kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習最終日

2009-07-31 | 陸上競技
合同練習最終日、今回は地区合宿で一緒に練習をした県内の高校からも4人が参加してくれました。ここも大学のつながりです。私が色々勉強させてもらったことを少しずつ還元していく必要があります。何度も書いていますが私が師事している方から学んだ多くの事があるから今があります。まだまだ私が表に立って指導するレベルではないかもしれませんが、少し位は指導をしても良いのではないかと勝手に考えています(笑)。

練習は相変わらずうちに合わせてやりました。申し訳ないとは思いますが、特別な事をやってもうちの選手にプラスにはなりませんから基礎練習の繰り返しをひたすらやりました。少しずつ定着しかけていますから繰り返す頻度を高めてしっかりとやっておきたかったので。安定するレベルまでにはもう少しかかりそうですが2週間前と比べると随分良くなってきている感じを受けています。この2週間、合宿と2部練習でひたすらやっていますからさすがに疲れもピークに近づいてきています。それでも脚が痛いと訴えるのは1年生が多いですね。基礎筋力不足と目的意識がまだ足りない部分もあると思います。どこまで練習ができる状態を自分で作れるかです。ここがきちんと出来ない限りは大きな成長が出来ません。

他校も来ていたのでしっかりと走りました。とはいってもいつもの感じとあまり変わりませんが(笑)。短短は120mを中心に。男子は短短があまりいませんでしたからうちの2人が引っ張る感じでしたが、3年生のarimaがかなり良くなってきています。何なんでしょうか(笑)。ベストが11秒4とは思えない走りをします。上手くハマればかなり面白いと思いますが、あんまり調子が良くなって2年生の自信を失わせるわけにはいかないのですが…(笑)。

短長男子は先日地区でよく走っていた選手と一緒に走れました。これはうちにとって良い刺激になります。53~54秒位で走れそうな選手ですから力を見極めるためにもいい練習相手です。この秋から400mHに挑戦するkazukiは珍しく(笑)積極的に走れました。400mがある程度走れるようになると400mHの記録はある程度ついてきます。秋に60秒を切るためにもしっかりとスプリントを上げておかないといけません。

女子はいつも通り。神戸から来た選手とは少し力の差があったので1年生と一緒に走らせました。人数が多くなると一斉に走らせることが難しくなります。仕方ありません。疲れはピークだったと思いますがチーム内で競り合わせました。こういう状態できちんと走れるようにならないと更なる上のレベルでは戦えません。特に1年生に関しては初めてこれだけ陸上漬けの生活をしていますから精神的にも肉体的にもキツいでしょうね。ここを乗り越えられるかどうかで今後の成長が決まってきます。

女子には今開かれている奈良インターハイを意識させました。本気で目指して届かなかったインターハイで日本一をかけた争いをしている。自分達はその場にはいない。だったら秋に、1年後に戦うために「今」しっかりと強くなるべきだと。今一緒に練習をしてくれる3年生に負けているようでは来年戦うことはできない。3年生を利用して自分達が強くなるのです。

全体的に雰囲気が引き締まっています。当然ですが。他校と一緒に練習をする中で少しずつ成長していきます。自分達だけで強くなるのではなく様々な力を借りながら強くなる。大切な事です。今選手達の意欲はかなり高まっています。疲れているだろうから明日はウエイトだけにしようと話したら、「ハードルが跳びたい」「スタブロからスタート練習をしたい」という返事が返ってきました。練習前にそれくらいはやっておきたいと話していたのでその場には気になっていたのでしょう。前向きです(笑)。無理はさせられませんから様子を見ながらになると思いますが。

チームの最低レベルは上がってきていると思いますが。それに見合う走力を身に付けさせていきたいですね。まだまだやることがあります。しっかりとやりたいですね。

合同練習で得るものもあったと思います。自分達の力に変えていってもらいたいですね。
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専門練習とウエイト

2009-07-30 | 陸上競技
木曜日も合同練習。今日は途中5時間程度クラスの生徒を県外への引率があったので練習を抜けることになっていました。それまでにきちんと指導をしておきたかったので前半に専門練習を入れました。

サーキットの時点で全体的に汗だく(笑)。これも大切な練習ですから抜くわけにはいきません。基礎筋力にはある程度自信がありますが、普段やらない選手と比べるとやはり大きな差があります。当然ですが。身体を安定させるためにも地味な積み重ねをしっかりとやっていきたいと思っています。

その後は早い段階からスプリント系とハードルに別れて練習にしました。今日は近隣の中学生でかなりの実力がある選手と一緒にやりました。日頃専門的な指導を受けられないのでこういう機会にきちんとした内容をやらせるとそれなりの変化が見られます。うちの選手も刺激をもらいながら練習が出来ていたと思います。ハードルに関しては継続的なハードル練習をこの夏から初めて導入しました。それなりに変化が見られます。中国合宿等で100mHの指導を見ると毎日ひたすらハードルを跳んでいます。うちの選手にそこまでのハードル練習を入れる必要があるとは思えませんが、きちんと継続してハードルを越えていく練習をしなければいけないのは確かです。走力の向上は当然ですが、それだけではない技術的な部分をしっかりと身に付けさせていきたいですね。1歩ハードルまでは見ることが出来ましたがそれ以後は自分達でやらせました。詳しく聞いてみないといけません。

スプリント系は前日の流れをもう一度確認しながらもスタンディングからクラウチングの練習に。姿勢がさらに低くなりますからこの感覚をきちんと身に付けさせていきたいと思っています。スタンディングの感覚は多少は良くなってきていますがここを実際のレースに生かしていくことができなければ意味がありません。ここはまだまだ時間があればかかると思いますが地道にしっかりと繰り返していきたいですね。脚運びと重心の移動を意識させた後にスタブロからの飛び出しと接地場所の確認を流れでやりました。こちらもこの辺りで時間が来てしまったので見ることが出来ませんでした。こちらも確認をしていきたいですね。

午後からはウエイトとジャンプ、メディ投げ。身体を作るための時間に充てました。加えてシャフト補強とバランス系の補強。わざわざ神戸から来てもらっていますから少しでも得るものがあればと思っています。さすがにウエイトは出来ませんでしたが、他の部分できちんと伝えることができたらプラスになります。これはうちの選手にも言えることでしが筋力を上げるだけではなくそれを上手く使えるようにしていくための練習が必要だと思います。これに時間にかけていきました。

練習時間としてはかなり長くなりますが、最後まで集中を保ちながらできています。決して楽ではありませんが練習を楽しんでやっています。うちの練習は普通にやったら絶対に楽しくありません(笑)。普通の選手では嫌がりますからね。それでも「強くなるために」はやるしかないですから、前向きに取り組んでいます。しっかりと結果に結びつけていってもらいたいですね。
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合同練習1

2009-07-30 | 陸上競技
水曜日、朝の時点から小雨が降っていました。いつになったらまともな天気になるのか…。暑いのも辛いですが雨が降り続けるのも嫌ですね。なかなか練習ができませんからね…。

この日から大学時代の後輩がわざわざ神戸から練習に参加するために来てくれました。夏休みの前半には技術的な練習の繰り返しをしたかったので地区合宿からの1日練習の流れを今週いっぱいやることにしました。かなり疲れは蓄積する可能性がありますが、今しっかりとやっておかないと秋以降の勝負ができなくなります。国体最終や中国選手権もありますから。夏休みに入ってからひたすら基礎練習をやっています。走る量は若干少なくなっているかもしれません。それでも間違いなく多いですが(笑)。

後輩の高校に合わせてもう一度動きの確認。午前は雨だったのでちょうど良かったかもしれません。武道場でバランス練習と軸作りと脚運びをひたすら繰り返しました。この2週間本当に時間をかけてやってきています。意識してやっていく事で少しずつ変化が生まれます。神戸の高校は膝か開くのが早い。うちの選手も開く者がいますから徹底しておく必要があると感じているので時間を取りました。

午後は動きの課題を変えて加速段階に。これもかなりの時間をかけて繰り返しました。これだけの時間をかけて動きを修正する機会はありません。私もかなりの時間をかけて見ることが出来ました。きちんと意識をしている者は変化が見られます。まだまだ安定はしていませんが少しずつ変えていく事が出来たらと思っています。

その後短い距離を走りました。全体的によく動いていた感じがあります。最初の30mまでの走りを修正しながらも一番の武器となる中間を磨く。ここをひたすらやりたいと思います。400m系の女子が多いですが、きちんと戦うためにはこの部分をやらなければ勝負に参加できません。

ずっと目指していたインターハイが奈良で始まりました。届かなかった目標にすがり続けるのではなく、うちはうちでしっかりと練習を積んでおきたいと思います。自分達がやるべき事をやる。強化する時期にしっかりとやらなければ。目指すは来年の沖縄インターハイ。ここにたどり着くために1日1日を大切にしていきたいと思います。悔しさをバネに秋には必ずもうワンランク上の力を身に付けさせたいですね。

夜は久々に後輩と食事をしました。良い時間でした(笑)。
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本当の意味を理解できるか

2009-07-30 | 陸上競技
水曜日、練習前に一部の選手を早く集合させました。理由は私が話している内容の本当の意味を理解できていないからです。怒るというのとは違いますがながなか伝わらない部分があります。

前日、練習終了後勉強をさせました。夏休み入る前に苦手科目の克服をきちんとすることを話していましたから、やはり時間があるときにはしっかりとやらせないといけないと思っています。火曜日の朝にミーティングでも話していますからある程度は伝わっているのではないかと過信していました。が、4時過ぎには7人もの人数が「整骨院に行く」という理由で帰っていました。かなり疑問を覚えましたね。何故こんなに早い時間から行く必要があるのか?もっと大きいのは1人で判断して行動が出来ていないこと。なぜみんなで行かなければならなかったのか。依存するなと言い続けて来たにも関わらず全くわかっていません。

身体のケアをする。大切な事です。間違っているわけではない。しかし、本当にその時間に全員で行かなければいけないわけではありません。勉強時間として確保した時間にわざわざ早く行く必要はない。8時までは受付が可能ですから5時からでも6時からでも全く問題はないはず。そこ理解できないというか考えが及ばないというか…。本人たちは「正しいことをやっている」という意識がありますから整骨院に行くのは何も問題がないと判断をする。正当化していますが「今」やるべき事は何かをきちんと考える必要があります。逃げ道を作るのと同じ。

更に問題は自分一人の判断で動けていないこと。他の人がやるからいいだろうと深く考えずに行動をしています。あれほど「依存するな」「自分で判断しろ」と言い続けているにも関わらず全く分かっていません。集団心理が働きますから1人では判断できる部分がみんなと一緒にいると判断ができなくなる。大問題です。
「依存」は整骨院などの治療に関しても同じことがいえます。治療に行けば怪我をしないという心理が働く。結局は自分でやるべき事をきちんとやってからでなければいけないのに、先に治療ありきでは自分の力できちんとやらなければいけないという部分が薄れてしまいます。まずやるべきは自分自身で最大限の努力をしたあとに必要であれば行けばいい。整骨院に行くことで安心しているという部分がある。これは他にもつながっています。他の学校とは違うことをしているという事で意味の無い安心感を感じていた総体前と同じです。結局怪我をしてしまっていたのは自分の最大限の努力をする前に他の何かに頼ってしまっているからです。何をやっているのかがまだきちんと分かっていないのです。

普通の高校生が時間があるから整骨院に行こうという感じにはならないでしょう。それだけを見るとやはり競技に対する意欲や意識を感じます。しかし、形だけの意欲ではなくきちんとしたものでなければ結果につながりません。周りから頑張っているねと評価されるためにやっているわけではありません。何のためにやるのか本当の意味で理解させなければ飛躍的なレベルアップはありません。

これを機にしっかりと自分のやるべき事を考えさせたいと思います。
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合宿を踏まえてのミーティング

2009-07-28 | 陸上競技
今日は練習開始前に選手だけでミーティングをさせました。この合宿を通じて感じたことや自分達がやるべきことをしっかりと考えさせなければ次にはつながらないからです。細かい指示は出していませんが、各自がみんなの前で感じたことを話したようです。こういう時にきちんと話ができるようにならなければ大きな大会でも力は発揮できないと思います。

私がいたら私を意識した話の内容になるのでそれは避けたかったので自分達で進めていく事も大切な事です。まーどれだけ本当の意味で分かっているかは全く別問題ですが。言葉だけではどこまで本当に理解することができるかです。

私の方からもいくつか話をしました。勉強することの意味と競技につながる部分は何か。きちんと勉強しなければ言われている事の本当の意味が分からない。理解力が不足している状態で何かをやっても無駄になる。頭が良いというのは勉強が出来るだけではなく、物事に対する取り組み方をわかっているかどうかも関係してきます。記憶力だけでなくどうすれば上手くいくのかを考える力が必要になります。
加えてテスト前に一夜漬けをする者は競技においても一日を大切に出来ないと思います。何とかなるだろうと考えていて最後に慌ててやる。だから範囲が終わらないという事にもつながっていきます。試合前の一日と夏の強化期間の一日を同じように大切にできるかどうか。ここも本当の意味が理解できない限りは強くなれる事はないと思います。

また2週間前に目標の紙を書かせたにも関わらずまだトレーニングルームに紙が貼っていない事も指摘しました。なぜその時にやれば済むことをやらずにいたのか?紙を渡したその日にやれば済む事ですし、間に合わなかったら次の日に貼れば済む。この姿勢は間違いなくマイナスになります。練習も補強もケアもやるべき時にしっかりとやらなければ意味がなくなってしまう。その場その場で最優先する事をきちんと考えなければいけません。様々な大切な要素がありますが、その時に最大限にやるべき事をしっかりと判断できることが求められます。
これだけ人数がいるにも関わらず誰もきちんと判断できなかったのでしょうか。誰かが言うのを待っていたのかもしれませんが、責任感を各自が持たないといけない。これは合宿中の荷物の運搬やキーパーを洗う事にもつながっています。誰かがやるだろう、明日やればいいだろうという気持ちがあるから出来ないのです。「すぐに宿舎に帰るように」と言われて次の日の事を考えて動けるでしょうか。言葉だけをとらえて動く事も必要だとは思いますが、その場面できちんと考えていて動いておけば済む話です。判断ができるようにしていかないといけないと思います。

あとは依存する事について。一人で行動できない甘さ、私にアドバイスをもらうことで安心してしまうこと。blogにも書いているので選手はそれを見て分かったつもりになっている部分があります。だからしつこく「自立すること」「依存しないこと」について話しました。上手く走れなくて私にアドバイスをもらう。依存するから一人で動かない。誰のためなのか何度も言っているにも関わらずまだまだ分かりません。これは私が悪いのかもしれません。きちんと理解させなければ絶対に取り返しのつかないミスにつながってしまう。
ここに関してはまだ書きたいことがあるのですがまた明日にでも書きます。かなりきついことも話しましたがどこまで本気で伝わっているでしょうか。しっかりと考えてもらいたいですね。
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合宿を通じて感じたこと2

2009-07-27 | 陸上競技
先程は選手の様子を書きました。地区合宿のレベルでいえば当然取り組む意識レベルは高いと思っています。うちの選手には陸上競技だけを求めていませんからこの辺りは当然の事だと思っています。放課後の一時を楽しく過ごす事が目的ではありません。「やればいい」と思ってはいませんから差はつくと思います。

もちろん、取り組む姿勢で勝負をするわけではありません。きちんと走れなければこれも意味がなくなります。どんな練習をするかというのも非常に大切だと思いますが、練習をする前の「取り組み方」「目標意識」が全てを左右すると今回の合宿で強く感じました。

今回、失礼な言い方かもしれませんが男子の5割にそれほど頑張ろうという雰囲気を感じませんでした。以前は合宿でその子達を引き上げようとしていましたが、そこにエネルギーを使うと頑張ろうとしている選手にきちんとした指導が出来ません。頑張り方が分からないのかもしれませんが「何かを学ぼう」とする意欲が感じられませんでしたから列の後ろに並んでいて人の話を聞いていない&動きを見ようとしない者に関しては一切指導をしていません。

性格的に「無意味なモノ」「無駄なコト」が嫌いです。やる気のない者、本気になれない者に力を注ぐ必要はないと思います。うちの選手であれば責任がありますから何がなんでも理解させて頑張らせます。こういう経験をさせるのは「今」しかできませんからね。しかし、合宿でそのレベルの者を時間をかけて引き上げるほど暇ではありません。

昨年中国合宿で指導をさせてもらいましたが、1人全く練習に参加せずに絵を書いている者がいました。理解できません。私の指導スタイルが気に入らなかったのかもしれませんが何をしにきたのか全く分からなくなります。私は顧問の先生とも一切話を出来ませんでした。私から歩み寄る必要があったのかもしれませんが、それは筋が違う気がしていました。何をしにきたのかを理解できなければ時間の無駄になります。

うちの選手は当然ながら分かっていたと思います。女子に関しては合宿に参加することで周りも大きく変わります。これは意図的ではなく女子は周りの雰囲気で取り組み方に変化が生じるものだと思っています。良い意味でも悪い意味でも周りがきちんとやっていたら手が抜けなくなります。だから質が上がる。うちの雰囲気を周りに伝えていく事が大切だと思っています。私は伝える気があるのではなく、自然にその状態になるだけだと感じているのですが(笑)。

だからうちの選手が良いというつもりはありません。何度も書いていますがまだまだ「自立」が出来ていません。誰のためのにやるのかを本当の意味で理解しなければいけない。 日誌に「自分自身のため」と書いて意識はしていますが、勝負になると自分がやるべき動きを見失いそれで走れない事が少なからずあります。他の者を意識するよりもまずは自分自身の走りをきちんとすることが大切なのにいつの間にか目の前のライバルに勝つことだけに向いてしまいます。だから本来の走りを見失う。難しいですがきちんと自分の事をやらないといけません。
うちの女子は上手く走れないと不安になるのか周りに頼ろうとする部分があります。自分が何故走れなかったのかを考える前にすぐに周りに答えを求めようとする。特定の誰かではなく全体にこの部分がある。総体の時は仲間に頼り、合宿では私に頼ろうとする。自分の感覚よりも周りの指摘に頼っていこうとする「依存心」があります。本当におかしかったら私が指摘します。アドバイスを求めすぎる。安心を求めても良いことはありません。最終的には自分自身がどうするのかですから。

こう書くと「アドバイスをもらうのはダメな事なのか?」と捉えられるかもしれませんが、全く違いますよ。過剰に頼ることが良くないというだけです。1本1本どうだったのかを聞きに来るような過剰なアドバイスは不要だということです。勘違いして欲しくはありません。自分自身がやることが原点です。行き詰まったらきちんとアドバイスを求める必要があります。本当の意味での「自立」をしていかなければいけないと思います。

この夏の課題はこの辺りにあるのかもしれません。技術的な変化ももちろんですがまだまだ甘い部分がありますからここを大幅に変えていかなければいけないと思います。しっかりと取り組んでいきたいと思いますね。
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合宿を通じて感じたこと

2009-07-27 | 陸上競技
2泊3日の合宿でした。様々な部分で残念だと思うことがありましたが、私の指導の範疇を越えているのでまーいいでしょう(笑)。

うちの選手について少し。全体的に積極的に前で動いていました。他校の選手がウダウダやっているので女子が無理矢理後ろに下がって男子を前に行かせたようです。まー私が選手だったら無視して前で走りますね(笑)。流しをしたりショートダッシュをする順番を決めることに無駄な時間を使う必要はありません。どのレベルに合わせるのか?ここが大きいと思います。昨年参加した県外の合宿、男子の行動が少し遅いので(正確には女子が早すぎる)ほとんど女子が前にいました。本当に練習をしようと思うなら行動自体が早くなり積極的になるはずです。周りに気を使いすぎる必要はありません。誰のための練習なのかをしっかりと考えなければいけないと思います。

行動面で気になったのが誰かと一緒に動く事が多い部分です。他の者の存在に依存する感じがまだ残っています。学校を離れたら特にその部分が目立ちます。自分で出来ることを自分でやらない。荷物を運ぶのもクーラーボックスやキーパーを洗うのも「誰かがやってくれるだろう」という感覚がかなりあります。
合宿が始まる前に「どこに行っても自分達のやるべきことをやるように」と話をしていました。ここをどう勘違いしたのか「自分の事だけをやればいい」と思って、それ以外の部分に気を配れなくなっていた感じがあります。全員が自分の事だけをやっていてはチームとして決して回りません。誰かがやってくれるだろうという気持ちが強いと思います。依存しているのです。だから行動自体が周りに合わせてしまう部分が出てくる。合宿中はあまり言いませんでしたが、自分の判断できちんと動けないのはよくありません。

上級生がきちんとやるべき事を理解するべきです。チーム内で競争して勝てなかった者が特に意識する必要があります。どうすれば勝てるかに集中し過ぎてそこを引っ張りすぎる。上手く走れなかった時に私に何とかして欲しいという感じが強く出てきます。総体前と同じような状態になっている感じを受けました。自分の力で何とかしようという部分が足りません。本当に必要であれば私が自分から行きます。気になる部分があるから聞きにくるなら問題はありませんが、何から何まで頼って人の力を借りて何とかしようとするのは…。何度も言っていますがまだまだ依存する部分があります。女子は特に強いですね。ここを克服出来ない限りは本当の意味での成長はありません。

現時点で昨年の夏と比べる自分が強くなろうとする部分はかなり大きいと感じています。本当の意味での成長にするためにはきちんとした指導が必要になると思います。

選手にはまだ直接話をしていませんが、blogを見ているでしょうから各自がしっかりと考える必要があると思います。私が何を言いたいのかを理解できるまで読み直す。夏休みですから日誌にコメントを書いていません。だからこそしっかりと考えるための材料としてblogに書きました。意味をきちんと理解してもらいたいですね。

また書きます(笑)。
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地区合宿最終日

2009-07-26 | 陸上競技
今日も雨でした。合宿をやって3日間雨だった記憶はありません。山口県全域が雨ですし、近県でも土砂災害が起きているようです。何なんでしょうか。

朝練をやる事になっていますがこの時点で雨が落ち始め外にいられない状態に。宿舎のロビーで基本的な姿勢を作る練習を繰り返しました。軸作りはかなり前からやっていますが、先日のtabe合宿で更に意識する事が出来たのでもう一度しっかりと確認を。地味な動きをひたすらやるというのは飽きてきます。しかし、本当に身体で軸を感じようと思えばしっかりと繰り返さなければいけません。約50分繰り返しました。意識できている者は身体のラインが整ってきます。基本的な部分ですから。

練習は午前だけ。外で走れない状態だったので体育館の中でひたすら軸作りをやりました。うちがやっている真っ直ぐの軸作りのための基本的な練習です。かなり意識しやすいと思っていますし、うちの選手は普段やっている事が何のためなのかを再度確認ができたと思います。その中で腰の水平移動の感覚作りの動きを試してみました。これはもう少しアレンジすればかなり効果的なのではないかという話になりました。完全に思いつきでしたが(笑)。
本当基本的な動きを確認した後にしっかりと走りたいのですが場所がありませんでした。残念です。これだけ雨が降ったらなかなか思い通りにはいきません。仕方ありませんね。

そういえば朝練の地味な練習、初日からやる気の感じられなかった者が完全にサボっていました。いやーひどい。選手の日誌に「強くなるために来ているのにダラダラ話をしながらやるような者は帰って欲しい」と書いていました。目的意識が全く違いますからね。あまりにも目についたので「もう練習に参加しなくていい」と個別に話しました。後で謝りに来ましたが全く意味が分かりません。「今日の朝練でサボってすみませんでした」と言われましたが、本当に謝る気はないですし、謝る意味が分かりません。今日だけではないし…。顧問の先生にも「参加させないでくれ」話しました。

が、また勝手に練習に参加しています。その上全くやる気がない。イライラしないようにしていたのですあまりにも目についてしまいます。ogawa先生と最初の段階で本当に帰らせておけば良かったという話になりました。これも顧問に話しましたがあまり伝わらない様子でした…。うーん、私達はどうするべきだったのでしょうか…。練習後にまた謝ろうとしていましたが無視して帰りました。教育活動の一環だからきちんと指導をしないといけないと思っていましたが、ここまでの者に労力を割きたくはありません。うちの選手であれば何がなんでも理解させてやりますが、やる気のない他校の選手のためにやる意味はありません。書き方が悪いかもしれませんが。

このような者を見てうちの選手が何を感じどう行動するのか。頑張れない者を可哀想と思うのではないかと思います。下を見て「あの人達よりはやっている」と満足していては意味がありません。目指す場所が全く違います。満足してもらっては困るのです。うちの選手の取り組み方を見て周りの学校に刺激になればと思っています。今までうちが他校から育ててもらったものをしっかりと還元していく必要がある。全ては自分自身のため。周りのためにやっているわけではありませんし、評価を受けるためにやっているわけではありません。全ては自分自身が強くなるため。それだけです。昨年の夏の取り組みのレベルと比べるとうちは上がってきていると思っています。成長を感じます。

うちは基本的な部分の確認と繰り返しがきちんとできたと思います。うちの練習としてはかなり充実したものになったと思います。しっかり頭の中で整理して身体に結びつけて欲しいですね。
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地区合宿2日目

2009-07-26 | 陸上競技
合宿2日目、朝の時点からかなり雨が降っていました。この時期にこれだけ降るというのはなんなんでしょうか。雷もなっていたので外で午前は外で練習できませんでした。

前回の合宿と比べやはり意識の差が激しい…。朝練で腹筋を軽くやったのですがそれすらまともにやろうとしない者が5名程度…。何をしに来ているのでしょうか。私の気持ちが冷めてしまうので午前は男女別にして男子はogawa先生に任せました(笑)。何度か注意をしても一向に変わらないし、顧問の先生もいなかったので「やるだけ」の状態。まー私がどこまでやるかという話になるんですが…。気分が悪くなりますね。

午前は室内で階段とスティック、膝の引き出しを延々とやりました。休みを挟みながら2時間近くやったでしょうか。外で走れないならきちんとした技術をひたすら繰り返すしかないという判断です。合宿だから出来ると思います。
意識して取り組む事でしか動きは変わらないと思っています。鉛筆の持ち方が悪い者がそれを直そうと思えば書くときに絶えず意識しておかなければ直りません。休みを入れながらでも何度も何度も繰り返すことで変わっていくのだと思っています。こういう地味な練習をしっかりできる者が強くなると思います。以前投擲の先生が「擲種目が強くなるためには正しい動きをひたすら繰り返す必要がある。投げる以外の地味な技術練習の繰り返しが正しく出来る者が強くなる」と言っていました。これは短距離も同じです。いえば勉強も同じです。目的とするモノのためにきちんと努力して繰り返せる者が強くなる(成長)するのです。女子は比較的きちんと分かっている様子でした。まだまだ膝か開いたり、接地が前側になってしまう者もたくさんいましたが随分良くなってきたのではないかと思います。

午後は奇跡的(?)に天気が持ち直してグランドが使えそうだったのでしっかりと走りました。前日に基本的な事をやって流しをしたらそれだけで足が痛いので見学をしますと言いに来る者がいました。ogawa先生が「学校での練習を見直した方がいい」と言い放っていましたが、アップレベルです…。それもあったのでどうしようか悩みましたが、下のレベルに合わせる必要はないと判断してかなり走ることに。当然ですね。意識レベルの低い者に合わせると一生懸命やりたい者の練習になりません。

短短は150mと120mの組み合わせ、短長は最初150mのみ、2セット目からは250mも入れて走り込みました。前で積極的に走っている選手は確実に強くなる方向に進んでいます。意欲は競技成績に比例すると思いますから。
女子の短長はうちが8人、他校が2人という状態でした。うちの短長比率は高い(笑)。練習自体も力的に1組目はうちの女子だけになってしまいました。人数の関係で3人は2組目で走ることになりましたが、この事がこの3人を強くすると思います。諦めてしまうような選手達では戦えません。何とかして前の組に這い上がってやろうという気持ちを持っていますから。

1組目の5人も良く走れていました。いつもの練習仲間と同じですが、合宿での緊張感と2組目の走りにかなり刺激を受けていたようです。250mでは最初の場所取りでかなり接触をしていましたが1年生が譲らなくなりましたこういう所に意識の変化が現れてきます。「心」が動けば必ず強くなると思っています。それに刺激を受けて周りの上級生も走っていました。ある程度の走りは出来ていますが、力の差を示すまではいきません。チーム内で力の差が無いのは良いことかもしれませんが、日替りで先頭が変わるようでは困ります。絶対的なエースを育てていく必要があります。誰がそこまで来るのか?見せてもらいたいですね。

全体で女子は脱落者0。男子は案の定…。まーやる前から分かっていましたが。適当に走ってフィニッシュ前で減速。指摘してもまた同じ。ogawa先生の所に「足が痛いので…」と5人位の集団で言いに行く。本当に何をしに来ているのかわかりません。一応顧問の先生にも話したのですが…改善される雰囲気もなし。情けない話ですね。

嫌な内容を書かないといけないというのは非常に残念ですが、大半の者はきちんと意識して取り組めていたと思います。1日目に比べると少し良くなった感じがあります。これも合宿の持つ意味だと思います。

また書きます。長くなりすぎました(笑)。
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地区合宿1日目~合宿の意味を考える~

2009-07-24 | 陸上競技
今日から地区合宿です。年々参加者の数が減っている感じを受けます…。午前中は課外等もあり短距離女子はほとんどがうちの選手でした。午後からは数も増えたのでなんとか形になりましたが、もう少しなんとかならないものでしょうか…。競技人口自体が減っている気がします。

練習云々よりも「速くなりたい」という気持ちが伝わらない選手が何人もいたのが非常に残念。最初の段階で「やる気のない者は他者の迷惑にならないようにしてくれ」と話しました。例年は「やる気がないなら帰れ」ときつく言っていましたが、合宿費を払って参加しているのですから一概に帰れと言うのもどうかと思って…。基本的に合宿というのは「速くなりたい」と思う者が来る場所だと思っています。嫌々来てキツいことだけやる場所ではない。本人がやる気がないのにこちらから譲歩して「やってください」というのもおかしいと考えています。

宿泊がメインだったり思い出づくりのために参加するのは無意味だと思っています。何のために来ているのかわかりません。こんな書き方をしたら非難されるかもしれませんが、目的意識の無い行動は何も生み出さないと思っています。陸上競技と真剣に向き合うために合宿に来ていると思っています。そのような選手ばかりではないのが現実にあるのは否定しませんが、それで来る意味があるのかと強く思いますね。

投擲はある程度の目的意識がありますから、投擲練習会などにも参加している選手が多い。短距離に関しては…。別に私がきちんと指導をしているとは思いません。しかし、いつも思うのですが「何のためにやっているのか」分からないような状態で時間を使うことに意味があるのか?速く走ろうという気持ちが感じられませんからどれだけ基礎的な練習をやっても全く変化がありません。とりあえず言われたからやる。そのレベル。一生懸命に速くなろうとしている選手に失礼だと思います。

まー根本的な部分(競技に対する想い)が違うのですからどうこう言っても仕方ないのですが。生徒指導をしに来たわけではないのですがさすがに我慢できなくなりました。基本的な動きをやろうとしない&意識しないのはなんとか我慢できましたが、60mで最後まできちんと走るように指示を出したにも関わらず30m位でスピードを緩める者が男子に多発。ぶちギレ(30%位)。情けない話です。

強くなるために来ている者もいるでしょうし、普段なかなか専門的な指導が受けられない者もいます。その選手達にとっては非常に意味がある合宿になると思います。しかし、単に参加している者にとっては全くの無意味。放っておけばいいのですが性格的に無理。どうせやるなら真剣に取り組めるようにしていきたい。まー私の自己満足なのかもしれませんが。合宿自体は大切だと思います。何をしにきているのか分からない者をどうするか。考えないといけないと思います。

練習内容というよりは「合宿とは何か」みたいな内容になってしまいました。あくまで私が個人的に感じた感想です。偉そうな事を言うなと思われるかもしれませんが、あくまで個人的な信条であったり考え方です。一生懸命にやりたい選手にとってマイナスになるのだけは避けたいですね。これでもかなり我慢したのですが…。難しいですね。
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