kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

信じる…

2008-10-31 | 陸上競技
クラスマッチ終了後、いつもより40分以上遅い時間から練習開始。最初に冬期練習の基本メニューを渡しました。この冬飛躍的に強くならないと目指すべき場所には近づけません。それを理解させない限り本当の「強さ」は手に入りません。メニューに加えて、練習ポイントを伝えました。毎回毎回繰り返しポイントを説明しなくても、各自がきちんと理解して練習できるようにです。ここも「強くなりたい」という気持ちが強い者が強くなれるようにしたい。

加えて、プラスアルファの取り組みを始めることにしました。今のうちの選手、普通の部活には負けない取り組みをしています。もちろんまだまだやるべき事がありますが、かなり努力をしています。勉強面が足りないならそれを補う努力をしないといけません。私はうちの選手を他の教員よりも見ている自信があります。良い面も悪い面も合わせて見ています。私の分からない部分もあると思いますが、それでもかなり見ていますし、理解していると思います。私にとってはクラスの子は大切な存在です。うちの子供と選手はクラスの子とは少し違う意味で特別です。その子達をあーだこーだ言われるのは非常に不満が残ります。「何が解るのか?」と問い正しくなる…。そんな悔しさがありました。うまく言葉にできませんが、このまま嫌な想いを残したまま生活する気にはなりません。

うちの学校で塾に通う生徒は少ない(ほとんどいない)。なかなか勉強にまで目が向かない。でも「普通」のことをしていたらうちのような「普通」のチームがインターハイに出場するのは100%無理です。可能性が低い事にチャレンジしていこうと思うなら、今までと「何か」を変えてそれを「継続」する事ができなければいけません。選手に「勉強面」での課題を与えました。補強等と同じです。継続できる者だけが本当の「強さ」を身につける事ができる。この程度の「課題」が出来ない者が「インターハイ」を口にする資格はありません。うちの今の「力」で全国を目指しているなんて「無理だろう」と思う人は多いと思います。私は「出来る」と信じます。私が信じなければ絶対に届かない。話を聞く選手達の「目」は真剣でした。私の「想い」がきちんと伝わるようになればチームは更に強くなる。

ミーティングの後に冬期の練習手段な確認のためにタイヤ押しとタイヤ引きを軽くやりました。あまりやったわけではありませんが、「強くなりたい」と思っている選手の「想い」が伝わってきました。今までとは違います。「心」を作りたいと考えて数日間過ごして来た意味がありました。「本気」になればやるべきことが見えてくる。それを毎日の練習でどこまで出来るのか??各自が今のレベルを最低ラインにすることが出来ればチームは生まれ変わります。そこまでいかなければ、絶対に届かないモノを目指している。

私は選手の「想い」を信じます。私の「想い」を感じてくれていると…。強くならなければいけない。様々な意味で今のまではいけません。やるべき事をきちんとできるチームにしたい。

信じていきたい。裏切られるかもしれませんが、今の選手達はきっと分かってくれる。回りからの雑音を断ち切って強くなります。やれることは全てやる!!!それ以外にない!!勝ちに行きます!
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大切な時間…

2008-10-31 | 陸上競技
クラスマッチ、今日は球技系の種目でした。得意不得意がありますが、みんなが一生懸命やってくれる姿を見ることが出来て嬉しかったです。

こういう時にはメリハリを付けて楽しんで欲しいと思っています。もちろん勝ちに行く。でもその中でみんなが一生懸命になって頑張る姿が大切だと思います。部活で専門的にやっている選手が前面に出て競技をしているチームもありましたが、それで本当に面白いのか??どちらも楽しめない試合に意味があるとは思えません。価値観の違いでしょうか?うちのクラスはうちのクラスらしく一生懸命楽しみながらやってくれたらと思います。

試合時間が重なってなかなか上手く見ることができませんでした。試合に負けて涙を流す子もいました。すごく大事な事です。一生懸命やるからみんなと共有できる気持ちがあります。他の何よりもそれが大事だと思います。涙を流していた理由が「きちんとメリハリがつけれないチームに負けたのが悔しい…」という理由でした。これを聞いて私自身涙が出そうになりました…。日頃から言い続けている事です。「大切なモノは何か」を考えさせたいという私のスタイルです。それをこういう場面で意識して取り組んでくれていたというのは、この子達の成長を感じます。

「勉強」が出来れば良いとは思いません。学校で教えるのはもっと大切なモノです。部活も同様です。「競技力」だけでは意味がないのです。勉強できる子だけを優遇する体制は絶対に間違っている。「心」を育てる事が出来ない教育はありえない。強くそう思います。

クラスマッチを通じてさらにその辺りを感じました。生徒に特別好かれようとは思いません。大切なのはそんな所にはありません。行事を通じて生徒の成長を感じます。学校大切なモノは何かを考えないといけません。

良い時間を過ごすことができました。次は文化祭です。しっかり準備していきたいですね。
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クラスマッチ

2008-10-31 | 陸上競技
クラスマッチの1日目が実施されました。商業高校時代から市の総合スポーツセンターで行っていました。その流れを引き継いで商工になっても2日間外部施設を借りて実施しています。

昨年は国体と重なり担任ながら全くクラスマッチに参加できませんでした…。今年は日程もズレているのでずっと参加することができます。いやー担任の仕事は「事務作業」ではないと思っているので、学校行事に積極的に参加していってクラスの一体感を高めるのが大切だと思います。まーそこまで意図的ではなく、基本的に自分が「楽しいのが好き」というのが大きいのですが(笑)。担任が楽しまないとクラスの生徒も楽しめないと思います。指導者が真剣にならなければ選手が真剣にならないのと同じ。やるからには精一杯楽しんで、真剣に勝ちにこだわりたい。基本的に負けず嫌いなので、勝負事は負けたくない(笑)

うちは女子クラスなので男子との対戦が多いうちのクラスマッチはかなり不利です。昨年は最下位だったようです。うーん、残念。今年は何とか一桁に入りたいと思っていました。1日目はレクリエーション形式なので色々な種目があります。中でも盛り上がるのはクラス対抗リレーと綱引き。リレーは女子は女子での勝負なのである程度形になります。うちのクラスは陸上部短距離が2人。何がなんでも勝ちたい!他のクラスを見ると「テニス&バスケ」で組んでいるチームがあり、ここが断トツの力がありました。それでも負けたくないので作戦を練ってうちの選手にリレーゾーン(全く決まってないけど15m位かな)ギリギリまで使って長く走らせました。カーブがキツすぎるので直線でしか差が付きませんが、ここで稼いだおかげで有利に進めました。最後は力の差が出てしまい、0.5秒差位で負けてしまいましたがかなり会場は盛り上がりました。リレーメンバーの何人かは泣いていました。一生懸命やるから出る涙ですね。貴重な経験です。来年はリベンジ!!

綱引きは女子1人に対して2人のルール。初めてうちのクラスに有利(笑)。1回戦であまりにも強すぎてハンデが変わってしまいました…。もう少し遠慮しておけば良かった(笑)。他の女子中心のクラスはハンデ変更おかげで勝てなくなりました。うちのクラスの勢いがどれだけだったか分かります(笑)。その勢いで2回戦もなんとか勝ち上がり、準決勝で男子クラスと勝負。3年男子とはパワーが違います。歯が立たず完敗でしたが、クラスの一体感はかなり高まりました。それだけで十分です。

2日間あるのでもう1日。何とか商業系のクラスで1番になりたいですね。
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心を育てる時間

2008-10-30 | 陸上競技
県体が終わってから3日が経過しました。今日は久々に走りました。内容は長距離と一緒にジョグとウインドスプリントです(笑)。週末の駅伝に短距離から臨時で走ることになっているので、少しは走っておかないといけません。

今は「練習」をするための「心」を育てる時期だと思います。これから自分達がやっていく為に冬期に向けて「考え方」を整理していく必要があります。日誌を通じてこちらが伝えたいメッセージを送り続けています。「できる」と信じてどれだけ「努力」出来るか?私はそこにかなりの「労力」を注いでいます。いきなり強くなるわけではありません。多くの選手が「~したい」という「希望」を持っています。しかし、それでは弱い。「~したい」というのは「出来たらいいな」では間違いなくできません。何がなんでも「やり遂げる」という強い気持ちが必要になります。「~する」という「意志」を示すべきです。日誌にはとくにこの辺りが出てきます。意識の高い者は自分の課題を理解して、「~を達成するために~をする」という書き方をします。大きな違いがあります。

だからミーティングを繰り返して、「心」を育てる。最終的には「選手自身」が「やる」か「やらない」かの問題です。どれだけ話をしても、チャンスが目の前にあってもそれを手にするのは「本人の意志」でしかないのです。「できる」「達成する」と信じて「全力を尽くす」者だけに「可能性」が広がる。それ以外の者には「可能性」すらない。口で「やる」というだけなら誰でもできます。それに見合う「努力」が出来ないから「達成」出来ないのです。

全ては「自分自身」が決めること。本当に目標に達成したいのであれば、やるべき事は見えてくるはずです。簡単な事ではない。だからこそ、「取り組む姿勢」を身につけなければいけない。「力はあっても心がない」では、日々の練習がきちんと積めなくなります。毎日毎日どれだけ自分の課題をクリアしていけるか?甘さは捨てなければいけません。

どこまで「心」を変えることができるか?全てはここにかかっています。変えるきっかけは与える事ができますが、やるのは自分自身。自覚をして欲しいですね。
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目標設定

2008-10-29 | 陸上競技
県体を終えて、次に向けての準備をしていく時期になりました。例年なら10月中旬からは冬期練習の準備に入りますが、今年は少し遅れる事になりました。仕方ない部分です。

練習は最初に簡単にミーティング。昨日話した内容と重なる本があったので選手に紹介しました。「自ら手足を動かし、全力で獲物を追うライオンになれ」という記事と「やるかやらないかどちらかしかない」という2つの記事です。
本自体を選手に貸したので原文のままの引用ができませんが、非常にメッセージ性の強い内容でした。

1つ目の記事は大きな会社で働くようになると誰かに頼ってしまってルーティンのような毎日を送る。自分が動かなくても誰かが動くので勝手に物事が進む。世界には自ら自由を求めて命を賭けて活動をする人がいる。自ら動かなければいけないので何をするべきか考えて動くライオンだ。ライオンはウサギを追い掛けるにも決して手を抜かない。だから「獲物」を手にする事が出来る。大切な「能力」は自ら考えて、対象に向けて動く事だ。動くのは誰か他の人ではなく自分自身。「才能」とは地道に努力を重ねる事以外にない。ライオンとなり、自ら考えて「獲物」を追い掛ける事ができるか。というもの。

もう1つは「物事は最終的にやるかやらないかだけ」という内容。どちらを選んだとしても間違いではない。選んだ内容をどこまで信じて取り組む事が出来るかが重要だ。最終から結果が分かっているモノはない。結果を変える事が出来るのは、自ら選んだ道をどこまで信じて進むことができるか??これも進むのは「自分自身」でしかない。やるか?やらないか?自己決断をしなければいけないという内容。

今のチームが目指す方向性に近いものがありました。タイムリーですし、私がアンテナを広げて情報を集めようとすれば必要なモノが手に入るのだと強く感じました。私が話す内容が特別なモノではなく「成功」を手にした人達の考える「物事の真意」に繋がることを選手は理解するべきです。「結果」を手にするためには「共通する考え方」が必要になるのです。技術的なモノはガムシャラになりさえすれば、自然と付いてくるモノです。ガムシャラに「強くなりたい」と思うまで「心」を動かす事が出来れば全てが変わるのです。理解できないから、先に進まず他人の責任にして逃げてしまう。自分の責任を果たさずに、「結果」を求めて手にするなんて虫が良すぎる。大切なのは「心」です。

そんな話をしてから「冬期練習」での「目標設定」をさせました。個人の目標から始まり、リレー、男女別、チームの目標へと積み上げて考えさせました。この間約2時間。真面目にひたすら考えていたようです。こういう部分に真剣になれない者はこれから先の冬期練習でも真剣にはなれません。それも見たいと思っていました。「想い」が強い者程、中身が濃い目標になります。当然ですね。

目標を口にするのは誰でもできる。それを達成するために何をするかで物事が決まっていきます。自分の口にした事に対して「責任」が持てなければ何も変わりません。今の気持ちが持続できれば必ず強くなると思います。まだまだ「甘さ」を捨て去らなければいけません。その為に指導者としてやるべき事を手を抜かず取り組んでいきたい。

そう考えて前だけを見続けたい。一生懸命になれる選手のために、私自身出来ることは全てやりたいと思います。
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全員で立ちたい舞台

2008-10-28 | 陸上競技
試合が終わったので練習をせずにミーティングを実施しました。いつもの事ですが選手に話をさせました。県体と今年1年間で何を学んだかを簡単に話させました。

考えながら話をするのでやはり時間はかかります。それでもきちんと言葉を選び自分の「想い」を伝えようとする。大事なことだと思います。男子は視野が狭くなって細かいことまで配慮ができなかったこと、女子はチームは強くなったが自分だけ取り残されている感じがあるということが話の中心でした。その「想い」が正しいかどうかは別にして、各自が「想う」ことが大事だと考えます。

男子に関しては「結果を出したい」という「想い」が強かったと思います。女子が結果を出していく中で「自分達も」という気持ちが高まっていた。それが焦りにつながっている気がします。自分達のやるべき事をきちんとやり続けることが一番大事なのに、そこを見失っていた。だから細かい配慮ができずにバトン練習が不足する。テストなどもありましたが、「大丈夫だろう」「なんとかなる」という感じが強くあった気がします。故障している数名も一時的な感情が強く出てしまい「走りたい」事だけで沙紀のことが見えなかった。もしそこで悪化させてしまい冬期練習ができなくなったら「意味」はない。考えないといけません。

女子に関しては「優遇されている」ことを自覚しなければいけない。合宿に関しても遠征方法にしても男子よりも恵まれています。本来なら男子も県外の合宿等させたいところですが、交通手段がないので優先的に女子を連れて行っています。それは「可能性」があるから。自分達が背負っている「想い」というものも感じなければいけません。自分達の学んできたことをどういう形でチームに還元するか?「勝った」「負けた」ではありません。「走りたくない」と思う選手は一人もいません。それは特別なことではなく「当然」の事です。自分の学校の仲間の「想い」だけではなく様々な人の「想い」を背負っていることを自覚しなければいけません。
リレーが終わっての各自の感想に様々な「想い」が感じられました。1走が遅れるであろう事を想定した走順。それでも2走以下が「私がもっと走れていれば5秒台は出せた」と書いています。私は1走があと2秒速く走らなければいけないと思います。それでも「自分がやらなければ」と思う気持ちがチームを支えていると思います。互いが互いを思いやれるチームに成長してきている実感があります。

これから冬期を迎えます。女子は「中国大会で決勝の舞台に立つ」「勝負に参加してインターハイに行く」ことを目標にします。数年前ubeがインターハイを賭けた戦いに臨んだときに、県全体が1チームを応援していました。あの光景は忘れられません。その舞台に選手に立って欲しい。これまでやって来た全ての事は「周りの支え」があったから。それを「走り」で恩返しをしたい。自分達の「努力」ももちろんですが、多くの人の「支え」があったから前に進んでいるのです。今のうちのチームが成長して行けば、みんなが応援してくれるチームになれるはずです。自分の「力」だけでは足りない。多くの人の「想い」を背負ってそれを「力」に変えてインターハイを賭けた戦いに参加したい。そのようなチームを作る必要があると思います。昨年ubeのメンバーから託された「想い」を形にしなければいけないと思います。

それに合わせて男子は「リレーで中国」が目標になります。女子のマイルの準決勝、決勝を目で見て応援しなければいけません。そこができないチームならプラスアルファの「力」は生まれません。女子だけで強くなる訳ではない。全員がその舞台に向けて取り組んでいくことで「意味」があると思います。女子だけの問題ではありません。それくらいの力がチームに無ければ女子が決勝に立つことはできません。男子の責任も大きくなります。

練習時間は最大でも4時間(そんなにできませんが・・・)。残りの20時間をどう使うか?4時間で作ったモノも20時間を適当に過ごせば確実にマイナスになります。日常生活がきちんとできない者は競技で結果を出すこともできないと考えています。そういう選手は必ず大事なところでミスをする。「楽しい」という意味をどう捉えるか?チームとして支え合いながらどこまで進めるか?心が折れそうな者も出てくるでしょう。その選手に対して男女関係なく手を差し伸べることができるか?お友達チームではない、「競技者としての関わり」を目指していきたいですね。

無理だとは思いません。自分達が思わなければ絶対に達成できないのだから。女子のマイル、今でも力を出せれば4分05秒の力はあると思います。最低あと8秒は縮めないと話になりません。簡単ではない。それは分かっています。「普通」のことをしていたら「普通のチーム」には届かない。うちみたいな「普通のチーム」が目指すには中途半端な覚悟では絶対に無理です。どこまで本気になれるか?気持ちの問題をどうやってクリアしていくかが課題になると思います。

強くなって欲しいと切に願います。
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原点に戻る…

2008-10-27 | 陸上競技
性格的に暗いので(?!)色々と考えます。これまで自分が競技を通じて何を学んで来たのか?これから何を目指していくのか?

今の自分がいるのは間違いなく「陸上競技」があるからです。競技に取り組む中で様々なモノを学びました。決して楽しいことばかりではない。努力は実るなんて事はない。それでも目標に向かうためには、必死になってやるしかない。やらなければ可能性すらないのですから。何度も肉離れをしてそれでも前だけを向いてきました。膝を痛めて歩けなくなって、それでももう一度全国の舞台に立ちたいと願って進み続けました。
ただガムシャラに、方向性が間違っていたかもしれませんが「強くなりたい」と願ってやってきました。周りにはそれを支えてくれる先輩や同級生、後輩がいてみんなの力を借りて走り続けることができた。能力自体はそれほど高かったとは思いません。ただガムシャラに「強くなりたい」と願っていました。

一生懸命に取り組むから見えてくれるモノがある。そのためには「本気」になる必要があります。様々なモノを賭けるから見えてくる。中途半端な気持ちでは何も変わりません。今の高校生、それなりに過ごせば楽しい事が多い。人生の中で1つの事に対して一生懸命になって取り組むことは貴重な経験です。なかなか出来ることではありません。

最近色々な人から話を聞きました。力があっても一生懸命になれない者が多い事に寂しさを感じました。1つの事に対して一生懸命になれないなら他の事も同じように一生懸命になれないと思います。うちの選手はそこだけは負けないと思います。一生懸命な者が多い。「努力」は必ず実るとは限りません。が、「努力」しなければ可能性すらない。頑張れない「能力の高い者」よりも、ひたむきに「努力できる普通の選手」のほうが伸びます。「努力」する者が本気で取り組む環境を整えなければいけません。競技を通じての「人間的な成長」。ここが原点です。もう一度、原点に戻り最大限の「努力」が出来る選手を育てたいと思います。強い、弱いではない。きちんと「努力」できるか?本気になれば様々なモノが見えてきます。自分が必要だと思わなければ何も変わりません。

そんな事を考えていました。練習の変わりにミーティングをしましたが、それはまた書きます。明日かな…。
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やっと…

2008-10-26 | 陸上競技
県体2日目、さらに寒くなり雨まで降り始めました。この時期の大会は寒さ対策をきちんとしておかなければいけません。条件としては非常に記録の出づらい状況だったと思います。

女子に関しては、中国新人があったため調整をしていた部分があるのでかなり練習量が不足しています。夏の終わりの貯金が尽きてしまっている感じです。先週の田島のほうが睡眠不足とはいえ動いていた感じがあります。心肺機能の負荷をかける必要がありましたが、そのための刺激は入れていません。3週間連続でレースがあったので仕方ない部分でしょうか。

それでも女子のマイルは勝ちにいきました。どうすれば戦えるか?少し走順を入れ替えました。3走まででどれだけ前に付けるか。そこがテーマでした。単純に4人の400mのタイムを足すと4分09秒97。4番手が64秒08ですが、力的には3秒前半の力は間違いなくあるので、ラップで考えると5秒台が出てもおかしくないレベルです。全体の調子とコンディションを考えると4分06秒~07秒あたりの記録になるだろうと予測していました。優勝争いをするチームの力もそれくらいだと思っていたので3走まで20m差ならなんとかなるんじゃないかと。

レースとしては3走までで1~2m差。結果的には4分07秒88でチームベストで初優勝でした。コンディションからしても価値のあるタイムだと思います。

結果としてはチームベストで優勝。問題はないと思います。しかし、1、2走であと3秒は短縮できる可能性があったと感じました。6秒台どころか5秒台が狙える状態まできていたと思います。

今のチーム状態では中国では戦えません。2走から3走へのつなぎで2分00秒が最低レベルです。この時点で4秒5遅れています。完全に置いていかれてレースに参加できません。ここを改善しなければいけないと思います。単純に「勝った」「負けた」だけではなく、何をしていくべきかをきちんと整理していく必要があります。どうすれば戦える状態に持っていけるか。ここが大切です。

とはいえ、やっと勝てました。私が顧問になって初優勝です。選手もなんとか勝ちたいと思って取り組んできました。様々な苦労をしてきたので、嬉しかったと思います。よく頑張ってくれました。うまく言葉では表せませんが、感慨深いですね。

今から「勝負」するための冬期練習に入ります。ここで止まる気は全くありません。伸び悩む時間はない。あと10秒短縮するという夢のような挑戦をするのです。「自分の走りが…」と落ち込んだり、悩んだりする暇はありません。ただひたすら前だけを見て進んでいきます。多くの人の応援と支援があるから進めるのです。選手も私もそのことを忘れずに取り組んでいく必要があります。

結果を冷静に受け止めて、次に向けて進みます。勝ったのはもう「過去」です。いつまでも浮かれていては他のチームにも失礼です。勝ったから偉いわけではない。ここで勘違いしてしまうと大きく道を逸れてしまいます。「強いチームには責任がある」。kuboi先生から数年前に言われた言葉です。誰からも応援してもらえるチームにならなければいけません。「このチームだったら勝って欲しい」と思ってもらえるチームを目指します。「見えない力」ですが、絶対に必要な力だと思います。

中国で戦いたい。そのために出来ることは全てやります。まだまだ始まったばかりです。

前に進みます!!これからも応援よろしくお願いします。
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自分で考える

2008-10-26 | 陸上競技
山口県体1日目。朝から肌寒く記録が出づらい状態でしたが、昼前後には日が照り始めかなり暖かくなりました。風が吹くので体感温度は気温より低い感じでしょうか。

様々な部分に「甘さ」を感じました。反省点が多い1日だったと思います。目の前の事だけを考えてしまい、次の事がイメージできません。朝会場練習をするときに女子は4継のバトンを練習していました(それでも大きなミスをしましたが…)。男子は自分のレースの事だけしか頭に無かったようで走るだけ。自分達が「走順を変えたい」と話して来たにも関わらず、それに対する準備が完全に不足しました。レースでは走順を変えた所で二重のミス。取り返しがつきません。

女子も51秒台の可能性が十分にあったにも関わらず、アンカーが飛び出してしまい完全に止まった状態でマイルバトンパスでもらう…。普段の練習から危険性は高かった。それがレースに出ます。普段の集中力がこういう場面に出ます。全体的に緊張感を持って取り組むべきです。ミスをするには必ず理由があります。

先を見越して動く。大切だと思います。日頃からきちんと考えて行動しなければ、重要な場面でミスがでます。競技が終わってから30分程度経過した後で「練習は何をしたらいいですか?」と聞きにきた者もいます。最初から動かさないといけないのは分かっています。競技終了に合わせてアップをしておけば、1時間の練習時間が確保できます。先を見越して動かなければいけません。

まだまだ「甘い」部分が多い。それを許してしまう空気があるのも「甘い」と思います。1から10まで指示を聞いて動くのか?もっと考えていくべきです。

1日目、反省点が目立った日でした。
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感傷的になる…

2008-10-23 | 陸上競技
昨日休みをもらいました。考えてみると平日に休むことはありません。一番下の息子が生まれてから1度も休んでいません。1年8ヶ月ですか…。2人で過ごす時間なんて全くありませんでした。家にいるときは上の2人がいるので、一人だけにゆっくり時間をかけて構ってあげることがありませんでした。気がつけばある程度モノがわかるようになっています。なんだか申し訳ない気分になりましたね。

長女の同級生が亡くなりました…。8月末から体調不良で入院していて3週間前から意識不明が続いていたようです。一昨日家に戻った時に娘が「○○ちゃんが死んじゃった…」と涙を流しながら抱き着いてきました。昨日はお通夜に行って「顔が真っ白だった…」とひたすら泣いていました…。やり切れませんね。まだ小学校2年生です。これから楽しい時間をたくさん過ごすはずの「命」がこの世を去る…。娘はその現実をどのように受け止めたでしょうか。自分の娘が…と思うと胸が苦しくなります。

なんとも表現できない感情があります。様々な人と関わる中で自分は成長してきました。これから先どれだけ娘の、息子達の成長を見ていけるのでしょうか…。まだそんなことを考える歳ではないかもしれません。いつ来るか分からない「死」を少しだけ感じてしまいました。自分の身の回りに「死」が生じたとき必ず感じてしまいます。

今の自分の存在が何か誰かに与える事が出来ているか?そう自問自答しています。成長したいと願う者に手を差し延べていきたい。それしか私に出来ることはないと感じています。

堅すぎますね…。そんな気分でした…。すみません。歳を一つ重ねた日の想いでした。今から1年間、目指す場所に向けて進んでいきたいですね。
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