kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強化練習

2016-08-31 | 陸上競技
火曜日、朝から学校での練習としました。二日間休んでいます。それなりに元気になっているはずです。学校でじっくり練習をする機会が少なくなっていますからこういう機会は絶対に必要だと思っています。

練習開始時に県新人大会のタイムテーブルとスタートリストを配布しました。男子は決勝に残れる可能性がある種目が幾つかあります。この中でどうやって戦っていくか。ここの部分は理解しなければいけません。リレーではまずはラウンドを進むために何をするか。ここの感覚を把握しながらやっていきたいと思いますね。女子はランキングトップ種目が4つ。ランキング4位の種目が2つ。これまでから考えたらすごい事だと思います。選手は良くやっています。プライドを持ってレースに臨んでもらいたいと思っています。

ここで話をしたのが全てが「来年の県総体路線に向けて」だということ。県新人は中国新人止まりです。が、来年戦うためにはこの秋にある程度経験しておく必要があります。冬季練習を乗り越えればかなり力が上がると思います。それも踏まえてこの時期に何をしておくか。適切な目標設定が必要です。勝ちにこだわる。これは大切なことだと思っています。複数種目で戦っていくために何をしていくか。ここの部分だと思います。

そこから練習開始。ダイナマックスから始めました。久々です。せっかく時間があるのだからあれこれやりたいなと思っていました。ダイナマックスが終わってから今度は縄跳び。ペアで遊びながらやっていきました。器用さも求めたいなと思っていますから。普段やらないことをやると気分転換にもなります。いつも必死に練習をやりますからこういうときくらいはリラックスモードで。更にはラグビー走を。これも幾つかバリエーションを加えて実施。更にはチーム戦でダイナマックスを使った練習。負けたら罰ゲーム付きで(笑)結局1時間以上やったでしょうか。遊びの中でトレーニング要素を加える。サイキングアップとして気持ちを盛り上げるという意味合いもあります。なかなかでした。

そこから通常練習。ドリルを中心に丁寧にやっていきました。かなりの時間をかけてドリル。一つずつ丁寧にです。この時に「やるだけにならない」というのを繰り返し言っています。練習は慣れてくると「なんとなく出来る」ようになります。しかし、これではダメ。意識して動きを作ることが重要です。基本的なことの徹底。更には「強くなるための意識の徹底」です。最初に遊んでアップしたのも影響してかかなり雰囲気が明るくなっていました。この雰囲気で練習ができれば力は上がると思いますね。

ドリルが終了して走練習に移行しようとした時に少し天候が怪しくなりました。雨雲ズームレーダーを見てみると大きな雨雲が接近してきていました。慌てて道具を片付けて部室の前に避難。その直後、こちらの想像以上の雨が。それによりグランドは水浸し。沖縄インターハイの時にスコールに遭遇したことを思い出しました。どうなっているんだ。

雨が降っている間は軒下で補強を。出来る事をひたすらやるしかありません。しばらくして雨が止みましたがグランドではなかなか練習出来ない感じでした。この日やりたかったことは「タイヤ押し」です。膝締めを徹底したいなと思ってました。本当はその前に短い距離をしっかりと走ってからタイヤ押しに移行したかったのですが時間の関係から走るのは諦めてタイヤ押しのみに。タイヤ押しを始める時に「50本」と言うと選手がどよめく(笑)

多分、いつもの「冗談」だと思ったはずです。が、この日は本気でやることにしていました。これは最初から予定していましたから。「信じられないくらいやる」という部分も必要だと思っています。タイヤ押しと壁を使っての膝締めをセットにしてひたすらやりました。私は全体に投げかけながら見ている。ここの部分は大切なのだと思います。

最初はアスファルトの上で実施していたのですが乾いてきて押しにくくなったのでグランドへ。部室前でやろうと思ったらぬかるんで出来ないのでさらに移動。通常ならここで諦めるところかもしれませんがやると決めたからには徹底してやります。2時間以上かかったと思います。それでもやる。投擲のドリルと同じで「飽きるまでやる」という部分が必要なのではないかと思っています。数本やるだけで感覚が身につく選手もいれば何本やってもなかなか出来ない選手もいる。だからこそ「ひたすら繰り返す」のです。

意識しないで適当にやっている選手は「悪い動き」が身につきます。意図しない動きが身についてしまってマイナスになる。その危険性もあると思います。だからそこ「意識してやる」事をしつこく呼びかけました。とにかく繰り返す。この意味を理解してもらいたいなと思っています。

飽きてくる選手も出てきます。そう考えると男子は飽きずにひたすら声をかけながらやっていました。この子達はきっと強くなるんだろうなと感じています。どこのレベルまでいくのかは正直わかりません。愚直に言われた事を徹底する。速く走れるようになるために全力を尽くす。本当に応援したくなります。雰囲気がずいぶん良くなっています。それぞれが自覚しているからだと思います。

かなりの時間やってご飯休憩。午後からもやりました。これはまた別に書きたいと思います。多分。
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国体練習会&投擲合宿

2016-08-31 | 陸上競技
日曜日、本当は練習をしようと計画していました。が、台風の影響により天気予報は雨予報。かなり強い雨が連続で降るということだったので練習自体をやめることにしました。強化練習をしたいと思っていたのですがそれどころではありませんから。当初の予定は28日と30日に1日練習をしてから29日と31日は休みにするつもりでした。大幅変更して28日と29日を休みにして最後の2日間は練習。気持ち的にしんどいかもしれませんがやるしかないと思っています。計画表は渡していますが天候や身体の状態によって大きく変更が余儀なくされます。

日曜日は国体練習会。なかなか人数が集まらずに実質4人の参加となりました。うちからはNが参加。前日はレースでしたが3本しか走っていません。この状況であれば走練習をしても良いかなと思っていましたが色々と考えてトレーニング中心のメニューとしました。mihoが居てくれたのでひたすら補強をするようにお願いしました。私はヨンパ選手が参加していたのでそちらの指導。基本的なことをやりました。まだ走ったりするのは怖いので本当に基礎的なことを実施。

ある程度やってからNと一緒に補強をさせることにしました。身体が大きい分、筋力が必要になります。まだ筋力が足りないなという感じがありました。Nはスクワットをさせたりスナッチをさせたりしました。筋力が付きにくいタイプですからやるしかない。本人はやっていると思いますがこちらがコントロールして負荷を増やしていくしかないと思っています。サイドランジをさせると左側から立ち上がる時が苦手。身体の使い方の部分だと思います。この手の部分をきちんと修正していくことが今後につながっていきます。焦るつもりはありません。焦りませんがやらせます(笑)

結局雨はそれほど降らず。練習会終了後は私はちょっと自分のやりたいことをしました。ここ最近、自分のやりたいことをやる時間はかなり少なくなっていました。陸上競技やっているじゃないかと言われたらその通りなのですが。貴重な時間だったと思います。

月曜日は練習は休み。私も厚生休暇をもらっていました。実は数日前にBOSSから「投擲合宿やるけど通いでどうか?」と言われていました。本当にありがたいことです。先日の市民選でやり投げは上手くいきませんでした。力は付いているのですがここ最近様々な事を教わっているのでそれが上手くまとまりません。私の力不足が大きいのですが。そのため練習に参加させてもらうことに。

午前中は私用により参加できませんでしたが午後からは参加。私自身は足首に痛みが出ている選手の治療に専念。投擲に関しては全く役に立ちませんから出来ることを最大限に。投擲に関してはこうやって「徹底してやる」時間が必要だと改めて感じました。技術の習得には時間がかかります。同じ動きが出来るようになるまでひたすらやる。時間が足りるかどうかの話になるのだと思います。本人は自分の課題を理解してそれを修正するための練習を幾つか教えてもらっています。それを徹底するしかない。

本当にありがたいことです。恵まれていると思います。どこかで私も他者へ還元しないといけないと思っています。まー頼られることがあればの話ですが。

なかなかハードな日々を送っています。21時過ぎには寝てしまいます。小学生並みですね(笑)選手はそれなりに休みがありますが私はほぼなし。これで乗り切る程のエネルギーがあるのか。まーやるしかないのですが。秋につながるのであればと思います。乗り切ります。
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市民選手権

2016-08-30 | 陸上競技
またも更新が滞っています。今年の夏は本当にバタバタします。自ら勝手にやっているという噂もありますが(笑)時間を作って更新しておかないと何をしてるのか分からなくなるので(笑)

土曜日、市民選手権でした。運動会みたいなものだと思っています。が、こちらとしてはそれなりに記録が出せたら良いなという感じもありました。狙って出る大会ではないというのは明確ですが、一つの目標にはなるかなという感じです。

かなり早めに集合してアップをさせようと思っていました。運動会とはいえそれなりに準備はしなければいけないですから。私はスターターの仕事がありました。その準備をしていたら投擲のネットが邪魔になっていて接続が出来ませんでした。結局。ネットの準備をすることに。基本的に投擲の準備は分かりません。それでもあれこれやりながら準備。担当をきちんと決めて欲しい。結局、この準備にかなり時間を要してしまいました。1次アップをさせようと思って動かしていたら「開会式」が始まるので参加しなければいけない。結局スパイクを履いて走ることは一度も出来ませんでした。どうなんだ(笑)

私は何故だか分かりませんが最初の競技が終わってから一番最後までひたすらスターターでピストルを撃つことに。いや、これはかなりハード。4時間以上です。ずっと主で撃ち続けました。選手に関わる時間は全くなし。というか暑くて水分を摂らないと危険な状態なのになかなかのそれさえも出来ず。かなり真面目に働いていたと思いますね。

レース自体は全てスタート地点から見ていますから流れも何も分かりません。男女の100mは全体的に微妙な結果でした。アップ不足というのもあったのではないかなと思います。アスファルトの上で走るというのはできたとは思いますが最大スピードは出せないでしょうから。「結局、力ついていないじゃないか」と言われるかもしれませんね。まーそれはそれ。男子はSoが11秒6、女子はNが12秒8でした。電気計時ですから間違ってはいないと思いますが。

その後、200m。Soが全体のトップでフィニッシュしました。記録が23秒09(笑)確かに強いなという走りでしたがいきなりこんな記録が出るとは。中学時代のベストを0.8秒更新しています。いや、驚きです。女子もNが最初からスピードに乗ってフィニッシュ。記録は25秒8(笑)。どれだけなんだ?!100mに比べて記録が良すぎる。風の影響もあるのかもしれないのですがそれにしても良く走れました。確実に力が付いてきているなというのだけは実感できましたね。

女子ではAが100mも200mも良く走れるようになってきました。13秒4と27秒9。まだまだですが。スプリント系で身体作りを地味に続けています。それが少しずつ実を結んできているのかなと。昨年は14秒8と30秒くらいでしたから1年間で走れるようになってきました。中学2年生の頃の記録に戻ってきたかなという感じです。今年中に13秒2は出せるようにしたい。それにより来年の12秒台が見えてきます。

男子の400mもOがトップでフィニッシュ。52秒4でした。高校ベスト。やっとある程度走れるようになってきました。レースの流れ的にかなり良くなってきました。まだまだ400mの専門練習は一切やっていません。ひたすらショートスプリントを上げる練習です。短絡的に結果を求めるのではなく長い目でみてやっていきたいなと思っています。もちろんこの記録ではまだ戦えないのですが。秋には51秒前半を狙いたいと思っています。かなりの確率で到達できるのではないかと。本当い一生懸命やる選手ですからこちらもできることは全てやりたいなと思いますね。

女子のポール。少しずつですが前に進んでいます。今回は260。ベスト記録を20センチ更新。毎回G先生にアドバイスをもらいながらやっています。確実に力は上がっています。専門的な指導は出来ませんが体力作りなども含めてやれる事はやっているつもりです。県外の選手と戦ってインターハイをかけた勝負をするためにはあともう少しでしょう。3m跳べれば可能性が出てきます。なんとかそこを目指したいですね。

4継は男女ともに勝つことができました。男子はタイムが悪い。45秒かかってしまいました。これでは勝負になりません。メンバー変更も含めて考えていかなければいけないと思っています。どう考えても44秒前半は出せるはずです。もっとやれる事はあるだろうなと思っています。女子は49秒63。中国選手権から少しだけ記録をあげました。調子が上がりきらない選手もいますから合格点だと思っています。あと1秒はあげたいなと思っています。一応大会記録だったのではないかと思います。ここに対するこだわりはありません。あくまで通過点ですから。

手応えを感じる種目も複数ありました。同時に課題となる種目も。これは地道に修正するしかない。全体的に変わってきていると思いますし、手応えを感じながら進んできていると思います。まだまだやることがあります。大会での結果に一喜一憂するのではなく冷静に状態を判断していかなければいけないのだと思います。記録が出たからよかった、出なかったから悪かった。そこだけで判断するのは得策ではない。そう思っています。

書きたいなと思う事はたくさんあるのですが時間が経過してしまって(笑)。ボチボチ更新します。
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刺激2

2016-08-28 | 陸上競技
金曜日、市民選前日。繰り返しになりますが完全に調整する話ではないと思っていたのである程度負荷をかけながらやっていました。この日棒高跳びチームはN工業へ。跳躍練習をするためです。競技場でやるよりは専門家に見てもらう方が効果が高いのでそこの部分を事前にお願いしていました。餅は餅屋。快く引き受けてもらって更にはポールも運んでもらいました。図々しくお願いしているにも関わらず申し訳ないなという感じですね。

他の者は競技場で。アップはフリーにしました。本当はもう少し見ておきたいのですがこの日はやり投げに付くことにしました。前日合宿で色々と教えてもらったのですかその内容を処理できなくて上手く投げられません。頭で分かっていてもなかなかそれがかみ合わない。情報が多すぎるというのもあるのかも知れません。本当にやるべきことに絞っていけばもっと良い投擲ができるようになるのかも。そういう部分もあってスプリント系のアップはフリーにしてやり投げのメディ投げに付き添うことに。

男子のリレーはアンカーを変更しました。現時点ではお試しという感じがあります。4番手がどうしても力が落ちてしまいます。この中でどうやって戦うかという話になります。バトン練習をやっていかなければいけない部分があります。男子部員は7人。3人は固定していますが4番目は分かりません。1人は走力はそれなりにあるがバトンをもらうことができないと。1人は棒高跳びと重なるためなかなか専門練習ができない。1人は0.5秒差あるがバトンはそれなり。1人は走力不足。この中で誰を走らせるか。

相談してバトン重視にしました。この部分は難しい判断になるのですが。まずは渡らなければいけない。棒高跳び選手は上述のように不在となっていましたから仕方ないかなと。基本は走力アップをさせなければいけません。

女子はまずまず。1人身体が重くて動きが微妙です。本人もしんどいでしょうね。それでも一生懸命にやっています。疲れなのかどうかの判断をしていかなければいけません。見ながら判断ですね。バトンに関しては無難に流れます。最低限のバトンはできているかなという感じがあるのであとは走力アップだと思っています。市民選のリレー大会記録か50秒後半だったと思うのでそれは最低限クリアしたいなという話はしていました。50秒切るくらいのレースを常にしなければ勝負にはならなくなります。

並走、合わせ、スタート練習の流れで。スタートはあえて音を鳴らさずやりました。ここ最近は場所の関係でスタブロからの出をやっていません。これは今後の課題。タイヤ押しだけではなくそれをスタートにつなげていく練習をしなければいけないと思います。

翌日の話をして終了。市民選ですから小学生や中学生も参加します。競技会という雰囲気にはなりません。ワイワイやっている中で自分たちもそれに合わせてしまうとレースにはならないのです。アップする場所も全くありませんから記録が出るとは思えません。それでもある程度のことはやりたい。可能であればシーズンベストがでたらという話もしました。そこまでは出来すぎたと思おますが(笑)

そこから学校にマネージャーを送り届け、私はN工業へ。一緒に練習をさせてもらっているので様子を見に行きました。預けて終わりというスタンスではない。まー全てはできませんが可能な限り行ける時は行きたいなと。それにより私自身も勉強になりますから。が、到着した瞬間に女子ポールが終了(笑)。ナンダコレハ?!

大学生が来ていたのでそれを見ながらあれこれ考える。更にはうちの選手は鉄棒を教えてもらう。これがきちんと出来るようになるだけで随分変わってくると思っています。まだまだ差があります。男女共にまだまだ弱いなーという感じですね。終了後にロープ登りも。これも刺激をうけました。他の種目の選手にも取り入れていける部分があると思うので参考にしたいなと思いますね。

そこから競技場にポールを持って帰って終了。そこからはあれこれやって1日が終わり。この夏は本当に陸上漬けです。これまでやってこなかった種目に対して少しだけでも勉強させてもらいました。スプリントに生きてくる部分もたくさんあります。こうやって刺激をうけながら自分自身を高めていけたら理想です。

さすがに疲れてきているなーとは思います(笑)仕方ないですが。なんとか乗り切ります。
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補強する

2016-08-27 | 陸上競技
木曜日、補強としました。この日は朝から別件で対応がありました。この事に関してちょっと思うことがありました。その事は選手にも話をしました。

大切なのは何か。ここは常に頭に入れておかないといけません。私が求めていること、話している事が世の中から大きくズレている可能性もあります。が、実際に働き始めた卒業生達と話をすると「大切なこと」は伝わっているなと感じています。部活動で「楽しいだけ」では困るのです。それは私が困るのではなく将来的に自分自身が困る。そこの感覚は大事にしたい。

楽しいだけではない。きちんとした事を身に付ける必要があります。「注意を受ける」のであればそれに見合う態度や行動があります。よくよく考えてみると「私にとって当たり前の事」は他の場面で学ぶ機会がないのではないかと思っています。普通の生活をしていたら他者から指摘されたり注意を受ける機会がない。本当は見逃されていただけなのかもしれません。私は私に出来ることをやる。それが必要だと常に思っています。

なかなか分かりにくい内容ですが。思う事を記録しておきたいと思っています。選手には少し詳しく話をしました。こういう話から何かしら学んでくれればと思います。

そのため私は30分程度遅れました。キャプテンが私を探しにしていましたが「補強」とだけ伝えて任せました。何をやったのかは分かりませんがそれなりにやっていたはずです。話が若干ズレますが他の人から「良く練習しますね」と選手達が褒められました。私が居ない時でもきちんとやっているとのことでした。私からすればこれも「当たり前」です。が、周囲から見れば「スゴいな」と思われるのかもしれません。強くなりたいのは自分自身のはず。私が居ても居なくてもやるべきことは変わりません。質が下がってしまうような状態であれば意味がないですからね。

で、私が参加して補強へ。通常の試合前であれば補強をやりません。が、ここでしっかりとやっておかなければいけないと思います。完全に休んで調整をしてからレースを迎えるというものではありません。やり過ぎるのも避けたいなと思います。難しいところですね。それでも1時間程度の補強はやることに。

体幹中心ですがかなりやりました。腹筋背筋をやってから様々な事をやりました。腕立て伏せをやらせましたが女子は弱い。2年生女子はある程度出来るようになっていました。まだまだ弱い部分がありますが1年生よりは強い。これは1年間継続してきた結果だと思います。普段やらない部分です。見ているとNは恐ろしいほど弱い。結構やらせていたつもりですが甘かった。筋肉が付きにくいタイプなのだと思いますがこのままでは困ります。

肩車をしてスクワットをさせました。女子はこれも弱い。いや、これは問題。ある程度補強に対しては自信を持っていましたが全然ダメです。身体作りを中心に置いている私としては敗北感でした。市民選が終わってからもう一度身体作りの部分を意識したいと思います。県新人に向けてという意味もありますが、本当に大切なのはもっと先です。来年どうするかを考えたときにこのままでは明らかに不足すると思います。今年の結果だけを求めているのではなく来年勝負したいと思っています。少しでも早く結果を出したいと思うでしょうがここは理解してもらわないといけない。

男子は比較的筋肉が上がりやすい。それでもまだまだ弱いですが。女子との差は歴然です。私の指導スタイルからすれば1年目で飛躍的に記録が上がるというのは考えにくいのです。前にも書きましたが。だからこそ女子にはかなりの補強を求めています。毎日やっているはずです。本当は試合前は補強も休ませたいのですが。長い目で見たときには今は休ませない方が良いかなと。

補強。ここをどう捉えるか。地道に継続するスタンスを守り続けたいと思います。これからです。

相変わらずまとまりがないですね。お許しを。
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刺激

2016-08-26 | 陸上競技
またも更新が滞りました。なかなかやりたい事ができません。案外体力的にもダメージが大きくて。年齢的なものがあるのか。結構疲労しているようです。

火曜日にかなりの話をしました。これが全てきちんと伝わるとは思っていません。しつこくしつこく言い続けるしかないと思っています。blogに文字として記すと「きちんとやっていない」と思われるかもしれません。手前味噌ですが練習に対する態度としてはかなり良くなっていると思います。が、それがどこを目指している取り組みの姿勢なのかという話です。他校と比べて云々ではなく「私が求めるレベル」と「差」があると思っています。そこの部分。

水曜日は競技場での練習としました。アップは試合用。前日の事があるので本人達にある程度任せながらやっていくようにしました。週末に市民選があります。完全調整は出来ませんがある程度の記録は期待したいと思っています。そのためやりすぎないようにしなければいけません。本来であればしっかりと練習を積んでおかなければいけない時期です。が、余りにも調整しないままレースを繰り返すと本人達が自信を失います。

前任校でこの事を何度も説明して春先の大会を過ごしていました。それがある時から説明をしていても「記録が出ない」というマイナス思考の方が大きくなってしまった事があります。師匠がよく言われますが「連続して試合に出ていたらハマる事がある」と思います。実力以上の記録が出てしまう事がある。それが生涯ベストになってしまうこともある。実際に安定して出せる記録以上のタイムが出てしまう。自分の実力はそこのレベルにあると勘違いしてしまってなかなか抜け出せなくなる。

逆のパターンも。こちらは「記録は出ない」と理解してやっていても選手はしっかりと練習してきたはずなのに記録が出ないという不安が生まれる。モチベーションの低下にもつながります。国体最終予選ではある程度の調整をして出場していますからそれなりの記録が出ました。が、記録だけを追い求める時期ではないと思っています。勝負する時までにしっかりと準備をしていく。そのためには「狙わない試合」というのも出てきます。種目によっては「出場しない」というのも選択肢の一つのようですが私的には「出ない」という選択はありませんでした。疲労困憊でも練習として出場する。ここの感覚は特殊なのかもしれません。

話が大きく逸れましたが水曜日はバトン練習を。女子は前回試合の時にバトン合わせをやりましたが早出をしたり出遅れたりと考えられないレベルでした(笑)。そこの部分を改善するために練習しました。といっても2本ずつに限定してですが。まだまだトップスピードでのパスが出来ません。しつこくやっていきたいなとは思っています。男子はメンバー変更。4人目が12秒台です。試しながらやっていくしかありません。力的には春先よりも上だと思っています。上手くいけば43秒台が狙えるのではないかと思いながら。まだ力不足ではありますが。

そこからトゥトレ。オーバースピードで刺激を入れました。2走3走はパスがもう一本ずつあるのでトゥトレも1本。本数も微妙に調整しながら進めていきました。最後に60mを数本走って終わり。前日にそれなりにやっていますからバランスを考えながらやっていく感じですね。かなり動いてきたかなとと思います。シーズンベストくらいが出れば良いかなと。全員がそれくらいの感覚で来ているとは思っています。

厳しい目で見るようにしています。私が満足してしまったらそれ以上はありません。成長は感じていますがここで終わりではない。これからの事を考えて妥協せずにやっていきたいと思います。スタンスは崩さずです。

あまり面白くないですね。それでも記録として書いておきたいと思います。お許しを。
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自分の中での一生懸命

2016-08-24 | 陸上競技
続き。になるかどうか分かりませんが。


この日、ウエイトをする選手が何人かいました。見てみると男子と女子の重さがそれほどありません。この子達も真面目にやります。手は抜かない。が、このような状態になるのです。

側についてウエイトをさせました。こちらが指摘して重さを増やす。これまでよりも15キロ重くしてスクワットをすることができました。これが自分の中の「枠」でやっているということなのです。手を抜かず一生懸命にやる選手。が、自分の中での限界を低く設定しているのです。本当であればもっと出来るのに「これくらいしかできない」と思ってしまう。自分は出来る限りのことをやっているのだから私に言われていることがよく伝わらない。ここを知るべきなのです。

前の記事にも書きましたがタイヤ押しなどの動きをする時に「出来ているかどうか把握する」必要があります。自分は出来ていると思ってやっているのです。これに対しては悪意があるわけでも何でもない。本当に一生懸命やっている。が、それが間違った動きであったり、自分の枠の中だけの話だったりする。ここを理解する必要があるのです。

一生懸命やっていると思っていてもこちらが指摘すればその「枠」を簡単に越えることができる。我々の役割はここにあると思っています。一生懸命やっている。でも本当はもっともっとたくさんできる。更には「正しいと思ってやっている」動きに関しても本当は出来ていないこともある。それを知る必要があるのです。素直に人からの指摘を受け入れることができないタイプの選手は残念ながら伸びないと思います。また、自分から見てもらったり聞いたりできない選手も同様。「自分が正しい」という価値観の中から抜け出せないのです。

私が男子選手を指導したのは「重さが軽い」からではありません。本当はもっと出来るのにいつの間にか「これで十分」という感覚になってしまう。そこを指摘しているのです。一生懸命やる事、真面目にやる事はすごく大切。でも、いつの間にか自分の枠の中で満足してしまっている。ここは自分では気づかない。だからこそ私が指摘しなければいけない。なかなか分かってもらいにくい感覚かもしれませんが。

この時に私が遠慮して指導するのは違うと思います。こちらが伝えたい事は全力で伝えます。綺麗事ばかりではない。私自身が優位に立つためにこのような指導をするつもりはない。誰のための指導なのかを勘違いしないようにしなければいけないと思います。

繰り返しになりますが「練習をしてもらう」ためにやるわけではありません。やりたくないと思うのであればグランドに立つ必要はない。こちらがお願いをして練習してもらうというのは違う。強くなるためにグランドに立ち、そのために必要な事をこちらが与えるというスタンスです。

もちろん、頑張りたくても弱い気持ちが出てしまって頑張りきれないという事もあります。その時にはこちらが背中を押す必要もある。頑張らせる事も必要になります。常に厳しさだけを出しているつもりはありません。が、絶対に譲れないものがあるのです。指導する側が選手や周りに迎合してやっていくのであれば誰のためにもならないと思います。

言われている事が理解できるかどうか。聞いている事がきちんと理解できなければ次も同じ事をしてしまいます。言われている事、やっている事の理解が不足していたら次につながりません。毎回毎回この手の話をする気にはなりません。同じ事をしていたら成長はありませんから。

真面目にやればいい。一生懸命やればいい。しかし、その度合いの部分がもっと大切だと思います。

私が指導する中で最も重視する部分。選手が本気でやっているかどうかを判断する部分。これは補強に対する取り組みです。本当に強くなりたいと思えばしっかりと取り組むことがでかます。逆に時間が経っても補強が強くならない選手は表面的な部分だけの練習にしかなっていないのだと考えています。女子選手でいつまでも腕立て伏せができないというのは本気度が足りない。「一生懸命やっているのに認めてもらえない」と嘆くのではなく「やればできる事で成果を示す」というのが大切だと思っています。この部分で一生懸命やらない選手が強くなった事を見た事がありません。私の指導歴の中でという限定ですが。

この感覚、分かってもらえない人には決して分からないと思います。自分は一生懸命やっている、うちの子は一生懸命やっている。それなのになぜkanekoは認めてくれない。そういう部分もあるでしょう。認める部分は常に認めています。全てを分かってもらうのは不可能です。こちらはやれる事をひたすらやるというだけです。

分かりにくい話を書いています。お許しを。
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目的のない練習

2016-08-24 | 陸上競技
火曜日、登校日でした。2学期の始業式の日から文化祭が行われます。そのための練習時間が与えられています。日程的にかなりタイトな感じなので登校日に練習をするという感じです。午前中が全てつぶれてしまったので練習開始を午後からとしました。

補強ノートを書かせていたのでこの日は提出。「補強ノート」を書く。このなかでも数人は試合の反省などを記入していました。これは求め過ぎと言われるかもしれませんが「補強ノート」に単純に補強メニューを書いておけば良いというわけではないと思っています。その日にあった出来事なども含めて書いていく。それくらいの意識レベルになれば自然に強くなります。なんのためにこちらがノートを記入させているかを考えられるようになるかどうか。

うちの選手は「良い子」「真面目な子」が多い。逆にいうと「言われたことをやる」部分は得意なのです。が、そこから発展させて考えていくことができるかどうか。「補強ノート」一つをとってもその利用方法によって「心」の部分が大きく変わってくると思います。私はそれぞれに対してコメントを書きました。以前は練習ノートを書かせていたのでそれに対してのコメントを毎日記入していました。こちらもある程度のことをやらなければいけないと思っています。こういう部分でこちらの想いを伝えていくことも必要かなと。普段話している内容だけではなく、こうやって示しておくことも必要だと。

練習は基本的なことをやろうと思っていました。最初にある程度話をしてから練習開始。が、基本的な動きをやっているにも関わらず「目的意識」を感じない。どこにでもある風景だと思います。練習メニューを与えられたからそれをやる。「何のためにやるのか」をきちんと意識することなく練習をこなすという雰囲気がありました。スイッチングであれば切り替えに意識をおきたい。それが動きが緩くてメリハリがない。暑かったのは確かです。が、それがきちんとできないというのでは困るのです。時間を有効に使えません。

この手の話は何度もしています。練習はどこでもやっているのです。しかし、その中身だったり意識するポイントが頭にあるかどうかで練習効果は変わってきます。やれば良いとは思いません。練習としてはある程度できるようになっていますがそこの徹底ができていない。これでは。

並走をしてからタイヤ押しとスプリント。ここでも動きの徹底をしたいと思っていました。走るだけが練習ではない。壁を使った膝締めとタイヤ押し、それを意識した中でのスプリント。これを何人かのペアワークでやらせることにしました。自分ではできているつもりでも実際は動きができていないことが多くあります。こちらが指導したとしても本人としては「出来ている」と思っているのですから改善することはありません。

そういう部分も含めて「指摘し合いながらやるように」と指示をしました。が、1本目から「雑な動き」をしていました。丁寧にやるようにと指示をしましたがこれがきちんとできていない。出来ていないところを指摘して理解させるための練習でした。それが「やるだけ」になってしまうのはどうなのか。直前に話した内容が上手く伝わっていません。

かなり話をしました。「目的意識」を持たない練習をどれだけやっても強くなりません。多少は強くなるかもしれませんが狙いとする部分に達する可能性は低くなると思います。かなり厳しく話しました。グランドになんのために立っているのか。ここが分からなければ意味がないと思うからです。所詮高校生だから分からなくても仕方ない。そう思えばそれ以上のことを求めることはできません。「目的意識」がハッキリとしなければこれから先何をやっても効果は上がらないのです。

何のために練習に来るのか。強くなるためです。競技力もですが人として強くなるためです。目標を定めてそれに向かって努力をする。意味を考えながら練習をする。こういう部分が明確にならなければ毎日の練習をする意味はないと思っています。「やることに意味がある」という考え方はあると思います。が、どうせ同じ時間を使うなら「意味のある時間」にするべきだと思います。

更には「やれば出来ること」をやらないというのは良くない。合宿や試合では声が出る。が、学校の練習で声が出ない。1年生女子は力があります。が、今のままでは「お山の大将」で終わってしまいます。県内でそれなりに認めてもらうことに満足してしまってはいないか。この子達の力はそんなものではない。近くで見ている私が一番分かると思っています。かなり声を荒げて話をしました。力があるから特別だとは思いません。うちの選手に嫌われることを恐れて気を使っていたら選手は絶対に強くなりません。理不尽な話をするつもりはない。当たり前のことを言っているだけです。

この部分が分からなければ男女ともに強くなるはずがない。力がつけばある程度周囲から注目を集めます。周りはあれこれ揶揄します。しっかりと練習をしていたとしても一部分を切り取って「あの選手はダメだ」といわれることがある。そこの部分を意識しておかなければいけないのです。練習に対する姿勢がどうなのか。ここは徹底しなければいけません。強くなればなるほどそういう部分の意識を求めなければいけません。

正当な評価を受ける資格があると思います。1年生女子は力がある分目立つ。同時にチーム全体が注目を集めやすくなります。今の選手は「強くなりたい」という気持ちを強く持っています。それは近くで見ていて分かります。が、そのためにはもっと細かい部分を一つ一つ意識した取り組めるようにならなければいけません。これまでと同じ取り組みではダメなのです。

甘さを捨てなければいけません。それはこちらも。今の現状で満足させていたらいけない。県内で活躍して周りから評価を受けるという力ではないと思っています。力に見合った取り組みができるようにならなければいけない。

うーん、長くなりました。これに付随する部分があるのでまた書きたいとは思います。誤解なきよう書いておきますが選手たちは練習をやっています。が、そこのレベルが何処までなのかというだけなのです。

また書きます。
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中国選手権2

2016-08-23 | 陸上競技
少し補足を。

棒高跳びの女子が参加しました。初めての中国大会。簡単に力が出せないかもしれない。それでもここ最近かなり厳しく指導してきました。スプリントチームは付きっ切りで見ている部分もあり「厳しさ」があります。が、他種目は「まだまだ」という感じです。覚悟を持ってやっていかなければ勝負にはならないのです。この部分をしつこく言いました。当然ですが。

今回は以前棒高跳び練習会で色々とお世話になったT先生が近くで見ておられました。アドバイスを受けながら見ていました。さらにG先生にLINEで速報を伝えながらどうしたらいいか判断を仰ぐ。アップライトの距離なども聞かれて修正。先日の大会と同じくらい240までいきました。240を超えたときの跳躍は260位の高さがあったと思います。まだまだやらないといけないことがあります。相手にしてもらえないという部分ではスプリントチームと同じ。「山口県にも棒高跳びやっている女子選手がいるんだな」くらいの認識だと思います。秋までに何とか認識してもらえるくらいまでいきたいなと思います。

中国選手権を通じて「力不足」を突きつけられました。まだまだなのです。それなりに戦えるようになったとはいえ「影も踏めない」くらいの差をつけられています。高い目標を掲げることだけが大切だと思いません。が、それでも「戦いたい」という気持ちがあります。戦うためには「今のままでは無理」なのです。

上位チームは既に新チーム体制。3年生が走っているチームもありますが何人かかわったとしても今のうちでは勝負にならないと思っています。最低でも48秒台に入らなければ来年も相手にしてもらえなくなる。こういう危機感は常に持っておかなければいけないと思っています。今回決勝に残ったのは「たまたま」であっていつも残れる力ではない。つまり明らかに足りないということなのです。

何となくスマートにやっている。そんな感じです。ガムシャラになり切れない。女子がこの部分が出来るようになれば本当に強くなると思います。逆にそこが出来なければ「中学校の時は強かったのに」という話で終わってしまいます。中学時代の「栄光」や「財産」で食い潰していくわけにはいかないのです。

あえて話をしました。「この中からエースになるものが出てこなければうちはそこで終わり」とい話です。「そこそこ」の選手が集まっています。こんな書き方をしたら「強い選手が集まっているのにこの言い方はなんだ?!」と言われるかもしれません。が、個人で全中標準を突破してから戦ってきた選手はいません。だからこそ「自分がチームを引っ張る」という気概を持った「エース」が必要になるのです。この人がいてくれるから負ける気がしないという雰囲気を持った「エース」です。

実際、飛躍的に伸びる選手を見てきました。その選手たちは必ず「エース」としての自覚を持っていました。自分が強くならなければチームが強くならないという感覚を持っていました。今はそこまでの雰囲気はありません。それぞれがそれなりにやっている。この殻を破れれば本人たちも驚くくらいの力が出せると思います。破れないならそこまで。県内でそれなりに強いチヤホヤされるだけです。

言葉は悪いかもしれません。が、温室育ちで大事に大事に育てていくだけで勝負できるとは思いません。これだけの才能を持っている選手たちが輝ける場所で力を発揮できないのはもったいない。まー私がそう思うだけですが。

変わるチャンスをどう生かすか。チャンスをチャンスとして理解できなければ終わってしまいます。本当に。

思う事はあります。これが伝わるかどうかです。誰のためにグランドに立つのか。そこを理解できない幼い選手は強くなるチャンスを逃します。

また書きます。
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中国選手権

2016-08-23 | 陸上競技
調整ができていない中での中国選手権。これは合宿に参加した全てのチームにいえることです。多少は疲労が取れてきているはずですから少しずつ動けるようになっているはずです。

中国選手権の目標は「決勝に残ること」でした。新チームで出場するチームもあるはずです。その中で「戦える」という手応えを感じてもらうことが必要になると思っていました。全ての学校が出ているわけではありません。だからこそ勝ち上がっていく必要があると考えていました。

とはいえ2日前のレースでは50秒61かかっています。前日練習のバトンは全く。早出してしまう、詰まるという中での練習となりました。本当ならもう少し修正を加えておかなければいけないのですが疲れもあるのでこれ以上やっても仕方ないなという感じでした。国体合宿などがありメンバー全員が揃ってバトン練習をする機会がありませんでした。準備としては不十分だというのは分かっています。それでも半年間やっていますからある程度の対応をしなければいけません。

中国選手権に4継で出場するのは初めてかもしれません。どれくらいのレベルで決勝に進めるのかが不明(笑)。50秒切りが出来ればいけるのではないかという気はしていました。体調などの面を考えるとうちのタイムは50秒というのが妥当なラインかなと。そうなるとギリギリ。が、既に1組目から50秒切りをするチームが複数(笑)。そんなに甘くはなかった。

うちのチームが走るまではプラスの4番目が49秒77。今回のうちのチームの目標は49秒5。ドキドキします。レース自体は バトンに課題が残るもののある程度の流れの中で進んでいきました。トップのチームに離されていましたが2着でフィニッシュ。49秒67でギリギリ決勝へ。プラスの4番目。8チーム中8番目。それでも2本走れるというのは大きいな経験になります。

決勝は2レーン。なかなか思うように走れませんでした。50秒24かかって7位。1チームバトンミスをしていますから実質最下位ですね。この大会の課題は「決勝に残ること」でした。目標達成です。勝負をするというレベルには今はまだありません。

上位3チームは新チームでもかなり強い。春の中国大会でも47秒台に入るようなチームです。バトン練習不足とか疲労というレベルではなく完全に「力で負けている」状態です。このことを感じられたことだけでも大きな意味があると思います。うちは1年生中心のチームです。が、それは既に言い訳にしかならない。新チームとして動き始めるのが他校よりは早い。その分のアドバンテージがあるはずです。チーム作りを1からやっている段階なのでその分の遅れはあります。それを補うだけの練習をしていかなければいけないと思います。

小さな枠の中で考えると「決勝に残った」という所で満足するのかもしれません。実際に残れたことは大きな意味があると思います。しかし、ここを通過点にしなければいけない。これから先のことを考えるとこの経験を生かせないといけません。上位チームには2秒近く離されている。この状態では戦えない。今年度中に48秒台に入れるようにやっていかなければいけない。そう感じてもらうには十分な刺激だったのではないかと思います。

これを全員が感じてもらえるかどうか。私だけがその気になっても仕方ありませんから。最終的にやるのは私ではなく選手。こちらが環境を整え、チャンスを与えたとしても活かせるのは選手だけ。今回の機会をどう感じてくれるか。これからを見ていきたいと思います。
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