kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習

2010-01-31 | 陸上競技
土曜日、いつもお世話になっているtabe高校にお願いして一緒に練習させてもらいました。今回は先日kida先生が訪問されたsonoda学園高校から先生が来られるということだったので私も図々しく一緒に練習させてもらうことに。せっかくの機会ですから選手も連れていって刺激をもらうことにしました。私としてはkida先生の話も聞けるし選手に刺激をもらえるしと一石二鳥(笑)。こういう所で手間隙を惜しむと何も得られないと思いますし、私自身が色々とkida先生に伺いたいことがあったのでちょうど良い機会でした。

今回は女子を6人だけ連れていきました。というか女子は6人しかいません(笑)。いつももっと多いと思われるのですが短距離女子は6人です。その上先日から故障気味の者が2人いますからきちんと練習に参加できるのは4人だけ。それでも私以外の指導を受けるというのは非常に大切な経験だと思っています。アップサーキットをやっている時から動きの意識のズレを感じました。一生懸命にやればやるほど、負荷をかけようという想いが強くなればなるほどいつの間にか動きのポイントがずれていきます。この部分はかなり難しいと思います。もっと細かく見ていかなければいけない部分です。動きの本当の目的を見失ってしまいますから最大限の効果を獲ることができなくなります。もったいないですね。ここはきちんとやっていかなければいけない部分です。
その後、kida先生にバランス1人骨盤調整をして頂きながら話を聞いていました。他の者は完全にお任せです(笑)。色々とやってから外に出て走りを見てみると全くといっていいほど走れていませんでした。膝が全く引き出されずに「速く動こうとするだけ」になっていました。前に進まないといけないのにがむしゃらになって進もうとするだけですから非常に効率の悪い動きになります。普段やっている動きでないアップをするとこの辺りが出来なくなります。なかなか難しい部分です。この傾向は以前からあります。暗い中で見ているから速いく見えているというレベルではなく動きそのものが違います。

今練習では膝の引き出しに合わせた重心移動をかなり意識しています。楽に速く動くというのがテーマです。学校で走るときはかなり意識して繰り返しやりますが、他校で練習すると練習パターンが違うのでなかなかそこまで意識する時間が取れません。逆にいうとかなり意識した練習をしないと動きが出来ないレベルだということです。まだまだ本物になっていません。本人達も痛感したはずです。こういう状況を肌で感じることができるというのは大切だと思います。

150mを何本か走りましたがやはり走れていません。いつもなら400mHの2人は前から出た2人を追い抜いていきますが、今回は間詰めるのが精一杯。ほとんど抜くことができませんでした。ここをきちんと受け止めて生かしていかなければいけません。「スピードが出ていない」という自覚症状があるならそこをどうするべきかをきちんと考えなければいけません。まだまだ甘いですね。

選手はrest中に兵庫から来られた2人の先生と話をしていました。兵庫や近畿地区の400m系とマイルの話を聞いてかなり衝撃を受けたようです。マイルは4分切らなければ地区大会に進めませんし、400mHは61秒台で地区の決勝に進めない。それくらい厳しい地区で戦っていかなければいけませんから、自然と目指すところは高くなります。山口県記録を更新してもラウンドを進むことは出来ないのですから。でもそこを見ていないと自分達の取り組みに満足してしまいます。本当にインターハイで戦うことを考えたらまだまだやらなければいけないことはたくさんあります。地区を通過しなければインターハイに進む事さえもできませんが、インターハイに行く事だけを考えていたらそれ以上先はないと思います。改めてその部分を感じることができました。

こういう機会はなかなかあるものではありません。一流選手の話を聞くことも必要かもしれませんが、常に全国で戦っておられる指導者の話を聞けることはかなり貴重なことだと思います。感謝しなければいけません。こういう所で育ててもらっているというのを強く感じますね。

その後また色々と話を伺う時間があったのですがそれはまた別に書きます。色々な意味で選手も私も刺激を受けました。これを今後に生かしていきたいですね。
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「死」について考える

2010-01-30 | 陸上競技
木曜日の夜に同僚が亡くなりました。この3月で退官されるはずでしたがその日を待たずに旅立たれました。同僚が現職で亡くなられるというのは私がこの仕事について2人目です…。なんとも表現できないですね。

人の「死」に触れることで「生きる」ということについて考えさせられます。普通に生活をしている時には「当たり前」になっている事でも「死」に直面すると深く考えます。

今回亡くなられた方は数年前の健康診断でガンが発見されその治療のために入院されこの春に復職されていましたがまた体調を崩されて休職、そのまま他界されました。語弊を恐れずに書きますがガンが発見された時から生活の中に少なからず「死」を感じる部分があったと思います。必ず誰にでも来る「死」という現実を本人も家族も少しずつ受け入れていく準備期間があったのではないかと思っています。「死」を受け入れるというのは簡単な事ではありません。それでも受け入れざるを得ない状況になる事で人は「死」と向き合える。

ちょうど4年くらい前ですが、前回担任をした時に卒業式の前日に卒業生のお通夜に参列しました。野球部長の時に県大会で優勝した時のメンバーでした。卒業後、自分で働いてお金を貯めて専門学校に行き念願だった消防士の試験に合格しました。消防学校に入学するまでの間に工事現場でアルバイトをしていて、辞めて引っ越しをするという前日に転落事故でこの世を去りました。
この辛い現実を受け入れるのにどれくらいの時間が必要になるでしょうか。若くこれから先の未来が開けているというだけでなく、誰も考えていなかった突然の「死」を受け入れるというのは容易な事ではありません。多くの人が泣き崩れていたのを今でも覚えています。

「死」は誰にでも訪れます。ここは避けて通れない現実です。しかし、普通の生活をしている限り人は強く「死」を意識することはありません。どちらかというと考えないようにしているのだと思います。できれば誰もが避けたい現実ですから…。ここをどうとらえるか?生きている時にしか出来ないことだと思います。

「死」は誰にでも訪れる。「死」を認識するから「生」を大切にできると思います。ありきたりの言葉ですが…。「死」を恐れることに意味はないと思います。誰もが必ず「死」ぬのですから。「死」から逃れようとする事では「生」の時間を大切にできなくなる気がしています。生きている間に何をするかが重要になってきます。目の前にある「生」を大切にしなければ結局何も産み出さないのではないかと。

今の生徒を見ていると場当たり的な感じで、楽しければいいという感じが強くあります。周りは関係ない、自分が楽しければいい。他者の迷惑を気にせず好き勝手な行動をとる。頑張ることがカッコ悪い事で、冷やかしながら自分の好きなことだけをやるのがカッコいいと勘違いする。悲しいですがなかなか伝わらない。

クラスの生徒や部活の選手には「一生懸命になる」ことの大切さを常に話しています。この部分の大切さは「一生懸命になる」ことができる人間にしか分からないのかもしれません。だからこそ我々はその機会を与えていかなければいけない。それなりに頑張ることでは何も得られないからです。常に全力でやることで「知識」ではなく生きていくための「知恵」が身に付くと思っています。生きているからできることだと。

なんだかまとまらない文章になってしまいました。「死」に触れることで様々な事が見えてきます。もう少し頭を整理してきちんとした文章が書けたら書きたいと思います。すみません。
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動的な補強

2010-01-29 | 陸上競技
木曜日、元々ウエイト中心にしていました。練習量を少し「落とす」という意味でも回復に充てる日が必要だと考えていました。それでも気がついたらかなりやっていたので練習時間も長くなっていて本当に回復に充てられていたかは疑問ですが…(笑)。

今回は火曜日と全く同じようににして動的な補強の日としました。前日にかなり走っていたので朝練はマッサージとストレッチに充てて少しでも疲れを抜くように配慮していこうと。家でそれなりにケアをしているのだとは思いますが、今うちの練習はかなりギリギリのラインでやっています。小さな痛みが出ていますから大きくなる前に対処していく必要があります。この辺りを考えてやっていかなければいけないと感じています。

午後は予定通り。最初会議だったので1時間程度行くのが遅れるので、最初のサーキットだけは3年生に手伝ってもらいました。うちにはマネージャーがいませんから自分達でタイムを計りながらやると効率が悪くなります。テスト週間に入っていますが少しだけ手伝ってもらいました。
私が練習に顔を出したときにはすでにウエイトの大半が終わっていました。約1時間でそこまで終わるというのはかなり早いですね。残念ながら1年生の一部がまだ課外をやっているので2年生はウエイトの補助のために次の練習に移るのが遅くなりました。仕方ないですが…。そのため30分程度は練習に遅れが出ました。もったいない。

ウエイト終了後は動的な補強を中心にやりました。武道場にロープがあるので男女関係なくロープ登りをすることにしています。これは前から少しずつやっていたのですがなかなか武道場に行くタイミングがなかったので先送りになっていました。うちの学校には何故だか鉄棒がありませんから自分の体重を腕で支えるという練習が出来ませんでした。走らないでいいやと割り切った時から様々な事をやろうと決めたので動きながらの補強にしっかりと時間をかけることができます。室内でしかできない補強を武道場でやってから外でさらに補強(笑)。

外はスペースがありますから大きな動きをしながら補強ができます。これまではウエイトの後におんぶ補強としてBOXを使って下半身の補強をしていましたがこれを外でBOXを使ったものに変えました。大きく動きながら身体を支えるという考えからです。あとはチューブを使っての股関節の補強も始めました。片足支持での動きです。ここがかなり弱いですからしっかりと身につけていかなければいけません。筋力を発揮しながらのバランスというのも動的な補強として位置付けられます。

かなりやってもいつもより30分以上早く終わりました。普段が長いですからそれも良いかなと。様子を見ながらやっていきます。
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手応えを感じる

2010-01-28 | 陸上競技
水曜日、普段通り走練習としました。基本的な事をある程度やる時間を作ってから走るようにしました。ドリルに時間をかけすぎる傾向がありますが、他の日にあまりやらないようにしようと考えているので水曜日と土曜日は走る前に確認してからやりたいと思っています。

火曜日は珍しく全く走りませんでした。速く走るために練習をしていますが、より速く走るために何をやるかを考えていき、話を聞きやるべきことを見いだそうとしています。多分普通にやっていてもそれなりに強くなります。それなりといっても一定水準を越えてはいます。今までの練習形態で強くなっていますから大きな方向性は間違っていないと思います。しかし、より効率的に、必要なモノを重点的にやっていくためにはもっとやりかたを変えていく必要があると思います。人は変化を嫌います。自分のやり方を変えるというのはかなりのエネルギーを要しますし、失敗したらどうしようというマイナスの考え方が出てきます。自信を持っている人間がやり方を変えるというのは難しい部分だと思います。
逆に何も考えずに新しいものに飛び付く。常に最新の理論を導入することが一番だと考える。だからやることに一貫性がなくなる。場当たり的な感じになるので上手くいかなかったら「その理論が正しくない」と廃れていく。本質を理解せずに単にやれば良いわけではない。何の目的で何を意識してやるかが大きな意味を持つのです。

話が若干それましたが火曜日は走らず身体を使うことを意識した練習にしました。負荷をかけるというか、他の動きをしながら走りを意識する感じでしょうか。筋肉にはかなりの負荷がかかるかもしれませんが、どちらかというと感覚や神経系の練習になると思っています。前日に全くといって良いほど走っていませんから脚は元気なようです。これまでかなり走っていましたから疲れが取れるのかもしれません。負荷はかけているので単純に疲れていないというというだけではないと思います。故障を増やさないためにも意味があるかもしれません。やりすぎますからね(笑)。

動きの確認をしてからショート、150mという流れでいきました。1月中旬頃からかなり走れるようになってきている2人、調子が良いというのではなく走り自体が変わってきた感じがあります。今までは本数に課題がありましたが、今はかなり走れます。1本目からハイスピードで入り、その勢いを保つ。これが随分出来るようになって来ていますから力自体が上がってきています。シーズン中に65秒、66秒で400mHを走っていますが、その時と比べるとかなり強いと思います。例年インターハイに出場するレベルは65秒切りくらいです。今年は64秒切りが最低条件だと思っています。ここに到達する可能性はかなり高い感じを受けています。チーム内で同じ種目でインターハイを狙っているのですから競争は熾烈になります。いつもチーム内で勝負をしなければいけないので全く気を抜けません。質が上がるので他の者にも良い刺激になります。故障者がいるのでこの流れに乗れないのはもったいない気がしますが間違いなく質は高いと思います。400mのフラットでも十分戦える手応えがあります。まー出ませんが(笑)。

故障者が少しずつ増えてきています。常にギリギリの所でやっていますから自分が考える以上のケアをしていかなければいけません。普通にやっていて対応できるほど楽な話ではありません。まだ甘さがあります。ここを克服できない限り目標には絶対に届きません。理解してもらいたいですね。力はついています。戦えそうな感じがあります。焦らずやらなければいけません。
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身体を使う

2010-01-27 | 陸上競技
火曜日、練習形態を少し変えて身体を上手く使うことに課題を置く事にしました。元々ウエイト中心の日にしていたのですが無駄に走るのではなく自分の身体をコントロールしながら動く、バランスをとるということに課題を置きながら練習をしていく事にしました。

実は何年も前から「身体を上手く使う」事が鍵を握ると考えていました。これはblogにも何度も書いている事です。元々すごく運動能力が高い選手ばかりが集まっているのではなく、普通の選手が多いですから自分自身の身体を持て余す部分が多くあります。基本的には身体を動かす筋肉自体が足りないという部分も影響していますが、いくら筋肉をつけたとしてもそれが使えなければ意味がありません。これは神経系の問題が大きく関係してくると思っています。

ここ数年、基礎筋力はかなり上がってきています。年々上がってきていますが身体をコントロールする能力自体はほとんど変わりません。逆に筋力アップに見合う身体の使い方が出来ないため走り自体のバランスが取れなくなっていました。夏休み、時間がかなり取れるので武道場を使って基本的な身体の使い方の練習をしました。案の定、大半の者が上手く目指す動きが出来ません。走るという動きは非常にシンプルですが、速いスピードの中で動きを保たなければいけないため身体を調整する能力が必要となります。そう考えて「動きながら鍛える」という部分に着目していました。冬期に入る時にテーマをそこに置いていましたが、時間がかかるため他の練習との兼ね合いがあり、主目的には少なくなっていました。

先日様々な話を伺うなかで、進むべき方向性について間違ってはいないのだと感じました。もちろん今までの事を否定する訳ではなく、今までやってきた事で力がついてきていますし、中国レベルで戦えるようになってきています。こちらの方向性も間違ってはいないと思います。だからこそ、その部分を更に強化するべく鍛えた身体をもっと上手く使えるようにしていくべきだと考え、走りにつなげる身体作りの練習が必要になると考えました。これまでは「思い付き」として済ましていましたが、実際に必要となる動きだと思っています。

これまでも様々な動きの中で鍛えてきたつもりでした。しかし、トレーニングを積んでいくに従ってメインが「動き」から「いかに負荷をかけるか」に移行してしまっている感がありました。気がつかないうちに目的が変わってしまっていたのです。目的が上手く身体を使う、動きをコントロールしるという部分にあるのに「負荷をかけてオールアウトする」部分に選手の目が向いてしまっていました。そういう状態は見ていて「練習をしている」という雰囲気になりますから私としても「良くやっている」と感じる部分でしたが本来の目的とは間違いなく違う方向に進んでいました。

動きの中で鍛える。負荷をかけながら身体をコントロールする。動きの中での負荷であればそれほど重いモノを持たなくても結構な練習になります。加えて出きるだけバランスを取るような動きを入れる必要があると感じています。以前からハードルを越えて着地で大きく崩れる傾向がありました。この辺りにも上手く身体が使えない事が影響しているのではないかと思いました。全ての練習で目的をはっきりとさせ、実際の走りにつなげていく意識を持たせていく必要があります。明らかにうちの選手には不足している部分です。

火曜日と木曜日、思いきってそういう練習にしてみようと思っています。基本的にウエイトをする日にしていますから全く問題はないと。これまでは「走らないと」という気持ちがどこかにあり、どうしても走る事ばかりが優先されてきました。当たり前ですが走らないと強くはならないと思っています。が、他の日に走るので問題はない気がします。通常練習が間違いなく多いですから(笑)。

試行錯誤しながらやっていきたいと思っています。この形態で今から2~3ヶ月やっていってどうなるか。慢性疲労にならないように気を付けなければいけませんが(笑)。過ぎたるは及ばざるが如し。常にやり過ぎには気を付けないと大変な事になりますからね。

この辺り、思うことはたくさんあります。また書けたら書きます(笑)。
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意識していく

2010-01-26 | 陸上競技
今日は雨の予報でしたから半ば諦めていましたが、夕方には完全に天気が持ち直していました。出来れば走っておきたかったのでよかったですね。

月曜日はハードル練習にしています。これは身体のコントロールと接地ポイントを意識するための練習と位置付けています。昨日電話で色々と話をしていたので練習の内容の精選をしなければいけないと考えていました。話の中に「接地ポイントを意識するための練習」をどう取り入れるかという内容があり、ドリルのような動きだけではなくそれを強制的に身に付けさせる練習の取り入れ方についてもう一度考えさせられました。1つのパターンだけではなくいくつかの引き出しを作ってその中から意識させていく練習を与えていく事で感覚をつかませることが重要なのではないかと思います。

ハードルに関しては今日から短距離系とハードル選手で分けることにしました。元々器用なタイプが少ないので短距離系にハードルを跳ばせるとそれ自体がいつの間にか目的に変わってしまう感じを受けたのでそこを解消して本来の目的に合った内容にしたかったので、ミニハードルに変えました。これくらいの高さだと重心移動や接地ポイントを意識しやすくなりますから。

ハードル選手には冬期にも少しはハードルを跳ばせたいと思っています。元々ハードルが上手い選手はある程度の期間跳ばなくても対応できると思いますが、うちの選手は跳ばないと忘れてしまうので(笑)。1週間に1度だけでもかなり違うと思いますし、実際秋に比べてある程度形になってきています。両足使うためにもきちんとした練習を積んでおく必要があると思っています。

その後少しショートをしてから更に接地ポイントを意識するためにタイヤ引きをしました。ハードルで意識して更にタイヤで進行方向への身体の運びと接地ポイントをつかむ。加えてラストで動かなくなったときの接地のズレを意識して修正する事で走りにつながっていく。これもアドバイスを頂いた部分ですが全ては走りに結び付かないと意味がなくなります。
この時にakaneのスピードが群を抜いていました。元々パワーで走るタイプですがこのタイヤ引きの走りはかなり良かったですね。膝が開き前接地になる所が意識的に修正された感じがあります。パワーで押していく走りから無駄なエネルギー消費を避けて楽に速くという走りに変換していかなければ400mでは戦えません。今の力であれば100mや200mでも十分中国大会が狙える位置にいると思います。そのスピードを生かして400mHで戦うというのはかなりの武器になります。秋と比べると走りも安定してきました。もうワンランク上がればかなり面白いと思っています。スピードはチームで際立っていますからね。

その後、もう一度ショートを。接地をひたすら意識させ続けた効果はありました。先ほどのショートと比べると良く進んでいました。mikiは反応が人一倍遅いですがトップスピードは上がってきています。まー戦う種目は400mHですからそれはそれでありなのかなと諦めています(笑)。本人は嫌みたいなのでなんとかしていきたいですが。同じ400mH選手であっても全くタイプが違うので互いに刺激を与えていく関係が出来ます。チーム内の競争が激化する事で確実にレベルが上がっていきます。

ショートまでやりましたが、かなりの走りの量になったと思います。少し練習形態を変えようと思っていたのでちょうど良いかなという感じです。やるべき事を見極めながらしっかりとやっていきたいですね。
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方向性

2010-01-25 | 陸上競技
昨日電話で色々と話をする機会があり、今からの方向性が少しですが見えてきました。この冬期に入るときに今年の冬は「使える筋肉を身に付けよう」というテーマを決めました。これまでもウエイトや補強はかなりやっていましたが、今年は更に「動きの中で鍛える」という部分に目を向けようと。完全な思いつきでしたが(笑)。


11月くらいから試行錯誤しながら色々と試していきました。基本的に全てがなんとなくなので正しいかどうかはわかりませんが。まー何をもって正しいとするかは分からないので非常に難しいところなんですが。色々とやっている中でその姿を見て「やろうとしている事はわかるけでそれでは効果がない」とアドバイスを頂いたので12月中旬位に変更しました。この時点でやりたいことがありすぎてかなり時間がかかるようになったので少し補強を減らしました。出来るだけ走りながら身に付けさせたいと思う事が多かったので、ドリルをやったり坂を走ったりしたいと考えていました。性格的にあれもこれもやりたくなるタイプでこのままいくと疲れが抜けなくなってしまって大変な事になりそうな予感がありました(笑)。

そんな時に電話で色々と話を聞かせていただきました。なんとなくですが考えていたことは間違っていなかったのだと感じました。これまで考えていた事、実践しようとしていたことをより具体的にしていくことが必要なのではないかと。意味があることをきちんとやっていくことが次につながっていきます。

で、今日はesaki先生に相談&アドバイスを頂きに行きました。私よりも断然経験があり、投擲を専門にされていますから下半身で生み出したエネルギーを上半身につなげていくような動きについて色々と話を伺おうと。今やろうと思っている事を説明して実際にやろうとしていることを話しました。ここでかなり話が聞けたので更に方向性が見えてきた感じがあります。これまで指導をする中で経験した事や様々な話を聞いてきた事を聞くことができました。この辺りは恵まれていると思いますね。図々しいですからひたすら話を聞くことが出来ます。

ウエイトだけでなく何を取り入れていくべきか。やはり身体をコントロールする能力を高めていく必要がありそうです。この部分が鍵になりそうな感じです。まだまだ漠然とですが方向性が見えてきた感じがあります。試行錯誤しながら色々と考えていきたいと思います。かなり楽しいですね。色々な事を想定しながら考えていきたいと思います。
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検定直前の走り込み

2010-01-23 | 陸上競技
今日はここ最近でいうと少し肌寒い感じがありました。風が強いからそう感じる部分もあると思いますが。私は極度の筋肉痛のため微妙なテンションでしたから更に寒く感じたのかもしれません。

練習は簿記の検定が明日あるという事で少し早めに始めて午後からは完全に勉強に充てるようにしました。「部活だけ」と言われるのはさすがに嫌なので。直前ですからしっかりと勉強をさせなければいけません。

普段通りのアップをして加速段階の動きを少しだけやりました。明るい所で見るとはっきり見えるので動きの課題が浮き彫りになります。数人は脚が後ろで回転してしまいスムーズに前に進めません。この部分を何とかしなければ加速段階で身体が前に進むはずがありません。意識を前側に持っていき動きを作らせました。

また、昨日長い距離を走っているのが影響するのか数人動きが緩慢になっていました。速く動かないという感じが強くありました。もちろんスピードも出ません。よく分かりませんが元々スピードが出ない2人が顕著にそれが現れていました。身体がゆっくりとした動きを覚えてしまうのでしょうか?単純に疲れているだけなのかもしれませんが、あまりスピードが出ていませんでした。これにより更に長い距離を走りたくなくなりました(笑)。動きのタイミング等が変わってきますから、中途半端なスピードで走るのは極力避けたいと思います。

メインは水曜日と同じように150mとしました。水曜日は暗いうえに雨でしたからきちんとした走りを見ることは出来ませんでした。今日は冷たい風がありましたが、問題なく走れる状況ですから現時点での力関係が見えてきます。

女子はやはり400mHの2人が強いですね。スピード持続力が確実に上がっています。1本目のスピード自体も上がっていますから、高い負荷で走り込みが出来ています。今のままで練習が積めればレースで前半から突っ込んで後半も粘れる走りが出来ると思います。これまではラスト80mで完全に脚が止まるようなレースが多かったですが、ここがきちんと出来るようになると全く違いますね。動きが最後まで崩れなくなりつつあります。1人は疲れてくると身体のコントロールが出来なくなってバラけてしまう部分がありますが、以前と比べると随分良くなってきました。非常に期待が持てます。

水曜日に全く走れなかった1年生、今日は別人のように走れました。上述の2人と互角といっても良いくらいの走りを見せていました。抜かれても決して諦めずに粘って粘っての走りができており、気迫が出始めた感じを受けました。先週から走れなくなっていたので万が一に備えて貧血検査にも行っていましたが、昨日結果を聞きにいくと数値的には全く問題ありませんでした。本人とはかなり話をし、日誌にもこちらからのメッセージを書きました。また、他の選手も気にかけて話をしているようです。同じような苦しみを味わってきた上級生からのアドバイスも影響しているのかもしれません。今日の走りが本物になればかなり戦えるようになると思いますね。まだまだ変わり始めた段階ですから安心は出来ません。全てを決めるのは「心」です。自分自身としっかりと向き合ってもらいたいですね。壁を越えるのは自分自身ですからね。

昨日ロードレースで2位だったyuka、今日はスピードが上がりません。そのため追い込み切らないようでした。気がついたら他の者が走り終わった後にプラス1本追加で走っていました。それなりのスピードで維持するのは出来ますからやはり適性は800mにあるのかもしれません。だからといって400mを捨てるということはしません。800mで勝負を考えるからこそ400mのスピードを上げていかなければいけないと思っています。本人とも話をしましたが、可能性がある種目できちんと戦っていきたいと考えています。

随分走れるようになってきた感じがあります。もちろん、今速いことが重要なわけではありませんが全体のレベルが上がれば間違いなく練習の質が上がります。それが目標に近づくための唯一の手段です。とにかく今の練習が継続できるようにならなければいけません。自分の身体に目を向けて最大限の努力をしてもらいたいと思います。

冬期も後半に入ろうとしています。しっかりと目標を持ってやっていきたいですね。
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ジョージアとの闘い

2010-01-23 | 陸上競技
11月末の文化祭の時期に空きカンアートをやったためジョージアのポイントがかなり集まりました。800~1000ポイント集まったと思います。が、全く当選しませんでした…。絶対におかしい。本当に当選している人がいるのかどうか疑わしくなります。普通に生活していたら絶対に800ポイントなんて集まりません。おかしい…。

と、思いながらも新しいイベントが始まったのでまたチャレンジしています。今回は「ハズレればハズレるほどお得」というキャッチフレーズで開催されています。ハズレが増えると当選した時にクオカードの枚数が増えていくというものです。ハズレる可能性としては他の人よりも高いと思っていますから当たった時にはかなりの枚数のクオカードがもらえることになります。
しかし、よく考えてみると最終的に「当たる」というのが必要となります。どれだけポイントを使っても当たらなければ意味が全くないのです。いつものことながら今回も全く当たる気がしません(笑)。昨日も60ポイント分くらいチャレンジしましたが全く当たりません。10回連続でハズレるとWチャンスでさらにクオカードが増えていくみたいですが、明らかにハズレばかり増えていきます。Wチャンスがすでに11回位あります(笑)。いつになったら当たる日が来るのか全くわかりません。手応えは0。

話を聞くと随分前ですがジョージアのコートが当たったという人もいるにはいます。それもハガキ1枚で当たったと言っていましたから、かけている労力が全く違います。結局当たる人間は当たるということで私には縁がないのではないかという気が最近かなりしています。それでも諦めずにチャレンジし続けている自分がいます(笑)。

ここまで来たら何とか当てたい。それだけでひたすらチャレンジをしています。いつの日にかこのblogでジョージアに勝った事を伝えられたらと思います。まだまだ先の話しになりそうですが…。本当に当たるのか?疑問です(笑)。
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ロードレースのダメージ

2010-01-23 | 陸上競技
今回のロードレース、クラス担任をしている生徒達の最後の学校行事でした。これが終われば卒業考査と卒業式を残すだけになります。3年間クラス替えもなく担任をしたクラスなのでやはり思い入れもあります。最後に少しでも生徒と一緒に何かできたらという思いもあり、ロードレースの途中のチェックポイントまで走ろうと思いました。とにかくかく一生懸命やることしか生徒に示すものはありませんから、速い速くないは別にして走ることにしました。

が、よく考えてみると全く身体を動かしていません。数年前は少しでもジョグをしたり走ったりしていましたが、今は完全な運動不足です。流しすらやっていませんから…。実際に走る距離は約3.4キロ位ですが走りきれる自信がありませんでした。だったら走らなければ良いんじゃないかという話ですが、性格的に「やる」と決めたらやらないと気が済まないので(笑)。
普段とは違い朝からカロリーメイトを食べ栄養剤を飲みました(笑)。完全に気休めです。怪しいサプリメントまで飲んで準備をしましたが基本的に練習自体を全くやっていないので多分効果はありません。全て気持ちの問題(笑)。
実際に走ると女子のペースで1キロちょっとのところですでに限界…。mikiを引っ張っていたのですが、自分で走るように指示を出して減速していきました…。単純に諦めたくなかったので最大限ペースを維持して走りましたが、限界に近いところで上り坂が来ましたからさらに減速(笑)。顔だけは必死だったと思いますがほぼジョグよりも少し速いくらいのペースでした。なんとか3.4キロまでたどり着きましたが通過していくクラスの生徒に声をかけるだけでいっぱいいっぱいでした。一応クラスの一番最後の子と一緒にラスト1.4キロを走ったので5キロ完走。この時点で右のふくらはぎがパンパンになって激痛が走ってましたがなんとか最後まで走りきる事ができました。

この無理がたたり、レース終了後は風邪の症状がずっと出ていました。衰弱した身体ですからかなりの確率でウイルスにやられます。本格的な風邪では無かったのでよかったですが、一日寝て起きたら足だけでなく腹筋と背筋、肩が激しい筋肉痛に襲われています。恐ろしい…。
これを機に出来るだけ身体を動かす習慣をつけたいのですが、多分ダメだと思いますね。気持ちは現役と同じくらいなんですが身体がついてきません。何とかしなければいけません…。

苦痛です…。
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