kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

課題を持って

2019-01-31 | 陸上競技
水曜日。この日で3年生が毎日学校に来るのは終わり。あとは時々学校に来る形です。3年生で練習をしているのでうちの選手のみ。進路に向けての準備です。これもtnk先生と話をしてたのですが「何をするために大学に行くのか」というのを常に考えないといけない。「大学に合格すること」が目的ではない。経済系の大学に進んだら勉強しなくていいのかというのは違うと思います。常に学び続ける姿勢を身につけてもらいたい。

この日の練習は私の中で明確に課題を決めていました。あえて細かく指示を出さないようにしたいなと思ってはいました。練習の最初に「今日の練習の課題」を3分間話し合うようにしています。その時にきちんと答えを導き出せるか。月火と「選択練習」をさせました。自分たちが選んでメニューをする。そこで「考える」や「自己理解」を深めるきっかけになるのではないかと。

最近のblogは細かく書いていたので今回はざっくりと(笑)。練習の前半の課題は「膝締め&縦の動き」。移動が少ない状況での動きをすることでしっかりと意識をさせたいと思っています。縄跳びやチューブもも上げで。少しやってから次は「接地ポイント」です。「乗り込み動作」というのは非常に難しい。そのため「身体の真下で捉える」という話をします。感覚的に非常難しいと思うので。どちらの言い方をするのかという感じではります。台ドロップとDMトントンをやる。当たり前ですが「意図的に組み合わせ」をしています。あれこれやっているように見えるのですが実は狙いは同じ。更には少しずつ重心移動を増やしています。地味なことですが結構考えています(笑)。

ハードルドリルの基礎的な部分だけやってスイッチングラン。これも道具を使おうかと思いましたが案外時間がないことに気づいて省略。実際練習開始時間が10分以上遅くなっています。NMが来てくれるのでそれを待つ時間です。10分待つことよりも2人が参加してくれることに価値があります。そのためメニューをカットしてでも待つ。道具を使ってのスイッチングランも効果的ですがそれ以外の選択をする。

動きを作って最大スピードを出すための刺激。前段階でやった膝締めと接地を走りにつなげる。細かいことをやっていなくても速い選手は速い。そこが明確なので多少動きが崩れる危険性はあるのですが最大スピードを出すための練習を入れました。「脚がちぎれるくらい速く」と言いましたがこれも「暴言」でしょうか。「限界を超えるくらい速く動こう」という意味で使いました。このご時世ですから「比喩」さえも許されなくなるのかもしれませんね。すべてを説明する必要はないと思いますが。間髪入れずに合流走。

シャフト補強を行ってからもう一度走る。後半の課題は「重心移動」です。膝と腰の連動を意識させる。どうすれば前に進むのかを考えさせる。身体で感じながらできると良いなと思っています。壁抜きとスピードシザースを。意図的に組み合わせて走りにつなげていきたい。一つだけではなく複数の方法でやる方が感覚がつかみやすいのではないかと考えています。もちろん、正解かどうかは全く分かりません。

スプリントサーキットもやりました。これはやっているうちに動きが修正されていきます。膝締めから中間の動きまでの一連の流れを入れ込む。走りながら全ての動きを統合していく形の練習形態もあると思います。今の練習パターンは強調しながら作り上げていくというものです。もちろん最後にスプリントを入れますがその前段階にあれこれやる。まーこれが長い(笑)3時間近くできるからこのパターンでやることができると思っています。これが2時間なら2時間、1時間半なら1時間半に練習メニューは変えていかなければいけないかなと思います。環境に応じて練習を組み立てる。

最後に各自で120DM-120-90-60を実施。これは任せています。競争とかではなく自分の動きをしっかりと作る。走練習というメニューは毎回この程度です。多分かなり少ないのではないかなと思っています。ショートスプリントに特化しているつもりはありません。状況に応じてはロングスプリントの練習もします。それでも走り込みというメニューはほぼ皆無。良いのか悪いのかもわかりませんが。

その流れの中で往復走を1セット。本当は2セット予定していたのですが2セットやると電車で帰るのが遅れてしまうので。T往復-スプリント往復-スイッチングラン。実質2分で終わります。休まないので。1組目は間違えて60mでやっていました。たった10mですが休憩が短くなるので負荷的にはかなりのものだったと思います。きちんと指示を出しておけばよかった。メニュー表には書いてあるのですがバタバタしているのでチェックしていなったのでしょう。それでもやり切りました。

やった事を書くだけになりますが。今は毎日の練習の中で様々な意図を持ってやってています。それぎどうプラスになるのか。見極めながらやりたい。これまでのようにずっと側で見続けるというスタイルから少しずつ変化しています。もちろんグランドに立ちます。それでもちょっとずつ任せる部分を作りたいなと。人数が少ないですがだからこそ成熟したチーム作りができるのではないかと。与えられることだけではない。それが大切な要素になると思います。

まずまずでしょうか。
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何を目指すか

2019-01-31 | 陸上競技
思う事を。

色々な先生とあれこれ話をする。

このご時世なので何か言ったらそれを「暴言だ」と言われる危険性がある。発言にはかなり気をつけている。ある授業を終えて教室を出る時に「喚起するように。インフルエンザになる!」と言った。職員室に戻りながらこの発言について考える。録音されて切り取られて「インフルエンザになる」という部分だけを取り上げられる。それにより「教員からウイルス扱いされた」と言われて訴えられたらどうするのか?という不安(笑)。

その事を職員室である先生に伝える。こんな馬鹿な話には付き合ってくれる(笑)まー本当にめんどくさいタイプですから。そしてその話をする中で「教員損害賠償保険」の話に飛躍。もしこれで訴えられた時にきちんと対応できるように保険にきちんと入っておいた方がいいなと。聞いてみるとその場にいた大半の人は「教員損害賠償保険」に入っているとのこと。え?本当に??

入ろうかな?という話をするとtnk先生が調べてくれました。月々150円(笑)。その保険を使ったことがありますか??と聞くと誰も使っていない。まー当然です。何が起きるかわからない時代。自分の身は自分で守らないといけないなと思います。こんな私のどうでも良い発言に対して真剣に付き合ってくれる数少ない人なのでtnk先生は「良い人だ」という評価を受けるのだと勝手に思っている。

前置きが長くなりました(笑)。で、なんの話をしたいのかという部分。日常会話で話をします。まー訳わからないと思います。実は今授業で「社会保険料」について勉強しました。求人票を見ながら雇用形態と給与、そして納めるべき税金。さらには支払うべき社会保険料。アルバイトと正社員の生涯賃金の違いや待遇の違い。高卒2年目からの手取り金の大幅な減少。この事は普通に働いていたらわからない事なのかもしれません。しかし、知っておく必要がある。

こう見えても一応ポリシーがあります。教科書の内容を教えて検定を取得させるというのが教育だとは思っていません。座学の授業でも必ず隣と話をさせます。質問に対して答えを導き出す。じっと座って話を聞いているだけというのは最も嫌います。そんな生徒を育てても社会人となった時に貢献できません。職場で可愛がってもらえる可能性も低くなります。コミュニケーションを取れる力を磨かなければ上手く働いていく事が出来なくなります。将来的に困る。

教科書内容だけを伝える。上述の授業の教科書にはビジネス英語や珠算などとあったりします。いやいや。教科書にはあるから全てを網羅しなければいけないと言われるかもしれません。しかし、目の前の生徒にとって何が必要なのか。そこを見極めながらやらないといけない。社会保険などはこの教科書に少しだけ記載されています。しかし、本当に「生きた知識」として何が必要か。そこを見極めるというのは必須だと思います。単なる「知識」を詰め込んでも何一つ役に立たない。面白くないですしね。

そういえば師匠が「クレジットカードのポイント」についてめちゃくちゃ詳しいのです。かなり前にその話をした時に「商業の授業を自分にやらせて欲しい。かなり有益な知識だと思う。」と言われていました。確かに(笑)。その辺りは私も完全に疎いので教えてもらいたいくらいです。実学。ここをどうするか。単純に教科書には記載されている情報を伝えるだけで良いのか。お利口さんに座ってノートを書き写すだけでいいのか。検定に受かりさえすればいいのか。そこは絶対に考えなければいけないと思います。

真面目な先生とその手の話をしました。国語力を高めるという意味について。単純に小説を読めば良いというわけではない。話をする中で「読めなくて損をするという人間がいる」という内容がありました。必要な書類などを読み解くことができない。とりあえず印鑑を押す。それによって損失が生まれてしまう。もったいない。小説や漢文を勉強することが直結するかどうかは分かりません。それでもそこに「学ぶこと」のエッセンスが含まれていると思います。

「教科」はあくまで「ツール」だと思います。「陸上競技」も同様。何かしらの「伝えたいこと」がある。それを一番うまく伝える方が私にとっての「陸上競技」です。足が速くなることだけを目指しているわけではありません。だからこそ細かいことも言う。それに対して批判的にとらえる生徒も出てくる。当然の話だと思います。「教科」を使って何を教えるのか。「簿記」を教えたところで実際は会計ソフトで処理をして終わりという感じになります。そういう部分ではなく「本質的な何か」を伝えていければと思います。

何の内容??という感じですね(笑)。まーいいんです。自己満足。
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自分で選ぶ

2019-01-30 | 陸上競技
火曜日。前の記事にも書きましたが3年生の学年末考査終了。NMは電車で帰宅してまた戻ってくるという選択をしました。水曜日も同じ流れで練習に参加すると。「楽しい」というタイトルの記事にも書きましたが選ぶことができふ状況です。本人達が帰ってからやるという選択をしていたのでそこは認めて任せることにしていました。「学校でやった方が良いかなと思って」という理由で戻ってくる。徒歩何分とかいう距離ではないですからね。今のうちの練習をしたいと思ってもらえる事。感謝しかありません。こちらも大学にお預けするまでの時間、最大限の事をしていきたいと思います。

戻ってくる時間をギリギリで良いと伝えました。駅に電車が着く時間が15時20分くらいと15時56分くらい。早い電車で来ると言っていたのでギリギリの方で。準備は下級生がすればいい。こうやって3年生が練習に参加してれるだけで下級生にとっては大きな財産です。それくらいは率先してやらなければいけないと思います。少しその手の話をしました。伝わったかどうか。

練習はバランス系から。体幹強化サーキット。間をジョグで。この日メニューを考えるのがすごく楽しかったのでsri先生に連絡していました。楽しいんです!と(笑)。その時にかなりの量だと指摘されました。そうなのかもしれません。やっていふうちに気づかなくなってきます。選手も普通にやります。やはり客観的な意見を聞きながらやることも必要ですね。

台ドロップをやってからハードルドリルver2を。色々な意図があります。前段階で重心移動の基礎と接地ポイントを意識させています。まーこの二つは全く同じと言えると思うのですが。結局は身体の真下で捉えるだけの話。台ドロップはそこにスイッチングのイメージを入れています。その動きをやってからハードルドリル。普通に段階的に複合的にやっていきます。接地ポイントを作りながらも重心移動を生み出す。壁抜きまで入れているので重心が進む感覚が作りやすい。ここも考え方だと思います。ドリル的な動きだと言われるとそうなのかもしれません。補強としての意味合いも強いと思っています。

実際、土曜日の午前中にやったメニューを1時間半でやりました。本当に休憩しないですからかなりのスピードです。すぐにスパイクを履いてスタート5歩。この時にウインドスプリントの話になりました。最近全くやっていない。話を聞いてみると「詰めてやるときはあった方がいいかも」ということでした。ハードルドリルなどもやらずにすぐに動くときもあります。その時は「つなぎ」という意味でやっておきたいと。こういう感覚は大切にしたいと思います。

スタート5歩で滑る。グランドが完全に乾いていないので少し柔らかい。ここは難しいですね。判断しながら工夫しながら動きを作れればいいなと思います。与えられたことだけではなく「どうすればもっとよくなるか」を考えてもらいたい。そのまま前半マーク、40↑30→を。走りにつなげていくイメージでの練習です。

休まずにDM往復走。有酸素系の練習が不足するのでこの部分は入れたい。嫌がりますが(笑)。少しだけ補強を。セラバンド歩行。これはかなり嫌がります。Nが「シャフト補強よりきつい」と言っていました。いやいや、そんなことはない。臀筋に負荷がかかるのできついのは確かだと思いますが。内転筋が弱い部分もあるのでここも強化していかなければいけないなと思いますね。不足しているかなと。

股関節周辺にも負荷がかかっているのでハードルを使って柔軟性を上げる動きを少し入れる。そのままハードルジャンプへ。慣れもあると思いますがかなりできるようになってきました。ホッピングも入れていますがここはまだ微妙。これも練習の積み重ねですね。この手の練習がきちんとできるようになると変わってくると思います。

で、ここから選択練習。「スイッチング重視」と「前さばき重視」のどちらかを選択させました。今の時点で自分自身に何が必要なのかを考える。こちらからは強制しませんでした。ここまでの練習をしてこの日に自分が何をすればいいか。どちらが中間の課題を克服できるか。私は遠目に見る。やっているうちに明らかに動きの変化がありました。

これは「練習内容」ではないと思います。自由意思で自分が選択した練習です。課題意識を持って取り組んでいるから自然にその部分を練習することができる。与えられたメニューだけではなく「自分に必要だ」と判断して導入している。だから変わるのだと思います。見ていて面白かったですね。「自主練習」という感覚で入れるだけよりもある程度の種目を提示して選ぶ方がいいのかなと思います。

最後に詰めて120DM-120-90。このタイミングでグランドが空いたので走りました。かなり動きが良くなっていました。今は安定を求めていきたいと思います。その場だけの動きではなくこれから先、毎回同じ動きができるようにする。そこを目指さなければいけない。あれこれやって最後に動きが良くなるのはある意味当然だと思います。何が自分で必要なのかも考えていく。そこを意識したら走りが安定してくるという感覚もほしいですね。

練習開始からちょうど3時間で終了。電車組はそのまま帰らせました。他校の2日分の練習を1日でやっているのかもしれません。足にかかる負担はそこまでではないと思っていますが。考えながらやっていきたいと思います。良い練習でした。感謝。
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ありがとう

2019-01-29 | 陸上競技
少しだけ。

火曜日、3年生の学年末考査が終わりました。2時間考査の後、少し話があって解散。3年生はこれから家庭学習日が増えます。ほとんど学校に来なくなる。進学校では二次試験に向けての準備となる。うちはそれがないので基本的には家庭学習となります。

Soは少し前から話をしていました。できる限り学校で練習する方が良いのではないか、と。今かなり良い感じで走れるようになってきています。タータンで練習するのは故障のリスクがあります。ここは極力避けたい。走りを作っている段階なので今の状態を保ちたい。自動車学校などと関係もあります。本当は別の場所で練習するという話だったのですが可能な限り学校に来てもらうように話をしました。無理を言っている部分はあります。それでも今はすごく大切。Soもそれを理解してくれています。

NMはどうするか。12時くらいに終わって16時までの時間、待つにはちょっとしんどいと思います。テスト期間中は勉強をして待たせていましたかまで終わってしまったのでそれもできない。どうするかと確認すると「二人で近くの小学校かセミナーパークでやる」という返信がありました。それはそれで選択だと思います。待つ時間はもったいない。帰宅してそこから2人で練習をするならそれで良いと思います。3年生ですからこちらが強引に練習に参加させるというのも違うかなと思っています。特にこのように待ち時間が長くなるときは。

が、しばらくしてまた連絡がありました。学校に戻って来てみんなと一緒に練習をすることにした、と。驚きました。それと同時に涙が出ました。本当にありがたいな、と。3年生、周りはもう浮かれている部分があると思います。テストも終わり自由な時間が増える。そうなると崩れてしまう危険性もある。進学校は勉強がありますがそれ以外の学校ではない。周りが何となく過ごす時期です。実際、気持ちが切れてしまうかもしれないなと思っていました。時には遊びに行く時間も与えないといけないかなと「有給休暇」を与えようかなと思っていたくらいです。

それが「学校に戻って練習する」という返事。これまで指導者として多くの選手に関わって来ました。どうしてもこの時期は気持ちが切れやすい。当たり前の話です。それがこうやって真剣に競技と向き合ってくれる。水曜日は2時間授業のようです。その後に遊びに行くという選択肢もあると思います。それでも「戻ってきて練習する」と言ってくれました。もう、涙しか出ません。競技者としと今やるべきこと、やらなければいけないことと向き合えているのです。

この時期になっても全く練習に対して手を抜きません。これは今までも同じです。勘違いされやすいですが2人は練習に対して絶対に手を抜かない。もちろん2人とも嫌な練習があるのでそれに対しては嫌そうな顔をしますが。それでも最終的には絶対に手を抜かない。この子達と一緒に競技が出来て本当にありがたいなと改めて思いました。こうやって純粋に競技と向き合ってくれる存在。なかなか出会えることはありません。

わざわざ戻ってくる必要性はないのです。適当に練習することもできる。学校で待つというのはかなり退屈です。だから待つのは難しいと思います。それでも帰宅してからまた戻ってきてくれるというのは簡単なことではない。自分たちでやるよりも学校で練習する方が自分たちにプラスだと感じてくれているのかもしれません。ここは確認していないので分かりませんが(笑)それでも私自身はこの子達の判断と行動を誇りに思います。

NMは器用ではない。それは私が一番わかっているのではないかと思います。目の前で動きをずっと見ていました。苦手な動きも多い。それでも絶対に最後までやる。諦めない。まー諦めないように持っていっていた部分もありますが。この子達の指導をする中で私自身、指導の幅がかなり広がりました。どうすれば技術的な変化を生み出すことができるか。「これやってみて」といってすぐにできる選手ではない。かなり時間を要します。それでもしっかりと向き合えたと思います。

NMが参加してくれることで圧倒的に練習の質が上がります。下級生の表情も全く違います。本当に慕われています。面倒見が良いとは言い難いですが(笑)。後輩はこの2人が大好きなんだと思います。こうやって一緒に練習をしてくれることを心から喜んでいるのがわかります。そして今の練習スタイルに理解を示してくれて戻ってきてくれる。私自身も心から嬉しく思います。

ありがとう。その言葉しか浮かびません。Soも時間が合う時には来てくれるという感じでした。競技が好きでいてくれること。それが本当に嬉しい。ありがたいと思います。

上手く感情表現ができません。とにかく涙が出ました。この子達に少しでもプラスになるような指導がしたい。強くそう思います。ありがとう。心から感謝しています。本当に。しっかりと考えて与えられた時間をこの子達のために使いたいと思います。見守ってください。
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楽しい

2019-01-29 | 陸上競技
練習について。毎日少しずつ時間を作って練習計画を立てます。日課のようなものです。まーこれはメイン業務ではないので本当に合間にやらなければいけないのですが。車での移動時間にあれこれ考えるというのが多いですね。

練習計画。以前は「ローテーション」のようにして作っていました。初期のころです。月曜日は○○というようなメニュー。バリエーションがなかったというのもあります。冬季練習などは週間メニューのようなほうが良いのかなという気もします。自分の力がついてきたというのが実感できますから。メニューを立てるというのはいろいろな視点から考えなければいけないと持っています。

昨年くらいからメニュー表を作るようにしました。前任校の初期のころは作っていたのですが「目の前の選手に合わせて」という感覚になってきたので「思い付きで練習を変える」という時期がかなりありました。別にそれでも困っていませんでした。今の動きが悪かったからそれを修正するため次の練習をこうしようという発想がわいてきていました。瞬間的に判断してメニューを変更する。それはそれで面白かったなと。しかし、少し前から「もっと計画的にやってみよう」と思うようになりました。というか、文字として練習を残しておこうと思ったというのが大きな理由かもしれません。blogを書いていますがメニューが思い出せなくてきちんと更新できないというのもありましたから。

また、文字として示しておくことで選手が次に何をすればいいのか分かる。準備の計画もたつようになりました。前任校で計画を示さなかったのはいろいろと理由があります。最後に「走練習」が入っているのを目にすると異常なまでにテンションが下がるという選手がいたからです(笑)。最後に走り込みがあるのか・・・と思ってそれまでの練習がきちんとできなくなる。結果、走練習の質も下がる。悪循環でした。そういう部分を克服するためにメニューを事前に示さないというスタイルでやっていました。12秒1で走っても「やりたくないものはやりたくない」というのがはっきりとしていました(笑)。それでもやるしかないので最終的にはやるのですが・・・。

昨日tnk先生とも話をしたのですが。「選択させる」という部分。人は「やるか」「やらないか」という選択肢を示されたとき、「やらない」という選択をすることがあります。これは当然の話。しかし、「AをやるかBをやるか」という選択肢の中では「どちらも嫌だな」と思いながらもほとんどの場合どちらか一方を選ぶのです。「両方やりません」という答えは出しにくい。面白い物です。これを最近のニュースか本で読んだといわれていました。

実際、前任校ではそのパターンが多かったと思います。後半特に(笑)。「不自由な選択」です。kanaは基本的に練習をしたくない(笑)。それでも強くなるためには仕方なくやる。稀にみる負けず嫌いでしたから練習しないと勝てないのは分かっています。それでも自分の中で葛藤があったと思います。きついの嫌いなので(笑)。それが分かっていたので練習をkanaに決めさせるという方法をとっていました。「めちゃくちゃハードなメニュー」と「結構きついメニュー」を示す。どちらか一方を選択させる。任せるよ、と。どちらも嫌だったと思いますが「結構きついメニュー」を選びます。もう一方は絶対にやりたくないなと思うメニューだったりしますから(笑)。

その時に「自分で選んだんだからしっかりやらないとね」と念を押す。選択肢を提示したというだけで「選択権」を与えられています。もちろん、こちらが意図した練習をさせたいので「不自由な選択」になっているのですが。そんなことは高校生にすぐには分かりません。結局、こちらがやってほしい練習をします。卒業する時だったか保護者が「kanaが先生に上手く乗せられたと言っていました」と報告してくれました。「こんなのでインターハイに行けるわけないじゃん」という言葉も伝えていました。これも「悔しいから見返してやる」と思うであろうkanaの性格をうまく利用して(笑)。色々な意味で素直でしたからね。「やりたくないものはやりたくない」「お菓子食べられないくらいなら陸上辞める」というインターハイ選手がどれだけいるのか(笑)。まー勉強させてもらいました。

そういう状態だったのでメニューは紙媒体にしない。それが今の学校になって「計画性を持つ」という意味でもメニューを作り始めました。これにより最大の課題であった「練習時間のオーバー」がなくなりました。19時に終わると決めているので途中で練習を端折るという新しい技を覚えました(笑)。劇的変化。「いつも練習が長い」と思われているのですがそれは「思い込み」だと伝えたいですね(笑)。かなりコンパクトになりました。それでも多いとは思いますが。

メニューを考える。数日前、色々と考える中で「選択」をさせたいと思いました。今度は「不自由な選択」ではなく「考えて選択する」というものです。AとB。今の自分にとってどちらが大切だと思うか。もちろん両方やった方が良いのですがそれをやるには時間がない。選択科目のように自分に必要だと思うメニューを選んでやるという形を入れてみようかなと。自分が考えて選択してそちらを重視した練習をする。与えられたメニューをやるだけではなく必要かどうかを判断する選択肢を与えてみようかなと。相変わらず正解かどうかは全くわかりません。

こういうメニューにすると考える方も必死です。メニューは全て意図があります。何かを重視すれば何かができないというのは当然の結果です。人生は一度しかない。一つの選択をすればそれ以外の選択肢は選べないのです。だからやるときにしっかりと考えてやらなければいけない。こういう時にも「考えて動く」というエッセンスを入れておきたい。全て受動的にやるのではなく自らの意思で選んで動くというスタイルになるといいなと。

そう考えると練習は楽しい。あれこれできます。練習をすればいいというわけではないと思います。そこには様々な要素を入れていくことができる。こちらが考えたことがうまく繋がって目の前で走りに変化が生まれる。ここも楽しい。この感覚はなかなか分かってもらえないかもしれません。それでもすごく大切にしたい。そう思います。
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試みる

2019-01-29 | 陸上競技
月曜日。この日も朝からバタバタ。なかなかです。1週間前と比べると私自身の気持ちの部分は落ち着いているのですが。3年生の考査もあるのであれこれやらないといけません。もう少しで3年生も卒業を迎えます。寂しい限りです。今でも練習に3人が参加してくれています。この子達の存在がチームにとっては大きい。私にとっても大きい。

この日は7時間授業。練習開始は17時前になります。メニューの組み立てとしては難しくなります。補強が不足しているという感覚があったのでここはやっておきたい。とはいえ走練習も足りない。なかなか難しい部分です。バランス系から始めてBCT。中臀筋補強。あとで考えてみるとこの中臀筋補強は今回は不要だったかもしれないなと。同系列の刺激を入れたことになります。走る練習をしたかったので、刺激を入れたのですがBCTでも刺激は入っています。考えが浅かった。

DM投げローテーションを。休まずに身体を動かすという感覚。もう少し強く投げられるようになると良いのですが。まだまだやるべきことは多い。身体が上手く使えていないというのもあるのでしょう。まだ工夫が必要かなと。動きの確認は一切やらずにスピードスキップとスピードシザースを。連続でやりました。ここは「動きながら作る」という部分だと思います。いつも丁寧にドリル系の動きを入れていたら時間が足りなくなります。選択しなければいけない。この日はやらない。

そのまま40mと60m。普通の練習です(笑)。男女別に一斉スタートとしました。最近は各自で走るというのが多かったので珍しい練習だと思います。どこでもやっている練習ですが今のうちの練習形態では実施していません。が、時にはそれぞれの力の把握をしておく必要があります。さらには隣に人がいる時にどうやって走るか。自分の動きに集中できるか。

補強サーキットをやってから「加速段階練習」を。これはちょっと試してみることにしました。練習自体はいつも同じ流れの中でやっています。ほぼ全員が同じメニュー。しかし、考えてみた時に「個別対応」も必要なのではないかなと。それぞれが課題とする部分が違う。もちろん全体対応できるメニューにはしているつもりです。もっと考えてみるとやはり個別課題を設定して対応する方がいいのではないか。

課題を大きく2つに分けました。AメニューとBメニューを作る。Aメニューは「重心移動」をメインに。Bメニューは「脚運びとリズム」を。それぞれがどちらに課題を置いているか。それに応じてメニューの組み合わせを変える。重心移動が課題の選手はA→B→A、足運びとリズムに課題を置く選手はB→A→Bの選択で。どちらに重きを置くのかという形で選ばせました。

人数が奇数になったので私も手伝いました。DM投げや低重心walkは一人ではできません。そうなると偶数グループになるように設定する方がいいのかもしれませんが。そうなると各自に応じた練習にしたいという本来の趣旨から外れてしまうのでやはり奇数で実施。一つの動きを重点的にやるというのではなく「目指す動き」があってそれを複数の種目を組み合わせながら身につけていくというスタンスです。課題克服のために組み合わせています。

思ったよりも時間が無くなったので各種目のセット数を減らしながら対応。20分くらいの時間があれば十分できるなという感じでした。それぞれが意識していくところを明確にしてやっていく。それが必ず動きの変化につながると思います。このあたりのことはまた時間に余裕があれば・・・。

最後に40m60mを走って終わり。本当は120mをやりたかったのですが。そこまでたどり着けず。強引にやってもよかったのですが帰りの電車の時間があるので基本19時終了に。数分過ぎましたが(笑)。土曜日に降った雪と月曜にに朝から小雨が降り続いた関係でグランドはぬかるんでいました。走りにくい状況だったと思います。それでも少しずつ走りに変化が出ているというのは大きいですね。逆に動きはいいけど進んでいないという選手もいました。この部分はきちとんとした対応を必要します。責任を持って考えたいと思います。

あっという間に練習が終わります。(笑)。良い傾向なのかもしれません。集中して練習できているから早く終わるのかもしれないと前向きに考えています。色々と試みたいことがあります。考えます。
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考え方

2019-01-28 | 陸上競技
思うことを。

今回、徳島からのお客様を迎えました。別にうちの練習に特別なモノがあるとは思いません。こうやってblogを書いているので興味関心を持ってくださったのかなと。繰り返しになりますが特別でもなんでもありません。やりたい動きがある。そこの部分は本当にシンプルなものです。ここに関しては周りに流されないようにやっているつもりです。流行りの動きだとかトップアスリートの動きなどにはほぼ興味はありません。今やるべき動きが何かというのをひたすら考えるようにしています。

今回、徳島からいらっしゃったysn先生とini先生。歓迎会の時に我が師匠が色々と話をされていました。若い指導者です。多くのことを学ぶチャンスがあると思います。師匠は私が最も尊敬する指導者です。今の私の指導があるのは間違いなく師匠のおかげです。指導のベースは全てここにあります。このこともしつこいくらいにblogに書いています。毎日のように連絡を取って質問をしまくっていましたから。悩んだ時、迷った時には必ず連絡をしていました。すごく支えられましたし、勉強になりました。

今回、師匠が若い指導者に対して「ヒント」になるようなことをいくつか言われていました。この時、思い出したことがあります。30代後半に宮崎に行った時のこと。私自身もある程度の指導ができるようになってきていたかなと感じていた時でした。ショートスプリントで13秒台の選手が12秒20と12秒35まで伸びていた。今のやり方のままでやっていけば上手くいくのかなと。しかし、選手の気持ちに寄り添うことができていませんでした。そんな中で宮崎に行きました。tks先生の元で2泊3日で練習をさせてもらいました。私のような無名の指導者に対して真剣に向き合ってくださいました。

自分自身の悩みや想いを打ち明けた時に色々とアドバイスをもらいました。県内県外関係なく「指導のために学びたい」と思っている人間に対して真剣に向き合ってくださいました。tks先生と我が師匠は同じ歳。後世を育てるという気持ちがあったのではないかと思います。その時の言葉がなければ当時チームは崩壊していたのではないかと思います。その年、100mで12秒14と12秒17の2人が育ちリレーでのインターハイ出場を果たすことができました。忘れられない出来事です。

その時の情景と重なりました。わざわざ5時間以上もかけて山口まで来る。これは簡単なことではありません。師匠のところに練習に行くというのは分かります。私の所へ来るというのは「藁にもすがる気持ち」というのがあったのかもしれません。自分の中の殻を破るために何かしなければいけないという気持ちがあったのではないかと。そこに対して師匠が話をされていました。懐が深いなと感じながら聞いていました。

本気で競技と向き合う。そのために何をするか。近しい人とだけ話をしているという人は多いと思います。居心地がいいでしょうから。しかし、自ら知らない土地に行ってなにかを学ぼうとするというのは簡単ではありません。そういう指導者に手を差し伸べる。私があれこれやるというのは趣味に近い。陸上競技について考える事が好きで好きでたまらない。あれこれ考える事が至福の時間なのです。変人なのかもしれないなと。が、やるからには突き詰めたい。

実際に多くの練習を見に行きました。1年に何回かは県外に行きたいと思ってやってきました。学びたい。そしてそれに答えて下さる優れた指導者に出会う事が出来ました。行く場所は思いつきではなく色々と考えて決めています。愛媛のsri先生も同じことを言われていましたが、しっかりと見極めて練習見学をさせてもらうようにしています。強豪校と言われるチームであっても自分が学びたいと思うところ以外は行かない。理由は色々とありますが。

私は無理矢理でもパイプを作って練習に突撃します。面識がなくても行きます。何故なら必要だと思うから。色々と話を聞くことで自分が変われると思う場所へ行く。必要な考え方だと思います。自分がそうやってやってきたように他の方がやるなら私が断る理由はありません。「情けは人の為ならず」です。これまで受けた恩を自分一人で抱えていたらダメだと思います。少しずつでも周囲に還元する必要がある。

一昨年、sri先生が山口に来た時、BOSSが「県外から来たお客さんに対しては最大限のことをするよう」と言われました。これは師匠も同じ考え方だと思います。自分のやっている事が正解かどうかは分かりません。それでも見せれるものは全て見せたい。そこに何かしらのヒントがあるかもしれないから。見てもらって「意味がなかった」と思われる事があるかもしれない。自分の指導の方が上だなと感じられることの方が多いはずです。それでも恥も外聞も捨てて自分のやっている事を示す。それが責任だと思っています。

若い指導者が熱心になる。そこに対してオッサンが何をするか。やはりできることは最大限にやることだと思います。県内で一緒に練習したいという指導者はほぼいません。県外には複数名いる。ここに何かしらの意味があると思っています。人望がないのが最大の理由なのかもしれないですが(笑)。

師匠の姿を見て自分もこうやって人と関わりたいなと思いました。考え方の部分です。その事がきっと育てるという話につながっていく。そう信じています。

あーまとまらない(笑)。眠くなってきたのでこれくらいで。何書いてるのか分かってもらえるのか?!まー自己満足なのでいいんですが。
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合同練習〜午後〜

2019-01-28 | 陸上競技
続き。土曜日。せっかくの来客があったので屋外で練習をしたい。が、ひたすら雪。半ば諦め気味で練習を室内で行うことに。

お昼休憩は1時間としていたのですがこれも気持ち早めに。時間がない(笑)。アップで補強をしたいのですがそこさえも時間がない。廊下でできるアップで手っ取り早い種目を。おんぶ走と抱っこ走を。人数が足りなかったので私が重り役になることに。徳島から来てくれている選手と一緒に。この選手、めちゃくちゃ「真面目」です。おんぶ走も全力。他の子を抜き去ります。いやいや、おっさんおんぶしてるんだから手加減してよ(笑)ジェットコースターよりも怖い。すごいスピード感でした。

その手のことをやってから軸系とバランス系。ここは外せないと思っています。単純に走ればいいとは思っていません。やらないといけない事が沢山ある中で選択をするのであればここは絶対に入れる。正確性を保ちながら、ジャンプ系も入れながら。バランスをとりながらアンバランスを生み出す。ここはすごく大切だと思っています。

中心部意識してからDM投げ。その前段階で意識した部分から動きにつなげていきます。普通に投げるだけではなく強くですね。軸やバランスを意識してから何かをやる。この段階で少し雪が止みました。隙を見て屋外DM投げをすることに。スタートでの重心移動を創り出したい。そのために何をするか。連続倒立からのDM投げです。うちは常に少人数なので道具があまりない。道具はかなりありますが数がない。合同練習には向かない(笑)それでもDM投げはやっておく必要があると思います。ちょっと特殊な形でやっています。残念ながら後半また雪が降り始めてしまいました。なんだか。

室内に戻って少しスイッチングを。膝締めを意識した練習と切り替えのイメージを持って。ここも地味に。タタタとタタタタをやりました。かわす動きにならないようにしたい。ここも難しい部分なのですが。膝締めと切り替え。走りの中でやりたいと思っています。


そこから加速段階の動きを少し。本来であればスパイクを履いて屋外でやるメニューです。室内でやったことはない(笑)それでもエッセンスとして入れておきたいなと。ここでも少し説明を。他県に練習見学に行った時はほぼ「流れの中での練習」になります。私はこういう性格なので個別に質問しに行きますが(笑)。うちの練習のスタイルは「やりたいことを理解してもらう」というのがあります。加速段階の動きに関しては様々な考え方があると思います。だからこそ「私はこう考えている」という部分を明確に示し、やっていることこ意味を考えてもらう。もちろん一度話しただけで分からないと思いますが(笑)

膝締めと方向性。ここがポイントだと思っています。どちらの方向に引き出すのか。一歩目を早く着く。そういう考え方もあると思いますが進むための動きとしてはどうなのか。ここの部分はスタンスの違いなのかもしれません。あくまで私の考えたかということで話をしました。そこを踏まえて椅子を使っての膝の引き出しとマーク5歩を組み合わせる。滑ってしまうので難しいですが。

何本かやって今度は目線の使い方も。一歩目で身体が起きてしまう選手がいたので。マークを使っての5歩。本当はこの手の練習をするためにはもう少しだけやりたい事があるのですが。とにかく時間がない(笑)やれる事はしっかりとやりました。


二階に上がってスイッチングラン。スタート5歩をやったのでこれを走りにつなげたい。前の段階でスイッチングをやっていたのでそこの部分を上手く持っていきたいなと。走りながら足の切り替えをする。これもタタ、タタタ、タタタタをやりながら段階を追ってやる。最初は遅れていましたがやっているうちにタイミングが合ってくる。練習をする中で動きが変わっていくのは楽しいですね。近くで見ているとなかなか分かりにくいのですが。タイミングだけに注目してやると変化が見られます。やっているうちに変わる。

そこを意識したので時間がない中でBDMSを。中間の動きを意識をする。走りながら自然に膝が出るようになる動きを。スイングで進むのと前で動く動きをする。やっていくと動きの変化が見られます。接地のポイントも含めてやっていく。道具を使うとこの部分ができる。これも体感してもらって分かる部分が出てくると思います。2セット実施。

膝の引き出しの感覚を作りたかったのでスピードシザースを。外でT走をやりながらだともう少し感覚を作りやすいのでしょうが。TuBシザース、Tuシザース、DMシザース、普通のシザースを。全ての動きでタイミングを合わせたりしながらやると良い。これも感覚的なものなので正解かどうかは全く分かりません。段階を追って走りを作っていく。その過程の中の一つです。

最後に再びBDMSを。さらに膝の引き出しのイメージが作れるので前で動かす感覚が作れると思います。普段は詰め込んで練習する事はあまりない。それでもこの日は多少なりと変化を生み出す必要があったので。走りが変わっている感覚は多少ありました。スイッチングランのようにマークがあるとそれを超えるタイミングが分かりやすい。狭い廊下ですからその辺りが非常に分かりにくい。目の前を通り過ぎるのが一瞬なので。選手が変化を感じてくれたら良いなと思います。

いつも通りの練習。本当にこれで良かったのか?わざわざ県外から来てくださったのにこの程度の練習で。関西のような練習を期待されていたらちょっと申し訳ないですね。目に見えて特別な練習をしているわけでありません。まーオーソドックスな練習でもないとは思いますが。コンセプトを明確にしてそれをどのように身につけるか。そこを考えながらやっています。単純にやるだけではなく意図を明確にしながらやっていく。だからこそあえて説明の時間を作りました。何をやりたいと思ってそのメニューがあるのか。そこだけはこだわってやっています。

うちのような学校を選んで来てくださった理由を聞くのを忘れていました(笑)少しだけでも得るのものがあったでしょうか?刺激になったでしょうか。こういう機会を与えてもらえたことを感謝したいと思います。練習の組み立てなどに関しても考える時間を作る事が出来ました。若い指導者がこうやって勉強したいと思うエネルギー。我々も忘れたくないですね。まー私はそこだけは結構いけると思いますが(笑)

夜は歓迎会のために下関へ。翌日の事があるので電車で行って電車で帰るという強行(笑)それでも楽しい時間を過ごせました。本当に感謝です。

上手く書けていませんが(笑)こんな感じでした。
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合同練習~午前中~

2019-01-27 | 陸上競技
土曜日。この日は徳島からysn先生とini先生が来校。前日の夜に山口に来て土曜日の朝から練習をすることになっていました。天気予報は微妙でしたが何とかなるだろうと。前日練習計画を立てていました。6時半くらいにグランドに行くと何とか使えそうな雰囲気。が、様子を見ているとだんだんと雪がひどくなってきました。

この状態から考えると午前中は屋外では無理かなという感じでした。諦めてメニュー内容を若干変更することに。屋外での練習を予定していたので・・・。室内でもできないことはないと思います。しかし、問題が。それは手狭なので移動距離が多くなること。説明も難しくなります。全員の動きを一斉に見ることができなくなる。それでも練習ができるだけでも違うかなと。せっかく来ていただいたにもかかわらず最大限のおもてなしができない。申し訳ないですね。

予定では午前中3時間、午後3時間。練習終了後に移動されることになっていたので強行日程で8時開始に。3時間練習して1時間休憩、さらに3時間で終了予定。できるのか??という不安はありましたが。男子が10人来てくれました。うちは男子が少ないのでogw先生に相談してきてもらうことに。ある程度の人数での練習となりました。

ちょっとだけ挨拶。時間がないので手短に。あろうことか学校名を読み間違える。失礼な話です。本当に申し訳ないですね。深く反省しなければいけないと思います。もう少し事前準備をしておかなければいけません。「県外からのお客さんに対して精一杯のおもてなしをする」という感覚。きちんとやらなければ・・・。

メニューはサイキングアップから。コミュニケーションタッチをから。さらに手つなぎパチンを。これはなかなか面白い。盛り上がります。で、今回お試しのサイキングアップを。年末のお笑い番組でやっていたゲームを取り入れてみることに。TVで見た時に「これは面白いな」と思った部分。それを実際に練習で取り入れることに。メトロノームのリズムに合わせてやりました。室内で音が小さいので全体で手を叩きながらリズムをとることに。かなり盛りあがていました。一人一人の表情が見れないのが残念でしたが(笑)。

そこからバランス系を。ある程度はできますが細かい部分が気になりました。足首が固定できない選手が多いのでそのあたりのことを指摘しながら。普段の練習スタイルと異なる部分があります。どこまで求めるのが正解なのか分かりません。やりなれない練習なのでそれに慣れるまでが・・・。一度バランス系をやってから上手くいかなかったので軸づくりをやってからもう一度バランス系。時間がないのにしつこくやるのもどうかなと思いましたが。メニューの紹介という感じでは意味がないと思っていたので、やるべきことをやるという感覚で。

そこからグループ分けをして体幹強化サーキット。室内ですし複雑な種目はできないと思っていたのでメニューを若干変更したものを実施。この手の種目は時間がかかります。もっとシンプルな種目のほうがいいのかなと思う部分があります。それでも「普段やっている練習がいい」という要望だったのでそれに合わせて実施という感じでしょうか。種目説明もあるのでかなりの時間を要しました。外で走れないのでできることに時間をかける。練習の流れとしてはやはり最初に負荷をかけておきたい。

その場の縄跳び。膝締め意識です。本来であればその場での膝締めをやる方がいいと思います。「締めて運ぶ」という動きはそこまでら徹底されていないと思います。それぞれの学校の通常練習がどのように実施されているのか分かりません。前日に動画を見せてもらって動きの課題になる部分をどうにか出来ないかなと思ったので。やりたい動きは明確にしています。短時間で身につけるのは難しい。ある程度の繰り返しが必要になります。

とはいえそんな時間はない。動きを入れると感覚が作りにくいと思っています。それでも一番感覚をつかみやすいのは縄跳びかチューブだと思います。端折ってしまいましたがもう少し丁寧にできると良いかなとは思います。縄跳びで膝締めを意識して台ドロップ。ここも思いつき練習です。順序立てて考えていく中で「縦の動き」と「じく作り」に加えて「地面に垂直に力を加える」という感覚を作りたい。少し説明をしました。こうなると練習が長くなるので申し訳ないのですが。

「形を真似る」というのは簡単です。選手はできると思います。しかし、その動きの意味が分からずやるのであれば意味がないと思います。狙いが明確ではない状態での練習では何度やっても同じ。だからこそきちんと説明はしておきたいなと。やりたい動きをどうやって身につけていくのかを最優先しています。他校ではほぼやらないと思います。ドリルといえばドリルです。が、狙いをはっきりさせ、理解させて取り組ませたいなと考えている。そのコンセプトが伝わると良いなと。

台ドロップの後は縄跳び走。少しずつ前に進みます。さらにスイッチング。この辺りになるとまた足が回ってしまいます。本当はここの段階をもうしばらくやらないといけないと思います。あと2回練習できれば随分違うのかなと。まー本当に優れた指導者であれば1回の練習で劇的に動きが変わるのかもしれないですね。残念ながら私にはそんな力はありません。丁寧にやるだけ。空き時間を上手く使って意識することを伝えました。

そここらはハードルドリルver2。ここで気づいたのですがここまでですでに2時間以上経過していました。時間がかかるのは仕方ないと思います。何をやっているのか分からない選手にきちんと伝えるというのは時間が必要になります。それをやらずして練習した所で意味がない。更にはここまで一気にやっていたので水分補給さえしていませんでした(笑)30秒休憩(笑)。

縦の動きと重心移動を作る。これも先日の合宿である程度手応えを得たのでそれを「流れの中でやる」という練習にしました。苦手な選手も出てきます。何度か繰り返すと自然にできるようになると思います。これはかなり効果的だと思っています。段階を追ってやっていきます。重心移動が小さいものから少しずつ大きくしていく。そうすることで移動感覚と接地感覚を作ることができる。

少し移動が始まってからは壁抜き。ここは通常の合宿ではやりません。時間がかかるので。道具も必要になりますし。それでもせっかく来ていただいているので「やりたいことのコンセプト」を伝えたいなと。何故この順番でこういう練習をするのか。興味がない人には伝わりにくいと思います(笑)。こう見えても練習に関してはかなり考えています。実施するメニューの順番も私なりに考えています。壁抜きは股関節の感覚などが磨かれないとやりにくい。逆にいうとこの手の練習ができるようになると間違いなく走れるようになると思います。

ある程度の時間を使って実施してそこから進む動きに。廊下なので走路が硬い。結構嫌です(笑)故障のリスクが増えるからです。

今度は重心移動を伴うスティックもも上げ。この時にini先生が「接地が強いですね」と言われていたと思いする。Nのもも上げでした。そう言われたらそうなのかなー?という感じでした。強い接地に関しては意識したことはありません。そう言われて考えてみると「きちんと重心が移動して縦の動きをする」事で自然に接地が強くなっているのかもしれません。きちんと真下で捉えているのでロスがなくなるのかなと。Nに確認しましたが「落とす意識はした事がない」と言っていました。ここはNに確認する必要性もなかったのですが(笑)。私の練習の中で落とすというイメージはありません。ここも表現が難しいですが。この辺りはまた書きます。多分。

最後に2本ほど走って終わり。11時過ぎていました(笑)12時から午後の練習開始としていましたからなかなか休めません。それでもやりたいことをやろうと思えばこれくらい詰めてやらないといけないのかなと。

感想などはまた書きます。とりあえずやったことだけを記録。そして奇跡的にめちゃくちゃ雪が降り続ける。おかしい(笑)とにかく最大限の接待をする。真面目ですから(笑)
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少しずつ刺激を

2019-01-27 | 陸上競技
金曜日。この日もバタバタ。私的なことでかなりイラッとした部分もあります。多くの方に力を借りながら考えています。

練習に関して。この日も検定課外があります。1時間くらい遅れていくことになる。そのため練習計画も考えておかなければいけない。自分たちできちんとできる練習を。さらに翌日に徳島から来客があるのでその練習計画を立てることに。何をやるのかを考える。何が正解なのかは分かりません。短時間でできる限りのことをやる。難しい話です(笑)。

練習は翌日のリハーサルという部分もありました。選手自身が練習内容を理解してくれているかどうか。そこを試すという感じもありました。アップはバランス系をやってからDM系。少し移動を挟む練習を入れました。毎日やっている練習と刺激を入れる練習を。毎日同じ練習をするというのは避けたいと思っています。飽きるので(笑)。同じ部位にだけ刺激を入れるというのではなく様々な刺激を入れていくことが必要だと思っています。マンネリ防止。

ハードルver2をやってからスタート5歩練習。この日はチューブを入れていました。感覚的にリズムを安定させたいなと。翌日一日練習をするとしてもやるべきことは変わりません。今は動きをきちんと作っておきたい。重要な部分だと思いますね。私が練習に参加した時にはちょうどこのあたりの練習になっていました。一歩目で止まる選手もいます。なかなか。前段階の動きが走りにつながらない。どうやって感覚を作るのか。考えものです。

前半マークをやり合流走。全力で走るためにどう動くか。ここも大切だと思います。流れ。この時点でかなり早く進んでいました。思ったよりも練習の流れができたかなと。休憩せずに「スケーターズジャンプ」と「タイヤ押し」を。スタートのイメージを作るためです。力を逃がさない。そのためにどやって身体を固めるか。反発をもらう云々ありますがそのためにどうするのか。関節のロックをする。きちんと固める感覚を作りたい。これにより臀筋が筋肉痛になるであろうというのはわかっていました。かといってやらないという選択肢はない。

そのままタイヤ押し。おもりを入れてやりました(笑)。身体の使い方や進ませ方ができない選手はかなり苦しんでいました。両足で力を発揮してタイヤを押していく。そのままの流れで両足倒立。力を発揮するという感覚の中で同じような刺激を入れたい。それがきちんと走りにつながるようにする。

そこから再びスタート5歩。珍しく同じメニューを繰り返しました。前段階でやった動きをどうやって走りに結び付けていくか。一歩目での重心移動を作りたい。そのためにタイヤ押しや連続倒立をしている。その意味が分かるか。壁をやってチューブ、マーク。なぜそのような流れでやっているのか。そこに考えが及ぶか。

時間の関係で40↑30→をどうするか悩む。中間マークを置くのをやめました。時間がかかるので。とにかく道具を使いながら練習するスタイルです。工夫と言えるレベルではないと思います。本数は2本としましたが。こちらがやりたい動きが少しずつ出来るようになってきていると感じています。

これまでやっていないことをする。それが刺激になっていくと思います。考える機会を与えたい。なぜやるのか。この練習の意味をどう考えるか。それが必要だと思っています。

バタバタ。とりあえず記録しておきます。
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