kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

想うことを

2018-12-31 | 陸上競技
想うことを。

ここ数年色々と想いを抱えてやってきた。上手くいく事、上手くいかない事。そこにどう向き合うか。何をしようとして生きて行くのか。本当に本当に悩んだ。

それでも少しずつ少しずつ前に進んできた。苦しくて投げ出したいなと思うこともあった。その度に何とか持ちこたえてきた。いつ心が折れても不思議ではない感覚があった。

多くの人の支えの中でやってこれた。本当に感謝している。挫けそうになってもカッコ悪いと思う部分を見せないように無理をして気を張ってやってきた。全て投げ出したくなって涙を流した時もあった。それくらい本当に本当に苦しかった。

今年、リレーでインターハイに進めた。それは大きな事だった。お世話になってきた方々に多少なりと恩返しができただろうか。喜んでもらえただろうか。ここまで見守ってくれたマネージャー、あと一歩の所でインターハイ出場を逃してきた卒業生。この子達の想いを背負って三重に行けた事。戦えたとは言えないかもしれない。それでも私はこの子達の存在を心から誇りに思う。この子達と出会えたことは一生の宝物。出会えていなかったら本当に今の私はいない。

色々と感じる事があった。本当に投げ出したいなと思う事がたくさんあった。それでも進んでこれた。ここにきっと意味がある。

すごく大切な事があって。それが今の自分を作ってくれていて。それを想うと涙があふれて。上手く言えない。

信じてもらえていたのかは分からない。それでも私がやりたいと思っていたことに対して理解をしてくれて共に進んでくれた。色々な場所に行き、色々なモノを見て。それをどう感じたのか。それが自分達の中にどのような形で残って行くのか。本当に本当に助けられたと思う。

選手の前向きに取り組む姿。この姿を見るだけで涙が出るようになった。情けない話なのかもしれない。すごく感情移入してしまう。ある程度の距離感を保ちながら見守るようにしている。本当にこの数年間で指導スタイルが激変した。今までの自分と訣別してきた。それが今は一番適していると思っている。正解かどうかは分からない。

練習納めの日、3年生と卒業生が来てくれた。今までやってきた事が少し形になった気がした。競技だけをやってきたつもりはない。それ以外の部分でこの子達と向き合ってきたつもり。走っている選手が歩いている時にこの子達が声をかけてくれていた。苦しさを理解して側で支えてくれる。その姿が本当に本当に嬉しかった。こちらが頼まなくても私がやって欲しいなと思うことをしてくれる。本当に大好きで大切だなと思った。いいオッさんが言う話ではないのかもしれないが。心からそう思う。


今の自分を作っている要素。それはきっと目には見えない。目には見えないけど心の中にずっと存在し続ける。支えてもらう事。その大切さを本当に本当に感じてきた。その要素に恥じないように進みたい。

書いていたら涙が出る。色々な想いがある。今の私が誇れるもの。なんだろう。大切だなと思い続けている。それは一生忘れたくない。忘れられない。

これから前にも進んでいく。それが本当に出来るのか。私自身がしっかりとしなければいけない。一緒に過ごしてきた時間がこれから先もずっと一生誇れるように。

選手達と一緒に。喜びも悲しみも。苦しい時に支えていけるように。それが私の恩返しになる。今まで受け取ったモノを一人でも多くの人に還元していきたい。本当に進めるか。私自身がどこに向かうか。

見守ってください。こうやってblogは続けていこうと思います。私がどのような事を感じどのようなことを想い進んでいくか。文字として残していく。それが今から私がやるべき事なんだと思う。

素直に前を向く。嬉しい時には心から喜び、悲しい時には涙を流す。そんな生き方をしたい。カッコ悪いかもしれない。それでも「私らしく」生きていきたい。何が正しくて何が間違っているのか分からない。それでも「私らしく」生きていく。周りから見て「あいつ大丈夫なのか?」と思われることもあるかもしれない。それでも自分自身を持って進みたい。

2018年が終わる。今の私。それをこれからも保ち続けたい。笑っているかもしれない。泣いているかもしれない。それも全て私だと思う。多くの人に出会った。心からありがとう。本当に大好きで心から尊敬する。そんな人達に出会えた。

言葉で何かを伝えるというのは本当に難しい。想いを全て込めて伝えることはできない。どんな想いでこうやってblogを書くのかはきっと誰にも分からない。それは私が書いても他の人が書いても「文字」でしかないから。このblog、きっとずっと残る。2018年12月31日。苦しい事があれば必ずこの日の想いに戻ろう。

そう思う。
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今年最後の練習2

2018-12-31 | 陸上競技
続き。

この日はしっかりと走ることにしていました。技術とかスピードとかは関係ない。いわゆる「根性練習」という感じでしょうか。動き的に意味があるかどうかと言われると「ない」と断言できます。この部分は選手にも話をしています。これは前の記事にも繋がる部分かもしれないですね。

前日の時点でメニュー提示をしていました。

140m×40本
120m×30本

常識的ではない量だと思います。もちろん全てをやれるかどうかは別問題。昨年は120m×60本という設定でした。この本数に意味があるかどうかは別問題。ひたすら走ることを最優先しています。これが10本とか20本というのでは意味がないと思っています。「無理やろ」と思う量をやりたいと思っていました。

メニューの下に



この文章まで読んでいるかどうかは分かりません。こちらが伝えたいメッセージをきちんと示しておきたいと思います。この数ヶ月で感じてきた部分を伝えたい。うちのように少人数でやるチームがこういう練習をやるのかどうかは分かりません。走れない選手もいるので実際に走る選手の数は少ない。それでもやり遂げたい。強く思っていました。

今いる選手だけでは乗り越えられないと思ったので3年生と卒業生に声をかけました。忙しいと思いながらも図々しく。勤務の関係もあると思うのですがかなりの数の卒業生が見にきてくれました。3年生も同様。それだけで随分力になります。選手と同じくらいの応援が来てくれている。感謝しかないですね。

140mを40本というだけでうちの練習からすれば尋常ではないレベルです。よく走って1週間に140mを1本走るか2本走るかしかない。120mも同様です。これだけで40週分。1年分の量に近いくらいの本数です。上述のように「技術的に意味があるかどうか」と言われたら「皆無」に近いと思います。スピードレベルも上がりません。動きのタイミングもズレる危険性がある。分かりきっている話です。普段とは全く違う練習です。全く違うというか本当に真逆だと思います。それでもやる意味があると思っていました。

走り始めたらもう私は関係ない。それぞれが何を思いながら走るか。こちらが叱咤激励して走らせるというのであればここに意味はないと思っています。自由意志というレベルの内容ではないですが「自分自身と向き合う」という時間になる。どれだけの時間がかかるか分かりませんが。

makinoも走ってくれました。通常であれば絶対にやらない。大学の練習の話を聞くとこれも大きな差があると思います。普通考えたらこんな感じで走ることはない。沢山の本数を走るということにどれだけの意味があるか。「○mを◻︎本」という練習。師匠と電話した時に「昔、ある先生がやっていたけど意味がないという話になったよな」という話が出ました。確かに(笑)。私も通常であればそう考えます。今回は単独で意図があって行う練習です。その中で何を感じるか。走れば良いという話ではなく「自分と向き合うために」というのがメインです。

4本1セットなのか5本1セットなのかよく分かりませんが走りました。1セット毎に少しレストを取っていました。ここに関しても選手に任せる。ひたすら走る。細かく声かけはしませんでした。タイミングを見て3年生や卒業生が声をかけてくれていました。makinoもしっかりと走ってくれて25本目まで一緒に。そんなにやらなくても良いんですけどね。3分に1本走ったら40本で120分で終わる。もちろん無理でしたが。トータルで2時間半以上かかりました。当然かなという感じです。









写真撮影が下手過ぎ(笑)臨場感が全くないですか。

今回は元々足を痛めていた選手が数人。その選手は自分達で様子を見ながら練習参加としていました。ここも無理はさせず。本人達の判断です。冬休み前に捻挫をして全く練習出来ていなかった者も何本か走っていました。周りが必死に走っている姿を見て自分もやりたいという気持ちが出てきたのだと思います。こういう部分の変化も期待はしていました。雰囲気が変われば取り組みの姿勢も変わっていく。

140mが40本終わってから120mを何本走るか決めることに。昨年はトータルで60本でした。今回は120mを最大で30本としていましたがそこまでの本数はなくても良いかなと考えていました。20本以上でどうするのか。別に本数へのこだわりを持っているわけではありません。この辺りは自分なたちで決めさせても良いかなと考えていました。Nと相談。Nは持久系が苦手。こういう本数が多いメニューは好みません。それでも与えられたメニューは決して手を抜かない。持久系が弱いのでゆっくり走っているように思われがちですが実は一生懸命に走っています。「30本は多い気がする」と言うと「何本でも良いです」と言い出す。ともう諦めの境地だったのかもしれません。

結局22本が良いということでそこに落ち着きました。上述のように何本走っても良いと思っています。62本なら62本で良い。大切なのは1本目を走り始めることと1本1本目を積み重ねることです。62本という本数を達成するためには目の前の1本を走らなければいけない。これだけ多ければスピードレベルは落ちる。高いスピードを維持することを求めているわけではない。目の前の練習とどう向き合うか。そこが一番大切だと思います。

今回はSoが先頭に立って引っ張ってくれていました。3年生が居てくれることは本当に大きい。男子が大人しいのでこういう時にリーダーになれません。Soがワイワイ言いながらやってくれることで下を向かずにすむ。本来であれば下級生がその役割を担わなければいけないのですが。ありがたいですね。来年も是非走ってもらいたい(笑)Hは随分走れるようになってきました。これが継続できると来シーズンはかなり期待できるのではないかと思いますね。

NaとToは全てのメニューをやり切りました。こういう経験が自分を変えていくキッカケになると思います。Toは先日の合宿も全てのメニューをやったと話していました。二人とも中学時代にそれほど練習をしていません。これほどの負荷をかけるというのは初めてだと思います。こうやって成長していく。

Nは淡々と。かなり脚が痛かったと思います。それでもそれを言わずにやる。随分タフになりました。前半は一定以上のスピードを維持して走っていました。ここの部分の成長は大きい。大学生になるための準備です。

Mは貧血が酷い。走練習ができるのか?というレベルだと思っています。それでも走り続けていました。「無理しなくて良い」と何度か声をかけましたが「大丈夫」と言い切ります。周りが思うよりも負荷がかかっています。見ていて涙が出ました。こういう姿を見ると選手としての成長を強く感じます。

色々な場面で選手の成長。それを感じることができる。やり終えた時は全員倒れ込んでいました。走っていた時間は4時間超。かなり走ったと思いです。自分一人ではできない。こうやって3年生や卒業生が来てくれることでやり遂げる事が出来たと思っています。そこに関して「当たり前」だと思わない。多くの人の支えの中でやっている事を感じる事。それもこの練習の目的の1つです。

練習が終わってからご褒美を。一応Mに相談をして購入。切るのが大変でしたが参加した選手や3年生、卒業生で分け合って食べました。こういう地味なことも記憶に残ります。





そういえばSがクッキーをくれました。感謝。



少ない人数でもできる事がある。こうやって少しずつ殻を破っていけたらと思います。好きなことをやる。そういう感覚でいて欲しい。私は何もできません。見守ることだけ。その中で選手が成長してくれると良いなと思います。

色々とありましたが何とか今年も終える事が出来ました。本当に感謝しかない。もう少し書きたいなと思う事があるのですが今年中に書けるかどうか。

良く走りました。選手を褒めてやってください。力になると思います。
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今年最後の練習

2018-12-30 | 陸上競技
土曜日。この日で2018年の練習を最後にしていました。昨年も29日で終了にしていたようです。本人達に確認してこの日を最後にしようと。

昨年は色々とやりました。ウエイト系をやったりしてかなり負荷をかけていました。今回は走るのをメインにしようと考えていました。そこも踏まえて前日にトレーニング系の負荷を増やす。土曜日の練習が始まる前の段階でかなりのダメージはあったと思います。数日間休養にしようと思っていました。超回復という部分あるのでしっかりとやっておきたい。

アップはダブルダッチから。久々にやりましたが上手くなっていますね。基本的な種目を複数やるという感じに変えました。もちろんジャンケンとかの遊びを含んでいるやっていくと良いのだとは思いますが。こういう部分は本当に何やってるの?と思われるかもしれないですね。





そこからバランス系をやって中臀筋刺激。動きの確認はこの日はやらなくても良いかなと考えていました。かなりの量をやるつもりでいたので。動きを保てないのは確かです。そうなると細かいことをやる意味はなくなるかなと。普段の練習の流れとは変える。



身体の中心から動かすという意味を込めてDM投げを。強く投げることをしっかりとさせたい。先日伝えた部分が頭にある選手はそれなりのスピードで投げられるようになって来ていました。こういう部分の積み重ねが必要になる。



ここも慣れてくると随分違ってくると思います。やりたい動きはシンプルです。目的は明確にしている。だからといって方法論は1つではない。様々な角度からどうやってそこまでは持っていくのか。sri先生は「走れ走れ信仰」という表現をされます。走っていたら強くなる。量を追う練習が主流になっている部分がある。その中でどうやって強化するか。そこが大切だと。正に。

量を追うのではなく「狙いを明確にする」という中でどのような練習の組み立てをするのか。ここも考えたいなと思います。特に指導実績がある訳でもない私がこの場面であれこれ言った所で何かが変わるとは思いませんが(笑)。

otk高校のように技術的な部分を踏まえてしっかりと走り込みが出来れば違うと思います。到底ここまでは届かないのでうちはうちなりの練習の組み立てをする。良いと思ったものはその理由を明確にして導入する。単にやるだけというのは絶対に避けたい。興味深いのはfnt先生が「150mくらいまでしか走らない」と言われていた部分。距離の問題ではないのだと改めて感じました。ここの感覚も大切にしたいと思います。

300mを3本×3セットみたいな練習も必要なのかもしれません。hrk高校に行った時は300mを走っていました。が、本数は1本。それ以外の部分で負荷をかけています。「300m=悪」と言っているわけではない。その300mにどのような意味があってどういう位置付けにするのか。そこの部分に関してはほとんどmtm先生に聞いていません。感覚的にmtm先生の練習で「長い距離の走り込み」をするというのはイメージできません。「走れ走れ信仰」とは真逆にある(笑)

この手の内容を書くと「短い距離を走れば良い」と誤解される危険性があると思います。長い距離は良くないと書いているようにも思われる。言葉で何かを伝えようと思えばある程度限界があります。

我が師匠と練習について話をします。私は42歳。師匠は一回り以上年上。それでも競技について話す事が一番多い気がします。私が始動し始めて最も影響を受けています。細かい部分まで話をする事が多々あります。私も師匠も「脚づくり」については考えがあります。テンポ走のようにゆっくり量を追うという練習があちこちであります。冬の間は脚づくりなのでスパイクを履かないという話しもいつもありました。が、我々の「脚づくり」の概念は「トップスピードを出せるフォームを作る」事です。量を追ってゆっくり走っていく事で耐えられるようにするというのは真逆かもしれません。

きちんとした動きを作っていうことでスピードが出せるようになる。そこがベースになっていて動きを少し大きくすることでロングスプリントにも対応できるようにする。150mまでがキチンと走れれば良い。もちろんこの部分は「負荷のかけ方」で変わってきます。詳しくは書きませんがmtm先生の所でやった練習も同様でした。150m前後の距離を使って乳酸系の負荷をかける。考え方だと思います。

話がめちゃくちゃズレています(笑)今年最後の練習について書いていたはずなのに練習の組み立てについての話になっている。どうなんだ(笑)

ここまで書いておいてなんなんだ?と思われるかもしれませを。この日は「常識的ではない練習」をすることにしていました(笑)。昨年は120mを60本。実際は145mくらいあったようですが。アホほど走りました。ここに関してはまた触れておきたいとは思いますが。

かなりの量をやるということにしていました。この日もmakinoが来てくれていました。大学生に量は追えないと思っています。一応fjk先生に「走らせます。が、本人判断で途中でやめさせます。」と報告をしておきました。お預かりしている選手ですから。無理はさせられません。

走る前に昨年度同様目標設定を。来年度の目標を宣言する。こういう部分は徹底しておきたいと思っています。何かあった時には自分自身で確認できる。苦しい時に何のためにやっているのかを考える。前日にmakinoが話していた内容を頭に入れて欲しいなと。



こんな感じです。それぞれの目標を宣言してお互いに手に書く。苦しくなった時にそれを見て気持ちを奮い立たせて欲しいなと考えていました。ここからは私は見守るだけにしました。時々声をかけながらという感じですが。

練習内容に関してはまた書きます。とりあえずこの辺りで記事を変えておきます。
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練習道具を作る

2018-12-29 | 陸上競技
金曜日。練習終了後、練習道具を作成することにしていました。前日に男子だけで試作品を1つ作りそれをベースに量産することにしました。

木曜日の練習の合間にあれこれ相談して回りました。どうやって作れば効率よく作れるのか。こういう部分は分かっている人に聞くのが一番早い。曖昧な中で中途半端なモノを作るとあとで困るので。

大阪に行った時にotk高校でステップ台が大量にありました。どれだけあるんだ?!と衝撃を受けました(笑)。で、作り方を聞いてみるとなんとか自分でも作れそうな雰囲気。写メを撮って帰ってきました。もうちょっと分かりやすい角度で取れば良かったのですが(笑)



木材を買ってきてそれを切って作成する。今回はみんなで作成することに意味があると考えていました。これまで必要な道具は安く購入できるようにしてきました。今の学校に赴任した時には一人でBoxを作成したりタイヤ引きの道具を作ったりと。これは初めてやる練習なので作成する選手もイメージが出来ないだろうなというのもあったので。

今回はイメージが作りやすい。普段はブロックを使ってやっていました。こちらの方が安くて良いかなと。購入したのではなく学内にあったのを利用している感じでした。しかし、幅が狭かったり人数分数がありません。練習の中で「ドロップ」をすることがあります。部室前の段差を利用してやっていたのですがこれは高さ的に高い。足にかかる負担も大きくなる。少しだけという高さが欲しかったので。乗り込み動作を意識するためにこのステップ台を利用して練習を作りたい。他にも利用できる部分があるのでそのために作成することにしました。



こんな感じで大きな板を買ってきました。それを必要な幅でカットしていく。工業の先生に話を聞きながらやっていきました。が、これはかなり手間がかかる。さらに真っ直ぐ切れる可能性が低くなるので天板になる部分はホームセンターでカットしてもらうことにしました。4つだけは自分達でカットしたモノを利用。



足の部分は安全に使えるカッターを利用して切ることに。カバーが付いているので安全。分業してやっていきました。カットするための線を引く者、きちんとした形にするために中心部分に線を引いて合わせる者、ドリルで下穴を開ける者、インパクトドライバーを使って天板と足を固定する者。それぞれが分担して作成していきました。







1時間程度で完成しました。普段やらないことですから試行錯誤しながらやっていきました。どうすれば効率良く作れるか。どのように分担するときちんとしたモノになるか。

誰かに頼めばもっと簡単だったかもしれません。しかし、時にはこうやって自分達で使うものを自分達の手で作るという経験も必要だと思います。男子だけが作って女子は利用するというのではない。女子も自分の役割を決めてしっかりと協力する。その中でチームとしてのつながりができる。人数が少ないというのはデメリットが多いのかもしれません。逆に何かをやろうとする時はそれぞれの特徴を理解してできる部分がある。

待っていたら練習道具が準備される。それに慣れてしまっていたら道具を大切にしなくなるかもしれません。自分達で作ったモノであれば愛着も湧くと思います。特定の人間だけで作っていけば早く終わるのかもしれません。が、やはり「仲間意識」を持たせるためにもこういう機会は必要だと思います。色々な経験をさせる。極端なことをいえばキャンプをしても良いのかもしれません。協力して何かをするという経験を無理矢理でも作り出さないと今の子供達はやる機会がない。

何がキッカケになるか分かりません。そういう環境を提供できるようになりたいと思います。準備などはこちらでやっていけば良い。実働は選手でなければいけない。複雑なことでなければ選手でもできることはある。

共同作業。練習では空間を共有しています。様々な活動が繋がっていけばと思いますね。

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加速段階とシャフト補強

2018-12-29 | 陸上競技
金曜日。この日は教え子のmakinoが来校。一緒に練習をしてくれるという事でした。高校時代3年間一緒に競技をしてきました。今年で大学4年生。既にsndでの競技生活の方が長くなっています。私自身も学校が変わりmakinoの実家からはかなり離れました。それでも練習に来てくれるというのは本当にありがたいなと思います。

あと2年は競技を続けるということ。NMと一緒に練習をしてくれる。ここも本当にありがたいなと思います。不安要素がかなり減りました。二人ともmakinoには懐いています。この子の明るさで近くで見守ってもらえるというのは本当にありがたい。

この夏に11秒台に入りました。かなり前に「11秒台出したらサングラス買ってあげるわ」という話をしていました。が、大学ではサングラス着用はできないみたいだったので流れていました。今後はどうなのか?と聞くと「これからは大丈夫」と言っていました。今は手元に資金がないのでとりあえず私が前任校の時にオーダーで作ったサングラスをあげることに(笑)かなり高価ですが。makinoが高校生の時にずっと付けていたサングラス。私にも思い入れがあります。何かの時に貸して練習していました。ノーズキャップが1つなくなっていたのでネットで購入してmakino実家へ贈ることに。もっともっと活躍して欲しいですね。

かなり寒かったのでリアクショニングボールでアップ。さらにドッジボール。ワイワイやりながらですね。ほとんど遊んでいます。体温を上げるためにあれこれやる。サイキングアップという意味も含めてですね。そこからバランス系とBCT。makinoのバランス系を見るとうちの選手の動きの甘さが目につきます。もっともっと精度を上げていかなければいけないなと。

体幹強化サーキットも。いつものメニューですが私がコピペを間違えていたようで「タイヤ押し」ができないときのメニューを提示していました。我ながら・・・。その後のメニューにも影響する部分があります。もっと細かく見ておかなければいけないですな。それなりの時間をかけて補強。そこからDM投げを。連続倒立で地面に力を与える感覚を作ってBOXドロップからのDM投げ。スタートの局面の力の発揮の仕方を少しずつ覚えていく感じですね。makinoの投げは圧巻。恐ろしい。

そこからスパイクを履いて加速段階の練習。段階を追って。この日は久々にスタブロからの出まで実施。今の練習スタイルは「積み上げ方式」です。やりたい動きに向けて少しずつ準備をしていく。膝締め→足運び→スタート局面の力の発揮→前に進む→リズム&ピッチアップというような感じですね。時間はかかります。が、段階を置くことで感覚の変化を生みやすいと思っています。冬季練習でも定期的にスタブロからの出はやっておこうと思っています。感覚を忘れないようにする。

DM走で中間につなげていって140mT-120m-90m-40m↑30m→を。1セットのみ。近くで見ていた他の部の指導者が「あれは誰?」とmakinoのことを言われていました。圧巻の走りです。本当にsndで練習ができてよかったなと思います。他校であればここまで来なかったと。信頼がおける環境で練習をさせてもらえるというのは本当にありがたい。強くなっています。

休まずにシャフト補強。これは心が折れるのではないかという感じがありましたが。それでもやる。トレーニング系は積み重ねだと思っています。年末年始の休みに入るのでここでしっかりとトレーニングはやっておきたい。かなりへばっていましたがそれでもしっかりとやってくれていました。こういう部分の成長は大きい。可能であれば年明けはこれをもう5m伸ばしたいと思っています。できるかどうかわかりませんが。動きながら鍛えるという部分。太くするのではなく「詰める」という感覚を大切にしていきたいですね。

最後にT走の往復。これを2セット。かなりへばっていました。仕方ないとは思いますがもう少し元気にならなければいけないかなと思いますね。makinoは走り込みなどをほとんどしていないという話でしたが最後まで元気。元気はないのかもしれませんが下を向く機会がありません。この部分の「差」は大きいかなと思っています。

練習の最後にmakinoに話をしてもらいました。疲れていても何故下を向かずに前向きになれるのか?という質問。きついときにはおひるごはん何食べようかなとかあれ買いたいなということを考えていると(笑)。もー、天才。詳しく聞いてみると「走る前は走るときに必要なことを意識している」とのことでした。練習していくときつくなるのでその時は「楽しいことを考える」ようにする。それでその場を乗り切っていると。苦しいこと、きついことを考えていても先には進めないというのを感覚的に理解しているのだと思います。見習うべきですね。

こうやって前向きな選手と一緒に何かできるという経験は財産です。そこから何を学ぶのか。大きなことだと思っています。高校時代しかできないことがある。一つのことに一生懸命になって取り組む。その中から見えてくることがある。経験しなければわからない。

本当にありがたいなと思います。感謝しかない。
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活読

2018-12-28 | 陸上競技
木曜日。練習や課外などあれこれやる。なかなか職員室に戻る事ができず。戻ってみると机の上に封筒が届いていました。開けてみるとymm先生からプレゼントが入っていました。



「活読」というymm先生が担任をしていたクラスの生徒たちに定期的に配布されていた物をまとめて一冊の冊子にされたものでした。これは非常に興味深い内容です。私の琴線に触れまくり(笑)。

ある雑誌の無料メルマガから「生徒のために必要だ」と感じたものをymm先生が選択して記載、更にymm先生がその記事に一言感想などを加えてあるものです。その記事がその時その時に生徒の心に響く内容になっている。

ymm先生とは一昨年gt先生と一緒に大阪に行った時に初めてお会いしました。gt先生、mtm先生、ymm先生は若い頃近くの職場だったらしく一緒に競技や生き方などについてあれこれ話をされていた旧知の仲だという事でした。私もその場で紹介して頂き、「めちゃくちゃ面白い方だな」と感じていました。大阪の人として面白いというのではなく思慮深いというか様々な経験をされている。

指導する事、サポートする事、その中で伝えるべきことを考える。色々な角度から子供達と関わっていらっしゃるなと。初めて会ったにも関わらず「ゆっくり話を聞きたい」と感じました。昨年の山形インターハイの時に「お土産」を持参していたのですが会えるかな?と思っていたらタイムリーに東京駅で同じ便になる(笑)挨拶程度しかできませんでしたが。

Facebookの投稿などを拝見するとやはり色々とされている。こういう方と話をすることができたら面白いとずっと考えていました。今回大阪に行くことになり「是非とも一緒に食事をしたい!」と思いこちらから声かけをさせて頂いていました。が、翌日の事や私の時間の調整がつかずにお流れになりました。せっかくの機会だったのにもったいない。

メールのやり取りの中でまた「活読」を送ってくださると言って頂きました。その流れの中で私の手元に。

一番最初の記事。この時点でめちゃくちゃ面白い。「イチロー選手の目標設定」という内容。一番最後にymm先生のコメント

子曰く、「之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず。

「陸上競技を知るだけでは、陸上競技が大好きな者には勝てないですよ。でも、陸上競技が大好きな者は、陸上競技を楽しんでいる者には勝てないですよ」と。

まさに(笑)。私が大阪に行ってotk高校の選手やfnt先生、hrb先生、mtm先生から感じたことはこの言葉に尽きると思います。好きだけじゃなく本当に楽しんでいる。だからこそ色々な者が見えてくるのだと思いますね。あまりにもタイムリー過ぎて楽しすぎる。

陸上競技を通じて多くの人と出会えています。本来であれば出会うはずのない方々と出会いそこから多くのことを学べる。ありがたいと思います。この「縁」を大切にしていきたい。心からそうお思います。今回頂いた「活読」を読んでいきたいと思います。ここに必ず自分に必要なヒントがあると思います。

次回大阪に行く時には必ずymm先生と一緒に鴨を食べに行きたい(笑)。その時までに少しずつ成長していきたいですね。
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中間に課題を置く

2018-12-28 | 陸上競技
木曜日。この日は比較的暖かかったですね。寒波に襲われるという話になっていたので不安でしたが。翌日からかなり冷えるという話です。寒いのはなかなかしんどいですね。

練習に関して。メニューは前日の段階で提示していました。それについてどう考えているか。いつもは開始前に提示します。今回は前日。競技について真剣に考える選手であればそこから何かを読み取ろうとする。まだそこまで来ていない気はしています。なにを目指すのか。与えられる事に慣れすぎてしまわないようにしたい。

バランス系をやってから中臀筋意識。少しずつ取り入れていきたいですね。そこからDM投げ。これまでもやってきましたが更にレベルアップを図りたい。強く速く投げる。ここができるかどうか。私は諸事情で付きっ切りとはいきませんでした。導入段階はきちんと付いておきたい部分はあります。動的な股関節の柔軟性を高めておきたいというのもあって「ハードル股関節」も。大きく動かす、軸を保つ。基本です。

そこまでやってあとは前日の復習。台ドロップから接地確認のためのもも上げ。スイッチング、ハードルドリル。本当は最初の2つにかなりの時間を使いたいところです。ドリル信仰が抜けきらない部分があるのかもしれません。基礎的なことがきちんと出来なければ次の段階に進みにくい。やっているうちにできるようになるという部分もあります。どちらが良いのか悩むところです。

動きの感覚が鋭い選手であればある程度動きながらでも身につくと思います。しかし、その部分が苦手な選手は前段階に時間をかける必要がある。もちろん「出来ないから自分で時間を作ってやる」という選手になると良いのですが。そこも含めて指導をしていかなければいけない。少しの時間でも出来ることはある。そこを本人たちがどう理解するか。

スイッチングランをやってからチューブ走と前半マークを。これは久々にやったかもしれないですね。これも「基礎」だと思っています。前半の走りを作るために何をするか。チューブ走はリズムの安定、マーク走は「安定」→「リズムアップ」のため。身体を起こしていくイメージを持ちながらです。単純に走るよりも「道具」があるほうが意識しやすい。実際にそれで本人たちが意識をしているかどうかはわかりませんが(笑)。

前半の流れを作ってから10バトンと25並走。トップスピードを出すための練習。この前の段階で師匠と話す機会があったのですが「足を作る」という練習です。距離を踏むことで「足を作る」というチームもあるのだと思います。私はスピードをしっかりと上げていくことを最優先しています。ゆっくり走るということはしない。最大スピードで動きを作ってから距離を伸ばすという感じでしょうか。まーグランドが狭いのでどちらにしても145mくらいまでしか走れないのですが。

スピード刺激を入れてからT走へ。BT-T-Sの流れで。20-30-40-60を。ここも意図があります。タイトルに書いているように「中間の動きを作る」という部分。それなのに20mなのかという突っ込みも入る可能性はありますが(笑)。段階を追うのが好きですから少しずつ動きの変化を生み出していきたいと思っています。加速段階から中間に入る部分をしっかりとやりたい。本数的にはそれほどではないですが。

止まらずにDM往復走へ。貧血症状の選手は少し減らしました。高地トレーニングと同じような状況です。色々と話を聞くと「前から1本走ったらかなり疲れていた。年齢的なものかと思っていたのでこれからの練習どうなるのか不安だった」と話していました・・・。いやいや、まだ若いのに(笑)。

股関節強化サーキットをやってから複合走。動きの感覚をしっかりと作りたい。T走DM走を組み合わせて行っています。他のメニューと何が違うのか?スキップやシザースをするだけです。「どうやってスイングで進むのか」をテーマに置いています。これをやって走ると感覚の変化が生み出せます。まー本当に「感覚の話」でしかないので本当はどうなのかわかりませんが。そのまま「追いかけ走&合流走」を2セット。中間での走りの安定を目指して実施。

最後に各自練習を20分程度。それなりの量になったかなと思います。課題を持って取り組むことで変化が生まれる。そういう取り組みができればいいなと思っています。うちのような少人数の普通の学校ではいきなり大きな変化は生まれません。地道にやり続けていくことで何かが変わる。そう思っています。

他にも色々とあったのでまた書きます。多分(笑)。
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やりたい事をやる2

2018-12-27 | 陸上競技
続き。

練習の中で段階を追ってやっていきました。この手の形にすると普段よりも時間がかかる。仕方ない部分かなと思います。練習開始時にかなり手間取っていました。少し端折りながらやっていかなければいけないなと感じながら。前の段階で「スイッチングラン」を。接地ポジションとフォロースイングを意識した練習。もも上げのような形からスプリントの中でその部分を意識する練習にしています。

で、再びミニハードルを使ったスイッチングへ。今度は「タタタ」と「タタタタ」で。これは分かりにくい(笑)。単なるスイッチングは一歩で切り替えていきます。同じ足の連続でスイッチングを意識する。これがベースになるのですが今度はそれを交互に行う。右の次は左でミニハードルを越えていきます。ミニハードル間のリズムが「タタタ」です。別に名前を付けてもいいのですがこのほうが分かりやすいのでそのまま使っています。この冬はこの部分の頻度が高いですね。「タタタタ」はまた同じ足になるだけ。走りの中に取り入れていくためにやはりこういう段階を追うほうが良いのかなと。正解は分かりません。それでもこうやって試行錯誤しながら進めていく中で見えてくるものがあると思います。

で、今度はスイッチングランver2としてミニハードルスイッチングを走りの中で意識させます。交互と同じ足。一歩のスイッチングランとは間の歩数が違います。より走りに近づいてくる。スイッチングランver2に関してはミニハードルではなくスティックを使います。そのほうが走りやすいので。さらにスティックの横にマークを置いて場所が分かるようにしています。それなら最初からマークでいいんじゃないかと言われるかもしれませんが(笑)。スティックのほうがやりやすいと思っています。感覚。

DM往復走をやろうと思っていたのですが時間の関係で割愛。補強サーキットへ。ふくらはぎの疲労がまだ残っているという話でしたが一定以上の練習を続けていかなければいけないと思っています。トレーニングの部分は不足している。そうなるとどの段階でどのレベルの負荷をかけるかは考えていかなければいけません。寝転がった状態での補強が少なくなってきているうちの練習パターンでいうとやはりこういう部分がしんどいのかもしれません。まー前日に寝転がってやっているからいいかなという感じで強行しました。

そこから再びスパイクをはいてDM走。本来の予定より少し減らしました。ここでもう一度中間の動きを意識させたいと思っていたのでメニュー自体をなくすことはなく本数ロ減らすことで対応。前半部分でスイッチングを意識しています。今度はDM走をしながら「自分の身体の前で動かす」という感覚を身につける。もちろん疲労があるのですべてが思い通りの練習になるとは言えません。練習開始の時点でかなりの疲労があるはずですから。それでも前半の課題と後半の課題は別にしています。完全に別というか「プラスアルファで動く」という感じになるのでしょうか。20-30-40-60で。走っている本数自体はそれほどではないでしょうか。

最後に追いかけ走をして終わりにしました。40↑―30→の練習の中で「追いかける」というものです。単純に自分一人で走ればそれほど問題はないのかもしれませんが実際のレースは相手がいます。競争になる。自分一人の動きに集中できる場面は少なくなる。競争要素を入れながらも自分の動きができるように考える。一斉スタートでもいいのですがそれでは力がない者がおいて行かれてしまう。練習の質が下がります。これでは意味がなくなるのでやはり「競争要素」を入れながら進めていきたいと思います。3本で終わり。

最後にもう一度話をしました。何のために練習をしているのかという話。目的意識があるのかどうか。やっている練習の意味が分かっているかどうか。どの部分とどの部分がつながっているのか。だからどのような意識をするのか。そういうところまで考えて練習をやっていく必要があります。全国どこでも練習をしています。しかし、力が上がるところと上がらないところの差がある。そこに何があるのか。「たまたま強くなった」というのではなくやはり「狙って強くなった」というのが必要になると思います。時間があるのだからそういう部分もしっかりと考えてやってもらいたい。

更には身体のケア。これは私が言うからやるのではない。自分自身が練習をしようと思えば身体のメンテナンスはするべきです。練習をするかどうかはすべて自分自身のこと。blogを見直してみるとmtm先生の練習では2時間程度で終わって残りの1時間を全員で体のメンテナンスの時間にしていました。うちはこの部分が足りていないと思います。ケアは各自に任せるという状況なので「やるか」「やらないか」で変わってくる部分もあります。理解してもらいたいですね。

ひとまずやりたいと思っていたことはできたと思います。練習の視点が少し増えました。とはいっても注意しないとまた視野が狭くなってしまいます。常に練習のバランスを考えながらやっていこうと思います。
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やりたい事をやる

2018-12-27 | 陸上競技
水曜日。本格的に練習再開。それでもまだまだ身体にダメージが残っているようです。ふくらはぎの痛みがあると。だからといってずっとやらないというのでは合宿に参加した意味がなくなってしまいます。2日間やって3日間休むというのでは効率が悪い。見ていないのでどれくらいの負荷だったのかは分からないですが。

練習開始までに少し手間取りました。今更ですが合宿の振り返りをするためです。本来であれば前日にやらなければいけない部分。これも前の記事に書きましたがそれどころではないという感じなだったので。10分間としました。相変わらず話しが盛り上がっていない。一人ずつが思ったこと言って終わり。ここなんですけどね。

ミーティングをするときにそれぞれが話すというのは必要だと思います。しかし、それに対する自分の考えを乗せるということがない。淡々と話をして終わってしまう。発表会ではないのでこういう部分がきちんとできるようにならなければいけない。テンションが低すぎます。

あまりにも暗いのでサイキングアップを少しだけ。自慢ではないですが私の周りでこんな意味のないアップをする人はいません(笑)。身体を動かすわけではないですし。それでもワイワイやりたいという気持ちがあります。ペアワークであれこれやる中でコミュニケーション能力が養えます。思いつきでやる部分が多いですが。中四国合宿でもこんな感じで遊んでいます。周りからすれば「あいつに預けるんじゃなかった」と思われるかもしれないですが(笑)

いつも通りバランス系をやってからBCT。そこから久々に縄跳び。その場での足運びです。動きながら走りを作るという感覚。膝締めの部分はやはり徹底したい。とはいえスティックでやるとなかなか動きが作れません、前に進むと動きが変わってしまう。単純にもも上げをするのではなく縄跳びでの膝締めは結構良いと思っています。

台ドロップもやりました。これは感覚的なもの、otkでやっていた練習のポイントになる部分はとりいれたいと。その前段階で台ドロップがあった方がいいなと。降りる時に身体の真下で捉える。その前段階でフォロースイングにまで意識を置く。接地した瞬間に軸を固める。fnt先生が「動きの先取りをする」というのを何度か言われていました。この動きはそれに近いかなと。接地してからではなくその前段階でフォロースイングに意識がなければいけない。ドロップする事でその「間」が作れるのではないかと思って居ます。台ドロップは「乗り込み動作」という意味でやっていましたがヒントをもらったので「動きの先取り」の部分もできるなと。

これがシンプルながらなかなかできない。接地したときに耐えられない。高さ的にはそれほどでもない。それなのに耐えられないというのはやはりまだまだ課題があるなと。視点だと思います。なにをするためにその練習をするのか。ここが明確になれば自分なりにアレンジして練習できると思っています。なかなかです。

そこから接地を意識したもも上げ。これもotk高校でやっていたメニューを元に。実は練習の合間に選手に「接地意識を一番しやすいのはどのメニューなのか?」と聞いていました。←図々しい(笑)。もちろんきちんと動きができている子に。その選手は「小さなもも上げが一番」とのこと。やりたいのは「身体の真下で捉える」という部分。単純に動きをするのではなく「捉える」というイメージで練習をすることで変わってくるかなと。

そのまま普通のもも上げをしてからスイッチング。これも周りから見たら「同じ動き」かもしれません。この前段階の動きは「接地ポジション重視」であってスイッチングは「接地ポジション」に「切り替え」を加えている。前段階で意識できていたらある程度自然にポジションが作れるようになる。その動きにフォロースイングを加えるという感じです。

で、さらにハードルドリル。ハードルドリルの前にスイッチングを入れているのはNがこの流れの方が動きのつながりが出てくると言っていたので。選手がどのように感じているのかも必要な要素だと思います。私だけの感覚ではなく実際に走る選手がどう感じるのかです。選手に合わせた練習の組立にしたいなと。

ハードルドリルは上述の2つに加えて重心移動をする。これはかなり効果的だと思っています。これまで壁抜きなどを入れていましたが「動きの中で無理矢理重心移動を作り出す」という部分。連続で動きを作り出す。スプリントに確実に繋がるはずです。ハードルインターバルを長くしてのワンステップハードル。接地、切り替えに加えて膝の引き出しによる重心移動。少しずつ伸ばしていくことで形ができていきます。かなり良くなっているかなと。

それを走りに繋げていく前段階としてスイッチングラン。ミニハードルを使ってやるメニューです。これは昨年度から取り入れる。見た感じと意識する部分が全く違う練習ですが(笑)ここはすごく重視しています。ミニハードルがあることでここまでやってきた練習の確認になる。きちんと切り替えることができるかどうか。遅れてしまうと届かなくなります。これも前段階であれこれやっているので何となくできるようになるのかなという感じではあるのですが。

グダグダ書いていますね(笑)長くなってきたので記事を変えます。陸上熱が高くなっているので自分がやっている事の振り返りまで書くと無駄に長くなる。自己分析も含めて。
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ダメージ

2018-12-26 | 陸上競技
火曜日の練習。

ある程度話をしてその後、該当選手は他の者にどのように考えているのか、今後どのようにするのかを口頭で話をさせました。私は不在でしたが。とにかく信頼を取り戻すという部分。今の段階ではその前で止まっている感じがあります。実際に行動ができていない。何をするべきか。何が大切なのか。

大阪で「陸上競技が好きで仕方ない」という指導者と選手と接してきました。まずはこの部分なのかもしれません。「陸上部にでも入っておくか」というところからスタートしています。「走るだけだからできるだろう」という感じで選ばれる。だから大きなギャップが生まれるのだと思っています。表面的な話ではなくやはり「本質的な話」を考えていく必要があると思います。

練習をしようと思いました。繰り返しになりますが私は練習自体を全く見ていません。どのような状況なのか。身体がどういう感じなのか。それさえもわかりません。前日に我が師匠と一緒に夕食を食べたのですがその際に「ジャンプ系をかなりやったのでボロボロかもしれない」という話を聞いてました。練習開始前に私を迎えに来た女子キャプテンの歩き方が微妙。筋肉痛が激しすぎて歩けないとのこと。いやいや、そこまでではないだろう。

グランドに行って他の選手の話を聞く。「めちゃくちゃ走りました」と言っていました。1日休んだのだから大丈夫では?と問うと「昨日は一歩も家から出ていない」と言っていました。起き上がることさえ嫌だったとか。どれだけなんだ・・・。状況が分からなかったので練習メニュー自体も作っていません。身体をしっかりと動かせるのであれば問題ないですがそういう段階でないのなら何もできない危険性があるので。全くできそうにないという感じでしたね。

日誌を読みながら補強をさせる。合宿では補強関係はほとんどできていないという話でした。その部分を補っておきたいと言っていたので2人1組で補強。各自で決めさせました。話を聞くと上半身もかなり筋肉痛だとか。「補強をしていないのでは?」と聞くと「腕を一生懸命振ったので筋肉痛になった」と。よく分かりません。普段から腕は振っているのですが(笑)。そうなると何ができるのか不明。

今回otk高校で行っていた補強などを少し紹介。中臀筋への刺激はぜひとも取り入れたいと思います。実際にやらせてみました。最初は「使っている場所が・・・」という感じでしたが何度かやっている間にどこに刺激を入れているのかが分かり始めたようです。それは感覚の部分なので実際どうなっているのか不明ですが。どのような動きをするのかは実際に撮影した動画で見せました。口で言うよりは目で見るほうが分かりやすいでしょうから。それをこちらがフォローする感じでしょうか。

DM投げも。普段もやっていますがやはり「DMを走らせる」という部分が足りない。単純に投げるだけになってしまっている。実際のスピードを目で見せて確認。「片手スラスト」という種目があるのですがそれが全くできない。どのように投げたらいいのか頭と身体が一致しない感じでした。何度も繰り返す。これくらいの動きであれば筋肉痛は大丈夫のようです。動いたら大丈夫なのかもしれません。ワイワイやっていました。

この辺りで「ちょっと明るくなったな」と感じました。うちは本当に少人数です。女子の4継でインターハイに行きましたが女子部員は7人という状況でした。本当に少ない。人数が少ない分声が出ないと盛り上がりません。それがこの日は「笑顔」でやっている部分が増えていました。理由は分かりません。何かあるのかもしれませんが。それでも多少なりと変化があったと思います。合宿効果か?それとも筋肉痛がひどすぎてちょっと壊れたか?!(笑)。

最後にDMを使った体幹補強を。fnt先生は「背筋を重視している」という話をされていました。そういう部分も理由は教えてもらいました。今の練習形態にどうやって背筋などの補強を取り入れていくのか。そこも考えながらやっていきたいと思います。軽く練習して終わりという感じになりました。

半端ないダメージ。そうなると数日間本格的な練習が出来なくなります。前日にどのような対処をしたのか。その部分も必要になってくると思います。ケアも含めてやれることはたくさんある。たんぱく質の摂取やサプリメントなどで対応していたのか。こういう部分をひたすら言わなければいけないという状況であれば先が知れています。そうならないようにしっかりと考えてもらいたいなと思います。

私自身もかなり疲れています。どうなんだろう・・・。
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