kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

本格的に練習

2014-09-30 | 陸上競技
月曜日、ちょっと先を見据えて真面目に練習再開しようと思っていました。あまり引っ張っても仕方ありません。練習自体にはある程度手ごたえは感じています。これまで積み上げてきた練習スタイルを継続していけば確実に走れるようになるだろうなというのはあります。もちろん、それがどのレベルまで達するかは分かりません。今までやってきた練習の方向性が違ったから結果につながらなかったとは思っていません。チームとしての成熟度、競技に対する欲求の部分がまだまだ足りなかったという部分です。このままずっと適度にやる練習では時間がもったいない。ここのバランスは非常に難しいと思います。すぐにいつも通りやるというのも違うと思います。なんとなく経験からこのあたりから再開が良いだろうなと判断。

朝練はハードルのリズムスキップ。動きながら体幹を鍛えていくのを重視しました。更にはラダーとおっかけフレキハードル&BOX。練習のバランスの中で「アジリティ」と言われる敏捷性や巧緻性を高める部分も必要かなと。午後の練習だけではその部分が不足します。そこを補うべく朝実施。思ったよりも選手は汗をかいていました。10月になろうかというのにこんなに汗をかいて良いのか?というレベルでした、練習がハードというよりは動き続けていたことで汗をかいていたのだと思います。これ以後の速やかな着替えなどが必要になるのは間違いありません。汗が引いたら間違いなく体が冷えます。風邪をひいてしまう危険性がある。ここの部分も頭に入れておきたいところです。

午後はハードル。冬期練習で良くやっている練習です。社会一般的に認知されていないのですがこう見えても一応専門は「ハードル」だと自負しています。「近辺にハードルの指導者がいない」と言われたこともあるようですが・・・。まーなかなか認めてもらえないのは仕方ないと思います。私の指導スタイルの好き嫌いはあると思います。それでも大半の選手はついてきてくれています。性格的に合う合わないというはあります。もっと自由気ままに練習したい、挨拶とか基本的な生活習慣を指導されるために部活に入っているのではないと言われる保護者からは私のようなスタイルは人気がないと思います。まーそのような保護者と上手くやっていくのは難しいので別に構いませんが。このスタイルでも「一緒にやりたい」と言ってくれる選手と時間を過ごせるのが一番だと思います。

話が間違いなくそれましたが前半は通常通り行って途中から練習を切り替えました。並走までは実施。まずまず走れているのかなという感じを受けました。キャプテンが「すぐにハードルをやりますか」と並走前に聞いてきました。いや、この時点で17時前、2時間ハードルをやったら間違いなくダメージが大きすぎる。少しでも他のことをやっておきたいと思っていました。結局開始は17時20分くらいだったでしょうか。そこから短距離系はハードル&タイヤ&スプリント、ハードルと跳躍はハードル中心で練習を進めていきました。この練習の中で土曜日にやったシザースにつながる部分もあると考えていました。また接地のポイントも意識できます。

連続で実施しているとハードルインターバルの走りもかなり練習効果があると感じました。ハードルは決められた区間を同じ歩数で走らなければいけません。ストライドが小さくなったりピッチが落ちたりするとハードルに届きません。そのため無理やりにでもストライドとピッチの維持になります。ここ最近はストライドを伸ばすという感覚はありませんでしたが練習の中で自然に動きを修正できるのではないかと感じました。見ていると小さなエースはきちんと決められた歩数で行きます。1年生は・・・。どう考えても身長が違うのに怖がって1歩増やしてしまう。ここに大きな「差」があります。身長が150cmの選手と160cmの選手で150cmの選手の方がストライドが大きくなる。動きが保てる。通常ではありえません。小さなエースはどちらかというと(間違いなく)ピッチで走ります。その選手が決められた距離をきちんと走れる。他の者が届かない。「練習の意図を感じてやり遂げる」という感覚の差だと感じています。

ハードルとタイヤを組み合わせた後のスプリント、これはかなり良くなります。「力を使わずに楽に進む」と女子キャプテンが言っていました。狙いはここにあります。無駄に力を入れて走らなくても必要なところに必要な力を入れれば走れるのです。普段は無理矢理力を出している部分もあるのだと思います。それが動きの中で感覚が作れれば楽に腰が進む。この感覚を覚えていれば次の練習につながります。大事なことだと思います。走りの感覚、動きはかなり良かったと思います。色々とありましたがワンランク上がった感じはあります。これが1週間前だったら(笑)。

最後の60m、男子が一斉に走りました。練習をしているうちにテンションが上がってきた部分もあると思います。セットを組んでいましたが、この前のセットの時に女子が効率面だけ考えて大人数で走ろうとしていました。この際、それを止めました。6~8人が暗い中で一斉に走ったらどのような走りをしているのかこちら側は判断できません。優秀な指導者であれば10人くらい走っても一人一人の走りを見ることができるのかもしれませんが私は無理です。動きを見て修正できる部分があれば指導しますが一斉に走ると分かりません。そうやって注意をしていたにも関わらず男子が8人くらいで一斉に走る。うーん、ここですね。「競争する」という意味では良いのかもしれません。しかし、この練習の最後に競争する必要は「0」です。自分の動きを確かめるという時間だったはずなのに競争して力んで意味があるのか?走りを見ることができずに指示も出せない状態で本当に良いのか?

気分が盛り上がってくることはあると思います。しかし、そんなときこそ自分の走りをや行動を冷静に考える必要があると思います。練習の雰囲気が良くなったとしてもこういう先を見れない、一時的な感情で動いてしまうような状態であれば次も同じことをしてしまうと思います。まだまだ十分な練習だとは言えません。もっともっと冷静にやるべきことを考える必要があります。甘い部分が残ります。

とはいえ、走り自体はよくなっていると思います。継続ですね。
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一日練習

2014-09-29 | 陸上競技
土曜日、この日は一日練習としていました。県新人が終わってから1週間、きちんとした負荷がかけられているかどうか分かりません。走練習をしたのは金曜日のみ。それ以外はトレーニングだけ。少しは走っておいたほうがよいだろうと思い一日練習にすることとしました。私は午後から国体の関係で山口市に行かなければいけません。午後の練習が微妙なので朝の練習開始時間を少し遅らせて午後もなんとか見れるようにしました。まー自分たちでやっても良かったなとは思っていたのですが・・・。

午前中が始まる前にこちらでいくつか資料を準備。トレーニング関係の資料です。午前中と午後の間に時間があるので「自分に必要なトレーニング」について考えさせるための資料です。今は基本的に「同じメニューを消化する」ことになっています。しかし、実際は各自に必要な補強は異なってきます。「共通する部分」だけをやって自分はやっていると思う。それで終わるのではなく「自分に足りないもの」を実施させる必要があると考えました。自分の練習を自分で組み立てる。「自主性」という部分を育てるというつもりはありません。もちろん大切なことなのですがまずは「共通する部分」をきちんとできるようにしてその後「自分に足りないもの」を実行させる。最後に自分が「本当にやりたいこと」を見つけていけばよいと思っています。

練習は通常通り。ドリルを行ってからチューブへ。練習の途中、気が付くと声が小さくなっていました。何度も言っていますが何故声を出すのか?です。今回男子のリレーで「待って」が聞こえなかったと言っていました。その前の段階で対応する方法を日ごろから指導しているつもりでしたがそこが実行できていない。普段の練習から声が出ないのでやはり緊張した場面では声が小さかったのでしょう。それも問題です。「声を出す」というのは意識すれば誰にでもできることです。その部分をもっともっと意識する必要がある。まだまだ・・・。

スキップとシザースも実施。これもできません。特にシザースは脚だけ動かしている者が大半。「形」を真似する。すごく大切だと思いますがある程度慣れてくると本当に必要な意識に変えていかなければいけません。見よう見まねでやるのは最初だけ。いつまでも「脚を動かせばよい」と考えていたら技術的な進歩はありません。久々に私も手本を示しました。連続でやったのですでにばてる。もう少し自分自身も動かないと手本が示せなくなるなと痛感しました。

その後は並走。これもひたすら。前日にかなりの本数を実施していますからしんどい部分はあると思います。それでもやる。見ていると練習目的が果たせていない。確認するとあいまいな返事。あーこういうことなんだと改めて感じる。あれだけ練習中にポイントを話していても最終的に「なんとなく」でやっている。他校ではそんなに細かい指示は出していないと思います。「なんとなく」でやっていても強くなる選手は強くなる。しかし、うちは?意識する部分を明確にして初めて戦えるようになると思っています。並走、「バトンをきちんと渡す」という初歩的な話をやっているわけではありません。声をかける位置、その距離感、手を上げるタイミング、ペアの選手との距離など多くのことを含んでいます。気が付けば「他者に見てもらう」ことに頼りすぎている所もありました。「ハイ」と声をかけるタイミングさえも他者に見てもらって指示を受ける。どこまで他人任せになっているのか?実際のレースの時にはそのようなことはできません。自分自身で距離感をつかまなければいけない。

更には「ここで声がかからないとまずい」「この位置で手を挙げていないということは流れている」という感覚の養成もしている。それなのに実際のレースでそれができないということはやはり「並走」は走って渡すとうだけの練習に成り下がっているのです。本来の目的を果たしていない練習をしていると結果的に試合で上手くいかない。当然の話なのですが・・・。もう一度練習の意味を考え直して真剣に練習に取り組まないといけないと感じました。走るだけの練習をしていたら次も同じことです。

ここまでで私は終了。走練習をさせるところまで行きませんでした。私は山口に行くので残った者は自分たちで走るように指示。久々に追い込みです。といってもそれほどの量ではありませんが。短短は120m+αを6セット、短長は120mの折返しを5本2セットに+αです。結局練習終了は14時くらいになったとのことでした。前半引っ張りすぎたのも影響していると思います。仕方ない部分かなと。

15時から自分たちで練習メニューを考える時間とし16時からシャフト。午前中(?)にかなり走っていますから疲労困憊だったと思います。それでもやるべきことをやる。重要なことです。私が戻ってきたのが17時過ぎ。もう少し早く帰れそうだったのですが…色々とあって…。戻ってきたときにはバランスディスクが終わっている所でした。その後ひたすら体幹補強。まだまだですが少しずつ良くなってきている感じはあります。女子、何度言ってもできない部分があります。股関節を開いてつま先を外に向けるように指示を出しているのですがやっているうちに少しずつ真っ直ぐになっていく。これも意識だと思います。きちんとした形でやることに意味があると考えていますがきつくなると「楽な形」になっていきます。ここを改善できるかどうか・・・。まだまだ意識する部分が甘いのだと思います。本気になるということの意味、様々な動きの中で意識し続けることです。不十分ですね。

色々なメニューを実施して終了は19時。合宿以上の練習時間だったかもしれません。決して長くやることを求めているわけではありません。本当にやろうと思ったら時間が必要になります。その時間をどう作るか。これだけやったから今日はこれでいいだろう。そんな考えでは勝負になりません。腹筋背筋は不足、内転筋もできていない。ハムストリングも。こう考えるともっともっとやることはあるのです。「一日頑張った」で終わるのではなくこれから何をするか?本当はもっとできたのではないかと自問自答しながらやる必要がある。

「勝負できなかった」という現実を受け止める。それから何をするか。しっかりと考えてもらいたい。1週間が過ぎ、何か変わる気配があるのか?結局は与えられるだけでなく「自分がやる気になるかどうか」だけだと思います。周りからどれだけ言われても本人たちが変わらなければ何も変わらない。そう思っています。冷たいかもしれません。それでもそう感じています。きっかけは与えているつもりです。最後何をするか?自分で答えを見つけられたものだけが強くなる。そう思っています。
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ひたすら短い距離

2014-09-28 | 陸上競技
金曜日、この日の朝練は任せる。「やりたいことをやるように」と突き放しました。冷たいかもしれません。が、やはり私が指示を出すのが当たり前といういうのがあります。ここを考えさせないといけないという部分もあります。基本的に長距離の練習は見ていません。全くといって良いほどです。それでも男子長距離は「先生との約束を守れなくてすみません」という言葉を日誌に書いていました。「予選が通過出来ないのであれば帰るくらいの気持ちがないならやっても戦えな」という話をしていました。二日目の予選を通過しないと三日目の出場種目がないからです。この子達は私から言われたことを「なんとかしたい」と思っていたのだと思います。何も与えられていないにも関わらずです。この気持ちの差が「甘え」につながっている気はしていました。

朝は完全に放置。何一つ指示は出しませんでした。

午後はキャプテンが聞きに来たので「何がしたいのか?」と問い直しました。自分達が何をしたいのか、何が必要と思っているのかを考えないといけません。キャプテンは辛い立場だと思います。本来ならここを察して誰かがフォローしなければいけないと思いますが、例年どうしてもキャプテン任せになってしまいます。その分キャプテンの成長は大きくなるのですが精神的な負担は大きい。ここに気づけないのも課題となります。

リレーの練習をする気になりません。それでもやるというので「走順を変える」という指示を出しました。女子は2年生を一人メンバーから外した形で指示。それくらいしないと本人が気づきません。ちょうど2年生が練習に遅れてくるということなのでそのタイミングで。結局、私が練習に行った時には2年生も来て普通に練習していました。「途中から練習に参加出来たのでバトンはどうすればいいか?」と聞いて来たので「3年生とやれ」とだけ伝えました。練習に来るのが遅れるから走順を替えるといっているわけではありません。「バトンが渡る気がしない」から変えるのです。走力云々の話ではなく「信頼できるか」です。どれだけ速くてもバトンが渡らない、走りが安定しない者をレースで使えるのか?来年の春、中国大会にいくだけの事を考えれば一人変わっても行くとも思います。51秒1から1人替えてもそれなりのタイムは出るでしょう。現時点でも同じタイムを出す可能性はある。まー一人だけでなく他のメンバーにも問題はあるので同じような話かもしれませんが。私的には「リレーをしない」という選択肢も頭にあります。

その意識で並走。通常は3本、多くても4本です。が、メンバーを替えてもピリッとしません。それなりに考えてはいるのでしょうが。男子も同様。何のために並走をやっているのかを考えていません。「はい」と言ってからの流れが非常に悪い。また、バトンを渡す位置も。これではダメだと思ったので更に4本追加。ここで女子は走順を変更しました。それでもまだ微妙だったので更に替えて4本。いや、どうなんでしょうか。

ジョグや流しでバトンをやることにあまり意味は感じません。その話を前キャプテンとしていたら男子が流しをしながらバトンを始めました。いや、今の問題点はそこではありません。速いスピードの中で手を上げる。決められた位置でバトンを渡すために何をしなければいけないか?そこを繰り返し話しているのです。「渡すだけ」の練習をしているつもりはありません。一つの練習の中に多くの要素が含まれています。そこの意味が分からずとりあえず「渡す」ことをしている間は練習の効果はありません。

60mを何本も何本も走っています。もちろん全て全力。それでも上手くいかないので距離を半分にして渡す所まで。本当は渡してからも大切なのですがここまで本数をやっていたら流石に無理。とにかくタイミング良く手を上げてバトンを渡す所まで。狙った場所でバトンを渡したい。それができるかどうか。途中で「オーダーはどうすれば良いか」を女子キャプテンが聞きに来ました。男子はこちらが見ていて戦えるように走順を変更。女子は…。決まりません。最後は「覚悟」だと思っています。外されてもそれほど悲壮感を感じられなかった(実際はかなりへこんでいたようですが)。自分が置かれている状況を理解出来ないような選手が高い緊張場面で力を発揮できるか?それ以外の選手も同様。本当に戦う気があるかどうかです。まだまだ表面に出てくる感じは足りません。

見ていると男子は練習を重ねる中でバトンが少しずつ良くなっていました。男子キャプテンが全体を見ながら指示を出しているのが大きな要因だと思います。逆にここに頼りすぎて自分の感覚を磨けないのではないかという不安要素も大きくあります。大きな課題です。

特に何も言わずに終わりました。翌日は合宿並みの練習をする予定にしていました。それくらいの練習をしなければ何も変わらない気がします。この日に短い距離をひたすら走っているのので翌日は厳しいのは分かっています。それでもやらなければいけない。何かをしなければ何も変わらない。そう考えています。

何がきっかけになるのか?大きな衝撃を受けても変わらない日々を続けていたら先はありません。どれだけ本気になれるか?考えなければいけないと思います。
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話をさせる&トレーニング

2014-09-28 | 陸上競技
木曜日、台風が心配されましたが全く問題なし。通常通りの日程で動きました。朝練、やる必要があるのかどうか大きな疑問を感じていました。前の記事にも書きましたが女子キャプテンが「練習をしたい」と申し出てきます。が、この子だけが本気になっても他の者が変わらなければ同じ事を繰り返す。しつこいかもしれませんが、私が話をしたから全てが解決する物ではありません。選手の中では私が注意をしたら全てが終わって通常通りの練習ができると思っているのかとしれませんがこれは全くの別物だと思っています。「本人たちが本気になる」というのが出来なければ何も変わらないと思っています。そのためもう一度話し合い。ここに意味があるかどうか分かりません。無駄な時間になっているのかもしれませんが、選手が変わらなければこちらが何を言っても入りません。

あれこれあって午後はトレーニング。最初は練習に参加しませんでした。ちょっと記憶があやふやになっていますが多分会議があったと思います。練習自体はめちゃくちゃハードにすることにしました。やるならそれなりの覚悟を持ってやらなければいけません。私に言われたからやるという練習ではなく自分が強くなるためにどれだけできるかです。ここはもう私からどうこうではないと思っています。それでも動きが甘い。本人たちは一生懸命だと思います。あれだけ言われてそれなりにやるような選手はいないでしょうから。

が、ここの感覚の差は大きいと思っています。「一生懸命やる」という部分に関しては人が違えはその「一生懸命やる」という度合いも違います。これまでと比べて一生懸命だとしても本当に必要な努力をしているかどうかは別問題です。本人的にはすごくやっていると思っていても今までの取り組みのレベルがどれだけだったのかです。100やらなければいけないとする。これまで10の努力だった者が30やるようになる。この部分を見ると本人的には3倍ですが、本当に必要な努力の半分にも達していない。これまでどれだけやっていたかはここでは問いません。今からどれだけやるかだと思っています。それから考えると「足りない」と思っています。

体幹トレーニングをかなりやっています。が、この効果の差も間違いなくあります。女子キャプテンは2年間かかってやっと人並みの筋力になりました。食が細いのも時間がかかる要因の一つ。男子も同様。何を食べるかで身体が出来ていきます。ここも差がでます。こちらがどれだけやっても身体作りという面にどれだけ気を配れるかで全く変わってきます。

この日、なんとなくですがこれまでのメニューにプラスαを行うことに。ダイナマックスを使って体幹トレーニング、更にはプレートを使ったトレーニングを導入。これもこれから継続していきたいと考えています。効果は高いと思います。その効果を引き出せるかどうかは本人達次第。私はあくまでサポートでしかない。

まだまだ色々な部分が足りません。そこをどれだけ自覚して取り組んでいけるか。物足りないのは当然あります。どれだけの事をやらなければいけないか。覚悟を持たない限り次も同じ。そう思っています。厳しいのかもしれませんがここで妥協はしたくないと考えています。

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見直す

2014-09-27 | 陸上競技
ここ数日間、これまでのことを見つめ直す時間としました。私自身これまでやって来たことの意味を考え直す時間が必要だと考えていたからです。こちらが求めていることが本当に選手にとって必要なことなのか?ここをどう考えていくのかです。

実際は県新人が終わってからミーティングを行い、翌日に練習を実施しました。通常であれば絶対にやりませんが今回は特別だと思っています。これだけ大きな衝撃を受けてどれだけ行動と考えが変わるか?かなり話をていたのですが残念ながらそれほどの変化を感じることは出来ませんでした。まだ「本気になる」という意味が分かっていない。これまでの自分達の物事への取り組みと比べると随分良くなったと思っているかもしれませんが、あれだけの事実を突き付けられてこの程度の変化しか出来ないのであれば間違いなく次も同じ事を繰り返す。

この一ヶ月間ずっと言い続けて来たことです。この日はあえてシャフト補強をしました。200や400を走ることを考えたら後半どれだけ動きを維持できるかという話をしていたにも関わらず最後まで動かそうとする者は数人。キツイのはわかっています。それでもガムシャラに動かそうとする気迫のようなものは感じられませんでした。表面的な部分の変化はありましたがこれでは絶対にダメ。本質的な変化がなければ次にはつながらないと思います。

表面的に必死にやろうとしている。しかし、それは「私に必死になれ」と言われているから。前日に200mを3本走った女子キャプテンは取り組む姿勢が変わっていました。140mまでは抜群の走りをしていました。自己ベストを更新するのに2年間かかりました。ここに来てやっと「戦う姿勢」が見えるようになりました。これまではリレーに逃げていた部分がありましたが「エース不在のリレーでは戦えない」というのを突き付けられてやっと目が覚めたのかなと感じました。200を走るためには後半の走りを維持できるようにしなければいけない。だからこういう練習で最後まで粘る。誰のためか?全ては自分自身が戦うためなのです。ここが分かり始めたら強くなると思います。

が、他の者はどうか?この取り組みと比べると物たりません。ここは見ていると分かります。何事もなかったかのように練習に参加するようでは絶対に次も同じ事をしてしまうでしょう。

そのため水曜日は一切練習をせず。やる必要はないと判断しました。女子キャプテンは「練習がしたい」と申し出て来ましたが却下。その必要はないですし、練習よりももっともっと大切なことがあるのです。悔しさを味わったはずです。それもここ最近では感じられないほどの大きさの衝撃を。更に私から話をされています。それでも大差ないのであれば今後何をやっても変わらないと思います。根本は「自分は普通にやっている」と思っているからです。どれだけ私から指摘されても「自分は頑張っているから大丈夫」という所から抜け出せないのです。
口では「頑張ります」「強くなりたい」「次こそは絶対に成功させる」と言います。が、具体的にそのために何をやるのかを挙げません。そこに大きな問題があるのです。強くなるために何をするのか?成功させるために今回の失敗の原因は何だったのかを明確にする。そこの部分が出来ないまま何をやっても強くはならないと思います。

そう感じた理由は「個人の目標」を一切掲げないことでした。弱いメンバーがどれだけ集まっても戦えない。そこが分かっていません。これまでは全国レベルのエースがいた。だから戦えたのです。この2人がチームという輪の大半を占めていた。他の者が小さな存在でも戦えたのです。しかし、今のチーム状態は小さな存在が集まっています。自分自身が大きな存在になろうとする者がいない。個人で戦うことをせずに「リレーで戦う」という綺麗事に逃げているのです。個人の目標も掲げずに「リレーだったらなんとかなる」という感覚でいれば結局は自分の果たすべき責任から逃げているだけ。そんな無責任な状態で戦えるはずはありません。

「自分がチームの中心になる」と決意をできるかどうかです。居なくなったら困る存在にならないといけません。居ても居なくても同じような存在であれば意味がない。チームに必要とされる選手にならなければいけないと思います。元々強い選手であればそんなに考えなくてと戦えます。しかし、うちの選手はそれほど特別な存在ではありません。普通の選手が集まって戦おうとしているのです。「自分が強くならなければリレーも戦えない」という感覚を持った選手が増えなければどれだけやっても勝負は出来ないと思います。そこが欠落しているから「自分は普通に頑張っているから大丈夫」という感覚になり、私から言われている事が素直に入っていかないのだと思います。ここをどれだけ打ち破れるか?変わらない限りは戦えないと思います。

この二日間、どう感じながら選手は過ごしたのでしょうか?悔しいと口にするのはします。が、それだけの気迫があるかと言われたら微妙。変わり切れません。水曜日の段階ではとても戦える状態ではないと感じていました。それほど簡単にチームが変わるとは思っていません。しかし、甘い部分が目立つ選手が変わらなければいつまでたっても同じです。本気で考えることができるのか?ここが大切です。

こちらが求める事、分かると大きく変わると思います。誰のためにやっているのか?ここだけです。男子キャプテンも大きく成長しています。この子が上手くまとめてくれているから何とか形になってきている。が、男女キャプテンに頼りすぎている。これも責任の放棄です。結局前キャプテンの力を借りて色々とやったようです。3年生はこの国体が集大成となる。それなのにこの段階でまだ迷惑をかけるというのも考えものです。

こちらも考えないといけません。なかなか厳しい。そう感じています。
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・・・

2014-09-26 | 陸上競技
今回の県新人、なんとなく「上手くいかないな」というのは感じていました。これは私の力不足というのもあると思います。この夏、初めてリレーでインターハイ出場を果たしました。これまでであれば中国大会以降は「新チーム」としての活動が中心となります。インターハイ出場者が毎年1名ずつだったこともありメインは「新チーム」となっていました。毎年何とか個人で中国新人に進めるレベルの選手がいてくれたというのも恵まれていたのだと思います。今年はかなり厳しい状態であったことは間違いありません。それでも「チーム」として継続してやってきたことがある。これは見えない力となってつながっていくと考えていました。そこが甘かった。

以前のように厳しい指導をすることがずいぶん減ってきました。それでもバトンに関してはここ最近は厳しく話をしています。見ていると「バトンがきちんと渡らないと先生に怒られる」という雰囲気がありました。本来であれば「リレーで戦うためにバトンを渡す」のですが、渡らなければ先生に指摘されるから何とか渡そうという水準。これで本当に渡るのか?ここは大きな疑問でした。この1年間、「バトンが渡らない」というのはあまり意識したことがありませんでした。「渡るのは当然」であり、あとはその精度だと考えていたからです。怪しい時は何度もありましたが「これは渡らないな」と感じることはありませんでした。結局、今回は男女ともに失格。この現実を受け止めなければいけません。

また、「リレー」という部分に頼りすぎていて各自が「自分の責任」を果たすことができていない。ここも大きいと思っています。どれだけのチームが「リレーで戦う」と考えているのか分かりません。しかし、今のうちは「リレーで戦う」という言葉に逃げています。各自が個人種目で戦うことを避けて「リレーで戦う」というところで誤魔化しています。リレーであれば「4人」で走ります。一人が上手く走れなくても他の3人が何とか走ってくれれば勝つことができます。だから「責任の所在」があやふやになるのです。4人が4人、「他の3人がやってくれるだろう」という感覚でいる。だから自分が何とかしなければいけないという感じがありません。バトンに関しても同様。「何とかなるだろう」という感じでしかない。責任を果たすという部分ができていないのです。

今の3年生、この部分は強かったと思います。小さなエースは「リレーで戦う」という気持ちが誰よりも強かった。だからインターハイまで届いたのだと思います。練習の時には「私が何とかするから大丈夫」という言葉を何度も言っていました。他の誰かに頼るのではなく「自分の力でリレーを勝たせる」という感覚が誰よりもあった。だから安心して任せられるのです。また、大きなエースも「私が全部抜くから任せて」と言っていました。練習でも1年生を前から出してそれを全力で抜くという練習が中心。実際のレースを想定して「前にいる選手を追う」という走りをしていました。通常のレースであり得ない状況です。「リレーで戦う」ためにそこまで考えていたのです。「自分が力を出さなければ勝てない」という感覚で普段の練習をやっていた。今はどうか??ここの「差」は本当に大きいと思いますね。

更には「個人」としてどうするかです。「リレーで戦う」という所に逃げて「個人で勝負する」という感覚が全くと言っていいほどありませんでした。失礼な話かもしれませんが「弱い選手が4人集まっても戦えない」という感覚が不足しています。今のうちの戦力であればそれなりに走れます。あくまで「それなり」です。女子は中国には進むでしょうが予選落ちで終わり。大きな理由は「個人で戦える選手がいない」ことです。「個人で戦う」事ができない選手が集まったところで結局は「誤魔化している」だけだと思います。「自分の力では戦えないからリレーで戦う」という話になっている。上述の通り「責任の放棄」なのです。個人では決勝に残ることも中国に進むこともできない。リレーなら他の人がいるから何とかしてくれる。その感覚が強くありました。

正直、女子の100mは個人で中国を考えていました。上位4人の力は抜けていると思いましたがそれでも十分戦えるレベルまで来ていました。「過大評価」と言われるかもしれませんが、これまでずっと競技を見てきて「これはいける」と感じた部分です。が、結果的には全く戦えず。今回短距離で決勝に残ったのは200m女子1人です。一応準決勝には何人か残りましたがとても戦える状況ではありません。三段跳びで8位に入った男子もいますがまだまだ力不足は否めません。「個人で戦えない」者が集まってリレーに逃げる。これでは勝負できるはずがありません。結局、今回の県新人で「変わったな」と感じるのは男女キャプテンのみ。これは「個人で決勝に残った」というのが大きな要因だと思います。「個人でも戦える」という感覚が競技に向かう姿勢を大きく変えるからです。他の者はまだ何が問題なのかを理解できません。このままでは「次も同じことをする」と思います。

これは全て「指導者の責任」だと思います。私がそこまで選手のモチベーションを上げることができなかったのが原因です。これまで応援してくださった多くの方、OB・OGが作ってきてくれた伝統という部分を今回の県新人で途切れさせてしまったことに対して本当に申し訳ないなと思っています。言葉では言い表すことができません。私の力が足りないばかりに多くの期待に応えることができませんでした。本当に本当に申し訳ありません。
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うーん

2014-09-24 | 陸上競技
申し訳ありません。ちょっとBlogをキチンと更新する気持ちに全くなりません。

今日まではお許しください。競技に対する意欲を失ったわけではありません。それでもちょっと距離を置きたいと思っています。実際に距離を置くのではなく気持ち的に距離を置きたい。せめて今日までは何も考えたくない。それでもかなり考えさせられているのですが。

お許しを。
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予想通りの展開

2014-09-23 | 陸上競技
県新人が終わりました。非常に残念ですが私が1週間前に予想した通りの結果となりました。男女共にリレーでバトンミス、失格です。この春、県総体でリレーで優勝し中国で4位入賞、インターハイ出場したチームとしてのプライドは持ってもらいたいと思っていましたが最悪の予想が的中してしまいました。

これにより何年も続けていた中国新人出場も途切れてしまいました。これまでの卒業生にも応援して下さった保護者の方にも大変申し訳ない気持ちです。お詫びの言葉も浮かびません。全て私の指導力不足です。もっときちんとした指導ができていたらバトンは渡せたと思います。

女子、準決勝を3位で通過。それも2走の走りが本来と比べるとかなり悪く0.5秒は上げられると感じるレベルの状態でした。予選はバトンが流れまくっていたので少しは修正できたと思います。が、エースとなるべき選手の走りが過去最悪という感じでした。練習ではキチンと走るのですが準決勝は別人のような走りでした。

そのため、万が一に備えて2-3走のバトンを詰めました。バトンゾーンに入ってすぐに渡すレベルに修正。流れたら終わりという感覚がありました。それでも2-3走でバトンが流れました。3走はすこし出遅れたレベルでしたからこれでバトンが渡らないというのを私自身がどうにかできたのかは分かりません。それほど2走の走りが別人でした。前を行くチームを追うこともできませんでした。私の関わり方がもっと適切であれな全く違った結果になっていたかもしれません。
あまりにもこちらが思っていた走りと違う。普段の走りをさせられなかった私の責任なのだと思います。

ある方かは「なぜ危険な賭けをしたのか?もっと安全なバトンをすれば戦えたのでは?」と言われました。周りから見ると「勝負をかけた」と思われているのだと思います。今回はそこまでの賭けは出来ませんでした。それほど安定していなかったのです。渡るかどうか分からないのでバトンを詰めて「絶対に渡せる」状況を作ったつもりでした。多少詰まることはあっても流れることは考えていませんでした。

この状態を私自身が受け入れることができません。中国新人に行けなかったということをではありません。きちんとバトンが渡って戦えたとしても3位に入る確率は50%程度でした。勝つか負けるか分からない力の差だったと思っています。しかし、戦うことさえできなかった。力を出し切って負けたのであれば我々の力不足だと受け入れれことができます。しかし、今回は「私に出来ること」をやって対応してきたつもりでした。それでも渡らない。この現実をどうすれば改善出来るのか?

12秒8では走れる力がある選手にエース区間を任せました。私の判断ミスだったのかもしれません。もっと適材適所で走順を考えていたらこのような事態は起きなかったのかもしれない。こちらが思っていた走りとあまりにも違う走りをするということはこちらの期待が過剰だったのかもしれません。しかし、3走の選手と比べても2走の方が100mは強いと思っていました。試合で力が出せないというレベルではない差がある。全て私の責任です。もっと力を出せる雰囲気や言葉かけがあったのかもしれません。

情けない話です。1からのスタートというかマイナスレベルからのスタートになるというのが実感です。先に進めるのかどうか。本当に申し訳ないことをしました。何も出来ませんでした。
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すみません

2014-09-22 | 陸上競技
更新が滞っていて申し訳ありません。ちょっと気持ちを整理させてください。

今回は私自身予測していたことですがさすがに現実になるとダメージが大きくて。
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言葉の意味

2014-09-18 | 陸上競技
水曜日、この日は会議などもあったので午後の練習は選手任せにしました。基本的には休み。朝練でメディ投げをしてあとはのんびり。午後はウォークして残りはマッサージ。私が行くまでは身体のケアをしておくように指示をしておきました。

前日足に違和感があるという3年生はテーピングをして身体を動かすことに。前日の時点で師匠に相談していました。力がある選手ですからここで無理をさせて今後の競技に悪影響があるというのは絶対に避けなければいけません。前日は鍼治療に行ったのでかなり張りは取れたようでした。肉離れではありません。これまで怪我をした経験がないのでこのような違和感は神経質になります。

この子だけではありませんが、それぞれの選手にはこまめに身体のケアの話をしています。最近感じているのはとにかく「大きな怪我をしないこと」です。怪我をしないように練習を進めていくことが必要になります。足に違和感があれば必ず治療に行かせます。治療だけでなく自分達でマッサージをする。小さなエースはこの辺り敏感ですからすぐに治療に行きます。かといって「痛いから走らない」とは言いません。少し違和感がある時はその部分を気にしているのが分かりますからこちらが止めさせます。この1年間は大きな怪我もなくここまで来ました。1年系の時は何ヶ月かに一回は怪我をしていましたからかなりの成長ですね。

身体を休める。この日だけのことではありません。話を聞くと家で家族にマッサージをしてもらったり、張りがあるところを緩めてもらったりしている選手が多いようです。特に女子は。保護者に迷惑をかけていることは忘れてはいけません。保護者も自分達と同様に疲れている中でマッサージをしてくれる。競技に対する理解があるからだと思います。この部分は絶対的な感謝が必要です。マッサージをされている間は寝てしまうという選手もいるでしょう。誰のために保護者がマッサージをしてくれているのか。一番の恩返しの方法は何か?常日頃から話している内容です。多くの人に支えられているというのを常に頭に置いておく必要があります。

私の会議が終わり、ミーティングをすることにしました。前日の練習についての話です。土曜日と火曜日、練習の流れとしては同じような感じでした。それでも全く違うものとなりました。この意味が分かるか?何故このようなことになったのか?ここは絶対に考えないといけません。話を聞くと「危機感があった」「声を出して集中して練習ができた」というのが全体の共通の感覚のようでした。

では何故そのような変化が生まれたのか?答えは簡単です。私が月曜日に「このままではリレーで失格する」という話をしてかなり厳しく指導したからです。私から厳しく言われて「先生が怒ってる」「これはまずい」と感じたから雰囲気が変わったのです。私が前から言い続けていることは何も変わっていません。変わったのはその言葉を受け取る選手です。試合が近づいて来ているから良い練習ができる。それは違うと思います。試合が近くても遠くても「大切な一日」というのには変わりがないのです。

それぞれの一日には大きな意味があります。身体を休める一日はケアをしたり回復に充てることが大切。試合が近づけはその必要性を感じるのかもしれませんが、半年前や8ヶ月前の一日にはそれを感じません。また、半年前には集中力が低くなり良い練習ができないということがあります。これも同様、大切な一日であることには変わりないのですが「危機感」というものがないのです。

今回は私が業を煮やして厳しい指導をしたから気づいた。それだけです。まだまだ自分達の練習であることを理解できません。火曜日の練習が毎日出来れば見違えるほど強くなると思います。この日の走りは今の一二年生の走りの中で最高でした。この走りが出来れば女子は昨年の記録は確実に越えるでしょう。男子も一昨年の決勝進出の時の記録や越えると思います。逆にいうと追い詰められないと自分達の可能性に気づけないのです。私が選手に求めることは前も今も同じです。「自分のための練習をする」ことを求めています。が、激怒して初めてそこができるというのではまだまだ甘いとしか言いようがありません。

戦いはシビアです。どれだけタイムを出してと3番以内に入れなければ中国新人には進めません。高校の大会でこだわるべきはやはり順位だと思います。どれだけ良い記録を出しても必要な順位に入れなければ先には進めないのです。順位を頭に置いてからそれを達成するための記録を求める。最低限このタイムを出さなければ上に進めないというのはあるはずです。その順位に届けば記録はそれなりについてきます。

今の取り組みをどれだけ本物にできるか。微妙な所ですが県新人前にやるべきことが少しだけでも見えたのは大きな意味があるかもしれません。本当はもっと力を引き上げられる可能性があったのですが「それなりの練習」で飛躍的に力は上がったと感じています。もっともっと強くなれるチャンスがあったはずです。女子は絶対的エースはいませんが昨年と比べると平均的に力があります。2年生2人は上手くいけば昨年の二年生並みに走るかもしれません。まーそれでも0.2秒くらいは足りない可能性がありますが、1年生がそれを補うレベルかなと。かなり力は上がっていると感じています。男子は決勝。そこが最大の目標です。なんとか上手く上位に潜り込みたいという気持ちです。

最後は気持ち、心持ちです。根性論ではなく本当にそう思っています。戦える状況に近づけたかなと。期待したいと思います。覚悟を持って試合に臨んでもらいたいですね。
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