kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

コンセプト2

2019-12-31 | 陸上競技
前の話の続きを。続きになるのかどうか分かりませんが。感じていることを書きたいなと。

以前は勉強した内容をある程度アレンジして練習に取り入れていました。「真似をする」という部分からスタートするのはある意味「当たり前」だと思っています。全てがオリジナルで練習を作るというのは困難。私の練習のベースは師匠にあります。ここは絶対的に変わりません。その恩に報いるためにやっている部分があります。ここに関しては例外は存在しないと思っています。

そこにスプリントに対する源流がある。師匠に認められたいという欲求は自分の中にありました。ここはハードルがかなり高い。「ダメやね」と言われることの方が圧倒的に多い。師匠に指導を認められる日が来ればある程度指導ができるようになったということだと勝手に考えていました。

今、指導をする中で原点は師匠から学んだ部分がある。しかし、今のスタイルは大きく違う。ここも難しい話かもしれませんが。ひたすらスプリントについて考える中で出てきたことを練習に取り入れる。そうやって進めているうちに練習形態は変わってきました。最初にインターハイに400mで出場したときは師匠の練習を模倣していた部分が大きい。

そこからショートスプリントが中心になるにつれて「考え方」を生かしながら自分の思う練習を作り出すようになりました。この辺りである程度満足することができれば良かったのですが。やっているうちに「もっとこうした方がいいかも」という想いが出てきました。オリジナルを作りたいという欲求ではなく「速く走るため」という部分を考えるとそこを突き詰めてみたくなったというだけなのだと思っています。やはり原点は師匠からの教え。

何度か書いていますがこの部分に関しては「異端」として思われると感じています。練習自体が「こいつ何やってるの?」と思われる部分があるからです。台ドロップなどをやっていたら「どこでやっていたのか?」と聞かれる。表面的な練習を真似る所もある。

バランスディスクが県内にかなり広がりました。県合宿などで頻繁にやっていたからです。これは某メーカーがスポンサーになってくれてもいいレベルの貢献度だと思っています。本当に。何もくれませんが(笑)バランスディスクなどは安いから買ってみてあれこれやっていたら「この使い方が面白いな」と感じたからやっているだけ。細かい筋肉を鍛えるには適している。何となくそこを感じてやっていただけです。

今、やろうとしていること。これは間違いなく「何やってるの?」という話だと思います。コンセプトとして私としては明確なのですが。そしてその部分に関して興味を持ってくれる人がいるのかどうか。更にはそこに対して理解してもらえるかどうか。単純に表面的なことをやっても意味がないと思います。コンセプトを理解してもらうことで何ができるようになるか。

ある人から「理論的に同じ人がいるのか?」と問われました。分かりません。突き詰めて話をすることがないからです。大抵の場合は入り口のところで話を止めるようにしています。私にとってはめちゃくちゃ面白いことであっても相手にとっては何を言っているのか分からないという話になる危険性があります。

体育館で走る。土の上で走っている時とは異なっている。じっくり見ていると接地した瞬間に踵が下がる。それにより明らかに反発がもらえなくなり足が後ろで回るようになります。タイミングがズレる。これを見て「今やろうとしていることを徹底しよう」という気持ちが強くなりました。走っている時に「踵が下がる」と指摘しても直せることはない。そこに対するアプローチをどう作り出すか。

こんなことを考えて練習を見ているというのは常軌を逸しているのかもしれません。こうやって細かい部分をどうするかを考えている。コンセプトとしては「縦の動き」「地面に大きな力を加える」「力を逃がさない」「力の方向を変える」という部分に尽きます。この部分をどうやって練習に落とし込むか。走る時にそこまでのことはできないと考えているので「準備」をどうしていくかだと感じています。

1ヶ月近くやってきて何とか意識ができるようになってきたかなという感じがあります。この辺りはもう少し詳しく記録しておきたいと思っています。陸上競技としてスプリントを突き詰めたいという想いはあります。そこだけで十分なのかなと。

まとまりませんが。記録だけ。
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コンセプト

2019-12-30 | 陸上競技
この1ヶ月、かなり基礎的な部分を重視してきました。意識する部分に関しては極力シンプルに。元々あれもこれもやりたいタイプなので取捨選択は非常に難しい。基礎段階を徹底してやるので時間がかかります。1ヶ月間で120mを走ったのは1本だけ。極端すぎるという気もしますが。

グランドのこともありショートスプリント中心に練習を組み立てています。せめて200mまでは走れるようにしたいなとは思っていますが。走る練習を増やす前に「やりたいこと」を徹底するというところに時間とエネルギーを割く。

そして練習の理解。難しい話は最小限にする。それでも「なぜこの練習をするのか」に対する理解をしてもらわなければいけない。根拠なき練習は不要だと思っています。時として根性練習のように走り込むことも必要になりますが、基本は「コンセプト」に沿ったものでなければいけない。そう考えると「練習での強さ」と「レースでの強さ」は別物になるのかなという気はします。

講義で「慣性の法則」について話をしました。イメージとしては「電車の中」が多いと思います。電車で吊革につかまっていて、止まったら身体が前方向に動くというやつですね。「動いているものは動き続けたい」というもの。動き続けるために邪魔になるのは何か?そこを考えると「やるべきこと」は明確になると思います。

「動く」という部分に関しての「慣性の法則」はイメージしやすい。が、「動かない」事に関してはあまり議論されません。「物体は外から力が加わらない限りその場に留まろうとする」というのがあります。これも物体は今置かれている状況を変えたくないのです。人間と同じなのかもしれないですね。

周りが何かをしているので何も考えずにその流れに乗って行動する。これはかなり楽に動けます。自分が主体にならずに周りに動かしてもらってやる。力は使いません。何もやらない。これはその場に止まっているのだからエネルギーは使いません。周りの状況がどうであれ動かないのだから。そう考えると「慣性の法則」というのは物事の真理を突いているのかもしれないですね。

話を戻して。「外から力が加わらない限りその場に留まる」というのはスプリントに関しても同じ部分があります。最初投げかけた時には理解ができませんでした。「慣性の法則」が分からないのか、私の質問の意図が分からないのか。その辺りはよく分かりませんが。スプリントの局面にもこの部分はいえます。

重心移動がない場面。スタートです。ここでは大きな力を発揮しなければいけない。パワーポジションについてしつこく話をしていますがこの辺りは繋がってもらいたい部分です。スタートに関しては議論の余地があると思っています。適当にスタートをする指導者もいます。これは理解が浅いからではないかと考えています。失礼かもしれませんが。「やっていたら速くなる」の延長。私は嫌ですが。

スタート局面。考え方が幾つかあると思います。つま先をするようにスタートする選手もいます。ここは明確な理由が私には分からないので何とも言えません。以前議論になったことがあります。「1歩目は速く着く」という人と話をしました。膝が開いてつま先を擦るように一歩目を持ってくる。他県の指導者に教えてもらったということでした。それは理由としてどうなのか?意味があるからその動きをするのではないか。平行線だったのでそれ以上のことは言わず。

私は一歩目は膝を締めて大きく動く方がいいと思っています。主流ではないのかもしれませんが。後ろ足を畳んで前方向に引き出す。膝が開くと慣性モーメントが大きくなるので遅くなる。さらに力の方向定まらない。膝を締めてしっかりと力を加えて重心の移動を生み出す。「慣性の法則」に従えば「動いている物は動き続けたい」のですから最初の段階で重心が大きく動けばその後も動き続けることができるという考え方です。

そうなると「膝締め」が大切になってくる。膝が開いて持ってくると一歩目が着いた時に明らかに角度が悪くなります。地面に力を加える部分ができない事に加え身体が起きてしまう事になる。「前傾を保つ」と言いながらも膝が開く事で「前屈」になる。身体のラインが保てなくなるからです。

更に膝が開くと一歩目の接地のポジションが悪くなる。間違いなく前接地になります。膝 角度が悪く更にブレーキがかかるので身体が起き上がる原因となる。私にはメリットが見つけられません。速く着く事で最初の数メートルは速いのかもしれませんが「加速」という意味では早い段階で加速区間が終わってしまうのではないかなと。

「慣性の法則」というごく一般的なモノにスプリントを当てはめる。膝が開いて一歩目が重心よりも前になれば「動き始めたモノ」に対して再びブレーキをかける事になる。そこは避けなければいけないのではないか。一流選手がやっている動きだからそれをやるという流れではなくそこに「根拠」が存在しなければいけないのではないか。そういう視点から見ていくと本当にやるべきことは何かを考えることができる。

コンセプトについて書こうと思っていたら一部分だけで長くなりました。他のことはまた別に書きたいと思います。頭の中を整理したいと思います。
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基本にになる部分

2019-12-29 | 陸上競技
地味に生活をしています。少し気持ちが向いたらblogも書いていこうかなと考えてはいます。記録として。

正直、今競技に関して考えていることを話す機会はあまりまりません。興味を持っている人は少ないと思うからです。一般的な練習スタイルではなくなっている。これまで少し閉鎖的にやっていたところがあります。多分これからは今まで以上に閉鎖的になるのかなと。競技に対して興味を持っている人と話はするかもしれませんが。

「スプリントの基本」がある。しかし、色々なところで見ていると「何の意味があるのかな」と感じる事が多い。もちろんうちも同様。私が本当にやりたいと思っていることをやろうとしている選手が全員ではない。申し訳ないが今回合同練習をして「本気になれる選手」と一緒にやることを最優先しようと感じている。

普及という段階もあるのかもしれない。今の時代、全員が競技志向でやる時代ではない。一つの集団の中に二つの基準がある。明らかなダブルスタンダード。そこに対してそれぞれに適した練習を提供する事が本当の意味で優れた指導者なのかもしれない。私には無理だろうなと感じた。「やりたくない」「本気になれない」者に時間をかけて指導しても私自身が「楽しくない」から。

この感覚は「強豪校」では分からないと思う。スタートラインが違いすぎる。「強豪校にならないのは指導者が悪いからだ」と言われる。結局、覚悟を持って競技をしようと思えるかどうか。私の指導力がないから本人達を本気にさせられないと言われたら否定はしない。グランドレベルで見なければ分からない事はある。「結果」だけを評価されるのであれば私はきちんとした指導をしていないことになる。

だから私はスプリントに関して「基本的なこと」を追い求めようと考えている。そうなると部活動ではなくなるかもしれない。部活を退いてクラブチームを立ち上げても良いのかなと考えている。社会体育として競技指導をする。本当の意味で突き詰めて競技をするという事ができるのかもしれない。

色々なしがらみがある。「嫌だけどやらないといけないこと」が沢山ある。本当は私自身がもっと楽しくできなければいけないのではないか。実際問題、先日の合同練習はこの上なく楽しかった。生き生きときた表情で「速くなる」ということを純粋に追い求める選手が沢山いた。その選手と向き合う事はやはり楽しい。「あっという間に時間が過ぎた」と言ってくれた選手がいた。その言葉は最高に嬉しい。

走ること。それは誰にでもできる。私みたいにずっと考えていなくても「指導」としては成り立つんだと思う。そういう指導は今のご時世に適合しないのかもしれないなと強く感じている。もっと楽しくワイワイやる方が「青春」なのかもしれない。

年末になって大学生が練習するために戻ってきた。練習場所がないからうちに来るのか、基本的なことを確認したくて来るのかはよくわからない。教え子なので「来たい」と言えば断わる理由はない。私からは「来れば?」とは言わない。来たければ来ればいい。必要と思えば学べばいい。自分自身にとって何がプラスになるのかを考えた結果であれば自分達で取捨選択してやればいい。

話が師匠から教わり続けていること。「義理」と「人情」の大切さ。ここだけはずっと忘れないでやっていこうと考えている。今の自分が存在するのは多くの人に支えられてきたから。競技として恩返しできるのであれば、貢献できるのであればやらなければいけない。当然の話。

自分の中にある「基本的な部分」をどうするか。処理していかなければいけない。

全く競技とは関係ない話になっているかなとは思う。それでも少しずつ頭を整理していきたい。
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合同練習2

2019-12-28 | 陸上競技
前の記事の補足を。しばらく放置していたので若干書くのが億劫になっています。ここはなかなか。

今回は「やりたい事をやる」というのがテーマでした。好き勝手にやるというのではなく今考える「速く走る」というテーマの下、そのために必要な練習をただひたすらやる。参加してもらったから全員に丁寧に教えるというのではない。意欲に応じて度合いは変えようと思っていました。

幸いなことに今回来てくれた指導者はこちらのやりたい事を理解してくれていました。私の目の届かない部分に関しては個別に対応してくれていました。こういう部分は本当にありがたいなと感じました。学校を問わず指導していく。気づきがあったら言ってくれる。その中で感じ取れる部分を生かしていく。

特に女子に関しては意欲の高い選手が多かった。競技力云々だけではなく「速くなりたい」という気持ちが前面に出ていました。性格的にこういう場面で手を抜く事はできません。少しでも多くのことを学び取ろうという感じがある。だから楽しいと感じる事ができたのだろうと。

1日目は1時間程度講義をしてから3時間。休憩を挟んで3時間半。2日目は雨が降ったので全て室内で。3時間半やって体育館に移動、ここで3時間半。講義も含めて2日間で14時間以上。これはなかなかだと思います。ずっと動き続けていたわけではないので負荷としてはそこまでではないかなと感じています。説明する時間、確認する時間が多かったのでロスはしています。こういう場面では仕方ないなと思います。

とにかく徹底しました。走る事がほとんどできない。雨が降っているなかで走るのは困難なので。走るまでの準備をどうするか。何を求めてやるか。本当はやっている事が走りにどのように結びついているかをきちんと確認できると良いと思うのですが。出来ないことを嘆くよりも出来ることを徹底する方が良い。

練習がどうだったのか気にはなっていました。絶対的な自信を持って練習をしているわけではありません。物理的な裏付け、これまでやってきたことを走ることに落とし込む。ここはきちんとできていると思います。しかし、それを理解してもらって本当の意味で「価値のある練習」にできるか。何をやろうとしているのかを考えなければいけない。

後で参加していた指導者に聞いてみました。多分この手の練習をしているチームはない。閉鎖的な地方では受け入れられないのかもしれない。そういう気持ちがあります。それでも「どれも大切なメニューだった」と感じてくれていたようです。「皆、やる気があって、時間が経つのがあっという間だった」と感じてくれていた。更には週2回くらいでうちでやったメニューを練習に組み込む計画を立てたと。ありがたい話です。

練習に参加したいない故障者がひたすらメモをしていました。話している内容をずっと聞いている。ノートにかなりの量の内容を書き込んでいました。進学校というのもあるのかもしれませんが、「速く走りたい」というのが滲み出ている感じがあります。こういう場面を見ることは今の私にとって本当に価値があります。こういう瞬間を見るためにやっているんだな感じました。

ある選手が全ての練習が終わってから「昨日寝る前にT字バランスをできるようになるまでやりました」と話していました。いや、恐ろしい話です。ここまで徹底して「速くなりたい」と思ってくれるなら学校は違っても応援したくなります。逆も然り。ここに関してはもう譲りたくないなという気持ちがあります。

専門的な練習。これが何を意味するのか分かりません。走ることなら誰でもできます。投擲やポールなどは専門性が高い。ある人と「芸術家」と同じではないかと話しました。適当に走っていてもそれなりに速くなるスプリント。ならない場合もありますが素質があればどんな練習をしていても伸びるでしょうから。が、特殊な種目ではそれが成り立たない。理解して作品を作り上げていく感覚なのかなと。

だからこそ私はもっと徹底したいなと。単に走ってたら速くなるというのではなく意味のある練習をしたい。そこを突き詰めたい。周りから変な人だと思われたとしても関係なく。

他の人から「指導者も選手もよくやるね」と言われました。私の徹底している練習を14時間飽きずにやり続けるというのは選手の方もかなりだと思います。そういう空間で練習できた事は私の中で本当に大きい。選手達に心から感謝したいなと思います。このメンバーであれば練習をしても苦になりません。こういうのがやりたい。本当にそう感じました。

メニューに関しては全然書けていませんね。また気が向いたら。
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合同練習

2019-12-27 | 陸上競技
久しぶりにきちんと書こうかなと。

前の記事にも書きましたが2日間4回の練習をしました。うちの学校でやるので練習道具が足りなくなることが予想されたので数日前に台を再び作成。やりたい練習があるので。

今回練習するにあたって「自分の所の練習に取り入れられるか」について話をしました。うちでやっている練習をそのままやってもらいたいというのではありません。それぞれの学校のスタイルがあります。選手だけに伝えてもなかなか分かりにくい部分があると思いますが。

実は「やりたいこと」のエッセンスをどう伝えていくかを最優先していました。この練習会でやったこと、数日間で何かをやったとしてもそれが本当の力になることは少ないと思います。キッカケにはなると思いますが定着するまではいかない。「特別な場面」としての意味合いが強くなるからです。

自分達の練習に「やりたいこと」をどうやって落とし込めるか。普段の練習の中に「速く走るための要素」があります。指導者にお願いしたのが「今の練習の中にエッセンスを入れて欲しい」という部分。補強の中にその要素を入れるだけでも全く違うと思います。

参加していた指導者に走りについて「いつそんなことを考えているのか?」と問われました。うーん。覚醒している時間はずっとかな(笑)。何が走りに必要なのかを余力があれば常に考えています。うちの選手にとってプラスになるのであれば道具の作成もする。うちでしかできない練習もあるのかなと感じてはいます。

が、本質的な部分で考えると「どこでもできる」練習でなければいけない。その要素をどう理解してもらうか。練習をする前に講義をしたのもそのためです。「走るために必要なこと」に関して理解してもらわないといけないん。特殊な事をやるのではなく今やっていることに何を取り入れるか。新しい練習をするのではなく「意識を変える」ことで練習効果を最大限に引き出せるのではないか。そう考えています。

説明をしながら進めていくのでこちらが予定していた以上に時間を要しました。かなり細かく話をしていました。これが本当に必要なのか。分かりません。せっかくきてもらっているので必要な要素を徹底したいと。最初の段階で「走るのは自分の学校でやって欲しい」と伝えていました。本当にやりたい事を徹底するには時間がかかります。

選抜合宿などになると様々な練習をやらなければいけなくなります。練習の紹介のようにしなければ参加した選手や指導者から「こんな事しかやらないのか」と言われる可能性があります。少し前にあった県合宿では誰も見に来ることがなかったので「ハードル基本」のみをやりました。あまりにもできていない部分があるので。本当はこの前段階で「スプリントの基本」をやるべきだと思います。ハードルを跳ぶことを考える前に他にやることがある。でも、こういう合宿でハードルを跳ばずにスプリントをやっていたら受け入れられるはずはない。そう考えると「パッチ」を充てているだけに過ぎない。本質的な話にはならないのかなと。

今回は「やりたいことの徹底」をすると事前に伝えていました。それが嫌なら参加は遠慮して欲しいという話をしてしていました。それでも来てくれたので理解はしてもらっていたのかなと。「速く走るため」の練習をしたい。土の上での練習になります。基本を徹底するということで時間はかかります。冬季の貴重な時間を私のワガママに付き合ってもらう。申し訳ないなと思う反面、きちんと理解してくれれば効果は高いという自負はありました。

以前、blogに県合宿で「うちの学校の練習をした」と書いたことがあります。それに対した批判のコメントがありました。「自分の所でやればいい」と。当時、リレーでインターハイに行く直前の練習でした。学校で道具を使っての練習。必要だと思ってやりましたがそれに対して「やりたいなら自分の所でやれ」という話になる。あーなるほど。今考えると「必要ない」と思っている人にとっては「当たり障りのない練習」の方がいいんだろうなと。もちろん、匿名のコメントだったので誰が何の意図を持って書いたのかは分かりませんが。

そう考えると今回のように「本当にやりたいこと」を徹底する方が何倍も楽しい。周りから評価は受けないと思いますが、参加してくれた指導者や選手の満足度が高ければそれで十分ではないか。やっていてそう感じました。

やった内容というよりは私自身が感じたことが中心になりました。本当に参加してくれた指導者や選手が満足してくれたのかは気になります。自己満足ではなく本人達にとってどうなのかは重要ですから。

やりたいこと。そこが自分の中では大きい。そう感じています。
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楽しい時間

2019-12-27 | 陸上競技
25日、26日と2日間親しい指導者のチームと一緒に合同練習を実施。最初は1日がうちでやって2日目は別の所で野生的な練習をさせてもらう予定にしていました。何年か前にやった形です。あの時は3日間やって1日はうち。2日目はセミナーパーク、3日目は別の学校でという形でした。それぞれが同程度の経済的負担をしてやる。その形の方が継続しやすいかなと。

話をする中で「基礎的なことの徹底」の方が良いという流れになり両日ともうちの学校でやることに。そうであれば本当にやりたいことに特化してやらせてもらおうかなと。ここ数回「指導すること」に関して考えさせられることがありました。自分のスタンスとして「何でもかんでも受け入れる」というのはできません。それでもグッと堪えていました。

私の捉え方の問題ではないかという指摘もありました。そうなのかもしれません。しかし、「やりたくないこと」をやるのは私の中では耐え難い。この想いがずっとありました。社会生活不適応者かもしれないですね。自分の所であればしつこくいう必要がある。が、他校は...。本当の意味で断捨離をしていくべきだと思っています。

今回は本当の意味で「やりたいこと」をやろうと決めていました。1日目の練習開始時期は今私が考えている「走るために必要なこと」を話す。40人適度なのでやりやすいというのもありました。何より「速くなるために来た」というメンバーが大半。全員とまでは言いませんが。

その中で1時間程度の講義。他の指導者がいる中で「走りについて」細かく話すことはプレッシャーもあります。間違っていると言われる部分もあるでしょうから。理解力が高ければ練習に落とし込むことができるのではないかなと。物理学の部分からスプリントを捉える。そしてやっている練習の意味づけを話す。「縦の動き」「地面に大きな力を加える」「力を逃がさない」「力の方向を変える」という4つのテーマを徹底したい。その意味が分かれば練習の質は高くなる。

メニューを与えてそれをやっておけば良いという練習はしたくない。そう思ってやってきました。陸上競技に対して「興味関心」があって「速くなりたい」と心から思っているか。「なんとなくやっている」という人間と時間を過ごすのではなく「本気」でやっている人達とやる。ここが必要だと感じています。

練習に関しては気が向いたらまた書きます。が、かなり充実した時間となりました。やはり4回の練習を徹底するときちんとやっている者は顕著な変化が生まれるのです。この瞬間のために指導をしているといっても良いくらいの感覚でした。逆にいうとこの感覚が得られないなら「やりたくない」という感じがあります。

やっていることをどれだけ走りに落とし込めるか。ここが重要だと思っています。そこは本人の「速く走りたい」という想いの大きさなのかなと。ここ最近で一番の質の高さだったと感じています。全員とは言いませんが。基本をやったから速くなるかどうかは別。落とし込むためにはやはりそれ相応の考え方が大切になる。

楽しかった。心からそう思います。参加した選手がどう感じていたのかは分かりませんが。
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やりたいことを

2019-12-26 | 陸上競技
前の記事にも少し書きました。色々と考えていることがあります。断捨離はしようと強く思っています。この辺りについてはしっかりと考えておきたい。

冬休みに入り合同練習をすることに。これはかなり前から約束していました。どういう経緯でこの話になったのかよくわかりません。2日間やる。1日はうちで。もう1日は別の場所で。刺激を入れたいというのもありました。自分の所だけでやるとマンネリ化します。その部分の打破。基本はうちの選手のために。ここは外せません。

詳しくは気持ちが向いたら書きます。指導していて感じたことは「やりたいこと」はこういうことだなと。先日のようになんだか嫌な想いをしながら指導をするというのは違う。幅広く指導をすることでこちらも大きなストレスを感じる。そこに私の「やりたいこと」はない。

意欲を感じればこちらもそれに応じます。楽しくやりたいというだけではない。純粋に速くなりたいと思ってくれるかどうか。強いか強くないかだけではない。力がなくても「強くなりたい」と願う者だけとやりたい。

本当にやりたいことをやる。それは権利なのかなと。技術的なことを求めながらやっていく。突き詰めてやりたい。

考えていきます。
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思うことを

2019-12-25 | 陸上競技
blog更新する気に全くなりませんでした。というか今でもあまり更新する意味はないかなと感じてはいます。

12月14日15日に県合宿。ハードル指導を。さらに12月21日に支部合同練習を。かなりの時間と労力を使って指導を。支部合同練習に関しては施設予約から各方面との調整も。私の性格的にこういうのは不向きだと思っていますが。

その中で「指導」について考えさせられる時間がありました。私の考える「陸上競技」と世間一般で言われる「陸上」は違うなと。自意識過剰と批判されるかもしれませんが。ハードルに関しては2日間で劇的な変化をしました。基礎基本ができていないというのがあり一切走らずにそこの徹底。krk君が来てくれていたので一緒に。お手本が良かったというのもあると思います。本来的にはもっと早い段階でやるべき。なんだろうな、と。

支部合同練習に関して。屈辱的な想いをしました。大人ですから我慢します。が、どうしても許せない部分もありました。マフラーをして練習参加する者もいた。これって何なのかなと。私がやりたいことをは違う。それなのに役割を与えられ指導者を演じなければいけない。何か違うのではないか。

真剣に考えたいと思います。現場で見て感じる。根拠を示せる練習をしたい。そう考えてやっていますがこれはすでに「異端」なのかもしれない。閉鎖的な地方で私のやりたいことが本当にできるのか。かなり考えています。

今の想いだけは記しておきます。
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断捨離

2019-12-22 | 陸上競技
色々捨てようと思います。

指導は楽しい。そこだけは変わらない。捨てようと思う部分があります。
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教えることで理解を深める

2019-12-13 | 陸上競技

木曜日。この日は練習はトレーニングのみとしてました。結構足に負担がかかる練習をしているので走らずに少しだけですが回復させようかと。まートレーニングはかなりやるので同じかもしれませんが。

 

練習開始前に動画を見せることに。いまやりたいこと、やりたい動きの「お手本」になる部分です。どのような動きをしたいのかをイメージする。自分がやっている動きとの違いを把握する。これも重要かなと。10分以上時間を取ったでしょうか。モニターを持っていってそれでやっています。手間も時間もかけながらなにをするかですね。

 

この日は他の部活動の選手が練習に参加。トレーニング中心ということで。先日の忘年会の時に別の部活動も練習に参加したいという話になりました。うちとしてはありがたいことです。トレーニング系に関しては他の種目にも通じる部分があります。そのことを理解してくれるかどうかは大きいですね。受け入れる方向で考えています。

 

練習に参加して「バランス系」から始める。が、全くできません。当然です。が、見ていて気になった部分があるのでそこに関してはいったん集めて確認をしました。「顧問に行けと言われたから来た」というのでは困ります。他の部の普段の練習を削ってうちの練習をするわけです。更にうちの選手にとってはプラス要素はあまりない。時間がいつも以上にかかることになるのでどちらかというとマイナスかもしれません。その意味が分ってくれているか。

 

何かを学び取ろうとする姿勢がなければどんな練習をしても同じだと思っています。自分の部活でやろうが他の部活でやろうが何ら差はない。「やるだけ」になるのであれば身につかないからです。せっかくやるのであれば「意味のあるもの」にしてもらいたい。当然の話です。それができないのであれば「受け入れる必要がない」と感じています。誰にもプラスにならないので。

 

その話をしてから「体幹強化サーキット」へ。できません。女子よりも弱い感じがしました。慣れていないというのもあると思います。が、他の選手は前回参加していてそこから何個か教えてもらっているはずです。それでもできないというのは上述のような理由があるのかなと感じました。これは「教えてできる」という話ではありません。本人の「意欲」が大きく影響します。

 

教えながらやることで恐ろしいほど時間をロスしました。ここに関してはある程度覚悟しておかないといけない部分です。デメリットはある。しかし、メリットもある。それは「教える」という事で自分自身の理解を確認できる部分です。見ていると分かっていない数名は指示も出せませんし教えることもできません。自分自身が分かっていないので伝えられない。こういう部分が見えてくるというのもあります。


DM∞までやったところで他の部は去って行きました。そこからはうちだけで。そのタイミングで卒業生が。本当に久しぶりですが、私が赴任した時に一緒に入学した子。3年時には陸上競技部女子キャプテン。中国大会で8位となり後一歩でインターハイに届かなかったairi。色々ある中で来てくれました。一緒に練習を見ながらあれこれ話をしました。


もう二十歳になる。早いものです。大学で他の学生が「課題がキツくて嫌になる」と口にするようですがairiは全然感じないと。「練習に比べたら全く苦にならない」と言っていました(笑)。いやいや、そこまでじゃないやろう?!と。高校時代は本当に競技に一生懸命でした。入学当時は14秒8くらいだったでしょうか。上手くいかない時もありましたが最後はキャプテンとしてチームを引っ張ってくれました。13秒2までいきました。大幅な伸び。


今はジョギングしたら筋肉痛になると言っていました。いやいや、運動不足やろ。幼稚園実習で子供と追いかけっこしたら筋肉痛になる。体重もかなり落ちたと話していました。筋肉がなくなったので。練習の合間に内転筋をやったり腹筋をしたりしていましたがかなりキツそうでした(笑)まー楽しい時間でしたね。この子たちはいつまで経っても特別な存在ですね。


練習自体は倒立歩行に時間がかかりました。何故かよく分かりませんが全員が自力で倒立歩行を始めました。こういうチャレンジは大切だと思いますね。できないことをやろうとする。男子は数人かなりできるようになりました。女子は1人だけ。この辺りのこともやっていけたらと思います。


内転筋を連続で2セットやってスーパー体幹補強をやる。最後に台&BOXジャンプを。これも徹底ですね。前段階をやっておいてそこから固める練習。ここは見守りながら。走らなくてもやれることはあると感じています。


色々な経験をさせたいと思っています。一方向からではなく様々な方向から見極めていきたいなと。全てが競技に繋がっていくかなと。準備も片付けも含めて全員が色々とやることで成長していきます。これから合同練習や合宿がかなり入ってきます。その中でうちの選手が大きく成長してくれたらなと。全てはそこに繋がっていきます。


何を書いているのか分からなくなってきました。本当はもう少し細かく書きたかったのですが睡魔に勝てず(笑)。とりあえず書いておきます。寝落ちしそう(笑)

 

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