kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

指導の必要性

2019-09-29 | 陸上競技
個人的に思うことを。自分の思うことを表現するのはバッシングを受ける危険性があるこのご時世。雉も鳴かずば撃たれまい。それでもこうやってblogを書き続けることで世の中の何かが変わるかもしれない。そう思っている。

親しい人と食事をしながら話をした。その時に「指導について」の話になった。私のスタンスや指導に対する姿勢について気になったとのこと。周りの人と比べると競技に対する「想い」が違う部分について聞きたいと。

これはすでに何度も書いています。私は「突き詰めたい」という部分があります。数学であれば公式に当てはめていけば必ず答えが出ます。陸上競技は工夫や取り組みによってアウトプットが変わってくる。そこに楽しさを感じているのがあります。ずっと山口にいるのに外に出てあれこれやろうとする理由は何か?という話になりました。いやいや、「知りたいから」以外の何物でもない。自分が興味関心があることに対して「知りたい」と思ったら止まっていても何も分からない。それが遠く離れていようとも「ヒント」があるなら行くのが当然だと思っています。知ることが楽しいのだから。

「指導するのが好き」というのはあります。目の前で変化していく動きや取り組みについてはやはり楽しい。しかし、それがメインかどうかといえば違う気はします。やはり「知りたい」という知的好奇心があるから行動に移すのだと思っています。だから、あれこれ考える。考えて考えて練習を思い付く。それは好きだからというのが根底にある。

練習に関して動画や本で学ぶという話も出ました。指導を始めた頃はなんだかんだいっても「真似ること」がメインでした。よく分かっていないけどやっていく。分かっているような素振りをしながらやっていく。本質的な部分が分かっていたかといえば全くだったかもしれません。20代は今考えると恥ずかしいなという感じがあります。大切なのは目の前で何が起きているか。そこに対して何をするか。表面的な話ではなく大切なものがある。

情熱。その部分は自分ではよくわかりません。自分の中では「普通」なので。逆に学ぶチャンスがあるのに学ばない方がもったいないなと思うので。待っていて何かを得ることができるのか。指導に対して自信を持っている指導者がたくさんいます。これはある意味うらやましいなと思います。私はそう思えないので。指導をすればするほど「もっと効率のいい指導があるのではないか」という気持ちになります。結局学び続けても満たされることがない。「指導ができる!」と断言できるほどの自信はない。

実際問題。きちんとした指導が受けられていない選手は多い。その選手にとっては「きちんとした指導を受けていない」のが当たり前なので「普通」なのだと思う。私が自分が競技に関してひたすら考えるのが「普通」なので。私からすればきちんと指導を受ければ光り輝く選手になる可能性が高い選手であっても「きちんとした指導を受けない」のが「普通」の選手にとっては自分の置かれている立場に気づかないのかもしれない。

自分のことはなかなかわからない。色々な話を聞くと「もったいない」と感じることが多い。時間をかけて丁寧にやっていけばこれから先の競技人生が大きく変わるという選手がたくさんいるなと。指導者に関してももっと勉強したら楽しいのになと思うことが多い。これほど楽しいことが他にあるだろうか。「満足する」という基準点が異なればやはり感じることは違う。

合宿などでやった練習に対して「これはどこの学校がやっていたのか?」と聞かれることがある。補強系の種目は取り入れてやっていくことが多いが走練習などに関しては思いつきが多い。走っている選手に対してどのようにアプローチしていくか。そう考えていたら自然に練習が思い付く。偏りがないようにあれこれ工夫するようにしているが。

私のスタンスであれば20人も30人も選手を抱えるのは難しい。それぞれの選手に対して処方箋を作って対応する形なので。時間をかけてグランドで感じたものを伝えていく。もっとこうしたらいいのになぁと思うことを確認しながらやる。そこが楽しい。

原石を磨く。ここは最高に楽しい。伸び代がある選手がきちんとした指導を受けて無駄なく伸びていく。その中で選手が笑顔になる。それが楽しい。情熱が生まれるならその瞬間なのかもしれない。

「何でそんなに競技について考えるのか」という部分。答えはこの辺りにある気がする。自分が評価されたいという感覚はほぼない。周りから認められるために学びたいというのは原動力にはならない。

答えになっているのかどうか。わからない。そんな話をしたような気がする。記憶は曖昧だが。飾らずこういう話ができるのはありがたい。周りから見たら「大丈夫?」と思われることでもアホみたいに話ができる。

原石を磨き続けることができるかどうか。今の私のスタンスに理解を示してくれる人がどれだけいるか。もったいないなと思う選手が減るといいなと思う。現状はかなり難しいが。今の自分がやるべきことはそれを減らしていくこと。そう感じている。

まとまらない。まとめる必要もないのかもしれない。

また書きます。多分。
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加速練習

2019-09-29 | 陸上競技
金曜日、この日はプログラム編成会議。朝からセミナーパークへ。私自身は運営にさほど興味はありません。これは前からずっと公言しています。指導メインだと思っているので。とはいえ、やらなければいけないという部分もある。批判されようがなんだろうが「競技力を上げるため」というのが私の中でメインです。親しい指導者が偉くなり運営の中心になっているので、私自身やらざるを得ないという感覚はあります。関わりがあるから力を貸す。それだけです。

懇親会があるという部分もありましたが、会議が終わってからはそのまま学校へ。国体があるのでしばらく練習が見れません。人付き合いも大切だとは思いますが、上述のように私にとっては「選手のための練習」が最優先事項。学校を離れないのであれば別ですが中国新人もあるのでそこに向けて何をするかという話だと思います。

この日は加速段階の動きを中心にしていました。補強は少なめにしてじっくり時間をかけて加速段階を作る。走り込み云々はなしにして徹底的に加速段階を。ここは道具を使いながらです。

アップはそこそこにして加速段階の重心移動を意識した練習。連続倒立とDM投げ。単純に倒立をするのではなく重心を移動させるための倒立。低い位置から高い位置へ腰が移動する感じを掴みたい。単にやっている者もいますがこれでは走りは改善されないと思います。言いません。そこからDM投げを。台からドロップして真上投げと前投げ。ここでどう力を伝えるのか。投げる時に腕で投げるのではなく地面に力を加えて投げる。感覚づくりです。

そこからスパイクを履いて加速段階の最初の数歩のための練習。タイヤを使ってやります。重くして進みにくい状況を作ってそこから段階的に進むようにする。出力を上げておいてそこから走りにつなげていく。工夫というか感覚的なものというか。

さらにカバとタイヤ推しをして足運び。加速段階のポイントはここにあると考えています。重心移動と足運び。ここを徹底していく。正確にきちんとやっていくことで確実に変わっていきます。膝締めが出来なければ直線的な運びができない。さらに膝が開くとブレーキがかかるので止まってしまう。そこ重心移動とリズムが関わってくる。単純にスタブロから出ていたら速くなるとは思いません。多少は速くなると思いますが効率が悪いのではないか。それはなかなか分かってもらえない部分だと思いますが。

本当は雷管でスタートをしたかったのですが色々あって省略。スタートの動きを確認して最後に短い距離を走って終わりにする。やりたいと思っていたことはほぼできました。貴重な時間だったと思います。前ほどあれこれ言わなくなりました。全員をなんとかしたいというのではなく「本当に強くなりたい」と思っている者に対してアプローチするのが大切だなと感じたので。部活動としてやるのであればこちらも「一線を画す」必要がある。何でもかんでも与えられるのが当たり前ではないですから。

「分からないので教えてください」と言われたらすぐに教えるのか?これも違うと思います。考えることなく答えだけ与えられても全く意味がない。分かったつもりになるだけで何もやらないのと同じ。色々工夫してそれでも出来ないのか。一本一本考えながらやっても動きが変わらないからアドバイスを求めるのか。そこを重視したいと考えています。

真面目に考えてやります。自分のスタンスを明確に示すつもりです。やりたいことをやる。やりたくないのに無理やりやるなら私はやらない。それくらいの覚悟を持ちたいと思っています。それぐらいの権利はあるはずだから。

とりあえず記録しておきます。
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練習の記録

2019-09-29 | 陸上競技
全く練習について書けていません。力が残っていない状況です。夏休みの途中からほぼ休んでいない感じがあります。「陸上ばっかりやってたら嫌いになりますよ」と言われましたがその辺りは大丈夫だと思っています(笑)

国体合宿以後の練習。国体合宿を実施していた月曜日は「雨予想」でした。予報が大きく変わって晴れていました。電車は止まっていたので何人かは学校に来れないので自分たちで。屋外でできるかどうか不安があったので補強中心にしていました。

火曜日水曜日は走練習。前の週に走練習をほとんどやっていなかったので。久々に120mTを。うちの練習は距離が踏めないのでこういう形の負荷をかけていかなければいけません。火曜日は「片足スキップ」と「チューブシザース」を実施。バトンも。スイングで進む感覚を持たせたいなというのがありました。BスキップやDMスキップを。そのままの感覚を生かして120mTを。

水曜日はハードル走を。ハードル走とT走の組み合わせをしながら接地ポジションと引き出しを意識していきます。ある程度繰り返し実施してその感覚を生かして120m。補強を少し組み込んで最後にまた走る。負荷的にはそこまでではなかったと思います。

木曜日は会議もあったので落とし気味に。安全に留意して。補強とドリルを中心に実施。ほぼ見ていません。感覚づくりを任せているので。しっかりと考えてやってくれればという感じです。少し話をしました。女子が髪をバッサリ切っています。その辺りのことを他の先生から「気合いが入ってる」と言われました。私は何も話していませんが自分たちで決めたようです。覚悟というか気持ちの部分が大きく変わってきてからのだと思います。まだまだ危うい部分がありますが。

次の日の事もあったのでそこも話す。翌日はプログラム編成会議。私が不在になるかもしれない。そんな時にどうするか。私が見ていない所で手を抜くような選手は強くなることはない。自分のためにやっているわけではないから。女子が髪を切ったり中国新人に進むことで評価を受けます。逆に男子はそこができません。別の意味で注目されます。こういう部分をなくさない限りは本当の意味での競技にはならないと思います。根本的な考え方をどうするか。

ほとんど怒らなくなりました。言葉は悪いですが「エネルギーの無駄」になるからです。先週「寒くなるから筋温を保つこと」という話をしました。が、火曜日にショートタイツで練習をしている者が。「話を聞く気がないならやらなくてもいい」とだけ伝えました。何かあったら「○○が痛いので」と簡単に言い出すので「やらなくていい」と伝えるようにしています。

普段やる練習の中で「不注意で捻挫した」とか「足の甲が痛いので疲労骨折かもしれない」と言う。その時に「練習をやるように」という意味はないと思っています。この時代なので私自身にリスクしかない。「足が痛いのに練習させられた」と言われて本来やりたいことができなくなるというのは避けたい。

練習をきちんと積むことができれば結果につながっていく。しかし、そこに臨む姿勢によって結果は大きく変わってきます。女子が髪を切るというのはその選手の取り組みの姿勢を示していると思います。同じことを伝えてもきちんと伝わる者もいれば伝わらない者もいる。それはこちらも理解しておかなけれはいけない。必要な所に必要なエネルギーを使いたいなと。

また練習とは話が変わっていますが。とりあえずこの辺りまで記録しておきます。

また書きます。
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余力なし

2019-09-28 | 陸上競技
ヘロヘロ(笑)細かいことを書いておきたいとは思うのですが余力なし。とりあえず状況だけは記録しておきます。

先週の日曜日と月曜日が国体合宿。やりたいなと思うことはできました。

火曜日水曜日はバタバタ。国体関係で授業が抜けるので無理やり変更してもらっています。無理をいって変更してもらっているのでやれる限りやる。不在の時の事も考えて対応しなければいけないので。中国新人の旅行日程の事も対応しながら。国体から戻ってきたらすぐに中国新人ですから。各方面と連絡を取りながら。

木曜日は授業も多かった上に放課後は会議。かなり時間がかかりました。さらに駅に行く用事があったので余力なし。練習は少しだけみることができました。練習に関しては細かく記録しておきたい。また書けたら書きます。

金曜日はプログラム編成会議。一日中外で。この振替もあったのでこの週はかなり大変。まーやるしかない。会議が終わってから本心で向き合える人と一緒に食事へ。ここは割愛します。貴重な時間でした。

土曜日は防府に泊まっていたので朝から学校でやるべきことを。7時前からひたすらやり続ける。9時過ぎに脱出して周南に行って国体選手の練習を。ここも書きたいことはかなりあります。原石を磨くという時間だったと思います。すごい才能。ここも余裕があれば書きたい。

終わってから食事をする時間もなく学校に戻る。野球部の練習試合の関係でこの時間しか出来ず。近隣の競技場が使えないので仕方ない。受け入れるしかない。予定より練習開始時間がずれ込んだのもあります。私はヘロヘロ。

今はここ。明日は朝から下関へ。krkの練習を見させてもらいます。ありがたい話です。

テストもありますし、私が不在時には学校行事があるので。そのための準備をしておかなければクラスの生徒と副担任に迷惑をかけることになります。その事を考えれば休むという話にはならない。自ら自分を追い込むことになりますが。やる以外にない。

という事で細かいことはblogに書く余力はないのでは。眠たくて眠たくて(笑)明日以降余力があれば書きます。ヘロヘロなのでなんとか今を乗り切ります(笑)
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もう一度基礎から

2019-09-27 | 陸上競技

練習について振り返りをしておきたいと思います。一応記しておかなければいけないともうので。というか、このblog自体が読者に何を求められているのか正直分かりません。好きなように書いているだけなので面白いと思ってもらえるのかどうかも不明。練習内容などを参考にされている方がいるのかどうか・・・。メニュー自体が怪しいので参考にするにしても具体性を欠いているかもしれません。お許しを。

 

県新人が終わってからの一番の課題は「筋力の回復」でした。今回は暑さからの回復という意味も込めて「調整練習」の期間が長くなりました。それにより「トレーニング量」自体はかなり減っています。走る量が減っているのは当然だと思いますが身体づくりの部分も不足している。筋力的なものは長期間継続してやっていかなければ改善できないと思っています。「雨が降って走れないから腹筋をする」というような流れの中では短期的な視点でしか練習が作れません。どんな状況であってもトレーニングは継続するべきだと思っています。

 

体幹強化サーキット、補強サーキット、シャフトトレーニング、股関節強化サーキットを最初の週に導入しました。体幹強化サーキットは5日で2回実施。負荷的にはかなりのものだと思います。練習の半分くらいは補強系に費やしている気はします。これにより半年もすれば身体つきが変わってきます。ある程度絞られて必要な筋群が大きくなる。それにより出力も上がっていきます。

 

寝転がってやる補強よりも動きながら鍛えるほうが多いと思います。ウエイトはしません。瞬発系シャフトでクリーンとスナッチをします。ウエイトといえばこれが該当するかもしれません。しかし、この種目は「筋肥大」を目的とするのではなく「最大出力」を上げるために導入しています。DM投げやハードルジャンプなども組み合わせながら。基礎筋力を向上させながらそれをどのようにして使えるようにしていくのか。考えてやっています。

 

先週の金曜日は天気が悪かったのもあり時間をかけて「基礎的な動き」を。「膝締めドリル」と「重心移動感覚」を丁寧にやりました。このblogを見てくださっている方には分かっていただけると思いますが「走っておけ」という練習はほぼありません。動きを作っていって走りにつなげていく形が大半です。「考えてやる」「理解してやる」ということが求められます。そのためには「なぜその動きをするのか」を全体に理解させたい。「やるだけ」ではない感覚づくり。

 

これは今までと変わりませんが「道具を使って練習」も組み込みます。上述の「基礎的な動き」に関しては「走りのエッセンスを抜き出して行う」ものです。しかし、それが独立していても走りにはつながらない。だからこそ「強制的にその動きを作る」という練習を入れています。これが「道具を使っての練習」です。1年間を通してずっとやっている感じがあります。T走、B走、DM走が中心。それぞれに課題があります。それを組み合わせてやっていくことで「走りの感覚」が作れる感じがします。

 

で、県新人以後はさらに「ハードルを使った練習」を入れ始めました。これは「重心移動」と「接地感覚」を身につけるための練習。速くハードルを越えていくというのではなく感覚を作るための練習。そこからタイヤ引きをする。狙いとする動きが共通します。タイヤ引きにパワーを求めていません。出来るだけ力を使わないで進みたい。道具を使うというのはこの辺りの感覚を磨くために必要だと考えています。


この辺りは本当に「見ていて気づく」ことです。練習の一部分を切り取ってやっていく。ハードル走は慣れて来たらもっとスピードを上げても良いと思っています。それにより走練習としての意味も出てきます。前任校ではハードル選手にはかなりのスピードでやらせていました。今でも覚えていますがハードルをやってタイヤをやった後にハードル選手2人が「めちゃスピードが出ます!」と言い出してショートタイツになって走り始めました。冬の寒い時期でした。スピードが出て嬉しいので走りたくなったのだと思います。数本でしたが高いスピードで楽しそうに走っていました。


練習メニュー自体は色々と変わってきていると思います。それは表面的なものが変わっているだけ。やりたい動きはずっと変わりません。本質的な動きを習得するために何をするか。方法論を常に考えてやっています。以前のように150を何本も走るというメニューはなくなりました。施設的なものも大きく影響しています。ロングスプリントのためにはある程度の量も必要になります。この辺りも工夫してみたいなと思ってやっています。


これまた何を書いているのか分かりませんが。今やっていることを頭の中でまとめておきたいなと思っています。実際スプリントメニューのまとめを少しやっています。毎日メニュー作成をするときに過去のメニューから探さなければいけなくなるので(笑)


少しずつ時間を作って記録しておきたいと考えています。頭の整理です。面白くないかもしれませんがお付き合いください。

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学校の練習

2019-09-26 | 陸上競技
この1週間強、学校の練習について触れることがありませんでした。私的に思うこともあるので。夏休みが終わり学校生活を送りながら練習をしていく。当たり前の話ですがこちらも工夫をしながらやっていかなければいけません。

県新人がおわってからの数日間は完全に「観る」ことに専念しました。今の走りがどうなのか。何を改善していかなければいけないのか。次のステップのために何をするべきか。考えさせられます。単純に「走っておけ」というメニューはありません。だからこそ理解してやっていかなければいけない。そうなるとこちらも「必要なもの」を見極める必要があるなと。

練習は大きく変えることなくやっています。しかし、マンネリ化を防ぐために「日替わり定食」のような形にしています。これも何度も書いていますが「やりたい動き」があってそれをどのように習得するかです。練習パターンは他校と比べて圧倒的に多いのではないかなと。それが良いかどうかは分かりません。

前任校では「パターン練習」にしていました。特に冬季は「水曜日」と「土曜日」は走練習がメイン。かなりの量を走るようにしていました。選手もその日には覚悟を決めて参加するという形でした。その方が「走れるようになってきた」というのが実感できる。メニューを作る側もほとんど考えずに実施できるので楽ができます。毎日練習を組み立てる必要性がなくなるからです。

今は何かしらが違う練習。毎日メニューを作ります。これは私自身がそういうのが好きだというのも大きく影響していると思います。生きている時間の大半は「陸上競技」について考えるようになっています。大阪の先生には「変態」だと評価を受けています(笑)。それでもこちらが勉強して考えなければ何も変わらない気がするからです。

これも感覚的なものですが。女子が強くなるためには「身体づくり」と「丁寧な指導」が必要になると思っています。体型が変わっていく時期ににもなるので。負荷をかけながら身体を作っていく。私のことを知っている人には既に周知の事実ですが補強や身体作りは本当に徹底しています。補強は「強くなりたい」という思いのバロメーターにもなります。きちんとやっていけば必ず効果が出る。逆に何も考えずにやっていると数ヶ月やったも変化はない。狙いが明確ではない練習は生産性が低いのです。

親しい指導者が「補強の動画が欲しい」と言っていました。これはなかなか難しい。全てが補強の要素を含んでいるからです(笑)。動画で撮るよりも実際に見てもらうらが圧倒的に早いのですがなかなかそうもいきません。また撮影して送ろうと思っています。が、上述のように「やれば良い」というものではない。ポイントになる部分を明確にしたメニュー表を作成しなければいけないかなと。結構な手間ですが(笑)。

指導をする中で「変化」があるとこちらも嬉しい。選手たちが「変わろう」としている時に私に何ができるか。変わろうとしていない時に何かを与えたとしても変化は生まれません。本当に競技がしたいと思っている、0.01秒でも速くなろうとしている。そんな選手の力になれれば良いなと思っています。

周りからどのように思われるのか分かりません。行動も指導も比較的自由なスタイルなので評価は二分すると思います。それはそれで良いかなと思います。当たり障りなく無難に生きていたら周りからは何も言われないかもしれません。目立つことをすればやはりあれこれ言われる。それなりに覚悟をしてやっていかなければいけないと思います。

何の話か分からなくなってきていますが。学校の練習でなにをやったかを書こうと思っていたのですが書いているうちに話が逸れまくっています。多分また書きます。
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国体直前合宿3

2019-09-25 | 陸上競技

続きを。

 

午後からは少し走りたいなと思っていました。技術練習もですがある程度必要な走練習をしておきたい。最初は全体で一緒に。ハードルドリルをやりました。ハードルを使った補強的な部分です。走りに必要な要素を取り入れながらやっていきます。股関節周辺をうまく使いながら。一歩ハードルまで。スプリント選手には「ハードリング」は求めません。しかし、一歩ハードルをやることで強い接地やフォロースイングのタイミングなどがつかめるようになります。間の「タタ」が遅くならないようにしたい。それだけで走りの動きが改善されます。

 

何度も書いていますが「方法論」です。やりたい動きがある。それは共通すると思っています。スプリント理論というほどのものではありませんが「走るために必要な要素」はあります。理想的な動きというか「地面への力の加え方」「接地のポジション」「フォロースイングのタイミング」「重心の移動」など多くの要素があります。独立してそれぞれをやることもあります。それは「段階的にやる」ときですね。積み上げ式で動きを作っていくので「理解」ができるようになります。多くの要素を含むのが走りですからこちら側がきちんと理解して組み立てなければいけないと思っています。

 

短期間の練習ではある程度端折ってやらなければいけません。そうなると戻るのも早くなる。繰り返し練習をするという部分が必要になります。動きが変わっていくために丁寧に繰り返すことができるか。飽きないように工夫をするという意味で練習パターンを増やしています。それは目の前の選手を見ながら確認していくことが大事。正解は書籍の中にはないと思っています。グランドレベルです。

 

ハードル走を少しだけやりました。接地のポジションを作るための練習です。「上手く跳ぶ」というよりは「ハードルを跳ぶ」という中で様々な要素が身につくと思っています。ハードルと跳ぶためには「強い踏切」が必要になります。地面に力を加える感覚です。更に空中での「重心移動」が生まれます。接地する時に「身体の真下」でとらえる感覚も作れます。ハードル選手だからハードルを跳ぶというののではなく「スプリント練習」として重要だと考えています。ロングスプリントは数本やってそこから150mへ。ショートハードルはそのままハードル走を数セット。

 

中学生です。それほど多くのことはできません。せっかくの国体合宿ですから「ハードルを跳びたい」と思っているはず。そこに合わせて「ハードル走」をしました。それほど速いスピードではありません。両足を使いながら接地のポジションを確認する。速いスピードでハードリングをすると意識できない部分もあります。余裕を持ったスピードで走ることで接地のポジションが確認できます。インターバルは7.5としました。最大スピードで走るというのではなく「技術練習」としてのハードル走です。

 

2本ずつ実施してから60mのスプリント。ここも本人と感覚を確認しながら。面白いことに走り自体が大きく変わっていました。膝の引き出しができる。股関節が広がらない走りだったのですが膝が前に出るようになっていました。そうなると本人も「楽に進む」「スーッと進む」という言葉が出るようになります。やり甲斐がありますね。


ハードルで勝負するためにハードリングにこだわってやるのではなく、根底にあるスプリントをいかにして上げていくか。そこにこだわって指導をしているつもりです。足りない部分を強化していく。大切だと思います。


ロングスプリントは150を3本。これは本人たちが望んだのでこの形にしました。2人で走ることになったので気持ち的にしんどい部分があったと思います。それでもやり続ける。この1ヶ月強の間に何度も一緒に練習をしてきました。krkはハードリングというよりは走練習を他の選手と一緒にやってきた感じです。上述のようにハードル練習だけをして戦うのではない。力自体を上げないと日本一には届かないかなと。


動かないと言っていましたが「日本一になるんやろ?」という言葉には反応。最後の一本はこの日で一番良い動きをしていました。気持ちが入って集中した時は本当に強い。本数を重ねる練習よりも集中して走る時が一番良さが出るのかもしれないですね。ここからは本数を減らしていく時期になるのだと思います。しっかり調整してもらいたいですね。


最後はkrkが望んでいたので体幹補強を。イメージ的に「固める」方がいいなと感じたので固定系の補強を。思いつきのモノも含めてある程度の時間やっていきました。色々な補強がありますがこの時期に走りに生かすことを考えると一番はこれかなと。正解かどうかは分かりません。


私に何ができるのか、何ができたのか。よく分かっていない部分はあります。それでも与えられた責任は果たしてきたつもりです。国体に選ばれた選手が大切な場面で最大限の力を発揮してくれればいいなと思います。

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国体直前合宿2

2019-09-25 | 陸上競技
月曜日。国体合宿2日目。ロングスプリントとハードルは防府で。ショートスプリントや跳躍投擲は維新で。練習形態の違いで別れました。

防府の競技場ではポールのマットが強風で飛ばされていました。かなり強い風だったようです。







競技場の外まで飛ばされていました。更にはもっと飛ばされて海に落ちているものもあったようです。大変なことです。

練習に関しては個別に。400選手は前回の合同練習の時に「前半の200mの感覚作り」をしようと話していました。これに合わせてヨンパも200mHを。ヨンパに関しては200にこだわる気持ちは全くありません。ここの部分だけを速く走ろうと思えば簡単です。レースの流れの中でもどうするか。4台目まで13歩そこから14歩に切り替えます。だから5台目までの練習をする。選手によっては6台目までになると思います。

練習の時にkrkが「結構力入れてるのに13歩で届かないです」と申し出てきました。スピードはそれなりに出ているのですが届かないということ。前日は雨の中でも13歩で行っています。確認をすると2台目の位置が違いました。2m近くズレていました。何人かに手伝ってもらって配置したので^_^違えたようでした。一安心。

私はこれまた個別にショートハードルのための練習を。こちらは付きっ切りで。本当はハードル練習を中心にする方がいいと思いますがその前段階を修正しておかなければいけないなと感じていました。まだ走りが幼い。少し時間をかけてやっていく必要性を感じました。

体幹を意識するために軸作りをしましたが筋力的にまだまだ。ほぼ負荷をかけられません。今後のことを考えるとやはり基礎筋力の向上が必要になると思います。磨けば大きく輝く原石だなと感じました。磨き方によっては本当にすごい結果につながるのではないかなと。短時間でできることは限られています。必要最低限のことを、詰め込み過ぎずに。

ハードル担当ですがここ最近はスプリントも担当しています。こういう場面で指導させてもらえるのは私自身考えさせられることが出てきます。どうすれば動きが変わるかを常に考えています。型にはめるというのではなく「基礎的なこと」「共通すること」を伝えてそれから各自に応じた動きにしていく。グランドレベルでどれくらい見ているかだと思っています。

前日もそうでしたが「前で動かす」という感覚がありません。ここは仕方ないかなと思っています。やっていく中でしか作れない部分。足運びからチューブもも上げなどをして少しずつ動きの変化を作りました。時間の関係で端折りましたが片足スキップとシザースを少し。重心移動が生まれ始めました。1台目までのアプローチに課題があるのでその部分の練習をしたい。その前段階で「スタートの5歩」の修正を。

段階的にやっていかなければいけないと思っています。その場だけでできるようになってもまた元に戻ってしまう。そうならないようにどうすれば走りが良くなるか、流れが良くなるかを伝えていかなければいけません。スタートの構えから作って8歩まで。マークを使って練習していきました。1台目までのアプローチで遅れてしまう部分を改善しなければいけません。進み始めたので1台目のフレキを跳ばなくてもいいので流れを確認する。問題なしです。

この段階で本人と感覚の確認をしながら。やっている選手がどのような感覚なのか。スプリントの動きやマークをやる前と今ではどのように違うのか。分かってやるのと単にやるのでは意味合いが違います。中学生に多くを求めるつもりはありません。しかし、きちんとしたスプリント練習やハードル練習を積み重ねていくことで走り自体が変わっていくというのは感じ取ってもらいたい部分です。かなりスムーズになったとのこと。素直な反応はこちらも嬉しく感じます。

話を戻してロングスプリント。これはogw先生の協力のもと進めていきました。風もほとんどないのであとは感覚作り。krkは「着地が潰れる」というのを口にしていました。少し体幹が弱くなっているのかなとkd先生も言われていたので練習の中にその部分は取り入れたいなと。軸が崩れてしまうと走れないしハードリングがブレます。ここはきちんと対応しなければいけない。23秒6くらいでは入っているようでした。タイムだけではなく走りも視野に入れながらですね。

400選手は前半の入りを。前回60と120でイメージを作ったのでそのまま200mまで。目標が22秒7で入ることなのでそれに合わせて。ogw先生が付いて色々とアドバイスをしてくれていました。他県と比べて圧倒的にスタッフが少ない。流石に複数を一人で見るのは難しくなります。やはり協力してやっていくことが必要になります。ありがたいことです。

午前中やりたいなと思っていたことはできました。感覚的に悪くないかなと。やはり「強くなりたい」と思って練習をする選手と時間を過ごすのは楽しい。

また書きます。多分。
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成年選手の活躍

2019-09-24 | 陸上競技
合宿の内容から少し離れます。この数日間で親しい成年選手の活躍がありました。嬉しい限りです。

土曜日の時点でmakinoが全日本実業団の女子100mで決勝へ。念願の全国の決勝です。タイム云々ではなくこの舞台にたどり着いたというのが大きいなと感じています。本来であれば大学4年生で引退しているはず。それでも「競技が続けたい」という想いが強くfjk先生のご配慮により実業団登録で走らせてもらっています。

この舞台にたどり着くまでの紆余曲折。怪我もあり上手く走れない時期もありました。性格的に明るい部分もありますが何度もふさぎこんでいる様子を見ていました。私が直接指導している時間はありませんが、こうやって教え子が全国の決勝の舞台に立ってくれるというのは本当に嬉しい。

makinoが決勝に残った事を知った何人かからは連絡がありました。本当にありがたい事です。sgm選手は電話をしてくれました。本人も先日の全日本マスターズで優勝しています。日本一!!こういう繋がりがあるというのは私の大きな財産だと感じています。私が何かをしたというわけではないのですが人には恵まれていると改めて感じました。

更に国体合宿中に行われていた全日本実業団で我らがヨンパ陣のエースymd選手が大学4年生以来の自己ベスト更新!49秒68で山口県記録更新です。本人も待ちに待ったベスト更新です。我が事のように嬉しく感じます。

この10年、ずっと「山口県記録更新」を期待していました。それだけの力はある。400mで46秒台を出した時に「いける!」と思っていましたがなかなか噛み合わずに狙ったヨンパでの記録に届きませんでした。日本選手権で3年連続決勝に残って8位、7位、6位と何年順位を上げていましたが記録がなかなか出ない。苦しかったと思います。中四国合宿でもコーチに入ってもらって高校生とも関わってもらう。

当時、冗談で「1年ずつ順位を1つ上げていって2021年には優勝だね」と言っていました。しかし、今は上手く走れたら来年のレースで勝てる可能性も出ていると思います。今回は不利な内側のレーンでの記録です。3年間で勝負をかけるという話をしていました。国体、ヨンパ陣のエースとして力を発揮してくれると思います。krkとのダブル日本一!!達成できると信じます!

その結果に喜んでいると女子成年選手のnsy選手が「60秒10で走りました!」との報告をしてくれました。ここに来てベストを更新し続けています。いや、喜ばしい。高校時代に山口県高校記録を更新するもののすぐに別選手に塗り替えられる。それでもずっとコツコツとやっていました。

昨年、念願の国体代表になり意気込んで望んだ福井国体。レース中にピストルが暴発。1台目を越えるあたりだったと思います。やり直しかと思ってスピードを緩めましたがレースは通常通り流れる。複数の県で上訴しましたが認められる。本人は涙が止まりませんでした。そんな中で腐らず次に向けて進んでくれた。ありがたい事です。

nsy選手が言っていました。「ymd先輩やkrkくんの活躍が自分のモチベーションになっている」と。県内のヨンパ陣がそれぞれ高め合える関係になってくれているというのは嬉しい限りです。全員が決勝に残って最高の舞台で戦って欲しい。強く願います。
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国体直前合宿

2019-09-24 | 陸上競技

日曜日。この日から1泊2日で国体合宿が実施されました。国体直前の練習会になります。今年度は夏にあった国体合宿以降、パート別練習が何度か実施できました。走練習が中心となりますが結構な頻度で実施できたのではないかと思います。

 

今回は狙ったように台風の影響を受けることに。そういえば夏の合宿も2泊3日が台風直撃により1泊2日になりました。仕方ない話ですが。今回かなり風の強いという予想になっていました。8月末に競技場を予約していました。その時にはこんなことになるとは・・・。防府の競技場を抑えていましたが雨風が強くなると練習が出来なくなります。それほど多くの練習をするという形にはなりませんがやはり風雨が強い中での練習は大変になります。防府は雨除けがほとんどないので・・・。kd先生が各方面に手配して下さり、維新公園で練習ができることになりました。ありがたいことです。

 

予報としては両日雨予報になっていましたが直前で「月曜日は曇り」に変わっていました。予報が変わってくれてありがたい部分もあります。日曜日の午前中は防府で練習して午後から維新へ移動。小雨は降っていましたが問題なく練習できる感じでした。

 

練習に関しては少人数なのでそれに合わせて。この段階で基本的なことをたくさんやっても・・・というのはあります。実践的な練習が必要かなと。ある程度の練習を午後からやろうと考えていました。午前中はハードルを使ったドリルで股関節周辺に刺激を入れておきたいなと。少年Bも参加しています。ここは様子を見ながら。基礎的な部分をやっておいてもいいのかなと感じていました。

 

午前中はハードル。その時に「脚運び」を意識することにしました。直線的な脚運び。これは午後からもやるようにしたのですが。中学生もいたので「自分の身体の前で脚を動かす」という感覚を持ってもらいたいなと思っていました。メニューとして考えていたわけではないので様子を見ながら。ハードルでの切り替えを意識してやっていきました。

 

サイドの切り替え、ワンステップハードル、一歩ハードルという形でハードルドリルに近い動きを徹底する。この時に「軸の移し替え」や「スイッチング」を実施。直接的その動きだけをやるのではなく、他の動きをしながら「必要な要素」を取り入れていくという感じになります。ここは「理解」が必要になります。徹底してやるという感じではなく「広く浅く」という感じの練習にはなるのですが。

 

少しだけミニハードルを使ってのスイッチングをしました。本当はここに至るまでに「直線的な脚運び」をやっておかなければいけません。それが不足すると「足が後ろで回る」ということになるので。身体の前で脚を入れ替える。これはスプリントの基礎だと思っています。段階を追って練習を組み立てていくためにはやはり「基礎」は重要。この合宿でやることかどうかは別問題ですが。

 

午前中に基本的なことをやって山口に移動。この辺りから雨がひどくなってきました。室内練習場が使えるということなのでかなり助かりました。krkは300mHを。国体の予選のレーンにハードルを置いて。雨が強く気温が低い中なのでどこまで走れるのか分かりませんが。普段走練習が中心になるのでこういう機会に実践的な練習をしておきたいと思っていました。アップはフリー。

 

300mHを2本。タイム的には・・・。kd先生からも指摘がありましたがハードルの着地でぶれる感じがあります。耐えられないという感じ。本人は「つぶれてしまう」という表現をしていました。右肩が開くというのもあります。それだけではなくいろいろな要素が含まれていると思っています。1本目の反省を生かして2本目はレース展開をしっかりと作る。37秒1でした。ずいぶん修正できたかなと思います。最後の100mが14秒かかって51秒1。雨に打たれて身体が冷えてしまう中の走りです。調整しながらやっていければと思います。目標は日本一のみ。しっかりと見据えていければと思いますね。

 

それ以外の選手は「軸」から。中学生もいたので基礎筋力や軸感覚を作る部分も重要かなと。軸をやってみましたが中学生はかなり筋力がない。当然の話だと思いますが。長期的に体作りが出来ればどれくらい強くなるのか。実施できなければ難しくなると思います。今は「持っている力」で走っている感じでしょうか。それが長いスパンで強化できれば本当に強くなるだろうなと感じながら。

 

軸感覚を作ってから反発系。力をうまく使いながら走るための練習です。無駄を減らしながら上手く力をもらう。軸がつぶれてしまうとパワーを使って走ることになります。最小のエネルギーで効率よく進むための練習をしておきたい。午前中には「接地」と「地面に力を加える」という話をしました。単純にやるのではなく「なぜやるのか」を理解させたい。このレベルの選手たちと一緒にやるとこちらも意欲的になります。「強くなりたい」という気持ちの中でグランドに立っていますから吸収しようという姿勢がある。楽しいですね。

 

直線的な脚運びのイメージをして室内練習場で動くことに。片足スキップと片足シザースを。最初、片足スキップが出来なかったのでお手本を示しながら。できない動きを一生懸命にやろうとしていました。こういう姿勢だからできるようになる。走りに生かすために何をするか。シザースは「膝が開く」のと「つま先が下がる」というのがありました。これも練習を積み重ねていく中で修正していく。後半はコーチ陣が全員揃ってみる形になったので動きもよくなっていました。まだまだ改善の余地があります。可能であればもう少し練習の回数が欲しいなという感じです。

 

この手の練習を何度かやると間違いなく走りが変わります。必要な要素を考えながらやっていくことでこちらも発想が広がります。目の前で練習を見ていくことで分かることがある。スキップとシザースで「進む」ことができるようになりました。やりたいことができる。楽しい。

 

終了後、防府に戻って食事へ。これも縁あって宿舎の近くのお店にお願いできました。かなり無理を言って・・・。台風の影響もあり宿舎から近くで食べさせたいというのがありました。強風で歩くことも大変な状況でした。

 

とりあえず1日目は無事に終了。役割を果たせたかどうか・・・。

コメント
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