kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

大晦日

2020-12-31 | 陸上競技
大晦日です。特別何かをするというわけではありませんが。

28日の夜から3日連続でNHKのドラマで「岸辺露伴は動かない」が放送されました。普段はそれほどテレビは見ませんがこの日は是非とも見たいなと。かなりJOJO好きの私としては是非ともという感じでした。

3日間見続けましたが本当に引き込まれました。マンガが実写化されると微妙になることが多いですが今回は作品のイメージを強く残しながら作られていました。露伴の動きなどもJOJOらしさが出ていました。

それを見てからどうしても小説が読みたくなりました。普通に書店に売っているかどうか分かりませんが。

雪が降っていましたが大晦日に散歩がてら歩いて書店に行くことに。適度な距離があります。往復で1時間程度だったでしょうか。

運良く2冊販売されていました。小説です。漫画版で「岸辺露伴は動かない」というのもあるようですが。これはなかったのでまたどこかで見つけたいなと思います。




ここ最近色々あってゆっくり本を読むことはなくなっていました。基本的には小説はあまり読まないのですが、今回は是非とも読みたいなと。文字に触れる機会が減ってきているので自分自身で時間を作りたいなと。

少しのんびりします。思うことはまた書けたらなという気はしています。

良いお年を。私は私のペースでやっていきます。

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練習納め2

2020-12-31 | 陸上競技
続き。これから以後、画像なども入れています。これに関しては選手各自に掲載の是非を確認しています。選手によっては「選手が許可したと文字にして書いておいて欲しい」という言葉もありました。今後はこの手のことはわざわざ書きません。承諾を得て行っています。無断で許可なく掲載をしていることは一切ありません。

前置きはさておき。

グランドで走れなくなったので坂道走を。ここでどうするかなーと考えていました。普通の坂道走を行なって終わるのでは味かないなと。普段は絶対にできないことをやっておきたい。そう考えていました。

坂道での腿上げが終わってから少し移動して階段走。これは階段の段差とタイル?の色が同じだということで走りにくかったようです。ここは繋がるだと思っていたので身体が動かせたらそれで良かったのですが。

そこから山の頂上付近まで移動。長い坂を走ろうと。普段では絶対にできないだろうなという感じです。私自身高校時代に何度も走っています。今考えると本当に練習効果があったのかどうか分かりませんが。長い坂道を走る。これで技術的な改善や体力的な向上が見込まれるのかどうかは謎です。そうであればそんな練習をさせる意味はないのではないか?と言われるかもしれません。

これはきっと毎日グランドで見続けなければわからないと思います。ここに書いてある文字だけであれこれ批評することにほぼ意味はないと思います。選手のその日の表情や取り組みの姿勢、前日との違いなども見ていかなければ分からないからです。技術系の練習をどれだけやっても「心」の部分がきちんと育たないと効果は少ない。

練習納め。限界を越えるという経験をどこかでさせたいなと。それが長い坂道走でした。グランドで120mを走り続けることも最終目的は「限界を越える」部分と「達成感を感じる」部分です。こんなことはできるはずがないと思うことでも仲間と一緒にやっていけば乗り越えられる。そういう機会を提供するのも我々の役割なのではないかなと考えています。

5本走ろう、とだけ伝えて一緒に坂道を下っていく。「箱根駅伝みたい」という声も聞こえてきながら。テクテク歩いて行きました。「長くないですか?」「長ーい(笑)」みたいな声も聞こえましたが歩いて降りていく。何となく目印になりそうな場所があったので「ここから少しずつ距離を短くして5本にしよう」と。この距離が340m。いや、長い。

選手には「私はもう少し下から走ったりしていたけどね」と話しました。流石に400mの坂は可哀想かなと思って遠慮して。するとキャプテンが「5本を4本にして一番下からスタートにしませんか?」と積極的な提案。いやー、長いよと話しましたが是非ともやりたいという感じでした。こうなると止める理由はないので。少しメニュー変更をして400m-300m-200m-100mに変更しました。それでもかなり長いのですが。

間違いなくこの距離を最後まで全力で走り切ることはできない。その前にかなり練習をしています。慣れない坂道走というのもあります。最後はジョグのようになるかもしれません。それでも全員でこの距離を走り切るというのは今後の活動にとって絶対にプラスになります。普通400mの坂道を走ることはないですから。結構な勾配です。

応援に来てくれた3年生女子やOBには途中に立って声かけをしてもらうことにしました。いや、それくらいで乗り越えられるかどうかは分かりませんが。それでも「やる」と決めたらやる。少しずつ差をつけながら坂が苦手な選手からスタートする形にしました。400mのフィニッシュ後に頂上まで行くと全員横になっていました。どのように走ったのかは見れていません。それでも力尽きるという感じだったのだと思います。

再び歩き始めて今度は300m。この距離はマネージャーに歩幅で測ってもらいました。今の選手達は適当に誤魔化したりしないのできちんと300mあったのではないかなと。足を攣りそうになりながら走りきっている選手もいました。肉体的にも精神的にもかなりしんどかったのだと思います。




ちなみにこれはラスト100mのところから撮影した画像。最後になってまた角度が増すと言っていました。これはなかなかです。それでも走り終える。

この辺りから選手のテンションが高くなってきました。半分を越えているのでもう終わりがみえています。400mの坂に比べると200mはすぐに終わってしまうくらいの感じです。しんどい時にテンションを上げながら元気を出しながらやる。これができると雰囲気は一気に良くなります。坂を下ってスタート地点にいく姿は楽しそうでした。

スタートするときの声が上の方でも聞こえました。かなり元気がいい。そしてそれが走りに出ていました。最後までスピードが鈍らずに走れる。気持ちの問題が大きく影響するのだと思います。この手の練習ができれば良い思い出にもなります。普通やらないですから。

最後は100m。短く感じると言っていました。それはそうでしょう。私は遠目に見ていましたが選手が最後の1本ということで円陣を組んでいました。動画に収められていたのですがかなりいい表情で前向きに笑顔になっていました。




円陣を組んでグータッチ。そこからテンションが上がって盛り上がっていました。動画ではないのでなかなかその雰囲気を表現することはできませんが。こんな感じです。



良くわからないですがノリノリでした(笑)




元気よく走ってきました。こういう部分は本当に大切だと思います。こうやって自分達のやっていることを前向きに捉えることができる。嫌々やっても何も生み出しません。毎回毎回このような練習をするわけではない。こういう機会だからできることがある。走ることで成長していく部分があると思います。

こうやって練習ができたのはマネージャーを始め、参加してくれたOBや社会人選手、さらには3年生の存在が大きいと思います。やり終えた感が満載でした。

残念ながらそこから戻ってシャフト補強。これも練習計画に示していました。普段は40mで行うのですがこの日は50m。かなりの負荷です。「距離はどうするんですか?」と何度も聞かれたので「計画通り」とだけ伝える。しんどいと思います。

前任校でも同じようにやっていたのでこの記事を書く前に当時のことを見てみました。「悲壮感」のある練習だったと記録していました。まだやるのかという気持ちが全面に出ていた、と。それでも妥協せずにやっていました。今回は「前向き」だったと思います。声も出ていましたし、声かけもできいた。足を攣りそうな選手に対しては何人かが集まって声かけをしていました。

キツくないはずはない。それでもこうやって前向きに練習できる。大きなことだと思います。雰囲気としてはこれまで指導してきた中でも1・2を争う感じかもしれません。色々あっても前向きに取り組んでいける。その雰囲気は重要だなと思いますね。

最後に少し話をして終わり。目標に向かってどうやって進むかを考えてもらいたいなと。来年、自分が主役になる。その想いを持ち続けてもらいたいなと思います。やるのは私ではない。何が何でも達成する。その想いが強ければ行動も変わると思います。本当にやりたいのは誰か。やらされるのではなく自分がしっかりとやる。ここだと思いますね。

良い練習ができました。本当に。サポートしてくれた全ての人に感謝しかありません。雰囲気が良くなればいろいろなことが変わります。高校生です。前に進んでも止まることもある。戻ってしまうこともある。それでも近くで見守りたいと思います。最後は自分自身がどうしたいか。ここに尽きるのかなと。

恒例のケーキ。良く食べます(笑)






しっかりと休んでもらいたいですね練習は偉大。継続していくしかない。それでも休むことも必要。補強は忘れずに。

良い練習でした。



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練習納め

2020-12-31 | 陸上競技
12月30日木曜日。この日が今年の練習納めとしていました。色々な日程があってこの日を最後に。合宿が終わって次の日を休みにする必要性もあったので29日30日で練習をして終わりという感じです。

元々この日はしっかりと走ろうという話にしていました。天候のことがあって前日の練習内容から大きく変更。本当は29日にスタート練習をして30日はグランドで120mを走ることにしていました。冬休みの計画表ん渡した時に30日のメニューに「サーキット」「120m×?本」と書いていました。それ以後「何本走るんですか?」と聞かれること感多かった。これまではスパイクで全力で走る形にしていましたが「達成感」という意味で本数を増やしたいと考えていたのでシューズで走るつもりでした。70本くらいいけたのではないかなと思っていますが残念ながらできませんでした。

六時半くらいにグランド状態を確認しましたが水溜りができていてとても走れる状態ではない。なんとなく夜考えていた山で坂道を走ることにしました。細かいメニューはほとんど考えていない中での練習です。難しいですね。

事前に山で練習納することを伝えてサーキットの道具を車に積むことに。学校でサーキットを行ってから移動してもよかったのですがどう考えても身体が冷えるなというのもあったので山の平坦なスペースを使ってサーキットをやろうと。実際に到着して準備を始めると「セラバンド」や「紐付きメディシン」がありません。これにより種目変更を余儀なくされました。

これはこれで良い機会だと思います。うちは基本的に学校で練習をします。外に出て練習をする機会は少ない。その時にこうやって「準備不足」が出ることがある。そこを厳しく指導するつもりはありません。まーバトン練習するのにバトンがないという場合は全く違う指導になると思いますが。練習をするためには準備が必要なのです。その準備がどれだけの意味を持つか。その大切さを感じ取ってもらうことは重要。道具がないなら代わりの種目をやるようにと伝えました。こういう機会も必要です。

サーキットが終わってから早速坂道を使った練習へ。この辺りで市民の方が散歩をされていました。元々車が通らない場所を選んで練習をしています。あまり人が通らないといっても散歩で歩いておられる方もいらっしゃる。キャプテンが大きな声で挨拶をしていました。それに続いて他の選手も。このキャプテンの最大の良さは「裏表なくどこでも全力でできる」ことです。こうやって挨拶すること一つをとっても全然違います。どこにいってもやることは変わらない。この部分を徹底してやってくれています。大切。

まずはDMを使ってのアップ。110mくらいある坂でしょうか。そこをDMを投げ合いながら進んでいきます。落としたら坂道なのでDMが転がっていきます。ある程度の距離を取りながらやっていきました。ほんとうならおんぶ走などもやりたかったのですが、こういう状況です。コロナが落ち着くまではこの手の練習は避けるべきだろうなと考えてやっています。

そこからとりあえずスキップ走で一番上まで上がる。細かい技術をやるよりもひたすら動く方が良いだろうなと。この日は風も強く突風が吹くような状態でした。止まって何かをやるよりもこうやってしっかりと動き続ける方が効果は高いだろうなと。

ある程度動いてから走ることに。40m位、70m位、110m位の距離を走ることに。ほとんど走り込みを行っていないうちの選手にとっては本数が増えるとしんどい部分はあるかなと感じていましたが。せっかく坂を走るので。最初は2人1組で走らせていました。が、差がつくので男女別の一切スタートへと切り替えました。

坂道が苦手だと言っていた選手もいます。走りのタイプにもよるのかなと。走りが上に抜けてしまったり、接地が長くなる選手はこの辺りの練習をすると敵面走れなくなります。だから楽しくない。当然の話です。速く走れると楽しいが進まないと楽しくない。それでも声かけをしました。

こういう苦手な練習をどのように取り組むか。どうすればこの坂道で前に進むことができるか。それを考えて練習しなければいけない。そこが分かるかどうかです。「苦手だから仕方ない」という諦めからは何も生み出しません。女子でここ最近かなり走れるようになってきている選手がいます。その選手は坂道走でも進みます。圧倒的に進みます。ここにヒントがあるのだと思います。

40×4-70×4-110×4を実施。最後の方はかなり雰囲気も重くなっていました。ここ最近はこのような雰囲気になることはありませんでした。中心になる選手が人数が少なくても声を出して盛り上げてくれていました。が、その選手も走ることで精一杯になる。他の選手も走るだけになる。こうなると雰囲気は自然と重くなります。練習の合間に声かけを少しずつしましたがなかなかです。

その練習が終わってから次のセットを始める前に話をしました。「できない」と思っていないか。こういう練習の時だからこそ普段はと同じように声を出して元気を出して取り組まなければいけないのではないか。重い雰囲気の中でやっていても良い練習にはなりません。前向きな練習の中でしかわからないことがある。

苦手だから...と口にしている間は絶対に強くはなりません。そこをどうやって克服するか。走る中で改善するか。ここを考えなければいけません。考えずに与えられたメニューだけを続けることに意味はない。競争させていることで「置いていかれる」ということが自分たちで分かります。もっというと「速く走れている」選手の動きを身近で感じることができるのです。この部分がプラスになる。そこを考えてやってもらいたい。

次のセットは40×3-70×3-110×3にしました。このセットは前向きに声を出しながら最後まで走れていました。根性論で物事を話すつもりはありません。しかし、こういう場面で重要になるのはやはり「気持ち」の問題です。走ることに対してどれだけ貪欲になれるか。課題を決めてそれをどう克服するか。走る中でどうすれば楽に速く走れるかを考える。ここは重要だと思います。雰囲気がかなり前向きになりました。

で、少し休憩してから「腿上げ」をやろうと。普段はできないことをやってみたいなというのもありました。坂道に持ってきていたミニハードル、スティック、マークを全て置きました。

残念ながら90mくらいまでしかたどり着けませんでした。本当はあと10m位はいきたかったのですが。練習前にも少し話を。「こんなことは無理だ」と思うかもしれない。が、本当にそうだろうか。前任校でリレーでインターハイを目指した時の話をしました。周りからは無理だと言われながらも達成した時の話です。わたしは「必ずやる」と決めていました。根拠があるかどうかは別です。

「行きたい」「行こうと思う」という中途半端な覚悟ではたどり着けないのです。周りからバカにされようが高い目標を掲げる。その目標を達成するために何をすれば良いかを真剣に考えられるかどうか。「達成したい」という気持ちでは届かないと思います。簡単に届くことをやるのではない。高い目標に向かって進む中で届かないことはあるかもしれない。しかし、最大限の努力を続けていければ間違いなく近づくことができる。何がなんでも達成するという強い意志があるかどうか。

坂道で腿上げ。こんな訳のわからないことをやって動きが大きく変わるとは思いません。分かりきっています。しかし、こういう苦しい場面だからこそ自分と向き合うことができる。最大限の練習ができるかどうかです。

あとは選手次第。3本やってまだまだ余裕がありそうだったので4本実施。最後まで足が上がり続ける者もいれば接地が長くなってくる者もいます。最後しんどい時に思い通りの動きができない選手も。当然です。その中でもがいてくれればこの練習の意味はあると思います。良い表情になっていました。

長くなったので一旦ここで切ります。かなりグダグダ書いている感じがありますが。ここからまた別の形で走りました。これはまた次に。




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しっかりと走る

2020-12-30 | 陸上競技
29日火曜日。年末は30日まで練習としていました。毎年でしょうか。今年こそは年末に120mを何本も走ろうと思っていましたが、天気予報はあいにくの雨。グランドが使えなくなるので水曜日に走るのは難しそう。そうなると前の日にある程度走っておきたいなと。この辺りは前日に連絡を回しておきました。気持ちの準備も必要でしょうし。

この日の練習の最初に国体合宿の振り返りをさせました。何人かに前で話をさせる。同じようなことを感じていたようです。前で話をするという機会も重要。他の者とも少し話をしました。失われた時間をどのように取り戻すのか。

練習に関しては基本的な流れを変えず。バランス系をしてから上半身下半身。この間に少し別件があったのでそちらの対応。一歩進んで一歩戻る感覚もあります。それでもやり続けるしかないなとは思っています。

補強に関してはある程度力がついてきたかなと感じています。まだまだですが。ウエイトをせずにバランスよく鍛えていく。地味にやっていかなければいけないので成果は見えにくい。合宿などで他校の選手と比べるとできるようになっているなと分かります。もちろんまだまだですが。補強には取り組みの姿勢と性格が出ます。見続けて声かけはしなければいけないなと。

セラバンド補強とハードル股関節。地味に。さらに縄跳び。二重跳びと片脚二重跳びを。更には縄跳び走の片脚。

そこからは再び基礎の繰り返し。合宿で3日間やっていきました。合宿で指導して感じたことをうちの選手に還元するためにもこういう機会は大切です。段階を追って練習をしていきます。かなり時間がかかる。卒業生が基本的なことをやりたいということだったのでマネージャーに「基礎的な動き」について撮影してもらいました。私は説明をしながらやっていきました。後ほどLINEのノート機能を使ってそれぞれの動きについてまとめる。いや、これは大変な作業ですが自分の指導の根幹を成す部分の再確認にもなるので大きいですね。

前日にogw先生と電話で話して「ヒント」をもらいました。私は毎日のようにうちの選手の動きを見ています。それにより見慣れてしまっている。どうしても同じ課題を指摘するようになる。本当は別の切り口から修正していかなければいけないのにそこができなくなる。そこでお願いしてみてもらった部分からヒントをもらいました。ありがたいことです。

一人で何とかしようという気持ちはありません。多くの人にサポートしてもらいながら選手が育っていけばいいなと思います。そして選手と感覚の確認を続けていく。コミュニケーションをどのように取りながらやるか。やりたいことと必要なことを見極めながら。

ドリル系をしっかりやってからスプリントへ。この辺りも撮影しながら。合宿で明らかに動きの変化が生まれた部分はやはり私としてもまとめておきたいなと思います。何度も話はしています。この日は再確認ということですがあまりこの部分に関しては言いませんでした。しつこいくらい合宿では話をしています。実際、学校ではそこまで身体を動かしませんが合宿時にはかなり手本も見せました。学校でもやれと言われるのかもしれませんが。最初の段階ではかなり言っていますし、手本も見せています。毎回毎回やると練習の流れが止まってしまいます。ここも考えながら。

腰押し、チューブ5歩、二次加速スティック、前半マークはいつもの流れ。この日は日曜日の夜から降っていた雨の影響でまだグランドがゆるい感じがありました。接地が長くなってしまいます。避けたい部分ですがやれることを最大限にやりたいなと思って取り組みました。

60mT×2-60mスプリント×1をやってからショートスプリント。走り始めるまでにかなりの時間を要しましたがここからは一気に進んでいく感じでした。40m×3-50m×3-60m×3を実施。まだ競り合いをさせずに各自でという感じです。この走りをしながら自分の中で試行錯誤。身体の前で足を動かすためにどうするか。基本ができて部品は揃ってきましたが上手く組み合わせていかなければいけない。そこをどうするか。永遠の課題なのかもしれませんが。

「基本」だけでどれだけ走れるのか。まだ重心移動を伴うようなドリルはほとんどやっていません。選手からはワンステップハードルで距離を伸ばしたものをやりたいという申し出もあります。進むと崩れるので我慢させています。しかし、そういう部分も必要になってくるのかなとは思っています。「膝締め」ができてその次にどうするか。普段はその延長線上に走りがあります。しかし、骨格や筋力、走りのタイプによってやはり変わってくる部分があります。「良さ」を伸ばすためにどうするか。考えていきたいなと。

最後に走練習。翌日に走りたかった120mを。120mT-120mT-120m、120mT-120m-90m、120mT-120m-90m、120mT-90m-60m。この冬では一番走っています。120mを8本です。他校からすれば少ないのかもしれませんが。この冬は120mTの頻度を増やそうと思っています。11月は120を一切走らず。冬休み前から少しずつ走り始めています。練習の中心を120mTに移行していきたい。色々と理由はあります。こういう走りメインの日にはドリルを削って走りを増やしたい。

前向きな雰囲気の中で走っていました。少しずつ最後まで維持できるようになってきています。あと数ヶ月この手の練習を続けていきたい。パワーではなく技術練習としてのT走。前任校ではかなりやっていました。原点に帰るという意味合いもあります。ドリルなどで動きを身につけていくのがこれまでのメインでしたが、やはり走りながら感覚を作る必要があります。だからこそこういう練習をしっかりとやっていきたい。

キツい部分はあります。それでもやっていかなければいけない。難しい部分です。練習自体をやらなければあっという間に力は落ちます。うちのように積み上げていくパターンの練習スタイルでは継続が重要です。才能に溢れ走れば速いという選手にはなかなかわからない部分だと思います。近畿で見てきたチームでは力があってそれを更には正しく磨くというのがあります。だから圧倒的に強い。目指すチーム像としては近畿のチームですが今はまだ届かない。だからこそしっかりと土台作りからやっていって育てたいかなければいけない。そう思っています。

選手は良い表情で取り組んでいました。こういう部分が続けば良いなと思っています。良い雰囲気だったと思います。少しずつ。少しずつ。
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国体合宿3

2020-12-29 | 陸上競技

日曜日。国体合宿3日目。かなり数を絞っての練習になっているのである程度の効果が得られます。大規模の練習になるとこちらも目が届きにくくなる。これは仕方ないかなという感じですが。「目的」に応じてどのように取り組むかをしっかりと見極める必要があります。

 

最終日はメイン競技場から補助競技場へ。風もほとんどない状況だったのでできる場所であればどこでも構わないなという感じもあります。この日はコーチの学校の選手が数名参加。前日よりも少し人数が増えています。国体候補選手は本当に少ないのでどちらかというと「雰囲気づくり」のためにうちの選手たちが貢献してくれている感じでした。

 

この日は他のコーチにお願いして少しだけうちの選手にも声をかけてもらうようにしました。私が普段見ているのでそれ以外の視点から気づきを教えてもらえることで選手にプラスになると考えたからです。毎日見ていると気づかないことも客観的に見てもらえるとわかることもある。どうしても同じ部分が気になってくるのでそこをどうするか。

 

練習自体は「補強」から「基本」への流れ。ここは変えません。「軸」「重心」の話の流れの中で「倒立」を実施。うちは普段からやっていますがなかなかできない選手もいます。身体のラインが作れるかどうかも大きいと思っています。自分の走りにプラスになるように取り組む。重要な部分だと。

 

「基本」に関しては前日からの流れの中で。この日はあえてハードルを使いませんでした。チューブ中心に「膝締め」と「直線的な運び」を。ある程度やってきた選手はそれなりに形になってきました。練習は偉大です。こういう部分を徹底的にやっていくともっともっと競技力が上がるのではないかなと思っています。これは個人的な意見なので「動き」はそこまで重視されないという指導者もいると思います。何が正解で何が間違っているのかは分かりません。目の前の選手のレベルに合わせての取り組みが重要なのかなと思ってはいます。

 

そこからはひたすら動きの基本を。これも前日の午後にやった部分の復習です。400m選手の「加速局面」について前日話になっていました。この部分をどこかで修正できればなと。ogw先生に専属で付いてもらって確認をしていくことに。国体を見据えてある程度のコミュニケーションをとっていかなかなければいけないと思っています。試合の日だけ見てサポートするのは難しい。準備をしっかりとしていけたらいいのかなと勝手に思っています。

 

一歩目、チューブ五歩、二次加速スティック。この辺りは前日やっていない選手もいるので確認という意味も含めてもう一度説明しました。「理解」と「実践」。確認しながらやっていきました。ショートスプリントを走るという意味。長い距離をひたすら走れば足が速くなるとは思えません。速くなるのかもしれません。この辺りは正解が見えない部分ですが。私は「段階を追って走りを作っていく」ということが重要だと思っています。普通の選手が速くなるためにどうするか。ここを考えたい。まだまだ細かい部分が疎かになっているとは思います。もっともっと徹底していきたい。

 

前半マークをやってから中間マークまで。それぞれの課題を説明してから。まだ一歩目で浮いてしまったりする。しかし、最初に比べると「その場足ふみ」状態だった走りから変化は生まれています。こういう部分を「楽しい」と思えてもらえたらいいのかなと思っています。明らかに変わりました。もっと走ったほうが良かったのかもしれませんが。この部分は分かりません。「走り込み」を中心にした合宿にするのか、「基礎の徹底」を中心とした合宿にするのか。これによって練習内容は大きく変わります。今回は後者でした。選手にどうだったのかをもっと聞いてみればよかったなと思います。

 

午後からは補強。基礎筋力を上げていくというテーマもあります。「基礎」的な「技術」と「筋力」は両輪だと思っています。最初はゲーム性を入れながら遊び感覚で動く。その後、「股関節補強」を。見ているとここに「大きな差」がありました。中学時代に全国入賞の経験がある2人。遊び感覚でやる練習のときには誰よりも騒いでいます。しかし、「補強」になった時に途端に表情が変わります。今回やった「股関節補強」は動きは地味ですがかなりきつい。大半の選手は前の「遊び感覚」の中でやっていくのでかなり誤魔化します。腰の位置が高かったり早くやってしまったり。しかし、2人はゆっくり一歩ずつ確認をしながら取り組んでいます。

 

正直、驚きました。自重しか使いませんがかなりの負荷です。楽をしようと思えばどれだけでもできる。しかし、この二人が誰よりも丁寧にやっている。他の選手が終わっていてもまだ半分もできていません。それくらいゆっくり正確にやっているのです。そのことを補強中に全体に投げかけましたが「きつい」という言葉が先に出て負荷をかけることができません。

 

この種目が終わってから全体を集めました。しっかりと負荷をかけていた選手に話を聞く。

 

「きつくなかったか?」と聞くと「めちゃくちゃきつかったです」との返答。「では、何故あれほどゆっくり丁寧に取り組めたのか?」との問いにはすぐに「勝ちたいからです」と。ここが全てだと思います。正直、参加しているメンバーの中で一番競技実績があります。全国で入賞経験がある。しかし、その選手が他の選手よりも一生懸命に手を抜かずに取り組む。その理由が「勝ちたいから」と。こういう気持ちで取り組める選手と一緒にやると私たちも「良かった」と思います。その姿を見ることができる。ありがたい。

 

逆にこの選手よりも力がない選手たち。補強も「きついから」ということで「楽」をします。筋力も上がりません。それで本当に良いのか。自分よりも強い選手が自分よりも努力して筋力を上げようとしている。この姿、この言葉を聞いて何を感じるのか。「追い込めばいい」とは思いません。大半の選手は「最大負荷」をかけることができない。「追い込む」ということができないのです。そこには「大きな目標」があるかないかの違いもあると思います。全国て勝ちたい。そういう想いが苦しさやきつさに打ち克つのだと思います。

 

「楽して速くなりたい」と思うのは誰でも同じです。しかし、そんな簡単な方法はありません。トレーニングは自分自身でやるしかないと思っています。代わりに誰かがやってくれてもそれは意味がない。選手には何度も「補強の取り組みが競技に対する気持ちの現れ」だと言っています。手を抜こうと思えば誰にでもできる。しかし、本当にやろうと思えば自分自身で気持ちを強く持ってやっていかなければいけない。それが顕著に出てきます。

 

こちらも気持ちが引き締まる思いでした。こういう選手と一緒に練習ができると私たちも楽しい。できればうちの選手もこのように「強くなるために」「勝つために」という気持ちを持ってもらいたい。それが「県」でもいい。「中国」でもいい。もっといえば「過去の自分」でいいと思います。記録を短縮するためにはこれまで以上にきちんと取り組まなければいけない。その「想い」があるかどうかだと思いますね。

 

最後に「総監督」から「欠点をなくす」という話がありました。「長所を伸ばす」というのはもっともっと競技力が上がってからの話。最初の段階は「欠点をなくす」ための取り組みをするほうが競技力は上がる。そういう部分を理解して冬季練習を取り組んでもらいたいと。まさに。凸凹では結果にはつながりにくい。できるだけ大きな丸を作る。欠点を補いながらです。技術的なことも筋力的なことも「時間がかかる」のです。そこでどのように取り組むか。選手次第だと思います。

 

貴重な時間でした。指導する機会を与えてもらえてありがたいなと思います。これが選手にプラスになればいいなと。

 

思うことは色々とあるのですがまた時間があれば書きます。あれば。

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国体合宿2日目

2020-12-28 | 陸上競技

土曜日。国体合宿2日目。この日は前日から人数が大幅減。細かい部分の指導ができる状況になりました。意味のある時間にしたいなと。

 

ホームストレートが寒かったのでバックスストレートでアップをすることに。前日は風も強かったで寒かったですがこの日はほぼ風がない。日が当たる場所は暖かかったですね。これくらいの暖かさで練習ができれば集中して練習することができます。マークを使ったアップを。こういう時にアップはそれほど考えていません。その場の状況に応じて実施していきます。選手の表情を見ながらというのもあります。テンションを上げるためにどうするかも考えならですね。補強をしながら練習を進めていきました。

 

この日も前日に引き続き「動きの基礎」を。人数も少なくなっていたのもあり細かい部分ができました。当初はもっと走ったほうがいいのかなと思っていましたがグランドで練習を見られているコーチ陣が「今回は基礎をしっかりやっておこう」と言われたのでそれに従いながら。「走る練習は学校でしっかり走るだろうから」ということでした。それぞれの「合宿」には目的があると思います。細かい技術などは気にせずに「数の力」を利用しながら「しっかりと走る」という合宿もあります。普段の単独での練習ではできない雰囲気のなかで「しっかり走る」ことができます。挫けそうになっても他の学校の選手が一生懸命にやっていたら「自分たちも」と思って取り組むことができる。そういう機会は重要です。

 

今回は少人数の中での練習だったので「走りの基礎」や「加速段階の動き」をきちんと身に付けてもらってそれを各学校でしっかりとやってもらおうという話でした。その趣旨に沿ってやる練習としました。参加選手の中には「もっと走りたい」と思う選手もいたかもしれません。通常の学校の練習では「走ること」が増えると思います。細かい技術的なことを度外視してやっていく。だからこそこういう機会に「走りの基礎」に関する部分をやっておく必要があるのかなと。本当はもっと細かく段階を追ってやっていく必要があると思います。限られた時間の中でどのような練習をするのか。ここを考えてやっていく必要があります。午前中はスパイクを履いて片足スキップをやって軽く走って終わり。そこまでにかなり基礎をやりました。

 

午後はそこから少し「スプリント」に関する部分に移行。時間をかけました。走る量としてはかなり少ない。が、上述のように「走るのは学校で」というスタンスでやるといわれたのでそれに従いながら。私の練習パターンは「積み上げ式」です。一つ一つ段階を追ってやっていく。前段階ができて次という感じの中で進めていきます。学校ではここまで丁寧にできないというのもあります。うちの選手にとってもすごく貴重な機会です。ほかの選手の動きをみながらできるので。

 

基礎的なことをやってから「一歩目」の部分を。ここもかなり説明しました。「話す時間が長い」と言われるかもしれません。数分は「やりたいこと」と「その必要性」について伝えます。どのような意味があるからやっているのかを理解してもらいたいなと思うからです。こういう合宿での練習で「その場ではできる」ということがあります。しかし、この手のことは「理解」して「継続」しなければ意味がない。各学校の練習に取り入れることはできなくても、自分自身でその部分を意識して練習することで効果は違います。重要だと思いますね。

 

「一歩目」をどのように運ぶか。細かい部分や感覚の部分も含めて話をして実践。専用仕様なのでトラックを横断する形で実施できました。目印があるとやりやすい。「跳びだし」と「接地の角度」を重視しながら。これを「3歩」にしてそこから「チューブ5歩」です。いつもよりも本数を多くして繰り返しました。そこから「二次加速スティック」を。ここも具体例を挙げながら。なぜこの練習をするのか。スプリントにおいて「加速局面」をどのようにとらえるか。「走るだけ」の練習から「目的のある走り」に変えていきたい。「目線」や「ピッチ」、「身体の角度」も踏まえながらです。

 

そこから前半マーク。この辺りまで来ると「お?!」と思うことが増え始めます。初日に全くできなかった部分が改善されてきます。こういう部分があるからこちらも「楽しい」と思えます。選手と話をしても「できるようになった」「分かってきた」と言葉で示してくれます。もちろん、「お世辞」や「気を使って」の部分はあると思います。それでもこうやって「感覚が変わってきた」とか「流れがスムーズになってきた」と言われるとこちらとしてもうれしいですね。「客観的」にみて「良くなってきたな」という部分と「主観的」に選手が「良くなってきたな」と感じる部分があればそれは大きなことだと思います。徹底的にやることで「間違いなく変化が生まれる」と思います。性格的に「飽きずにやり続ける」というのは他の人よりも優れているかもしれません。

 

せっかくなので「カーブ直線」をやる。この局面は非常に「スピード感」が得られる。普段の学校での練習ではカーブがないのでできません。こういう機会に。何本かやる中でかなり良くなりました。最後に60mを2本走って総まとめ。距離は走ってませんが、本数的にはそれなりかもしれません。

 

ハードルはちょっとお任せ。社会人で教員、今でも競技を続けているnsy先生が午前中から来てくれていました。自分も練習に参加しながら選手にアドバイスをしてくれる。途中かなりダメージを受けていましたが。教員となり「時間がない」なかで何をするかを考えてやっていると参加選手に話をしてくれました。あれもこれもやりたいが時間がない。そうであれば「これだけは外せない」という練習を集中的にやることが重要だと。まさに。ハードルはホームで走っていました。遠目に見ながら気になった部分は大きな声で指摘。広い視野の中で練習ができました。

 

2日目終了。よくやってくれていると思いました。「強くなりたい」という気持ちをもって参加してくれているのでその部分にどうこたえるか。自ら質問しないといけない場面も出てきます。うちの選手は特に。「何が自分のためになるか」を判断しながらできればいいなと思っています。

 

良い練習ができたと思っています。今やっている事が「力のある選手」にどのように反映されるかを確認できました。自信が持てます。まだまだ細かい部分は足りないと思いますが、勉強しながらより良い指導ができるようにしていきたいと思っています。

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国体合宿

2020-12-28 | 陸上競技

全国的にコロナ感染が広がっています。色々なことがあります。

 

金曜日から国体合宿が実施されました。当初は鹿児島での合宿を予定していましたがこのような状況になっているため県外での合宿などは避けるべきだという判断をされました。そのため3日間、維新公園で国体合宿を実施することに。県内での練習となったのでコーチの学校は選手も参加した良いということになりました。通常、県合宿や中四国合宿、国体合宿などでは私が単独で行くことになります。選手がそれぞれの合宿に選ばれているのであれば参加しますがそれ以外は別の形で練習をします。その間は自分たちでやっていく必要がある。今回のように参加させてもらえると刺激になります。ありがたいことです。うちの選手には「声を出してしっかりと盛り上げる」ことを求めました。参加させてもらうのだから何かしらの「貢献」は必要です。

 

金曜日は他のコーチの選手も多く参加していました。練習道具には限りがあります。その中でどうやって練習を進めていくのか。今回はありがたいことに「スプリント」と「ハードル」の両方をまとめて指導させてもらうことになりました。他のコーチにサポートをしてもらいながらの実施です。限られた時間の中でどのように練習を進めていくか。道具に関しても少ないのでそれをうまく利用しながらやっていかなければいけません。

 

アップに関しては「サイキングアップ」を重視しています。ジョグなどはほとんどしません。正確にいうと全くしません。アップの目的自体が「筋温を上げる」ことなのでその目的さえ果たせればそれでいいかなと。ジョグして体操などは「狙い」としては今やりたいと思っている事とは違うので。適度にグループ分けをしながら補強をする。体幹を鍛えることを優先しながらです。単純に筋温を上げるというだけではなく「筋力を上げる」という部分は必要です。そのあたりのことも選手には説明をしながら。

 

初日は本当に「基礎」を。体幹を鍛える意味も含めてやっていきました。通常の学校での練習よりも丁寧に説明をしました。学校ではある程度理解してやっていますがこういう場では「何をやっているのかわからない」という選手も出てきます。うちの選手にとっても「再確認」ができる貴重な機会だと思います。軸や重心の話をしながらそれを「反発」に生かしていく。補強で体幹を固める(締める)意識を作ってからジャンプ系を。縄跳びをやったり反発系をやったり。基礎の部分をかなりやりました。

 

そこから足運び。これも他校ではそこまでやらないと思います。「走るために何が必要か」を伝えながらやっていく。なぜ「足運び」を意識する必要があるのか。この場でも話をしましたが「速い選手は速い」のです。陸上競技においてそれは避けられない事実。一生懸命にやっても適当にやっている才能のある選手に勝てる確率は低い。そのことをきちんと理解する必要はあると思います。「やっても仕方ない」と思うならそれまで。自分自身の競技力を最大限に伸ばせるかどうかが陸上競技の楽しさだと思っています。国体候補選手にも話をしましたが「今速い」といってもそれがどのレベルかという部分です。本当は10まで行けるのに現時点で4くらいで終わっているのではないか。4の力でも県内では圧倒的に強いということもあります。他者の8が強い強い選手の4だったりする。しかし、県内で勝ってもそれが県外に出たらどうか。もっと強い選手はいます。そこと戦おうと思えば「やるべきこと」はまだある。正確な動きを身に付けながら筋力を上げていく。そこができればそれぞれが4から8の力に上がっていきもっと上が目指せる。理解はしてもらいたいと思います。

 

話がそれましたが。その部分を踏まえて初日の午前中は「足運び」の基礎を。股関節をどのように使うのかも考えながら。筋力的なことが低ければかrダもうまく使えません。ごまかしてしまう。ドリルをする中でそのあたりの筋力も上げていくことができる。膝締めの感覚を身につけながら接地の感覚や重心移動も少しずつ身に付けていく。スプリントはシンプルですが、その中に含まれている要素は多くあります。だからこそ時間があるときにしっかりとやるべきだと思います。これをこの合宿でやるかどうかが本当に正しいのかどうかは分かりませんが。午前中はハードルを使った連続歩行まで。

 

午後はうちのマネージャーによる「ダンス教室」から。これは事前に伝えていました。「サイキングアップ」です。さらには「身体の使い方」も学ぶことができます。どのように体を動かすのか。自分の体がどのように動いているのか。上半身と下半身の連動も含めて実施。簡単なステップを教えてもらいまいs多。うちのマネージャーにとっても「成長の機会」です。自分の持っている技術をどのように他者に伝えるのか。ここは勉強になります。アップをしてから簡単に補強をしてグループが分かれることに。

 

国体候補の400m選手の150mに合わせて各校から参加している選手は「引っ張る」という役割を。しっかり走るという意味合いが強いですね。タータンで120mを2~3本を3セット。国体候補選手は150mを6本3セット。スプリント系の国体候補選手は師匠から直接スタートを教わる。貴重な機会です。私もその場で見ておきたかったのですが(笑)。

 

私はハードルパートの練習を。先日のハードル練習会、国体練習会に続いて3回目。それぞれのハードリングの特徴は分かっていますからそこの部分をどのように改善していくのか。とはいえ、やりながら修正していくしかないかなと思っています。それぞれに宿題を出していたのでその部分も踏まえながらです。うちのハードル選手も一緒に。繰り返し繰り返し「基礎」の部分をやっていきました。専門性が高いと思っている400mHの戦略的な話などはまだ必要ないと思っています。基礎的な部分を繰り返す。

 

ある程度やってから少しだけ「400mH」のための練習。100mHとの違いを理解させながらです。直線とカーブの違い。歩数の切り替えの話。歩数の話はまた時間があるときにできればいいなと思っています。ここも「専門性」だと思っています。この日の練習は「カーブのハードル」の話を。実際に跳びながらですね。単純に「跳べばいい」という話ではありません。カーブの走りは400mHにとって重要。この局面で歩数の切り替えが生まれることが大半。勝負を大きく左右すると思っています。結構いい感じになりました。本人たちと確認をしながらですね。

 

最後に全体で補強。時間的にそれほどなかったので大きく動かしながら実施。人数が多いと道具が不足するので使わないできる補強をしていきます。これも「やりかた」によっては負荷のかかり方も違ってきます。重要な話かなと。うちの選手は声を出しながらしっかりと取り組んでくれました。こういう場面で「普段と同じこと」ができるというのは大きいですね。しっかりといい雰囲気を作ることで自分たちにもプラスになります。

 

長くなりました。とりあえず初日終了です。

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数日間

2020-12-24 | 陸上競技
月曜日、この日から学校行事が3日間。クラスマッチ形式の色別スポーツマッチと文化部発表会です。コロナの関係で全体が集まって何かをするというのは難しい。学年別に全てを実施。文化部発表会に関してはいくつかのグループに分かれて動画で鑑賞するという形でした。各クラスの出し物も殆どが動画となりました。先日配布されたタブレットを使いながら空き時間に鑑賞する形です。

初日、途中までは良かったのですが午後から若干体調が悪くなる。少し寒気がしていました。明確な理由が分かりませんか。練習を見たいましたが何となく体調が悪いなという感じでした。家に帰ってから悪化。気持ち悪くて夜ほとんど眠れませんでした。

火曜日、それでも行かなければいけないと思い職場に足を運びましたがとてもじゃないが座っておくことができない。かなりの具合の悪さでした。それでも練習計画を作っておかなければいけないなと思い必死に作成。そこで力尽き休みを取って帰宅することに。13時前に帰宅して少し起きたりはしましたが水曜日の朝の6時まで寝る。この間水分は取っていたと思います。が、何も食べず。食欲0でした。胃もたれもいうかムカつきというか。かなり辛い。

水曜日は前日に比べると多少なりと復調。それでも前回とはいきませんでした。食事は昼にヨーグルトを1つ。これが精一杯でした。この日は3年生がスポーツマッチということもあり様子は見ておきたいなと思っていました。担任としては...という感じです。遠目に見ることしかできませんでしたが。

そのまま練習を。これも少し遠目に見る感じになりました。それでも一生懸命に取り組んでいる姿がありました。こういう部分に救われます。色々思うことがあります。きっと分からない部分が多いと思います。それでも日々練習の様子を見る中で分かってくることもある。大切な時間だったと思います。

帰宅後、再び力尽きる。体調不良の原因ははっきりと分かりません。肝臓の値が悪いのでそこから来ているのか。胃のムカつきがあるので逆流性胃腸なのかもしれない。どこかで嘔吐下痢のようなものかも。更には過度のストレスにより尿管結石になりつつあるのかも。何が原因かはっきりと分かりません。年齢的なもの、無理してきた部分のツケなのかもしれない。明確に分かりませんが。

とりあえず記録しておきます。
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国体練習会

2020-12-24 | 陸上競技

日曜日。この日は国体練習会でした。今年度はコロナの関係で実施されることはありませんでした。状況に応じてなのかなと。来年の国体に向けて少しずつ動き始めるということだと思います。何をするのか。この部分もしっかりと見極めながらやっていきたいと思います。

 

短距離が数人、ハードルが二人という状況の中での練習開始。何をするのか。バランス系の練習とDM投げを少し。補強になるものをある程度。やってみて思ったことが幾つもありました。もう少し基礎的なことをしっかりやるといいなと思います。基礎筋力がなければ走ることができません。少し話をしましたが「筋力がなくても走れる」部分はあると思います。しかし、もう少し筋力が上がればもっと走れるようになる。その事実は理解するべきです。


ここまで書いていたのですが、体調が悪くなり更新が止まりました。すでに日曜日にどのようなことをやったのか記憶が薄れています。バッと書いてしまわないといけないのですが。


練習に関しては本当に基礎的なことをやりました。足運びからハードルを使った基礎的なこと。股関節の強化という部分も含めてです。動きと基礎筋力を平行してやっていく。この日の午前中だけで何ができるのか分かりませんでしたが。当初は「細かいことはやらずに走る方向で」という感じで流れを伺っていたのですが、「やるかららないかはそれぞれ次第」ということで基本的なことをやる時間を作りました。午前中は本当にこれだけだったと思います。前日に師匠が指導された内容を踏まえながらやっていった感じでしょうか。


午後は最初に少しだけ補強。アップの代わりにです。ジョグなどは行わず。本当は色々なパターンがあるのですが分かっている選手が少ないのでそれに応じて「できる限り」のことを。途中から専門に分かれました。私はハードルで。参加していた選手は先日のハードル練習会にも参加していたので。その時の流れを確認しながらです。導入部分のワンステップハードルよりも少し専門的な内容に。


なかなかできません。一生懸命にやろうとしてくれるのでこちらも時間をかけながらやっていきました。膝の引き上げと腰の移動を同時に行うことやハードルアプローチ、抜き足の基礎などを復習のような感じで行いました。これでどのように動きが変わるのか。本人達と感覚の擦り合わせをしながらです。かなりの時間話かけました。たくさんハードルを跳ぶというよりは「必要なこと」を繰り返しやっていくという感じでした。


最後に確認をすると「抜き足」の感覚の変化があったとのこと。今度の国体合宿までに課題を決めてもらってそれを克服してくることが宿題だということにしました。一度教えたらそれができるとは思いません。そうであれば繰り返しやっていく必要があります。それを私がやらせるのではなく選手自身がやる。それが強くなるための要素だと思います。結局は「やる」か「やらない」かの差です。ここに関してどう捉えるのか。重要なことだと思いますね。


まとまりません。既に細かい記憶がなくなっているのも大きく影響していると思います。はぁ。難しいです。

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勉強する

2020-12-23 | 陸上競技

blog更新しようと思っていましたが驚くくらいの体調不良に襲われました。危機的。

 

土曜日。午前中は学校で練習をしてから移動。午後からはubeで行われる「短距離指導」についての話を聞きに行くことに。師匠が直接指導をされるということなので何が何でも見に行きたいと考えていました。参加者は各チーム2名ずつ「直接指導を受ける」という話だったので本校からは2名。

 

今まで指導をしてきましたが、私の指導のベースの大半は師匠から教わったことがベースです。短距離の「基礎」はここからきています。それを時間をかけて学んでいき少しずつ形にしてきました。この歳になってまだ他の人に頼るのかという話になるのかもしれませんが、自分だけでやっていると良いことはない。これからもずっと相談させてもらうことになると思います。

 

動きの基礎からひたすら。時間をかけてです。うちの選手もやっていることです。しかし、細かい部分の指導をきちんと見たことがありません。正直、他の人よりも師匠と「短距離について」の話はしてきたと思います。「少し」という話ではなく「かなり」です。電話で話す時間としてはかなりの時間。短距離の話や師匠の考え方を学ぶ機会は多いと思います。それでも「直接指導する姿を見る」というのはほとんどありませんでした。投擲系や他の種目の指導はされていましたが、合宿などで「短距離」の指導をされる部分は見たことがない。この機会は絶対に外せないなと思いました。

 

本当に基本的なことを中心に進めてきました。が、この「基本」という部分がどれだけ理解されているか。「何故その動きが必要なのか」という部分も含めてです。補強なども含めて「必要なこと」をどれだけできるのか。「同じようなこと」をやっていても「意味が違う」ことや「なんとなくやっている」というのがあります。この部分はやっているときには気づかない。指導者のレベルを上げることを師匠は何度も言われていました。まずは陸上競技に「興味を持つ」という部分が重要なのだと思います。

 

ハードル歩行。これ一つをとっても「やりたい動き」と「実際の動き」に大きな差があります。その部分を「理解」して「見る」ことができるかどうかで大きな差になると思います。細かい部分を重視する。「前に進めばそれでいい」という考え方もあると思います。しかし、我々が預かる選手にそんな選手はいません。普通の選手です。普通の選手が走れるようになるために何をするか。センスがあって勝手に走れる選手とは違います。中学時代に全国大会で個人で出場するような選手と「同じ感覚」は持てないと思っています。その部分に着目しながら練習を組み立てていく必要があると思います。

 

3時間くらいでした。本当に基礎的な話でしたが、私自身もっともっと細かく見ていかなければいけない。うちの選手で「地面に力が加えられない」者がいました。同じことをやっても「音」がしない。それを師匠に相談すると一瞬で改善。発想だと思います。どうすれば「狙い」を達成できるか。この部分が瞬時に判断できる。まだまだ私は到達できないなと感じています。

 

貴重な時間でした。もっともっと見たいなと感じています。

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