kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

最後の日3

2021-03-31 | 陸上競技
3月31日水曜日。この日がhoshoでの勤務最後の日でした。とはいえ、特別なことはやらない。いつも通りの流れで。前任校の時は1日練習をしましたが、今考えるとこれは「特別」です。今年は記録会が近いので高い負荷をかけることができません。ドリルを中心にやるかなと。

いつも通り始める。特別感があるほうがいいのか。分からず。バランス系をやってからシャフトトレーニングを久しぶりに。そのあとDM♾。セラバンド補強をしてからハードル股関節。この辺りを丁寧に。残りは1時間のフリー練習。ドリル中心に。疲労度を残さず。最低限のことを。

終わってから短距離と長距離が一緒に話を。普段は別々の活動をしています。今回は顧問2人ともが異動となります。これもなかなかない話なのですが。全体を集めて話を。お互いに色々と思うことがあります。幸い種目が異なっていても指導観近かったのがあります。短距離は締める、長距離は緩いというのではなくどちらも同じ方向を向いて取り組める。ここは大きな話だと思います。そういう意味では本当に救われたと思います。私がすぐに怒りを露わにしても長距離顧問の先生が「kaneko抑えろ」と何も言わずに側に立ってくれることもしばしば。私自身が理不尽な事に対して我慢できないので。それを分かってくれる人が側にいてくれたこと。これは本当に救われたなと思います。

私自身が難しい性格だというのが分かっています。長いものに巻かれるとか建前とかで動くのが苦手。良い歳なのでそれなりにコントロールしなければいけないのは分かってはいるのですが。なかなか難しい話になります。それを分かってくれる人がいてくれた。大半は私の愚痴や怒りを聞いてくれて「流す」という形でストレスを発散させてもらっていました。本当に感謝しかありません。

全体の集まりが終わってから別に教室内で話を。私が何かを企画したわけではありません。選手の言われるがまま。ありがたいことに選手が1人ずつ教室内で私に話をしてくれました。流石に涙が出ましたがあえて涙は拭かず。ひたすら話を聞く時間になりました。時折笑いを含みながら。

男子が普段言わないことを言ってくれていました。私の唯一の心配は男子です。このことはしつこく言い続けていました。せっかくチームがいい方向に進んでいる時に調子に乗ってしまいやすいタイプの人達が崩してしまうのではないか。「任せてください」と言っていましたがやはり心配です。それでもこの子達がやるしかない。それは事実。

うちの最大の問題は「陸上部ならなんとかなるだろう」という感じが強かったこと。全員加入です。適度に運動したいと思う子がなんとなく入部してきます。それによりお互いが不幸になることが多発していました。きちんとやりたい女子となんとなくやりたい子のギャップが大きくなる。軋轢が生まれやすい。その部分は今後も課題になるだろうなと思います。そこは選手に話をしました。ここはすごく大切。

女子がひたすら泣きながら話をしてくれました。「話ができない」と考えたのか手紙を読んでくれる子も。読みながら止まってしまうのでこちらも涙が。本当に本当にありがたいことです。この子達の言葉から「先生と一緒に陸上競技ができて本当に良かった」「先生のおかげで」というのがありました。指導をしてきて本当に良かったなと感じる瞬間でした。卒業式の時に言われることはあります。私のことわこの子達がどう思っているのかは分かりません。いつもアホなことばかりいっているオッサンという感じなのかなと思っています。

それでも「先生のおかげで」という言葉をもらえる。ありがたい。細かいことはここには書きません。それぞれから手紙をもらっているので私の胸の中に秘めておきたいと思います。

私からすれば「先生のおかげで」というのは違和感があります。これはストレートに話をしました。申し訳ないですが「選手のために人生を費やす」という気持ちはそれほどありません。私自身が陸上競技が好きだからグランドに行くというのが一番の理由です。そのグランドで今の選手達が楽しそうに陸上競技をしてくれる。それを見るのが私にとっては至福の時でした。私からすれば「あなた達のおかげで」です。技術指導を云々と言ってくれていましたが、正直そんなことは出来なくても速いものは速い。今いる選手は動きのベースを抑えながら楽しく前向きに練習をしてくれているのでそれが少しずつ身を結びつつあるのかなと感じています。

何度も書いていますが私がこの子達に救われてきました。異動を告げた26日の方が圧倒的に気持ちがしんどかった。いつもいう話です。私はその時その時に「必要なこと」に関しては話しています。この時に言わなければいけないとは思いません。卒業であればほとんど会わなくなります。しかし、すぐに逢える感じはあります。これでは繋がりが完全に絶たれるわけではありません。金曜日の方が精神的にしんどかったですね。

だからこの最後のお別れ会?は私は比較的笑顔で過ごせました。同じグランドにいなくてもどこか別の場所にいてもこの子達と過ごした時間は誰かに否定されるものではありません。かけがえのない時間です。部活の指導にそこまで感情を込めてやるということに関しては否定的な意見もあると思います。が、座っていたら見えない部分もグランドでは見えます。この子達がやってきたこと、考えていることは全てグランドで見えます。だからこそこの子たちと共有した時間はかけがえのないものになるのです。

卒業生からも「他の先生とは違う」と言われることが多い。それが良い意味なのか悪い意味なのかは分かりません。距離感をどう持つか。それでもこの子達の表情を見ていると関わり方が間違っているとは思いません。人それぞれポリシーがあってそれを基準に生徒と向き合う。誰かの価値観で測られるものではないのかなと。

かなりの時間を一緒に過ごしてきました。本当に貴重な時間だったと思います。hoshoで過ごした6年間。多くの選手と出会い様々な経験をさせてもらいました。この出会いがあったからこそ今の自分が存在すると思っています。周りから見れば何をやっているのかと思われることもあったと思います。それでも感覚を共有しながらやってこれたことは本当に大きなことだと思います。

出来ればずっと一緒に。この気持ちは嘘ではありません。しかし、それは出来ない。今の私になにが出来て、何を求められているのか。存在意義は何か。その辺りのことまで考えながらやっていかなければいけないと思っています。新しい学校に行きます。そうなればすべてが変わってきます。今までの価値観では活動できないことまで増えると思います。そこに私が耐えられるかどうか。病んで休むことになるのかもしれません。ここは全くわからない部分です。それでもこの子達と過ごした時間を胸に前を向きたいと思います。

このブログ、これから先どのような形で続けて行くか分かりません。可能な限り書いていきたいと思います。

書きたいことは山のようにあります。が、こういうご時世ですからblogに子供達のことを書くというのは避けるべきなのかなという気はしています。何がプラスで何がマイナスか。私の書いたことにより子供たちに不利益になることは絶対に避けなければいけない。そう考えてきます。

正直、hoshoでというのが心にはあります。しかし、それは今日までにしておかなければいけない。自分の中で割り切らないといけない。この子達との約束を胸に。前を向いて取り組んでいきたいと思います。

6年間本当にありがとうございました。このblogを読まれている関係者の方もいらっしゃると思います。保護者であったり、他校の先生方であったり。多くの人のおかげで何とかやってきました。心から感謝しています。心残りである選手達の存在はずっとずっと大切です。卒業生も含めて出会いがあったからやってこれました。本当に感謝しています。

明日から生活が変わります。不安の方が圧倒的に大きいです。それでも前を向きます。これからも見守ってください。

hoshoの選手。本当に本当に大好きです。今のあなた達ならどこに出しても恥ずかしくない。前向きに明るく元気よく。自分達らしさを忘れずに。きっと上手くいく。そう思います。
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最後の日2

2021-03-31 | 陸上競技
金曜日に話をしてからも自分の中で気持ちのコントロールができませんでした。他にもいろいろな要因があって。なんのためにやるのか。ここを見失いつつありました。本当に異動する意味があるのか。自分自身が存在する意味があるのか。ここに関しては本当に考えました。正直、ほとんど夜は眠れない感じです。睡眠が浅く長時間寝ることはできない。常に頭の中をさまざまなことが巡ります。

それでも練習はしないといけない。土曜日も月曜日、火曜日も練習をしました。異動が決まったからといってなにか特別なことをするわけではない。いつも通り。いつも通り。ここが大切なのかなと考えています。これは私自身の感覚でしかないのですが。選手と特別な距離感が出来てしまったら本人達に申し訳ない。いずれ距離を置かなければまだいけないという話であっても、一緒にできる限りはそれをやり続けたい。そこが大切なのかなと思っていました。

通常通りにやる。その中で外せないことは話し続ける。ダメなものはダメ。そこも譲れません。ここを譲ってしまうと今後易きに流れる事になります。ここは自分の中で譲れない。その辺りのことも話をしながら。近い将来この子達は自分たちでやらなければいけなくなります。異動により新しい顧問が就くことになります。その折り合いをつけながらどうしていくのか。ここも様子を見ながらやっていかなければいけない。いつまでも私が指導できるわけではない。ここも考えながらです。

練習を見ながら「もっとこの姿を見たいな」と何度も何度も感じてきました。それが叶うはずもなく。自分が決断して受けた異動です。そこも踏まえながら。だからこそ自分の中では「譲れない」という感情もあります。適当にやっていたらそんなことは思いません。別にこの子達に好かれようと思って時間を過ごしたことはありません。嫌われることを恐れても何も生み出さない。私自身が甘い部分も沢山あります。この子達に全てを与えることはできない。しかし、それは私自身のエゴの部分がある。今の選手であれば「与える」ことが出来ればそれに応じて様々な反応があります。しかし、それが当たり前になりすぎるとこれから先もずっと与えられる事に慣れたしまう。ここは本当に難しい。

今回の異動に関してはもともといらっしゃるkbt先生が主で練習を見られる事になります。それが分かって異動を受けています。更には師匠として最も信頼しているkd先生も同時に赴任。こうなると自分自身の存在価値があるのかどうか。これも自分の中で大きな葛藤となっていました。上手く表現できないのですが「私の存在は意味があるのか??」という感覚。別にいなくても全く問題がないのであれば「異動する」事自体に意味がなくなるのではないか。本当に夜眠れない感じがあります。

それでもその中で自分に何ができるのかを考えないといけない。大きな葛藤があります。うちの選手にとっては「指導者がいなくなる」というのは本当に大きな事です。これまでやってきたことができなくなる。だからといって私にできる事は本当に限られている。自分自身が自分の感情をコントロールできるようになるかどうか。ここも大きなことだと思っています。これまでと全く異なる環境の中で自分が何のために存在しているのか。そこを見つけなければいけないと思っています。

私のように軸足を陸上競技に置いている人間としたら色々なことが自分の中で消化できなければ進めないと思っています。私がグズグズしていることで選手には悪影響を与える事になります。それだけは絶対に避けなければいけない。ここだけは間違いない事実です。

目の前で選手が練習している姿を見て見ると自分は何をしているんだろうという気持ちが大きくなります。だからといって特別なことはできない。ここも自分の中での苦しみでした。前向きに取り組む。選手には常に話をしています。私自身がそれができなければこの子達に示しが付かない。だからこそ自分自身がしっかりしなければいけない。分かりきっていることです。

感情的にならずに淡々と物事を進める。それができれば私の人生は大きく変わっていくのだと思います。割り切れない感情であってもそれを流してある程度のところで適度に対応できるのであればやはり違ってくる。が、それができない。こちらが選手達に対して過剰に感情移入しているところもあるのだと思います。子供達の方がもっともっと大人なのかもしれません。現実を受け入れながら進んでいる。進んでいかなければいけないとかんじている。

私の存在が何かしらうちの選手に役立っているのか。影響しているのか。ここもわからない中で生活をしてきました。前の記事にも書きましたが私自身がこの子達に救われてやっていた部分があります。ここに対して何かしらの恩返しをしたい。それだけはずっと思っていました。泣きながら練習するのは面白くない。悲観的な練習はしたくない。

その中で限られた時間の中で何ができるのか。それだけを考えながらやっていました。異動するからいつも以上に声かけをしたりするのは違うかなというのもありました。毎日毎日をどのように過ごすのか。ここはすごく大切なことだと感じています。私自身が何ができるのか。何を求められているのか。何をするべきなのか。ここが消化できない時間を過ごしていました。

情けない話です。自分自身で書いていて何を書こうとしているのか分かりません。すみません。感情を言葉にしたい。そこだけはこのblogを書き始めてからずっと思っていることです。もちろん上手く書けるはずもなく。それでも書き続けたい。

何を書いているのか分かりません。自分の中での葛藤を文字にしているという感じです。すみません。
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最後の日

2021-03-31 | 陸上競技
なんとなく更新する気にならずこの日を迎えてしまいました。気持ちの整理が全くつきません。そこに対して自分でどう表現していいのかわからない部分があります。

異動に関して色々な部分で自分自身を納得させる方向で考えていました。消化できない部分があって。先週の金曜日に選手に伝えました。10時がマスコミ発表なのでそれ以後であればということでした。話をしましたが涙が止まりませんでした。正直、この子達と一緒にやる陸上競技は楽しいものでした。赴任して最初はとにかく温度差が激しく練習どころではないという感じがありまきた。少しずつチームができていって個人やリレーでインターハイに進むことができました。

それ以後、なかなか選手が集まらない中で「練習をしっかりやって少しずつ速くなる」という部分に自分の中で「楽しさ」を見出していました。今の2年生キャプテンの姿を見ていて「この子達をなんとかしてあげたい」という気持ちが強くなっていました。日本一になりたい。その想いがなくなったわけではありませんが、そこだけが陸上競技ではない。県総体に出る、中国大会に出るという目標を定めてやれることを一生懸命にやり続ける陸上競技。この楽しさに気付きました。

その中で冬季練習を過ごす。昨シーズン思うように走れなかった1年生女子がとにかく明るく前向きに練習をしている。私自身、「仕事を辞めたい」と思うよなことが重なっていました。結構本気で。そんな冬季練習で1年生女子の姿を見て救われました。どんなにしんどくても声を出して元気よくやってくれる。その姿を見て自分の価値観が大きく変わりました。

私自身、陸上競技が好きで好きでたまりません。指導が云々というよりも選手が目標に向けて一生懸命に努力していく姿を一番近くで見ることができるというのが好きです。この冬はこれまで指導してきて初めて感じる感情が多くありました。この子たちが一番納得ができる形で指導をしたい。望む方向に近づくために私ができることを全てやりたい。そう思ってやっていました。勝ち負けだけではなくこの子達と一緒に過ごす時間が私の中ではかけがえのないものになっていました。

そんな中で異動の話が出る。ここに関してはここに書くのが相応わしいとは思わないので書きません。が、「使命」としての部分があるのかなと感じていました。自分自身が何をやるか。その部分を自分の中で理由づけして納得させている。しかし、それ自体は私の問題であって選手達には関係ない。心が引き裂かれそうな時間を過ごしていました。だからといって目の前の選手達に何ができるか。絶対に手は抜きたくない。この言葉だけ切り取られたら問題だと言われるかもしれませんが、この子達のことが大好きでした。これだけ一生懸命に前向きに練習してくれる選手達と離れることを出来るだけ考えたくないなと思って。45歳になろうという人間が何を青臭いことを言っているのかと思われるかもしれません。私自身、この部分が本当に苦手です。歳をとっても変わらない部分がある。割り切れないというのが自分の中でマイナスに働いていることも多くあります。分かってはいます。

金曜日に選手に異動の話をしました。なんとなく察している選手もいたようです。外部から色々と言われることもあったようです。しかし、ここに関しては自分の言葉でこの子達に伝えたい。それだけは絶対に譲れない部分です。お互いにしんどい部分がありましたがこの子達には私の素直な想いを伝えました。選手の泣いている姿を見て本当に本当に苦しかった。私のような人間を慕ってくれる。この子達に救われていたのは私自身なのに。その姿を見て本当に本当に苦しかった。

一方的に私が話すだけ。その形にしました。この子達から何か言われたらとてもじゃないですが耐えられないと思ったからです。この子達に好かれようと思って関わったことはありません。周りからは「距離が近い」と言われることもあります。客観的に見るとそうなのだと思います。しかし、目の前のこの子達の姿を見ていたら突き放したりできない。この子達が必要ときてくれるのであれば私に出来ることは全てやりたい。そう思える選手達でした。

こうやってblogを書きながら涙が止まりません。何をやっているのか。受け入れて進まないといけないのは分かっているのですが。

すみません。思うことを可能な限り書きたいと思います。日付が変わる前に。
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うーん

2021-03-29 | 陸上競技
更新しようという気持ちがないわけではないのですが。なかなか書けません。何を書いて良いのか。分からないまま。

これまでにない複雑な気持ちがあります。目の前の選手達に対して私に何が出来るのか。本当に求められているのか。これから先のことも含めて頭の中がまとまりません。ドライに生きていければ全く違うのだと思います。それができない自分がいる。

数年間かかって「陸上競技を楽しむ」という部分ができるチームになってきました。前向きに積極的に取り組める選手が増えてきた。その中で異動となり自分の中でも割り切れない気持ちが大きくある。

教員であれば自分の苦しさも複雑な心境も全てグッと堪えることが必要だと言われるのかも知れません。今一緒に時間を過ごしてきた選手達のこと。これから先の未知数な世界。実際に陸上競技の指導ができなくなるかもしれない。それを本当に受け入れられるのか。

言葉では表現できない気持ちがあります。単純に異動するだけ。授業で教えることだけを求められるのかどうか。ここは私の中では絶対に譲れない部分です。でもそれは「私にとって」というだけであって周りには関係ない話だったりする。ここも表現が難しい。

何をやってるんだろうというモヤモヤが頭の中にある。良くないことだとは分かるが。単純に割り切れない自分がいる。

上手く書けない。だったら書くなという話かもしれない。1人の人間として表現する自由はあると思う。整理がつかない。
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ご報告

2021-03-27 | 陸上競技
簡単に報告だけさせていただきます。

年度末の人事異動により転勤するとこになりました。sky高校への異動です。母校であるhoshoから6年間で異動。

何ができるか分かりません。与えられたことに向けて取り組んでいきたいと考えています。

うちの選手には申し訳ない気持ちがあります。前任校から異動する時にも同じような気持ちがありました。

上手く書けません。

ひとまず報告として。ご理解いただけたらと思います。
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スピード刺激とバトン練習

2021-03-25 | 陸上競技
水曜日。この日は仮入学。他の学校に比べると早かったようです。そのため午前中はグランドが使えない。うちは駅のそばに学校があるので駐車場がない。グランドが臨時駐車場になります。練習は午後からとしました。競技場で練習することも考えたのですが、私自身が業務のため離れられないので全体の練習時間を遅くすることにしました。




こんな感じになっていました。が、うちが練習で走る場所はクルマが停められている場所とネットの間です。普通にやろうと思えばできたのではないか。そんな気もしますが、この中でグランドを走り続けるというのはなかなか問題かもしれません。特に物が車に当たるということはないですが万が一のことがあったら大変なので。まー、グランドがこんな状態で済んでいるとは思わなかったのもあります。普段はもっとギリギリの所まで車が停まっているので。

練習開始は14時としました。この日は走りたいと思っていたので補強系を減らして。軸系から始めてバランス、コンディショニング。走るために必要な準備に時間を割きました。そこから少しドリル系を。地面からの力を上手く感じながらそれを走りに繋げていく。ここをどうするか。手を替え品を替え感覚を作る。感覚的に優れた選手ばかりではないので。泥臭く重ねていかなければ身につかない部分があります。丁寧に丁寧に。

片脚スキップからDMシザース、シザースをしてからDM投げ、腰押し、二次加速スティック。ここは変わらず。そこからトーイングを。前回実施した時に「ブレーキ」をかけてしまう感じの選手が複数名いました。怖がってしまう部分はあります。そこを克服しなければいつまで経っても水平方向の移動は生まれません。何度か説明しながらです。少し進み始めたなと感じました。これは大きな話です。

そこからバトン練習。10バトン、25並走、合流走。いつもは各2本ずつにするのですがこの日は1本ずつに。バトン練習もしっかりやりたい。が、そこだけに時間を割くと他のことができない。一回の本数を減らしてでも頻度を増やす方が効果的ではないかと考えています。そこから合わせを2本ずつ。かなり良くなってきた感じがあります。絶対的な走力がないのでこういう部分できちんと稼ぎたい。ロスを無くしていく中で少しずつタイムを短縮できたらと考えています。

これも何度か書いていますが私はバトンをある程度の場所で渡すことを目標にしています。それぞれが高いスピードの中でのパスをしたい。渡れば良いというのではなく。ブルーから20m地点を目標に前後させています。ある程度の受け渡しの場所を決めることで「早い」「遅い」が分かるようにならます。いつも声がかかる所で声がかからなければ「渡らない」リスクがあるので緩めなければいけない。渡す方は距離感が分かるので「渡らない」と判断できたら「待て」が言えます。偶然渡るというのではなく「狙って渡す」という部分が大切だと考えています。まずまず。

ここまで終わった段階で1人ハムストリングに違和感があると言ってきました。この日かなりスピードが出ていたのでちょっと心配はしていたのですが。もう走らなくても良いのでは?と伝えましたが「走りたい」と。この辺りはこちらがセーブしなければいけないと思っています。硬くなっている所を緩めました。それにより動けるということだったので痛みが出たらすぐに止めるようにと指示を。選手の気持ちを考えながらも細心の注意を払わなければいけないと思っています。怪我をしたら全てが水の泡です。うまく走らなかった時期からこの日の走りのように進み始めたら楽しくなるのは間違いない。だからといって感情を優先しすぎるのは本末転倒。判断をしなければいけません。

最後は走練習。前回に引き続きです。この日は150m×2-120m、120m×2- 90m、120m-90m-60m。1本の間はそれなりに時間を取っています。ガンガン走るという時期からスピードを出してそれを保つという期間になっています。バランスをとりながら。よく走れるようになっていたなと感じながら見ていました。先日から「痛みが」と言っていた選手。この日も不安がっていました。どこかでそれを抜け出さないといけないのですが。スピードはかなり上がっています。しかし、練習で抑えて走っていても意味がなくなります。その話をした後はかなりスピードを出していました。バランス。

ハードル選手は折り返しを含めてハードル走。かなりスピード維持ができるようになってきました。歩数の切り替えの感じもつかみたかったので負荷をかけながらやるのですが少し休むと回復します。押し切ってしまうので意図的に休憩を短くして取り組みましたがそれでも最後まで押し切りました。打ち合わせをしました。この負荷で切り替えができないのであればもう少し休憩時間を短くして回復しない中でやる方がいいかなと。

切り替えのために最後の1セットは120mH-120m-120mH-120m-120mHにしました。本人が90mでは走った気にならないと言っていたので。最後の120m-120mHの時の休憩を90秒にしたのですが結局最後まで走り切りました。これはかなり力が上がっているのだと思います。次回はもう少し考えないといけない。どこまで17歩で押して行って切り替えるか。これは記録会の後、やっていく方がいいのかなとは感じています。競技場練習をしたいのですがバックストレートの強風の中でやってもあまり意味がない気もしています。難しい。

かなり動けるようになったと感じています。最近は毎日「ケアについて」の話をしています。怪我をしていない時は「自分は大丈夫」と思ってしまいます。関係ない話だと。が、痛みが出た時には既に手遅れになります。その前段階できちんとしたケアをしていく。痛みがない時にきちんとやっておかなければいけないのです。ここは私がやるのではなく選手自身がやること。ここは理解してもらわなければいけないなと。

よく出来たなと思います。継続したいですね。

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スタート確認

2021-03-25 | 陸上競技

かなり追いついてきました。やる気になれば書けるのか。まー無理のないように続けていきたいと思っています。単純なエネルギー不足があるのかもしれませんが。

 

火曜日。この日は通常練習。4月3日が高体連の記録会となります。今週はそれを見据えての準備ができればと思っています。ひたすら追い込むわけではなく。負荷を見ながらやっていくのが理想かなと。

 

バランス系をやってからサーキット。基礎的なことをしっかりとやりたいなと思っています。基礎筋力は継続的に。これが数か月経過するだけで全く成果が違ってきます。何度も書いていますがここも「差」が出ます。計画的に取り組んでいかなけばで強化できない。同時に「意識」も大きく影響する。身体の使い方から考えていけるかどうか。

 

DM∞、セラバンド補強、ハードル股関節。見ているとハードル股関節をやるときに「同時に脚が付いている」選手がいます。これはやりたいことではない。明らかに動きの「遅れ」があります。ここをどうやって改善するのか。他の部分と繋がっていると思います。その前段階でどのようにするか。ここだけの問題ではないなと。

 

ドリル的な動きは最小限で。チューブもも上げのみ。直線的な足運びと入れ替えの部分をしっかりやる。DM投げ、腰押し、二次加速スティックをやってから次の動きへ。ある程度身体を動かしてからSDへ。この頻度は増やしていきたいなと考えています。最初の段階で時間を与えそこで各自が意識して練習を。ここで気になったので「スタートの姿勢」や「力の入れ方」について確認。「音が鳴ったらどうするか」という部分。音が鳴ってから「前足に力を入れる」という答えが返ってきます。いや、それでは遅いのでは??という話を。構えの時点で「前足側に力を入れておく」というのが必要だと思っています。音が鳴ってから力を入れるのでは遅い。

 

ここで「力を入れる」という言葉を勘違いしている選手が複数名いることが判明。単純に前足側に「力を入れている」だけの者が。いやいや。進みたい方向に対してブロックに力を加えておくのです。音が鳴ったら「後ろ足を前に出す」ことで重心移動が生まれる。音が鳴ってから「前足で押す」というのでは遅い。

 

この表現が非常に難しいのですが。ブロックに力を加えているから「後ろ足」を前に出すことで結果的に重心移動が生まれ始める。「前で押す」というのは「結果的なこと」だと思っています。「セット」の段階ですでに力を加えている。ゴムを引っ張って力をためているイメージなのかなと。それを「後ろ足」を引き出すことで解放する。だから前に進み始めるの。これもうまく表現できませんが。

 

この部分をどうにかして身につけていかなければいけません。感覚的なものもありますが。言葉だけで表現するのは難しいですが。一歩目を小さく早くというよりはしっかりと重心移動を生み出したいと思っています。0スタートからの移動なのでここは重要かなと。繰り返し。繰り返し。

 

TDM走を2セット。これは前日に引き続きです。刺激を入れながら感覚を作る。このために少しずつ刺激を変えることもいるのかなと。毎日、日替わり弁当のように変えていた時期もありますが、「定着」を考えるとある程度固定して練習することも必要。が、それだけでは「頭打ち」になるので「刺激」を与えて感覚を研ぎ澄ます時間を作る。これも正解かどうかは分かりません。今はそう考えています。

 

最後に走練習を少しだけ。120m-120m、120m-90mを。本数を少なめにして最大スピードを出す。負荷を高めるというよりは「今出せる最大スピードを出す」という感じにしています。まずまず走れるようになってきているなと感じています。この感覚を大切にして欲しいですね。追い込む部分は追い込む。落とす部分は落とす。ここの「差」を明確にしていきたいですね。

 

ハードル練習も実施しました。スタブロから1台目までの足合わせ。そこから3台目まで。ここで少し届かない。この辺りも調整をしながら。土の上なので当然ながら詰めて配置しています。それでも届かない。ここ最近は問題なく届いていたのですが。5歩での練習が多かったのでその辺りも影響するのかもしれません。タータンであれば問題なく届くと思います。しかし、感覚的に違う部分も出てきます。リズム重視の部分もあるので。1本ずつ調整しながらですね。


少しずつ。少しずつ。足りない部分を補いながら。

 

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色々と

2021-03-24 | 陸上競技

月曜日。この日はグランド状況が不安でした。前日に雨が降っていたのもあり実際にグランドでできるかどうか。必要であれば競技場へ移動しなければけいけないなと考えていました。多少緩い部分はありましたがなんとか練習ができるかなという雰囲気。できることを最大限にやるという感じです。

 

バランス系から始めて上半身下半身。ここは適度に。この部分は毎回やっています。だからこそ「差」が出ます。しつこく言い続けることも必要。「差」を埋めたいとは思うのですが、なかなか。「自分のためにやる」という感覚で取り組めるかどうか。補強は「やった分だけ返ってくる」と思っています。地味なので目に見えて成果が出にくい。ここをどのように考えるか。

 

二重跳びと動き基礎。この部分で「走りを作る」ことを考えています。反発をもらうために事前に二重跳びをしています。その感覚を台ドロップなどに活かす。耐えることからそれを上手く反発につなげる。時間的にこの部分はバランスを見ながらやっていかなければいけないと思います。流れでスイッチングまで。これも「身体の前で動かす」「接地時間を短くする」「浮かない」という部分を重視。自分の走りをどのように作るか。感覚を磨くか。自分の中で不足している「つなぎ」の部分について考えさせられます。

 

後はいつもの流れで練習を進めていく。トーイングをしました。意図的に頻度を増やしています。ここでどれだけ水平方向への推進力を得られるか。感覚を作れるか。が、やはり怖がる。もっともっと自分の「限界値」を越えなければいけません。練習の主たる目的がどこにあるか。その目的が果たせるかどうか。重要なことだと思いますね。

 

そこからはバトン練習メイン。いつも通りの流れで。この日は合わせまでやりました。ある程度、できるようになってきました。バトンを渡す位置の修正。マネージャーが場所の確認をしています。そこで渡すためにどこで「声掛け」をするか。走り始めてからどこで声がかかるか。かからなかったらどうするか。ここは練習だと思います。自分がやる中で作っていくしかない。細かい部分だと思いますが。

 

最後にBDM走を。久々ですが。普段はT走を多くやります。が、グランド状況がそれほど良くない中でT走をすると負荷が高まりすぎます。進みたいのに進めない状況になる。それは避けたいのであえてB走とDM走を実施。「スイング」に意識が生きやすいのでこれはこれで効果が高いかなと思いますね。少しずつですが動きの変化は感じました。これを走りに活かしてもらえるといいなと。

 

最後にホッピングを少しだけ。不足するジャンプ系を入れていきました。十分だと思います。必要な刺激を入れ続ける。

 

「ん?」と思うことが。詳しくは書きませんが。如何なものか。良い気分ではありません。記録として書いておきます。かなり微妙な気分ではあります。かなり。

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ぐだぐだの日曜日

2021-03-24 | 陸上競技

これまた書く必要性のないくらいの内容ですが。

 

日曜日。この日は予定なし。山口市に宿泊していたのでのんびり移動して帰宅。途中で本屋をめぐりながら。昨年末に書いていたのですが「岸部露伴は動かない」というコミックを発見。これがなかなか販売していなくて。ネットで購入しようかと思っていましたが発見できたので本屋で購入。

 

そこからは本当にグダグダ。何もせずに。昼の時点で4時間近く昼寝していました。疲れがピークだったのか。どれだけ寝るのかという話です。

 

夜はオンラインで飲もうという申し出があったのですがどうしても見たいドラマがあったのでまた別日にと。これによりほとんど誰とも接することのない日となりました。これでいいのかどうか(笑)。

 

どうでもいい日も過ごしています。毎日が刺激的な日々ではない。この部分は日常。これも私の活動だと思っています。記録しておきます。

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しっかりと走る

2021-03-23 | 陸上競技

土曜日。かなり近づいてきました(笑)。

 

この日はグランドで練習。天気予報は雨予報でした。どうなるかわかりません。それでもグランドで実施としていたので「走れる限りはやる」という流れにしていました。他校はこの日実施される記録会に出場するという話を聞いていました。うちとしては「練習を積む」という部分がメインです。レースに出てもいいかなという気はありましたが、まだやるべきことがあるなと考えて申し込まず。選手がどう感じていたのかはわかりませんが。

 

雨予報なので集合次第開始。補強系を削ってできるだけ短時間で動ける状況を創りました。バランス系をやってからDM投げ。体の中心に刺激を入れてからセラバンド補強とハードル股関節。簡単に動き基礎も入れながら。休まずに。スイッチングも入れました。ミニハードルを使ってやっていた部分もあるのですが「浮く」感じがあったので接地時間を短くできるようにスティックで。これもグランドで見ながら少しずつ判断しています。どちらが今の状況にあっているか。ここは見極めが必要です。

 

片足スキップを入れて「水平方向」に力の方向を変える。そこからシザース。この日はチューブを使わずにDmシザースと普通のシザースを。股関節が広がりません。ここは大きな課題です。どうすれば空中で移動できるのか。ここは考えながら実行しながらです。単純に「やっていたらできるようになる」とは思えません。空き時間に卵時の姿勢を作ったりする者もいました。それが自分にとってプラスになると判断しての行動。重要だと思います。

 

すぐにいつもの流れに戻して腰押し、二次スティック。そこからトーイング。引っ張られることで強制的に重心移動を作り出します。しかし、怖がって後ろ重心になる者も。ここは改善の余地ありです。どうすればもっともっと進めるのか。前方向に進む感覚を作り出せるかどうかは重要です。進まないのであれば「無理やり進める」という感じでしょうか。

 

そこから40m×2-50m×2-60m×2を。少し雨が降るような感じがありましたがなんとかんとかやり過ごしていました。「気のせい」と言い続けながら・・・。最後に水曜日のメニューと同じ走練習を。150m×3、120m×3、120m-90m-60mを。セット走のような形はあまりやらないのですが。雨が降ったら終わりになるというのもあって急かす部分もありながら。それでも最後まで走り切っていました。なんとかレースで力が出せたらなと。ハードル選手は往復の形で。よくやります。前回もそうでしたがしんどくても前向きにやります。こういう姿勢をほかの選手が見てどう感じるか。もちろん、「自分も」と思うでしょうし「何も感じない」ちう選手も出てくると思います。これも「気づけるかどうか」の話だと思います。

 

他の女子でも1人自ら「少し往復がしたい」と申し出てきています。200mを走ることまで考えると必要な部分だと思います。自分で必要だと感じて取り入れる。それが一番の練習だと持っています。強制的にやっていくことで走ることはしますがプラスにはなりません。自分の意志で「走る」という行動に移せるかどうか。こういう姿を見ていると指導できることに本当に感謝したいなと思います。ここ最近は他校の選手の指導もしてきました。その中でも新しい気づきがあります。それも感謝。グランドで指導できることはありがたいことだと思います。

 

何とか雨も降らずグランドでの練習は終了。最後の補強は室内でやることに。長距離が合同練習をしていたこともあり、接地の部分や股関節の使い方、体幹の保持の仕方など基礎的なことの話もさせてもらいました。無料で(笑)。種目特性が異なっていても必要な要素はあります。そこをどのように理解させるか。吸収する能力が高ければ競技力の伸びも大きくなります。同じことを言っても感じ取れるかどうかは大きい。

 

うちの選手は「シャフト補強」といろいろな補強をやって終わり。シャフト補強以外は選手に任せました。筋力をつけてほしいなと思う選手もいるのですがなかなか。同じことをやっても「付きにくい」のかもしれません。しかし、それ以外にも要因があると思います。しんどい時にどれだけ補強ができるのか。前向きに取り組めるのか。投げ出さずにやれるのか。ここによる「差」は大きい。

 

練習終了後、別の場所へ。以前、チャレンジして「失敗」したラーメン屋さんがあります。何人かで食べに行って「香り」はすごかったのですが食べてみると「うーん」という感じでした。それ以後何かあるたびに「もう一度行ってみたら違うかもしれない」と言われ続けていました。足を運ぶことがなかったので考えていませんでしたが、この日店の前を通るとかなりの人がいました。ひょっとして「今日は違うかも」という大きな期待をして入店してしました。

 

注文してスープを飲むと「苦味」を感じました。魚介系なので「下処理」が不十分だと「苦味」が出るようです。うーん。無念。リベンジならず。もちろん、「好き嫌い」はあると思います。同じものを食べても「美味しい」と感じる人もいる。当然です。私には合いませんでした。悪口ではなく個人的な感想です。

 

禁ラーメン生活。本当に終わってしまいました。終わったことによりその反動でこれまで以上に食べるようになっている気がします。これは間違いなく良くない。どうするかな・・・。節制しなければいけないと思いながらもなかなか・・・。

 

なんとなく書いておきます。なんとなく。

コメント
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