kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

しっかりと走ろうと思う

2020-09-30 | 陸上競技

少しずつ更新。地道にやります。

 

月曜日は休みとしました。私は午後のLHRなどの時間を使って2時間分面接練習。トータルで6人しかできませんでした。それでも面接内容で気になった部分の話をしてそこから修正。前も書きましたがGoogleドキュメントを使って「志望動機」などを入力しておきそれに対して私が時間があるときに赤で添削。付きっきりでやるのは不可能なのでお互いに時間のある時にやる。仕事の効率化です。どうすれば時間を有効に使えるのかをこちらも考えます。疲労感はかなり。毎回のことですが。

 

火曜日。翌日からテスト週間に入ることが判明。この日はしっかりと走ろうということに。朝練で「動きの確認」をある程度やる。午後はそういう部分を殆どやらずに走らせたいと思っていました。これまでは「ドリル」「補強」で更に走るという感じだったので「走練習」が明らかに不足する状況になっていました。ある程度のところで「割り切る」というのが必要だと改めて感じました。「技術」的なことをやるのは楽しい。変化が生まれやすいからです。しかし、実際に走りに落とし込まなければ意味がなくなります。そういう部分でもっと「削ぎ落とす」という作業を必要とします。あれもこれもやれない。「バランスよくやる」というエッセンスは残しながら「やるべきことをやる」というメニューにしていきたい。移行できるかどうかは選手の「考え方」次第なのですが。

 

こういう日に限って「大掃除」が入っていました。30分間の掃除です。練習開始自体が遅れました。16時半くらいからのスタート。ここも見越して最初の練習はかなり絞っていました。バランス系をやってからDM∞。チューブもも上げとハードルドリル。そこからすぐにスパイクを履いてスイッチング&スキップ。走るための準備はここまでです。身体を温めてそこから刺激を入れて走る。ある程度の時間の確保をしなければ「走練習」に割く時間が足りなくなります。もちろん、毎日毎日この手の形にする気はありません。この日は「しっかりと走る」と決めていたのでそれに合わせて組んだだけ。こういう部分もこれまでとは変えたい。「走る」というのを嫌がる者が多かった。それに合わせて劇的に減っていましたが今回はこちらも「走らせる」と決めています。「走りたくない」という者もでるでしょう。それはもう「やらないほうがいい」と思います。スプリント種目ですから「走らない」という選択肢はない。単純に走りまくるという無謀な練習を課しているわけではありませんから。

 

「合わない」といわれたらそれまで。スプリントを速くするために「走りたくない」と言われたら私にはどうにもできない。ここ最近、それでも「なんとかできないか」と模索していました。しかし、よく考えてみれば「走りたくない」と思っている者に「速く走るために何をするか」を考えさせても意味がなくなります。ある程度走りながら作っていく部分は必須だと思います。「どこに合わせるのか」という部分。私自身が見失ってはいけないなと思っています。

 

チューブ5歩、二次加速スティック、スイッチングスプリント。これを3本ずつ。道具を極力使わない中で練習を進めていきたいなと。練習時間が2時間半あるかないかの状況。何かを削らなければ時間の確保はできません。そういう部分も含めてこちらも考えていかなければいけません。「しっかり走る」といってもあほほど走るつもりはありません。必要最低限の走り。この部分をどうやって行くか。

 

選手もかなり急ぎ足でやっていました。補習があって参加できない者が数名、走らない者が1名。この中でどうやって準備を進めるか。1年生女子は戻るときに走って戻っていました。そこまで慌てなくてもいいと思いますが。それでも「この日は絶対にやり遂げる」という意思の現れだと思います。こういう部分は評価していきたいですね。予想していたよりも早い流れの中で練習が進んでいきました。

 

走練習としては60mT走を3本、60mスプリントを2本。これを2サイクルです。合間には補強。座って休むというのではなく「身体を動かしながら待つ」という感じでしょうか。この部分も重要。私は長距離選手の治療をしながらだったのですべての動きを見ていたわけではありません。それでもかなり動くようになってきているなと感じる者も。今は走る中で覚えていくことを重視したい。そうであれば今何をするのか。走るたびに感覚がよくなればいいなと感じています。そのためにはある程度の本数も必要かなと。

 

少し休んで120mを中心とした走練習。要望があったので直線を長めにすることにしました。うちは自分でレーンを作るので毎回若干ずれます。レーンはないのでぶつかったりすることもあります。それでも走るというは重要だと思います。今回は2人ずつの「同時スタート」です。アウトから走る選手は圧倒的に不利ですがそれでも「競争する」ことに意味があるなと思っていました。距離を少しずつ変えながら3セット。それほど多くないと思います。

 

疲労を表に出す選手もいましたが、大半の選手がすべてのメニューを走り終えました。これだけで大きな評価になります。途中で抜けていく選手が大半を占めている状況だったのが「最後まで練習をやる」という状況に成長しました。十分かどうかはわかりませんが成長の跡は見られます。特に女子は「競争する」というのがやっとできるようになってきました。これはこちらが工夫をしていくことで何とでもなると思います。

 

基本「走りたくない」という気持ちがあるかもしれません。何度も書いていますが「走らないで速くなる」というのが理想ですが、「一般的な選手」であればそれは困難だと思います。ある程度の「練習量」が必要になります。一時期、ある程度の力がある選手が増えていたというのもあるので「量」が激減していきました。が、うちのように強い選手が入ってこないチームにとっては「状況に応じての変化」は必要になります。どうしても「慣れ」が出てしまうので方向性がずれます。危ない話です。

 

まー2時間半でやり終えました。やっと・・・という感じです。走らせることにもエネルギーが必要になります。だらだら走るのではない、かといって量を追い求めるのも違う。そういう状況の中で何をするのか。私自身が考えないといけないと思います。

 

走れるようになってきました。焦らず。少しずつ。

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流れの中で

2020-09-30 | 陸上競技

更新したいのですが・・・。

 

先週はかなり走りました。「ここ最近の中では」という状況ですが。更に木曜日にはかなりの量の補強。不足分を補うためにです。金曜日は会議だったので何をやったのかの記憶が・・・。比較的に会議が早く終わったのでグランドに少し行った気もします。そして面接練習。なんかやっているのは覚えているのですが。

 

土曜日は前日練習。とはいってもそれなりにやりました。「調整は一切しない」という部分です。以前blogに「支部新人は調整しないので記録が出なくても仕方ない」と書いたことがあります。10年くらい前でしょうか。そのときに「選手にとっては大事な大会なので調整して望むべき」というような感じのことを書かれたことがあります。「記録が出なくても仕方ない」という表現の問題なのかもしれません。選手にとっては「いつも記録が出したい」と思うかもしれません。今のうちの状況からすればそういう話ではなく「走ること」「練習を積むこと」が優先されると思っています。この部分は譲れないかなと。トーイングをしたりスタブロからの出を確認したり。そんな感じでした。

 

木曜日に「少し走りたい」と申し出てきた者がいました。雨が降っていたので廊下での練習となっていました。補強系をかなりやってから走る。何本も感覚を作るために使いまいした。「なんとかしたい」という思いが伝わってきます。そうなるとこちらも対応する必要があります。スリッパからシューズに履き替えて一緒に何本か走ることに。がむしゃらに走るのではなく「余裕を持って走る」という感覚です。並走することでその感覚を掴ませたいと思う部分がありました。本数的には10本以上は走ったでしょうか。金曜日は少し落としたつもりですが、少し走りたいということなのでまたも並走しようかなと。が、一歩目で足を痛める(笑)。ノーアップです。健康に悪い。ふくらはぎを痛めました・・・。

 

日曜日は市民選手権。テント設営など準備も率先して動く。負担がかかるかもしれませんがそれくらいの話は当然です。レース自体は向かい風も強く面白みがない。走れたかどうかと言われると「走れていない」と思います。周りの評価が気になるという人もいるでしょうが、「今はそういう時ではない」と思っています。まずは練習を積む。目の前の勝負や記録だけではなく「これから先への投資」でなければいけない。重要です。この日は100m1本だけだったので合間に練習をさせることに。

 

試合の途中で1時間程度「お昼休み」がありました。競技を一切しない時間。これはなかなかです。練習を最後にやろうと思っていましたがこの空き時間を使ってやることに変更。メニューは一切考えていませんでしたが、様子を見て決めることに。バックストレートで走る。アップは適度にやって「60m✕3」を2セット。そこから「120m-120m-90m」を2セット。1時間程度しかない状況だったので最低限に。追い風で走っていました。途中、社会人選手のmrtさんに声をかけて一緒に走ってもらうことに。私は走れませんから(笑)。

 

個人的には「一人で抱え込む」というのは好きではありません。力を貸してもらえるのであれば誰にでも頼ります。一緒に練習をしてもらうことが選手にとってプラスになるのであれば全く気にならない。どちらかというとこちらかお願いして走ってもらうという感じです。少し走る本数を増やしながらやってきています。1週間で2回しっかり走って補強、さらにこの日に走る。こういう経験がうちの選手にプラスになります。途中私は審判業務に抜けました。見てみると女子は全員が練習を消化しました。やっとこういう形になってきたかなと。男子は・・・。最後に走っていたのは1人だけ。こういう部分の「弱さ」が目立ちます。「走る本数が多いのだから仕方ない」という意見も出るかもしれません。しかし、それほど多くない。120mを2本と90m。これを2セットやりきることができないという状況では厳しいと思います。

 

「走っていない」と書いてきました。が、上述のように120mを何本か走るとそれだけで離脱者が出るのです。折り返し走のような負荷のかけ方ではなく歩いて戻るだけです。そこを克服できるようにならなければ来年度、県総体に出場する選手が男子は0になるかもしれません。自分たちの中での「限界」を越えていかなければいけません。それほど難しい話ではないと思います。体力的な部分もあるのかもしれませんが「気持ち」の部分が先に「限界」を迎えている気がします。ここを越えられれば変化が生まれると思うのですが。

 

随分疲れました。私自身の回復ができません。そんな感じの1週間です。それでも「なんとかしたい」という気持ちが出てきたのは確かです。どこに合わせるのか。そこを明確にしながらやっていけたらと思っています

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再構築2

2020-09-29 | 陸上競技

水曜日。この日は「走練習」をしようと思ていました。これまで他の部活動との兼ね合いで走る量を極端に減らしていました。しかし、このままでは「足りない」ままで進んでいくなと思ったので水曜日の「18時から19時まで」はグランドを優先的に使わせてもらうことにしました。この時だけです。それ以外は短い距離と補強中心。土曜日と合わせて2回程度は120mくらいの距離を走ろうと。

 

残念ながらこの日も会議。私自身のエネルギーは消費されていました。放課後にたどり着くまでのかなりの時間と労力を使っていました。選手に任せる部分も大きくなります。1時間以上は選手だけで練習をすることになっていました。この日は「走る」ことを優先的に考えていたので「補強」は最小限で。別の日にそれが出来ればいいなと思っていました。

 

バランス系をやってからDM∞。ハードルドリルなどをやってから加速段階T走。これはしっかりとやっておきたいなと。本当はもっと順序立ててやっていきたいのですが時間をかけてやるだけではなくある程度のことを続けていくのが重要かなと。前半マークをやってから「バトン走」を。

 

前任校ではこの「バトン走」が練習の中心でした。今もスタイルとしては同じです。しかし、昨年あたりからこのバトン走の意味がなくなっていました。渡らない。好き勝手に走る。何もないままの走りよりも悪い。最大スピードを出すことに加えてバトン練習をやっています。精度を高めるための練習。しかし、今は「走って渡す」だけ。更には走っても渡らないという流れの中で練習の質としてはかなり落ちていたと思います。何度も話をしてきましたがほぼ改善されませんでした。

 

10バトンを2本ずつ、25並走を2本ずつ。さらに合流走を2本ずつ。これだけでうちにとっては「かなり走っている」という感じです。ここは難しいですね。急激に増やすというのは避けたい。が、どこかで「きちんと走る」という経験をしなければこれから先も練習が積めなくなります。最大スピードを出す中でどうするか。更には60mTを3本、60mスプリントを2本。これを2サイクル実施しました。それも「同時スタート」にしました。競争する中でスピード練習になりますし、自分の走りを作ることにもつながります。一緒に走ることで力みまくるというのもありました。こういう部分が試合で出ます。一人で走ったときに良い動きができたとしてもレースでは他者と競り合います。ここでどのような走りをするのか。

 

少し休んで90m-90m-60m。これを2サイクル。多いでしょうか?たぶん「少ないな」と感じられると思います。今のうちの選手にとってはこれが最大限。ここまでに走っているのでこれ以上の距離と本数は不可能と判断していました。本当は2人組で一緒に走るつもりでしたが奇数になったので3人1組で一緒に。うちはレーンがあるわけではないので走りにくかったと思います。

 

何人かは途中で脱落。これが今の現状です。トップ選手であれば1本で力を使いきれるかもしれません。しかし、高校生レベルではそこまでできないと思っています。身体に最大負荷がかかるまでスピードが出ない。が、最後まで練習ができない。こういう部分を変えていかなければ今後の活躍は厳しいと思います。「きつくなったら抜ける」というのが当たり前のようにあります。「我慢する」ことを覚える機会が足りません。

 

さらには数人は「故障」ということで練習自体に参加できない。これも如何なものかなと思います。練習は少ない。それでも故障者が出る。本当に故障なのか。「気持ち」の部分もあると思います。明らかに「手を抜いている」と感じる者もいます。これは直接的に言っていますが通じません。これは私にとってかなりのストレス。「きちんとやりたい」という状況と「なんとなくやる」という状況が混在する。結局は「やらない者」に合わせる形になってしまいます。本当はそれではよくないのですが。

 

自分の中で葛藤があります。どこに合わせるのか。これが大きなストレスになり「競技指導をする意味があるのか」と何度も何度も感じてきました。集団というのは「一番弱い者に合わせる」形になります。きちんとやっている者とやっていない者。ここに「感覚の差」が生まれます。「変わる者」と「変わらない者」の「差」と言ってもいいと思います。この部分をどうするか。

 

それでもやり切った選手にとってはかなりの負荷になると思います。このダメージがどれくらいなのかは分かりません。調整する話ではないと思うのでしっかりと走り込んでいきたいと思っています。走り込みができるかどうかですが。

 

少しずつ「本来の姿」に戻していきたいなと思います。私自身がどこまでやっていくか。ここも大きな話だと思います。また書きます。走っていけたらとは思っています。

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再構築

2020-09-28 | 陸上競技

少しずつ記録しておきます。

 

県新人、散々な結果でした。過去の県新人でここまで走れなかったことはなかったと思います。私自身の未熟さがこの部分に出るのだと思います。前の記事にも書きましたが「様々なこと」があったのは事実です。その中で私自身がどれだけのことができたか。本当に必要なことができたのか。自問自答する部分がります。これだけ「走らない」というのはなかったと思います。本当に。

 

県新人が終わって話をしました。なぜこのような結果になったのか。もちろん、私自身に起因する部分も多くあると思います。しかし、「モチベーション」の部分も含めて「やる気」にさせてもらえないと私自身も先には進めません。「諦める」というのは簡単です。しかし、今後のことを考えると今の自分で終わりたくないなという気持ちもありました。

 

火曜日。この日のテーマは「再構築」としました。これまでやってこなかった部分をしっかりとやる。ほとんど走らなかった今シーズンを振り返って「少しは走ろう」ということに。祝日というのもあってある程度の時間の確保ができるかなというのもありました。時間があるから走るというのではなく「きちんと組む」ことを重視しました。

 

週末に市民選手権が実施されることになっていました。しかし、この大会に合わせてなんとかかんとかという気は全くありません。周囲がどのように感じるかは分かりませんが「目指すもの」に向けて何をするのかという話です。補強系も足りていないのでその部分も含めて実施。上半身下半身をおこないました。かなり久しぶりなのでどれくらいダメージが残るのかは分かりませんが。

 

単純に走るだけではなく様々な要素を入れながらやりたいなと。ハードル股関節を実施してからDMランジ。少しだけ動きの確認をしてから「スキップ走」を。両足スキップと片足スキップを組み合わせて実施です。Bスキップ、DMスキップ、Nスキップを。実際に走る練習だけではなく「進むための動き」を経験する必要があります。実際にスプリントで走るだけではなく様々な動きを行って「走る」ことにつなげていく。

 

チューブ5歩をやってからスティック5歩、2次加速スティック。これまでは2本ずつだった部分を3本にしました。立った1本ですが積み重ねると差がつくと思います。こういう部分さえやっていませんでした。メニューを消化するだけになっていたのかもしれません。選手はそのような気持ちがなかったかもしれませんが、実際問題「走る本数が少ない」というのを気づいていたいのかどうか。

 

そこから前半マーク、スイッチングスプリントをやっておきました。これだけですでに通常の走練習よりも多くなっています。こうやって書くと分かりやすいかもしれませんが実際に走っていなかった。これはどうなのかなと。TBDM走を。それぞれ2本ずつ。他校からすればそれほどの量ではないと思います。が、今のうちにとってはかなりです。60mを2本ずつ走ることになるのでこれだけで8本。そこまでに走っているのでそれなりの量になります。

 

そこからシャフト補強を40m。ここ最近はこの距離も短くなっていました。本当はこの部分をどうにかしなければいけないのです。気が付けば「易きに流れる」ことになります。見ていて負荷が高くなると「しんどい」ので距離が減ってしまう。この部分で強化できなくなります。分かっているのにそれをやらせなかった私の責任だと思います。さらにハードルジャンプをやってバウンディング。

 

この日はここまでとしました。これだけでも今のうちにとっては「練習負荷大」だと思います。それくらい練習が少なくなっていたのです。翌日に事ですがほとんどの選手が「筋肉痛になっている」といっていました。以前の負荷であれば練習負荷は「中」レベルの内容です。時間も3時間かからずに終わっています。その負荷でさえ「筋肉痛」になる。こういう部分の「差」は大きいと思いますね。自分自身の「甘さ」ゆえの結果だと思います。

 

少しずつ負荷を増やして行けたらなと思っています。また書きます。

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振り返る~自省を込めて2~

2020-09-26 | 陸上競技

続き。

 

前の記事に書いたような状況が続きました。うちの学校でしかわからない部分が大きいと思います。一生懸命にやりたいと願う選手もいます。一度崩れた走りをどうすれば戻せるのかをもがきながら探している選手も。その選手のために「何かしてあげたい」という気持ちはありました。限られた時間の中で「何かをしてあげたい」という部分。

 

私自身が競技指導に集中できない状況がかなり続きました。8月に入ってまだ怪しい部分は残りましたが少しずつできるかなという感じになってきました。しかし、そんなに簡単には変わりません。暑さもありました。走練習をするという段階になると「マイナス発言」が出てくるようになりました。「きつい」「疲れた」というだけではない。なんとなく「走らせるのが悪いのか」という気持ちが自分の中で出てきました。もともとうちの練習はそれほどの量を走りません。走らない中で少し走ると「マイナス」な部分が出てくる。ほとんどやっていない量の中でも気が付けば最後まで練習ができる選手は数人となっていました。

 

こんな状況で「走り込み」はできない。短い距離の練習を少しだけすると「足が痛い」という者が続出。本当に痛いのだとは思います。しかし、この本数で「足が痛い」「怪我をする」という状況になると「走る練習は出来ない」という状況になります。陸上競技部なのに「走る練習ができない」のです。もちろん、練習の組み方にも問題があるのかもしれません。しかし、本当にほとんどやっていない状況で「離脱者」が出てくる。最後まで練習ができる選手は限られてくる。雰囲気作りがダメだったのかもしれません。これは出すようになっていましたが「強くなるための練習」ができたかどうかといえば残念ながらできていないと言わざるをえない。

 

そういう状況だったので「走る本数」を大幅に減らしました。前任校でやっていた練習を10とすれば今の学校ではもともと7くらいしかやっていませんでした。昨年はそれが5くらいになっていたでしょうか。ここ最近は2くらいだったと思います。こんなに走らない陸上競技部はあるのか??という感じでした。

 

例年であれば夏には「強化合宿」をします。その中で「しっかりと走る」ということができる。他校と比べてうちが走っていないというのを痛感する場面が出てきます。それにより選手自体が「もっとしっかりとやらなければいけない」という自覚が芽生えます。少し走ったくらいで弱音を吐くようなことはなくなります。今年はそれさえも実施できませんでした。それが悪循環を生む。

 

ある日の練習。補強や動きの確認をして「二次加速スティック3本」「10バトン2本ずつ」「25並走1本ずつ」「合流走1本ずつ」、ここから補強をして「90×2本」という感じ。これで「かなり走った日の練習」です。もちろん、補強などのダメージはあると思います。しかし、実際に走っているかどうかといえば「ほぼ走っていない」のです。それでも90mが終わった後には倒れこみます。この状況を見ると「もう少し走ったほうがいいんだが・・・」という気持ちがなくなります。私が心を鬼にして「まだできる」とイニシアティブをとってやっていけばよかったのかもしれませんが、このご時世「パワハラ」と言われるかもしれません。私自身を突き動かすエネルギー自体がなくなっていたのもあると思います。「そこまでしてやらなくてもいいじゃないか」という部分がありました。

 

卒業生や他校の選手が来た時に「環境が恵まれている」「指導が受けられる体制がある」と口々に褒めてくれていました。が、その中にいる人間にとってはそれが分かる日はなかなか来ないのです。これは選手が悪いという意味ではありません。他校と比べてみて自分たちがどんなことをやっているのかというのが分からない。ある程度の技術的なことをやってそれを「走りに落とし込む」必要があります。が、実際に走らないとそれは出来ない。全く走らない状況で走るのが速くなるというのは難しいのです。これなら「技術的なこと」をほとんど理解せずに「ひたすら走る」練習を積んでいたほうが手っ取り早合い気がします。わからないけど「走っていたら速くなる」というほうが「やった感」は出ます。

 

こういう状況で試合に出る。やはり力は出ません。根本的な部分で負けていると思いました。これは私自身がもっとやっておかなければいけなかったのかもしれません。選手の中には「心から強くなりたい」と思って取り組んでいる選手も複数います。が、それが「自分の枠の中」だけという場合が多い。何もしなくても速い選手は速い。態度が悪くても練習が適当でも「走ったら速い」という部分があります。それはいかんともしがたい。

 

うちの女子が試合の時に各方面から褒められていたようです。「気持ちのいい挨拶をする」という部分。これは選手たちが自主的にやっていることです。作られた「挨拶」ではななく笑顔で大きな声で挨拶をする。私に「挨拶をしなさい」と言われているからではなく自分たちで必要だと思ってやる。ここは大きなことだと思います。だからこそ「速くなってもらいたい」という部分はあります。きちんと努力しているのだからそれが形となって出てほしい。

 

試合が終わってそのことを全体に話しました。「走る本数が少なくなっていた理由」も含めて。批判的な部分だととらえられるかもしれません。しかし、私自身も一人の人間です。何もないところから大きく育てていくことは不可能です。「小さな芽」でもあればそれは可能だと思っています。何度も繰り返し言ってきましたが「嫌ならやななければいい」という部分です。私に怒られるから、指摘されるから「やる」というのでは誰も幸せになりません。それなら「やらない」という選択をするほうが随分まし。そう思っています。

 

なんとなく思っていたことを言葉にしてみました。不適切なのかもしえません。このご時世ですから検閲が入るのかもしれません。そうなったら本当にblog自体を書く必要性は亡くなります。普通の人間が喜んだり苦しんだりする。それを言葉にすることさえ許されないのであれば、何かを発信する必要性もないですし誰かと関わることさえ不要かもしれません。

 

まとまりません。記録しておきます。

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振り返る~自省を込めて~

2020-09-26 | 陸上競技

本当に更新できませんでした。遊んでいるわけではないのですが。本当に厳しい時間です。力尽きて食事をとることさえできない感じでした。もっとうまく仕事を回せばいいのかもしれませんが。「授業」だけが我々の仕事ではありません。当然ですが。見えない仕事が山積みです。面接練習なども入ってきて本当に余力がなくなっています。

 

県新人が終わりました。今回は本当に「惨敗」という感じがあります。うまく表現できませんが。選手に申し訳ないなという感覚があります。

 

実際、4月の初めまでこれまでになく「いい感じなっている」と思っていました。県内で戦うという感じではなく本当に「勝負する」ことができるなと思って意気揚々としていました。が、4月上旬にコロナ関係ですべてがストップ。県内だけではなく全国的にも名前が出るくらい大変な出来事がありました。この日から選手は2週間、全く家から出ることができない。話によると自宅から出ていないかと見まわる「自粛警察」が家の周りをうろついていたという状況もあったようです。「コロナ自粛」というレベルではなく。精神的にも肉体的にも「何をしたらいいのかわからない」状況が生まれていました。その後1か月半、練習という練習がどれだけできたか。各自で体を動かしていたようですが「なぜ外にいるのか」という心無い言葉をかけられる場面もあったようです。

 

たぶんわかってもらえないと思います。当事者にしかわからない。陸上競技をするというのではなく「自分の身を守る」ということが最優先されていました。他者と集まって練習をするという話ではない。家から出ることさえままならない状況の中でした。学校が再開しても「Hoshoの生徒が自転車で通学している」というクレームの電話がかかってきたりする。駅に荷物を置いたら「汚いから置くな」という酷い言葉をかけられたりする。こんな状況がしばらく続きました。競技って何ですか??という気持ちがこちらも大きくありました。選手たちも同様だと思います。

 

この時点で私の中の「何か」が崩れ落ちる感覚がありました。エネルギーが枯渇するという感覚。もう何をやっているのか。本当に競技をやっている場合なのか。うちの選手は「積み上げていく」という形で走りを作ってきました。この失われた1か月半は本当に大きなものでした。それにより多くの選手が走りが崩れる。体型の変化、筋力の低下などかなりの影響を受けていました。もう一度1から・・・。そのエネルギーが私自身になくなっていた感覚があります。

 

それと同時に「生活指導」が入ってきました。なんとなく入部してきた者に対する指導。競技者として「当たり前」だと求める前の段階の指導がかなりありました。時間を守る、嘘をつかない、練習をやるetc。毎日のように「競技」の指導ではない部分に生きている時間の大半を取られるようになりました。グランド整備をさせれば「トンボ」が反対側の状況で整備する。整備にはならずグランドに線が引かれていく。そのことを指導しても全く直さない。「重さのあるトンボでやらなければ整備にならない」と話すと「重たいトンボはやりたくありません」という返事が返ってくる。

 

また、ユーチューバーが市内に来た関係で「休校」になったことがあります。この時にも部員を集めて「どこにも寄らずにすぐに家に帰るように」と指導したにもかかわらず、近隣のフードコートに座っている。巡視で見つけて注意しようとしたら走って逃げる。いや、この手のことが何度あったか。「練習をしない」というだけではなく「所属する意味」が問われる話が何度も何度も繰り返されました。この時点で「本当に指導ってしなければいけないのか」という気持ちが大きくなる。

 

愚痴を書けば記事がどれくらい書けるでしょうか。いろいろと問題になるのでここは書きませんが・・・。グランドで指導するのは「競技的なこと」ではなく「生活指導」以外の何物でもない。もともと「生活指導」を重視していますが、これでは完全に「お世話係」です。周囲の理解も得られず、内部では指導しても伝わらない。これに耐えられるというのはどれくらいの人がいるのか。私が弱いだけなのかもしれません。本当に本当に苦しかったですね。

 

これまでならこんなことがあったら夜、親しい指導者と食事に行って愚痴を聞いてもらうというのが頻繁にありました。しかし、コロナの影響で外食さえままならない。夜、食事に行っていたら何を言われるかわからない。何度かgt先生とオンライン飲み会をしましたがやはり本質的な気分転換にはなりませんでした。この時期から「人と関わるのが嫌だな」と思う部分がありました。

 

正直、こんな状況で練習に専念するというのは不可能に近かったと思います。blogを更新する気にもならない。余力もない。そんな時期が続きました・・・。

 

何を書いているのかよくわからなくなっていますが。この記事が人目について「削除しろ」と言われるかもしれないですね。それでも記録として残しておきたいと思います。

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たどりつけず

2020-09-25 | 陸上競技

更新しようという想いはありました。が、全くできず。本当に酷い。

 

椅子に座って何かするという余力もなく。ずっとバタバタ。細かい部分までのチェックが抜ける部分も出てきます。キャパオーバーという話もあります。帰宅後は食事をする余力がなく力尽きて眠るという数日間でした。これってどうなんだろうか。他の仕事を知っているわけではありません。が、これはかなりダメージがあります。ルーティンのようなことではなく目の前に起きていることに対して何をするかが問われる。こちらが想定しないこともおきる。

 

ダメージが大きすぎて何をしているのかさえ記憶が曖昧になります。情けないことですが。体調云々ではない感じです。この疲労感がすでに数か月続いています。寝ても寝ても回復しない。何が自分にとってやるべきことなのかも見失うかもしれません。それで本当にいいのか。

 

自分のことを考える時間がありません。働くとはそういうことなのかもしれない。それでも余力がないと何をするにも閉塞感が出てきます。通常の専門高校では「就職」が多くそこに対しての対応だけで済む部分があります。うちは半分が「就職」、半分が「進学」です。今年はコロナの関係でこの2つの事務手続きが「同時」に来ます。面接練習も含めて。きっと「陸上競技」を一切やらないでいれば数時間の余裕ができるのだと思います。そこはどうなのか。考えさせられます。

 

本当に疲れ果てています。精神的にも肉体的にも限界値に近い感覚があります。それに伴うストレス。こういう性格ですから「許さない」「納得いかない」と思うことに関して妥協できません。周りの人が抑えてくれる部分もあるのでなんとか我慢できているという感じもあります。爆発しないようにしなければいけません。分かってはいますが・・・。

 

ヘロヘロです。本当に。本当に。

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相変わらず

2020-09-22 | 陸上競技
今更ですが。県新人についても触れたいなと思うのですが。相変わらずなことがあったので記録しておきます。


ちょっと所用があって山口へ。その帰りにどうも車のバランスが悪いなと思って途中止めて見てみると左の後ろのタイヤが潰れている。あーまたパンクしたのか...。車のタイヤのパンクというのがどれくらいの確率で起きるのかわかりませんが。

慌てて探してイエローハットへ。着いたら通りすがりのお客さんに「パンクしていますよ」と指摘される。はい、そうなんです。

パンク修理ができるかどうかを聞いてみると「全部のタイヤ交換したほうが良いですよ」と勧められる。交換したらどれくらいの金額になるか?と確認すると手持ちでは到底払えない金額(笑)

パンク修理できるかどうかを見てもらいました。




店員さんから「綺麗に釘が刺さっていますね!」と褒められました。いやいや。これで3回目かな。道路にこの頻度で釘が落ちているのか。それとも私が進もうとするところに釘が落ちているのか。ここも分かりませんが頻度としては高いと思います。

まーもう笑い話にしかなりません。どこまでネタを提供するのか。誰もが釘が刺さってパンクするのか。道路にはそれほど多くの釘が落ちているのか。そして車はあれだけ多く走っているのに何故「私の車」なのか。

まーいつものことです。見事に刺さった釘をもらって写真を撮ろうかと思いましたがやめました。いやはや。

なかなかです。強く生きます。

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追憶・・・

2020-09-17 | 陸上競技

かなりやられています。もうどうなんでしょうか・・・。

 

月曜日は7時間授業の後に練習。2時間かからずにでしょうか。かなりスピードが出るようになっています。十分かなと。しかし、バトンが・・・。男子、何度も話していますがきちんとしたバトン練習をしません。しないのかできないのかわかりませんが。「渡らない」という部分が何度も何度もあります。これで試合のときに役に立つのか。そのあたりは厳しく言いました。なぜ渡さずに終わるのか。試合の時にそれで通用するのか。情けない話です。

 

女子はかなり良くなっています。期待したいと思いますね。

 

火曜日。会議。練習自体は殆どやらない予定だったのでそちらは問題なし。が、会議終了後、怒涛の時間が。これはもう想像を絶するレベルでした。就職用の調査書を作成しなければいけない。会議の結果も連絡しなければいけない。もうGmailでの連絡としました。本当は一人ずつ電話をして説明しなければいけないのかもしれません。結果報告に加えて翌日までに「志望動機」を書いていくる、推薦書の提出を促す。というかなりハイレベルな話が入っていました。そのことも含めて文字で示すほうがいいだろうなと思って。あれこれやってると練習に行っていないのにかなり遅い時間になりました。

 

水曜日。朝からバタバタ。志望動機を見る。修正する。進学用の推薦書の所見を考える。授業準備をする、授業をする。朝、SHRに行ってから職員室に戻るまでの間にワーっと人が群れてきました。検定の申し込みとその他諸々。もう対応できない。とりあえずかき分けて動く。放課後、選手がその様子を見ていたらしく「アイドルみたいでしたね」と。本当にそんな感じでした。サインは書きません。もうそんな話ではないくらいだったので。

 

放課後も少しだけ練習に顔を出してあとはひたすら業務。もう通常の状況では回りません。就職が1ヶ月遅れました。その関係で色々なことを「余裕を持とう」となって会議なども1ヶ月ずれました。が、今更ながら考えると「授業」「会議」「履歴書指導」「面接指導」「進学用推薦書作成」という部分が一気に重なります。これに「練習」が入ると更にとんでもないことに。

 

ここ最近は「早く仕事を終らせる」ことに力を使っています。後回しにすると処理できなくなるからです。正直、土日も職場に来てかなりの業務をしました。ブラック企業というのがどのレベルなのかわかりませんが、今の状況はかなりです。これに最大限の処置ができるのかどうか。私の能力不足なのかもしれませんが。

 

体力の限界。気力もなくなり・・・。という感じです。全てにおいて余力が残りません。ヘロヘロ。ストレスチェックをしなければいけませんでしたが、かなりのストレス蓄積です。寝るときには泥のように眠るという状況。起きておくのさえままならぬ。

 

力尽きています。それでも時間は過ぎていきます。やるしかないのです・・・。ダウン。

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・・・

2020-09-16 | 陸上競技

エネルギーが・・・。

 

進学と就職、授業の波に完全に飲まれています。話を聞くと他校では「通常通りの対応」でやっていたようです。メリット・デメリットはあると思います。就職が1ヶ月遅くなる。総合選抜に関しても同様に1ヶ月遅くなる。そうなると完全にやることが重なります。

 

それなりに対応能力はあると思いますが、これを同時にやり続けるというのは実質不可能ではないかなと。何回か書いていますが授業をPCを使ってやると決めています。これ完全に自分の首を絞めている。空き時間に面接練習などをやる。放課後、なんとかグランドに・・・というのはありますが。なかなか厳しい状況です。

 

金曜日、出張でいないのでその振替が他の日に。もうやばいですね。疲労感MAX。みんなそれでも乗り切っているのだとは思います。私だけではないのでしょうが。それでもやはりキツイですね。

 

夜は力尽きて眠る。そして眠りが浅いのですぐに目が覚める。また寝る。目が覚める。繰り返しです。どうするかな・・・。

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