kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

タータンで走る

2019-03-31 | 陸上競技

土曜日。前日に学校のグランドが使えないということが判明。辛すぎます。他の部活動が練習試合をするとのことでもう諦めるしかない。まーグランドが狭いうちの学校では仕方ないことだと思っています。

急遽練習場所を探すことに。といっても競技場に行くしかないという感じではあったのですが。この日は狙ったかのように他校から1人練習参加の予定となっていました。そのため早めに決めなければいけなくなります。金曜日の練習前に決めました。

ポール選手がいた時は比較的競技場まで行っていました。が、ポールの練習をしなくなってからはほとんど行かない。去年最後に行ったのは市民選手権の時だと思います。学校で練習する方が色々な意味で効率が良いので。タータンで走る部分。最後に走ったのは11月にあった大会だと思います。タータンの上ではなくてもきちんと練習さえできていたら問題ないんじゃないかと勝手に思っていました。

練習は試合のアップを意識して。バランス系から初めて回数を少なくしたBCT。更に軸系を。今考えているのはこの辺りです。これまでのアップの概念を変えたい。ジョグして体操してという練習の流れではない。そうであれば試合の時にだけその流れでやるのは違うかなと。意識する部分を明確にしていくことが走りに繋がると思うので。

基本的なことをやってコンディショニング。そこからセラバンド補強をやってからハードル股関節。普段は学校でやるのですが今回は競技場で。限られた範囲の中でやるしかないかなと。使えるものを使いながらですね。せっかくタータンの上でやるので反発系をやっておきました。ここも任せながら。そのまま膝締めのための縄跳びとスティック腿上げ。壁を使っての壁抜きと股関節回し。本当に簡単なことだけを。

そこから走るための準備。片足スキップをしてチュプ腿上げ。チューブ5歩。それなりに。スイッチング、スピードスイッチング。そこからスイッチングラン。走るための準備ですね。実際の試合の時にはそこまでできないと思いますが。追い風に乗ってスピードでを出してから10バトン、25並走、合流走。動き的には悪くないなと感じながら見ていました。筋肉痛が多少残っているようでしたが関係なく。

前半マークをやってカーブ直線。ひさびさに競技場でカーブを見ました。学校で適当に置いて走っている時はカーブがキツい(笑)「先生、もっとカーブ緩いですよ」と言っていました(笑)。走練習をやる中でこういう部分は大切さかなと。自分達で分かってくるというのは必要。タータンの感じをつかんでもらうことが一番のメイン課題でした。それだけで十分。いきなりタータンで記録会に出るというのではなくこういう時に少しだけでも走っておけば感覚はつかめると思うので。

タータンの上でスタート。この冬それなりにやってきているのである程度形になってきているかなと思います。Saはこの区間がきちんと走れればこれまでとは大きく違う結果を出せると思います。Toはここは得意。それぞれ意識しながら走っているのだと思います。近くにライバルがいるというのは大きい。今回はピストルを撃ってスタートしました。競争ですね。60mまではToが圧勝。これくらいだったら卒業した子たちとも競争できるくらいだったと思います。感覚的な話になるのですが。

そこから40↑30→。マークを使って。これも2本。最後に120-90-60。走りました。この1週間かなり負荷をかけています。その中で最後までスピードを持続する。大変なことだと思います。やらないのは簡単ですがやるのは大変。全く走れなくなるほど追い込むというのはしません。この週は意図的に負荷をかけ続けています。疲れがある中で良く走れたと思います。

久々に学外で練習をしました。指導の様子を見た他の方が「力を入れて指導してないのか?」という感じで言われていました。最近のスタイルはこんな感じです。もう2年くらいは学外でやっていない部分があります。大きな声を出してあれこれやるというのは減っています。そっいう指導というよりは「練習の中身」かなと。それをやる選手がきちんと課題意識を持っていたら何とかなると感じています。動きは去年と比べて別人レベル。

この「価値」はなかなか分かってもらえないと思います。目立つ所が評価される。それほど力がなかった選手が走れるようになったというレベルでは誰もが評価はしません。目立つわけではないので。私はどちらも大切にしています。hoshoという完全に無名な学校。強い選手がいたからインターハイに行ったんでしょう?というくらいの感覚だと思います。それでもいい。内情は誰にも分からないから。

今やっている選手達の表情を見てもらえたらそれで分かると思います。私にとってはそれが一番大切。周りの評価よりも目の前にいる選手がどんな気持ちで練習をするか。ここに尽きます。

やります。それだけです。

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imbh中等来校2

2019-03-30 | 陸上競技

続き。

ハードルドリルをやってからスパイクを履いてスイッチング。メニューにはタタタと書いていたようです。ここは私のチェックミス。動きの流れ的にはどう考えてもタタの方が良い。せっかく準備していたのですが作り直すことに。中途半端な練習にはしたくないので。

私は走りの時に身体の前側で動かすイメージにしたいと思っています。スイッチングなどをやる時には出来るだけ高い位置で切り替える。走りの時にはなかなかイメージしにくいのでスイッチングとして抜き出してやっています。小さく速く切り替えても走りには繋がらない。高い位置で入れ替えるというのは実際の走りでは前側で切り替えることになります。回す動きではなくです。

これは他校と一緒にやった時に違いが出ます。もちろんそれぞれの学校で動きのコンセプトが異なります。今うちでやっている動きが例外的なことなのかもしれないという感覚は持っています。全国的に見て「踵をお尻に付ける」というような動きの方が主流だと感じるからです。この辺りのこともsri先生と話をしてみたいなと思いながら練習はどんどん進んでいく。話す暇がない(笑)

数本ずつやってスイッチングラン。向かい風だと言っていました。気にせずやっていく。筋肉痛があるようですがとりあえずスルー。こういう練習の中でimbhの子の走りを少しずつ分析。せっかく来てもらったので少しだけでも技術的な話を詰めてしたかったのですが。なかなか。

ここからハードルの専門練習に。基本的なことをやるようにしました。見ていて感じた課題を少しずつ確認しながらやっていく。やり慣れていないというのがあるのでそこが大きいかなと。抜き足の特徴は人それぞれ。しかし、きちんと股関節をつかっていけるかどうか、抜き足を前まで持ってこれるかどうか。この辺りのことを伝えながらやっていきました。

短時間で多くの情報を伝える。それにより情報過多となり混乱を生み出します。特にまだ経験が少ない選手なのでやりたいことをsri先生に伝えるようにしました。今の段階であればハードルドリルの基礎ができればいいのではないかと思います。ワンステップハードルをある程度やっておけばハードルの基礎はできると思っています。もちろん、ハードル選手だという意識の中でやっておかなければいけないのですが。

そこから少しだけタンブリングの動きを。これはちょっと難しい動きなので紹介がてら実施。久々にお手本を見せました。いや、もう無理。もっと身体が動けば良いのですが。この数年間、実際に何かをする機会が大きく減りました。ハードルを跳んだりするというのも激減。きちんと言葉で伝えていくというようにしています。ハードルドリルなどは全てkrkにやってもらうことが多いので(笑)。

メモ帳を持っていないということなのでスマホに「やったこと」と「ポイント」を記録しておくように指示をしました。こういう時間を有効に使って休憩と頭の整理をしてもらいたいなと。詰め込むだけでしょうね不良になると困るので。本当はもっとたくさんやった方が良いことがあります。数日間のハードル合宿であれば段階を追ってやっていくことができるのですが。正味2時間弱の練習ですから。最低限のことだけ。

あれこれ話をしながら一歩ハードルをする。これも上手いので良いのかなと。質問を受けながらやっていく感じでした。本人からではなくsri先生からの質問でしたが。本人は目の前のことだけで精一杯だと思います。多くのことをやりすぎないようにしたい。1台目の入りの話やカーブのハードリングの話などを適度に伝えておきました。

昨年度使った中国合宿のメニュー表などを渡す。微々たるものですがお土産です。必要な情報はここに全て記載してあります。高校生に渡している資料なのであまり難しくないようにしています。これの効果がどれくらいあるのかは分かりませんが。少しだけでも山口に来て良かったと感じてもらえたらと思いますね。

うちの選手の練習は放置。やることは明確なのでほとんど見ていません。バトン系をやってシャフト補強、スタート練習をして60バトン。この中身がどうなっているのかはもう少し見ておかなければいけなかったかなとは思いますが。今回はお客さん優先。走りの感じを確認したいところでしたが。それなりに走れるようになっているのではないかなと思いますね。

わざわざ日帰りで愛媛から山口まで来るという凶行(笑)。本当に頭が下がります。うちに来るよりもっと良い場所があるとは思うのですが。「県合宿レベルでは教えてもらえない!」と言われていました。過大評価ですね。まー少しだけでもプラスになったのであれば。

まとまりませんが記録だけはしておきます。春休み、多くのお客さんが来てくれています。このことは本当にありがたいなと。来るだけの価値があるのかどうかは分かりませんが(笑)。こうやって微妙な孤独感から抜け出している感じがあります。心にポッカリ穴が空いている感覚がここ最近あります。うーん。

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imbh中等来校

2019-03-30 | 陸上競技

金曜日。この日は愛媛からimbhの選手が1名来ることになっていました。sri先生が日程に余裕がない中で日帰り来山を実行されました。メインはやり投げの選手をkjh先生に見てもらう部分。こちらに足を運ばれるという事でうちの学校「来ていただけることに。毎日のような他校の選手と一緒に練習させてもらえる。本当にありがたいことです。

前日まで全国合宿に視察で行かれていました。そこから戻ってまた山口まで車を運転して来る。家を出るのが4時くらいだと言われていました。選手を拾ったのが5時。リスクがあります。来ていただけることはありがたいですがやはり怖いなと思いますね。無理をされないように繰り返し伝える。

10時くらいに学校に来られるということでしたが実際は9時くらいに。予定よりかなり早い(笑)。選手には10時と伝えていたので集合が9時半にしていました。焦る(笑)。Naが9時くらいに来てくれたので準備をしてくれていました。こういう姿勢があるからこちらもサポートしたいなと思うのです。まだまだ足りないところの方が多いですがそれでも大きく成長してくれていると思いますね。

全員が集まって準備が出来たので少し早めに練習開始。バランス系から始めて体幹強化サーキット。とにかく暑い。ここが大問題です。最初から半袖で練習している感じでした。

そういえば全員上半身が激しい筋肉痛だといっていました。下半身は元気だけど上半身やばい、と。まー仕方ないかなと。前日の懸垂が効いているとのことでした。普段やらない練習を少しやるだけで全く違うんだなと感じました。やはり定期的にやっておきたい。腕を振るだけで痛いと言っていました。筋力が上がっていると言ってもやはりその部分は足りないのかなと。上半身が不足するのか?たまたまやっていなかったからそうなっているのか。考えものです。

トレーニングをしっかりと。先日1時間以上かかったメニューが30分かからず終わりました。人数の差があったのもあるかなと。セラバンド補強をしてからハードル股関節。せっかく来てもらっているので途中まで一緒にやることにしました。書き忘れていましたが今回練習参加してくれた選手はヨンパをやろうと思っている選手です。ハードル練習をしたいということで来られました。うちの練習はハードルを使うことが多い。ハードル選手なやらせるドリルも多いのでちょうどいいかなと。

今回sri先生が来たくれるという事でうちの練習パターンを見てもらいたいなと思っていました。blogは見てくださっているようですが、実際にどのような事をやっているのかは目で見てもらわないと分からない部分があります。県内の学校と一緒に練習することがありますがうちの練習に参加してもらうというパターンになるので「客観的に見てどうなのか」という意見を聞く機会がありません。後で聞いてみようと考えていました。

今のうちはかなりの疲労があると思います。全く落とさずここまで来ています。全身筋肉という状態を毎日の続けている感じ。練習のための練習はしたくないので負荷をかけ続けています。なかなかだと思っています(笑)。そういう意味で今の選手は不満も言わずにやってくれているので立派だと思いますね。

少しやっているだけで上半身が筋肉痛だと言い続けていました。いつものパターンで来校してくれた選手に「筋肉痛?」と聞くと「全く大丈夫です」と答える。「ほら、大丈夫だって言ってるじゃん」と言い張って練習をする(笑)。次の1本やっときにも同じように「あー」と言っているので再度imbhの選手に「どう?」と確認をする。するとお腹を押さえて「いや、腹筋が...」と返答。

間違いなくうちの選手が「先生はまた同じことを聞く」と感じ取って他校の選手に「返答」を教え込んでいました(笑)。なかなかだと思います。この子達の推察力というか予想する力が上がっていると感じました。これはすごい話だと思います。他校の選手を利用する。かなりレベルが上がってきていると感じています。←何を目指しているのかという話ですが(笑)

ハードルを使ってドリルをする。ここはかなり重視しています。ここにスプリントの要素の大半が含まれている。一度やってそれで分かるというものではありませんが、意味がわかってやっていけば必ず変わってくると思っています。普段はハードルドリルだけにするパターンなのですが今回はver2としました。これは重心移動が少しずつ大きくなっていくもの。それにより走り自体に変化が生まれると思っています。丁寧にやっていきました、

まだ中身が何もない感じですが。長くなってきたのでいったんここで区切ります。今日のことになるか分かりませんが続きが書けたら書きます。多分。

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考えさせられる

2019-03-29 | 陸上競技

思うことを。

ここ最近、ひたすら教員に対するバッシングが続いています。細かい部分が分からないのでなんとも言えなどが多いですが。過剰なまでに叩かれる。学校現場へ求められるのは何か。考えさせられます。

教育に対する考え方を書くというのもかなりリスキー。誰が見ているのか分からない中で書いてある。言論の自由というのがどれだけ存在するのかは分かりません。考え方の一部を切り取られるのは避けたいなと思うのですが。

ネットニュースなどで様々なことが上げられます。ある県でのニュースが出ていました。脳性まひの男性を高校が受け入れなかったという内容でした。ここも賛否両論なのかもしれないなと思います。頷く、首を振ることで意思表示はできる。しかし、常に看護師が帯同して行動することが必要になる。

それぞれの立場から考える。それぞれに考えがあって行動をしている。誰にとって正義なのか。これは以前も書いたことがあります。自分の立場から物事を考えるのであれば視点は自分になります。「健常者と同じ教育環境で学ばせたい」という立場と「受け入れ態勢が整わないので難しい」という立場。それぞれの考えかたがあって然り。そのことを文字にして考えを示すと異なる考え方の方からの批判を受ける。

何をもって正義なのか。これは分かりません。戦争や紛争が起きるのはやはり「考え方の違い」からです。全ての方が納得できる物事の進め方は存在しないと思います。かなりデリケートな話になるので何かを発信するというのは難しい。「差別」や「不平等」という部分に捉えられる危険性がある。

我々は基本的に「受容」しかない。何かアクションを起こせば大きな批判を生みます。何かの指導をすればそれに対して「不快」だと感じられる。それはリスクでしかない。

事実は分からないがある学校の教諭に関することがマスコミに取り上げられた。気がついたら全国版で批判される内容になっていた。私がそのニュースを知ったのは自宅でニュースを見ていた時。何のことか分かっていなかったがニュースで生徒がインタビューを受けて答えていた。おどろきというか恐怖を覚えた。

学校という枠を大きく超えてマスメディアに対して直接返答をしている。ニュースの詳細を知らない状態だったのだ何のことか分からずネットニュースを検索して内容を知る。「懲戒解雇」を求めての嘆願書。報道されている内容がどれだけの内容なのか。「バリカンで丸坊主」というのは傷害罪として認定されるだろう。それ以外の発言もその言葉だけを切り取れば間違いなくアウトになる。

が、その前後関係に関しては全く分からない。確かに「事実」だけで良いのかもしれない。どのような経緯があって誰が主導して嘆願書を書く流れになったのか。そこは決して報道されない。こういう部分に触れてblogを書くことは本当にリスキーなことだと思う。同じ立場の人間だから守るのか?という見方をされやすい。どちらの肩を持つという話ではない。事実はどうなのか。前後関係はどうなのか。そこは知りたいなと思う。

今一番楽なのは「一切指導しないこと」だと思う。何かアクションを起こせばそれに対して必ず反応がある。頭髪服装検査が各学校で行われる。その場面で指導に従わなくて別の機会にまた指導することになる。

例えば卒業式。その前に行われた頭髪服装検査で卒業する生徒が髪の毛を染めてきている。そこに対して「きちんと直すように」と指導する。その返答が「あと数日しかないのに何で染め直さなければいけないのか。もったいない。」というものだったとする。明らかな校則違反。学校のルールに従わない。そこに対して「学校で染め直す」という行為はできないだろう。人権という部分もあるだろうから。

在学中はやはり学校のルールに従っていく必要があるとは思う。そこにどれだけの強制力があるのか。あと数日間だから良いではないか?という考え方。逆にあと数日間なんだからきちんと我慢しなければいけないのでは?という考え方。学校というコミュニティの中で一定のルールに従って行動をする。これをきちんとやっていかないと組織や社会は成り立たないのではないか。

こうなったときに「関わり方」なのだと思う。生徒のためを思ってあれこれ話をする。しかし、その話した内容が気に入らないということだってある。そうなったときに「一部分の切り取り」が生まれる。前後関係がどうなっていて、話の流れの中でどのように伝えたのか。そこが分からない。とはいえ、今回報道されているような発言が許されるわけではない。

我々は何をするべきか。正直、先日からの報道によって私自身のモチベーションも大きく低下しつつあります。何か指導したときにそれが取り上げられて「懲戒解雇」を求められたらどうするのか。全て生徒に迎合して事なかれ主義でやっていくのか。何のための教育活動か。それでもやらなければいけない。

なかなか精神的にしんどい。上手く書けません。そしてこういう内容を書くというのもかなりリスクがある。かなり言葉を選びながら書いたつもりだが。何度か見直してみて「切り取り」や「揚げ足を取られる」という部分があればまた考えたい。教員を辞めろと言われる時が来るのかもしれない。

雉も鳴かずば撃たれまい。それでも思う事を外に出す権利くらいはあると思います。正しいかどうか。そして細かい説明が出来ない中で表現する。言葉足らずはあると思います。それでも書いておきたい。私自身を理解してもらうといつつもりはありません。きっとなかなか分かってもらえないから。

面白くない内容です。すみません。

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目に見える変化

2019-03-29 | 陸上競技

木曜日。週始めからスピード刺激を入れ続けてきました。スピード持続はそれほどやっていないと思いますが。休まずに動き続けるように心がけています。そのために思っている以上に疲労感があるのではないかと感じていました。

そういう部分もあってこの日は走る練習をやめよう、と。気持ち的に「落とし」という感じでしょうか。走りませんが「トレーニング中心」としておきました。ここも他の学校と比べたことがないので基準値が分かりません。他所よりはやっているのではないかなと思ってはいます。

メニュー提示してあとは自分達でできる部分が大半。あえてこちらから細かいことは言わずにやらせることに。バランス系から始めてBCT。身体を鍛える事と同時にそれを上手く使うための練習を入れています。この辺りもこの冬の特色だったかもしれません。単独で戦える選手が不在。周りからは「競技どうするの?」と言われながら耐え忍ぶ。その中で今のうちが生き残る道は「基礎の徹底」と「身体づくり」です。ここをひたすらやり続けてきました。

BCTが終わってから全体を集める。見ていて「足りないな」と思うことがあったので。前日の練習においても同様でしたが「男子が前に出てこない」部分です。自信がない。それが顕著に出ます。もっと自信を持ってやらなければいけない。細かい部分の練習に関してもまだ雑さがみえます。本当に体幹部から意識して動かそうとしているか。軸を保ってやっているか。ここは見逃せないなと。あまり言いたくないなと思ってはいるのですが。

BDを使ってのスクワットやランジをやってからDMと組み合わせてのトレーニング。本当はこの手の練習をひたすらやりたいのですが。まー全て1セットずつ。広く浅くという感じになっていますね。色々なトレーニングを入れながらやる方が良い。自分の身体の使い方を学ぶためにはこの手の練習がいいと思っています。

股関節強化サーキットをやる。さらにDM移動。リズムハードル。かなり股関節周りに負荷をかけています。下半身がヤバいと言い続けていました。本当にヤバいのかアピールなのか分かりません。かなりやっているので疲労感はあるでしょうね。少し休まなければいけないのかなという気はしています。上半身は元気だと言っていたので後半のメニューを変えることに。更に加速段階を意識するためのDM投げも。

ある程度?身体に刺激を与えてから今度は「動き」を。膝締め、縄跳び、台、ハードルドリルver2を。走らないと決めていたのでそれ以外のことをしっかりやりたいなと。去年と比べると明らかに動きが変わってきました。とはいえまだまだ足りないことがある。単純に走っていたら速くなるという取り組みはしていません。地道に動きを作っていく。普段は流れの中でやっています。今回はあえて時間を作って。

1年生女子が互いに動きを見合っていました。ここはかなり大きい。当たり前なのかもしれません。やりたい事が分かってきてそれを互いにチェックする。時間があるのでそれもできる。普段から他の選手の動きに興味関心を持ってくれるといいなと思いますね。他の者の動きを自分の動きにフィードバックして改善していく。そういう取り組みをしてもらいたいですね。

スイッチングを。Naが「スパイク履きますか?」と言っていました。通常はこのあたりから走るのでそう感じたのだと思います。履きません(笑)。走らないと言っているのに。動きの確認のために入れているだけなので。その部分はしっかりとやっておきたい。走る走らないを別にある程度の動きの中でやっておく必要があると思います。それにて動きのメニューは終了。

補強サーキットをやっておきました。本当は前日にやりたかったのですがそこに至らず。不足分の補強をここで補う。まー今更考えてみると補強メニューをやりすぎなのではないかという気はします。普通の学校と比べてみたことがないのでうちの選手にとっては「当たり前」なのかもしれませんが、他と比べるとやはり違ってくるのかもしれない。負荷的にはそれなりですが。

下半身の補強はもういいという感じだったので久しぶりに鉄棒を。本当に久しぶりでした。冬季練習中に1回やったかどうか。やらなくなった理由は「場所が遠いから」です。練習の流れから外れてしまうので。下半身はやらない、そのかわり上半身ということで。低鉄棒で逆上がり。一人を除いて全員できました(笑)。一人は生まれて一度も逆上がりができたことがないということだったので仕方ないかなと。

そこから懸垂や足上げ腹筋を。それが思っていた以上にできるようになっていました。驚きです。女子は「鉄棒にぶら下がるだけ」で精一杯だったのですが頭を鉄棒から降ろして顎を上げるというところまでできる。足上げ腹筋も同様。前はブラブラしていただけでしたができるようになっていました。更には懸垂逆上がりも。

普段やらないことをやると目に見える変化を感じることができました。筋力的にも身体のコントロールもできるようになっている。成長だと思います。走ることだけではなくこういう部分の変化があるというのは大きいなと思いますね。

妥協せずにスーパー体幹補強まで(笑)。どれだけやるのかという話ですね。「落としメニュー」といいながら結構やっている気はしますが。約束通り「走ってはない」という部分です。疲れが抜けているかどうかはわかりません。更に疲労しているかもしれません。

目に見える変化がありました。自信につなげてもらいたいと思います。

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個別にやる

2019-03-28 | 陸上競技

水曜日。前の記事にも書きましたが合同練習を。

しかし、唯一の2年生のNaはオープンキャンパスで不在。タイミングが合えば逆にondkに午後から行こうかと思っていたのですが時間的に厳しいので諦める。本人にどうするか?と聞くと練習はしたいというので別にやることにしました。学校でマンツーマンで(笑)

Naが来た時には他の用事で電話をしていたので筆談をしながら練習の指示を出すことに。一人でやるのでなかなか難しい。道具を出すのが大変なので。BCTをやってからハードルを使っての基礎的な股関節補強。セラバンド補強と組み合わせながらやっていきました。普段やらないこともできたら良いなと思っていたので。その場でのハードル股関節を時間をかけて実施。基礎です。

そこからハードル股関節。リズムスキップは作るのが面倒なので省略してバリエーションハードルとスピードハードル。単独でやるのでいつもより見る目はシビアになります。まーそれもありだと思いますね。そのままスイッチングとスイッチングラン。かなり走れるようになって来ているなと感じていました。当たり前ですが(笑)

休まずに走ってカーブ直線。これは遠目から見る。まずまず走れる。1年生の二人と比べるとやはり力は足りません。そんなことは私ではなく本人が一番分かっています。Naの最大の長所は「陸上競技が好き」という部分です。へこみながらも毎日毎日練習を続けてくれています。去年のベストは13秒96。お世辞にも速いとは言えないと思います。怪我が続いて練習ができない時間が続いていました。

naoやmichiと一緒にリレーを走りたい。それだけがずっとモチベーションでした。しかし、結局その想いは届かず。本当は走らせてやりたかったのですが。高校に入って一度もリレーを走っていない。最終学年の今年こそリレーを走らせてあげたいなと思っています。これは私の感覚なのでどうなのか分かりませんが。

特別に力があるから個別練習をするというつもりは全くありません。インターハイレベルの選手だから個別練習をして県総体出場を目指す選手だからやらないという感覚は全くありません。私にとってはうちで練習している選手は全員大切です。なんとか目標に近づけてあげたいと思います。だからこそこうやって苦しくても一生懸命やっている選手に対して向き合いたい。感覚的に分かってもらいにくいかもしれないですね。

話が感情的な内容になっていましたが。まー本題へ。カーブ直線を走っていて随分スピードに乗れるようになって来たなと感じました。加速段階の動きをもう一度丁寧にやっておきたいと思ったので前半マークを。この動きを見てもう一度カーブ直線。きちんと加速してスピードを上げて内傾の開放をする。そこで更にスピード感覚を身につける。

それぞれの選手の動きを見ることで「アイデア」が浮かびます。他の部分では結構「孤独感」を感じることがあるのですが走るのを見ている時間はそれを完全に忘れます。救われている感覚があります。集中して見ているので他の事を考えないというのもあると思います。そこだけを考えているので次に何をしたら良いかなというのがフッと浮かんでくる。

スピードが上がって来たところで「遅れる」と感じました。タイミングが遅れるという感じです。そこで遅れ始めたところにスティックを置いてきちんと意識できるようにしました。実際に何ができるか分かりませんが、物があるだけで少し意識をします。それだけで本人の動きが変わることがある。先日rinaに会ったのでその練習を思い出したというのもあります。これをやると遅れなくなりました。たまたまなのかもしれません。それでも目の前にいる選手にとってプラスになる練習が出来たというのは良かったなと。

その感覚を生かして前半マークからの60mを。良く走れたと思います。14秒かかる事はないと思います。最低でも13秒5は出したい。欲をいえばもうワンランク上の走りをさせてあげたい。適当にやっている選手であればそこまで思わない。苦しい時も我慢して地道に練習をしてきました。私とは違う「孤独感」を感じながら練習をしている時もあるはず。naoやmichiがいる時には若干甘えていた部分もあります。今は自分がやらなければいけないという感覚がある。だからこそサポートしていきたいなと。

強い選手が目立つ。当然です。しかし、うちを今支えてくれているのは間違いなくNaです。その想いにきちんと応えていかなければいけないと思います。そのために私の時間を使うのは惜しくない。「やりたくないな」と思いながらやっている選手であればこんな事は一切思わないと思います。明確に「区別」はしたい。この感覚がおかしいと言われたらそれまでですが。

少しずつで良いと思います。走れるようになってもらいたい。今はかなり走れるようになっています。120を走っても後ろから抜かれる事は無くなりました。こういう成長を見守れるのはありがたいですね。

こういうひたむきな姿に救われます。こちらが感謝したいなと思います。私にできる事、それを見つけてやり続けていきたい。そう思います。

終わりと見せかけて最後に補強を少しだけやりました。任せていたら午前中にやったメニューを偶然か何か分かりませんがやっていました。その時に必要なメニューは感覚的に同じなのかもしれないですね。2時間強の練習でしたが無事に終了。私にとっても貴重な時間でした。感謝。

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またも合同練習2

2019-03-28 | 陸上競技
続きを。

前の内容が気がつたら技術的な部分にすり替わっていました。この点は面白いと感じる方と何を言っているのかという感じの方に分かれると思います。興味関心をどれだけ持てるのか。自分で変わっているんだろうなと感じています。この手のことを考えるというのは少ないですし、話しても理解してもらえない。

膝締めの基本的なことをやってから台ドロップ。思いつきの練習でしかないですが。ssk先生は興味を持っていました。なぜこの手の練習をしているのか。動きを見てもらったらわかる部分もあります。意図がある練習をしているつもりです。接地ポジションとスイッチング。この基礎になる練習です。連続で実施していく中で身につくものがあると思っています。

そのままハードルドリルと壁抜き。ここも丁寧にやっていきます。初めてやる動きというのもあると思います。なかなかできません。それでもここの部分は重要だと思っています。やる意味がある。新入生にもこの部分は徹底していきたいと思います。地道にやっていくことで感覚を作ることができる。腰の移動ができれば気が付けば走れるようになっていくと思っています。

ワンステップハードルを実施。ハードル股関節でも同じような動きをします。しかし、ここでは重心移動をしていきます。こうやって「目的」を明確にしながら練習をするのが好きです。これも好みの問題かもしれません。やりたいことを理解しながらやることで練習の質が上がっていくと思っています。「やるだけ」ではない練習をしたい。これも慣れが必要になるので最大距離はできる選手だけとしました。全員にできる部分ではないので。

なんとここまでで2時間経過していました(笑)。長い。やはり説明をする部分などが入ると時間がかかります。通常であれば1時間強で終わるくらいの内容ですが。やりたいことをやりたいので休まずに。練習を始めて初めて座ったのではないかという感じでしたね。スパイクを履きかえるために(笑)。

すぐにスイッチングを。これもssk先生が「やりたい」と言っていたのでそれに合わせて。正確な動きと速い動きの組み合わせ。そのまま走ります。スイッチングランも含めて走っていきました。本数的にはそれほど多くないのですが最大スピードで動きます。これだけで負荷は大きいかもしれない。やりますが。これ以上やると時間がかかりすぎて終わらないのではないかとい感じだったので走るのを一旦取りやめようかと。

それでもグランドが空いているので「カーブ直線」はやっておきたいなと考えていました。せっかくやるならスピード練習はしておきたい。単純に走るだけではなく環境を上手く利用して走る方が良いなと。道具を使って走る練習も多いですが、こうやって環境を使っての練習も効果が高いと思っています。かなり良い感じで走れていました。 

ここで走るのは終わりにしようと思っていたのですが、うちの選手が「合流走はやりたい」ということだったので走ることに。1本ずつですが。本来であればそこまでに走りたい練習があったのですが。時間的なことがあるので補強も取りやめ(笑)。時間の計算が下手だと思いますね。私的には3時間で十分終わる予定だったのですが。

こうなったら補強をする時間がありません。諦めました。そのまま休まずにスプリントサーキットを。前半で作った動きをつなげていく感覚です。膝締めからスプリントまで。一連の流れの中で練習をしていきます。特殊な練習かもしれません。本当は補強を入れてそこからどうするかという感じなのですが。背に腹は代えられない。

流れを作り直す。前半練習でやった動きをとにかく走りに結びつける。T走やDM走を入れながら。本数は1本ずつ。量を走るというのではなく目的を持って走っていく感じでしょうか。本当は3サイクルくらいはやりたかったのですが終わりの時間が近づいていたので諦めることに。2サイクルやるだけでしたがうちの選手はよく膝が出るようになっていました。変化あり。ondkの選手の変化はよく分かりませんでした。普段の走りを見ていないので。時間をかけて見ていくと随分違うのかもしれないですね。

最後に120DM-120-90-60。これは競争をせずに各自で実施することに。うちの練習した道具の関係もあります。DM走をやるのに人数分のDMがない。3キロのDMに関してはかなり少ない。出来れば一気にやってしまいたいのですが。これまでは何グループかに分けてやっていました。T走をするのもできない。タイヤは4つしかないですからローテーションでやることになります。普通に走るだけなら問題はないのですが道具を使って走るときには効率が悪くなります。

とはいえ、T走のために10個も作る気にはなりません。そもそもそんなに道具を置く場所がない。そうなるとやはりある程度グループ分けをして練習をしていかなければいけないかなと言う感じになります。別に大きな問題はないのでまったく気にしたことがありませんでしたが。こういう時に困ります。10分もかからず走る練習は終わるので少し待たせても大丈夫というのはあるのですが。

一気に走って終わり。12時30分までに学校を出たいというssk先生の申し出に応えることができました。かなり端折って実施したので何とかという感じだったでしょうか。せっかく来てもらったので最大限の練習をしておきたいなと思っていましたが、補強などが足りなかったのではないかなと思います。申し訳ないですね。もう少し工夫すればまた違った練習ができたのではないかなと思います。

うちの選手には体幹補強をもう少しだけやらせました。腹筋背筋、内転筋、側筋。この辺りは任せましたが。やはり不足する部分に関してはやっておかなければいけないなと。

一緒に練習をする事で色々な事が見えてきます。とにかく他校と一緒に練習をしたいなと思います。うちがもっと出ていって他の学校の練習に混ぜて貰えば良いのかなという気はしていますが。なかなかそれができていない。私のワガママなのかもしれないですね。
とにかく暑い中での練習でした。これだけで疲れる気はします。気をつけなければいけないですね。とにかく水分補給をしっかりして体調を整えておきたいなと思います。ondkの選手とssk先生に感謝したいですね。
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またも合同練習

2019-03-28 | 陸上競技

水曜日。この日はondk高校と合同練習をすることになっていました。以前から一緒にという話しがありましたが、なかなか実現できず。記憶が怪しいですが昨年どこかで一緒に練習をしています。その時は数人だけ連れて来てくれていました。今回は全員。長距離も含めてマイクロバスで。

迷惑をかけていますがこちらから声をかけて来てもらいました。人数的になかなか盛り上がらない部分があります。その中で練習の質を上げようと思えばやはり他のチームの力を入れて借りるしかない。助けてもらう部分です。色々な人の力を借りながら前進していきたいと思っています。

この日はタイミング悪くキャプテンのNaがオープンキャンパスで不在。単独で夕方別メニューで練習することにしていました。そのため練習を引っ張っていくのは1年生。なかなかの不安です。

練習の初めに少しだけ話をしました。何のためにわざわざ来たのかを考えもらいたかったからです。普段やっている練習とは異なります。私がやっている練習は「何やってるの?」と思うことが多い。補強などに関してはmtm先生の所で教えてもらったりした種目が入っています。しかし、それ以外の部分はオリジナルというか「走るために必要だ」と私が考えて導入しているメニューが大半。意味が分からないでやると効果は上がりません。多分1度だけで理解するのは不可能。それでも「何のためにやるのか」という部分は理解してもらいたい。

普段と異なるメニューをやってもらうことになります。ガチガチに始めるよりは少し遊びながら。ダブルダッチを10分間。初めてやる種目だと思うのでなかなか跳べません。それで良いと思っています。できないからやる。その感覚を持って欲しい。できるできないではなく「やろうとするかどうか」です。

かなり暑い。基本的には関係ないですが水分を取りながらやらないといけません。とはいえ基本的に休憩はしない。そのまま体幹強化サーキットへ。上半身と下半身に分けて実施。よくよく考えるとフルメニューにしていました。そのため初めてやる選手にとってはかなりの負荷だと思います。さらに練習を道具が足りなくなる。もう少しシンプルにしても良かったのかなという気もします。やりましたが。

この手の練習は目的意識が持てるかどうかだと思います。トレーニングはキツい。うちの練習は正確にやることを求めます。「こんな感じ」というわけではなく明確に目的を持ってやっていく。早く丁寧に。今回は説明をする部分もありました。普段20分くらいで終わるのですが40分かかっていました。これも仕方ないと思います。ある程度のことを最初から考えていました。3時間で終わるメニューにしていたつもりですが終わりそうにないなと感じながら。

そこからセラバンド補強をしてハードル股関節。これも少し本数を減らしながらです。うちの選手も先週からかなり負荷を増やした中でやっています。スピード練習が増えていますからそれだけで負荷は高い。のんびり動くより「速さ」を求めて動き続ける方が抜けないのでキツい。分かってやっています。初めてやる選手にとってどれくらいの負荷なのか。聞かずにやり続けましたが。かなりキツかったのではないかと思います。

このタイミングで前の記事にも書きましたがSoが来てくれました。1年生女子が中心になって説明をしていたのでSoがフォローをしてくれることに。ありがたいことです。本来であれば自分たちで全てやらなければいけない。それをこういう形で助けてもらえる。説明することで自分が理解しているかどうかの再確認にもなります。やっていることに対してどれだけの理解をしているか。ポイントは何か。そこにはこだわってやっていきたいと思っています。

これでアップが終わり。アップといってもトレーニングが終わりというだけですが。確認はしていませんかキツかったのではないかなと思います。休まずに縄跳びで膝締め。ここに関しては色々と考えることがあります。師匠と電話で話しをしていたのですが。「足を回す」という考え方。直線的に運ぶ意識を持たせたい。しかし、踵をお尻に付けるように走るというイメージで指導する指導者もいる。多分そちらの方が圧倒的に多いのだと思います。

「現象」を捉える。走るときには円運動になります。山縣選手は直線的に運んでいますが、大半は大きな円運動をする。しかし、走っているときに本当に円運動を意識して走っているのか。円運動をするよりは直線的に運ぶ方が早い。直線的に運ぶ意識を持っていても「現象」としては回転運動になる。最初から回転運動を意識してやればもっと回転をしてしまうのではないか。

あるバイオメカニクス研究者が「身体より前に接地することで速く走れる」と書いていました。自分の身体より前に接地することで大きな力が得られる。その力を推進力に変えていくことで速く走れるのだ、と。地面反力の関係でいうと地面に大きな力を加えることで同じだけの力が返ってきてその方向を変えることで推進力になる。

いやいや、ブレーキかかっているんだから上がるはずのスピードが上がっていないではないか。ブレーキをかけながら速く走るというのはどう考えても無理。机上のデータのみで判断をするのは違うのではないか。そこに明確な理由があるのではないかと。

直線的に運ぶ。かかとがお尻に付いてから前に出すのであれば2段階の動きになる。それよりは膝を締めて1で運ぶ方が良いのではないか。結果的に回転運動になるかもしれないが意識としては斜め上方向に膝を締めて運ぶ。スタート局面でも膝が開くと明らかに前接地になる。それにより生まれた重心移動が止まってしまう。そうならないように膝を締めて一歩目を出す方が効率良く動ける。そのために様々な動きをやるのだと考えています。

話しが大きく逸れましたが。理由のある練習をしたい。なぜその動きをするのか。きちんと説明できるか。やりたくない動きになる場合にそこをやらない理由が選手に伝えられるか。まーここまで「回転運動」が主流であれば我々の方が間違っているのではないか?という結論になりかけましたが。師匠とは違って私にはなんら指導実績はないので(笑)。それでも今信じていることをやり続けたいなと思います。

長くなりました。続きはまた別に書きます。多分。

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椅子

2019-03-27 | 陸上競技

水曜日の練習中にSoが来てくれました。大学の練習が休みだったとのこと。その時に椅子を持ってきてくれました。これまで使っていた椅子があまりにも壊れそうで気になっていたようです。

これまで使っていた椅子は私が今の学校に赴任した時の夏に購入したものです。当時、国体合宿の途中に「大丈夫?」と言われてふくらはぎを見てみると「静脈瘤」が複数出来ていました。病院に行った方が良いと言われて紹介してもらい日帰り手術を2回しました。

練習中に立っておくのがしんどいというのもあり購入。それ以後、何かあったら座っていました。が、風雨にさらされかなり劣化。座ったら壊れるのではないかという危機感がありながら使っていました。それをSoが気にかけてくれていたようです。

こんな感じ(笑)。分かりにくいと思いますが。かなりくたびれています。
もらった椅子がこちら。

全く違います。高級感がある。いつも椅子の上にスマホを置いているのでいつの日か踏むのではないかという心配があったようです。ドリンクホルダーと台が付いた椅子。私のイメージカラーが赤なのでこれを選んでくれたとのこと。本当にありがたいことです。

気を使ってもらって申し訳ないなと感じます。こうやって気遣ってもらえる。感謝です。大切に使いたいと思います。これまでは外に置いていましたがこれからは部室の中に入れてきちんと管理したいなと。片付け方が難しいのでたたんだりするのは選手に頼もうかなと思います(笑)。壊したら嫌なので。

感謝。本当に。

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スピード刺激を入れる

2019-03-27 | 陸上競技

練習について。

ここ最近、結構詰めて練習をしている部分がありました。そういうのも気持がしんどい部分なのかなと。そこでちょっと遊び感覚で。マークアップを。これだけでかなりの負荷になるという話がありますが。遊んでいる中で身体を動かす。マンネリ化する練習の中で別のことを取り入れていく必要がありますね。

久々に軸径をやってからBCT。このあたりはちょっと私が用事でグランドから離れていたのでちょっとどういう状況か分かりません。きちんとできていたのか。まーやるのが当たり前の所がありますから。細かく見ていなくてもできるはずだと。

股関節強化サーキットを実施してセラバンド補強。新入生が練習に参加してくれています。もちろんすべての練習はできません。回数も距離も半分。それでも負荷は多くなります。無理はさせられないなと思っていますから。人数が少ないチームです。一人でも増えてくれるとそれで「戦力」になります。競技力というだけではなく「数は力」の部分。声を出したりなどはできませんが、同じ空間にいてくれるだけで違います。感謝したい。

アジリティもやる。普段やる練習と少しずつ変えていきたいと思っています。毎日毎日同じことはしたくない。ハードル股関節をやって縄跳び。ハードルドリルver2。やりたいことをひたすらやる。ここの部分も大切にしたいと思います。ここからはしつこくしつこく言い続けました。何をやりたいのか。何が狙いなのか。明確にしなければ質が下がります。やるだけの練習にならなようにする。

スパイクを履いてスタート5歩。前半マーク。そして「カーブ直線」を。うちのグランドではほぼ出来ない練習。無理やりマークでカーブを作って実施することに。タータンで練習する時には必ずやります。感覚を作りやすい。シーズンに入るのでそこの部分は大切にしたいなと。最大スピード。その前にトーイングをやって10バトン、25並走、合流走。

そこから補強を少し。シャフトトレーニングを。これは上半身と下半身のタイミングを合わせるために必要な練習だと思っています。走る時に合わせるだけではなくこういう時にも合わせていきたい。DM投げ∞をやって車系。あれこれやるようにしました。

かなり時間がかかりましたが。そこからスイッチング系をやる。少し狭いと感じる者が複数いました。気持ち距離を伸ばすことに。2週間前くらいにかなり詰めました。以前やっていた時よりも2足くらい詰めたのでは?速く動くという感覚の中でやっていく。それに慣れてきたら伸ばして同じように速く動く。重心移動がない中で速く動くのではなくある中で速く動くことは大切だと思いますね。調整していきました。単純に伸ばせば良いというわけではないので。

120-90-60を。走練習として。本当に少ないなと思います。他校の状況が分かりませんがかなり少ない方だと思います。この日は風が向かっていたのでいつもと逆走で。最初からスピードを出して走るためにはやはり追い風の方がいいなと。普段のトラックとは逆のカーブになるのでそこが気にはなりますが、うちのグランドでやるなら環境のことをあれこれ言っている場合ではないなと。やれることをやるしかないので。追い風に助けられてかなり走れていました。

最後に往復走を。これも久しぶりです。距離で追い込む練習も必要かもしれません。うちは距離の練習が苦手。そうなると苦手意識の中でやることになります。そうであれば短い距離で追い込む方がいいかなーと。20秒に1本。T走で往復して普通のスプリントで往復。最後にタタタ。

短時間でかなりの負荷をかけることができます。単純に追い込むというだけが目的ではないですが。それでもこういう練習を時々入れておきたい。気持ちの部分もあると思います。しっかりと負荷をかける中で何を思うか。自分の意思で身体を動かし続ける。妥協しようと思えばいくらでもできる。その時に何をするのか。ここが大切だと思っています。

特別な練習は一切ありません。普通の練習を普通にやっている。それだけです。この手の練習をする意味がどこにあるのか。選手が理解してくれているのか。そこに尽きると思っています。様々な練習をしながら何かを身につけていけたらと思います。

どれだけの方がこのblogに興味関心を持ってくださっているか分かりません。否定的な方もいらっしゃると思いますが見守ってもらえたらと思います。県で入賞するから優遇するというのはない。一生懸命に前向きに取り組んでくれるかどうかは大きなことだと思っています。

こうやって地味にblogを続けていく。そこから何かを生み出せるか。それも分かりません。進みたい。止まりたくない。地方の何の特色もないチームでもできることがある。大きな結果にならないかもしれないですが、いつの日かこの子達がやってきたことが形になることを信じています。

少しずつかもしれません。それでも進みます。

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