kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習の位置付け&高い目標を持つ

2016-09-30 | 陸上競技
またも思うことを。真面目すぎて面白くないですね。まー自分の感覚で書いているので面白くないのは仕方ないのですが。

練習に関して少し話をしました。部活動によっては「今日も練習がある」「休みたい」「やりたくない」と口にする生徒もいます。分からないでもありません。他の生徒は自由にカラオケにいったり、県外に買い物に行ったりしているでしょう。気分が乗らないときに練習する気にならないというのだってあると思います。高校生ですから「やりたくない」と思う事もある。

が、本当にそれで良いのか。練習は「日常生活の一部」になっておかなければいけないと思っています。朝起きたら顔を洗う。家に帰ったらお風呂に入る。これは「当たり前のこと」として生活の中に位置付けられていると思います。練習も同様だと考えています。毎日「練習をする」というのが特別なことではなく「今日も練習しよう」と考えてやるだけのこと。練習をするのが「特別なこと」だと考えていたらこれは大きなストレスになると思います。高校受験や就職試験のように「非日常」のことがあればそれはストレスです。が、練習というのは「毎日あること」「やるのは普通のこと」という感覚でいなければしんどくなると思います。

自分のために必要だからやる。そう思えなければ練習をする意味さえなくなります。今の私のスタイルとして「無理矢理やらせる」というのは避けたいと思っています。ある程度のレベルに達するまでは「半強制的にやる」というのが必要だと思ってます。一定レベルになるまでは幼さもあるのでやり切れない部分もあります。だからある程度の道を示す必要があるのではないかと。ここまでやらないといけないという部分を示さないと分からない部分も出てきます。が、全てが私の顔色を伺いながらやるのは違う。難しい部分ですが。

さらには目標の話もしました。前日に話をした部分の流れです。少し努力したら届く目標を掲げる。それは素晴らしいことのように見えます。自分が努力したら届くかもしれないというのは目標なので誰からも否定されることはない。が、私は以前から「日本一」という目標を掲げています。周りの大人は「無理に決まっている」と否定的に捉えます。が、本当に無理なのか?そこまでの気持ちで本気で取り組んだことがあるのか。

選手に話をする時にある本のコピーを渡していました。目標と自分自身は「惑星」と「衛生」の関係だと書かれていました。運動心理学の分野から考えれば目標は今の力の「110%〜120%」くらいの高さの目標が良いとされています。高すぎる目標は脳が「無理だ」と認識してどこかで諦めてしまうから、と。確かにそうだと思います。少し頑張ったら届く目標の方が一見すると頑張れるのではないかという話です。が、「絶対に出来る」と信じきって取り組めればその目標は「大きな惑星」となり得る。

その「大きな惑星」からの引力は半端ではない。そこに向けてやっていく中で引き寄せられて自分の力以上のものが出せるようになる。周りは否定的に言います。実際に前任校でリレーでインターハイを目指していた時には「無理だ」と言われることも多くありました。それでも私も選手も「絶対に届く」と信じてやっていました。だから届いた。何が何でもその「目標を目指す」という感覚があるかどうか。それはなかなか分かってもらえないかもしれない。

私は届くかどうか分からない目標に対して「絶対にやるんだ」「絶対に出来る」と信じてやっていいる。疑うことなくやっている。春先に今のチームで本気でインターハイを狙っていた。聞かれた人に「インターハイを本気で狙っている」と言っても「また大げさな話をしている」と思われていたと思います。それでも私は本気で狙っていました。選手にも「絶対に届く」という話をし続けていました。バカじゃないのか?と思われるかもしれません。周りは関係ない。自分たちがどこを本気で目指すのか、だから。

私がやるだけならこんな無意味な事はない。選手たちが届くと信じてやっていくしかないのです。それは指導者として絶対に譲れない部分。

うーん。何となくうまく書けないな。思う事はたくさんあるけど言葉にできない。上手く選手に伝わるか。やるのは誰なのか。本気でやらないといないのは誰なのか。そこだと思っています。

また書きます。多分。
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練習の意図

2016-09-29 | 陸上競技
思うことを。

練習をする。それには「明確な狙い」がある。このことを理解できるかどうかは大きな「差」になっていく。目に見える「形」ではなく「なぜやっているか」が重要になる。前任校で一緒に働いていたバスケットボールの指導者、「練習を見せてくれ」と言われたら「いつでもどうぞ」と答えると話をされていた。強い学校になればその練習内容が知りたくなる。同じような練習をすれば「強くなる可能性がある」と思うから。ある意味大切なことだと思う。

が、その時話をされていたのは「どうせ見せてもポイントは分からないだろうから」とのことだった。まさにその部分が「核」なのだと思う。何を目指してその練習をしているのかが分からないのであれば「見ているだけ」で終わってしまう。「形」をマネしても結局は「核」となる部分が分かっていないのだから「狙い」は明確にならない。

毎回同じ練習をするとしても基本的にしつこくポイントを口にするようにしている。意識を明確化するため。どうしても慣れてくると「やるだけ」になってしまう。これがトップ選手になると「この1本は○○を意識して走ろう」という感じになるのだと思う。しかし、高校生レベルでは簡単にはいかない。ある程度の本数を消化する中で自分で「感覚」を作っていくしかないと思っている。

例えばうちは「並走」をする。2人1組で行う。バトン流しはしない。もっというと練習中に「ウインドスプリント」さえ実施しない。「少しずつスピードを上げていかなければ怪我をする」と言われるかもしれないが、実際に大きな肉離れをした選手はいない。最大スピードを出すまでにある程度の準備をしておけば大丈夫だと思っている。バトン流しをする。これは一見いい感じの練習に見える。走っている中で手の出す位置を確認して4人で流れを作る。が、実際はどうだろうか。そんなにゆっくりのスピードで手を上げることはない。ゆっくりのスピードで手の位置が安定したとしても全力走っているときに同じように手の位置が安定するとは限らない。

バトン流しをするとゆっくりした動きに全員が合せなければいけない。そうなると動きのリズムも変わってくる。私的には2人で全力で「並走」をするほうが実戦に近いバトン練習になるのではないかと思っている。だから距離も50m程度しか走らない。バトンを2本持ってゆっくり走るという練習はしていない。もちろん、これは「私が意図している練習」というだけであって「バトン流し」にはその意味があるのかもしれない。これは「指導者のこだわり」でいいと思う。

先日、120mを使っての「並走」をやった。60m地点でバトンを渡してそこからは競争。約束事としては「60m地点で最大スピードでバトンを渡すこと」と「渡ったら前を抜く」「渡ったら後ろを引き離す」ということだけ。ゆっくり走って60m地点でバトンを渡してそこから全力という練習ではない。前走者が速ければスタート地点でやりくりをしていかなければいけない。離されないように前について走る必要もある。それだけで「質」は上がる。基本的に「絶対にスピードが緩められない状況」を作ることにしている。

ここの「意図」が分かる人が見ればこの練習のきつさはわかると思う。逆に分からない人が見れば「バトン走を何本もして質が低いな」と思うかもしれない。それは「見る目」と言い換えることもできる。スピードレベルが高い練習を1本できたら強くなる。理想的な話。が、高校生レベルではそうはいかない。だから「質」を高くして「量」を消化する。そのために何をするかだと思っている。ここは「考え方」だからなかなか理解してもらえないかもしれない。

更にこの日、250m+60mも実施した。「量」としては多いかもしれない。今の私のスタイルでは「250m」にこだわりはない。だからショートスプリントの選手に走らせたときにはタイムは計らない。これも「意図」がある。かなり疲労している状況での「250m」。指示は「最初から行く」ことだけ。後半失速しても全く関係ない。これも「理解しにくい練習」かもしれません。

ある程度走っているので疲労感はあります。その中で「最初から行けるところまで」というのは簡単にはできません。だからこそやる。スピード持続という部分もありますし「何が何でも動く」という感覚づくりにもなります。「根性練習」とは違います。無難に「走りきる」練習をするというのも一つの手段だと思っています。が、この練習の流れの中で「記録」を狙うことに意味はない。特に女子は「保守的」な部分がありますから「疲れてしまうのが怖い」という気持ちが先に出てきます。それを克服するほどの「強い想い」を持てるかどうか。

ここ数年、「長い距離は走らない」と決めていました。100mで勝負することにこだわっていた部分もあります。ショートスプリントであれば150mが走りきれれば十分対応できますから。しかし、これも私自身の「思い込み」かもしれない。だからこそ「殻を破る」ために250mを取り入れています。1回目は150mしか持たなかったかもしれない。それが2回目は152mスピードが維持できた。そういう練習を繰り返していく中で「効率のいい力の使い方」を覚えていくのではないかという気もしています。今は「100m」だけではなく「200m」も勝負する気でいます。「400m」もです。そうなるとそのための準備をしていく必要がある。その意味での「250m」という部分でしょうか。

200mを走るために長い距離を走る方が良いので250mを走る。根拠は「主観」です。そのほうがいいだろうというだけで「本当に200mにつながるか」というのは分かりません。今私はそういう「視点」では考えていません。距離を踏むような練習は必要ないという気持ちは変わりません。

普段はここまで書きません。が、思うことがあり書きました。私自身の「心の整理」という意味も含めて・・・。
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貫きたい

2016-09-29 | 陸上競技
思うことを。

「いつも機嫌が悪い」と思われる。練習をするときも「選手が顔色をうかがいながらやる」と言われる部分もある。いや、正確にいうとそれは「理解していない人の解釈」です。客観的に見てそう見えるといわれるかもしれません。私自身は毎回選手にも話していますが「指導に従え」という一方的な話は考えていません。練習をする意味。競技を通じて考える意味。ここは譲れない部分です。

火曜日。練習の初めに荷物の運搬をしなければいけない。ある選手は走って車から荷物を降ろす。ある選手は歩いて荷物を降ろしにいかない。こちらが指示をすると全員が荷物を降ろしに行く。全員が行ってもできないことがある。そうであれば降ろされたハードルを組み立てていたりスティックを置いて練習がすぐにできるようにすればいい。これは「周りを見る」ことであり、「考えて動く」ことにつながる。特定に人物だけが負担をするのは違うと思っている。

更には「声を出して練習をする」という話をした。雰囲気づくりというのは大切なことだから。しかし、練習開始の「お願いします」という言葉が出ない。これも「特定の選手」だけが出してそれ以外の者はついていくだけ。こちらが求めることが理不尽だとは思わない。チーム作りをするうえで「やればできること」を徹底しなければいけないから。

この感覚はなかなか理解してもらえないと思う。そこまでしなくても良いじゃないか。競技とは直接関係ないことを求めるのはおかしい。いろいろな意見もあると思う。それでも「貫きたい」と思うことがある。この部分はここ最近ずっとずっと言い続けていること。響かないから行動が変わらないのかもしれない。しかし、練習をやればそれでいいとは思わない。

「足が速い」ということ。これは一時的なものでしかない。小学校や中学校では「足が速い」というだけで周囲が評価してくれる。他者よりも優れている部分が目に見えてわかるから。だからこそ選手も「自分は特別なのだ」と思う。周囲が「すごいね」と言い続けることでやはり「自分はすごい」と思うようになる。これは仕方ないこと。が、いつまでもその状況を続けるわけにはいかない。

足が速いから一生働いていけるということはまずない。先日、ボクシングの元世界チャンピオンが「暴行事件」で逮捕された。世界一になった選手であっても「他者に暴力を振るってはいけない」という基本的なことができなかった。芸能人なども同様かもしれない。先日二世タレントが不祥事を起こしてニュースなどで大々的に扱われた。「親の七光り」と言われている部分があったのかもしれない。「実力」云々は私にはわからない。が、「先輩にはきちんと挨拶位するように」と指摘されていたとの報道もあった。良く分からないまま「社会」に出て、良く分からないまま行動していたら結局は自分のためにはならない。

厳しいといわれるかもしれない。「競技力」を高めることもすごく大切。「人間力」を高めることも必要不可欠。「競技力」が上がっていけば「人間力」も自然と上がっていくと思われる。「ハロー効果」という言葉がある。「後光」という意味。ある一点が優れている人物はほかの部分も優れていると思われる。それが事実かどうかは別にして過大評価される部分は出てくる。

だからこそ「競技力」と「人間力」の両輪を伸ばしていく必要があると思っている。「競技をしたくて来たのに他の事ばかり指摘される」と思う選手もいるかもしれない。実際問題その部分も非常に大切なことではある。しかし、それだけでは「将来」にはつながらない。ここは絶対に「貫きたい」と思っている。どう思われるかわからないが。

ある程度「結果」を残す。そうするとどうしても「粗探し」が始まる。「あの選手は態度が悪い」とか「挨拶もしない」というような言い方をされるようになる。目立たない選手であれば特段何も言われないのだろうが「結果」を残すことによって行動の一つ一つに「注目」を集めるようになる。そうなったときに「当たり前のことを当たり前にする」という姿勢が身についていなければやはり「批判」の的になる。

そうなって欲しくはない。選手の努力は一番近くで見ている。かなりの練習をしている。だからこそ「正当な評価」を受ける生き方をしてもらいたいと思っている。競技場面だけしっかりとやればいい。そういう考え方では結果的に強くはならないと思う。高校時代だからこそ「学ぶこと」がある。それが理解できないようならそれから先も同じことになる。

「機嫌が悪い」と言われる。ではその理由が分かりますか?と問い直すことはない。理解してもらうのは簡単なことではないから。万人に理解されるのは不可能。全ての人に賛同を得るのも不可能。ひょっとしたら選手にも私の考えは理解してもらえないかもしれない。それでも言い続けることが必要。誰のためになるのかという部分は非常に大切なことだから。

私が「指導者」として評価を受けることは正直どうでもいい。別に一銭にもならない。「すごいですね」と言われることに自分自身は価値を感じない。だから競技結果に関しては他の人に「こんな結果が出たんですよ」とは口にしない。blogには書いているがこれは「記録」という意味合いで書いている。これから先、どのような取り組みをしていたのかを確認するときに役立つ。別に自慢するために書いているわけではない。だから時として「マイナス評価を受ける可能性がある部分」についても触れる。もちろん言葉を選んでとなるが。

チームを作る。これには本当に大きなエネルギーを使う。それでも成し遂げないといけないと思っている。遊んでいるわけではない。その部分だけは譲れない。

「貫きたい」と思うことがある。そのことは事あるごとに選手に話す。選手に理解してもらうことでしか前に進むことはできないから。少しずつ。少しずつ。自分の目指すものに向けて進みたい。
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チーム作り

2016-09-28 | 陸上競技
少し思うことを。

少しずつチームができてきたのかなと最近感じるようになりました。もちろん目指すところはまだまだはるか遠くに存在するのでここで満足する気は一切ありませんが。「陸上競技」という部分に目を向けるとある程度のことができるようになってきているのではないかと感じています。他校と比べてというよりは今うちが少しずつ進み始めているということが大切だと思っています。

今年度に入り少し選手が集まってくれました。周囲からすれば「これだけのメンバーが集まるとは・・・。と言われるでしょう。力のある選手が来てくれたというのは間違いない事実です。だから「結果が出るのは当たり前だ」と思われる。当然のことだと思います。が、「競技をする」という組織が完全に出来上がった状態で受け入れているわけではありませんからなかなか難しいところがあるというのが現状でした。

高校での陸上競技は様々な形でできます。求める水準は様々だと思います。私自身は「競技を通じて人間的な成長をする」というところに主眼があります。その中で「結果」を求めていく。「人間的な成長さえできればそれでいい」とは思いません。一つの目標に向かって一生懸命に取り組む。その中で「かけがえのないもの」を手にすることができるからです。必死にやる中でしか得られないものもある。そう考えてやっています。

部活動は放課後の余暇時間を使って行うものだという考え方もあります。「そこまで必死になってやらなくても」と言われる部分もある。うちの学校には「競技をやりたい」と思って集まった選手ばかりではありません。これは前任校の初期段階でもありました。「陸上だったら走るだけだからできるだろう」という感覚で入部してくる。「身体を動かしたい」という欲求の中で所属する選手もいると思います。それはそれで「正しい」と思います。が、私は「一生懸命にやる」ということにこだわっています。考え方が異なる部分もあるでしょう。入部してくれた選手全員が「何が何でも強くなりたい」と思って入ってきたわけではない。

しかし、「集団」であれば「同じ方向を向く」というのが必要だと思っています。表面的に「頑張ります」というのではなく「目標を共有する」ことができるかどうか。全員がトップ選手となり活躍できるわけではありません。メンバーになれる選手もいればそうでない選手もいる。だからといって「出場できない選手」が「自分には関係ないから」と思って行動しているようでは「組織」としては成り立ちません。力があってもなくても「目標を共有する」ことは大事なことだと思います。

練習。トレーニングに顕著に現れますが「同じような動き」をする場合があります。本気で体幹を強化しようと思ってやっている補強もあればきついので「とりあえずやっている」という補強。「何を目的とするのか」が意識できない練習であればやってもその効果は出にくいと思います。そういう「やるだけの練習」を許しているようなチーム状況であればやはり強くなるのは不可能だと思っています。全員がきちんと「やるべきこと」を理解して取り組むことが必要です。

ある程度組織として成立しているチームであれば自分たちで動くことができます。上級生の取り組む姿勢を見て自分たちもこうやればいいのだというのが分かってくる。それがない間は全員が試行錯誤で取り組んでいきます。スマートな練習ができません。言うまでもないですが「日常生活の取り組み」を指導している間は決して競技力は上がらないと思います。その部分は「組織」として「できて当たり前」なのです。「伝統校」と言われるチームであれば指導者がいちいち言わなくてもある程度のことは選手自身で考えて行動します。

上級生が下級生を指導する。このような書き方をすると「体育会系の根性論」と評価されるかもしれません。が、上級生から下級生に伝えていくものがあるはずです。「なんとなくやる」のではなく「きちんとした指導」にならなければいけません。こういう部分は「練習以外の見えない力」だと思っています。どのような練習をするかではなく「組織」としてどのような「考え方」に従ってやっていくか。この部分は本当に大きなことです。

今やっている練習、1年前まであれば決してできなかったと思います。選手の取り組みが悪いとかではありません。その時その時にできることはしっかりとやっていたと思います。が、上を目指すための練習としては十分ではなかった。私のやっていること、やろうとしていることに「半信半疑」だったと思います。いや、「こんなきついことをやる意味があるのか」と思われていたかもしれません。それでも今は練習が積めるようになってきている。

かなり成長はしてきています。が、まだまだ目指すところには遠い。一歩進んで半歩下がるという感じの繰り返しかもしれません。そんな中でこちらもしんどいなと思う部分も出てきます。これは許されないことなのかもしれません。一人の人間としてストレスもたまります。それでも「やるのが当たり前」と言われるのかもしれませんが。そのつもりではいますがなかなか。

今の1年生が2年生になった時に下級生に手本が示せるでしょうか。そこがこれからのチームの鍵になると思います。まだ幼い部分があります。上級生が下級生に何を示せるか。「力があればそれで良い」というわけではない。チーム内にはそれぞれ役割がある。全員が同じ事をやっていたらダメ。ここの感覚です。

私は厳しすぎるのかもしれません。それでも前に比べると随分寛容になったと思っています。今の選手にとっては「厳しい」という感覚かもしれませんが。そこには大きな理由がある。そこを理解してもらわないと「チーム作り」は進まないと思います。組織として動き始めれば様々なことが変わります。そこまでのエネルギーは想像を絶するものだと思っています。それでもなんとかしてやっていくしかないのですが。

思う事をツラツラ書きました。まとまりはないですね。
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軽く動く

2016-09-27 | 陸上競技
月曜日、朝通勤途中から雨。そして朝練を始めようとした頃から大雨。雨が降るとこちらの予定も変わってきます。まーこればっかりは仕方ないんですが。朝はペアで体幹補強をひたすらやることにしました。種目自体はそれぞれに任せて。本当はこちらで指示をしてあれこれやらせる方が良かったのかもしれませんが。

授業は7分の6(笑)。なかなかです。結構なダメージですね。どこかで休みをもらって休めると良いのでしょうがそのタイミングがありません。落ち着くまではやるしかないなという感じですね。息抜きとかが出来れば違ってくると思うのですがそれさえ出来ず。時々は自分の時間を作れてはいるのですが。

この日は7時間授業だったので練習時間の確保が難しくなります。通常であればそれでもやるのですがこの日は軽めに。先週は5日間かなりハードな練習をしています。こちらから見ていても良くやるなという内容でした。かなりの疲労が蓄積していると思うのであえて軽くしました。高校生ですから1日休めばそれなりに回復するのではないかと思いますがやはり無理はできません。

投擲と棒高跳びはトレーニングを。棒高跳びは土曜日に専門練習をさせてもらっています。技術的な練習ができた分、その日に行ったトレーニングができていません。そのため短時間ですがウエイトとシャフトトレーニング、鉄棒を。技術的な部分を支えるだけの筋力がありません。脚が腰よりも上がらなければこれまで以上の高さは越えられません。女子ポールで本気でインターハイを狙うのであればここは避けて通れない部分です。

この時、本人から少し話がありました。G先生と練習をした時にこれから先のことをアドバイスもらったようです。12月に行われる中国四国合宿に参加できないか?という事でした。記録的にはまだまだですが戦える可能性がある。こういう機会を与える事は必要不可欠だと思います。前向きにやりたいという気持ちを示すのであればこちらも考えなければいけません。

更に「香川室内があるらしいですよ」との話も(笑)。棒高跳びで冬場に行われる大会です。女子ポールはなかなか大会がありません。更に香川は女子ポールも全国トップレベルの競技力があります。刺激を受けるという意味では最高レベルだと思います。こうやって本人が言ってくるのであれば無視するわけにはいきません。私みたいな素人が連れて行って良いのか分かりませんが。棒高跳び、かなりディープな世界です。この中に入っていけるのか?!G先生、私に直接言わずに選手伝いで情報提供するとは(笑)。私の性格を分かっていますね。断れなくなります(笑)

スプリント系は並走まで。雨のためグランド状況が良くなかったので他の部にお願いして乾いている場所で走らせてもらいました。ありがたい事です。限られた時間でしたが集中して練習が出来ていたと思います。結局はこの部分だと思います。やっている事はこれまでと変わらなくても集中して取り組めるかどうかで全ては変わってくると思います。女子に関しては今週くらいしかバトン練習が出来ません。Nが来週から国体に行くので通しで練習する事が出来ないからです。そこの部分を理解して練習できるか。

1回の練習で何度も何度も確認するべきだと思っています。実際に走ることができる回数は限られています。走る以外の時に何をするか。どういう取り組みを見せるか。中国新人、すべての種目が決勝に届くかどうかギリギリの所です。上手くいけば決勝という感じ。全然届かないという事はありませんが余裕で決勝という話でもありません。本当にボーダー。女子リレーはチームベストを出さなければ到底届きません。が、可能性は十分にると考えています。「参加すること」を目標に中国新人に行く意味は無いですからね。

そこの意識レベルを確認するためにも現時点でのランキングを作っておきました。今の自分達の位置がどこなのか。目の当たりにする事でやるべき事が見えてくると思います。100mは追い風参考なのでランキングとしては正確性に欠けますが6位10位。リレーは10番目。ここを勝ち抜くためには生半可な取り組みでは届かないと思います。

表情もそれなりに締まっていました。最後は覚悟を持って練習に取り組めるかどうかだと思います。

良い感じの練習でした。こういう部分があるから私自身キツくてもやっていけるのだと思います。ありがたい。感謝したいですね。
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疲労感

2016-09-26 | 陸上競技
ここ数か月間、ほぼ休むことがありませんでした。まー自業自得なのですが。少し涼しくなってきたのあるかもしれませんが、尋常ではなく身体が重い(笑)。ひょっとしたら激太りしているのかもしれませんがとにかく重い。太っている自覚はありませんが。

毎回のことですが自分の中にはエネルギーが無尽蔵にあるのではないかという気がしています。が、気が付くと結構な疲労感の中にいます。その疲労の中で何をするか。日曜日は販売実習の引率もありこれもバタバタ。「休む」という感覚がほとんどなくなっています。プライベートというかなんというか「気を抜く」ということができません。

まー日常生活の中ですでに気を抜いて生きているのではないかと言われるかもしれませんが(笑)。それなりに生きていますから周囲から思われる以上にストレスというのも溜まります。このストレス発散が苦手なのでため込む一方になる。うーん。

思い切って数日間休みが取れれば違ってくるのかもしれません。何も考えずにひたすら寝るという行動ができればいいのかもしれませんがそれもできず。趣味があればそこに打ち込むことができますがそれもない。面白くない人間ですね。

いろいろなことに対して結構疲れています。世の中にはもっともっと疲労している方もたくさんいるのだと思います。だからこそ「もっとしっかりとしなければ」という気持ちにはなるのですがいかんせんエネルギー不足で・・・。もう少し元気になれればなとは思います。

案外疲れています。久々かもしれません・・・。
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がっつりトレーニング

2016-09-25 | 陸上競技
土曜日、この日はトレーニングとしました。午後から国体練習会が実施されるので8時開始としました。前日かなり走っていますからキツい部分はあるかなと思いますがそれでもやることに。日曜日と月曜日を落としめにすることで対応できればと思っていました。

練習に関しては前回と同じ。流れを大切にしました。ウエイトからシャフトトレーニング、シャフト補強の流れで。G先生が練習開始してしばらくして所用にて学校に来られたので少し話をしていました。「Oみたいな感じの練習ですね」といわれました。関西の強豪校です。特段意識をしたことはないですが客観的にそう見えるのでしょうか。一箇所に止まってトレーニングをする形ではありません。サーキット形式といえばそんな感じです。ジョグでつないだりはしませんがひたすらトレーニングをします。考え方に共通する部分があるのでしょうか。

よくよく考えてみるとかなりの練習をしています。風の噂によると市内の中学生からは「hoshoは練習がキツいらしい」と言われているようです。否定しません(笑)。前任校でもマイル主体の時のメニューを見た先生方から噂が広まっていたようです。「めちゃめちゃ練習をする」ということで「そんなにキツいなら行きたくない」と思われていたとか。まーこればっかりは仕方ないと思います。確かにキツいかもしれません。が、適度に練習をしてそれなりに走って終わるというのも1つの選択だと思います。それでも「絶対に強くなりたい」と思う気持ちがあるならやるしかないと思っています。

無茶な練習をさせているつもりはありません。それでもなかなかできる練習ではないと思います。キツいけどやらなければいけないという感覚。最初から出来るとは思いません。段階を追ってここまきたと思っています。少し距離を置きながら見ていましたが本当に良くやるなと思います。この取り組みの姿勢がきちんと継続できれば面白くなるだろうなと思っています。

前回と同じメニューをやりました。ダイナマックス投げ、鉄棒を行ってから腸腰筋補強まで。プレートを使って負荷をかけての腸腰筋補強です。かなりキツいかなとは思いますが。ここまでで約2時間半。かなりスムーズにできるようになってきました。まだまだ不足する部分がありますが。この辺りから若干集中力が切れかける者も。キツい部分があるので仕方ないかなとは思います。それでもここの部分が変わってくれば本当に大きなレベルアップにつながっていくと考えています。これは本人達が気づくしかないかなと。

最後に腹筋背筋中心の補強を。あえて「固定」する補強を入れました。走る時には一般的な腹筋運動のような形で走ることはありません。どちらかというと「固定」しなければいけません。身体を固めるイメージを持たないといけない。ここも感覚の話だと思っています。やれば良いという練習をしていたらこの感覚は分からないと思います。女子はかなりキツいでしょうからこの段階で「疲労感」が勝っている感じもありました。疲れているのにまだやるのか?!という空気を感じました。そりゃそうでしょう(笑)。が、ここで妥協して練習を減らしても選手のためにはならないと思います。あえて負荷をかけました。

更にバランスディスクを利用したトレーニングも。結局4時間近くやっていました。トレーニングで4時間というのは理解してもらえないかもしれません。それでもこちらとしては「避けては通れない」と考えています。身体作りをしていくためにはかなりの時間と労力が必要です。ある意味、私と選手の根比べという部分もあると思います。必ず結果を出させてあげたいと思っています。そのためにはこちらも心を鬼にしてやっていかなければいけないのです。まー本当に良くやっているなと思っています。普通できないですからね。

午後からは国体練習会へ。会場では記録会をやっていました。Nは既に疲労困憊状態でしたから午後から練習できる状況ではなかったと思います(笑)。これまで何度か「もうやらないから」と伝えていたのに結局練習する事もありました(笑)。かなり疑っていたのではないかと思います。今回は本当に練習をせず。国体までに様子を見ながら練習増減をしていかなければいけません。

国体用の切符をもらいました。まだ1週間以上ありますからきちんと管理しておかなければいけません(笑)。これが一番恐ろしいですから。

国体選手の練習に関しても本人と少し話をしました。これから2週間どうするか、です。常に見ているわけではありませんからその辺りの確認はしておかなければいけません。練習会で練習は出来ませんでしたが、こういうやりとりがきちんと出来たのは大きいなと思います。何とかしてベストパフォーマンスが発揮できるようにしていきたいと思います。

さすがに疲れました。体力回復する時間がないのが最大の問題点。ある意味幸せな事なのかもしれませんが。それにしてもキツい(笑)
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タイヤ引き

2016-09-24 | 陸上競技
金曜日、この日は走ることにしていました。強化週間です。県新人が終わったのもあり不足分を補う練習をしていかなければいけないと思っていました。10月に入ると試合が続きます。そうなると絶対に貯金がなくなります。ある程度の溜め込みは必要だと考えています。

低下した筋力の回復&強化。更にはこれまであまりやっていなかった走り込み。一気に負荷を増やすのは良くないと思うのでそれなりにやっていくことにしています。現状維持を目指しているわけではなくさらなるレベルアップを目標にしています。だからこそ今は強度が高くてもしっかりと練習をしておかなければいけないと思っています。

この日の放課後は会議でした。そのため練習はメニューを作って渡しておきました。最近は試合前だったので道具を使ったアップをしていませんでした。学校で練習をするのであれば荷物運搬の心配はありません。もう一度原点に戻って基礎的な動きをやることにしました。通常よりも本数を増やしておきました。身につかるためには繰り返しやるしかないというのがあるからです。時間がかかるからこそ長い目でみて考えていく必要があります。

ドリルをしっかりとやってからスキップ走とチューブ。そこから並走へ。私が練習に行けたのはこれが終わってからでした。そのためここまでの流れや雰囲気は全く分かりません。練習に行くと30&60をやっていました。土の上での練習ですからなかなか難しい部分がありますがスピード練習として位置付けていますからどんな状況であってもやります。数日間かなり負荷をかけてやっていますから疲労蓄積は間違いないと思います。それでも動き的にはまずまずかなという感じでした。少しずつ力が付いているなという感覚はあります。

ここまである程度走っていますがそこからタイヤ引きへ。距離的にあまり確保できない状態ですから60mでおこないました。加速段階の動きを作るためにはこれくらいの距離が一番なのかなと思います。中間のことを考えるともう少し長い距離を走りたいのですが贅沢は言えません。60mを3本3セット。この日も投擲も棒高跳びも一緒にさせています。基本は走る事だと思っています。どの種目でも必要な事です。

男子はある程度筋力がありますからこちらが狙いとする動きに近づけます。女子は数人筋力が足りないので前に進まない。それでも続けてやります。タイヤ引きが速いから良いというのではなくそれを走りにつなげていけるかどうかだと思います。そこはすごく大切。走りの中で動きが作れるかどうかは大きい。何人かはかなり良い動きをしていました。パワーに頼るのではなく足運びで身体を前に進めるという感覚。これがきちんとできると面白いと思います。

最後に60mのタイヤの折り返し走をしました。本当は120mのタイヤ引きをしたかったのですが上述のように距離が足りない。そうであれば多少違いますが負荷をかけていく事はできると思っています。60mを1往復。これを2セット。最後は1往復半です。休息は15秒としました。4つのグループ
分かれるのでそれなりにレストは取れます。質が落ちる事はないと思います。

動かなくなる。当然の話です。そこで何をするかというのが大切。体幹の弱さがあればこの手の練習では進まなくなります。それでも「足を前に運ぶ」という意識で取り組めるかどうかです。疲れてくると膝の引き出しが甘くなりますし、フォロースイングが遅くなります。これを負荷をかけた中で持続できるのであれば練習の意味が出てきます。スピードレベルが落ちてジョグレベルでタイヤ引きをしていたら課題は克服できないと思います。ここに関してはかなり厳しく話しますし、そこまでスピードが落ちるような練習はしません。こちらとしてもこだわりを持ってやっていますから。

最後に60mを1本。これは各自でフリーで行わせました。タイヤ引きで終わるのではなくきちんと走りにつなげて終わるようにしています。あくまで最大目標はスプリント力のアップ。タイヤ引きだけをするのではなく色々な意味をもたせてやっていきたいと思っています。かなりの筋肉痛があると思いますがその中で手を抜かずにしっかりと練習を消化していく姿は以前と比べると大きく成長しているなと感じています。

練習後に男子選手がトレーニング後に自主的にたんぱく質補給をしていました。自分で本を読んでたんぱく質の必要性を感じたとの事。そのため自らサプリメントを購入して取り始めたようです。これは大きな一歩だと思っています。練習後にサプリメントを飲むようにしていますが、それだけでなく各自が考えていくようになると一気に強くなると思います。強くなるために何をするか。これだけです。

少しずつですが確実に変わってきています。高い負荷のなかで頑張っている姿を見てもらえたらなと思います。表面的な部分だけではなくきちんと取り組む姿を。良い練習ができたと思います。こういう練習であれば見ていて楽しいなと思えます。このまま継続してもらえたらなと思います。

疲れました。色々と。
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トレーニングの再構築

2016-09-23 | 陸上競技
木曜日、この日は祝日。練習は学校でトレーニングとしていました。朝から小雨が降ってなかなか練習が思い通りにできない状況でした。一応廊下で練習ができますが道具の運搬などに時間がかかります。この部分は仕方ないかなと思うところもあるのですが。

練習に関しては「トレーニングの再構築」を行いました。これは前回のトレーニングをblogに書いている間に頭の中を整理していけたのでそれを順序立てて練習メニューとしました。なかなか分かりにくい部分だとは思うのですが。

トレーニングの原則として「大きい筋群を先に鍛える」というものがあります。小さい筋群に先に刺激を与えていると大胸筋や大腿四頭筋が疲労してしまって最大パフォーマンスが発揮できない。つまり最大筋力が発揮できないという部分です。これも考え方の部分だとは思うのですがシャフト補強をやった後にスクワットなどをやると間違いなく疲労してできないと思います。精神的な疲労もあるでしょうし。

順序的に使う重りが「重いもの」→「軽いもの」、重心移動が「小さいもの」→「大きいもの」としました。これにも色々と考え方があると思います。私自身は「筋肥大」を最大目標にはしていません。大きくすればその分だけ重くなりますから動かすのにも筋力が必要になります。筋肉は密度が高いので脂肪よりも重い。まーこれはバランスの問題だと思いますが必要以上に筋力をつける必要はないと思っています。逆にある程度体重があってもそれが筋力であれば女子選手が過剰なまでに体重を気にする必要もないと思います。

筋力が上がっても「使えない」のであれば意味がなくなってきます。そこまで含めてあれこれ実施していきたいと思っています。上述の順序のように組み立てていけば動き自体も「ゆっくり」から「速く」になります。スローウエイトのように「ゆっくり動かして筋肉にストレスを与え続ける」ことで肥大させても実際にパフォーマンスにはつながらないのではないかと考えています。あくまで最大目標は「競技力の向上」です。やればいいという考え方はしていませんからこういう「一見どうでもいいこと」にこだわってやっていきたいと思っています。

最初の段階でスクワットとスナッチを実施。女子はまだまだスクワットの重さが軽い。最低でも体重の1.2倍くらいはいかなければいけません。今は0.7~0.8くらいでしょうか。男子も同様ですが。「重いものを動かす」というのは慣れなければできません。ウエイトトレーニング導入段階は面白いほど重量が上がっていきます。これは「本当はもっと上がる」のに初期段階の重量設定が軽いというのもあります。少しずつ身体の使い方を覚えていくので上がっていく部分もあります。本当に考えないといけなくなるのは導入してから1か月以上たってからだと思います。

これをやってから室内へ。「シャフトトレーニング」として上半身と下半身のトレーニングを実施しました。ウエイトといえばウエイトですが「上半身と下半身の連動」という部分を最優先しています。少しずつ重心移動が生まれてくる。前任校で「20秒補強」としてシャフトを使った練習を少しやっていたのですがそれを少しアレンジしてみました。3セット実施しようかと思いましたが思いのほか負荷が強そうだったので2セットずつ。本当は3セットのほうがいいと思いますがまだ導入段階なので様子見。

室内最後にシャフト補強。これはこれまで通り。シャフトのみにして重心移動を大きく。これまで一番最初にシャフト補強をしていたのでこの日はかなりきつかったと思います。前段階でかなりの負荷をかけていますから当然ですね。

雨が止んだので外に出てプレート補強。これは種目の精選をしました。同じような種目は一つにいして省略。また、こちらが意図している動きができない種目もなくしました。動きが難しいというのではなく「鍛えている感覚がわかりにくい」部分はやっても仕方ないかなと。そうであれば別のメニューをやればいい。「やったほうがいいな」と思う種目はたくさんありますがそれだけではなく、本当に効果が出せそうな種目に絞っていくことも必要だと思います。だからこそ定期的に練習内容を見直して「本当は必要だけどその時の判断で削除した種目」を再導入する必要もあるかなと思います。

その後はダイナマックス投げと鉄棒で終了。場所移動なども含めて実質2時間半程度の練習だったと思います。

時間だけ見ればかなり少ないかなと思っています。が、実際にやっている種目や負荷を考えるとハードです。他校のトレーニングを見たことはありませんが普通の選手が参加したらシャフト補強の時点でヘロヘロになっているのではないかなと思います。それくらいの負荷です。ここまでの負荷をかけるというのは簡単ではありません。実際問題、半年前にこれができるか?と言われたら無理だと思います。ある程度基礎筋力がついてきたのもあります。更には「心」の部分も鍛えられてきたからできるのだと思います。普通の選手はこれだけの負荷をかけると先に「気持ち」が切れてしまうと思います。

こういう部分では常に状況を把握しながらトレーニングをしていく必要があると思っています。もっとできる部分もあるでしょうし、減らしたほうがいい部分もある。この日の練習でもっとやろうと思えばできたかもしれませんが、難が続きさせようと思えば「腹八分目」で終わらせておくほうがいいかなと。精神的な負担もあるので気持ちが切れる前にやめておくことも必要。

様子を見ながらもう少し考えてみたいと思っています。来年に向けてのトレーニングです。勝負するため少しずつ考えていきます
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タフさを求める

2016-09-22 | 陸上競技
水曜日、朝からダイナマックスとしました。ハードなのかどうなのかよく分かっていませんがやるべき事を考えた時、不足分を朝練で補っておかなければいけないと思っています。それほど強い負荷だとは思っていません。朝からガンガン走るつもりもありません。これも考え方だと思います。朝練をやらなくてもよいという考え方もあります。睡眠時間を確保する方が効果が高いかもしれない。今のうちの練習スタイルでは「時間が足りない」という感覚があるので30分だけでもやっています。体幹を鍛えるという感覚を常に持ち続けていきたいなと思っています。

午後は競技場で。県新人も終わり「ひと段落」という感じかもしれませんが私自身の感覚としては「次に向けて」という感じです。県新人で何も終わっていません。秋の大会もありますが来年に向けてのスタート。少しのんびりやってもいいのかもしれませんが「鉄は熱いうちに打て」ということでひたすら練習をすることにしました。周りから見たら「そんなに焦らなくても」と思われるのかもしれませんが、必要なのは「どこを目指すか」です。

こんな書き方をしたら「慢心だ」「調子に乗るな」と言われるかもしれません。が、県新人で優勝してもすごい意味があるかどうかは別問題だと感じています。選手個人としては「優勝」や「中国新人出場」というのは本当に価値のある大きなものだと思います。一生に1回しかないことですから。しかし、そこで「満足」するのは違うと思います。あくまで来年のインターハイ路線に向けての「通過点」でなればいけない。今は1位でも来年7位になれば中国大会に進めないのです。逆に今7位でも来年の総体で6位に入れば中国大会に進める。今だけを考えるのではなくこれから先を見据えていかなければいけないのだと思っています。そのあたりのことは選手にも伝えています。

ということで練習は走練習。他種目も一緒に行うことにしました。最近思っていたのですが「専門練習」という部分に意識が行き過ぎて「走る練習」というのがほぼなくなっていました。跳びさえすればいい。投げておけば大丈夫。こんな感覚があったのかもしれません。基本的には「スプリントチーム」を目指しています。陸上競技の基本には「走ること」があると思っています。どの種目であっても走る練習が不足するというのはよくない。もう一度原点に返って走練習をしっかりとやっておきたいなと感じました。

この日は「激しい筋肉痛」との戦いでもありました。前日のダメージが大きく残っています。だとしても走ります。筋肉痛が治るまで練習を抑えるなんてことは全く意識したことがありません。「温室育ち」のように「大丈夫か?やめておこうか?」というのはちょっと違うかなと。できる限りの練習はするべきだと思っています。故障ではなく筋肉痛であれば身体が重くても進めていくべきです。ということで一切関係なく走りました。選手は辛いと思いますが今はやるしかありません。

この日の前半のメインはショートスプリント。これはいつも通りですが。並走までやって30&60をやりました。これは以前からかなり重視している練習です。きちんと「目的意識」を持ってやれれば効果が高い。トップスピードの維持する練習と加速段階の動きを作る練習になります。更にはバトンの基礎的な練習にもなります。「競争する」というのが私のテーマでもありますからそれを最も意識しやすい練習かもしれません。30mと60mを2本ずつ。これをメンバーを変えて2セット実施しました。すべての距離が全力で競争ですから負荷的にはかなり高いのではないかと思っています。筋肉痛で思うように動けなかったとしてもそれはそれ。その日にできることをしっかりとやっておきたいと思います。

「スピードレベルが落ちるなら練習をやめる」と考えていた時期もありました。今でもその部分は残っています。が、いつの間にか「きれいな練習」が中心になってしまい「がむしゃらにやる」という部分が不足してきているなと感じていました。もがいてでも走るという部分。よくトップ選手が「フォームが崩れたら練習は終わり」と言います。その感覚はすごく大切だと思っています。が、それはある一定の水準を超えてからだと思っています。彼らも高校時代は時に「がむしゃらに走る」事をしていたはずです。その過程があって今の「考え方」に達している。そうであればうちの選手も「崩れても走る」という部分は必要不可欠なのではと思います。

ということでショートスプリント終了後走り込みをすることに。跳躍も投擲も関係なくです。150-120-90を2セット。それほど多いとは思いませんが今のうちにとっては「結構走っているな」という感じでしょうか(笑)。昔指導していた選手がこのことを知ったら「先生、何やってるんですか?!」と怒られるかもしれません。当時は明らかにこの倍以上はやっていましたから。まーショートスプリントに移行しつつあるというのも多少は影響しているのかもしれませんが。

この練習を「オープン」で行いました。男子全員、女子全員で一斉スタートにしました。これは今年になってからやっていることなのですが。セパレートで走ると他者が気にならずに自分の動きができたりします。スタートに差をつけて出るのも比較的すきです。前を追うことで後ろの者が手を抜けない状況を作り出せるからです。が、「速い者は速い」というのをもっと感じる必要があるのかなと思っています。一斉スタートにして速い者が前を走る。それについていくことが後ろの選手の練習となる。これも一種のオーバースピードトレーニングかなと。「負けたら弱い」というのが明確になります。こういう練習は嫌かもしれませんがどうすれば勝てるかを考えていくのも練習。それなりに高いレベルの練習になります。

最後に250mと60mを1本ずつ。うちの練習スタイルからすれば「画期的なこと」です。これも「タフさを身に付ける」という意味合いが強い。本当に強い選手はショートスプリンターであっても400mが走れます。今のうちの選手にはそれはできません。ある意味「温室育ち」なのです。「250mは長いから走れない」という先入観もあると思います。それを打破する。そういう機会としました。

250mもタイムは計りません。「全力」です。それも最初から行けるところまで行く。スピードが落ちてきたら粘る。それだけ。ペース配分も何もあったものではありません。記録を狙う練習ではありませんから。特に女子は距離が長くなると「怖がる」部分があります。前半抑えて無難に走り切る。この手の練習では効果はありません。「走ることに意味がある」とは思いません。練習の課題を明確にするからこそ意味があるのです。最後つぶれても良いから前半から。これだけです。

細かいことを書くと長くなるので割愛しますが「可能性」を感じる練習でした。数人走り終わった後に足を攣っていましたが・・・。女子は最終的にはマイルも視野に入れたいと思っています。確実にエースになる選手が生まれる感覚があります。今年ではなく来年になると思いますが確実に勝負できる水準だと思っています。このあたりのこともおいおい記録しておきたいなと思います。

リミッターを外す。自分で無理だと決めつけないでやる。大事なことです。タフになってもらいたい。そう思います。

保護者に会いました。「元気そうでよかった」と(笑)。blogの様子を見て心配されていたとのこと。うーん、申し訳ないですね。こちらとしてもできる限り元気にやりたいと思っています。なかなかタフさが足りないですね。なんとかギリギリでやっています(笑)。見守ってください(笑)。
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