部分もあるのでそこまで追い込んだ練習はできないでしょうから。今回私は女子のヨンパの指導をさせてもらうことになっています。本校からは3人がヨンパに参加。実践的な練習をやります。

火曜日は新入生が来ることになっていました。ある程度のことを教えることになります。まー私はほぼサブなので見守るだけですが。これから先の自分の在り方を考える中でどう選手と関わるかは大きな問題だと思っています。元々のスタンスと今のスタンスは大きく違うのかもしれません。補強をしていてそういえば去年アップサーキットの動画を作ったことを思い出しました。それを保護者に紹介。それをどれだけの生徒が家でやってくれるか。なかなか難しいかなという気はしています。しんどいですから。

水曜日は朝から会議。会議に行くまでに指導要録というモノの作成。本当に時間を奪われます。そこからはずっと会議。夕方までかかりました。今度は選手の登録をやらないといけません。案外やることが多いんです。

本当はもっと詳しく書きたいのですが、夜は我が師匠であるkd先生の退職記念の会を。国体の総監督としてずっと活躍されていました。我々とは異なる着眼点で多くの選手ん育てられてきました。多くのことを学ばせてもらっています。一番弟子というのはおこがましいかなと思いますが、他の人よりも詳しく質問し続けてきました。今の私も周りから見ると浮いているかなという気はしています。それでも「本当にやるべきこと」をどのようにやっていくかだと思っています。追いかけても追いかけても届かない背中。結局最後まで置き去りにされてしまいました。








このことはまたいつかきちんと書きたいなと思っています。山口県内で争うというのではなくもっと高い所を目指してみたいなというのはあります。今の力がどうなのかわかりませんが。私の評価なんて大したことないのは確かです(笑)

水曜日の練習に関しては最初の1時間程度くらいは見れました。あとは選手に任せる。男女別に見る部分が増えていますが、私が不在でもkbt先生がいらっしゃるので問題はないと思います。よく走れていたようです。

木曜日はかなり落としていました。ミーティングと20分補強。私は選手登録の準備と指導要録作成に追われていました。本当に疲れ果てました。なんでこんなことをしているのかなという虚無感が強く自分の中にあります。生徒にプラスになることが必要。今は何ができるのか。

金曜日は6時過ぎに職場に行って要録の修正。練習には極力顔を出したいなというのはありました。本当に力が付いてきているなと感じる部分があります。半年前と比べると別人のようになっている者も。戦えるという手応えはあります。その分、身体にダメージがあるのも確か。怪我をしないように細心の注意をはらう必要があります。あちこち痛みが出る者もいます。それだけ負担が大きいのでしょう。極力タータンでの練習を抑えています。それでもダメージが残る。ウエイトコントロールが必要な部分も出てくると思います。体重が必要以上に増えると故障の原因となります

耐乳酸練習を2セットやりました。やはりかなり適応してきているなと。ここからは試合と刺激を入れながらレベルアップしていくことが必要かなと。誰かが強くなれば誰かがメンバーから外れる。当然のことです。それを避けることはできない。競争の中で何を感じるかだと思います。リレーの決勝を走れるのは4人だけです。力が出せる者を4人出す。ここは譲れない部分だと思います。競り合いの中で何をするか。

午後からは仮入学。ここも思うことはかなりあります。疲弊。人事異動も発表されました。私の名前をかなり探しましたが見つかりませんでした。もう少し探してみようと思います。どこかに載っているかもしれません。

そして夜は舎監。スタミナが切れているなというのはあります。それでもやるしかないのですが。全くといって良いほどプライベートな時間がありません。まさに働き方改革が進んでいるというのが明らかです。逆方向に。

時間に余裕があればまた書きます。明日から岡山です。

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真面目に話をする

2023-03-23 | 陸上競技
月曜日の夜。この日は親しい指導者と一緒に食事を。数ヶ月ぶりだとのことでした。私よりも明らかにマニアックなgt先生と2人で(笑)

色々と話をしてきました。仕事の話もします。部活動のあり方の話もします。これからの陸上競技についても。性格的には似ていないと思います。それでも話をするとあっという間に時間が過ぎてしまいます。


食べた物を乗せておきます。最近は間違いなく食べ過ぎています。ダメだと思ってはいるのですが。













元々2人とも「効率的にやりたい」というのがあります。残念ながら長いものに巻かれるというのができません。そのため間違いなく周りを敵に回します(笑)そして最大の問題はそこを気にしないという事です。まーある程度やりたいなと思う事があれば、人に合わせると時間も労力も無駄になってしまいます。それは我々にとって恐ろしいほどのストレスになります。

最初から「競技運営」にそこまで興味があったわけではありません。どちらかというと「競技力向上」についてがメイン。棒高跳びクラブを作ったり、ハードル練習会をやり続けたり。誰かからやれと言われているわけではありません。自分達が「必要だ」と思うからやるだけの話。多分ここに対して「やらないといけない」という感情が強くなったらきっと辞めると思います。自分達が想うからやるだけ。

子供達の変化も感じながら。以前とは違う。gt先生との話の中には出てきませんでしたが、私自身はかなり変わってきたと思います。子供達との関わり方、話の仕方は全く違うかもしれません。ここ最近は「やりたくないならやらなくてもいい」と思うようになっています。その代わり自分が最後は責任を取るべきです。何もやらないのに最後の最後だけ帳尻合わせのように何かを求めるというのは間違っています。そこに対して「職務」として最後まで責任を持てというのは筋が違うなと。やりたくないからやらない。それをやり続けているなら、最後まで自分で処理をすればいい。

時代の流れ。今は観点別評価が高校に入っています。間違いなく改悪だと思っていますが。仕事や手間が増える。本当にそのことを生徒が求めているのか。現場で何かをやる中でこの観点別評価のあり方をどれだけ議論するのか。議論のない中で一方的に押し付けられたもの。ここに対してなんの意味があるのか。

後日またこの手のことをgt先生と話をしていました。時間を守る、提出期限に物を出す。当たり前といえば当たり前です。が、これはもうすでに成り立たなくなっているのかもしれません。学校はある意味寛容です。書類の提出が遅れても許します。注意はするかもしれませんが、提出期限が遅れたからといって差し返すことは少ない。しかし、現実社会ではどうなのか。入学金を期日内に支払わなければ「入学辞退」とみなされます。後で何かを言っても受け入れられない。それを教えるというのは必要なのではないか。そういう思いはありますが、「守らない」のであれば受け付けないというスタンスは学校ではそこまでない気がします。「生徒のために」という言い方になりますが、固辞するとあとで揉めるかもしれないから避けるのかもしれないですね。

学校としてのスタンスをはっきりさせないといけない気はします。コロナ禍で多くのことが変わっています。発熱で休む。出席停止願いを出せば休める。何日休んでも出席停止扱いなので下手をすると「皆勤」になる。そうなると皆勤賞なんてものは何の価値があるのか。半分近く学校に来なくても単位が認められる傾向はあります。そうであれば学校というシステム自体にどれだけの意味があるのかという気持ちがあります。

明らかにおかしくてもそれが成り立つ。そんなことが多過ぎます。働いても給料が上がるわけではありません。他の先生に聞いたら10年前から7千円近く給料が下がっているようです。どう考えてもおかしい。働かせ放題ですが、それを異を唱えても誰も守ってくれません。それなのに「もっとやれ」と言われる。どう考えてもおかしい。

優秀な人材を集めるために教員免許がなくても採用試験を受験できる。働きながら免許を通信教育で取れるようにする。本気ですか?という話です。今の労働環境。どう考えても一般企業の方が賃金体系は良いのではないか。残業なども含めるとそれなりに評価はされます。我々はどれだけ一生懸命働いても、手を抜いて適当にやっても何も変わりません。成果主義ではないからと言われると聞こえは良いかもしれませんが、そんな環境の中で何をもって「やりがい」というのか。

これから先のことを考えると暗くなっていきます。その中で陸上競技とどう向き合うのか。そこを話をしながら考えていました。陸上競技を通じての人間教育。そう思っていた10年前。その考え方はすでに通用しなくなってきている。時代は大きく変わってきています。閉鎖的な環境の中で自分達のルールでやり続ける教員という仕事に対して違和感を感じます。

あっという間に時間だけが過ぎていきました。4時間近く話をしたでしょうか。話は尽きません。基本的に仲良しだとは思いませんが、似通っている感覚があるのかなとは思います。周りからは「異端」と言われるのかもしれませんが、そんなことはもうどうでも良いなと。好きにしてって話です。

記録しておきます。
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経験からの練習設定

2023-03-21 | 陸上競技
月曜日。終業式でした。1人も話をした事がないクラスの担任となり受け入れられているかどうか分からないまま最後まで来ました。一期一会。何か意味があると思います。

副担任をお願いしてた方が今年で定年を迎えられます。来年度はもう勤務されないという事なのでお別れの会を少し。こういうのは絶対にやっておかないといけません。長い間勤務された方に対しての敬意を払う。副担任を「お願いして」というのが難しい表現ですが。私が担任をすることになって副担任は女性の先生にお願いしたいと考えていました。既に決められていましたが、担任を引き受ける条件としてこちらで選ばせて欲しいと主張しました。女子が多いクラスですから。お願いして正解だったと思います。

本当に良い話をしてもらいました。生徒も何人か涙を流していました。この子達に何が残せるか。心が大きく動くという機会が必要だと思っています。涙を流すくらいの感情の変化は人を成長させると思います。2年生の最後に話をかけて良かったなと。これにて私の今年度の担任業務は表面的に終わり。他にもやらないといけないことはありますが。

教室に置いている苺。実がなっています。まだ青いままですが。これが赤くなる頃にはまた色々と周りの状況も変わるんだろうなと。時間の経過の早さを感じますね。




この日の練習は競技場で。防府まで移動しての練習でした。風が強いので非常に難しい練習になります。日曜日の時点で1週間分のメニュー詳細を作成していました。風を考慮した練習にしようと。バトンも難しいなと思いながら。それでも様々な条件下でやっておく必要があります。

この日から走順を変更。今シーズンはこの走順で行こうと思っています。本当はもっと早い段階から固定しないといけなかったのかなと思いますが。1走を4走へ。本来の力が発揮できる走順に配置換えです。バトンの心配はあります。早出をしてしまう傾向があるので。繰り返し練習をさせたいと思います。これがきちんとできるようになるとインターハイに近づきます。最低限でもインターハイに行かないといけないと思っています。まだ足りないところもありますが。

この日は風が不安定で強かったので本当に難しかった。その話をしながら。走り始める前は風が強い。だから距離を詰めていましたが、実際に走り始めたら風が止む。その時などう判断して出るかです。バトンは渡れば良いというものではありません。あと2ヶ月できちんとしたものにしなければいけません。失格することは許されませんから。

そここら専門へ。ハードルはかなり細かく設定して練習を。軽くハードルを飛ばせてからヨンパは歩数の切り替えの練習。150mを使いながらハードルを置いていきます。ここは特殊性が高い練習になります。これまで培ってきたノウハウを活かして距離設定をしました。男子と女子3人。それぞれにあったストライドや歩数パターンに合わせて距離を変えます。これは特許が取れるのではないかなと思っています。

場所をとるので今回は工夫。7レーンを使ってやるのですがそこに4種類の養生テープを用意してマークを貼る。誰が跳ぶのかな合わせて色ごとにハードルをずらします。ハードルの台数も限られます。それを効率よくやろうと思ったらこちらも工夫をしないといけません。何を持って普通というのか分からないですが、ここは自信があります。この手の練習をするというのはなかなかできないのではないか。これまで試行錯誤しながら作ってきたものがほぼ完成しています。

今回は9台のハードルを配置。これまでは4台くらいでやっていたのですが、走練習という位置付けも入れながらです。150を普通に走るだけではなく、目標とする歩数のストライドを獲得しながら切り替えの練習もする。350mくらい走らないとできない練習が150mでできる。もちろん本当の意味では違います。疲れ具合は違うので。それでも歩数の切り替えを何回かやらないといけないのであればそのための練習を作らないといけないと思います。

練習で上手くいっていたので女子からスタート。が、1台目がチョコチョコになって2台目が届きません。マジで?!という感じ。さっきまでできていたのに何故?何本かチャレンジしていましたができません。不思議に思って確認しにいくと「1台目の場所が違う」といつオチが。いやいや、もう何度目なのか(笑)間違えないようにハードル設置のテープの色を変えて距離も書いて準備させたのに。また間違えるか。

修正してからは問題なくできるようになりました。歩数の切り替えのパターンも完璧に近いくらいの設定です。ゆっくりと走る中での切り替えはできると思います。が、実際のヨンパのスピードでの切り替えは簡単ではありません。ジョグレベルで逆足が使えても意味がない。レーススピードでの逆足の練習は必須だと思います。それを習得するための練習を作る事ができたかなと。

150mの中に切り替えがあったりするので後半はそれなりに疲労感が出てきます。その中でピッチアップをする必要がある。上手く対応できる能力を磨きたいと思っています。この冬にある程度やってきているので、これを実践的な練習がに落とし込む事ができるか。それを踏まえてレースができるか。

ヨンパの練習を他の人がどのようにやっているのか知りません。単純に5台並べてそれを跳ぶというのも多いかもしれません。それでは改善できないと思います。抜き出して必要な要素を身につけていく。専門性が高いと思っています。それができれば走力とハードルが結びつくので結果は大きく変わると思っています。マニアックな部分ですが。

自画自賛かもしれませんが、この日の練習を見てかなりの自信を持てました。疲労度が出てくるのでどれくらいの本数できるか分かりませんが、走練習としてこれを導入するというのもありだと思います。ハードル選手が複数名いる事も大きな要因だと思います。見ていてアイデアが湧いてくるので、

良い練習ができたと思っています。選手も同じように感じてくれていました。とにかくやれることをしっかりとやりたいなと思います。こういう練習ができると楽しいですね。特化してやりたい。

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負荷をかける

2023-03-19 | 陸上競技
土曜日のことを。この日は雨予報でした。暴風雨。が、予報が数日前から変わり始めて日中は普通に活動ができるという感じに。本当はハードル練習会をやる予定でした。それも中止にしていたのですが、これならできたなと。仕方ない。全体が一日練習の予定でしたが、午前中のみという形になったのでメニューを若干変更。負荷を増やしました。

金曜日の夜に学校のハードル選手から連絡があって「明日は午後から走れそうなのでハードルをやりたい」と。「やるはずだったメニューを教えて欲しい」と。意欲的です。どうせやるなら他の選手もやるかということになって寮生などにも声をかけてやることに。

最近は私がヨンパの練習なら没頭していたら遠くから声がして「練習見てください」とショートハードルの選手が呼びます。本当に見て欲しければそういう行動が自然とできるようになる。少しは変化してきているのかなと。受け身であったり、やらされていたりという練習は面白くないと思っています。それを変えていけるのは自分自身なのかなと。

話が逸れましたが。この日は先週と同じメニューを実施することに。バトン練習と150mのリレー。乳酸を溜めて走るというのがメインです。日程的に跳躍選手が参加するのはこの日が最後かなと。本当は冬季練習中にもやっておきたいなと思う部分です。3月から始めているので足りないかもしれません。様子を見ながらかなと。

バトンはこれから先の4継メンバーを見極める最後の練習になりました。これもかなり考えています。4継を走る。県総体の1日目は400があります。2日目には4継の決勝とヨンパ。かなり被る部分が出てきます。圧倒的な速いのであれば日程関係なく走ることになります。が、同じくらいの走力であれば「信頼できる」という部分だけではなく「兼ね合い」も考えていかないといけないと思います。できれば負担を減らしながらやりたいなと。勝ち上がるために何をするかだと思っています。

人によっては400があるから4継は外すという考え方があるかもしれません。400に適性があってもリレーがあるから400は走らせないという人もいるでしょう。が、それは本当に効果的なのか。力があればどちらも走れます。圧倒的に強いのであればリレーメンバーの中心になるはずです。私は個人を完全に犠牲にしてリレーを走るというのは好きではありません。やはり個人でも戦える種目があってそれが中心になる。外したくはありません。

リレー選考に関してはある程度目処がついています。最低でも47秒台です。まだ少し厳しいかもしれないですが。あと1人が走れるようになれば十分視野に入るレベルです。少しずつ。

バトン練習をやってから150m。この日は跳躍選手が「3セット走りたい」と申し出てきていました。話が前後しますが、最初のスイッチングランの際、数人が身体が動いていませんでした。前日の夕方にかなりスピード負荷をかけています。24時間経過しない中での練習です。疲れもあるでしょう。先日から練習中に涙が出てしまう選手が数人います。「思い通りに走れない」というのが理由のようです。これでは間違いなく戦えません。動く日もあれば動かない日もある。その中でどうするのかが重要です。

優しい人であれば「大丈夫か?」と声をかけるのかもしれません。全てを受容するタイプだと。残念ながら私はそういう人間ではないので。しんどくても泣いている暇はありません。走れないなら走れないなりにやることはあります。ダメな部分にだけ目を向けていたら走れるはずがない。試合は来ます。置かれた状況に対して自分が何をするかだと思っています。突き放すとまではいきませんが比較的厳しく話をします。それでもできないなら「今日の練習は終わり」です。どうやる必要はないと思います。誰のためにもならないので。こういう部分もこれまでの経験の中から出てきています。甘やかしません。

150リレーに関しては3回目。それとは別に1セットだけやってはいます。ある程度回数を重ねる中で耐性ができてきます。一度やったくらいで効果は出ません。しんどい中でも動き続けることが大切かなと。やっていく中で明らかな変化は生まれます。これまでは後半に激落していた数人もある程度の我慢できるようになってきています。ここはすごく大切なのかなと。つぎはぎだらけの練習にするのではなく、ある程度のスパンの中でやっていくことで実感できる部分が出てきます。もちろん、その反動は来ます。ダメージは大きくなるのでそれに対しての対応も考えていかなければいけません。

過去2回は150×3本3セットで終わりにしていました。この日は「県総体を意識して」ということで少し練習を加えました。県総体は3日間。最終日に200と100mHがあります。終わってから1時間もない中でマイルを走らないといけません。そこに対しての準備もしておく必要があると思っています。単純に練習量を増やすのではなく「試合を想定した準備」をしていかないといけない。力の発揮の仕方を覚えるというのはこういう部分も同じだと思います。

疲れていても走らないといけない。このための練習はしておきたい。最近の練習の中で最後に1本「250」を入れるようにしています。ここも「県総体を想定して」やっていることです。距離に対する不安を払拭するという意味合いもありますが。今回は15分休憩をとって250を1本。かなりしんどいと思います。その前の段階で力を使い切っている部分がありますから。タイム的なものというよりは「しんどくても走るんだ」という意識づけです。

幸い「嫌だ」という選手はいません。表面的には(笑)。こういう雰囲気の中で練習ができると強くなるんだと思いますね。負のオーラがないから。ここに関してはどう走るかですね。チャレンジです。エース級の2人が同じ組になりました。最後競り合いながら入ってきました。これは本当に面白いと思います。2人が57ラップくらいでくるのではないかなと考えています。もちろんインターハイで戦うためにはどうワンランク上でないとダメですが。今年は最低でもインターハイ準決勝に。来年勝負。そのイメージの中でマイルも考えています。

リレーでインターハイに行ったことがない選手達です。何も見ていないのでどれだけシビアな戦いなのかを知りません。そうであれはまた何が何でも今年はいかないといけない。そして戦わないといけない。中心になる選手がどれだけ育ってくれるかですね。

あちこち話が飛んでいますが。かなりの負荷をかけることができました。良い状態になってきているのは確かです。これから先のことも考えながら。私がこれからどう生きるかも考えながら。

ひとまず記録しておきます。
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