kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

幸せな時間

2022-10-31 | 陸上競技
思うことを。

土曜日の夜、山口に宿泊しました。土日て県体が実施されたので。帰宅したら1時間以上かかるので個人的に宿泊することに。ここに関しては毎回このような感じです。朝も早いし。

親しい方々と食事をしてから宿舎に帰ろうと思った時にスマホを確認すると着信が入っていました。尊敬する指導者から。種目は違いますが、私が初任校で本当にお世話になった方です。「女子の指導について」の多くを学ばせてもらいました。この方との出会いがなければ今の自分はないと思っています。kd先生と出会い、初任校でimd先生と出会ったことは他の人とは違う「幸せな出会い」だと思います。imd先生は何もないところからtokushoのバスケ部を強豪校にされました。県で優勝することもありました。女子の指導に関してはimd先生から学んだ部分が本当に大きい。

何をやっても「だけらkanekoはだめなんだよ」とダメ出しをされていました。初めてインターハイに出場した時も「400やろ?やっぱり花形の100でインターハイ行かないと指導者としてダメやろ」と(笑)その言葉はずっと覚えていて数年後にリレーと100m200mでインターハイに出場を決めた時にすぐに報告に行きました。「そんなこと言ったかなあ?」と言われましたが(笑)それでもimd先生から多くのことを学んだというのは事実です。

当時から「教えて欲しい」という人間がいたら全てを教えると言われていました。自分で他県に行く道筋を作って活動をする。強豪校に対して積極的に突っ込んでいく。今は大御所ですが最初は違ったのだと思います。今も昔まで私にとっては本当に存在が大きな指導者です。

色々と話をしました。その時に「お前はこれまでやってきたことを忘れていないか?」とも。元々「何もないところ」からスタートしてチームを作ってきました。それが原動力だった。それがあったからチームを強くできたのではないか。原点だと。

imd先生は当時からすると「指導のやり方」は変わったと言われていました。しかし、根本は変わらない。与えられた場所で何をするのかを考えてやる。「何がなんでも勝ってやろう」というのが今ではなかなかできない。それでも勝つことは諦めないし、一泡吹かせてやろうという気持ちは変わらない。勝ち負けだけではなく「勝ちたい」「上手くなりたい」という気持ちを持っている選手ならそれに応えてあげることが大切なのではないか。

こんな話を2時間くらい二人きりで話をしていました。これは私にとって本当に幸せな時間でした。あっという間に過ぎていく時間。自分自身の中にある大切な想いを思い出させてもらえる部分。大切な大切な時間でした。本当はもっと詳しく書きたいのですが。

更に。土曜日に前任校の3年生がわざわざ会いに来てくれました。私に会いに来たわけではないと思うのですが(笑)仕事が終わるのを待っていてくれて、就職先が決まったとか進学の受験先が決まったという報告をしてくれました。ここ最近の頑張っている状況も併せて。県知事に学校の取り組みを報告したりと目立つ場面もあったようです。

1年間しか見ていません。その私にわざわざ会いに来てくれるというのは本当にありがたいなと。だたった1年間。それでもこの子たちに何を残せたのかなと。転勤して以降も教えたことを徹底的にやってくれていました。インターハイには届きませんでしたが本当に強くなってくれていました。

これも他の先生から言われたのですが試合のアップも私が教えた「バランス系」の練習を取り入れて今でも続けてくれています。精度は落ちているかもしれませんが、それでもこうやって「やってくれている」というのは本当に大きなことだなと思います。

尊敬する指導者と話ができて、多少なりとも慕ってくれる前任校の選手たちがいる。これだけで本当に幸せなだなと思っています。やってきたことが間違っていなかったと強く感じます。周りの人から支えられ、助けられて生きています。それだけは確かです。

自分がやりたいこと、やらないといけないこと。gt先生ともよく話すのですが「役割」というのがあると思います。今回も試合でハードルで結果を出せた選手が喜んでくれていました。ずっとずっとハードル練習会に参加してくれていたsmshoの選手が100mHで3位に入って表彰台に乗る。賞状ももらっています。当初はどうにもならんなーというレベルでしたが最後の最後までハードル練習会に来てくれました。本人の努力とkws先生の指導の賜物だと思います。こういう姿を見ていると「指導して良かったな」という気持ちになります。

ハードルのレースが終わってからogw先生が「みんなkanekoさんの教え子みたいになってますね」とボソッと言っていました。そんなつもりはありませんが、これだけの頻度でやっていくと気にはなります。何かあれば「どうしたらいいか?」と聞きに来てくれる。本当にありがたいなと。

なんかよくわからない文章になりますが。思ったこと、感じたことを素直に書いておきます。幸せな時間をもらいました。本当にありがたいことです。感謝しかありません。
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いやはや

2022-10-27 | 陸上競技
なかなか更新に届きません。過去最高かもしれないくらい仕事があります。年齢的なものというよりも「本当に必要なのかどうか」という感じなことも多くて。

朝から放課後まで全く休むことなくやらないといけないことが多くあります。働き方改革ってなんですか?部活動を外部委託したら済むんですか?そこじゃないやろというのがありすぎて洒落になりません。

効率的に何かをしたいと常に思ってます。が、古き前例主義の中では何もできない感じがあります。こういう性格ですから声を大にして異を唱えています。なかなか響きません。

午前中3時間授業。合間の1時間は本来発生することなかった大問題への対応。午後からずっと保護者会。保護者と話をするのが嫌なわけではありません。性格的に話をするのは苦ではないので。それでも拘束時間が多すぎる。どこまでやるのかというのも含めて考える必要があるのかなと思っています。

ありがたいことに「来年も担任をやって欲しい」という話をもらいます。が、これだけ負担が大きいと自分のライフバランスとしてしんどい部分があります。処理しないといけないことも沢山あります。すごいストレスを感じることもあります。「担任だから仕方ない」と言われるのであれば「拒否する」というのもありなのかなと思ってはいます。半端なくやることがある現実。

部活に顔を出すことさえできません。それなのに世の中は「部活動が悪だ」という風潮。指導できるかどうかは全く別問題で「指導を求める」人が多くいることもストレス。

まーよくわからないけどストレスMaxというのだけは確かです。
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どこで満足するのか

2022-10-24 | 陸上競技

思うことを。

 

指導することについて最近はよく考えます。「学校」という枠の中で考えていていいのかどうか。これまでこだわってきた「学校」という縛りの中でやれることは今後変わってくると思います。U18やU16に参加している選手の中で「クラブチーム」という形で参加している選手が増えています。「中学校」「高校」というカテゴリーではなく「一般」というカテゴリーになっている。これまでやってきた「全中」や「インターハイ」という各カテゴリーの最大の大会に出場することが「大きな目標」ではなくなってきている。

 

もちろん、指導する側にとっても「全国大会」は大きな目標です。インターハイで入賞、国体で入賞などは選手自身のモチベーションを維持するためにも必要な要素だと思います。しかし、「地域で」という社会体育が大きくもてはやされる中では「部活やっています」というのが批判的にとられられる可能性もあるのかなと。ここに関しては難しい分もありますが。

 

周囲を見ていると「県で入賞」というレベルで満足する感じもあります。もっともっときちんとやれば「全く違う結果」になると思う部分もあります。しかし、これは「言われて分かるもの」ではないのかもしれません。自分自身が気付くことができるかどうか。そうなると「高いレベルでもまれる」というのは必要不可欠になるのかもしれません。地方都市ではこれができない。県外への選手流出も危惧される部分ですが、「一般」として「全中」も「インターハイ」も目指さないという選手が増えていくことでこの流れは止められないのかもしれないなと思っています。

 

「県内でのレベル」で物事を考えたくない。これはずっとずっと言ってきたことです。しかし、現状では県のレベルが著しく低下しています。来年度のことを考えると「インターハイに行く」という選手が県内でどれだけ出てくるか。次の年はもっと少なくなるかもしれません。インターハイに行くというのが目標の選手がいるのは当然だと思います。「全国で戦う」という言葉を出しても「分かっています」という感覚の中で「夢」のように感じられるのかもしれません。現状かなり厳しい県内のレベルだと思います。

 

そうなると今の自分が何ができるのかについて本当に考えさせらえます。役に立つこともないのかなと。県全体のレベルを上げたいとずっと思ってやってきました。これは「思っているだけ」ではなく、ある程度行動に移してきたつもりです。合同合宿をしたり、練習会をしたり。が、今はそれさえも「求められない」のかもしれません。求めている人もいるのかもしれません。が、実際問題それができているかどうかは疑問です。

 

gt先生と話をしていると「共通する感覚」があります。周りから見たら「こいつ何言っているの?」と思われるのだと思いますが(笑)。が、その感覚というのは「万人に共通するものではない」のだと思います。仲間を増やしたいなと思ってやってきましたが、それが本当にできるのかどうかは今ではもう分かりません。マニアックだとかではなく。どうすれば強化できるのかを考えるとなんとなく「答え」は見えてきます。が、それが実行できるかどうかは別問題です。

 

この手のことばかりを書いている気がします。分かってもらえないでしょうね。何かをすれば「勧誘活動」と揶揄されたりします。今は「どこの選手が強くなってもいい」というくらいの感じがあります。本来であればskyが「目標にされる選手たち」でなければいけません。どうすればskyに勝てるのかを考えて指導者と選手が「チャレンジ」する。それが今では崩れています。他校に負けることも多く、「skyに勝ちたい」と思われるほどの力を出せているかどうかは微妙な所です。どこかに「負けたくないチーム」というのが存在しないといけないのではないか。「集まっているから強い」というのではなく「大きく伸びているから勝てない」と思わせるようなチームがいるかどうかは他校の選手にとっても大きな刺激になると思います。

 

県内で「競争」する部分が生まれるかどうかは大きいと思っています。県内で「1位」になっても中国地区で予選さえ通過しないとい種目も増えています。そうなると「取り残される」だけです。そのことに危機感を感じてもらえるかどうか。それもなくなんとなく「県内で勝てばいい」という風潮になると、来年度の中国大会で勝ち上がれる選手がいなくなります。それぞれの学校単位の問題ではなく、「県全体として危機的な状況」だという認識が持てるかどうかだと思っています。

 

最近は文章を書くのも下手になっている感じがあります。殆ど更新できていないのもその要因かもしれません。少しずつでもまともに書いていければいいなとは思うのですが。モチベーション自体も上がらないというのもあります。自分を保てるかどうかは難しいなと思っています。

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取り組み

2022-10-21 | 陸上競技

国体から戻ってきて10日くらいは過ぎています。が、なかなか回復している感じがありません。結局休めていないのが大きな要因かもしれません。こればっかりは仕方ないのですが、県新人の前から全く休むことなく突き進んできた反動が大きいのかなと思っています。

 

国体の期間中にあれこれ考えました。話をする機会も多くあったので意見を聞きながら。今後どのようにするべきか。少し書いたと思いますが「ハードル練習会」をもっと組織立ててやっていけたらいいなと。スプリント練習会も含めてでしょうか。

 

gt先生とも少し話したのですが「時代の変化」について考えていく必要があります。既成概念の中で何かをしたとしても変化にはついていけないと思います。社会は大きく変わってきています。これまでの「部活動」とは大きく変わっていく。「クラブチーム」のような形が増える。今の潮流は「サービスは有料」というのがあります。これまでのように「ボランティア」として何かをするというのは流行らない。更に「お金を払って活動する」ことがステイタスになってきたりもします。こうなると「部活動」は存続が厳しいだろうなと。

 

私自身も「クラブチーム」についてはずっと考えています。月謝を取ってその中で活動する。そこからの収入が生計を成り立たせるほどのものにはなりませんが、「副業」としては悪くないのかも知れません。こういう部分をやっていたらいつの間にか「教えること」がビジネスになってしまうのではないかなと危惧する部分があります。元々「選手が強くなる部分を支える」というのがありましたが、それが「お金を得るための手段」になってしまう。これは本意ではありません。

 

これまで学んできたことを選手に還元する。学ぶためにかかった費用を回収するというのは考えたこともありませんでした。私自身が「好きでやっている」という部分があるからです。それなりに指導はできると思います。実績もそれなり。逆に「指導経験がない」場合でも「セールス」が上手ければ「ビジネス」として成功します。「結果を出す」という部分だけではないからです。こうなると「競技の指導」ができても「プロモーション」や「情報発信」が上手くなければ「儲からない」ということになります。

 

別に儲ける気はサラサラありません。今後クラブチームを作るとしても「高い月謝」を取らなくてもいいかなと。運営費や交通費が確保できるくらいのお金があれば別にいいんじゃないかなという気もあります。時代には合っていないかもしれませんが。本気で強くなりたいというのがあれば別に学校を問わずにサポートをしてきたつもりです。そのことを見ていて理解してくれる人もいます。しかし、これから「販売活動」をするのであれば「分かってくれる人にだけ分かってもらう」というのは合わないのだと思います。「広く浅く」というのが必要。

 

陸上の本質的なことを理解してやらなくても「見栄えがいい」とか「トークが上手い」というだけでずいぶんビジネスになります。私は口下手なのでそのあたりはだめかもしれないですね。儲からない(笑)。

 

幸い1年前から継続的に実施している「ハードル練習会」ですが、毎回来てくれる選手もいます。無料で「専門的な練習」ができるというのはメリットだと思います。長い間高校生を見てきているので「高校生に必要なこと」を見極めて実施できるという部分は大きいと思います。自分がやっていたからとか、有名な選手に関わったからというのではなく「必要なこと」を判断して実施してきました。それが県内のハードルのレベルを上げることにつながるからです。そこは必須かなと。

 

今後、どれだけの高校生が練習会に参加してくれるのかは分かりません。同じようなことを他の地区で他の人がやるのであればそれはそれでいいと思います。間違ったことをやらないのであればですが。自分の指導が評価を受けるというのではなく「選手が強くなる」というのがあればそれでいいのかなと。やり方は異なったとしても行きつく先が「同じ」であればそれでいいのかなと。

 

ハードル練習会はしばらくは無料でやりたいと思っています。それぞれの学校での取り組みの邪魔にならないように「土曜日の午後」というスタンスは変えないつもりです。午前中は学校でしっかりやってもらって午後からはハードルの専門的なことをやる。中学校の部活動ができなくなったとしても「土曜日の午後」は続けたい。日曜日にすると高校の練習の流れを邪魔することになるかなと思っています。

 

ハードルの強化をしたいと思っています。もちろんスプリントも。人と人をつなぎながら競技の強化ができればいいなと。自分のやりたいなと思うことと違うことも多々あります。そうであればそこから抜け出して「自分にしかできないこと」をやるほうがいいのかなと。学校へのこだわり、立場へのこだわりはありません。自分が役に立てるのであればやりたい。「強くなりたい」と思う選手がいるならそれに応じて対応はしたい。そう思っています。

 

まとまりませんが。何かを自由にやってみたいなという感覚があります。できるかどうかは分かりませんが、行動に移していきたいなと思っています。

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外の世界を知る必要性

2022-10-19 | 陸上競技

思うことを。批判でもなんでもなく「現実」について。

 

先日、田島記念が開催されました。山口県で行われる一番大規模な大会です。2011年に国体があってそれ以後全日本実業団、日本選手権が実施。1年に1度は田島記念があって昨年度からグランプリになったので出場選手が大幅に増えました。

 

栃木国体で様々な問題点が浮上しました。色々なミスがあって救済措置や審議になる場面が多く見受けられました。これに関しては「他人事」ではないと思っています。山口県も同様。地方都市に関しては「審判の高齢化」という避けて通れない問題点があります。

 

他の競技とは全く違う部分。これは「種目が多岐にわたる」というところです。体育館の中で行うバレーやバスケであれば主審がいて副審がいてという感じでできます。それほど大人数ではなくてもできる。が、陸上競技に関してはかなりの人数が必要です。レースだけを見ても「スターター」「出発」「観察」が必要でそれに「写真判定」で記録を計る必要がある。ハードル種目になると「ハードル設置」が必要になって、正しい場所に置かれているかどうかを確認する。これだけで多くの人数が必要です。

 

「マーシャル」という係もあって「競技がスムーズに進める」という人もいます。今回の大会ではこの「マーシャル」が10人くらいいたような。本当にそれほどいるのかどうかは不明ですが。誰も声を出していない状況であっても「スタート前は静かにしてください」という看板をもって立つ。補助員が看板をもってその隣に「マーシャル」が立っている。この仕事だけでも2人は必要ないのではないかなという感じもあります。

 

世の中では「前例主義」がはびこっています。これまでやってきたことを「そのまま継続する」という部分です。面白いのが山口県では「練習場係」が存在します。どこにでもあるのかもしれませんが。これは山口国体の時に補助競技場の道具の準備などをするので5人くらいが配置されていました。それ以後、「県選手権」や「記録会」などでも補助競技場が使われるときには必ず「練習場係」がいます。複数人。300mHがあるときにはスタートラインやハードルの設置場所が分からないので私がやりました。

 

先日の大会で「ハードル種目」の実施時に若干もめました。レース前に1本練習できます。その時に4台目、5台目を倒します。が、レースが始まる前にそのハードルを誰も立てません。レースが始まらないので慌てて周りにいる人に声をかけて立てました。選手はかなり待たされていました。「なぜレースが始まらないのか」という雰囲気もありました。次のレースも同様だったので慌ててハードルを立てる。

 

その際、観察の審判から「これは観察の仕事ではない」と言われました。え??という感じです。それを言うなら「倒れているハードルを立てるのは出発係の仕事ではありません」という部分があります。高体連の大会では「用器具」係がハードルを運んでそれをレース前に立ててくれます。出発が合図をしたら補助員を使ってハードルを立てる。

 

用器具係に「観察がハードルを立ててほしいと言っています」と伝えると「それは観察の仕事だ」と(笑)。これまでどうやって試合をやってきたのか疑問を感じるくらいの話でした。面倒な感じがしたので「動いてくれそうな人」にお願いしてやってもらいました。これはどうなんだろうか。

 

実際、ある選手が「レース前は1台目しか飛ばないので2台目、3台目も倒してほしい」という申し出がありました。それを観察の審判に伝え「倒しておいてほしい」とお願いしたのですがその状況を見て「用器具」の審判が「ハードルが倒れている」と言い出して立てようとする。「選手からの要望で倒しています」と伝えると、今度は「観察係」がハードルを立てようとする。だから(笑)。

 

選手が走る直前にそのような行為があったので「危ない」と伝えて止める。そうすると今度は「用器具係」が近寄ってきて「観察の仕事なのになんで外部が言って止めさせるのか」と(笑)。いやいや、現状を把握してもらいたい。レースが始まる。選手からの要望があって倒している。それを走ろうとしている選手がいるのにレーン上に出てくるというのは危険すぎます。それを客観的に見て止めるのは当然のことだと思います。

 

トップ選手があまりにも待たされるので「苦笑い」をしていました。当然だと思います。選手のために競技会をやっています。そこがメインでなければいけません。その視点が著しくない。これは難しい部分だと思います。陸上競技の審判は多岐にわたります。多くの人数が必要になるからです。この調整というのは本当に難しいんだろうなと。

 

実際、国体が実施されてから11年が経過しています。それ以後、「他県の大会と比べる」というのがほとんどの審判ができません。高体連の先生方であれば「他県の試合」を見る機会があります。選手も県外の試合に出場するので「審判の様子」や「運営の様子」を目の当たりにします。その時に「自分たちとの違い」について把握します。自分がやっていることと他県がやっていることの比較をすることができる。そこで「問題点」を発見してそれを修正していくことで様々なことが変わってきます。

 

が、「審判だけ」の場合はそれができません。「山口国体の時にやったこと」がすべての判断基準です。それ以外に「基準」がないので何も変わりません。「スタート前は静かにしてください」と書かれている看板を上げるのも「当時やっていたから」というだけではないか。「必要だからやる」というのではなく「やってきたから」というのが大きい。これって・・・。

 

スタート前に「身体を動かしたい」という選手もたくさんいました。が、「マーシャル」が「動かないで」と言いに来ます。「オンユアマーク」がかかってから動くのではない。その前に「少し走る」という部分があってもいいのではないか。「競技会」をする上で「選手主体」になるのが理想。「良い競技会だ」と思ってもらえれば選手は次も参加してくれます。が、「制約」が多くなりすぎると「行きたくない」と思うはずです。この部分も「なんのためにやるか」を優先的に考えると見えてくるのかなと思っています。

 

やはり、何かをやるときには「比較」は必要だと思います。「自分たちの殻の中」に居続けると「変化」は生まれません。それにより問題点も多く生まれてきます。外部からの「刺激」を受けなければ反省も改善も生まれないと思います。「誰の仕事か」と押し付けあうままでは「良い競技会」は生まれないのではないか。

 

閉鎖的な県だと思います。他県はもっとアクティブに動きます。他者の話を聞きながら「より良いもの」を作るスタンスの人が多い県もあります。年齢的なものなのか。考え方の部分なのか。ここに関しては良く分かりません。しかし、「なんのためにやるのか」というのが重要だと思います。とはいえ、この高齢化の中で手伝ってもらえる人が居ない限りは「競技会」自体が運営できなくなります。高校生や大学生などの「学生審判」が必要になるとは思います。

 

本当にこのままで世の中は上手くいくのか。不安になります。自分の立ち位置も含めて考えていけたらいいなと思います。参加してくれた選手の方々にどう思われたか。気になる部分ではあります。

 

あくまで「批判」ではありません。現状分析です。ここに関してはやはり考えていく必要はあると思います。

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栃木国体に想う5

2022-10-17 | 陸上競技
栃木国体。ハードな日程でした。

唯一?の楽しみは食事か。初日の移動の際、兵庫まで一気に走りました。そこで「鯛塩ラーメン」があったので食べました。旅の記録は「ラーメン」しかないと思っています。ここは大事な部分です。





長野に泊まってから栃木に向かいました。栃木まで来たのだから「ラーメンを食べないといけない」という気持ちが強くありました。山口国体の時に一緒に戦った選手が今は栃木で教員をしています。「どこのラーメン屋がおいしいのか」というのを聞くためだけに電話をして確認。せっかくなので佐野ラーメンを食べようと。一番のおすすめに行きました。これまで食べたことのない優しい醤油ラーメン。幸せな気分ですね(笑)










宿舎の食事も立派でした。競技場からかなり離れた場所に宿舎がありました。他の県はほとんどが宇都宮駅周辺でした。が、朝も夜も「弁当」が出されるとのこと。我々が泊まったのは道の駅でした。周囲には店が全くありません。買い物の行く気にもならないくらい何もない。唯一の救いは「食事がきちんとしている」ことでした。全ての写真を撮れていないので残念ですが。

基本コーチ陣は朝食は「弁当」です。7時までに食事をとらないといけない人は「弁当」です。我々は6時10分発のシャトルバスで出発していたので決まって弁当。弁当と聞いていたので「おにぎり弁当」くらいかなと思ったら、通常昼に食べるくらいの弁当でした(笑)。朝からこんなに食べられないし(笑)。








競技が始まる前の日は競技場の近くにあるラーメン屋さんへ。かなり並びましたが「絶対に食べる」と決めていたので食べました(笑)。これは塩ラーメンでしたがおいしかったですね。




夕食に関しても道の駅で出てくる「膳」のような感じでかなり良い食事でした。様々なバリエーションがありましたし、毎回「湯葉」が出ます。この道の駅の名物だそうです。これからの人生で二度と行くことはない距離にありますが、食事に関してはかなり良かったですね。













競技期間中、催し物広場で「佐野ラーメン」があったので食べました。やはりきちんとしたところで食べたほうがおいしい。それでもかなりおいしかったと思います。ここも行列ができていました。






お土産物売り場で「佐野ラーメン」のカップ麺があったので購入。箱買い。そして調子に乗って配りまくっていたら1つも食べずに無くなっていました(笑)。12個あったはずなんですが。お土産に買ったはずなのに・・・。無念。





最後、ひたすら車で帰るときに広島の「福山SA」によって尾道ラーメンを食べました。これは・・・。まーまたいつかおいしい尾道ラーメンを食べたいなと思います。





まずまず食べたかなと。間違いなく運動不足もありますが、ストレスを発散するために食べているというのもあります。太っている自覚があります。これはよくない。が、半端ないストレスの中で生きていました。食することのみが自分を支えてくれた感じでしょうか。

記録しておきます。

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栃木国体に想う4

2022-10-17 | 陸上競技
時間だけが過ぎています。なかなかです。過去最高レベルの疲労感があってなかなか回復しません。国体から帰ってきたのが火曜日でした。水曜日に職場に行って木曜日が舎監になっていたので流石に無理だなと思って交替してもらいました。なかなか。

混合マイルのこと。これは忘れないように記録しておきたいなと思っています。

どのようにメンバーを組むか。走順をどのようにするか。ここに関しては難しい部分があります。これまでの経験がないからです。今回は男女共に「少年選手1名」というのがあります。男女1人ずつは少年選手が出場。1枠ずつは少年でも成年でも良いという感じ。どのように組めば現時点での力を発揮できるか。実際に細かい走順を考えることになったのは3日目の夕方以降なのですが。なんせ考える余裕がなかったというのがあります。申し訳ない限りですが。

最初は成年男子を1走に持って行って流れを作るほうが良いのではないかというのがありました。選手たちと相談する中で「3走のほうが持ち味が発揮できる」というのがあってそのあたりもかなり話をしていきました。これまで一番記録が出ている組み合わせは「男子ー女子ー女子ー男子」でした。大半のチームはこれに当てはめてくるのではないか。そこをどのようにするのかも含めて考えていきました。

この手のリレーになると「遅れたら終わり」だと思います。男子選手で差がつくというよりは「成年女子」と「少年女子」の差が大きく影響するのではないか。成年女子が54秒台で走るとして少年女子が57秒台で走ればここだけで「3秒」差が付きます。男子であれば1秒差くらいで納まる気がしますが、女子の3秒差は埋められない。山口県の女子は少年選手を2人使うことになります。そこで差がつくとしんどい。

2走3走に女子を重ねると単純に3~4秒先頭から遅れることになります。そうなるとアンカーが成年選手であっても他のチームとの差はほとんど埋まらない。走力に差がない選手たちがアンカーに配置されていても3走までの差を維持することしかできない。この辺りは選手とも話しながら組んでいきました。

1走を少年男子。ここに関しては2人いたのでどちらか走れるほうでという形が取れます。トータルで考えて300mを走った少年選手に。2走はスピードがある選手という考えがありましたが、最後に遅れてしまうと追うのがきつくなるという判断で300mHで2位に入った女子選手。3走を女子にするか男子にするかという話がありましたが、3走で先頭に立とうということで男子の成年選手。アンカーはひたすら逃げるというスタンスで少年女子選手。多くのチームは「男子ー女子ー女子ー男子」の走順でしたが、山口県は「男子ー女子ー男子ー女子」で。

1走の少年選手、かなり頑張ってくれました。400mのベストが49秒後半だと思います。それでもこのレースで49秒1くらいで走ってくれました。これは大きい。それでも全体の最下位くらいでしたが、大きく遅れていないので何とか対応できるのではないかと。2走は後半までスピードが維持できます。最下位でバトンをもらって前を追いますがなかなか追いつきません。それでも「なんとかなる範囲」で走ってくれました。最下位でバトンが3走へ。

ここが勝負。とにかく前を追ってもらうしかありません。先頭と40m差くらいでバトンをもらいました。ここから一気に行ってもらう。1組目だったこともあり会場全体がざわつきました。全チームが女子ですから速い選手でも7秒は走力に差があります。バックストレートのところで先頭に立つ。とにかく盛り上がりました。あとはどれだけ差がつくか。作戦的にはこれしかないと思っていたので「もっといけ!!」という感じでした。2位のチームに30m近く差をつけてくれました。応援団は大盛り上がり(笑)。バックストレートに入ったくらいからまたも競技場内がざわつく。かなり差がありますが一気に詰まっていきます。ワーワーなりながらもアンカーの少年女子選手は粘る。4チームに抜かれましたが最後まで粘る。最後の最後で少しだけ抜かれてしまいましたが3分30秒でフィニッシュ。最下位ではありませんでした。他のチームの状況がどのようなものなのかは分かりませんが、現時点での山口チームとしては最高のレース展開だったと思います。めちゃくちゃ盛り上がりました。

来年度もぜひとも混合マイルには出場したいと思いますね。盛り上がります。選手たちとの一体感も出てきます。アンカーを走った少年女子選手、「来年も走りたい」と言ってくれていました。「楽しかった」と。最後追われる怖さはあったと思います。その中でこれだけの走りをしてくれたのは大きい。本当によかったなと。

作戦を練って対応しました。選手との距離が近いことも色々な意見を聞けるチャンスだったと思います。本当に盛り上がりました。

また書きます。多分。
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栃木国体に想う3

2022-10-14 | 陸上競技

引き続き。

 

krk君が山口県の代表として走ってくれました。kd先生は全日本インカレの後に「無理しなくてよい」と話をされたと言われていました。国体のこともありますがこれから先のこともあるので。一時的な話ではなくこれからどうするかというのも含めて考えていく必要があります。

 

スタートの構えの部分が崩れているのではないかとkd先生から言われていたので前日練習の時に確認。腰の位置が高くなっていて前足側に力が入っていない感じがありました。その部分の話をしながら少し修正。3台目まで跳んだ後に「力みがある」と言ってリラックスするために120mを走ると。スピード刺激を入れるのではなく「力を抜くため」に120mを走っていました。感覚的なことなのだと思います。

 

当日の朝もスタートの局面の確認。まだ腰の位置が高く重心が後ろにある感じがしました。kd先生に写真を撮って送り、直接アドバイスをもらうことに。大きく変更するというのは出なく「良い感じになるように」という部分です。本人的には感じがいいということでした。レースの送り出しはymd選手に頼んでレースだけを見に行くことにしていました。

 

レース自体はkrk君の本来の走りではなかったかなと。5台目で13歩から14歩に切り替える。いつもよりも1台早く。そこから流れが崩れて動き切らない。いつもの走りではないなという感じがありました。最後も歩数が合わなくなって51秒1でフィニッシュ。思うような結果ではなかったと思います。それでも最後まで走り切ってくれました。

 

レースが終わって色々と話を聞く。kd先生が心配されていた通りでした。シーズン前半は標準記録を突破しないといけないので毎週のようにレースに出る。突破してからはすぐに日本選手権、またすぐに世界選手権。戻ってきて休んで日本インカレに向けての練習をしようという時に腰を痛めて1週間練習ができない。そのまま全日本インカレ。また、全日本リレー選手権にも出場。ほとんど練習ができない中でこの国体を迎えています。貯金がない中で走るというのは難しいのだと改めて感じました。

 

冬季にしっかりと練習をしてくれたらいいなと思います。力はありますから。

 

本人と話す中で「ハードル練習会」について伝えました。krk君は高校3年生の冬季の合宿に参加していました。冬の間も頑張らせるという意味合いもありましたが。その際に他の選手に「教える」というのもやってもらいました。お手本を見せるだけではなくどのようにやれば上手くいくのかを彼の言葉で伝えてもらう。感覚的なことがあるので難しい部分も多々ありますが。それでも積極的にやってくれていました。

 

本人が山口に帰省するときがあれば「ハードル練習会」に参加してくれないかと打診しました。山口県の選手にとってはスターです。その選手と一緒に練習ができるというのは大きなことだと思います。教えることで原点に帰って色々と気づくこともあるかもしれません。山口県のハードルのレベルを引き上げていく。中学生にハードルに取り組んでもらう。そのためには様々な人の力を借りながらやっていく必要があると思っています。krk君は「行きたいっす」と言ってくれていました。忘れるかもしれませんが。

 

今、私がやるべきことはこうやって「人」と「人」をつなぐことなのかもしれないなと感じています。自分のところだけを考えていて本当に強くなるのか。強化につながるのか。kd先生がずっとやってきたように「垣根を越えての取り組み」が必要だと思います。大阪や京都が強いのは「府のレベルが高い」からだと思っています。近畿大会に進むためには強くなければいけない。周りが速くなければ「それなりの力」でも上位大会に進むことができます。しかし、周りが強ければ「もっと強くならないと勝ち上がれない」という気持ちになります。そうやって競い合いながらやっていくと全体のレベルが上がる。目の前の選手の力も上がる。

 

何かできないか。ずっと思っています。実際に行動に移している選手や指導者も複数います。ここをどうとらえるか。今の立場を捨ててまで何かやることができるか。やりたいことがあっても「知名度」や「威厳」なども含めて難しい部分はないか。周囲を巻き込みながら何かできないか。そう思う部分があります。

 

まとまりませんが。また書きます。

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栃木国体に想う2

2022-10-14 | 陸上競技

思うことを。

 

初日の結果を簡単に書いていました。何とか300mHで勝負させてもらえないかなと。mtm先生のところの選手はIHも優勝しています。圧倒的に強い。が、今回は「優勝」を目指して国体にやってきました。ogw先生と一緒に話をしながら準備をしてきてその発表の場。何とか見せ場を作って戦えたらなと。

 

2日目。朝から雨でした。天気予報では「寒い」という予報。寒いだろうなと思っていましたが、これほどまでとは・・・。どのように寒さ対策をするかを必死に考えていました。これまで雨や寒い日には「アップジェル」を使っていました。塗ると温まるジェルです。こういう寒い日には「どうやって筋温を保つか」が勝負を分けます。記録が出ないというのは分かっているので「勝負する」という場面では「少しの差」が大きな差になると思っていたからです。

 

競技場に到着してからショップが開く時間まで色々と考えていました。近くのコンビニにホッカイロを購入しに歩きました。とにかく指先が冷えると身体も冷えます。宿舎の近くには店が何もなかったので購入できませんでした。総務が不在なので自分でやるしかない。かなり歩いてホッカイロを購入。買い占めました。更にショップが空いてからすぐにジェルを探しに行く。運よく、いつも使っている商品が販売されていました。直前に福島が購入していったということで残り6本しかありませんでした。すぐに4本購入。「できることはなんでもする」というのは必要だと思います。

 

この日は少年女子の100mと300mHがありました。他の種目も。とにかくアップの前にしっかりと塗り込ませる。更には合間にもずっと塗っておく。塗った瞬間はひんやりするかもしれませんが時間が経過するとポカポカしてきます。戦うためには「体を冷やさない」というだけではなく、「どうすれば温まるか」を考える必要があります。「使ったことがないから」と言われた部分もあります。これは「価値観」かもしれません。「効果がある」と思って勧めますが「分からないから」と言われたらそれ以上勧める必要はないかなと。

 

少年女子の100mで優勝しました。この子が後で新聞社に「スタッフが寒さ対策をしてくれたので」とコメントしてくれていました。かなりの寒さの中でのレースでした。純粋な走力だけではなく他の力も大きく影響すると思っていました。別にそれがあったから勝ったとは思いません。選手がこれまでやってきたことが大きい。それでも「少しの差」をどうするかで勝負は大きく変わってきます。300mHの選手も「寒かったけどジェルの効果があった」と言ってくれていました。言わされているのかもしれませんが。

 

中には「全く効果なかった」「寒かった」と言う選手も。感じ方は人それぞれだと思います。こちらは感謝されたくて準備をしたわけではありません。「効果がなかった」と言われたらそれまで。しかし、準備した相手に「全く効果なかった」と平然と言うのはどうかと思います。これにもかなりイラっとしましたが。

 

300mHの送り出しの時に「100m勝った」というのを伝えていました。2種目連続で勝ちたいと。寒さの中だからチャンスがあると思っていました。実際のレースは前半からかなり突っ込んでくれました。6台目を越えた時点でトップ。勝負できるという感じがありましたが、7台目が逆足の18歩、8台目は逆足で19歩になっていました。ここで勝負あり。優勝者は42秒0でした。この寒さの中でこれだけの記録を出されると「勝つ」というのは夢物語のようになります。それでもogw先生とやってきたことは証明できたと思います。2位になりましたが「国体2位」です。立派な成績だと思います。

 

前回の国体に続き、ハードルで入賞できました。山口県はそれほど人数がいません。それでも比較的多くの選手がハードルで入賞してくれています。ありがたいことです。こうやって「流れ」を途切れさせずにやっていくことで後輩たちも育っていきます。昨年の冬から「ハードル練習会」をやってきました。これはこの選手が「全国で戦うため」の始めたというのもあります。それが一定の成果を出せたというのは「やってよかった」と思える部分です。

 

思うことは色々とあります。また書きます。多分。

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栃木国体に想う

2022-10-14 | 陸上競技

全く更新できませんでした。月曜日に国体自体は終わっていたのですが、山口に戻るのは火曜日。水曜日は7分の5の授業。恐ろしいほどの疲労感に襲われていました。blogを更新するとか何とかのエネルギーは完全に枯渇。日常生活を送れるかどうかの疲労感が・・・。

 

今回、コーチも含めて「総務」としての活動もしました。色々あって。状況が把握できない中での活動。選手とコミュニケーションをとりながらも事務的なことやる。宿舎とのやり取りや選手の移動、ミーティングでのやりとり。その他諸々。1日目のミーティングは他の人が色々と伝えましたが細かいことが多すぎて情報が飽和している感じがありました。この状況では間違いなく伝達が上手く伝わらない。そこで慌てて「国体連絡用」のWEBページを作成。次の日はこれを見ながらミーティングをすることに。決勝進出者の紹介もできますし。ある選手から「誤字がありますよ」と言われて確認すると「で」が「de」になっているだけでした。若干イラっとしましたが(笑)。細かい部分が確認できるほどの余裕は一切ありませんでした。

 

選手には分かりにくい部分だと思います。当たり前のように来て競技をして帰っていく。その裏側にはいろいろな人の力があります。ここに関してはミーティングの時に少しだけ話しました。総監督や総務がどれだけの準備をしてくれているのか。競技に専念できるように色々な人が力を貸してくれています。山口県の代表。それもありますが、「支えてくれている人がいる」ということに対してどう感じるか。

 

今回の国体に関しては事前準備から少しずつ手伝ってきました。国体合宿などでは短距離もハードルもほぼ一人で指導をする。かなりのエネルギーを使いました。大会当日だけではやはり足りない。コミュニケーションをとりながら選手のことを考えていく。本当はその頻度がもっと多いほうがいいんだろうなとは感じています。予算の部分もありますが。

 

今回は成年選手が複数人戻ってきてくれていました。ミーティングでは「少年選手」へのメッセージとして話をしました。今我々がやっていることは「将来への投資」です。少年選手が高校を卒業してその後、山口に戻ってきて力を発揮してくれる。今回はオリンピアンも同じ宿舎に宿泊していました。競技成績はすごいですが「普通」の選手です。選手テントや宿舎で関わることで何かしら得るものがあると思います。「少年選手」の育成は重要。強い選手がたまたまいるというのではなく全体の底上げをしないといけない。そのために自分を犠牲にしてやっているという部分が大きい。

 

今回、krk君が上手く走れませんでした。ここに関しては色々とあります。30分くらい個別に話をしました。余力があればまた書きますが。今回、krk君が「恩返しをしたい」という言葉を何度も言ってくれていました。これはkd先生にも聞いてほしい言葉でした。原点が山口にあると思ってもらえる。ここは本当に嬉しいなと。走り終わってから「すみませんでした」と言われました。謝る必要はありません。オリンピック、世界選手権とハードな日程で活動してきて練習が十分に積めていない部分があると思います。その中でも「県のために」と国体に出てくれた。ありがたい。

 

もう一つ嬉しかったのが最終日の女子の5000mの時に成年男子が一緒に応援してくれたことです。帰りのバスの時間もあります。が、私と一緒にスタート地点まで行って選手紹介の際に拍手をする。レースが始まったら移動して通過するときにひたすら拍手で応援をする。krk君も一緒でした。成年男子がこうやって関わってくれるというのは本当に嬉しかったですね。それぞれと一緒にやってきた部分があります。少年選手の時からの付き合いですからかなり長い。今我々がやっているのはこういう部分に対する「投資」なんだと強く感じました。

 

正直、かなり疲弊しました。過去最高だと思います。しかし、成年選手や他の選手とのかかわりの中で救われている部分があります。ありがたいことです。

 

率直なことを記載しておきます。もう少し思うことがあるのでそれも書いておこうと思います。

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