kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強化練習3日目3

2014-03-31 | 陸上競技
やっとここまで辿りきました(笑)。ここ最近、一時期異様に増えていたアクセス数が大幅に減りました(笑)。最盛期の3分の1まで減ったのでこれで安心して通常通り書けますね。言葉を選んで書くというのは今でも同じですが、あまりたくさんの人に見られるというのはやはり気が引けます。大したblogではないですし、そこら辺にいる普通のおっさんが書いているだけですから(笑)。

練習終了後、少しだけ話をしました。かなり追い込んでいるのですが選手たちに「ヘロヘロ感」はそれほどないように感じました。明確な理由は分かりませんが、「元気よくできたから」ではないかと勝手に解釈しています。新1年生も入りそれなりに人数も増えました。元々うちは「少人数」でやっています。あまり多くなると私の能力では指導ができなくなります。指導スタンスが「大まかにやる」という感じではないので一人一人と関わる時間が大幅に減ってしまうからです。しかし、人数が増えると「活気」がでます。「数は力」という部分ですね。

良い練習ができたのは間違いない。次に新1年生が練習に来るのは4月1日です。この日からは「高校生」として活動することになります。これまでとは違うことを求めていくことになります。これは前にも話したのですが「自分のことは自分でできるようにする」ということが求められます。2年生でもできませんが(笑)。県総体、3年生は「自分の勝負」のために集中させてあげたい。ここができないときはチームとしての成熟度が低い。3年生が周りを県総体で下級生に気を配らないといけない状態になれば集中できないためパフォーマンスが下がる危険性がある。だから下級生は一日も早く「自立」することが求められるのです。この指導は2年生を中心に進めていかなければいけない。必要な要素ですね。

また、これは全体に話をしたのですが、「どうすれば強くなるか」を考える必要がある。男子が強くなるためには「筋力」が必要になります。それなりに体重があるのでその身体を動かすために筋力が必要。今のチームは全体的に筋力不足です。学校の練習ではかなりやっていますがこれだけでは不足します。家に帰って自分でしっかりと取り組まなければ筋力アップは望めません。補強系は強くなるためには長期間かかります。。数日間続けただけで強くなることはないのです。ここを理解してしっかりと取り組めるかどうかで今後の結果は大きく変わってくると思います。

女子は「体重管理」。上級生はよく食べます。たまたま「太らない」選手が多いだけで下手をすると体重オーバーになる危険性もある。そこをどうやって自分でコントロールするか。新1年生は明らかに「体重オーバー」です。5~8キロくらいオーバーしているのではないかという状況ですね。中学生から高校生になり記録が伸びなくなる大きな要因として、女子は「体重オーバー」があります。中学校の部活を引退してから約半年間ほとんど運動をしていません。この状況で高校になり走ろうとしても間違いなく走れません。これは故障にもつながります。ここが理解できるかどうかですね。本人たちは「問題ない」と思っているかもしれませんが大問題です。

後で話を聞いたのですが上級生のうち一人は自主的に運動を始めたようです。駅から学校まで自転車で来ていたのを歩きに変える。さらに演習が始まるまでに時間があれば自主的に近くの公園をジョグしたりして「運動時間の確保」をし始めました。これもかなり言い続けてきたのですが宮崎から戻って話をしてから「強くなりたい」という気持ちがさらに強くなったのだと思います。これにより10日間で2kg体重が落ちたようです。食事管理も必要だとは思いますが体重を落とすためには「運動時間の確保」が必要不可欠だと思います。うちは練習が比較的長いですがそれでも体重が増える。持久的な運動が不足しているので「脂肪燃焼」にはつながらないのだと思います。これは自分の意志でやらなければどうにもなりません。1年生には厳しいかもしれませんがこの春休み中にかなりやっておかないと間違いなく「1年間を棒に振る」という結果になると思いますね。

「痩せろ」というだけなら誰にでもできます。しかし、その具体的な方策を示さないと間違った方向に進みます。筋力が落ちて体重が減るようならこれは「本末転倒」です。体重が落ちても筋力が落ちれば走れるはずがありません。「痩せる」ことが一番の目的になってしまってはダメ。「速く走るために痩せる」のです。毎回のことですが「痩せるために部活をやっている」のではありません。筋力を上げながらも体脂肪だけを落としていくのが最大目標ですね。これが実現できるかどうかで今シーズンの結果は大きく変わってくると思います。

基本的なことができるようになって来れば次の段階に進みます。チームとしては大きな成長だと思います。期待したいと思いますね。
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強化練習3日目2

2014-03-30 | 陸上競技
強化練習3日目、午後はトレーニングのみ。かなり雨脚が強くなっていたのでいつもの軒下で練習。

以前は「絶対にやらなければいけない」という感覚があって、ヘロヘロになっている状態でもシャフト補強を導入していましたが「効果がない」と判断。疲れきって精神的にも元気がない状態で更に補強で追い込む。これができると理想なのですがまーそこまでしなくてもいいんじゃないかと(笑)。数年前なら絶対にやるという感じでしたが、こういう部分では私自身「選手のおかげで成長している」のかもしれません。嫌で嫌で仕方ない練習をしても間違いなく効果は出ませんからね。それならやらない方が良い。気分的に明るくできる種目で行いました。

この冬期から継続的に行っているバランスディスク系のトレーニングから始めました。「調整力」というか自分の身体をコントロールする練習ですね。最初は全くできませんでしたが継続していく中でかなりのレベルまで来ました。新1年生にも行わせましたが乗るのが精いっぱいという感じです。この状況でスクワットやランジをする。まーどこまで効果が出ているか分りませんが、不安定の中でスクワット系をすると安定した所では刺激が入らない細かい筋肉をつかってバランスを取ることになります。こういうい部分はちょっと必要なのかなと。

流れの中でダイナマックスを使ったトレーニングもこのバランスディスクに入れました。更にダイナマックスをキックする練習も。これは完全に思いつきですが投げられたボールを蹴り返すというものです。飛んでくるボールの勢いをキックの力で蹴り返す。簡単なように見えてキックの方向が間違っていると正しく戻りません。これも脚運びや手足を上手くコントロールする練習になるのではないかと考えています。これだけで50分程度行いますから結構な量ですね。

その後、ジャンプ系のトレーニングも。脚に負荷がかかる部分はありますが「反発をもらって跳ぶ」という感覚を身につけさせたいと思っています。冬期にもかなりやっていたのですがなかなか「軸」の意識ができません。反発をもらえずに膝の力で跳んでしまう選手が多いのでひたすら繰り返しました。最終日の練習ですから脚に疲労はあるはずです。それでもこういう部分はきちんとやっておきたいですね。

かなりの時間屋外で行って少し休憩。武道場が復活したのでその中で補強を。ここも様々な部分の補強をしました。普段できないような部分をしっかりと。ハムストリング、側筋、大臀筋、腹筋、背筋をかなりの時間継続的にやりました。雰囲気が暗くならないように全ての種目を2人組で。これによりコミュニケーションもとれると思います。見ていると苦手な種目もあるようです。これをどうやって自分でコントロールして取り組むか。できない種目をできないままで終わらせるといつまでたっても強くはなりませんから。

結局、午後も3時間近く練習しました。トータルで6時間半。初日が6時間、2日目が6時間半、最終日が6時間半。普通の学校の2週間分の練習量になっているかもしれません。それを3日で行う。負荷的には高いですが「充実感」と「意識の向上」は間違いなくあると思います。良い練習がしっかりと出来たと思います。「チームとして」という部分をこの数日間は言い続けてきました。これが浸透していくとチームとしても大きく変わると思います。きついことを楽しくやる。不可能かもしれませんがそうやってチームは強くなってきたと思います。ここにきてかなり成長が見られます。勝負できる感覚はあります。面白いと思います。

3日間、誰一人怪我をすることなく全てのメニューを消化することができました。これも良い傾向です。途中で「○○が痛い」と言って練習を抜けることがありません。ここで油断することなくケアをしっかりとしてもらいたいですね。選手が「日曜日は整体に行く」という会話もしていました。競技に対する意識が高まると自分で行動を変えていけるのだと思います。

良い練習ができました。もう少し書きたいことがあります。また別に書きますね。充実した3日間でした。このような日が続くと本当に楽しいですし、勝負できるチームになると思います。楽しみです。
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強化練習3日目

2014-03-29 | 陸上競技
土曜日、この日が強化練習の3日目。日程的に3月の最後の追い込み練習となると思います。これが終われば3月はあと2日だけ。本当に早いものです。あっという間に時間が過ぎて行ってしまします。気がつけばすぐに4月、なんだかんだあってすぐに記録会、支部大会、織田記念、県選手権と続きます。大きなエースは4週連続試合になります。とにかくため込む時期というのが不足すると本当に大切な試合で力が発揮できません。この3日間の追い込みはこれから先大きな意味を持つようになると思いますね。

この冬期練習、量的にはそれなりにやってきたと思います。しかし、2月末くらいからは選手も私もモチベーションが上がらず「追い込む」という練習ができていない気がしています。「スピード重視」と位置付けていましたがやはりそれなりに「追い込む」ことが必要になるのではないかと思っています。雰囲気が重ければなかなか「さあ走ろう」という気持ちにはなりません。一週間に数回の走り込みでもなかなかモチベーションが上がらなければ負荷をかけるのは難しくなります。今回は3日連続での強化練習。他校の力を借りることなく自分たちでしっかりと取り組むと決めてやっている練習です。正直、チームとしてここまで「変化」が見られるとは予想できませんでした。私が思っていた以上に「劇的な変化」がチーム内にあると思います。単独で3日間の強化練習ができるというのは昨年ではなかなか考えられませんでしたから。

とはいえ、さすがに3日目。しんどいと思います。スピード負荷をかけて更に走練習も行っています。疲労度はピークに近いと思います。それでも前日に話をしたように「この日の練習が乗り越えられなければ県総体は戦えない」と思います。同じように中国大会も3日間あります。大きな大会でしっかりと力を出そうと思えば最低2日は連続で走れなければいけません。実際のレースは3日間続きます。初日は4継2本とはいえ2日目は4継決勝と100m3本、更に3日目は疲労が蓄積した中で200mを3本。マイルに未練は一切ありませんから最終日にリレーを走ることはありませんが、本来であればマイル2本も加わるのです。先日宮崎でTakasu先生が「負けて行くチーム」の話をされました。「気持ちが弱いから勝ちあがれないのではない」と。同じようなスピードがある選手であれば「気持ちの強さ」云々で勝負は決まらない。負けて行くのは「体力がない選手」だと言われていました。同じスピードを3本保てないから負けていくのです。本当に実力が互角で決勝になって0.01秒差で勝負を決する時に初めて「気持ちの強さ」が問われる。そこまでに達していない選手はまずは練習をするべき。大切なことだと思います。

午前中は疲労の中で走ることにしていました。最初の段階で動きを簡単にやって走練習をメイン。フレキ、マーク走、並走、30&60といつも通りに進めていきました。メインは後半の走練習においていてました。そのためここの短い距離は本数を抑え目に。天候が悪くなるという予報だったので早く練習を進めていかなければ予定が消化できなくなります。結構急ぎました。それでもバトンパスはやっておきたかったので1本ずつ実施。2-3走が少し流れました。本人たちに聞くと「少し早く出てしまった」という感覚があったようです。バトンは渡りましたが半分手前で緩めてもらう感じでした。これはいただけません。「早く出た」という感覚があるのであればそこで少し待つべきです。一旦上げてから緩めてまた加速するというのは無駄となります。「少し早い」と感じたのであれば加速するのを少し待ってきちんとスピードを上げてからもらう必要があると思います。ここは反省ですね。直線でやっているので次回はきちんとカーブを使って行いたいと思います。

その後は走練習メイン。120mを中心にセット走の形で走りました。120m+60mを3本。量的にはそれほどではないかもしれませんが、しっかりとスピードを上げてからプラスで走りますから負荷的にはかなり高いと思います。1か月前のチームの雰囲気であれば悲壮感が漂い何となく「走りたくないな」という感じがあったと思います。負荷的にきついのは明白ですし、強化練習の最終日ですから疲れもあります。それでもなんとなく前向きに練習に取り組めるようになっていました。200mを走る選手はこの60mがきちんと走れなければいけません。100m選手であれば120mをきちんと走れなければいけない。どちらの選手のためにも必要な要素だと思います。「短長大好き」だった私が完全に短短に移行していますね(笑)。

印象的だったのが女子グループ。120mでは小さなエースと高跳選手(一回も練習していないので100m選手としての認識しかないのですが(笑))が、競り合っていました。さらに+60mでは小さなエースと200m選手が競り合う。いや、これはすごい光景だと思います。基本的に小さなエースは練習では普通です。それでもひたすら競っています。手を抜ける状態ではないのです。新2年生、100m系と200m系の2人がいます。それぞれが練習で特色を出すと小さなエースにとっては「負けられない」のです。昨年の状況なら「練習は負けても仕方ない」という感じでいましたがここ最近は「負けたくない」という感じが強くあります。大きな成長です。100m系の2年生は+60mが弱いが120mはかなり強い。200m系の選手は120mでは少し(1m?)遅れますが、+60mでは真横を走る。この状態で「負けてもいいや」と思うようなことはないでしょう。お互いにすごい刺激をもらいながら練習をしていると思いますね。

大きなエースもまずまず。前日は色々考え過ぎて上手く走れませんでしたがこの日は後半までスピードが持続できていました。男子と一緒に走るのでしんどい部分はあると思いますがそれでもなんとか最後までスピードが落ち込むことなく走れていたと思います。この状況が継続できれば今後本当に面白いと思いますね。強くなりたいという気持ちはチーム内では一番です。その気持ちをどうやって「力」に変えるか?ここはすごく大切なことだと思います。11秒台を出してインターハイへという大きな目標があるのであればもうワンランク上の走りが必要になると思います。女子と一緒に走らせていないのでどれくらい強いのかは不明(笑)。普通に強いとは思います。

この辺りから雨が降ってきました。それでも「やる」と決めた練習ですから最後までやります。2セット目は120m+60mを2本、更に90mで。120mをハイスピードで5本走るという練習はここ最近なかったような??いや、やってますね(笑)。が、スピード持続というか筋持久というかその手の練習を組み合わせてはそれほどやっていないはずです。負荷的にはきつかったと思います。それでも「仕方なく走っています」という雰囲気ではなく「強くなってやろう」という感じが出ていました。いや、本当に変わりました。見ていて「強くなるだろうな」という練習です。こういう感覚は何年ぶりでしょうか?

雨は本降りなっていましたが最後に90m×60mで終わり。走ればよいという感じではなく「最後までしっかりと」という走りができました。良い練習ができたと思います。これだけ気持ちが継続できたのは今のメンバーでは初めてかもしれないと思います。これが続けば面白いと思い続けて1週間以上が経過しました。油断はできませんが「本物」になりつつあるかなと感じています。「声だし」も少しずつですがきちんとできるようになっています。ここも大きな差だと思います。

3時間半の練習でしたが良く頑張れたと思います。残すところは午後のトレーニングのみ。最後までしっかりと取り組まないといけません。良い練習でした。
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強化練習2日目2

2014-03-29 | 陸上競技
金曜日の午後。14時開始としていました。この時間帯、すでに汗が出るくらい暑い。本当何月なのか分からない天候です。これで夏になるとどうなるのか??本当に恐ろしいですね。

アップは前日と同様。ダイナマックスを使ってその場での補強。暑いのもあるのでそれほどアップをしなくても動くとは思います。午前中に身体を動かしていますし。せっかくなので久しぶりにラダーも。神経系に刺激を与えるためです。普段はなかなかできないのですが、こうやって時間があるときに導入するとずいぶん違ってくると思います。あまりにも久しぶりすぎて種目を忘れつつありました。これもノートなどに記録しておかないとだめですね。種目確認に時間がかかるとそれだけで効率が悪くなりますから。

そこからスパイクを履いてスキップリレーとシザースリレー。フレキを使った後にやっている動きですが、午前中にフレキはやっているので午後は「移動感覚のみ」でいいかなと。リレー形式でやると通常よりも「前に進む意識」が強くなります。技術的な部分が多少崩れる(意識できない)所はあると思いますが、全ての面で克服できるような練習はなかなかできません。これはこれで必要な要素なのかなと思いますね。そのまま流れで並走、30&60を2本ずつ。最後の確認のためにバトンも2本。早速iPadを使ってみましたが「スロー再生」するアプリを入れていないのでなかなか見づらい(笑)。それでも「出」がきちんとできているかどうかも実際に見ることができるので大きいですね。毎回毎回撮影するのは難しいかもしれませんが時々こうやっていれていくだけでずいぶん違ってくると思います。

その後、スタートへ。午前中に確認だけしていましたから午後からは実際にスタート。小さなエースが「今日はめちゃくちゃ動く日ではない」と言っていました。本人の感覚的に何週間かに一度(数か月に一度?)尋常ではない速さを見せる時があります。この時は間違いなく12秒35のベスト記録を出した時よりも動いている。見ていて怖くなるくらいです。その日と比べると「動いていない」と感じるようです。だからといって「本当に動いていない」のとは違うのですが。その小さなエースと一緒に新2年生が走ります。ほとんど差がありません。これはどういうことなのか??という話ですね。確実にこの冬期で走れるようになっています。上級生が「絶対に負けない」と安心しておける水準ではなくなってきているのかなと。実際に試合になるとまた違ってくると思いますが練習の中で競り合いができるというのは大きいですね。大きなエースは「考えすぎ」かなという感じがあります。悪くはありません。それでも「上手くいかない」と考える部分が多いので動きが安定しません。スピードレベルは上がっていると思います。これをどうやって実際の走りにつなげていくか。課題となりますね。

少し休息してタイヤ。最初に短い距離で行ってから距離を伸ばしました。タイヤ引きはどちらかというと「苦手な練習」と感じる者が多くいます。負荷的にきついですからね。それでもしっかりと走る必要があります。うちのグランドは最長で120m程度しか取れません。この距離で200mに対応しようと思ったらそれなりの工夫が必要です。120mのタイヤ引きをした後に60mを走るという形にしました。100mで勝負したいという気持ちは強くありますが、200mで負けてもいいとは思いません。大きな目標は「表彰台独占」です。それくらいの気持ちでやりたい。100mだけでなく200mでもそれが達成できればと思います。そのためには「苦手な練習」であってもしっかりとやらなけれあいけないと思います。

後半、かなり疲れていました。それにより動きが緩慢になる。ここをどう克服できるかが200mに対応できるかどうかを決めるはずです。小さなエースはタイヤ引きが苦手。苦手意識は他の選手よりも大きい。体重が軽いですから同じ負荷をかけると他の者よりも大きな負担となります。最後動かすだけになってしまいますが、その後の60mが抜群に走れます。これで十分なのかなと。新2年生はタイヤ引きでは勝てますが60mではボコボコ。「強さ」が違うなと感じますね。大きなエースは2セット目で最後動きませんでした。これを克服しないと200mで勝負はできないですね。男子と一緒に走っているので大きな刺激にはなるはずです。男子も走れるようになってきているので「勝てない」という感覚になるかもしれません。それでも「勝とうとする意識」は持たないといけないと思っています。

最後に60mをタイヤなしで走って終了。17時半くらいだったと思います。かなりの負荷ですね。

最後に選手には翌日の練習の話をしました。県総体は2日だけではありません。3日連続で行われる。2日間、一日中アップやレースで動き続けます。そういう部分では「タフさ」が必要になる。レースは数十秒かもしれませんがそれに合わせてアップをします2日目は4継決勝、100m3本です。走る時間は短いですがそのために動く時間というのはかなりのものです。そういう意味でこの強化練習の3日間は「県総体」をイメージして行うことができます。最終日は3日目と同じ。ここでどうすればいい走りができるかを各自が考えておく必要あります。終わったら終わりではない。次に何をするか、家に帰って何をするかです。ここが意識できるようになると本当に強くなると思います、

この日もしんどいながら良い練習ができたと思います。残すところあと一日。しっかりと練習していきたいと思いますね。
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強化練習2日目

2014-03-29 | 陸上競技
金曜日、予定通り強化練習の2日目。連続で一日練習をするというのは結構しんどいと思います。それは分かっていますがそれでもやらなければいけない時期があると考えています。通常の選抜合宿よりも練習時間は長いですし、負荷も高くなります。他校の選手を預かると無理はさせられないというのがあります。特にこの時期は故障が怖いので「普段とは異なる練習」をさせるのは避ける傾向があります。自分のところの選手だけであれば「いつも通り」ですから特に問題なし(笑)。大きな部分ですね。

早朝に業者の方が来られました。ジャージとウインドブレーカーの「生地が変わる」のでそれを確認してほしいということでした。昨年からメーカーを変えました。理由は「あまりにも対応が悪い」ため。これまでの購入していた価格を突然「1割アップ」になるということでしたが、連絡もなく小売店の方から聞きました。いや、さすがにそれはないだろうという話です。これまで他校よりも「格安」で購入していました。これはユニフォームをランニングシャツからエースとセパレートに変える時にあまりにも高いので交渉したからです。「格安」といってもめちゃくちゃ安いわけではないですが、通常価格と比べると安い。そこを重視してそこのメーカーにしていたのですが。が、突然の値段アップ。それも事前に連絡なし。どうなんでしょうか。

もう一方のメーカーの方は足しげく通ってくれました。「変更の予定はないんですよね」と何度も話をしていたのですがそれでも「顔つなぎ」という形で来てくれていました。人間ですからこういう一生懸命な姿には打たれます。もう一方のメーカと比べると印象がかなり違いました。その状況で突然の値段アップ。1年半くらいはメーカの方とは会うこともありませんでした。いや、正確に言うと一度だけ来た気がします。知り合いのメーカーさんを連れて「○○です。これからもよろしくお願いします。」とだけ言って帰っていきました。いや、まずは私とあなたはそれほど面識がないですよね??という感じでした。他人を紹介するという前に自分自身がほとんど私と話したことがないのに・・・と。これで「他者を紹介」とか「値段を突然上げる」という状況で「これからもよろしく」という話にはならないと思います。即座に辞めました。

で、話は戻るのですが今回のようにメーカーが「生地を変えた」という報告と実際に現物をも見てもらいたいという連絡をもらう。心象が全く違います。実際はメーカーを変えると決めたときの担当の方は偉くなって(?)もうこちらにはいませんが、全国大会や何かあった時にはs九座に対応してくれます。今回も「支部大会までに間に合わせたい」という連絡をするとすぐに動いてくれました。こういう所から「信頼関係」が生まれるのだと思います。メーカーによってというより「担当者」によってずいぶん対応が違う気がします。うちの生徒にも「どうすれば相手に良い印象を与えるか」という話はしていかなければいけないなと思いますね。


前置きが長くなりました(笑)。練習は通常通り。午前中は短い距離を走って終わりたいと考えていました。その前に試合等のアップの時によく行っている「コンディショニング」の内容の確認を行いました。アップは何のためにするのか?そこが理解できずにやっていたらレースで体は動きません。肩甲骨周辺や股関節をしっかりと動かしていく必要があります。身体を温めればそれで走れるわけではありません。根本的な話をする機会が少なくなっていますからここは確認をしておく必要があると思いますね。私は会議が連続で行われる状態だったのでコンディショニングは選手で確認しながら行わせるようにしました。この日も卒業した前キャプテンが来てくれました。ここはお任せ。こういう部分では信頼していますから任せて大丈夫だと思います。ここ最近の雰囲気であれば選手だけでも十分できるはずですが、客観的に見てくれる人がいるかどうかというのは大きいと思います。

その後、ドリルをやってからフレキ、マーク走、並走、バトンという流れ。本数を少なめに設定しました。朝からガンガンやると持ちませんからね。最後にスタートの確認。ピストルを撃って出る前に構えや足運び、リズムなどの確認をしておく必要があると考えました。午後からスタート練習をする予定としていたのでそのための準備。新入生に上級生がひたすら説明しています。こういう部分で自分自身のやるべきことの確認になるはずです。大きなことですね。ひたすら走るという感じではなく「確認」という感じで終了。これで十分かなと。

私は終了より少し前に買い物に。練習で使うために「iPad」を購入しに行きました。数年前から欲しいと思っていたのですがなかなか難しい部分がありました。視覚的に見て自分の動きが判断できるというのは大きなことです。それも小さなビデオではなく大きな画面で見る方が間違いなく効果が高い。欲しいと思ったのはものすごく早かったのですがそれを実現するに至りませんでした。完全に「練習のためだけ」の購入ですからね。それでもこれで選手が強くなるなら問題ないかなと思えるようになっていました。ものすごく前向きになっています(笑)。少しずつ練習に導入して行って選手たちが自分で確認できるようにしていきたいと思います。

とにかく暑い。春はどこへ??
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強化練習一日目3

2014-03-28 | 陸上競技
練習自体のことはかなり書いたのでこれ以上は書く必要はないかなと思います。少し補足で忘れないように書いておきます。

午前中の練習が終わってから少しだけ指示を出しました。合宿と同じなので空き時間の使い方をしっかり考えるようにと。特に新一年生はまだ上級生とコミュニケーションが十分とれていません。普通考えたら当然です。それでもなんとかして話をする時間を作れたらと考えました。昼食の時間をいつもより長めに取りました。少しでも新一年生と上級生が関わる時間が取れたらと。

更に午後練習が終わってからも話をしました。こちらは練習に対する心構え。一日目の練習が終わる。トータルで7時間程度やっています。かなりの疲労と充実感だと思います。よく練習をしたという満足感もあるはずです。そこで終わってしまったら次の日の練習が全く出来なくなります。練習が終わった瞬間から次の日の練習のことを考えなければいけない。終わったから帰って寝ようではなく、すぐにケアに目を向けなければいけないのです。家に帰ってマッサージしようではなく、すぐにクリームを使ってケアをするように指示をしました。これも心構えの部分としては大切だと思います。

また、グランド整備に関しても指示を出しました。ここ最近、グランド状態があまり良くない。ゆるくなっていて走ったら土が削れるような状態です。このような状態で練習を続けると動きも崩れますし、怪我をしてしまうかもしれない。翌日からの練習に備えてローラーで圧をかけて走りやすい環境を整える必要があるのです。これも全員で取り組ませました。自分たちのグランドを自分達できちんと整備する。こういう取り組みの時間も選手同士は時間を共有します。学年を越えてコミュニケーションが取れるようになるのではないかと。

雰囲気がかなり良くなっています。この日、午後から卒業生が来てくれたのですがかなり驚いていました。走れるようになっていることもですが、雰囲気が明るく前向きに練習に取り組んでいる。これまでなかなかそういうチーム状況になりませんでしたからこのギャップはすごいものがあります(笑)。これを客観的にみてもらうことで分かってもらうことも大切ですね。

かなり良い練習を積めたと思います。長い一日でした(笑)
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強化練習1日目2

2014-03-28 | 陸上競技
木曜日の練習、午後からは卒業生が来てくれました。サポートしてもらえるというのは本当にありがたいことです。4月からは新しい環境で働くことになります。少し時間があるということなのでお願いして来てもらうことにしました。2時から開始としましたがとにかく暑い。長袖シャツを着ていると汗をかいてしまうレベルの気温です。寒いと走りにくいですがこれだけ暑いとそれだけで疲れてしまいますね。気温的には春を通り越して初夏という感じでしたね。

練習は午前中にかなり動いているのでアップはそれなりでいいだろうと判断。ダイナマックスを使ってその場であっぷをしました。単純にジョグして流しというのではなく全身に大きな刺激を与えながら走れる状態を作るという感じでしょうか。加えてBOXを使って速い動きをしておきました。フレッシュな状態で走練習をする方が良いのかもしれませんが長い目で見た時にはやはり鍛えるという部分は必要不可欠ですね。

すぐにスパイクを履いてフレキへ。短い距離を走るためにしっかりと速い動きはしておきたいなと考えていました。後のことを考えて一応本数は抑え目に。ひたすら同じ動きをしていますから随分動き的には良くなって来た感じがあります。普段ならそのまま並走に行くところですが朝使用したマークを置きっ放しにしておいたので先にマーク走を3本行いました。動きを作っておきたいという気持ちがありましたから疲労度云々を度外視して走らせました。

そのまま並走を数本行ってから30&60を。これは新一年生も参加させました。とはいえ、いきなり上級生と勝負するという話にはなりません。練習パートナーという感じでしょうか。60を走らせるのではなくまだ短い距離を走るという感じでしょうか。それもスタートを少し前にして上級生が後ろから追うというメニューにしました。上級生は目の前に新一年生がいますから「抜くのが当たり前」という感じになります。自然にスピード練習となります。これはいい刺激ですね。上級生が下級生に負けるというのは嫌でしょうから。新一年生もそれなりに走ります。が、女子の今の水準では県総体に出場することはほぼ不可能。参加する種目がありません。100や200に出ようと思えば上級生に勝たなければいけないのです。逆に新一年生に上級生が負けるようではリレーで勝負することにはなりません。「他校だったら出れるのに」と考えるかどうか分かりませんが、本当に戦えことを考えたら「出るだけ」で終わらずに勝負できるレベルまで記録を上げていかなければいけません。焦る必要はないかなと思っています。去年は1年生に頼らなければいけない感じがありましたが今年は今のところありません。今のチームが一年生に頼るようであれば目標には絶対に届きませんからね。

この日のメインはバトン。合宿に行かずに学校でやろうと決めた理由の一つにバトンパスがあります。チームがバラバラになっていたらリレー練習ができません。チームによってはシーズンに入ってからバトンをやれば良いと考えているかもしれませんが、今のうちのチームは「リレー中心」です。冬の間から続けてやって来ました。できるだけ継続しておきたいのでバラバラになるのは絶対に避けたい。そのためこの日の午後はひたすらバトンをやることにしていました。

最初に4本。かなり話をして来たつもりですがこちらが指示をしたことがうまく伝わっていない感じがありました。バトンはきちんと渡るようになっていますが「渡れば良い」というだけではダメ。何のためにやっているのかをきちんと考えなければいけません。4本が終わった時点で全体を集めて話をすることにしました。何のためにこの日の練習をやっているのかを全体が理解しなければいけません。そこが理解出来なければチームとして成長はありません。

今のチームの中心は間違いなくリレーです。これまでもリレー中心にやって来ました。が、今年のチームは競技力でいえば過去最高だと思います。各自がきちんと力を出し切れればリレーでインターハイの準決勝を狙えると本気で思っています。チームとしてのリレーに関する気持ちは前の記事にかなり書いたので割愛します。チームとして強くなるためにはやはり「個」が強くなければいけない。「個」が強くなるためには「チーム」として皆で同じ方向を向いて進んでいかなければいけない。大切なことです。

練習中、バトンを行う時にはわざと「焦る環境」を作るようにしています。なんとなく考えたら分かる部分だと思います。どのような局面でミスが発生するのかを事前に予測しておかなければいけません。そのための練習をしています。男子が走る時にも同じようにやっていました。が、私は「女子のリレーに付くように」と指示を出したのです。冷たいかもしれませんが今の男子のリレーはまだ戦えるレベルにはありません。新一年生が入って来てやっとリレーが組める状態。大切にしていないわけではありませんが、今の時点では勝負は出来ないと思います。戦うなら今後の話です。だから「女子に付くように」という指示を出しました。

女子のリレーが本当に戦えるようにチームが一丸となって取り組んで行く必要があると思っています。実はそれがチームとして皆が強くなる一番の近道だと考えているからです。男女関係なく力を合わせてリレーメンバーが強くなるための練習をする。これがきちんと出来るようになればメンバー以外の者も絶対に強くなります。こういう感覚を持てるようになれば全てが変わってくると思います。

そういう話をしてからしばらく休息を取ってもう4本。全体で本気で取り組むと雰囲気も変わります。この練習の中で「渡る」「渡らない」の感覚だけではなく「いつもより流れている」というのも判断出来るようになっています。いつも声がかかるところで聞こえなかったのでスピードを緩めたという話もしていました。これが実際のレースに確実に生きて来ると思います。こういう部分からチームが団結していくと思います。

全体的に走れていました。良い感じです。
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強化練習1日目

2014-03-28 | 陸上競技
木曜日、この日から3日間強化練習として1日練習を計画していました。暖かくなり身体を動かしやすい気候となりました。スピードも上がってくる時期ですからこれまでやってきた動きの部分とスピードをうまく結び付けていきたいと思っていました。今年は中国合宿には参加せず。選手は「参加したい」という気持ちがあったかもしれません。一応「県を代表して選抜合宿に参加」というのは名誉なことなのかもしれません。他校の選手が参加していれば「気になる」とは思います。今年は勝負の年だと思っています。リレーで勝負をするという気持ちが強くありますからこの時期に4日間バラバラで練習するというよりもきちんと全員で同じ練習をしたい。そういう気持ちが強くありました。

これまでは「選抜合宿には絶対に参加しなければいけない」と思っていました。こういう部分は当然ですが。が、いろいろと考えた結果、今年はチームとして練習をする方が効果が高いと判断。チームとして「4継でどう戦うか」を考えるべきだと思ったからです。新入生も練習に参加しています。今の「チームとしての取り組み」を教えるにはこの数日間というのはすごく大切なのではないかと感じています。

リレーで強くなるためには「個人」が強くならなければいけません。弱い4人が集まったところで勝負にはなりません。バトンで稼ぐと言っても13秒8の選手が4人走っても勝つことはできない。リレーで勝負するためには「個人個人のレベルアップ」が必要なのです。同時に、「個」が強くなるためには一人ではできません。チーム内のライバルがいて「負けたくない」と思うことで努力できる。苦しい時にみんなで支えあいながら練習をする。「チーム」の存在があるから「個」が頑張れる。どちらも大切なのです。そう考えると「一定レベル以上の選手がいる」状況は合宿もうちの練習も同じ。「外的刺激」は少ないかもしれませんが、先週宮崎で大きな刺激をもらっていますから十分。なんだかんだいっても12秒20の大きなエースと12秒35の小さなエースが同時に同じグランドにいますから一時期の県合宿よりは間違いなく選手レベルは上です。若造が偉そうに・・・と思われるかもしれませんが。

練習は時間を取れるのでじっくりやりました。アップはダイナマックス。練習に参加している人数が「奇数」となりました。最も避けたいことです。ダイナマックスを投げるのは一人ではできません。人数的に足りなくなると私も練習に参加しなければいけなくなります。これが大きな負担(笑)。ダイナマックス、見ていると単純なのですがほとんど休みなくやっていくのでめちゃくちゃしんどい。気候も暑くなっていたので私もやりながら汗をかくくらいでした。寒がりの私が半袖で練習をするという事態に(笑)。そう考えると選手はよくやっていますね。

朝はドリル中心。前日に動きを4時間近くやっています。集中が続かないかもしれませんが(笑)。前日にやったにもかかわらずこの日も前半はじっくりと行いました。その場の足の運びをやってから坂道でスキップ走。これは「楽しいかな」という感じで行ったので「技術的に云々」という部分ではありません。一日練習をするのでひたすら地味なことをやると飽きてしまう可能性があるので(笑)。リレー形式で坂道をスキップ。ダイナマックスをバトン代わりにして行いました。狭いので「危険」という話が出たので何回か形を変えながら行いました。このあたりは電話をかけていたので「ぼんやり見ている」という感じでしたが(笑)。

戻ってきてもう一度、足運び。そのままスティックをしてから壁、ハードルという流れ。グランドの状況があまり良くなかったので渇くのを待つためにドリルに時間をかけたというのもあります。ハードルをやるときもまだグランドが緩いので場所を選びながらという感じでした。新3年生、かなり上級生らしくなりました。こういうドリルをやるときにもテキパキと指示を出していますし、動きができていないものに対してはアドバイスを行ったりしています。「立場は人を作る」のです。最初は「キャプテンは無理」といってましたが、気が付くと「キャプテン」としての役割を果たしています。こういう部分は間違いなく協議の面でもプラスになると思いますね。

ハードル終了後はフレキ。これが終わってから並走。最後にマーク走を3本やって午前中は終わり。3時間ちょっとでした。ドリルばかりやっていても絶対に速くはなりません。実際に走ることが重要。前日は雨のため走れていませんからこの日は絶対に走らないといけない。動き的にもスピード的にもかなり良くなっていました。2週間前と比べるとワンランク上がった感じがあります。しっかりと取り組めばもっともっとスピードが上がると思いますね。こういう部分はかなり手ごたえを感じています。雰囲気的にも大きく変わりつつありますから。

とりあえず午前中の練習を書いておきます。午後はまた別に。
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「こんなふうになりたいな」と思う人

2014-03-27 | 陸上競技
以前購入した「あした死ぬかもよ?」という本があります。この本を読み進めていく中で「自分のお墓に言葉を刻むとしたらなんて入れる?」という質問がありました。この中で「こんなふうになりたいな」とマネしたい人、憧れている人、尊敬している人を書けというものがありました。友人、上司、家族、師匠など、実際に知っている人から5人挙げなさいというものです。

こう考えると人それぞれ「尊敬する部分」というのがたくさんあります。「5人」に限定するというのは難しいかもしれないなと思いますが。逆に5人挙げるというのも難しいという人もいると思いますね。

陸上関係で3人、商業関係で2人を挙げました。この尊敬する人、憧れている人から浮上する要素、キーワード、共通点の中に「自分のやりたいことの『方向性』が隠れている」と書かれていました。自分にないモノに対する憧れがあると思いますね。自分自身に足りないモノを持っている人に対する憧れ、尊敬です。

まず最も尊敬するべきは師匠であるKida先生。全ての面で尊敬しています。競技だけではなく生徒への関わり方、モノの考え方というすべての面での尊敬しています。生きている間に少しでも近づけたらと思っています。まーこれは不可能に近いかもしれませんが(笑)。これまでも様々な面で支えていただいています。同じく競技で言えばMiyashoのTakasu先生。選手との関わりや完全部外者である私のような無名指導者を受け入れてくださり3年連続様々なことを教えてくださる。やはりこういう人間になりたいなと思っています。さらに先輩であるKubota先生。同年代ではずば抜けた指導力です。競技に関する想いや人間性の部分でやはり尊敬しますし目標としています。

商業で2人。これまでずっと同じ職場で働いてきたUchiyama先生とYamazaki先生。すべての面で尊敬できる方々です。多くの面でサポートしてくださり、今の自分の商業でのスタンスを認めてくださいました。私がやりたいことを周囲を説き伏せてやらせてくださった。教員としてという部分だけではなく「一人の人間として」尊敬する部分が大きい。

こういう文章を書こうと思うとなかなか言葉が出てきません。難しい部分ですね。尊敬する方々に近づきたい。その想いはいつまでたっても残ります。追いつけないというもどかしさ。それでも「こんなふうになりたい」と思う人がいるのは大きなことだと思います。なかなか難しい。書こうと思ったら多分これだけで一人に対して1回分の記事になるくらいの「尊敬」「敬意」があります。

尊敬するUchiyama先生がこの年度末の人事異動でご栄転されます。そして、Yamazaki先生が研修から戻ってくると思っていたのに更に研修で戻ってこられないとのこと・・・。うーん、ものすごく喪失感があります。うまく言葉にできないのでこのような微妙な文章になっているのですが・・・。

なんとなくわかりにくい文章ですみません・・・。もう少し自分の中で整理できたら言葉にしたいと思います。
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雨&ドリル

2014-03-27 | 陸上競技
水曜日、この日は雨でした。当初より火曜日・水曜日は雨予報だったので特に気にせず。週末強化練習として一日練習を3日しようと考えていたので焦る必要はないかなと。火曜日が晴れたので本当であれば走っておけばよかったなという感じではあるのですが、トレーニングもしておきたい。水曜日にトレーニングを入れれば?という感じもありましたがじっくり時間をかけて動きの感覚を作りたいというのもあったので割り切りました。

雨なので屋外ではできません。うちは「外廊下」なのでそういう部分では練習がしやすいのかもしれません。いつも使う場所が直線で30m近くあります。風には弱いですが雨が降っても全く問題なく練習ができます。工夫をすれば通常のドリルと同様のメニューは全てできる感じがあります。十分です。とはいえ、アップでダイナマックスができません。ドリルしかやらないのでどこまでアップが必要になるのか疑問も残りますが(笑)。アップに補強を兼ねている部分があります。そういう意味ではアップをやらないというのは考えられないのでしっかりとアップをすることにしました。その場でのダイナマックス、ハードルを使った股関節補強など。これだけで50分程度は行ったでしょうか。新入生はこれだけでぐったり。仕方ありませんね。

その後はひたすらドリル。新入生に動きを教えるということで上級生も動きの確認になります。人に教えるということは自分自身が理解していなければできません。自分の動きの理解にもつながります。通常の練習であればこればかりに時間をかけるとその日の練習はおわてしまいます。こういう「雨」の日だからできることもあると思います。また、集中が最後まで続くというメリットも。上級生は「慣れ」がありますからやっているうちに段々と「やるだけ」になってしまいます。ある程度できるようになっているので特に意識しなくてもできるのです。それが新入生に教えることで「きちんと教えないと」という気持ちになるので最後まで集中できます。こういう部分では上級生にとっても本当に大きなことかもしれません。

足運びをやってスティックドリル。更に壁を使っての重心移動。かなりやりました。しつこくしつこくやっていったので気が付くと新入生も「形」になってきました。この子たちのすごいなと思うところは練習の合間の少しの休憩時間を使って自分たちで動きの確認をしています。まだ正式に入部していないのに(笑)。中学時代の実績は「そこそこ」です。が、こういう姿勢があるということは「100%伸びる」と思いますね。うちの学校としては珍しく中学時代に20傑に入っている女子が3人入学してきました。とはいっても下位ですが。十分です。特に今年は「県総体までになんとか」という感覚は全くありません。新入生が100m・200mで学校代表になる可能性は「0」だと思っています。慌てずじっくり準備していけばよいと思います。リレーメンバーを脅かすようになってくれると面白いんですけどね。

動きをシンプルにして繰り返す。前に進み始めると動きが元に戻ります。そこを我慢してまた元に戻す。時間が必要になりますがやるしかないと思いますね。最終的にフレキまでやってドリル終了。この時点で12時となっていました。8時半練習開始ですからかなりの時間やっています(笑)。しつこいくらいやるというのがうちの特徴かもしれません。それが「走力アップ」につながっていると思います。細かい部分も指導しています。選手のモチベーションが上がっているので見ていて楽しいですね。雰囲気づくりという意味で私ももう少し貢献しないといけないかもしれません。

この日、練習中にある行動がありました。わざわざここに書く話ではないのかもしれませんが。フレキをやっているときに風で練習している場所に「ゴミ」が飛んできました。何人も素通りしていましたがキャプテンが気づいて広い別の場所へ置く。本当に「少し」のことです。それがどうした?と言われるかもしれませんがすごく大切なことだと思っています。「気づく」という行為。やろうと思えば誰にでもできるはずです。それが「できる者」と「できない者」がいるのです。何故か?常にそういう意識を持っているかどうかの「差」だと思います。やれば出れにでもできる。それが「やるか」「やらないか」なのです。一人だけ気づいて他の者が気づかない。こういう部分。「キャプテンだから気づいて拾うのは当たり前」ではないと思います。挨拶にしても声出しにしても「誰かがやってくれるだろう」ではなく「自分でやる」のです。気配りができるようになると人は大きく変わってきます。選手全員が「他の生徒の手本」となるように普段の生活から気を配らないといけません。常に「陸上競技部」として見られます。そういう感覚を持ち続けてもらいたいと思っています。

声も出るようになりずいぶん雰囲気が変わりました。もう一息かもしれません。
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