kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

客観視

2022-08-29 | 陸上競技

またも更新が滞っていますが。水曜日は競技場練習でした。

 

競技場練習の時にymg高校が一緒になっていました。先日セミナーパークで一緒に練習した際に、最後に足を痛めた選手がいました。申し訳ないなというのもあったのでこちらから申し出て治療を。kd先生と比べると全くできないですが、最低限のことはできるので。かなりの時間をかけて。股関節周辺が硬くなっていたり中臀筋が硬くなっているというのもあってそれを弛めることに。それだけでずいぶん軽くなったということでした。多少なりと役に立てたのであればよかったなと。

 

それ以後は全体の練習を客観視しながら。積極的に関わるというのではなく「どうかな」と思いながら見るという感じです。ほとんど走練習ができていません。この夏で走ったのは先日のセミナーパークだけ。それ以外は数本走って終わりという状況。ちょっと走り足りないのかなと。短長は「見守る」ということで。スタート練習をした後に250m+150を2セットが設定されていました。レースペースでの250mで最後の150mは全力という設定。見ていると競り合いながらペースが上下していました。目的とは異なる走りをしている。もったいないなと。そこに関しては何も触れず。

 

ハードルは1足詰めで。アプローチからです。刻む5歩で速く動くというか降りる部分を意識させています。が、浮いてしまう。1台目までのアプローチもしながらですね。先日初めてレースに出た選手もいます。まずは跳ぶことなかなと。細かい部分をやるよりもでしょうか。大半の練習パターンは「1台目まで跳ぶ」「3台目まで跳ぶ」「5台目まで跳ぶ」という感じです。 もうそれでもいいのかなという半ば投げやりな気持ちもあります。これくらいのことやっておけば「力のある選手は強くなる」からです。ハードルのセンスがある選手は細かいことをやらなくても跳べます。走れます。先日から「存在意義があるのか」と自問自答していました。自分の価値が見出せません。

 

とはいえ、「跳ぶだけ」では普通の選手は強くなれないと思っています。この日は5歩ハードルと3歩ハードルの組み合わせを数本やることに。「走練習が足りない」と感じています。少しは走らせていますがやはり圧倒的に量が不足しています。5台目まで跳んだところで結局「足りない」ことには変わりありません。強制的に5歩ハードルと3歩ハードル。

 

ハードルはリズム種目だと思っています。特にショートハードルはこのリズムをどのように作るのかが大きくなってきます。4のリズムを保ち続ける。5歩ハードルも6のリズムで走り続けることが重要だと思っています。走りの中にハードルがある。まだほとんどやっていない選手にとってはそれはしんどいと思いますが。それでもやり続けないと変わらないと思います。継続的に指導させてもらった前任校のハードル選手。1年生のこの時期までほとんどハードルを跳んでいません。試合の前に1回跳ぶかどうか。「足が遅い者がハードルをやっても戦えない」というのがあります。そのことを実践していました。冬季には入ったくらいから様々なハードル練習を入れていきましたが。結果、15秒0を2年生で出して3年生では14秒4。十分すぎる伸びだと思います。やはり「走れること」は大きい。

 

その部分もあって走る練習は不足している選手たちには「しっかりと走らせる」というのが重要だと思います。ハードルを使って「リズムを維持」させながら走る。5本くらいは行ったでしょうか。途中、昨年の夏にやっていた動画を見せながら「走りの中のハードル」と意識させました。2パターン作って走力に合わせて対応。この部分は重要だと思いますね。リズムをどれだけ保てるか。

 

木曜日にかなり「もう無理だ」と思うことがありました。自分自身を保つのが難しくなるなという感じがありました。未来を見てやっていくというのには正直しんどすぎる。一気にいろいろなことから冷めた感じがありました。このままの状況でやっていくのは自分の中で「不可能」だと強く感じました。まーそんなことは他の人には関係ないことでしょうが。

 

限界を感じる部分もあります。私自身がダメなんだろうなと思っています。すべてのことにおいてこのままでは難しいなと。考えさせられます。自分自身と周囲を客観視しながら。それが一番難しいのかもしれません。俯瞰するというのが苦手なのでそれをできるようにしていきたいなとは思います。難しいですが。

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送迎係&ハードル

2022-08-26 | 陸上競技
火曜日。この日は少しだけ休みをもらって行動。娘が受験というのもあって。先日から試験を受けています。「就職試験」です。表現が難しい部分がありますが。「採用試験」というのが適切な表現なのか。まー細かいことはまたいつの日にかということで。試験会場がかなり離れているので休みを取って連れていくことに。職場の比較的近くに住んでいるので送迎を。他の人はどのようにしているのか。大変なことだと思います。平日に学校を使って行われるので、その間生徒はどうしているのか。本校でも試験が実施されますが休日に行われているのでそれほど大きな問題にはなっていません。疑問。

特段仲が良いというわけではありませんが、小さいころからほぼ疎遠になっているので比較的距離は近いかなと思います。普通に話をします。年頃というのはあまり関係ないかなと。甘やかしている部分もあるかもしれません。まー仕方ない。

夕方は息子が周南に帰るというのでそれを迎えに行くという重要な任務がありました。彼は彼で9月から「授業見学」があるようです。小学校に行って授業参観をする。授業をするのではなく「見る」のです。ボランティアの形で運動会などを手伝ったりもするようです。自転車で隣の市まで移動してからの参観。それを迎えに行って「準備がまだ」ということでダラダラ待つ。この日は昼食を食べていなかったのでそのことを伝えると近くのスーパーでパンとコーヒーを買ってくれました(笑)。息子におごってもらう(笑)。

スーパーにいる間に再び娘から連絡。「眼科にいるから連れて帰って欲しい」とのこと(笑)。試験終了後、学校に行って教授と話をしていたら遅くなったので眼科に連れて行ってもらったと(笑)。自分の担当教授に眼科まで連れて行ってもらうという素晴らしい能力。そして「歩いて帰るのが大変」ということで私を呼び出すという行動力。まー仕方ないかなと思って息子と二人で迎えに行きました。それなりの関係なのかもしれません。

練習に関してはほとんど。行ったときには専門になっていたので。話によると土日の疲労が抜けきっていないと。ある程度走っていますから仕方ないかなとは思いますが、月曜日の過ごし方によって大きく変わってくると思っています。この日はショートハードルをやるということだったのでその部分を。先日初めてハードルの試合に出た選手がいます。まだまだ慣れていません。こういう場合はひたすら跳ぶのもありかなと思っています。まずは跳べるようになる。細かいドリルなども必要なのでしょうが、慣れてこないとできない部分もあります。3台目までは3歩でいけるようになってもらいたいですね。逆足も使えるので将来的にはヨンパも面白いだろうなと思っています。初めて400mを走って65秒くらいでした。ハードル付きで70秒くらいでは走れるのではないかと思います。今の山口県のレベルだと中国新人に進んでしまうくらい・・・。まー長い目で見るほうがいいのかなと。どちらにしても400mが65秒では勝負にならないので。

もう一人。こちらは先日やっと15秒台を出しました。15秒5。もう少しいけそうな感じはあります。色々想うこともあり今シーズン中には15秒2までは出してほしいなと思っています。こちらはヨンパのためのショートハードルという感じでしょうか。スプリントがありません。400mもそれほど速くないかもしれません。それでも現時点では2種目で県トップ。他がいないのもありますが。とはいえ、15秒5,65秒9では上の大会では戦えません。ショートハードルでインターハイを狙うとなると14秒3は必要です。ちょっと厳しい。そうなると65秒を63秒にするほうが早い気がしています。1年前と比べるとそれなりになってきています。こちらは走練習を増やしてあげるほうが手っ取り早い感じがあります。

色々と思いながら。何ができるのか。何が必要なのか。難しい部分ですが。
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商業のことを少しやる

2022-08-26 | 陸上競技
記憶をたどりながらになるのですが。月曜日の記憶がほぼありません(笑)。この日は練習がありませんでした。。その分、色々とできるなと。9月に体験入学が実施されます。そのための準備を。

昨年は直前になってコロナの影響で実施を見送り。急遽WEBページを作成して対応することになりました。授業の中でやるので大変でしたが生徒が良く取り組んでくれました。今年は明らかに昨年度よりも状況が悪いですが実施。で、一度も全体の流れを見たことがないのに「主担当」になっています。全体の流れもわからないままで動かすというのは結構大変です。想像力を働かせながらでしょうか。

書いていて思い出しましたが、この日は商業関係の出張がありました。近くの保健センターを使って生徒商業発表大会?が。本校が引き受けなのであれこれやることに。ほぼ雑用ですが(笑)。大きな仕事はないので合間を見て仕事を。商業関係の仕事になるとほとんど知り合いがいないという現実があります(笑)。人見知りですからそういう部分も影響しているのだと思います。

それぞれの学校が発表をしていました。生徒が主体として取り組むのか、教員側がイニシアティブをとって「やったように見せる」のかでまた違ってくると思います。本来の意味としては「生徒主体」でなければいけません。理想論なのかもしれませんが、その中で身に付くことが多い。「総合的な学習の時間」に関しても同様ですが「やったようにみせる」というのはどれだけの効果があるのか。まー教育活動について真面目にここで取り上げる気はありませんが。「形骸化」している部分に関してはやはり疑問に思います。

高校野球では下関国際が準優勝。立派です。「野球留学」と言われますが、県内出身者は僅か。とはいえ、県内で生活をしている選手が活躍するというのは大きなことだと思います。監督の自己犠牲の上に成り立っている部分も大きくあります。「部活動」であればバッシングになるのかもしれませんが、「高校野球」であれば「美談」にすり替わります。24時間一緒に生活してその中で結果を出す。ものすごいエネルギーです。

マスコミは本当にすごいなと思います。注目を集める部分にしっかりと力を注ぎます。問題点などがあったとしてもそこはスルー。視聴者受けする部分にのみ力がそそがれます。色々な「闇」の部分はスルーされながら「受ける」部分に関しては大きく取り扱う。ほとんどの場面でそうなのだと思いますが。「子供たちの成長」と「高校野球の問題点」は全くの別物だと思います。

そして夕方からは舎監。頻度は高いです。なかなかゆっくりできない部分があります。それでも「業務」として取り組んでおきたいと思います。何が必要なのか分からない部分もありますが。自分自身の時間がなかなか確保できません。難しいですね。
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追い込み切れたか

2022-08-25 | 陸上競技

日曜日。この日もセミナーパークで走練習。前日のこともありどれだけできるのか分からないまま。何人かは前日に走ったので足が攣るので練習できない。足が痛くなったので補強で・・・という感じでした。諦め半分という感じでしょうか。

以前合宿でよく使っていた坂道へ。セミナーパークの裏側にある坂道です。以前hys先生が走らせていた距離を走らせようと思ってやってきましたが、芝生養生のためにコース制限がかかっていて走れませんでした。実際に測定してみると280mくらいありました。いや、当時は本当にすごかった。今では絶対にできない。本当はやらせたいけど今の状況では難しいかなと。

 

結局できる限り走らせようと。50m×2ー80m×2-120m×2-150m×2-180m×2を1セットとして時間が許す限りと。通常であれば長い距離から距離を短くしていきます。スピードを意識できますから。しかし、意図的に距離を伸ばしていくようにしました。精神的な負荷をかけるためです。技術的な話ではなく「どうやって強くなるか」という部分です。セットごとに集めて話をしながら。

 

以前高跳びの選手がインターハイに出場した。その時にhys先生のとことに「先生のおかげでIHにいけました」と報告に行っています。この子が2年生の時に合宿でhys先生にタータンで350-300-250-200を「時間が許す限り」というとんでもない設定で走ったことがあります。もう全体がヘロヘロになっていました。高跳びには全くプラスにならないと思いますが何とかやり切った。それが精神的な支えになっていたのかもしれません。何がプラスになるのか分からない。

 

ほとんどの選手が「自己ベスト」を更新できないでいます。話をしましたが現時点では男子は中国大会どころか県新人の決勝に残ることさえできないと思います。女子に関しても中国新人に進めるのが何人いるのか。リレーはいくと思います。他に選手がいない状況なので。しかし、出場したとしても予選通過は不可能。それが分かっているか。なかなか分からないと思います。

 

リレーで中国大会。これは「弱いチーム」が強くなるために必要な要素だと思います。個人個人の力が足りないのでなんとかリレーで中国大会に進む。それを目標にするのがスタートかなと。結局力がない選手が4人集まっても「中国大会に出る」だけで終わってしまう。今度は「個人で戦える」という選手が増えてこなければいけません。6人くらいが中国地区で戦える状況になって初めてインターハイが狙える。狙うだけでなくインターハイで戦うことを考えたらリレーメンバー全員が個人でインターハイに進めるくらいでなければいけません。そう考えたときに今はどうか。個人で中国新人にいける選手が何人いるのか。

 

こんな話をしているとkd先生が練習に来てくださいました。が、見ていて「変わらんね」という評価。結局、雰囲気が暗い中で仕方なく走るという感じでしかない。誰かがリーダーになって盛り上げるでもない。きつくなるとだれ一人応援をしなくなります。このことも何度も何度も話してきました。私の話し方が悪いのかもしれません。私の言葉は多分届かないのだろうなと。きれいごとを言う気はありません。感情的になって激怒するということも今は全くありません。思うことをストレートに伝えている。が、それでも届かない。

 

休憩も含めて1セットが1時間くらいだったでしょうか。3セット実施。疲労感はあると思います。途中で何度も話をしましたが「なんのために坂を走るのか」という部分。もちろん、「技術的なことはしない」と言っています。しかし、「坂道を楽に速く」と感がえると自分の中で工夫ができるはずです。単純に走るだけではなく「接地場所」なども考えながらやっていくと自然に動きが変わっていくはずです。

 

最後までやり切りました。が、声が出ない中で終わっていました。「他校の力を借りながら」という想いはあります。が、実際は単独でこれくらいのことができない限り、上のレベルで戦うというのは無理なのかなと。「技術練習」をやっても「単純に走っているだけ」の選手に勝てない。才能の差なのかどうか。ここも分かりませんが、やはり「速く走りたい」という気持ちがどれだけのものかだと思っています。

 

自分の中ではかなり消化不良です。競技に対する熱意さえも冷凍庫で急激に冷やされている感覚があります。個人的な感覚なのですが。このままやって上手くいくのか。これまでの「成功体験」を自分の基準にするつもりはありません。しかし、ある程度手をかけることで大きく変化する選手を何人も見てきました。今は「厳しい」というのが率直な感じです。指導力がないくせに偉そうにと思われるでしょう。まさにそうなのでしょう。自分自身が「ある程度指導ができる」と思い込んでいただけかもしれません。

 

追い込み切れたか。分かりません。自分自身の気持ち的に結構ギリギリなのかなと思う部分もあります。何をするのか。誰が必要としてくれるのか。そこも考えながらです。消化不良です。

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高い負荷をかけたいが・・・

2022-08-25 | 陸上競技

更新が遅れていますが。20日土曜日。セミナーパークで練習をすることに。本来であれば大阪に遠征に行く予定でしたが、この状況下では難しいということになり延期。kd先生からは「どこでやっても激変することはないだろう」とも言われました。強豪校の力を借りて「力の差」「意識の差」を突きつけられれば何かが変わるかと期待していました。「あの学校は特別だから」というとらえ方しかできないのではないかという客観的な指摘。確かにそういう部分が大きいのかもしれません。何ができるだろうか。

 

私が単独で練習をさせることになっていたので「強い負荷をかける」というテーマを掲げることに。どれくらいできるかは分かりませんが。近隣の高校に声をかけて一緒にやることに。単独でできると本当にいいのでしょうが。他校の力を借りながら。最初に「技術的なことは一切やらない」と話してから始めました。とにかく「きちんと走れるようになること」が重要です。馬跳びを80m3本、ランジを80m3本、バック走を・・・という流れで。3本ごとに休憩を挟んで実施です。が、バック走に入る段階で体調不良者が。対応を余儀なくされて練習はほぼできず。他校の先生方に見てもらいながら練習は対応。午前中は最初の1時間以外は私は不在。午後の練習は取りやめようかと考えていましたが、せっかくなのでやったほうがいいのでは?と言われたので短時間の休憩を挟んでもう一度練習を。

 

「やるぞ」と思っていたがそれを挫かれる。こういう流れの中で本当に練習をしてもいいのか。自問自答しながらやっていきました。結局、こちらが盛り上げながらやっていくしかない。自主性などはもう存在しない。それならそれでやっていくほうがいいのではないかなという気さえします。またはもうやらないほうがいいか。他校もいたので途中で投げ出すこともできずに割り切りながら。

 

両足スキップ。バウンディング、片足ジャンプなどをやってから走ることに。もうこの辺りですでに限界に来ている者も。何度もこの時期に合宿をしてきました。普段の練習量も違うとは思いますが。あまりにも「鍛えられていない」という感じがありました。タフさがないのです。走る量の問題なのかどうかは分かりません。とにかく「やらされている」という雰囲気が強くなる。逆に他校の選手のほうが前向きに取り組んでくれている感じがありました。どうしてなのか。

 

ある程度やってから50mの緩やかな坂を走る。2人1組で走り続けます。男子で一番速かったのはハンマー投げの選手。それに負けて「速い」と言っている。うーん。そういう話ではないと思います。どうすれば勝てるのか。根本的な走力を上げるためにどうするのか。ここを感じ取らないといけないと思います。せめて力が出し切れるようにと競争形式にしましたが、本当にそこまで出し切れたのか。

 

もどかしさがあります。どのように伝えたら「取り組む姿勢」が変わるだろうか。何度も「このままでは戦えない」と言い続けていますが、それが分かってもらえない。そうなると自分自身の存在意義さえ疑問に思うようになります。話をしても話をしなくても何も変わらないのであれば「やらない」ほうが楽になる。当然の話ですが。パブロフの犬。

 

ある程度走りました。追い込み切ったかと言われたらできていないと思います。仕方ないのかどうか。完全に消化不良という感じではありました。

 

次の日は単独でセミナーパークで走り込みをする予定としていました。また書きます。

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感じたことを伝える

2022-08-22 | 陸上競技

18日のことはすでに記憶から消えかけています。ダメですね。この日は高校野球で下関国際が大阪桐蔭に勝利しました。すごいことだと思います。

 

5年前のことを思い出してネットで検索しました。5年前にネット上を騒がせたインタビューの記事です。雑談で話していた内容を記事にされてしまったとかなんとか。まーマスコミは信用できないなというのも強く感じていますが。その中で「文武両道はあり得ない」という感じの内容もありました。

 

「文武両道はあり得ない」

 

言葉を選んでいない部分を鑑みると本当に「雑談」の中で話していた内容だったのかなという気もします。しかし、「真理」はあると思っています。中途半端にやっていても何も生み出さない。進学校の生徒は「進学する」という大きな目標があります。そこに向けて色々なことを我慢して時間を作る。進学校の生徒は「競技で結果を出す」ことは求められていません。だから何かあれば「勉強があるから」という逃げ道がある。が、「競技で結果を出したい」というのが本気であれば何かを犠牲にしながらやらないといけない部分はあると思います。

 

「何もしなくても速い選手がいる」というのが現実であれば「普通の選手」は多くの時間を使って「競技力向上」のために取り組まないといけない。この部分は夏休みに入ってから一度話をさせてもらいました。が、それが本当に実行できているか。「夕方1時間は補強」といっても全員がきちんとやっているかどうかは分かりません。記事の中にもありますが「自主性」という部分も「そんなことを言っていたら3年間は終わってしまう」と書かれています。これも真実だと思います。ある程度の部分までは強引にでも引き上げないといけない。もちろん、「競技は遊び」と思っているくらいの選手であればそこまでする必要はないと思います。「真剣に競技をする」という感覚であればやはり「何かを犠牲にする」という部分は必要です。「勉強最優先でやっている選手には負けられない」と思う気持ちは必要だと思います。

 

結局は「勝てば官軍」です。負けているときには何を言っても認められませんが、強豪校に勝つことで「言っていることは正しい」となります。人間の感情なんてそんなものです。仕方ない。きれいごとではない部分が世の中にはあります。そこを否定しながら生きていくというのは「他者批判」をして終わる部分です。面白くはない。まーそんなものかなと。

 

金曜日に少しだけ練習前に話をしました。下関国際の監督さんの話を交えながら。本当に勝負しようと思ったときにどうするのか。良い方は悪いかもしれませんがskyは山口県唯一の体育コースがある学校です。その学校が支部大会でリレーで4位になる。マイルも同様に普通の学校に負けてしまう。これに対してどう感じるのか。レースを1本走ったら「足が痛いから走れない」といって次のレースには出れない。こんな状況で県総体などを勝ち抜いていけるのか。女子のマイルで4分24秒かかる。これでは中国大会に進むこともできない。ここに対して本当に「危機感」があるのかどうか。

 

技術練習をしたとしても結局「結果」です。どのような練習をしたとしても「結果」がどうか。「勝てば官軍」です。正しいか正しくないか、細かいか細かくないかだけではなく「結果」がどうか。良い方は悪いですが「勝つためには手段を択ばない」くらいの気持ちで練習が問い組めるのか。「強くなるために手段を択ばない」くらいの覚悟が持てるかどうか。

 

前にも書きましたがレースが上手くいかなかった理由に「加速段階を失敗した」みたいなことを言うことがあります。が、その加速段階が上手く走れていたら11秒0で走れたのか。バックストレートの走りが・・・という部分があったとしてもそれが走れたら50秒台で走れたのか。今は11秒7や54秒でしか走れません。その状況で「技術的」な部分や「レース展開」という枝葉のことをいっていても記録は出ません。根本的な「競技力」が上がらなければ「小手先の話」にしかなりません。「理論的なこと」だけではなく「競技に対する根本的な考え方」や「取り組みの姿勢」が重要になります。その部分から目を背けて「スタートが・・・」と言っていたところで強くなることはありません。

 

実際、技術的に指導を受けていなくても400mを52秒くらいで走る選手はいます。100mで11秒5を切る選手も。gt先生と話をしていた時にnykでは「11秒1と11秒4で走る」という選手がいます。スプリントに関しては細かいことはやってません。それでも「速く走れるようになっている」というのが現実です。そこから目を背けてほしくない。どのレベルで「競技をやる」と言っているのか。「体育コースがある学校で競技をやりたい」と考えているのであればそこの部分にどれだけの力を注げるのか。

 

これらのことも何度も話をしています。私の話が分かりにくく入らないのかもしれません。これから先、同じような話をしても結局は伝わらないのかもしれないと思う部分があります。「何とかしたい」という気持ちはあります。選手にも話していますが「誰か一人が強い」というのではなく「全員が強い」組織になってもらいたいなと。それは「私個人」のスタンスです。持っている力を最大限に引き出してもらいたい。が、その基本となる部分は「取り組みの姿勢」だと思います。走る量も増やしていかないといけないと思っています。この部分も含めて難しいのかもしれません。

 

高校生です。ある程度の「強さ」を求めたい。精神的にも肉体的にも「強さ」がなければ勝負できない。伝わらない部分がずっとあります。求められていないのかもしれません。「強くなりたい」という部分に対して何が提供できるのか。

 

分かりません。何ができるんだろうかという「想い」がずっとあります。

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支部新人に想う

2022-08-22 | 陸上競技

17日の水曜日に支部新人が実施されました。天候が不安視されましたが何とか実施できたという感じです。昨年度は台風と大雨の関係で中止。秋に代替大会を実施。支部の大会をどのようにやっていくのか。これから立場が変わることが出てくるのか。その前に色々なことが変わるのか。考えさせられます。

 

大会自体はタイムテーブルを大きく変更しながら。長距離種目を炎天下の中で実施するというのは難しいので時間帯を早めました。一番最初に競歩を実施、その後5000mをやってからリレー、3000mという流れ。5000mの直後に豪雨となり30分程度軒下で待機するという感じになりました。こうなると・・・。怪我だけはして欲しくないという感じではありましたが。レース自体は本当に「手ごたえなし」でした。男子のリレーに関してはレースで4番目。この日の朝に「足が痛い」という選手も出てきました。結局、何も変わらないまま今を迎えていると思います。

 

一顧問として批判を受けるかもしれませんが。今の状況では「厳しい」というのは変わりません。今年度以上に来年度は厳しいのではないかという気がしています。今年度強かった他校の3年生がいなくなります。その結果「勝てる」可能性が高くなっただけで、県外の学校と比較して「圧倒的に弱い」と思います。男子に関しては個人で決勝ということもかなり厳しい。昨年の冬に言い続けてきましたが「本質的な変化」がないのかもしれません。

 

時期的に記録が出ないというのもあるかもしれません。しかし、「力負けしている」というのがあります。話をしていいると「ウエイトの総重量が上がった」という部分。しかし、競技をしたら記録が出ていない。ウエイトをしたことがない選手にも記録で負けています。この状況で「結果が出ている」と言えるのか。他人事として考える気はありません。技術的なことをやったとしても結局「勝てない」のであればそれは「正しくない」となる気がしています。

 

これに関しては「プロセスが大事」というのもあると思います。しかし、結局「結果」で評価を受けます。どれだけ「技術的なこと」をやっても「走練習中心」の学校に勝てなければそれが「実力」なのだと思います。すべての競技会に調整して出ているわけではありません。しかし、ある程度の「結果」がなければ選手自体もしんどくなるのかなと。何をどう変えていくのか。ここに関しては本当に考えていかなければいけないと思います。

 

周囲に見えるのはやはり「結果」だと思っています。その「結果」が出せなければブランドだけではやっていけない。今回自己ベストが出たのは100mHの15秒5くらいかなと思います。この記録も県総体の時点で出ておかなければいけない記録。国体練習の時に「15秒中盤では走れる」と話していましたが実際に走れました。15秒5は県では勝てるかもしれません。残念ながら16秒台で走る選手さえ県内にはいないというのが現状です。県内だから勝てますがこれが中国地区になった時には予選通過も厳しいでしょう。

 

それ以外の記録は・・・。現実を受け止める。選手には「私が指導する意味があるのだろうか」という部分も直接伝えました。批判があるかもしれません。それはそれで仕方ない。現状をどのように理解して客観視するか。このblogに「本当に順調です」「秋には結果を出します」と書いたところで「事実」とは異なる部分になります。飾っても仕方ない部分があります。

 

このままどこに向かうのか。何とかしたいという気持ちはあります。「真面目だから」と言われますが「やるからにはきちんとやりたい」というのがあります。もう時代に即さないのかもしれません。部活動の在り方も考えさせられる部分です。

 

記録として。戦える状況になるのかどうか。危機感を持つといわれますがそれは「内省」だけでできるのかどうか。

 

大阪に遠征で行く予定でしたが状況を鑑みて中止に。予定していたホテルにキャンセルの連絡をしました。相手方からは「全額のキャンセル料」を請求される。納得ができないので話をすると「半額払え」と言われる。ホテルのキャンセルポリシーを確認すると「5日前から3日前まで」は「10%」がキャンセル料ということ。そのことをホテル側に伝えると「団体扱いだから」と。そんな話は聞いていない。キャンセル料が発生するのは仕方ないと思います。しかし、何の説明もなく「全額払え」「半額払え」というのは納得できない。

 

そのことを伝えると「確かに説明はしていない」と認めたうえで「でも、キャンセルしたのはそちら側だから払え」との要求。キャンセルポリシーにある「10%」は払う必要があるが「半額」は納得できないという部分を伝えていると、「どうせ払う気がないんだろうから10%だけでも払え」となる。いや、「払う気がない」というのではなく「説明もなくキャンセルポリシーにもないのに金を払え」というのはおかしくないかという部分を話しているだけです。

 

挙句の果てに「二度と電話してくるな」と言われて電話を切られる。もうなんだかよく分かりません。「生徒にプラスになれば」と思って行動をしてもそれが自分にとって「精神的な負担」になる部分が大きい。自分の中でしんどいなと思う部分が増えています。どうしたものか・・・。

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気分転換か?!

2022-08-18 | 陸上競技

合宿が終わってから2日間はフリー。自由に時間が使える。

 

日曜日は朝から8キロの散歩をして娘を迎えに。小論文の添削を依頼されたので。週末に試験があるのでそれに向けて。ほとんど力になれていませんが、本人が目標に向かって進むのであれば多少なりと協力したいなと。結局、私自身が力尽きて昼寝してしまったのでそれほど見れていませんが。それなりの関係が保てています。それなりに話もしますし。自動車学校を卒業したとのこと。自分でバイト代をためて自動車学校に入っています。免許を取ると別の心配もありますが(笑)。

 

月曜日も同様に朝から散歩。この日はnykに短距離の指導をしに行きました。以前gt先生に依頼されていた部分が先延ばしになっていました。「バトンを教えて欲しい」ということだったのでその要望に応えて。アップが終わってからバトン練習に。バトンの基礎基本から。渡し方からです。とにかく「知らない」のでその部分を伝えておきたいなと。こういう部分を丁寧にやるというのは少ないと思います。私自身はバトン練習は最大のスピード練習だと考えているので2日に1回はバトン練習を中心に練習ができるといいのかなと思っています。バトンは技術だと思います。試合が近づいたからやるというのではなく年間を通じてバトン練習をしておくことは重要だと。

 

10バトン、25並走、3060を。直線で60mしか取れないのでそこでやれる練習をしっかりとやるように。最近自分自身の「感覚」が鈍ってきている部分もあります。こういう機会を常に持てるのはありがたない。幸い色々なところから「練習を見て欲しい」と依頼があります。ジプシーのような形になるのかもしれませんが、こういう形で「陸上競技の普及」に貢献出来たらいいのかなと思っています。これも人それぞれの考え方だと思います。細かい技術的な練習をしていないとgt先生は言っていました。それでも11秒1と11秒4くらいで走る選手がいます。こうなると「考え方」も見直さないといけないなと。やはり「走る練習」というのは重要だと思います。

 

高校生レベルであれば「質」を求めてやっていける選手は一部なのではないか。細かいこともやりながらしっかりと走るというスタイルになればまた違ってくるのかもしれない。本数を少なく集中して走るというができるレベルになるのかどうか。出力が高いので本数が少なくてよいというのは「普通の選手」には当てはまらない。「基礎基本」を徹底的にやりながら「かなり走る」という練習スタイルができれば違ってくるのかもしれないなと思っています。nykの選手は細かい部分はこういう時にやっておいてそれ以外の時はgt先生に言われたとおりに走練習をしっかりとやっておく。これだけでずいぶん違ってくると思います。知的好奇心はあるのだと思います。普段細かい部分を受けられないからこそ、こういうチャンスを生かそうとする。

 

本数を指定していましたが上手くいかないときにはまたやり直しをしていました。自分たちで。こういう部分の「取り組み」は普段からのことだと思います。「走るだけ」ではなく「何とかしたい」と思うのだと。そこにはgt先生がしつこく「言って聞かせる」というのがあるのかなと。IHで優勝する選手が出る。そこにはやはり理由があると思います。自分自身も色々と考えながら様々な練習を見ておきたいと思います。ジプシー生活をするのもありかなと真剣に考えています。必要とされるところで必要な指導をすることで「競技の普及」にはつながるのかなと。

 

そこから息子を迎えに行って帰宅。夕方再び6キロを歩く(笑)。どれだけなのか。

 

気分転換にはなったのかなと。色々なことができるといいなと思っています。本当に。

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国体合宿3日目2022

2022-08-18 | 陸上競技

全く書くことに届かず。1週間前のことになってしまいます。こうなるとblogを書く意味があるのかどうかさえも怪しくなってきます。記録として。

 

3日目。この日が最終日となっていました。午前中のみの練習。3日間バランスを見ながら練習をしていました。タータンで毎日走るというのはあまりないので、かなり疲労感があるのではないかなという気はしていました。本人たちに確認をとりながら。できないのかなと思っていましたが「まだ動ける」と。こう考えると自分自身の「感覚」が鈍っているのではないかなという不安になります。「量」に対して「過剰に敏感になる」ところが出ているのかも。これは自分自身にとって大きなマイナスだと思います。もっとできる部分はある。よくない。

 

練習に関しては前日までの復習という感じにしました。練習時間自体が2時間半程度になるので1時間半くらいで終わるように。身体を動かせるようにしてから一歩目、5歩目、二次加速、マークを置いて加速していく感覚。このを全て2本ずつ。疲れはありますが動き的にはまずまずかなと思います。連続で練習をしているので疲労感はあるはずです。それでもきちんと走れたのは大きいかなと。ヨンパの選手はこの局面ではピッチが上がり切りません。ある意味仕方ないかなとは思いますが。100mの選手はスパイクを履かず。元々練習量が少ない選手ですから。この手の選手であれば本数を絞って疲労をさせないというのが最優先事項になるのかもしれません。長いスパンで考えたときには200mまで戦う必要があるでしょうから。そこまで見据えると時と場合によってはある程度走るほうがいいだろうなと。私が考える話ではないですが。

 

そこからは補強。ハードルがたくさんあったのでそれを利用しながら。昨年はハードルだけの練習ができたので100mの一歩ハードルを実施しました。40台くらい置いたのではないかなと思います。今回はひたすらリズムスキップなどを。せっかくなので連続歩行をしました。せっかく並べたので写真を撮っておこうということになりました。一応選手が映るように撮影を。

 

 

これを連続歩行で6本程度。動画を見てkd先生からは「膝が締まっていない」という指摘を受けました。今回の練習の中ではその部分については触れませんでした。時間があればそこまでやったほうがいいのかなというのはあります。今回は「加速段階から中間へ」という流れの中でやっていました。細かく言うと加速段階の1歩目から膝が締まっていいポジションに入ることが重要なのですが。これはまたの機会に。

 

連続歩行をやっていると日本代表になっている選手が「面白そう」と言って参加してくれました。相変わらずです。日本選手権優勝をしても何も変わりません。お手本になると思ってやってもらいました。股関節の柔軟性がすごいですね。走りの中で生かせる。こういう部分は高校生も見習っていかなければいけません。無理やりストライドを伸ばすのではなく自然に伸びていく。行為部分は重要。

 

残りの時間はぎりぎりまで腹筋などをやっておきました。基礎基本の腕立て腹筋背筋。骨格の部分も影響してクランチなどの腹筋ができないという選手がいることが発覚。骨盤の関係なのかもしれません。全体的な筋力の向上が必要なのは間違いありません。しかし、やり方を考えないといけないなとあらためて感じました。

 

最後に「国体に向けて」ということで動画撮影をすることに。その前の一コマ。

 

 

こういう集まりがあるから少しずつチームとして活動できるのかなと思います。私は自分にできることをしっかりとやるということで対応させてもら感じです。合宿終了後に、親しい選手から連絡をもらって少し電話で話をしました。人はそれぞれ思うことがあります。共感できる部分が多い。お互いに歳を重ねこれからの身の振り方を考えたときに「何を選択するか」は重要だと思います。それぞれの考え方ややり方を尊重しながら進めていければと思っています。そういう部分も私がやるべきことなのかなとは思っています。

 

時間が過ぎてしまっているのでその時の想いがずいぶん薄くなっているかもしれません。まーそんな感じの国体合宿最終日でした。

 

 

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国体合宿2日目2022

2022-08-15 | 陸上競技

毎年書いているのでわかりやすく年度を書いておけばいいのではないかという気がしてきました。別にそこまで重要かどうかは分かりませんが。特別なことをやっているとは思いませんが、やはり「何をやったのか」というのは記録しておきたいなと思います。

 

2日目金曜日。この日も前日に引き続きスプリントとハードルを。ハードルに関しては「8月中に県記録を更新したい」という考えがあるというのを聞きました。400mHと100mH。できるといえばできると思いますが、この1か月半はショートハードルのことは一切やらないようにしていました。大きく走る感覚と「刻む」感覚では全く違う部分があります。インターハイで入賞するという大きな目標の下、100mHはやらないという選択をさせてもらいました。もちろんogw先生にも本人にも了承を得て。数試合あるのでその間に100mHの県記録更新をしたいという無茶苦茶な要望(笑)。国体に向けての練習もあるので8月中はショートハードルに集中かなという話をしておきました。今度は表彰台の一番左側に乗れるようにやっていかなければいけないので。

 

午前中はスプリントとハードルもある程度同じ感じで。股関節周りの補強や連続抜きなどを実施しながら。進みながら動きを作るという感じの中で。この日はskyも競技場練習となっていました。こちらは室内での練習とさせてもらったので女子のハードル選手だけは一緒にやることに。5レーンしかない中で男子のショートハードルを入れると練習場所の確保ができなくなります。この部分も考えながらです。本当は一緒にできるとよかったとは思いますが。

 

スプリントに関しては前日の復習という感じで。午後からやりたいことがあったのでそちらに繋げていくために。短期間での練習です。「練習内容の紹介」という感じで色々な練習をやるというのも一つの手だと思います。しかし、徹底的にやるという部分では3日間ポイントを絞ってやるほうがいいのではないかなと思っています。たくさんのことをやって「消化不良」を生み出すよりも「きちんと理解してやる」という形にするほうがいい。1日目にやったことと同じ内容を次の日も実施することで「何をやりたいのか」「何が必要なのか」を明確にすることができます。何度も説明することと「実際にやってみる」ことで見につく部分があると思うからです。ここに関しては考え方の部分もあるので。

 

ハードルに関してはハードルの基礎ドリルをやってから踏切の練習まで。一歩ハードルまでやりました。1人は県記録を更新したいという国体候補選手。もう一人は現時点で1・2年生ランキングで100mHと400mHの2種目で県トップのskyの選手、残り2人はほとんど試合に出たことがないskyの選手。いや、幅広い(笑)。それでも基本的な部分は同じだと思います。この部分はある程度任せながらというのもあります。何度もハードル練習会に参加してくれているので「基礎基本」に関してはある程度できるようになっています。一人で2つの部分を見ることになっていたのできちんとできるように配慮しながらですね。

 

午後からも同様の展開。補強系や股関節系の練習を実施してから同じ展開で。ハードル系は1台目までのアプローチを。始めたばかりの選手たちは中学生用の高さに設定して。まずは「跳ぶ」という経験が必要です。学校の練習では走ることさえできていなかったので本当にハードルが跳べるのかという疑問がありましたが。思ったよりも跳ぶことができました。まずはここを徹底。レース展開も考えたにといけない選手たちはより専門的に。1台目までのアプローチを積極的に入りたい。意図的に1台目を低くしてから2台目を正規に。この部分は様子を見ながらという感じですが。1台目を低く前方向に進むことでスピード感を体感することができます。そのまま4台目まで時間をかけながらやっていきました。もう何回かできれば13秒8前後までは感覚が作れるかなという感じがあります。skyの選手も大幅ベストが出せそうなところまでは来ています。これが継続できれば・・・ですが。

 

スプリントは昨日の続き。この日は「2次加速」の部分の「ピッチアップ」に関してしっかりとやることに。「2次加速スティック」として前任校ではかなりやっていました。実際の走りとは違う部分がありますが「ピッチのコントロール」という部分です。自分で少しずつピッチを上げていく感覚を作る。いきなりギアを上げるのではなく「スムーズに加速する」という部分の練習です。10m加速でやります。この加速区間は「全力」ではなく「余裕」を持って入っていって自分で「徐々にピッチが上がる」という感覚を作っていきます。加速区間を作るためには必要だと思っています。そこからマーク走を実施。前日にやったマーク走の中に「5本目まではリズムの安定」を意識してそこからは「徐々にピッチアップ」「徐々に体を起こす」というのをやっていく。すべての練習には意味があると思っています。

 

進学校の選手、「頭で理解できる」が「体現できない」と言っていました。しかし、やっていくうちに徐々にできるようになっていきます。こういうやり取りは最高に面白いなと思います。「やりたいこと」を理解してそれを実際の走りに落とし込もうとする。skyの選手もいましたが「気持ちよく走れる」と言っていました。「スーッと」とか「タタタタ」とかいう「擬音」で表現することが多い選手です。こういう場合は「感覚を言葉にしてもらう必要はない」と思っています。表現できないでしょうから。自分がスムーズに走れて「スーッと走れる」のであればそれでいい。まだまだ切り替えが遅れてしまう部分がありますがそれをある程度の時間をかけて改善できればいいのかなと。

 

さらに最後に「中間マーク」まで。加速段階を作ってから中間で動きを安定させる。本数的にもかなり走っていると思います。その代わり時間をとりながらです。めちゃくちゃ走ったとは思いません。選手によっては「学校鵜の練習スタイルと真逆」といっていました。ミドルスピードで走り込みが多いが今回は「スピード」を出す。別の選手は「頭が疲れた」とも。実際のレースでは考えながら走ることはできないと思います。こういう練習の中で「動きを作る」ことができればレースでは自然に走れるようになると思っています。

 

良い感じになったような気はしています。選手と対話をしながら確認をしていけたらと思っています。こういう時間は楽しい。周りにいた人も「楽しそう」と言ってくれていました。私自身がという意味だと思いますが。こういう形でも「やりたいな」と思うことができるのは大きいなと思っています。とにかく自分の感覚を保ち続けたい。どこで発揮できるか分かりませんがここだけは大切にしたいと思います。

 

本当にクラブチームを作るというのもありかなとあらためて感じました。「やりたい」と思うことと「やりたい」が一致することで何か化学反応が生まれる気がします。自分自身で何をするのかを考えていきたいなとあらためて感じました。

 

ぼちぼち。

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