kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

愛しののエビ水槽

2023-06-28 | 陸上競技

エビ水槽のことを。

 

相変わらずなかなかうまくいかないエビ水槽。難しいですね。中国大会から戻ってきてしばらくすると数匹が☆に。うーん。理由がわかりません。45センチ水槽で育てていますからそれなりに水質は安定してきています。水替えの量を減らしてみることに。これまでは2ℓのペットボトルに入れた水を点滴法で入れ替えていました。この大きさの水槽であれば27ℓくらいの水量です。そのうち2ℓの交換ですから大きなダメージはないかなと思っていました。

 

しかし、どうしても数匹が☆になる。ということはもう少し丁寧にやる必要がるのかなと。1ℓのペットボトルを準備していますから1ℓ分だけ交換することに。ネットなどの情報によると5分の1くらいは交換してもい位と書かれています。1回で5ℓでも大丈夫ということになりますが、これがエビにとってダメージなら交換する量を減らしていく必要があると思います。

 

大量の水替えをするとレッドビーシュリンプは脱皮をします。脱皮を促すためには水替えが必要だと思います。エビ自体は脱皮をした後に抱卵をすることになっています。卵巣が成熟してきた時に脱皮するとフェロモンが出てオスと交尾をする。それで抱卵します。少し前からその兆候があるかなと思ってい見ていましたが、やはり抱卵していました。

 

 

すごくわかりにくいですがおなかの部分が黒くなっています。これが卵です。1か月くらいでハッチアウト(孵化)します。毎回ここまではいくのですが大きく育てるのが難しい。この部分も試行錯誤しながらです。

 

ネットでいろいろと検索していたらヤフオクで「送料込み」で10匹2,200円で出品されていました。これはかなりの破格値。近隣のペットショップでは1匹800円くらいで販売されています。送料がどれくらいなのかわかりませんが1,100円くらいはかかるかなと思っています。さらにヤフオクの週末のクーポンを使って10匹で2,200円で購入することができました。いや、めちゃくちゃ安い。すぐに送ってくれました。ありがたい。

 

発泡スチロールに入って送られてきます。この時期の注文はなかなか気になる部分です。暑さに弱いのでやられてしまいます。最大限の配慮をしてくださっていました。ビニール袋に入ったエビたちを別の水槽に移してから水合わせ。ここで「今の水槽」の水を「新しく来たエビ」の小さな水槽に移していきます。この部分がうまくいかないと一瞬で全滅していまします。水合わせがうまくいかなったら1週間後には☆になってしまう。難しい。

 

メインの水槽からゴムチューブを使って小さな水槽に水を入れていきます。本当に少しずつなので調整して「1滴」ずつという感じです。時間がかかりますがこの部分は省略できない。いろいろと調べてみますがどれくらいの時間をかけて調整するのが最適なのか分かりません。あまり長くなりすぎると水槽の水温が変わってしまうのでそれはそれでよくないのかなとも。

 

2時間強かけて水合わせをする。元の水の量の倍になるくらいまで入れていきました。これである程度は水に慣れてくれるかなという感じです。そこから1匹ずつ網ですくってメイン水槽に移していきます。この段階で水があっていなければ入れた瞬間に☆になってしまうようです。やったことは一度もないのでどうなのかわかりませんが。レッドビーシュリンプは非常に弱い個体です。少しのダメージで☆になってしまいます。

 

10匹のはずは11匹入っていました。死着保障のような感じかもしれません。本当に良い個体を安く購入できました。感謝。

 

で、水槽はこんな感じ。

 

 

 

 

まだまだ様子見ですが。あまり数が増えすぎないようにしないといけません水槽のキャパに合わせて調整しながらかなと。とにかく「もっと育てたい」という気持ちが大きくなりすぎてしまうので多く購入してしまう傾向がありました。10数匹入っている水槽に今回11匹投入。それくらいがちょうどいい感じかなと思っています。正解かどうかは分かりませんが。

 

エビ生活。これは本当難しい。植物はそれなりに育ちますがエビは本当に難しい。しっかりと見守っていきたいと思います。唯一の楽しみ。

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いやはや

2023-06-27 | 陸上競技

思うことを。

 

とにかく「やること」「やらないといけないこと」が多すぎる。これはどうなのか。この状況で自分自身を保つというのがどれだけ大変なことなのか。決して遊んでいるわけではありません。ある程度仕事はできるほうだと思っています。それでもやってもやっても終わらない。膨大な量の仕事に追われています。「働く」というのはそういうことだといわれるのかもしれません。今年度は3年生の担任をしているというのも影響している可能性はあります。

 

これから先の日程を見てみると本当に「めまい」がするくらいのハードさです。それが「当たり前」なのかもしれませんが。私だけが過剰に忙しいとは思いません。とはいえ、どうも忙しいというレベルを超えている気がします。この状況で「教員になりたい」という人が増えるとは到底思えない。やらないと仕事は終わらないのでやるしかないのですが。帰宅したら本当に「泥のように眠る」ということしかできません。21時まで起きておくのが不可能な状況。トータルで2時間半くらいの通勤時間。一般道を利用しての通勤ですからかなり苦痛。

 

これから10月末くらいまでは「想像を絶する」日程になっています。それを考えるだけで完全に心が折れる感じがあります。絶望的な感じが自分の中にある。それでも「やるしかない」という現実。本当に必要な仕事なのかどうか。ここも踏まえて考えていかないといけない。以前このようなことを書いていたら「愚痴を書くな」というコメントをもらいました。まー「読んでいて面白くない」という意見はあると思います。しかし、「現実」はどうなのか。そこから目を背けて何かをするというのは難しいと思います。

 

本当に疲弊しているなと感じています。やりがい搾取というだけではない。この状況は「物理的に不可能」ではないか。それでもやるのが「当たり前」なのか。3年生の担任になると早い時期に「調査書」を作成しないといけません。これには膨大なエネルギーを使います。気を遣う部分もありますし。三者面談もある。考査の作成、広報の作成、授業の準備、評価・・・。「業務改善」というのがどれだけ進むのか。従来通りの「仕事」のやり方では間違いなくできないと思っています。それなのに「次はこれ」という感じで仕事が舞い込んでくる。

 

先週の水曜日には「起業家教育」ということで授業を使って外部の方に「講義」をしてもらいました。これは自ら申し出てやったというわけではないのですが。調整に膨大なエネルギーを使う。中国大会から戻ってきて月曜日から「突発的な調整」を必要とすることが起きる。さらにその水曜日には「インターハイの申し込み」に関する会議があってその会場準備などもある。講義ではかなりたくさんの方が来校される。その対応に追われる。新聞社もテレビ局も来る。恐ろしい話がいきなり降ってわいてくる。こういう状況の中でも「教育活動」なのでやらないといけないのです。それは「当たり前」なのかどうか分かりません。

 

この話の中で「起業」について聞いていると、「もっとやりたいことがある」という気持ちが大きくなります。教育費がかかるので全てを放棄して「起業」や「独立」というのは難しいと思います。それが最大の難点。別にお金にこだわりはありませんが、子どもたちが大学を卒業するまでは「生活の糧」としてやらないといけない部分が出てきます。今の仕事自体が嫌いだとは思いません。しかし、「非効率的」な部分も踏まえて「今のままでいいのか」という気持ちが強くなり案す。自分自身の時間を完全に「浪費」している感覚があるからです。

 

吐き出したところで現状は何も変わらない。それは分かっています。しかし、やるしかないという現実から目を背けることはできない。さすがに気持ちが滅入ってきました。できない部分がある。気持ちが保てない部分がある。どうするのか。やるしかないのでしょうが。本気で気持ちが萎えています。他の人たちがどうやって「モチベーション」を保っているのか知りたいくらい。

 

はぁ。

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ぼちぼち

2023-06-26 | 陸上競技

更新さぼっていました。というか案外やることが多くて。そして抜けない疲労観の中で。

 

中国大会が終わってから2日間練習は休み。選手が日誌を書いていますが私は目を通していません。日誌はkbt先生が見ることになっているので。それでいいかなと。私自身は今後どのように競技と関わるかを考えていました。クラブチームを作りたいという気持ちが今でも強くあります。今山口県ではクラブチームが乱立してます。それぞれが色々な角度から考えてクラブチームを作られている。もうすでに私は遅れていますね。とはいえ、今の自分に何ができるのかは考えていきたいと思っています。「学校」の枠を超えて何ができるか。それは求められているのか。ある程度の「素質」があれば「結果」が出せると思います。「普通の選手」がどれだけ記録が伸びていくかというのも個人的には「楽しみ」ではあります。

 

水曜日から練習再開。この日からテスト週間に入るというのもあります。限られた時間の中で「優先」することはなにか。やはり「トレーニング」かなと思っています。中国大会のことを考えるとやはり「体力」の部分、「筋力」の部分で「足りないな」と思うことが多々ありました。技術的な話も当然しますが、時間をかけて「身体づくり」をしていくというのは重要だと思っています。こういう部分は「クラブチーム」だったら「選手受け」は悪いかもしれませんね。地味だし面白くないし。こういう部分がしっかりできる「クラブチーム」であればぜひともやりたいと思います。短期的な視野ではなく長期的な視野で考えていけるクラブがいいなと。

 

話がそれていますが、水曜日は上半身下半身とDM∞、さらにシャフト補強。まずますの負荷です。これで筋肉痛になるかなと。木曜日は短い距離を中心に。本当はバトンまでやりたかったのですが時間の関係で省略。スプリント練習までで時間が来てしまいました。それ以上はやらないと決めているので終わり。金曜日も水曜日と同じようjに「トレーニング」を中心に。1時間しかできないということなので「優先順」をつけないといけないと思っています。本当は「走る」練習も必要なのだと思いますが、すべてをやるのは難しい。そうであれば「身体づくり」を優先的に実施するほうが効果的かなと。ここも考え方だと思っています。良いか悪いかは分かりませんが。

 

土曜日は中学校の選手権。期末考査と重なっているということでした。それだけでも中学校の競技参加者が減ってきている中でこのタイミングだと「県大会」を知らないまま多くの選手が埋もれていくのかもしれません。この大会からは「クラブチーム」に登録しての出場も多くなっていました。本当に時代が変わりつつあります。中学校から高校に向けて一貫の練習スタイルができると「強化」に繋がると思います。別に「お金」も「名誉」も欲しいわけではありません。「強化」することができるかどうか自分の中で最優先事項です。分かってもらえないと思いますが。

 

土曜日の午前中は散歩してから見に行こうかと思っていました。前日に選手が「学校に来ますか?」と聞いてきました。「学校で練習をするから来るなら見てほしい」とのこと。こういう申し出を断るわけにはいきません。「強くなりたい」と願っている選手がいるなら手伝いたい。それがこれまでの私を動かしてきた原動力ですから。体力的にはかなりきつい部分もありますが(笑)。ハードルを跳びたいということなので。5歩ハードルを実施。本人が5歩がいいということだったのでそれに合わせています。5歩ハードルであればある程度刻めます。この感覚の中でショートハードルがどれだけ跳べるか。刻む感覚を身に付けることで後半までの対策ができます。

 

土曜日の夕方は舎監でした。このタイミングで「明日は学校に来ますか?」と聞かれる。寮生は帰省しているので誰もいません。こちらに住んでいる選手からの申し出です。上述のハードル選手(笑)。「寮にはいるけどね」という返答をしておきました。ハードル練習がしたいのだと思います。そうなると行くしかないかなと。中国大会で納得する順位が確保できなかった。このことは大きいのだと思います。何とかして自分の力でインターハイに進みたい。その想いが原動力になるのであればサポートはしないといけないかなと。

 

土の上で8mで12台。前回やった時も微妙な感じでした。この日実施すると8台目以降はピッチが保てません。実際のレースであればある程度誤魔化せていたのかもしれませんが、この部分でピッチが保てなくなりさらには届かなくなる。この練習ができたことで今後の練習の流れが見えてきました。前半もやっておかないといけないと思いますが、後半の維持が大きな課題になるなと。実際に100mのレースでも後半空回りして上に抜けてしまう部分がありました。ここを改善できればタイム的にはかなり上がってくると思います。どうしても「専門練習」という形でハードルを跳ぶ機会が増えます。経験不足なので必要なことだとは思いますが。走練習をしっかりとやらないといけない。改めてそう感じました。

 

こうやって「休み」の間に何をするか。土日にやるメニューに関しては各自で考えさせています。一応事前にこちらに報告をするようにもしています。「管理する」という気はないですがある程度のことはこちらでコントロールしておく必要があります。

 

中学校の大会を見ました。思うことはそれなりにあります。他県との違いは「選手が集まるかどうか」だと思います。おこがましい言い方になるかもしれませんが、現時点でリレーでインターハイを狙うためには特定の学校でやるしかないと思っています。女子のスプリントが個人でインターハイに行くにはレベルが高すぎます。もちろん、まったく届かないとは思いませんが。「中国大会に行く」ことを目標にするのであればどこでやってもそれほど差はないと思います。しかし、「リレーで戦う」ことを考えれば「やるべきこと」は見えてきます。なかなか人が集まってくれない状況があります。それでも「毎年インターハイに行く」ことを考えることができる学校はほとんどありません。

 

それを「私」がやるのかどうかは不明です。今は「競技志向」の要素が少なくなっているのかもしれません。だとしても「全国大会に進みたい」と思ってやるのであればある程度「限られた状況」であるのは確かです。面白いなと思う選手が数名いました。これは「きちんと鍛えていけば」という条件付きです。どこでやっても強くなるとは思えません。そうであればどうするか。

 

目の前にあるインターハイに向けての準備。同時にこれから先に向けて。クラブチームに関しても「あきらめきれない」自分がいるのは確かです。どういう形でこれから先の陸上競技にかかわっていくか。常に自問自答。

 

記録しておきます。

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どこを目指すか

2023-06-24 | 陸上競技

思うことを。

 

中国大会が終わって。インターハイに向けて準備を進めていかなければいけません。学校によっては「インターハイに行く」ことが最大目標だったりします。これを否定する気はありません。高校生にとって「インターハイ出場」は大きな目標です。指導者にとってもそうかもしれません。しかし、私は「勝負したい」とずっと思っています。参加するだけではなく一つでもラウンドをすすむ。インターハイで最大パフォーマンスを発揮してPB更新をする。簡単なことではありませんが、私自身が「満足」したらそこで終わってしまうからです。

 

ここ数年の感じからしたら400mHでは1分02秒50は最低条件だと思っています。この記録を予選で出せれば「可能性がある」という感じです。ここから約45日の時間を最大限に使えば戦えるかもしれません。予選と準決勝は別の日です。その1本にかけて「勝負する」ことはできると思っています。選手がどのような気持ちで取り組むか。せっかく北海道まで行って1本だけではもったいない。

 

マイルは最低でも3分52秒を切ることが求められます。それで5%くらいの確率で準決勝か。3分51秒台が出せれば30%くらいの確立になるでしょうか。今の持ちタイムから3秒短縮しないといけません。もちろん「簡単ではない」のは確かです。しかし、「無理」と思ってやっていくよりも「絶対に準決勝に進む」という気持ちでやっていくことで可能性が少しでも上がるのではないかなと。中国地区だけですでに3分50秒を3チーム切っています。陸マガの記録を見てみると3分50秒を切っているチームが「36チーム」です(笑)。もう、笑うしかありません。8位に入るためには3分46秒切りが必要になるのかなと。

 

3年生が出場してくれる今回のマイルでなんとか準決勝に進みたいと思っています。一人あと1.5秒短縮しないといけないという「想像を絶する」レベルの話になるのですが。マイルに関してもエースがいません。圧倒的な力を持った選手がいない。その中でどう戦うのか。上位チームと戦う。現時点でのチームランキングは「74位」です。ここから「24番目」に入ることを考えると気が遠くなるのかもしれません。

 

個人的には面白いなと思っています。周りが「無理だ」ということに対してどのように抗うか。反骨精神とは言いませんが「できない」と決めつけてやっていると絶対にできません。それを覆すことができるかどうかです。私がそう考えていてもあとは選手がどのように考えるか。このチャンスを生かすかどうか。2年生にとっては来年につながるかもしれません。が、今やらないと来年もありません。ボコボコにされるかもしれません。かなりの確率でやられると思います。経験をするために行くわけではありません。中国地区で5番目になって満足するチームならこれ以上の指導は必要ないと思います。初めて顧問する方が担当しても差はないでしょうから。

 

インターハイに行くことは特別ではありません。しかし、地区大会で6番以内に入るのは簡単なことではない。行けない選手がいじけるようなチームにはなってほしくないと思います。誰もが行ける場所ではない。能力の差を感じながらも「どうすれば行けるのか」を真剣に考えることが重要なのです。行けるかどうかは分かりません。その年によって競技レベルが違う部分も出てくるからです。「運」もあります。

 

それでも高いところを目指してやる。目指せないなら「競技」ではなく「楽しく」やればいいともいます。県総体の待機場所でお菓子を食べたり、ゲームをしているところもあります。それはそれで「やりかた」だと思います。そこに価値があると思ってやる選手がいてもいいと思います。本気でやろうとしているところの妨害にならなければ。全ての選手がインターハイを狙うわけではない。しかし、「最高の自分」は目指してほしいと思います。

 

他県と戦うことも今後は視野に入れていかないといけない。ある程度、選手が集まってきてくれないかなと思っています。これまでのように分散していたら間違いなく「インターハイに行く確率」は下がります。両リレーでインターハイに出場する。高いレベルで競争をする。その中でしか戦えないと思っています。これまでは分散していても時々リレーでインターハイに行くチームが出ていました。「毎年行く」というチームがほとんどない。「強豪校」と言われる学校がないというのは山口県として戦えない原因だと思っています。そうなるとある程度の「厳しさ」も必要になる。適度にやってインターハイに行くというのは今の県内の状況では「すごい能力」がない限り不可能だと。

 

マイルで3走を走ったSさん、中学校の時の200mのベストは27秒89です。驚くほど速いという記録ではありません。それでもある程度練習を積めれば59秒70で走りますし、インターハイにも進めます。彼女よりも記録が上だった選手もいますが、本当にインターハイに進める選手がどれだけいるか。まだまだ伸びると思います。そう考えると「どこで競技をやるか」も大きな要因だと思います。「中国大会に行けばいい」という水準でやるのか「本気で全国を狙う」という水準でやるのか。

 

まー私が適当に書いているだけなのであまり意味のない記事ですが。これから先のこと真剣に考える。ある程度集まってくれれば「勝負できる」ようになるかもしれません。こればっかりはどうなのか分かりませんが。まとまりがないですが。記録しておきます。

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色々と

2023-06-23 | 陸上競技

中国開会が終わって。

 

ほとんど食事がとれなかったので気が付くと4㎏痩せていました。ちょうど体重を減らそうという取り組みをしたのもありますが。数日間で4㎏痩せるというのはどうなのか。健康ではないでしょうね。これを機に少しずつ健康体になれたらと思います。が、あまりにもダメージが大きくて正常な生活ができません。さらにそのタイミングであれこれ行事が重なる。本来業務だとは思うのですが「異常」なまでのバタバタ感。周囲の方が気を使ってくれていますが。

 

公立校、1年以内に辞める教諭じわり増加 目立つ精神疾患での退職(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

公立校、1年以内に辞める教諭じわり増加 目立つ精神疾患での退職(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 公立学校の教員に正規採用されたのに、1年以内に辞めるケースが増えている。教員の長時間労働の問題が解消されないなか、教育現場で新人を支援する態勢が不十分なことが背...

Yahoo!ニュース

 

絶妙なタイミングでこんな記事が。このような環境を変えない限りは「現場」で働くのは本当にしんどいと思います。必要な仕事ではない部分は削るほうが良い。「前例主義」でやっていますから「自分で辞める」というのができない。本質的に不要なことに対して「やらなければいけない」という現状を変えていかないとどうにもならないかなと。

 

別の記事を見ていて。鹿児島の公立高校で高校生がPayPayを使っての不正送金詐欺について触れてありました。保護者会を実施したと。

 

公立高校で生徒数十人が詐欺事案に関与か 臨時説明会も保護者側、学校側かみ合わず 今後の捜査の行方は?【鹿児島発】(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

公立高校で生徒数十人が詐欺事案に関与か 臨時説明会も保護者側、学校側かみ合わず 今後の捜査の行方は?【鹿児島発】(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

鹿児島県内の公立高校で、数十人の生徒が詐欺事案に関わっていた疑いがあることが分かった。警察が経緯などを捜査している。

Yahoo!ニュース

 

 

保護者会の質疑応答の中に「この事案はどこに問題があると思いますか」という質問があったようです。これはひょっとしたら「学校の指導が不十分だったのでこのような事件が起きた」と返答しないと許されないという部分が出てくるのかと背筋が寒くなりました。学校の生徒が起こした事案です。しかし、これを全て「高校の責任」と言われるのであれば本当に怖くなります。学校を離れた場所での事件。それも見えない詐欺事件。それも含めて全て「学校の責任」となるのであれば、学校側はリスクが大きすぎます。

 

本当に必要ならやるべきかもしれません。しかし、すべての責任を学校側に求められてもやっていけないと思います。時間外労働はごく当たり前のように存在します。「特別措置法」があって教員は時間外労働に対する対価は支払われない。その代わりに「給与の4%」の手当てがつく。すごい話です。30万円の給料であれば1万2千円。100時間の時間外労働があっても1万2千円です。これが今後見直しになって「給与の10%」になるかもしれない。が、100時間の時間外労働の対価が3万円です。そんなことよりも「本質的な業務改善」をしてくれって話だと思います。ひょっとしたら「私だけ」がそう思っているのかもしれません。1万2千円が3万円になったら「働き甲斐がある」と思うのかも。時間外労働の時給が300円になったら喜ぶのか。

 

前も書きましたが「教員免許がなくても採用試験が受けられる」というシステムを新しく導入する。大学3年生の時から教員採用試験が受けられる。ここも「そこじゃない」という感覚です。教員免許がないから教員にならないというのではないのです。本気で「そこが原因」だと思っているとすればこれほど幸せなことはないと思います。

 

「生徒のために」「お金ではない」という人がいるのだと思います。「教員だからやって当たり前」だと。それは間違っていると思っています。そのような考え方を変えていかない限り「職場」は絶対に変わりません。私は本気で「クラブチーム」での活動をしたいなというのがあります。教員としての仕事に限界を感じている部分があるからです。過剰なストレスと感じながら「対価」はそれほどでもない。仕事は日々増えていく。周りは「楽しそうですね」と言いますが、実際はどうなのか。完全な「サービス業」と化している今の状況で「もっと働け」と言われることは地獄のような生活を強いらえているだけ。

 

生活しなければいけません。単純に「辞める」とは言えない。その現状がどこまで自分自身で耐えられるのか。もうなんか本当に疲れている気がします。私だけではないと思っています。

 

はぁ。

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中国大会2023~葛藤と現状~

2023-06-22 | 陸上競技

中国大会のことを。

 

「最低限」のノルマは達成できたかなと。もちろん、すべての種目でインターハイの切符を手にしたい。しかし、それは現実問題として難しい。それでも「可能性」があった種目がいくつかあります。100mHに関してはランキング上位で出場しています。事前の練習で上手く走れなかったときに別の対応をしていたら違っていたかもしれない。4継に関しては47秒89のチームベストですが9番目。やはりリレーでのインターハイを経験させたい。それが達成できませんでした。

 

「1・2年生だけで組んでいる4継だから」と言われるかもしれません。「来年が楽しみだ」と。実際問題、来年どうなっているか分かりません。目の前の大会で結果を残すことは選手にとって本当に大きなことです。「来年がある」と考えていたら絶対に戦えないと思います。1年後に怪我をせずに走れる保証はどこにもないのですから。悔しいというよりも「申し訳ない」という気持ちが強くあります。「引責辞任」さえ考えないといけないと思うレベルです。元々、「結果が残せなかったら指導する必要性はない」と考えています。誰かが必要だと思ってくれたとしても誰かが「他の指導のほうが良い」と思うことは十分にある話です。すべての種目を網羅できるほどの指導はできません。顧客満足度であれば低いかなと思っています。

 

さらに色々と考えています。他の地区を見ると大半のレースが「予選・決勝」だったりします。近畿は6地区あるので準決勝も行われていますが、4日間開催です。中国地区は3日間で「予選・準決勝・決勝」を行います。他地区では「最大出力」を高めることを重視することができる。練習スタイル自体も考えないといけないのかなという部分があります。インターハイは5日間開催。400mHは予選と準決勝・決勝が別の日。それ以外の種目は1日に3本あります。タフでなければいけない。そこは間違いないですが「最大出力」を高めていくことも必要になります。それが「爆発力」になるのかなと。今のスタイルに足りない部分はそこだと思います。

 

練習としては「本数を重ねる」部分をそれほど増やさないようにしています。「無事これ名馬なり」です。怪我をしないように取り組むことはすごく大切だと思っています。タータンで走る量を減らして基本はアンツーカで走る。ハードルの技術練習に関しても極力タータンではやらない。走練習で本数を重ねるのはアンツーカ。これも基本だと思っています。今のスタイルでどれだけ戦えるのか。もうワンランク上を目指さない限りは「日本一」になることは不可能かなと。インターハイで入賞もしたことがないのに偉そうに「日本一」のことを言い続けています。目指さないと絶対に届かない。それだけは確かです。

 

爆発力がない。それは「練習内容」に起因するのではないかなと思っています。それなりに「結果」は出ているかもしれませんが、これでは「インターハイに行く」というだけです。リレーでインターハイの決勝を目指そうと思えば100mの11秒台のエースは必須。さらには平均値を12秒1くらいに引き上げないといけないと思っています。普通にやって届くのか。今のチーム状況であれば私ではない指導者が指導するほうが「伸ばせる」のかもしれない。私は「クラブチーム」か何かでそれなりにやることのほうがあっているかもしれない。正直分かりません。選手に「結果を出させる」というのは指導する側の使命だと思っています。何をもって「結果」とするのか。インターハイに進んだら「結果」なのか。「入賞」したら「結果」なのか。「日本一」になったら「結果」なのか。分からない部分があります。私自身が目指す「陸上競技」とは何か。それは周囲に受け入れられるのか。不透明です。

 

頭の中に様々なイメージがあります。時間が足りない中でやってきたこと。これは「現状」では間違っていなかったのではないかなと思っています。漠然と「インターハイに進む」ことを考えていた選手たちに明確な「目標」を与えることはできたのではないかなと。陸上競技はシビアだと思います。どれだけ「高い目標」を持ったとしても色々な要因で届かないことがあります。100mが14秒台の選手が「インターハイに行く」と言ってもなかなか現実味がありません。練習をほとんどしなくても速い選手もいます。専門的な指導がなくても「速い選手は速い」というのが現実です。きれいごとを並べて「誰もがインターハイに行ける」というのはその場をごまかしているだけです。6人、6チームしか行けないインターハイ。県で1位でも中国地区で負けたらインターハイには行けません。県全体のレベルが上がらないと「井の中の蛙」状態で勝ち上がることは不可能です。目指すのは「県で1番」ではなく「中国6番」だと思います。

 

女子の200m、1~5番までが広島県の選手でした。完全に置いていかれています。単独で抗うことでどこまで戦るのか。明らかに「力負けしている」現状を周りはどう考えるのか。「陸上競技」として今やっていることが正解かどうかも分かりません。「ハードル練習会」をやり続ける。可能であれば「スプリント練習会」をやり続ける必要性があるかもしれません。それを私がやるのか。やるのであれば「単独チーム」をもってやり続けるのは不可能ではないか。「単独チーム」でどうにかなるのか。もっと大きな視野が必要なのでないか。ここは本当に考えさせられます。

 

それほど親しくはないですが、山口県で唯一のポールの指導者がまたも2人をインターハイに連れていきます。ここは間違いなく「指導者の力」以外の何物でもないと思います。長い時間をかけて取り組んでいることが間違いなく形になる。指導の水準を下げてまで彼が指導する必要はないと思っています。もちろん、「普及」という視点では「自分から階段を下りていく」ことも必要かもしれません。しかし、「選手に上がってこい」と求めることも必要なのかなと思っています。選手に合わせることで間違いなく競技レベルは下がります。何が正解なのかは分かりません。時代の流れとともにやり方も考え方も変わっていくのかもしれないですね。


大きく変えるくらいならやりたくないなと思っています。これはあくまで私見なので周りの人がどう思っているのかは分かりませんが。教育や部活動自体が「やりにくい」状況になっているのは間違いありません。価値観の多様化による考え方の違いも顕在化しています。その中で本気でやろうとすれば間違いなく軋轢が生まれます。中学校の時の実績なんてほとんど関係ない気はしています。とはいえ、多くの選手や保護者は「インターハイに行ける」と信じているのかもしれません。そんなに簡単に行けるなら大半の選手はインターハイ選手です。1種目につきたった6人しか行けないインターハイ、どれだけ本気になって取り組めるかだと思いますね。


まとまりませんが。インターハイに行ったから手放して喜ぶ気はありません。そしてこれから先の自分のやり方についても冷静に考えたいと思っています。書きたいことを書きたいように。もちろんストレートではなくある程度言葉を選びながら。

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中国大会2023~マイル決勝~

2023-06-22 | 陸上競技

中国大会のことを。

 

100mHの決勝が終わってからマイルのアップに。ここにきて「絶対に行くぞ」という言葉かけはしません。必要以上の言葉かけは選手にとってマイナスだと思うからです。今やるべきことは「インターハイに行く」というのを考えるのではない。どうやって自分の走りをするのかということだけです。それ以外の情報は必要ない。「インターハイに行く」ということを考えたところでパフォーマンスは上がりません。

 

残念ながらこれまで「圧倒的な力」をもってインターハイを決めたことはありません。いつも下位入賞しながらインターハイに進んでいます。2年前に100mHで3位に入った時も「本当に行けるのか」という部分がありました。ハイレベルだったので。4継でhoshoの時に「3位を狙う」というのができたのが一番「高確率」だったかなと思います。県総体の予選でバトンが落ちた時は「終わった」という感じがありましたが、それ以後はきちんと走ってくれました。もっとタイムは出せたと思いますが。

 

そんな中で学習したことは「まー適当にやろう」ということです。ずっとkd先生から言われていた部分。「指導者が緊張していたら選手に伝わる」「インターハイに行きたいと思っている指導者の雰囲気は伝わる」とずっと言われていました。それもあって今は「インターハイに行きたい」というのをどうサポートするかだけを考えています。指導する側が「インターハイに行きたい」と思っている部分があるからです。自分自身が「インターハイに行きたい」という指導者も多々います。私は「別にいい」と思っているので。

 

本当に選手自身が「インターハイに行く」と思って取り組まなければ、指導者が一方的に引っ張るだけになります。それって最後に何が残るのか。もちろん、「意識改革」は必要です。それが本物になるかどうかは最後は「選手次第」だとは思いますが、そこに至るまでに引き上げるのが我々の仕事なのかなと。強い選手がいてほとんど指導しなくてもインターハイに行くところもあります。こういう場合は、指導者が素人でも全く関係ありません。「強いから行く」のです。山口県のように選手が分散する県では往々にしてあることです。しかし、「継続的に行く」ことがどれだけできるか。選手が入れ替わっても同じように「戦える」かどうかです。

 

前置き長くなっていますが。ということで、アップはいつも通り。室内練習場でやっていきました。それぞれの動きに対してどうアプローチするか。いいなと思う動きに対しては積極的に認めるようにしています。これは前からそうなのですが。気になる部分があれば「別の意識」ができるようにしていく。それだけです。付きっきりで時間をかけて一挙手一投足を指導することはありません。アップ上では「見守る」という指導者の方が多いのかもしれません。私は結構あれこれします。ここで結果は変わると思っているので。

 

室内練習場から招集所に向かう途中に本校の応援団がいました。選手は一人一人とグータッチをしながら進んでいました。最初にTさんが立っていたのも影響しているでしょうが。良い光景です。普段は一緒に練習する機会が少ない男子もこうやって応援してくれる。隣にいた他校の選手にも「応援してよ」と投げかけておきました。男子のマイルで決勝に残っている山口県のチームです。お互い様ですね。

 

特別に声掛けをして送り出した記憶はありません。「1・2走で流れを作ってほしい」「3走で59秒台で走れる選手は他にはいないから良い位置で持ってきてほしい」「アンカーまでにどれだけ差をつけられるか」という必要な情報だけ。それ以上でもそれ以下でもない。私にできるのはここまでですから。

 

マイル決勝。2~4走が100mのスタート側に向かって1本流しをします。この時にすでに応援が始まっていました。先頭になって声掛けをしているのがTさんでした。これはなかなかの状況。走らないけどできることはある。チームの先頭に立ってみんなを引っ張ってくれている。大きな力になります。

 

レースが始まる。1走は2年生のIさん。最初から行くしかないと思ってかなり飛ばしていきました。2レーンだったのもあり前側とは差が詰まります。が、4レーンからは「別格」の強さがありました。走りは悪くないのに前との差は詰まりません。本人も焦ったと思います。最後の直線に入るときには「詰まっているな」という感じがありましたが、ラスト50mくらいで少しずつ話されます。3レーンのチームにも差し返される。1走から2走にバトンが渡った時点で「最下位」でした。バトンを渡した時点で59秒0でしたが、このタイムでは「ついていけない」ということ。厳しい。

 

2走はKaさん。マイルになると圧倒的に力を示してくれます。今回の中国地区の400mは7番目が56秒80です。kaさんの持ちタイムとは7番目でも3秒違う。この圧倒的な差を埋めることができるか。最初から積極的に前を追ってくれました。内側というのもあってカーブから出るときに前と詰まります。とにかく行くしかないという部分。スピードはありませんが持久力はあります。最後の直線でかなり追いついてくれました。それでも6番争いをするかどうかの流れ。前のチームは全く見ていません。とにかく6番争いをすることだけでしたから。ラップが58秒7。何とかつないでくれました。

 

3走にバトンが渡るときに目の前を走っていたチームの2走が前を突然横切る。かなり危険でした。この状態で接触していたら間違いなく終わっていたと思います。うまく3走のSさんが交わしてくれましたが、かなりロスをしました。気持ちの良いレースをしてほしいと思っていましたからこういうのはどうかなと。ロスをして少し離れてしまいました。7番手だったと思います。Sさんが前に追いついてくれました。そこから接戦。が、スーパーエースを抱えているknbが離れていきました。もう1チームも少し離れています。この状況でアンカーに行けば勝負になる。最後までSさんが粘って6位でバトンを渡したと思います。7位のチームは離れています。ここも58秒7くらい。

 

アンカー勝負。うちのアンカーは400mHで3位に入ったKuさん。ポテンシャルはかなりのものです。まだ体ができていないので力を発揮できていませんが、きちんとやって日本一を狙わせたいと思っている選手です。ひとつ前に6番争いをすると考えていたtisが。アンカーはマルチスプリンター。100~400m、さらには100mHまでこなします。その選手を相手にKuさんがどれだけ走るか。前半の200mはかなり冷静に走っていました。余裕がある走り。後ろからknbの選手がおってきますがそれほど詰まらない。200m地点かKuさんが切り替えて前に出る。しびれる展開です。最後の直線で引き離しにかかる。相手も強いので離せません。が、この時点で後ろの選手が完全に離れています。インターハイは確定ライン。あとは順位とタイム。

 

5位でフィニッシュしました。が、フィニッシュタイマーには優勝校のタイムが出ています。「3分45秒1」・・・。いやいや、なんてことなんだ。前でどのような展開をしていたのか全く見ていませんがものすごいタイムで走っていました。2位も3分46秒28、3位が3分49秒29。中国地区でこのレベルのレースがあったのか。1位、2位はエリアレコードです。うちの記録は3分54秒75。アンカーの400mだけのラップが56秒台だったということです。フィニッシュまでの10mがあるのでそこまでの記録にはなっていないと思いますが。それでも県総体を3分57秒で通過したチームとしては十分やり切れたのではないかなと思います。

 

レースが終わって4人のところに行きました。もう何を言っているのか分からないくらい泣いていました。喜びの部分もあるし、安堵した部分もあったと思います。その姿を見た保護者の方はどう感じられたか。「競技」を通じて何かが変わった部分も感じてもらえたか。それなりにたくましさがあります。多くの関係者が喜んでくれることは大きな意味があります。

 

マイルを走った4人とTさんがあった時には全員が号泣していました。こういう姿は良いですね。これまでやってきたことが多少なりと報われる。この1か月間くらいはハードなことも求めていました。泣きながら走っている選手もいました。その中で「インターハイに進む」ということができたのはこの子たちにとっては大きな意味のあることです。周囲が無理だと言ってもこちら側が「必ず達成する」という気持ちで取り組めれば可能性は出てくる。信じてやれるかどうかだと思っています。昨年の秋に4分8秒かかっていたチームが数か月で全くの別のチームになる。高校生の力を感じています。

 

保護者の方も喜んでおられました。以前、部活動懇談会の際に「結果を出すことを最優先する」というような偉そうなことを言いました。人間的な成長も求めています。が、それ以上に「結果」をだす。何のためにうちに来て競技をしているのか。家を離れて寮で生活している選手もいます。そうであればそれに見合うだけの「結果」を保護者に感じてもらいたい。もちろん、100%の「結果」を出したとは思っていません。昨年度トラック種目での出場が0だったところからなんとかレベルアップはできたのかなと思っています。もちろん、上手くいかなかった種目もある。そこに対してのフォローがどうなるのか。大きな課題ではあります。

 

インターハイに進む。ここだけを目指してやってきました。ひょっとしたら過去最高に自分自身のエネルギーを使ったかもしれません。抜け殻のようになる可能性も十分あります。結果を残す。残せなかった部分に対しての「責任」はどうなのか。批判もあると思います。それもすべて加味しながら自分のこれから先のことを考えたいと思います。

 

長々と書いています。すみません。それほど面白くないかもしれませんが。記録として。

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中国大会2023〜マイルの葛藤と100mH〜

2023-06-22 | 陸上競技
中国大会のことを。

前の記事の続きになりますが。マイルの予選が終わってから色々と考えさせられました。直接Tさんと話す中で確認していくしかないかなと。前日の大幅ベストと歓喜の中でどれだけ自分のコンディションを把握できているか。もちろん、走りたい気持ちはあると思います。普通考えたら中国大会の400mHで4位になった選手をマイルメンバーから外すということはあり得ません。「気持ちが乗っているから大丈夫だろう」と言われる部分もありましたが、これまでずっと見てきてこういう状況の時には冷静に判断しないといけないと思っています。実際話した内容はここには書きませんが、本人がどのように感じているのかも含めて総合的に判断しないといけないなと。本人には変更の可能性があることを伝えておきました。かなり嫌な気持ちになったのではないかなとは思っています。

かなり話をしました。そのタイミングで今度は100mHが始まります。本当に時間がない。持ちタイム的には6番目のKarさん。今シーズンから本格的に100mHを始めています。県大会レベルも前回が初めて。中国大会も初めて。その中でどのように力を発揮するか。しっかりとインターバルを走ることを常に言い続けています。それがなかなかできない部分もある。レース前の1本で2台目を跳ばずに止めました。後で聞くと「届かない」と・・・。

中国大会前の最後の刺激の時だったか。ここでも2台目で止まるというのがありました。「届かないと感じた」と言っていました。心理的なものが大きく影響しているのだと思います。通常考えてもこのレベルになって2台目までに届かないということは考えられません。やはり「直前の刺激」がどのような練習になるかは大きな部分だと思います。

実際の予選は前半かなり遅れる。「2台目が届かない」というプレッシャーがあったのだと思います。ここまで遅れてしまうとなかなか挽回できません。14秒86の2着。タイム的にはセカンドベストではありますが、本来の走りとは全く別の状態です。このタイムでは当然ながらインターハイには届きません。色々と確認しないといけないなと思う部分が。性格的なこともあるのでそこを踏まえての対応になるだろうなと。

すぐに女子の200mがありました。ここで走るIさんの走りを見てマイルメンバーをどうするか決めたいなと。レースは3レーン、200mに対しては苦手意識があります。先日の県総体では前半から全く走れずに5位になる。3位以内が十分狙えただけに勿体ないレースでした。今回は前半からしっかりと行くように伝えています。良い流れで入ってきましたがラスト30mくらいでピッチが落ちてきて同じ山口の選手に少し交わされました。タイム的には26秒24で「一応ベスト」ですが、12秒44で走れるようになっているので最低でも25秒台は出せないといけないなと思っています。

レース後に話をしましたが若干感情的になっていました。この辺りのコントロールができるようになるかどうか。負けず嫌いな部分があります。当然ですが。それでもこの部分をコントロールできるかどうかは重要だと思っています。走りについての話をするとともに「マイルを走れるかどうか」の話も。「走りたい」と言っていました。可能性がある選手であれば誰もが「走りたい」と思うはずです。これはTさんも同様です。ここでどのように判断するか。「6番以内でインターハイ」を狙っていますから大きな失敗は許されません。準決勝の段階ですでに「プラス」で決勝に進んでいるチームです。よほどの「起爆剤」がない限り7位で終わってしまいます。

この時点でIさんには「1走で行こう」という話を伝えました。昨日の走りがもう一度できるか、さらなるスピードで走れるか。ここは大きなポイントになります。26秒2で走ったスピードを生かして1走で流れを作る。無謀なのかもしれません。6番以内に入れなければ全て私の責任です。選手たちからも信頼はなくなるでしょう。それでも「確率」の問題を考えて行く中で「流れを作る」ことが重要だと判断しました。

もう一度Tさんと話をする。Tさんの走りたい気持ちも十分わかります。以前から3年生の力で下級生をインターハイに連れて行ってもらいたいと言い続けていましたから。本人は「走れそう」と言ってくれていましたが、現状のチームの位置を話していく。納得してもらえたかどうかは分かりません。それでもキャプテンでもあるTさんに理解してもらうしかないかなと。全員が走りたいという気持ちがあると思うので。

メンバー変更自体を全体に伝える前にマイルメンバー5人に「現状」と「戦略」の話をする。厳しい現実を伝えておく必要があります。実際、6番狙いしかないと思っていました。準決勝のレースを見てどれだけうちが上がるのかも含めて。広島のknbにはアンカーに54秒22の選手がいます。この選手が全力で走れば30m差でも厳しいかもしれないというのがありました。予選、準決勝とかなり余裕をもって「順位確保」で走っていました。これが全力で走ると間違いなく追いつかれます。準決勝では全力で行ったはずの3走までですでに前にknbがいました。こうなると・・・。もう一校は島根のtis。予選準決勝とうちよりも常に1秒速いタイムで走っています。さらに2年生のエース選手を使っていません。こうなると厳しい。2~3秒は上がるはずです。

「1・2走でとにかく流れを作る」ことが重要だというのを念押ししました。当然の話ですが。1走が遅れてしまうとそこを挽回するのが難しい。1走の走りは重要です。2走に関してはマイルで最も信頼できる3年生(マイルでは)。これまでも何とかしてくれていました。3走は59秒台を持っていますからここで挽回してくれると思っています。とにかくアンカーまでにknbに20m差、tisよりもバトンパスの時点で前にいたい。それが実現できれば6番でインターハイに行ける。それぞれが役割を果たして欲しいという話をしていました。本当はこのメンバーをそろえてきちんと説明する必要があると思います。まずは「決勝でやりたいレース」をイメージさせる。その後にどう役割を果たすのかの説明をしたいなと。

このタイミングで100mHの準決勝のためのアップの時間となる。戻ってくるからと伝えてハードルのアップへ。予選の走りの修正をしないといけないと思います1台目までの走りをどうするか。遅れてしまうと致命的です。ある一定水準のレベルで競技をしているのだから「遅れ」てしまうと流れに乗れません。この部分も話しながら。室内練習場でのアップになるのでハードルは跳べません。この段階でハードルを跳ぶ必要性はないと思っています。あとは思い切っていけるかどうか。

準決勝も予選と同様。前半が遅れてしまいます。心理的要因なのかもしれないですね。ハードリングが浮くとかではなく「遅れる」感じが。6台目から少しずつ追いつくのですがやはり間に合いません。ハードルインターバルのリズムが上がらない。これでは14秒5を切るのは難しい。最後追い込みましたが5着。3着が14秒67、4着が14秒68、5着が14秒70。本当にぎりぎりのラインですがプラスの2番目で決勝へ。目標が「決勝進出」であれば十分だと思います。が、インターハイ出場することが目標です。1組目の3着が14秒67。本当に接戦になる。

室内練習場で決勝のための準備をしようと伝えて、マイルメンバーのところへ。きちんとメンバー変更を伝えて納得させてから準備をさせるためです。ここは重要なことだと思っています。Tさんにも他のメンバーにも「理解」と「納得」が必要ですから。

待機場所に行くとほとんど人がいません。Tさんがいたので「他のメンバーは?」と確認すると「マイルメンバーはトレーナーさんのところに行きました」と。ん??私はTさんとIさんにしか伝えていません。確認はしませんでしたがTさんが自分の口で「メンバー変更」を他の選手に伝えたようです。かなり精神的にしんどいことだと思います。「走りたい」という気持ちを持っていると思います。それで自分から伝える。その分を選手も感じると思います。その覚悟を選手が持ってくれたのではないかなと。これまで一緒に走ってきたメンバーです。複雑な思いもあるはずです。

後でTさんと話をする中で「ほとんど眠れなかった」と言っていました。それはレース前には言えないことだったのだと思います。自分の調子を見て「あまり良くない」と思っていても「走れない」とは言えない。それをきちんと話ができたのは大きなことだと思います。「走らないことになってちょっと気が楽になった」とボソッと言っていましたが本音だと思います。「なんとかしないといけない」という部分と「思うように走れない」という葛藤の中での時間だったと思います。

トレーナーさんのところに行って、もう一度「作戦」と「展開」の確認。これまで考えていた部分を実際に走る選手にイメージさせます。展開的には「鍵になる部分」がある。1走がどれだけ走ってくれるか。2走まででどれだけ前につけるか。3走がライバル校より前でもってきてくれるか。アンカーが粘れるか。それぞれに大きな役割があります。ここを徹底。

100mH決勝。レース前の1本。抜き足のリズムが遅れています。前半の遅れにばかり目が行っていましたが、前半から遅れる原因は「抜き足の遅れ」だったのだと。当然、理由はありますがそこを明確にしてアップの時点で修正しておかないといけない。ハードルインターバルを走る。そのことを伝えることでその部分が伝わると思っていました。「4のリズム」と話しますが、リード脚が着いてから抜き足が着くまでの時間をどれだけ短くできるか。走りの中でハードルを越えていく。その一番の要因は抜き足が速く持ってこれるかどうかです。完全に私の責任だと思います。そこで気づきましたが声掛けができず。

レースは前半から遅れてしまいました。中盤追いつきそうになりますが前半の遅れは大きい。結局、14秒63で8位。インターハイ出場を果たせませんでした。本当に申し訳ない。

昨年の秋に「何かを変えたい」ということでハードルをやり始めました。昨年は100mを走っても1度も12秒台が出ない。ある指導者からは「皮肉」も言われました。これは「結果」だけを見れば仕方ないことだと思います。何が一番インターハイを狙える種目になるのかを考えてからの種目変更。せっかく種目変更をしたのに結果を残させてあげられませんでした。重ね重ね時間が足りない、間に合わなかったという言い訳をすることになります。すみません。保護者の方もいらっしゃっていました。本当に謝罪するしかないと思っています。もう少し的確に課題を修正ができていたら間に合ったかもしれません。2年生で決勝に残ったことを認めてくださる方もいるかもしれません。が、「結果」としては「インターハイに行けない」のです。ここから目を背けるわけにはいきません。

偉そうなことを書いていますが、結局全ての種目で「結果」を残せてはいません。女子の400mでプラスの5番目で準決勝に進めない。4継では0.02秒足りずに決勝に行けない。400mHもプラスの3番目で決勝進出ができない。男子の400mHも9番目でした。100mHも8番目。指導力不足だと思います。もっといい指導者であれば「結果」としてこの「あと少し」の「差」を埋められるかどうかで「指導者のレベル」が決まるとしたら、私は全く話にならない指導者だと思います。情けないですが。

それでもまだマイルがある。そこに向けてどうするか。複雑な思いを抱きながらできることをやりたいと考えていました。

長くなりました。また書きます。
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中国大会2023〜マイル予選と準決勝〜

2023-06-21 | 陸上競技
中国大会のことを。

マイルと100mH、200mが同時展開。難しい部分もあります。自分達でアップをしてレースを作るくらいの水準になればいいなと思ってはいますが、「最後の一押し」ができるかどうかは大きな話だと思っています。これまでの私のスタイルはそこでかなり力を使ってきました。試合前の仕上げというか修正というか。ここができるかどうかで結果は変わってくると思うからです。

2日目の最後にマイルの予選がありました。ここはかなり大変。前の記事にあるように400mHで3人が準決勝に進み、更に2人が決勝を走っています。チーム状況に余裕はないので400mHの選手を使わないで予選を通過するということは不可能だと思っていました。400mが走れそうな選手はいるのですが、春先からラストで大幅な原則をしてしまう(止まるくらい)ので予選とはいえ万が一のことがあったら取り返しのつかないことになります。そこも踏まえてどうするか。

元々昨年まで1走を走っていた100m選手を投入する予定にしていました。今回は100mに出場しましたが向風2mの中で撃沈。県総体レベルであれば前半の遅れを取り戻せますが、中国大会になると致命的です。スタートの改善に取り組んでいます。それがいつできるようになるかでこれから先の結果は変わってくると思っています。爆発的に力が発揮できません。バウンディングであれば1歩目で飛び出すことができない。今は朝練でDM投げをひたすらやっています。重いものを一気に投げるというのは簡単ではありません。それでもここはやっておきたい。シャフト補強をやっても「重心の移動」が出せません。去年はずっと13秒かかっていたのも1歩目で止まってしまうからです。この状況で12秒44で走れるようになったのは大きいと思ってはいます。

昨年、本人と個別に話す時に「種目変更」を視野に入れながら考える必要があるかもしれないと伝えていました。持久力はそれなりにあるので。冬季練習の間に個別にスタートについてやっていました。マーク5歩など必要な要素を入れながらです。それにより少しだけ改善されています。しかし、まだ足りない。将来的にロングスプリントのほうが成功するのかもしれません。しかし、この子をエースにしないと4継は戦えません。それでもマイルには投入する。県総体の時にはマイルを走らせていません。ある程度競争が必要な部分もあります。

結局マイルはショートスプリンターのIさんが1走、2走は完全に固定していますが3年生のkaさん。ここはもう本当に任せています。マイルの時のKaさんほど頼りになる選手はいません。3走は400mHの準決勝まで走れた2年生のSさん、アンカーは400mHで3位になったKuさん。レースとしてはとにかくアンカーを休ませる展開をして欲しいと話していました。Kuさんが順位確保で余裕を持って走れるようにです。流石にしんどいでしょうから。流れ的には1走がまずまずの位置。2走は良い位置で持ってきてくれました。が、3走が前半他のチームを引っ張っていたのですが最後の100mで失速。これは痛い。アンカーが順位確保で走っていましたが結構頑張っていました。4分01秒06、かなり微妙。余裕をもって4分切くらいはしておきたいなというのもありました。次の日の流れのためです。

最終日はマイルの予選から。同時に100mHのアップも入ってきます。100mHも十分にインターハイを狙えるタイムを持ってきていました。経験不足から自信が持てないのでそこに対してどうするかです。本当に同時展開だったので細かく見れない。マイルは3年生がいるのでそれなりに安心かなというのもありました。アップの途中でマイルから離れて100mHへ。動き的にはまずまずかなと。上半身が浮いてしまう部分もあってどう対応するか。あまり多くの情報を与えるのは避けたい。安心させながらマイルの最後の刺激へ。ここも人によって違うと思いますが、スピード刺激を入れました。朝一のレースです。かなり動かしておかないと準決勝で走るのは厳しくなります。ここで力を発揮することができるかどうか。150mを2本走りました。ある程度動いているので大丈夫かなと。

準決勝に関しては県総体の決勝と同じメンバーで臨むことにしていました。1走を2年生のIさんから400mHで4位に入ったTさんへ変更。通常であれば中国大会で4位に入る選手ですから走れると思います。元々、走力ではなくハードリングでカバーしている選手ではあるので抜群に400mが速いというのはありません。良くて60秒くらいか、61秒くらいかなというのもあります。中国大会に進むことが決まった時点でこのオーダーは決めていました。予選はIさん、準決勝はTさん。どちらが走れるのか正直分からない部分もありましたし。

私がこの日最も危惧していたのは前日にTさんが3本走っているということです。普通に走っているのであれば問題はないのですが、大幅な自己ベストを出しています。その中で強く願い続けていたインターハイ出場権の獲得。これは「反動」が来るのではないかなと。身体的なダメージに加え、「張りつめていた気持ち」と「異常興奮」状態となり落ち着かないのではないか。これは正直分かりません。これまでの付き合いの中から「ひょっとしたら」というのがありました。肉体的なダメージと興奮とで十分な休養が取れなかったのではないか。

アップが終わってから招集所に行く間にTさんが「レース前に言うことではないのは分かっている」とい前置きの中で「私は今日はあまり動いていない」と言っていました。走ってみてそれがわかるのだと思います。見た感じの動きはそれほど悪くないと思っています。それでも私は「不安材料」があるなと先日に思っていました。力を発揮した分、大きなダメージもある。その反動も来る。当然の話ですが。それでも「準決勝は頼んだ」と言って送り出す。それしかないなと。

着順で入らないとどうなるか分からない部分もあります。何が何でも3位に。そう思っていました。しかし、現実問題は上位2チームは持ちタイムが3分51秒と3分52秒のチーム。通常では勝てません。更に3位争いをすると思っていたチームのアンカーは54秒22を持っている選手です。合わせて走ってくるだけで最後に抜けば終わりです。そんな相手にどれだけ差をつけられるか。アンカーに行くまでに絶対的優位な位置にいないといけないと思っていました。そのためには3走までの走りがどうなるかです。


準決勝、最初からTさんが飛ばしている感じがありましたがなかなか前に追いつきません。ラスト100mくらいで足が動いていないなという印象を受けました。前日の400mHのラストとは全く違う感じです。遅れてしまいました。こちらが想定するラップよりも1秒悪い。2走のkaさんはこの辺りは対応できるのですが、1走の時点で少し遅れていたので前半からガンガン走ってくれました。それでも優位な位置まで持ってくることはできませんでした。3走もある程度走ってくれていましたが、本来の走りはできていない。アンカーに渡るまでに4位を引き離しての3位にいないといけないと考えていたのが、バトンが渡った時には5位。これは決勝どころの話ではない。それでもアンカーが前を追いかけてくれていました。最後の50mで前を行く2チームを逆転。一瞬3位に上がりましたが54秒台の選手が余裕をもって差し返す。結局組の4着になってしまいました。3位が3分58秒88、うちが4位で3分58秒91、5位が3分59秒57。3位と4位の差が0.03秒です。下手をするとこの差で決勝に行けなくなる可能性もあります。

2組目の5着が3分59秒22。7番目のタイムで決勝に進むことができました。ここは本当に救われました。とはいえ、この状況では厳しい。他チームとの戦力分析をしないといけないところもあります。自分達がどうやってインターハイに行くのか。ここは指導する側の「戦術」と「レース展開のイメージ」だと思いました。それが正解なのかどうかは分かりませんが。あとはチーム内の選手の状況の把握。

そのタイミングですぐに100mHが実施される。時間をかけて頭を整理することができませんでした。100mHのインターハイも確実のものにしたい。慌てていたかもしれません。

長くなっているので記事を替えておきます。もう少しお付き合いください。
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中国大会2023~400mH2~

2023-06-21 | 陸上競技

中国大会のことを。

 

400mHに関することの続き。予選は無事に3人通過。問題なしです。3人準決勝に残っていますから2人と1人の組み合わせになります。どうなるかなと思っていましたが、2年生のSさんが1人、3年生Tさんと2年生Kさんが同じ組。この段階で同じ組になるというのは面白いですね。

 

準決勝1組目でSさんはまずまずの走りでしたが、前半速い選手たちに置いて行かれる。ラストはかなり離される。1分07秒14で5着。セカンドベストですがまだレースが形になりません。もう少し対応できれば64秒中盤までは見えています。経験不足。それが大きいかなと。

2組目。前半からKさんが積極的に走ります。本当はもう少し行ってもらいたいところですが。Kさんは62秒切りを最低目標にしていました。それくらい走れるのではないなと。これくらいの入りで行くのは最低限かなと。Tさんは前半からいい感じで走っています。5台目まで17歩にしましたが全体的に詰まる。6台目で逆足を使うのですがここで珍しく崩れました。踏切が近かったのではないかと思います。上に抜けてしまってバランスを大きく崩す。リズムが悪くなりました。内側の選手に先行されてしまい10台目で追いつきますがフィニッシュは少し負けてしまう。Kさんが1分03秒63で1着、Tさんが1分04秒79で3着、この組の4着が1分05秒17だったのでSさんは全体の9番目で決勝進出ならずでした。

 

Tさんとは6台目の部分の確認を徹底。自分ではどうなったか覚えていないようです。そうなると「見る」ことで負のイメージが出てしまうかなという気もしましたが、この区間が勝負を分けるというのは明確だったので17歩から18歩への切り替えでピッチアップする感覚を確認し続けました。手前みそになりますが中国地区の女子の400mHではうちのTさんが一番ハードリングがうまいと思っています。逆足の対応も含めて。だからこそ「技術面」でしっかりとロスをなくす努力をしてきました。Kさんは「粗削り」です。まだまだ洗練されていません。これからの選手。Tさんは3年生、何とかしてインターハイに入ってもらいたいなと考えていました。

予選準決勝の流れを見てみると「1分04秒20」が基準タイムになるかなと思っていました。その話をTさんにしていましたが、本人は「1分04秒2で行けるだろうけど以前からの目標であった1分03秒5を切ってインターハイに行く」と話していました。強い意志を感じますね。そのためにやってきていますから。

 

決勝。広島県5人、岡山県1人、山口県2人という割合です。ほかの種目でも完全に岡山と広島に差をつけられています。400mHでは一矢報いたい。それだけではなくこれまでやってきたことをここで示したい。これまで山口県では400mHで毎年インターハイに進んでいます。この数年は2人ずつ。その流れを崩したくないなと。他よりは専門性をもってやってきた部分があります。そこに対してどう示すか。

 

レースはランキング1位の選手がハイスピードで走ります。それについていく選手が1人。うちのKさんは若干遅れながらついていきます。本来であればここで前に行きたい。積極的に走れていたとは思いますが、ここで遅れてしまう部分に関してはまだ足りなかったなと。力はあると思いますがそれを出し切れていない。それでも圧倒的に3人が抜けていく感じがありました。Tさんは8レーン。1つ外側に中国合宿で一緒に練習した選手がいました。準決勝で1分04秒06を出しています。この選手をマークしていたらインターハイに進めると考えていました。

 

Kさんは少し前を走っていますが、5台目をほぼ一緒にTさんとアウトの選手が越えます。課題となる6台目、Tさんはかなりスムーズに超えました。逆足とは思えないくらいの感じで越えていきました。ここでかなり手ごたえを感じました。もうこの辺りからかなりの興奮を覚えていました。Kさんが先行していまが、前を行く2人から少しずつ離されている。このレースを見て最後まで17歩で押し切れるようなレースをしないと上位では戦えないなと感じました。身長が高いのに最後が19歩になるので本来の走りができません。無理をしてでも17歩で押し切るかせめて18歩にするか。勿体ない。そんな状態の中でTさんが8台目を越える。これまでの300mHではここまでで2秒離されていました。これまではこの距離を維持したままフィニッシュすることが多かった。今回はどうか。

 

疲労感はありますがTさんのハードリングは切れている。逆にKさんはチョコチョコなっている。勢いが違う。この時点で2人とも「インターハイ確定」だと言い切れるくらいの走りでした。10台目に行く前に確定くらいの走りをしてくれていました。この辺りからはずっと叫んでいたのではないかなと思います。他の人にはわかってもらえない部分だと思います。Kさんが3位、Tさんが4位。タイムが1分03秒03と1分03秒31。2人ともここでベスト更新してインターハイを決めました。涙が止まりませんでした。これに関しては本当に本当に「たどり着いた」という状況です。目には見えない信じられないくらいの苦労がありました。これまでのインターハイ出場を決めたときの感情がどうだったのかは正確に思い出せませんが、表現できない感情が自分自身を支配していました。特にTさんがインターハイを決めたことは人生の中で大きな話だと思います。私自身の人生にとって。「やり切った」と言えるくらいのエネルギーを注いできたので。

 

レースが終わってからTさんたちのところへ。Tさんは「Yの分まで走った」と言っていました。Yはずっと一緒にやっていた男子の400mH選手です。準決勝で9番目のタイムで決勝に残れませんでした。決勝のレースの前に招集所のところで「俺の分まで頼む」という声掛けをしていました。そのことを踏まえての話だと思います。多くの人に支えられてここまできた。「でも・・・」と。「先生が叫んだのが恥ずかしかった」と言っていました。レース終了後、かなり私が叫んでしましたから。

 

Tさんに関しては今持てる力を出し切れたかなと思います。かなり厳しい戦いだったのは間違いない。1年前の状況を考えたとき、昨年の秋の状況を考えたときここまでたどり着くと考えていた人がどれだけいるか。私は絶対にインターハイだと言い続けてきました。簡単な話ではない。紆余曲折ありましたし。その中で何度投げ出そうと思ったことか。それでも「役割を果たす」ためにやってきました。この決勝で1分03秒31という大幅ベストを出せたことは本当に価値のあることだと思います。レース後に保護者の方と涙を流しながら話をしました。この意味は大きいと思います。批判的にとらえられていた部分もあると思います。やはり「結果を残す」ためにどれだけのことをやるかは大きなことです。

 

Kさんは3位に入りました。1分03秒03。こちらは「やり切れた」とは言えない状況です。冷たいかもしれませんが。Tさんが1秒6ベストを更新しています。Kさんも同様にそれくらいは行けると思っています。予選で1分03秒5で走っていますから決勝では1分01秒台は最低レベルかなと思っていました。前半も後半も「改善しないといけない」部分がかなりあります。ここをどうするか。インターハイで決勝を狙いたい。その前提でどのようにレースを組み立てるか。課題は山積み。悔しさのほうが大きいなと。

 

自分自身の「やるべきこと」はできたかなと。Tさんをインターハイに進ませる。ここは必須でした。今の状況であれば「役目は終えた」という感覚まであります。陸上競技は良いかなという気持ちさえ浮かんでくる部分もあります。とはいえ、まだ種目が残っているのでやらないという選択はできませんでしたが。それくらいこの400mHには大きなエネルギーを使ってきました。自分の持っている知識をつぎ込んでここまで来た。この価値は大きい。

 

書きたいことは山のようにあるのですがひとまずこのくらいで。すごい時間でした。分かってもらえないと思いますが。

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