kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

新しい試み

2012-02-27 | 陸上競技
県外視察から戻ってかなりやる気になっていました。金曜日も学校に戻って何人かの先生と話をしました。今後のことについて色々と話をしていきました。今までやって来た事をやるだけではこれからの教育活動はできません。その事を改めて感じました。渡しの話を真剣に聞いてくれる人が何人もいるのでこちらもやる気になります。

で、6年前に作成した資料を引っ張り出してみました。今のうちの総合実践という授業のベースになるものです。はっきりいって外部からは全く分からないと思います。新商品を作って販売しているという表面的な部分だしか理解されないですから。これに関してはここで説明してもなかなか分かってもらえないでしょう。身につけさせたい力があるのでそのために授業の組み立てをしました。ここは正直一つの教育モデルとして成立すると自負しています。かなりの出来栄えです。

この内容をもう一度見直しました。これから先の教育活動を行って行くためには何をする必要があるかをもう一度見直してみる必要があると思っています。見てみると6年前にすでにある程度の事を考えている事がわかりました。今回の県外視察に行く前に「これをやりたい」といっていた事を組み込んでいました。ひょっとして天才なんじゃないかと(笑)。仲の良い先生にこの教育モデルを見てもらおうとメールをしたら6年前に送っていたとのこと。その事さえも忘れていました(笑)。すでに一部を利用して授業をやっているとの事。間違いなく著作権は私にあります(笑)。まーそんな細かい事を言っていたら先には進まないから良いんですけどね。

土曜日の練習後に来年度の授業の組み立てを考えました。この手の事は得意です。やりながら新しい教育モデルを作って行くことができるのではないかという感じが強くなりまし。日本中でどこもやっていない教育モデルのイメージが頭のなかに次々と浮かんで来ました。ひとつベースになる部分があってそれを身につけさせるためにどんな展開をすれば良いかを考えています。まずあるべきは「どんな力を身につけさせたいか」です。ここが全て。教育理念があってから方法論が出てくるのです。かなり真剣に考えました。

陸上とは全く違う話になっている感じがありますが身につけさせたい力は同じです。授業で身につけさせるのか部活動として身につけさせるのか。様々な場面で身につけさせていく必要があります。場面が違ってもやろうとしていることは変わってはいけないと思います。

また時間を見つけてここに関しても書いていきたいと思います。ちょっとやる気です(笑)。
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県外視察最終日

2012-02-25 | 陸上競技
金曜日、この日は県外視察最終日。大分にあるhita三隈という学校を訪問することにしていました。hitaというとすぐに「hita林工」の名前が出てきます。野球が強かったりするので知名度が高いのだと思います。私も今回の学校訪問で知るまでは三隈という学校があるということを知りませんでした。ベネッセからの情報で「面白いこと」をやっているということだったのでwebページで調べてみると本当に面白そうなことやっていました。こういうのをやりたいと強く思っていたのです。とにかく話を聞きたいという気持ちが高まっていました。

こちらも予定していたよりは早く到着しました。学内を見させてもらおうと思って事務にお願いすると1時間くらい早く着いたにもかかわらず担当の先生が対応してくださることに。ありがたいですね。調べてもらえばわかるのですが全国に先駆けて「総合学科」を設立した学校です。山口県の総合学科のある学校とは大きく違う感じがありました。この中で興味があったのは「30歳のレポート」というものです。高校を卒業して30歳になった時に課題として課されている(強制力はそこまで強くはありませんが)レポートを学校に提出するというものです。学校にいるときに「30歳の自分へ」という手紙を書くのではなく実際に30歳になった時にそこまでの半生を振り返ってどのような人生を送ってきたか、考え方をもって生きてきたかをレポートとして提出するというものです。早く到着したおかげで本来では話を聞けなかった「主担当」の先生の話を1時間以上聞くことができました。

これは本当に面白かったですね。「楽しい」というのではなく「生徒を伸ばすために」という観点から物事を考えています。私が考えていることと同じことを考えすでにある程度の部分まで実践をされている。これは大きいですね。「資格取得」「進学実績」という目に見える結果だけを追い求める今の教育について大きな疑問を持っていました。これでは絶対に生徒に力は伸びないという気持ちがあります。「頭がいい」という評価は考査だけで決められる。「記憶力が良い」ということが最大の評価となっている今の「教育」について「意味がない」と考えてきていました。その部分を大きく変えるために数年前から「総合実践」の授業内容を大幅に変えました。これは本校のwebページにも載せられていません。本当ならこういう情報を提供していくことがwebページの主たる目的だと思うのですが、これは学校の理念がしっかりしていて考えればわかるはずのことです。今はできていません。私が考えて実践している「総合実践」、手前味噌ですが教育効果は高いと思っています。通常の授業展開とは大幅に違います。三隈では同じようなことを3年間を通じて実施しています。「目に見えるもの」ではなく「目に見えないもの」を系統だって身につけさせているのです。ここは本当に大きなことだと思います。

卒業時点でははっきりいって分からないものです。だから中学校や保護者にはなかなか評価を受けない。「検定取得」「進学実績」という目に見えるモノが分かりやすいですからね。しかし、そのあとのことを追跡調査したことはないはずです。一番大切な高校時代にどのような「力」を身に着けているかというのは何年もたって分かってくることです。「頭がいい」と思われていた者でも結局は上手くいっていないということも多々あるのです。周りに気配りができない、コミュニケーションが取れない、自分の主張を大々的にアピールすることができない。このような状態で本当に大切なものが身についているかどうかというのは怪しいと思ってます。この「見えない力」をどうやって身に着けていくかが今後の大きなポイントになってくると考えています。

もちろん、この部分は見えません。だから評価も難しい。教育理念がはっきりとしていて「こういう力を身につけさせたい」という方針が明確であれば絶対に分かってくることです。検定を取得した。これが今後の人生にどれだけ大きな影響を持つでしょうか?これに関しては書きたいことがめちゃくちゃあるのですが多分問題になるのでやめておきます。「決められてことだけを覚える」という力を測っていくことは無意味です。実務に即した、生きていくうえで必要な力を身に着けるのが「教育」の本当の意味だと考えています。だからこの「30歳のレポート」についての話を聞いてみたかった。高校時代に学んだことが本当に意味のあることだったのかを高校卒業してから12年後にみてみる、振り返ってみるというものです。これは本当に意味深いことだと思いますね。

系統だった教育活動、これを実践していくためには「教育理念」が必要になります。これは本当に大きい。改めて感じました。書き始めると絶対に終わらないのであえて書くのはやめておきます(笑)。ということ、めちゃくちゃやる気になりました。私くらいの年齢の教員がどこまでできるか分かりませんが「学校改革」をしてみたいと思っています。今頭にあることを実践できたら間違いなく子供たちは変わります。自信があります。やりたいことは全て「生徒に身につけさせたい力」をイメージしています。やりやすいから、手間がかからないからではありません。実際やるとなるとめちゃくちゃ労力がかかります。しかし、やるだけの価値はある。そう思いました。

学校に戻り早速いろいろと話をしていき「間違っていない」という自信を持つことができました。本気で取り組んでみたいと思います。本気で考えました。陸上の話とは大きく離れていますがこれは共通する部分だと思っています。やってみます。本当に良い刺激をもらいました。感謝。
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県外視察2日目

2012-02-25 | 陸上競技
木曜日、県外視察2日目です。この日は宮崎へ。本当は鹿児島にも行って見たかったのですがそこまでは時間的に無理でした。複数の学校を訪問するためにはある程度あきらめないといけない部分が出てきます。普段いけない学校にも行ってみたいのですが、宮崎まででも結構な距離ですから・・・。熊本を出発して宮崎へ。強行日程といえばそうかもしれませんがせっかくの機会です。行きたいところへ行く!!のです。

最初予定していたよりも早く宮崎に着きました。時間があったので宮崎県庁へ行ってみました。



ついでに近辺を散策。「南国」の雰囲気が出まくっていたので写真を撮ってみました(笑)。



この日はmiyazaki商業へ。この学校にはどうしても行きたかったので。商業高校でありながら国公立への進学がかなりの人数です。30人くらいは国公立に進学します。この取り組みについて聞いてみたいということがありました。近辺に普通高校が4つあるの中でどうやってそこまでの進学を保つのか?生徒を確保するためにはかなりの取り組みが必要となります。この部分は直接話を聞くことでしかわからないと思います。頻繁に学校訪問を受けているようでした。この日は長崎の農業高校と一緒に話を聞かせてもらうことになりました。この時間帯以外に日程がないということでうちが無理やりあとから入れてもらった感じでしょうか。申し訳ないですがしっかりと話を聞かせてもらいました。

進路指導課がイニシアティブをとってかなり動いているということでした。就職の求人数が3分の一くらいまで減ってきたため「進学」を考えていかなければ学校自体が上手く回らなくなったために大幅に「進学」に向けての取り組みを組み込んでいったということ。ちまちま何かをやっていたら何も変わりません。何かをやろうと思ったらどんなに労力がかかっても大きな変化を生み出さないといけない。これができない限りは絶対に何も変わらないと思います。教員が面談や課外をしっかりと行っているということでした。また、基礎学力の向上のための取り組みを継続的に行っているということでした。言葉で表現するのは非常に難しいですが大変な事だと思います。全ての教育活動の中で「進路意識」を持たせている。だからこそ結果が変わってくるのだと思います。
部活動が盛んなので「部活動で進学しているのでは?」と考えている部分がありました。しかし、聞いてみると数人だということでした。かなり強い選手でも地元への就職をするということ。やはりカリキュラムや学校の取り組みの結果で「進学」という部分を考えているのだということが改めてわかりました。

「普通校との差別化」に関しても質問を。どこも同じようになかなか中学校側には理解してもらえないようですね。センター試験を受けずに経済系の大学への進学ができる可能性が高いという大きなアドバンテージがあります。進路選択の幅が狭くなるのは確かですが、大学に進学してから道を広げていくこともできます。普通校から経済系の大学へ進むよりは100%有利だと思います。本校でも今年は山口大学や県立大学へ進んでいます。もちろん推薦です。実業高校からの進学は99%、推薦です。この部分をどう理解してもらうか、またこの制度を上手く使うためには中学側や保護者への理解が必要です。この取り組みについては私が考えていることを話すと「ぜひうちでもやってみよう」とメモされていました。情報交換は非常に大事ですね。

かなり貴重な話を聞くことができました。来たかいがあります。

その後、さらに図々しく陸上部の話を聞きたいということで顧問の先生に会うことに。これは学校訪問が決まった時点からお願いしていました。主顧問の先生は用事があって会えないということでしたが副顧問の先生といろいろと話をすることができました。これも貴重な経験です。色々と思うことがるのでその辺の話をして月曜日には直接主顧問の先生に話をさせてもらえることになりました。こういうつながりは大切にしていきたいと思っています。また図々しくいろいろと話を聞かせてもらいたいなと考えています。

約2時間滞在してここからは大分へ。まーこれは割愛。めちゃくちゃ疲れました。疲労困憊で到着後、食事をしてすぐにダウン。貴重な1日でした。
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県外視察に行く

2012-02-25 | 陸上競技
水曜日、この日から県外の高校の視察に行くことになっていました。行ける可能性があるというのが分かったのは2週間前、ここからどこの学校に行くのかを決めないといけないという状況でした。最初は関東のほうの高校に行ってみたいという気持ちがありました。品川女学院という高校では非常に面白い取り組みをしていました。できればこの学校で色々と話が聞けたらという想いがありましたが日程が合わずに断られました。ここからが大変。「面白いこと」をやっている学校に行って話を聞きたいという気持ちは強くありました。でもこれを何もないところから見つけるというのは大変な事です。
こうなったら関西に行ってsonoda学園の練習を見させてもらおうという気持ちになったのですが周辺の学校で1校しか見つかりません。この状態では「陸上メイン」になってしまいます。これはさすがにまずいだろうということで断念。調べていくうちに九州の高校で面白いことやっている学校があるのでそこを訪問させてもらうことにしました。日程が無理やりなので相手の学校には大変迷惑をおかけすることになりましたが・・・。

1日目は熊本へ。ここはあえて商業高校ではなく別の学校に行くことにしました。ここで説明が必要になるのかもしれませんが私は基本的に「商業」の教員です。体育ではありません(笑)。部活のイメージが強すぎてほとんどの人が体育教員と思われているかもしれませんが「商業」をやってます。「商業教育」云々を語るつもりはありませんが、「検定取得」からの脱却をしない限りこの先商業高校の生きる道はないと思っています。京都の商業高校がなくなってしまったように・・・。私自身は危機感を持っています。それでも大半の商業は「検定」という安易な目標から抜け出すことができません。今回の学校訪問ではこの部分を意識して選びました。「○○デパート」や「新商品開発」というのはもう流行らないと思っています。先行きがない。表面的なアピールはできるかもしれませんが生徒自身の成長を促すということには直結しないと思います。まー難しいですね。

この日はkumamoto農業へ。ここは「農業経済」という学科があります。農業高校でありながら経済的な内容を含んだ授業をされているということ。簿記の授業もあるようです。この部分についていろいろと聞いてみたいなと。うちは商工ですから工業系の生徒もいます。この生徒に簿記会計の内容を理解させることは特色として出していけないかという部分です。今でもうちは選択授業で「簿記」を教えていますが、本当は「原価計算」の部分を理解させるほうがいいのではないかと思っています。「モノづくり」をするだけではなく製造費用の部分を理解して制作に取り組むのとでは全く違ってくると思います。

熊本は「農業県」でした。農業高校が12校あります。もちろん「学科」だけの学校もありますがこれだけ「農業」に力を入れている県はないと思います。学校再編の時にも「農業は潰さない」という方針があるようです。農業高校出身の人が財界や政界に多いというのもあるようです。ニーズがあるというのもあるでしょう。県全体がここに対する理解があるからこそこういう状況でやっていけるのだと思います。うちの県ではここまではできないでしょうね。県の特色も考えながら取り組んでいるということもありますね。非常に興味深く話を聞けました。

その後、学校を散策して時間に余裕があったので熊本駅まで行きそのまま熊本城へ。中学校の時に修学旅行で行きましたがその後は全く近寄ったこともありません。せっかくの機会ですから行ってみることに。







一緒に行った先生に写真を撮ってもらいましたが足がはみ出してる(笑)。

この時間帯に卒業生から電話が。「どこにいますか?」と聞かれたので「熊本」と答えると信じてもらえません。いきなり学校に来るから会えないのです。いつものことながら・・・。それがもう一件ありました。陸上部の娘たちですが「学校に行けば私がいる」と常に思っています(笑)。確かに通常はいるのですが(笑)。結局会えず。当然ですね。

この日は大学時代の後輩と会うことができました。大学卒業後、鍼灸師を目指して専門学校へ進学し熊本で開業していました。結婚式には参加させてもらったのですが用事があって日帰りしないといけなかったのでゆっくり話ができませんでした。この日はわざわざ時間を作ってくれて新幹線で来てくれました。10分程度で着くということ。いやーいろいろと話をすることができました。こういう親身になってくれる治療院があると選手を行かせやすいのですが。広島にある治療院を紹介してもらいました。機会を見つけていってみようと思います。良い時間を過ごせました

非日常の環境下で経験と良いうのはやはり大きいですね。本当に刺激をもらえます。そして2日目へ。
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走り込み(冬期最後の練習)

2012-02-22 | 陸上競技
火曜日、学年末考査に入る前の最後の練習でした。前日に引き続き走り込みを行う予定にしていました。

最近はクラスの生徒の前で話す機会が多くなっています。当たり前の話ですが私が感じたこと、思っている事を真剣に話をしています。表面的な話ではなく素直に思う事をはなします。この日、頭にくる事がありました。これは生徒だけの問題ではありません。しかし、「私はおかしいと思う」という事は伝えました。子供達もどうしていいのか分からないと戸惑う事があったようです。教育というのは大きくブレたらダメだと思っています。私の言葉をある程度うちの生徒は素直に感じ取ってくれます。これからは絶対にやらないのではないかと思います。感じ取ってもらいたいですね。

練習が始まる時に私は仕事があったので外に出るのが遅くなりました。こればかりはどうにもできません。終わってから外に出ると小雨が降っています。予報ではなんとか持つのではないかという感じでしたがこういう時に限って上手くいきません。しかし、本当に小雨でしたから気にはしません。最後の追い込み練習と決めていましたから多少のことで予定変更はしません。妥協できるところではありませんからね。

私が練習に出た時にはタイヤ走に入っていました。サッカー部が練習をしていませんでしたからかなり広いスペースが使えます。普段は少しは気にしながらやっています(笑)。この時点でグランドで練習をしているのはうちと野球部だけ。部活動が盛り上がらないとなかなか学校自体が盛り上がらないと思います。本気で戦う意識をどれだけ持てるかというのは大きいと思います。これから先テスト週間に入ったら練習量を落とす事になります。負荷の掛け方としてはこの日は非常に大切だと思うのですが。まー余計なお世話ですね(笑)。

最近は地味なドリルの時間が減っています。この冬の特徴だと思いますね。動きながらしっかりと技術的な部分を身につけさせるという時間が多くなっています。意識して練習をする事は大切ですが全ての練習で意識ができないなというのを感じています。強制的に狙いとする動きを実施していくことで自然に身につける事ができればと思っています。走っておけだけではなく狙いを明確にしてやって行くことが先につながっていくはずですから。タイヤやチューブを利用した練習の中で動きの変化が出てきます。ここに意識が置て自分のなかでポイントを身につけようとする姿勢が出てくると動きの習得度が高まってくるはずです。

かなり身体を動かしてからバトン走。スピードレベルが前日よりも高くなっていまた。気持ち的にも最後の追い込みだという感覚があるのでしょう。雨や疲れ云々を気にしなくなっていました。こういう集中力というのが練習の質を高めます。ここ最近は比較的高いレベルで練習ができていると思っていましたがこの日は更に高まっているという感じを受けました。こうなると後は自分達がやっていきますからいい練習ができるようになります。

追い込みは通常通りの練習としました。年が明けて2ヶ月近くしっかりとやってきた練習形態です。120と60の組み合わせ。一昨年と比べると一気に走る本数は減ってきています。それでも400までは対応できると考えています。それ位の負荷をかけていますから(笑)。休みをあまり挟まずにしっかりと走り込みを行う事にしました。走り込みの始めに少しだけ話をしました。繰り返しになりますが考査前の最後の強い負荷です。自分のために自分でしっかりと雰囲気を作り最大限の負荷をかけていくことができるかどうかという「心」の部分が大切になってきます。私は何も言わないから自分達でやってみろと話して少し距離を置きました。ここまできて私が雰囲気を作るのではなく選手自身が自分達が強くなるための練習ができるかどうかがシーズンを決めるのではないかと思います。私に頼るのではなく自分でやっていく想いの強さが必要になってきます。

本当によく声が出て気持ちの入った練習ができていました。やっとここまで来たなーという感じです。昨年どん底まで落ち込んだ練習の質が回復して来たと思います。昨年の冬期と比べ物にならないくらいの練習ができて来ていると感じています。
1セット終わってから女子エースと話をしました。走り自体は最近の「良い」と思っていたスピードレベルよりも更に上がっていました。走り自体は合格点です。十分戦える水準まで持ってこれたと思います。あとは「強さ」が欲しいと思います。オーラというか雰囲気というか、「強い」と周りから一歩引かれるような強さです。いつも自分から前に出る事が少ないので練習で雰囲気を作ってみろと話しました。ここ最近は私からやれと言われた事は絶対にやります。昨年との違いはここにあります。さらに自分で工夫をしてやっていく。これがレベルアップにつながってきているのかなと感じています。そこ姿を見ている周りの者も感じ取っているはずです。2セット目は1セット目よりも声が出始めて高い質の練習が出来ました。男子が女子に負けずにもっと前に出てくるとまた違ってくるとは思います。それでもここ最近では一番の練習ができたと思います。

更にタイヤ引きを実施しました。これは前日と同じ。良い感じで走れました。昨年のこの時期と比べると力が違うなと全体的に感知る事が出来ました。雨の中でしたが気持ちも集中力も切れる事なく良い走りかできたと思います。見ているこちらもワクワクするような感じがありました。全員がこの流れに乗っかってくれるとまた違ってくると思いますね。冬期の途中で特定の者が故障を繰り返したり、体調不良を繰り返しました。これは間違いなく流れに乗れてない。原因は間違いなく取り組む自分自身にあります。ここを理解して変えていかない限りは絶対に上手く行きません。また同じ事を繰り返してしまいますから。

全体としてはかなり上手く行った感ががあります。久々に練習が楽しいなと感じる事が出来た冬期になった気がします。よくやってくれたと思います。

また何か思い出したら書きます(笑)。現在熊本(笑)。寝ます!
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考査前走り込み(タイヤ)

2012-02-21 | 陸上競技
月曜日、この日は久々に暖かかったですね。春の陽気です。授業日なのでグランドの問題はありません。朝の時点での練習であれば間違いなくグランドは緩くなっていて走れなかったでしょうね。

この日はしっかりと走る予定にしていました。水曜日から考査週間に入りますし私も出張で学校にいません。こ数週間は冬期練習の最後の追い込み時期として3週連続で土曜日に一日練習を実施していました。疲れはピークに近いと思いますがここでどれだけ追い込みきれるかというのは今後のレースに大きく影響してくると思います。技術的な変化も生まれると思いますが「メンタル的な変化」を生み出すにはこの時期の練習というのは大事です。すべてを支えるのは「心」だと思っています。この部分が変わればすべてが変わってきます。逆に変わらなければどれだけ練習をしても成果は現れづらい。現実ですね。

この日はタイヤを使って走り込むことにしていました。練習前半はいつも通り。一歩ハードルでは少しずつ足長を伸ばしています。これにより重心移動を生み出して普段よりも前に進む意識にしています。ここが大事。足だけが速く動いても身体が前に進まなければ意味がなくなってしまいます。「速く動く」だけではなく「速く進む」ことが大事なのです。理想は「ストライドが広くて速く動く」というものですが、これは難しい。無理矢理ストライドを広げて走るというのはやはり良い動きは出来ません。私の現役の頃はストライドを広くという気持ちが強くありましたが今考えると残念な感じですね(笑)。

一歩ハードルが終わってからはここ最近マイブームとなりつつあるスイッチングの動きの確認。誰かがやっているからとか流行りだからとかではなく動きをみていて必要だと感じた動きです。出来るだけ接地時間を短くしたいのですがそこだけを考えても動きは変わりません。もっと前の段階で動きを意識しないと絶対に目的とする動きはできないのです。何となくやってみたのですがこれはなかなか良いですね。特別な事ではないですが、大事な動きの意識だと思いますね。

さらにマイブームのタイヤ引きを実施。短い距離ですが重いタイヤ、軽いタイヤ、チューブとマークス走を組み合わせて1セット。これを2セット実施しています。ここまでの動きをひたすらやっていくとある程度の動きが出来て来ます。狙いする動きのポイントを色々と違う動きしながらやっていくのです。本当にしつこい練習だと思います。ここまでの流れでかなりの負荷はかかっています。通常の学校の練習と比べて高い方だと思います。もちろんここまでの負荷でぐったりする可能性もあります。ほとんど休まないでここまでやっていきます。アップとして位置付けていますから(笑)。

その後は金曜日にやったスタートの確認を。短い距離でしたがピストルを鳴らしてスタートをやりました。この冬はある程度の練習を繰り返していました。何人かはかなり動きが良くなって来て来ます。スムーズに加速できるようになっているというのは本人達も実感はできているでしょう。本数派少なめにしましたが考査が終わったらしっかりと繰り返しやって行きたいと思います。春になっていきなりスタート練習をするのとは違いますから肉離れ云々を細かく心配する必要はないと思います。継続して爆発的に動かす練習をしています。形になって来たかなと感じています。

そこからがこの日のメイン(笑)。結構やっていますね。120mを中心とした走り込みです。それもタイヤを使っています。選手を3つのグループに分けて1つのグループが終わったら次のグループが始めるという形です。他のグループが走っている間がレストです。かなりキツイと思いますが3セット実施しました。比較的暖かいので身体も動きます。声もかなり出るようになって来ていました。ここに来てやっとチームとして機能し始めたかなという感じです。先週の木曜日は全く元気がありませんでした。走れないという精神的な負荷が大きかったのだと思います。この日は全体的に走れていましたから気持ちも盛り上がっていたのかなと思います。昨年のこの時期はチームとして完全に崩壊していました。それと比べると全く状況が違います。目的意識を持った選手が数人いるだけでチームは引き締まります。これが当たり前なのですがなかなかそうはなりません。

スピードレベルも高まって来ました。戦える自信がありますね。かなり力は上がっていると思います。底力が上がっている感じがありますからあとはどこまでレベルを上げていけるかです。県レベルか、中国レベルか、全国レベルか。それぞれ目指す所は違うかもしれませんが全国で闘える可能性のある走りができ始めた者もいます。昨年はインターハイに参加するだけで精一杯でしたが今年は間違いなく昨年のレベルとは違います。可能性はあると思っています、
あとは「強い「選手になってもらいたいですね。1本速いだけでは周りは恐れません。強い選手の方が怖いですからね。ここを身につける事ができたら本物です。楽しみです。いい練習ができたと思います。
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引きこもる

2012-02-20 | 陸上競技
日曜日、練習は休みとしていました。ここ最近かなり負荷をかけていますからしっかりと身体を休めておく必要があります。

私は子供のバスケのために早起きして会場まで送っていきました。この日のメイン業務です(笑)。6時半に家を出ました。ミニバス侮れません。昼食に食べるオニギリの中身も指定されていますから会場に行く前にコンビニに寄って購入する事に。普段はうちの奥さんが作るのですが私にオニギリを作るという高等技術は持ち合わせていません(笑)。基本的にほとんどの事は出来ません。めちゃくちゃ偏っていると自覚しています(笑)。

帰宅後、他の家族は全員インフルエンザですから「隔離」される事に。別室に入ってから外に出る事は認められません。基本的に家にいる必要性があるのか大きな疑問(笑)。それでも万が一の事がありますからね。完全な引きこもりです。やる事がないので本を読んだりして過ごしました。一番下の息子もインフルエンザでしたからまだ外で遊ぶという事は出来ません。この状態でできる事は限られていますからね。

一日中部屋に引きこもっておくというのはやる事がありません。時間があったのでWi-Fiについて調べてみました。スマートフォンはほぼパソコンと同じ使い方が出来ますから、調べ物も簡単に出来ます。調べてみると無線LANを使っているのであれば問題なくWi-Fiとして使えるようです。暗号化キーがあってそれを使えばWi-Fiとして利用できると。iPhoneを使う上ではWi-Fiが使えるかどうかというのは大きいですから。
実際にキー入力して使ってみるとびっくりする位サクサク動きます。iTunesも利用できるようになりました。いやー今まで全く気にしていませんでしたが全然違いますね。時間があるからこういう地味な事を調べる事ができました。引きこもるというのも大切かもしれません(笑)。普段の生活の中ではここまでの余裕はありませんからね。

こっそりPCに向かってblogの更新もしました(笑)。普段できない事ができる余裕があったというのは大きいかもしれません。本来であれば毎日更新できたらいいのですがここ最近あまりにもバタバタしていてなかなか更新できないという事実がありました。やっと時間が取れたかなと。

引きこもりもなかなか良いものですね(笑)。色々と出来た一日でした。
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一日練習

2012-02-19 | 陸上競技
土曜日、朝から微妙に雪が積もっていました。この日は寒くなるという予報でしたからある程度の条件は覚悟していました。私は前の記事に書いたように家の事があって身動きが取れない状態でした。こればっかりは仕方ないですね。

朝、上の二人は小学校に出かけました。休日ですが参観授業などがあったようです。あとは役員決めも。普段ならうちの奥さんが行きますがこの日はとても行けそうにありません。だからといって私が代わりに行くということはありません(笑)。8時前には2人は学校に行きました。普段はもっと早く出るのですが学校終了後バスケの試合があるのでその準備をしておかなければいけませんでした。バタバタですが渡しはどんな準備をしたら良いのか分からず。役に立ちませんね。

あれこれやっていると9時前になりました。この日の連勝開始は8時半にしていましたからちょうどサーキットが終わった時間帯です。前日の練習が全く見れていませんからかなり気になっていました。これは性分ですね(笑)。学校で少しやり残していた事があるのでそれをやるついでに練習を少しだけ見に行くことに。どちらがついでなのか非常に疑問が残りますが(笑)。こっそり家を出ました。

学校に着くと縄跳びに入るところでした。何というタイミング。走り込む所よりもこういう技術的な事を見る方が絶対に意味があります。前日の報告では木曜日に比べると身体は動いていたとのことでしたからどんな感じかなと思っていましたが、動き的には軽かったですね。一安心です。
しかし、別の問題が。前日かなり冷え込んでいたのでグランドが凍っていました。予報では土曜日も冷え込むとのことでしたが実際は風もなく比較的暖かい状態でした。そのためグランドの凍結が溶けてぬかるんできました。この状態では思うように走れません。最悪です。

できる所までやろうと思ってタイヤ走を2セットやりましたがその後のマークで地面が緩くて思うように走れません。この状態で怪我をしたら大変なことです。私は高校時代このようなグランド状態でシューズで走るように言われて肉離れしたことがあります。これによりインターハイ路線は全て棒に振りました。嫌な想いが頭をよぎったのですぐに走るのを中止。ここまでの動き的にはかなり良かったので取り止めることにしました。

土曜日は3週連続の一日練習としていました。基本的には身体が元気な時に走って午後から身体作りとしています。追い込み時期ですからしっかりとやっておく必要があります。そこで急遽、グランドが緩い午前中は身体作りに充て午後から走練習をすることにしました。こちらほうが間違いなく効率が良いですからね。無理してグラン状態が悪い中で走る必要はありません。午前中に学校に来ておいて良かったですね。高校生がこの状態で自分達で判断して練習を入れ替えることは不可能です。万が一この状態で怪我をしてシーズンを台無しにしていたら悔やんでも悔やみ切れません。本当に良かった。危なかったですね。

私個人の気持ちとしては走る姿を見たいというのがあります。技術的な部分が崩れないようにしておきたいと思いますから。そのために学校に来たというのもありますから。少しだけですが動きを見ることができました。これなら午後から走っても問題はないだろうという感じもありました。少しだけでしたが木曜日とは明らかに違っていました。問題ないはずです。

外補強をやってから食事休憩を取って走練習。しっかりとやってくれたはずです。練習終了後に連絡がありましたがかなり走れたようです。朝の時点で動きをみていて走れるだろうなという感じはありました。こういう感覚が私と選手で一致してくるというのは大事なことですね。出来れば練習を見たかったですが(笑)。

しっかりと負荷をかけることが出来たようです。考査発表まであと少し。しっかりと練習に取り組ませたいですね。
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大幅予定変更

2012-02-19 | 陸上競技
金曜日、この日からはかなり寒くなるであろうという予報でした。あらかじめ前日に防寒対策のための準備をしっかりとしておくように指示は出しておきました。さすがに朝錬は疲れがあるだろうということで武道場で動的柔軟やストレッチをじっくり行うことにしました。前日の練習開始時の動きの悪さはひどかったですから(笑)。少しは配慮しておかないと練習の意味がなくなってしまいます。

実は来週出張が入っています。色々な事情があって県外視察に行くことに。本当は関東の高校に行きたかったのですが受け入れてもらえず。いきなりの訪問以来ですから難しいですね。そこから1週間ひたすら訪問する学校を探しました。行くだけでは意味がなくなってしまうので目的を持って学べる学校に行きたいと思いひたすら探しました。なんとか受け入れていただける学校を見つけることができ、熊本・宮崎・大分の3つの学校に行くことになりました。2泊3日です。せっかくの機会ですからしっかりと勉強させてもらいたいですね。宮崎の学校は陸上の強いところです。練習を見せてもらおうかと思っていましたがテスト週間中ということで無理でした。可能であれば顧問の先生から色々と話を聞けたらと思いますね。難しいかもしれませんが・・・。

うちの息子2人がインフルエンザにかかっていました。この日の午後、唯一の頼りであったうちの奥さんもダウン。ということで急遽休みをとって帰宅することに。病院に連れて行って点滴をしてもらいました。このためこの日の予定は大幅変更。かなり前から予定されていた大先輩の退官記念のお祝いの会も欠席することに。申し訳ないなという気持ちがかなりありましたがさすがに・・・ですね。家にいても何かできるわけではないのですが食事の世話くらいはできます(作れませんが)。一日も早い回復を祈ります。辛いでしょうからね。

で、練習は完全に選手に任せました。前日の感じからいってある程度の動きができればいいだろうと考えていました。学校にいる間にメニュー表を作成し選手に渡しました。冬期練習中はほぼ同じメニューを実施していましたから問題はないだろうと思っていますが、細かい動きが見れないというのは良いことではありません。練習後に報告をもらいましたがまずまずだったとのこと。前日の疲れもあり「めちゃくちゃ動く」という感じではなかったようですが安定してスタートできるような感じがあったということ。前日よりは身体が動いたようでした。やはり全身疲労ではなく「筋疲労」だったようです。特に速筋の疲労が高かったのでしょう。勉強になりました。

練習が見れないのはストレスですね(笑)。優先事項を見極めないと大変なことになりますから(笑)。
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話しをする&全く走れない

2012-02-19 | 陸上競技
更新滞ってました。かなり色々あって(-_-;)。

木曜日、この日は授業に加えてまたも全体の前で話をすることになりました。先日検定があったのですが体調が悪いと言って休んだ者がいました。3年生でしたが特定のクラスで複数休む者がいました。基本的にあり得ません。このまま放置しておくのは学校として問題だと思いました。私が科長に申し出てきちんと指導する場を設けてもらうようにしました。こんなことがまかり通っていたら学校というモノの存在価値は全くありません。決められたこと、やならければいけないことをやらないというのを見逃す訳にはいきませんから。

この辺りの感覚は考え方だと思います。まーいいだろうと思えば全てが問題ありません。しかし、ダメな物はダメだときちんと教えて行くことができなければ学校の機能は「授業内容を教える」だけで終わってしまいます。勉強も必要ですがそれ以外の大切な事を教えるというのが重要だと思っています。話を聞く気がない者がいたら何をしても同じです。どうにかして話を聞かせないといけません。情けない話ですが検定を休んだ者の中には元うちの部に所属していた者もいたようです。情けない気持ちで一杯でした。もう仕方ないのかなと諦めている部分があります。これまでやってきたことを仇で返されるというのは指導者として本当に虚しくなります。多くは書きません。情けない。

この日の話は特別何も考えて行きませんでした。検定に関しては他の人が言うことになっていましたから私から同じ事を言う必要はないだろうと。今の生徒は話がつながらない部分が多々あります。検定のことで注意を受けたから「検定をきちんと受ければ良い」ということだけで終わってしまいます。他のことに派生するしなければいけないのですがそこまでいくのは本当にごく一部です。だから同じようなことで手を変え品を変えひたすら言い続けていくしかないのだと思います。この日は「バカは嫌いだ」という話をしました。明らかに問題発言のように見えますね(笑)。「頭が良い」とはどのようなことかを全体に問いました。「同じ失敗を繰り返す」のは頭が良いことではありません。また授業中の内容を「暗記」するだけでは本当に頭が良いとはいえないと思います。それは「記憶力が良い」だけであってその場その場で臨機応変に対応することに直結するわけではありません。こういうことを学校生活の中で学んでいくことが本当に大事なことだと思っています。毎日授業で座って授業内容を聞くだけで過ごすというのは無意味です。何を感じ取れるかというのが今後の生活に生きてくると思っています。

まーこういう抽象的な話は絶対に理系出来ないでしょうね。できるだけ具体的な話を織り交ぜて話していきました。思いつきで話をしていたのでどんな話をしたのかは詳しく覚えていませんが(笑)。それでも「大人が前で一生懸命話す」という姿を見るだけでも何か違うと思います。授業で話をするだけというのでは「教育」としては不十分です。何か伝えたいメッセージがあってそれを本気で話せるかどうかというのは大きいと思っています。気がつけばチャイムが鳴っていました(笑)。どれだけ話をするのかって感じですね。9割8分の生徒は話を聞いていたのではないかと思います。3人くらい寝てましたが・・・。こういう話を全員にきちんと聴かせる能力というものは私にはまだ身についていません。昼食をとったあとの5時間目にこれだけしか寝ていないというのは実はすごいことだと思いますが(笑)。

練習は走り込みを行うことにしていました。前半が雨のため予定通りいっていませんからこの日はしっかりと走っておきたいと思っていました。サーキットが終わったくらいにグランドに出ることができましたが動きを見てみると「全く駄目」でした。前日の走りが別人のような動きのキレです。話を聞くと「速く動かない」ということでした。これは朝錬の時からだと。よく分かりません。前日までと比べると気温が少し下がっていて身体が温まりづらいというのはあったと思います。しかし、そのレベルではなく「全く動いていない」という感じです。考えられるのは前日のスピード負荷が筋肉に大きなダメージを残していたため回復していないのではないかということ。シーズン中と同じレベルのスピード負荷でした。こちらが考えていた以上に負荷が大きかったのかもしれません。一人だけ動かないというのではなく全員が動かないのですから「筋疲労」だと考えられます。

しかし、このまま終わるわけにはいきません。しっかりと走り込みを行う予定でしたが低いレベルでの走り込みは避けたい。そこで強制的に動きを戻すようにしました。タイヤ走の組み合わせとチューブを何本かやっていきまいした。これでかなりの時間を使いましたが動き自体は悪くないという感じでした。最初から動きが崩れているわけではありませんでした。「動かない」のです。その状態を克服するために「正確な動き」を意識させて身体を動かす。動かない中でもポイントを意識することで練習の質は上がっていくと思います。

そのまま走り込みへ。1セット目は全く元気がありませんでした。「身体が重いから走れない」という雰囲気が多少なりとあったと思います。しかし、この状態で本当に良いのか?この日は「やらなければいけない」大事な練習です。身体が思うように動かないから「走るだけ」になっても仕方ないというわけではありません。特に男子キャプテンはテンションがめちゃくちゃ低かった。この状態でチームを引っ張っていくのは不可能です。走れずに他の者の後ろをついていくだけになっている。走力で引っ張れないのなら行動と態度で引っ張ればいいだけの話です。「性格を変える」というのを言い続けていますがこの日の男子キャプテンは常に下を向いていました。これでは強くはなりません。
逆に女子エースは目標がはっきりしています。人前で大きな声を出したりするのは本当に苦手です。この日も声を出して引っ張るというところまでは出来ていませんでしたが、「強くなるために走る」というオーラがありました。こういう姿勢は他の者の手本になります。1年前であれば間違いなくグダグダ走っていたでしょうが今年は全く違います。これが「特別」ではない。当たり前のことです。人間ですから気分のムラがあるのは仕方ないことです。しかし、練習にそれを出すと間違いなく質が下がります。女子エースはこれがなくなってきました。大きな成長です。「目標」は人の「気持ち」を大きく変えるのだと思いますね。

途中で私が少し話をしました。走れないときほど技術的なことを意識して「どうすれば走れるか」を考える。これができれば疲れが抜けたら一気に走れるようになります。我慢の時なのです。ここが分らない限り次も同じことを繰り返していきます。話をしてからは雰囲気が一気に変わりました。声も出るようになりました。本当であればこれを自分たちでやれるようにならなければいけません。指導者が喝を入れてから雰囲気が変わるのではなく自分たちで「環境を作る」という姿勢が大事なのです。難しい要求だとは思いますができないことはありません。成長はしていますがあとひと押しですね。

しっかりと走れました。指導をし始めてかなりの年数が経ちますがまだまだ分らないことがありますね。「走れない」理由をきちんと分析できるようにならないといけません。「走っておけば強くなる」というわけではありません。強豪校では強い選手が集まっていますから・・・、云々を書こうと思いましたがまー別にいいかと思ったので止めます(笑)。分る人にだけ分ればいいですから。うちの練習は「実」を最優先しています。やればいいだけというのは嫌ですから。

長くなりました。本当はblog更新したい。でも色々と制約があって(笑)。また書きます。
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