kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

悲しいお知らせ……

2008-01-31 | 陸上競技
今日は本当に悲しい事が起きました…。

昼前に午後から学校にお客さんがたくさんくるので駐車場を空けて欲しいという依頼があったので車に乗って移動させようとしたときに事件が発生。エンジンをかけると「ブルルーン、プスン」とエンジンが止まります。おっ!?どうしたんだ?と思ってもう一度チャレンジ!!しかし、また同じようにエンジンが止まります。ひょっとして…。これまでの人生で何回か体験したことがある『ガス欠』です。そういえば朝の時点で怪しかった(*_*)

悲しい気分になりましたね…。実はこれには前段階がありました。先週の土曜日、選手と一緒に簿記の勉強をしたのですが、帰りに買い物を頼まれたのでそれを買うためにいつもと違う道で帰りました。ちょっと長い坂を上り切った所でエンジンストップ…。ガス欠です(涙)。坂の下にセルフのスタンドがあったので車の中で「うんせ、うんせ」と体をゆすって車を進めました。何とか動かしてスタンドまでたどり着きました…。いやー辛かった。その時の手持ちが1000円しかなかったのでとりあえず帰る分は足りました。

ここで反省しないのが私です。いや、今回は反省しました。6リットル入ったので車のメーターで燃費を見ながら計算して48キロは走ると思ってかなり気をつけていました。早くガソリンをつごうとしないのが私らしいでしょう?朝見たら42キロだったので帰りにつげば十分だと思って油断しました(汗)。普通の人の感覚とは全く違いますね(笑)。結局昼にガス欠が判明、夕方近くのスタンドに連れていってもらい携行用のタンクにガソリン入れて持ち直しました。一先ず乗り切りました。

周りに聞いたら、「あとワンメーターになったらガソリンを入れる」とか、「ランプが付きそうになったら」と言っていましたが、私はあえてチャレンジします。付いてからが勝負だと思っています。あと少し持つと信じて乗ってます。かなりドキドキしますが…。たいていは乗り切るのですが、たまにこうやってガス欠にやられます。うーん、負けた…。それでも懲りずにチャレンジしているので学習能力0ですね(笑)

働き始めて5回はガス欠してます。学生時代も5回位なので普通の人よりもかなりです…。

どうしたら直るのか??直す気無いって噂がありますが、なんとかしなければいけません……。はぁ。学習したいと思います(T_T)
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『義』について

2008-01-30 | 陸上競技
『義』とは「人としてきちんとした道を歩むこと」だと考える。

今まで「恩」を受けた人に対しては、必ず「礼」を尽くすべきだ。これを理解できない者は私と一緒に練習はできない。そう考える。

私も選手も多くの方から『恩』を受けている。それに対して『礼』を尽くす事こそが『義』である。難しい言葉を並べているが、伝えたい事はシンプルだ。「受けた恩は必ず返そう。それが人としての絶対条件だ。」ということ。そういう気持ちを持てないものは、『心』が育たない。

恩を受けた人からの「依頼」を断るというのは基本的にはできません。恩を返すタイミングなんてなかなかありません。それを選手に伝えました。自分達の存在が誰かに刺激を与える事ができるならそんな幸せな事はない。

うちの主力選手には「応援される事」とその「責任」について日誌に書いた事があります。それを理解してくれていれば私の気持ちが伝わると思います。今自分達がやるべき事はチームの力を高めていき、良い雰囲気を作り上げる事です。今ならそれができる。できると思うから『義』について話しました。誰かのために「力」を使える人間になりたい。

人として真っすぐ前を向き、やるべき事、できる事をしていきたい。それが自分達の成長を助けます。『目標とされるチーム作り』をしていかなければいけません。他者の痛みが分かる人間に育って欲しいですね。

それを選手に伝えました。本当の意味が分かると嬉しいですね。
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成長を感じる

2008-01-30 | 陸上競技
今日は予定通り追い込み日です。最初から分かっていたはずなので、若干テンションが低い…。微妙な空気でした。ピリピリしているのとはちょっと違う雰囲気がありました…。ここがこれからの課題でしょうか。積極的にならなければいけません。

本練習はかなり力の付いて来ているのを感じました。全員とは言えませんが、動きとスピードはかなり高まっています。数人は本当に力が付いていると思います。最後まで動きが維持できるようになってきました。あとはこれを安定させていく事が大事ですね。安定させる作業がかなり大変だと思います。これからの取り組み次第ですね。

グランドが広いので、選手達が何を話しているのかは全く分かりません。しかし、確実に何か声かけをしていました。それにより雰囲気が変わります。その積み重ねで大きな変化を生むと思います。メイン練習はグループに別れるので全員が声を出す機会がありません。全員が一カ所に集まる折り返し走はかなり声が大きくなります。数ヶ月前と比べると前進しています。

それぞれが思う事があるでしょう。互いを意識して「負けたくない」と思う事で競争が生まれます。40秒走はかなり接戦になりました。各グループのスタート場所が違うので走りを全て見ているわけではありません。しかし、かなり競り合っている感じを受けました。これが強くなるためには必要です。そこをしっかり理解して欲しいですね。

少しずつの成長ですが、着実に進んでいます。安定が生まれるまでにもうしばらくかかります。全員が『心』を一つにして、互いの事を考えながら取り組めたら良いですね。

よく走りました!!
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意識レベル

2008-01-29 | 陸上競技
かなり前(?)に聞いた話から感じた事を少しだけ書きます。

部活によってはなかなか顧問が練習に出られない事があります。これは仕方ない部分ですよね?!そんな中で練習をしようと思ったら、上級生に「なんで練習するのか?」と止められて結局出来なかった…。ヒドイ話かもしれませんが、実は結構な部活動でこういう状態があるのではないかと思います。

そこまでではなくても、練習をやろうという意志があっても回りの雰囲気でなかなか練習できないというのは多いと思います。それほど「本気」にもなれず、「目標」も持てない。毎日練習はするがそこまで頑張っていない。「何が何でも」というレベルには届かない。自分なりに頑張ってはいるのでしょうが、「本気で頑張る」所まではいけない。もったいないと思います。

さっき書いた「上級生」「下級生」の関係は、「練習やったら自分よりも上手くなってしまう」という部分があるのかもしれません。何故、ここで考え方を変えて『自分はもっとやってやろう』という気持ちにならないのでしょうか??理解できません。私が思う「競技」とは意識のレベルが合いません。

以前、kida先生に「一生懸命に競技に取り組んできた人間は、『頑張れない人間』を理解するのは難しい」と言われたことがあります。確かに。手を抜いてごまかそうとするのは許せません。最近は少しだけ大人になったので「あー本気じゃないな」と分かってもそれほど言わなくなりました(それでもかなり切れますが…)。やはり「理解」できない部分です。しかし、「本気になれない」人間がいるのは確かです。どれだけメッセージを送り続けてもその場しのぎの「気持ち」を示してごまかす。昨日も書きましたが「聞く気が無い者」は決して変わりません。かなり難しい部分だと思います。元々「強くなりたい」「上手くなりたい」と思って入っている訳ではないから「本気になれない」のかもしれません。

「脚を引っ張る関係」と「互いに高め合う関係」ではどちらが良好な関係かはわかると思います。意識が上がらない人間は周りの人間を味方に引き入れようとするのでしょうか。本当にもったいない。

今、うちの選手は互いをかなり意識しています。ウエイトや補強、走練習でも「下級生には負けられない」「上級生に勝ちたい」という姿が見られます。意識して相手より「少し負荷を増やす」ようにしているようです。それが全体のレベルアップにつながるのではないかと思います。

意識レベルを高く保てれば自然に強くなると思います。練習相手を意識するのだから毎日が「真剣勝負」です。同じ時間を使うなら「本気」になってみんなで強くなるようにしていく方が楽しいと思います。全ての運動部の選手がそこまで届くのは難しい。将来に「生きてくる力」を身につけさせるためにも、自分の手の届く範囲で『心』を育てていきたいですね。

誰のため、何のための練習かを考えればどうするべきかは分かる気がします。そんなことを感じました。長々と読み辛い文章かもしれませんね。お許しを(*_*)
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声を出す

2008-01-29 | 陸上競技
今日は微妙な天気。午前中に少し雨足が弱くなったので、平地で走れるかな~と思いましたが昼前にまた降り始めてしまいました。いやー走れん。仕方ないので階段と坂を使っての練習に切り換えました。ハードルをやりたかったので頑張ればなんとかできたかもしれませんが、なんていってもホームグランドが無いので無理が効きません。割り切って出来ることをやりました。

練習の中身は今日は置いておきます。久々に階段サーキットをやりました。この時、かなり声が出ていました。意識を上げて練習の質を高めるように昨日から指示を出していますが、今日は良かったですね。かなりきつかったはずですが、全員が声を出しています。まだ男子は女子に引っ張られていますが、それでも前と比べるとかなりの差があります。
何度も書いていますが、女子はかなり良いと思います。ガーとテンションが上がって、集中する時にはきちんと切り替わります。今までだったらダラダラ引きずっていましたが、今はパシッと切り替わります。自分達で色々と声かけもしているので、今日の階段サーキットでも雰囲気が暗くなりません。これが男子だけだとかなりドンヨリなるのですが、女子が声を出すので明るい状態で練習に取り組めます。男子の奮起に期待したいですね。兆しはかなりあるのでなんとかしてみなさい!!

何人かの先生に「女子は良いみたいだね」と言われます。さすがにこれだけblogに書けば(笑)。意識レベルは本当に上がっていると思います。日誌を見る限り、しっかりと考えているようです。チーム内での競争が激しくて、互いをかなり意識している様子があります。こういう競争が生まれて互いに「負けたくない」と思うようになればあとは自分達で意識して強くなろうとするので、見ていて楽しいですね。

これで『力』が安定してくればかなり面白いと思います。今日は個別にも全体にも「安定させるために何をするべきか」を伝えました。これで出来なければそれまで。女子への話がメインでしたが、男子も同じように気を配るべきです。やるべき事、出来ることを全て全力で出来るようになれば『本物』になると思います。

男女共に『安定』するためには各自が意識をして活動をする事が必要になります。本当に強くなりたいなら『自分自身のために一生懸命になる』事です。それ以外にはありません。しっかり理解して行動に移して欲しいですね。
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雨の中の練習

2008-01-28 | 陸上競技
さっき書いたミーティングの後、サーキットを実施。さすがにかなり負荷をかけていました。かなりプレッシャーをかけられているので精神的にもしんどいかもしれませんが、やるべき事を全力でやらなければ先はありません。

本当ならスピード刺激を入れたかったのですが、雨なのでラダーで神経系の刺激を入れました。最近、時間が無いのでできませんでしたがきちんとやらなければいけませんね。基本も丁寧にやりました。うちの校舎で雨の日にできることはかなり限られます。基本を確認する場所はあるのでそれだけはしっかりやります。少しずつ着実に取り組む意識が前進しているので効果も高まります。意識づけをした後に走れないのが残念です(*_*)。

後はウエイトです。こちらは最近放っておいてもきちんとやります。自分達で意欲的に取り組みます。「やれば成果が見える」一番分かりやすい部分だからかもしれません。女子は以前いたmimamiレベルに到達しました。まだベンチは少し足りませんが、スクワット&クリーンは一番弱い選手でも同じくらい挙げます。身体作りを本格的に始めて約3ヶ月。飛躍的に成果が出てきています。もちろん、ウエイトを挙げるだけが目的ではないので、きちんと走りに結び付ける意識をしていかなければいけません。ウエイトの合間にそういう動きを少し取り入れていかなければいけないでしょうね。これからの課題の一つですね。

最後に「努力」について話しました。一生懸命努力をしても必ず目標に届くとは限らない。しかし、一生懸命努力をしなければ目標に届く可能性すらない。本当に目標を目指すなら一生懸命努力する以外にはない。手を抜いて届くことはない。最後には運も影響する。その運を手にするのは努力した者だけだ!!この意味も考えて欲しいですね。自分が目指す場所に行きたいなら全力でやるしかないはず。強くなりなさい!!
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ミーティング内容

2008-01-28 | 陸上競技
雨ですね~。最近は微妙な天気が続きます。せっかく検定課外も終わり普通に練習ができるかと思っていたのですが、なかなか上手くはいきませんね。

今日もミーティングをしました。我ながらよく話をします(笑)。先週から話をしている内容の続きです。

『私は求めるレベルを下げない』という話を最初にしました。妥協はしません。どこに合わせるのが正しいのかはわかりませんが、私は意識の高い者に合わせます。私が求めるモノが自分に合わないというなら選択肢は限られます。「考え方を変える」「部活を辞める」「私が辞める」の3つです。こちらが送る大事なメッセージを受け取るチャンスを逃し続ければどうしても「変わる」事はできない。そこで『差』が生まれます。仕方ない事です。「変わって欲しい」というメッセージを受け取る回数が多ければ多い程、成長する可能性があります。その場にいても聞く気がなければ同じ事。なんら成長はありません。その場その場では気付きませんが、時間が経てば大きな『差』になります。その『差』はなかなか埋めることができない。難しい部分です。私の指導スタイルが気に入らないなら、それはそれで仕方ない。選択肢の中から選ばないといけません。妥協するつもりはありません。ある程度の水準まで来たからこそ、妥協してレベルを下げることはできません。

また残された時間で『ものすごく強くなるには』という話もしました。冬期が順調に過ごせて「かなり強くなった」と思います。しかし、本当に自分達が決めた目標に届くためにはまだ足りません。目標設定の時にはあえて言いませんでした。しかし、ある程度強くなったと思うのできちんと「現実」に目を向けなければいけないと思います。それぞれが決めた目標に届くためには、『ものすごく強くなる』必要があります。意識レベルが上がってきていると感じる『今』だからこそ、出来ることがあると思います。やるのは「自分自身」です。私がどれだけ話をして、「やった方がいい」と言ってもやるかやらないかは本人の意志です。素直に話が聞ける者が強くなります。やりたくなければやらなければいい。強くならないだけです。本当に強くなりたいならやるべき事はもう分かっているはず。男子、女子共に『ものすごく強くなる』ために最大限の努力をしなさい!!

と、長々と話しました。「心」が動くか?何を感じるか??何もないならメッセージは届かなかったという事でしょう。かなり良い感じになってきた今だからこそ、もっと上のレベルを目指していかなければいけない。そう思ってのミーティングでした。
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一生懸命になることで得るもの

2008-01-27 | 陸上競技
ここ数週間選手はかなり時間を使って勉強をしてきました。課外があったのもありますが、自主的に取り組んでいたはずです。練習強度はほとんど落としていないので、かなり苦しかったはずです。いつもより帰宅時間が1時間は遅くなっていたのに、それから色々やって更に勉強をしないといけない。精神的にも肉体的にもきつかったと思います。客観的に見ても頑張ってくれていたのではないでしょうか。

ここで大切なのは「努力をすること」です。もちろん合格をするのが「最高の結果」ですが、努力が必ず報われるとは限りません。受かるかどうかは別にして「目標」に向かって一生懸命になれるかどうかが大切な事だと考えています。ここで「面倒だからいいや」とか「勉強しなくても…」と考えていたら他の部分でも上手くいきません。

指導の中には『一生懸命になること』を入れています。人生の中で色々なものを犠牲にして一つの事に専念するくらいの『一生懸命』は経験できる事は少ない。今だから出来る事だと思います。普通の生徒は楽しく生活をしているかもしれません。やはり、その生徒達とは違う事をしているという『自覚』が必要だと思います。放課後、楽しく話をして過ごすのも高校生活でしょう。しかし、学ぶことは少ない。厳しい環境の中でしか学べないものがあります。

将来、自分の高校時代を誰かに話すときに『自信を持って』話が出来ますか?ここにこれから先の「人生」を左右する部分があると思います。卒業した選手が働き始めて「部活で学んだことが職場で生かされる」とメールをくるたことがあります。まさにそこだと思います。色々と一生懸命になることで見えてくるモノがあります。今回の辛い「検定勉強」と「冬期練習」の両立はその「努力の過程」で学ぶものがあったはずです。これを今からの一番辛い冬期練習に生かして欲しいですね。精神的な成長は100%競技にプラスになります。本気になって取り組んでいきましょう!!
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練習の意味

2008-01-27 | 陸上競技
昨日の練習について。

基本的なメニューはいつもの土曜日と同じ。最近は以前のように「幕の内弁当」は目指しません。「やった方が良い」ということはたくさんありますが、それを全てやっていくのは時間がかかりすぎますし、意識があれこれ飛んでしまって自分達が意識すべきポイントに集中できない。それでは困るのでかなりポイントを絞っていトレーニングをしています。それでもやることは多いので時間は足りませんが(笑)。

基本練習をするときにとにかく意識をさせました。見た目の動きだけではなく意識する部分を強調して。一番大事な部分が何かを理解しなければどれだけ練習しても効果はないと考えていますから。一生懸命やれば技術的な改善が無くても記録は伸びます。また「能力」が高ければ練習するだけで強くなります。それでは面白くないので意識をさせていくことが大事です。

メイン練習は少しRestの取り方を検討しました。きちんと走るためです。集中を保てるようにしないといけないので少し変更しました。まずまずです。走練習のRestの意識については少し話をしているので、何人かはきちんと「意識を上げるため」に行動に移していました。ここができるかどうかでかなり変わってきます。水曜日は基本的に1人だけでしたが、今回は数人に増えています。自分の意識を上げるため、仲間の意識を上げるために何をするべきかを考えて行動に移すことで雰囲気も変わると思います。今うちが重視するのはそこの部分です。ある程度の水準に来たから求めるレベルも上がっています。あとは全体的に力が安定するといいなと感じました。まだ調子の良いときと悪いときの波が激しい。意識の波ではなく調子の波ですね。良いときはビューンと走りますが、悪いときは本当に悪い。これでは実際の大会では力は出せません。体調だったりする部分もあるかもしれません。しっかりと対応策を考えていく必要があるでしょう。

身体作りは比較的順調。ウエイトの重量は以前と比べかなり上がっています。女子の意識も高まっているのでここ1ヶ月で大幅に成長しました。もっと早く上がった可能性もありますが、女子はなかなか積極的に上げる段階には行きません。守りに入りますからね。今はかなり攻めています。攻めすぎです(笑)。大幅にウエイトが伸びています。意識が変わればこの辺りも変化しますね。

少しずつ軌道に乗っています。
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『指導』についての考え

2008-01-26 | 陸上競技
選手に話した内容とは全く別。思うことがあったので『指導』について書きます。若造がえらそうな事言うな、と受け取られるかもしれません。批判があればいくらでも受けます。

競技の指導というのは、一体誰のためなのかを考えないといけないと思います。指導者はもちろん、選手もそれが分からなければ意味がない。
ありがちなのは指導者が選手を『道具』や『おもちゃ』と勘違いしてしまうパターン。自分が楽しむために選手を使う。力が付けば大会を見ても楽しいし、周りには「自分が指導したから強くなった」と話ができるので楽しい。もちろん、指導者の力もあるでしょうが、本人の努力があったから強くなったのです。『自分が強くした』なんて私は言えません。選手に失礼です。指導者のエゴですね。私が目標とする先生方は決して『自分が強くした』とは言われません。何故なら「速く走る」事だけを求めないからです。それ以外の指導をして初めて「走る」ことの意味がある。「メニューを作るだけ」なら本を見たり、他の人がやっているのを真似すれば誰だってできます。大変でなおかつ「やり甲斐」があるのは『心』を育ててその選手の「本当の成長」が感じられた時です。ここにのみ『本当の価値』があると思っています。『心』の動かない指導は意味がない。だから厳しい事も言う。嫌がられる事を恐れない。指導者としての私の考え方です。

では、選手はどうか?私のような指導スタイルの下で練習をする選手は、最初「先生の言うことは意味が分からない」とか「何で自分が注意を受けるのか(怒)」という考えになると思います。反発する選手もいて当然です。そこまで言われる事は生活の中でなかったはずです。中学の環境から厳しい練習環境へと移ったので考え方が変わるまでに時間がかかります。ある程度は仕方ないと思います。これが最後まで同じ状態だったら手の打ちようがありません。言われている事が『自分が成長するためだ』と理解できると一気に変わります。ここをいつ理解するかがポイントだと思います。上級生がしっかりしていたら早い段階で理解できると思います。そうなると素直にアドバイスを受け入れるようになるので、様々な面での成長が見られるようになります。理解しようとしない選手は自分の力を最大限に発揮できません。『心』が育たないからです。

選手の意識をある程度まで引き上げるのは指導者の力だと思います。「技術」や「練習メニュー」で指導者の力が問われるとは思いません。『心』を育てる事が指導者の一番の役目だからです。方向付けに選手が乗ってくるかどうかに全てはかかってくると思います。だから「メッセージ」を受け取ってくれるかどうかは大きい。いくらメッセージを送っても受け取る側が受け取らなければ何も変わりません。
私はいつも「自分自身の問題だ」と話をします。「○○をやった方がいい」と話はしますが、やるかやらないかは選手自身の問題です。責任から逃げるわけではありません。だから「意識を高く持ち続けなさい」と話をするのです。

選手は「顧問が悪いから伸びない」と言う。本当にそうでしょうか??自分がやるべき事をきちんとやってそれでも伸びないなら指導者の責任でしょう。だいたいそういう時は自分自身が逃げていて、その言い訳を「指導者」に求めるのです。本当の理由は別の所にあります。気付かないのです。「指導をしてもらっている」「力を貸してもらっている」という部分を選手が理解しなければ「不満」しか生まれません。

私は指導しても特にプラスはありません。何かもらえるわけでもないし…。では何故指導するのか?全てに一生懸命に取り組んで、成長していく選手が好きだからです。それ以上でも以下でもありません。それが全てです。

長くなりましたが、これが今の私の考える『指導』です。31歳の今だからこういう考えなのかもしれません。全てが正しくて万人から受け入れられるとは思いません。思い出すのは1年前…。なんだか書かずにはいられませんでした。苦しくなりますね……。
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