kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

絶不調

2016-03-31 | 陸上競技
練習について書いておきたいのですが、そこにたどり着くほどの元気がありません。書けたら書きますが。

とにかく体調が悪い。尋常ではないくらいの体調不良。朝、選手の治療のために早目に職場に行きました。前日の夜から寒くてたまらない状態でした。体温計がどこにあるのかわからないので計ることはなく。何となく熱があるんだろうな、という感じでした。その前までは少し悪いかな?!というレベルだったのですが突然来ました。

食欲0。よく分かりませんがコンビニで整腸作用のある飲み物を買って飲む(笑)。治るんじゃないかという大きな期待。が、夜は眠りが浅くダウン寸前。

選手の治療が終わってから練習を始めることになったのですがとてもそれどころではない。選手は「暑い」と言って半袖半パンで練習をしていますがこちらとしては「寒い」としか思えません。1人だけ厚着をしていました。最終的にはボアコートまで着用。さすがにこれはまずいのか?

諦めて病院に行ってみることに。気功が出来るようになっているのでそれで治せると思っていましたが、自分で自分に手を当てることさえ出来ない。同僚からの勧めで病院へ。診察まで1時間くらいかかったでしょうか。あまりにも顔色が悪かったらしく受付が終わってすぐにベッドで横になりました。気がついたらそのままダウン。目が覚めた時にはお医者さんが来ていて診察が始まりました。

結局よく分かりませんでしたが「急性胃腸炎」とのこと。クスリを飲んでやり過ごすしかないという感じでしょうか。そのままずっとダウンしていました。気合いで治そうかと思いましたがそう簡単にはいかないようです。気持ちの問題ではなかったようです。

新年度が始まろうかというのにこんな状態でやっていけるのか?前厄だからこんなことになる?うーん、違う気もしますが。とにかく体調不良です。水分補給して寝ます。それしか出来ることは有りませんから...。
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大当たり?

2016-03-30 | 陸上競技
これも練習とは全く関係ない話。

月曜日の練習に教え子が来てくれました。ありがたいことです。わざわざ私に会うために遠くまで来てくれました。お互いの現状報告をするのは練習中にはなかなか出来ないので一緒に食事へ。5ヶ月の赤ちゃんが一緒にいるのでどうかなと思いましたが「海鮮焼き」のお店へ。

親切なことにお店の方が赤ちゃんを抱っこしてお世話してくれました。いや、本当にありがたい話です。それによりかなりゆっくりと話をすることが出来ました。現役時代の話も含めて色々と話をしました。話していて思い出したのですが、「毎年毎年順調ではない!」のです(笑)。以前はこちらの考えるようにスムーズに物事が運んでいたかのような錯覚を持っていましたが、よくよく考えたら「毎回大変」なんです(笑)。こちらが意図する事を汲み取れない選手がいたり、レースで負けて不貞腐れてしまう選手もいた。その中で何とかかんとかやってきたという感じですね。

チームが出来る時には必ず「中心になる選手」がいます。会いに来てくれた二人はどちらも当時のキャプテン。涙した日の方が多かったのではないかと思います。キャプテンの想いと他の選手の想いの熱さに差がある。なかなか上手くいきません。色々とありましたが私の考え方や想いを一番理解してくれていたのは当時はこの二人だったのかもしれません。

Moさんが3年生の県総体、4継の決勝でバトンミス。Moさんが1走、Kさんが2走でした。練習では1度もミスをしたことがない。この二人に関しては「絶対的な自信」を持っていました。それでも細心の注意を払ってやっていましたが。実際のレース、タイミングもバッチリ。それなのに雨でバトンが滑って手に収まらない。結果的に渡し直しをしているうちにオーバーゾーン。私自身信じられませんでした。本人たちはもっと酷かったと思います。Kさんは「100mに出たくない」と涙を流しています。リレーで中国に行かなければMoさんを中国に連れて行けないからです。リレーに対する想いがある。先輩と一緒にリレーをやることがここで終わってしまう。それを受け入れられなかったのだと思います。個人よりもリレーという子でしたから。

その時にMoさんが付きっ切りでKさんの側にいてくれました。Moさんは当時のキャプテン。本人も中国に行くことしか考えていなかったはずです。それが突然絶たれてしまった。ショックは大きかったはずです。それでも私はMoさんに「Kが200mで中国に行けるように支えなさい」という指示を出しました。酷だと思いますね。それでもそこは外せない。キャプテンだからこそそこまでキツイことを求めているのです。Kさんには翌年があります。ここで気持ちが切れて走れなければ中国を経験しないまま3年生になることになります。これではダメ。どんなにキツくても気持ちを切り替えて勝負をしなければいけない。それをMoさんに一任しました。

結果的に200mの決勝では25秒9で走り中国へ。大幅自己ベスト更新でした。その陰で支えてくれていたのがMoさん。この子の存在がチームに力を与えてくれていたのです。Kさんは翌年100m、200m、4継の3種目で中国4位となりインターハイへ。中学時代に全国を経験したことのない選手が3種目で全国というのは素晴らしい結果だったと思います。国体まで出場してますからね。

その時の話をしていて思い出しました。何故この子達がバトンをミスしたか。当時、大きなエースがアンカーでした。バトンに不安がありました。更にはアップの時に「100mの事ばかり気にしていた」とのこと。リレーで勝負しようという中でチームの雰囲気を作らなければいけないのに同じ方向を向けていない。この事が二人の中で心配事だったようです。リレーでそれぞれが分かれていく時に二人が「アンカー大丈夫かな?」と最後の最後まで気にかけていた。結果論ですが「自分なやるべきこと以外に気を使っている」状況では自分のやるべきことはできないのです。本人達も後で反省していました。余計なことを考えすぎた、と。まさにその通りだと思いますね。

自分が持っている力というものは限られています。本当は自分のやるべきことに集中しなければいけない。それなのに他のことばかり考えていたら自分たちのやるべき事を見失ってしまう。いい例だと思います。それぞれに悪意があって何かをやるわけではなくても結果的に良いことにならない。もう一度当時の事を思い出しました。この話はどこかでうちの選手に考えさせたいなと思いますね。

そう考えているうちに若干具合が悪くなってきました。ちょうど閉店時間なので2人(3人?!)と分かれることに。また一緒に食事に行こうと約束しました(笑)。こういう機会は本当に嬉しいですね。今の仕事をやっていて良かったと改めて思います。辛いこともたくさんあるがやはりこうやって慕ってくれる子供達(もう子供ではない(笑))と出会えたことは宝物になります。幸せな時間でした。

この日はすでに休みをもらっていました。用事を済ませようと思っていたらものすごく体調が悪くなりました。激しい腹痛に襲われる...。立ち直れないくらいの痛さでした。帰宅後ダウン。よくよく考えてみると食事の途中からかなり微妙な感じでした。

海産物は大好きです。特に牡蠣。この腹痛と吐き気はひょっとしたら、という気にはなっていますが多分違うと信じています(^^;;。牡蠣に当たったのであればもっと酷いことになるのではないかという話です。が、実際に全く食欲がなく息も絶え絶えでした。

楽しい時間の反動は自分の体調不良という悲惨な話でした。幸い一緒に食事をした2人には牡蠣は食べないほうが良いと勧めていましたから何ともなかったはずです。美味しいものを食べた罰かもしれませんね。かなり苦しみましたが色々と思うことが出来る時間でした。
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不思議

2016-03-29 | 陸上競技
書きたい事は沢山あるのですが印象に強い事を。

先日気功の伝授を受けました。色々と思う事があって。練習に痛みが出た場合に可能な限り早く対応したい。それによりケアが出来ます。選手が強くなるためには練習を継続する事が大切だと思っています。そうであれば万が一何かが起きた時すぐに対応できる方が良い。多少痛みがある時に病院などに行くのではなくこちらで治療できれば良い。そう思って。

残念ながら気功が出来るようになったからといって目に見える変化は全くありません(笑)。本当に使えるようになっているのか?!普通の生活をしていたら全く分からないのです。そういう部分があるので可能な限り選手の治療をするように心掛けています。治療しないと効果が出ているのかどうか不安になります。

信じてもらえないかもしれませんが、手を充てている部分が「熱くなる」という現象が起きます。何故かは全く分かりません。痛みがある部分に直接当てるというより他の部分に手を当てています。少しずつ周辺を緩めていって患部に近づける。周辺の痛みや張りを取るのを優先しています。患部に当てても再発すると言われているので他の部分のバランスを。

やっていてよく分からないのですが筋肉が緩みます。張りが取れるのです。やっている選手自身も驚きます。最初はかなり疑っていました。「最初は先生騙されてるって思っていました(笑)」とのこと。が、やっているうちに「不思議だ」という話になる。何故か分からないのですが痛みが取れるのです。整形外科では「湿布を貼って安静」としか言われません。権威的にはこちらの方がお金を払いますし「きちんとした治療」という位置付けになるのだと思います。安静にして数ヶ月したら治るかもしれません。

が、前の記事にも書きましたが「2年間」しかない中で数ヶ月休んだら「終わってしまう」のです。桐生選手が高校3年生で10秒01を出しました。が、大学1年生2年生と「2年間」を棒に振ってしまいました。それなりに成果はあげていますがきっと本人は納得できないシーズンを「2年間」過ごしているのです。高校生にとってこの「2年間」は致命的です。そのまままともに練習も試合も出来ずに終わってしまうのです。何のために陸上競技部に入ったのか分からないまま終わってしまう。

指導する立場としてここに関しては必死になりたいと思っています。治療も全て選手が勝手にやるというチームも数え切れないくらいあります。私はそういうスタンスではなく「何とかして練習させてあげたい」と考えています。もちろん「本人が望めば」という形ですが。前任校で小さなエースがハムストリングを痛めた瞬間にM先生に電話して治療に連れて行きました。「様子を見る」というのも一つの手段かもしれませんがそんな悠長な事は言ってられません。その時間がもったいないですからね。結果、早く回復して秋のシーズンに間に合いました。そこで大幅自己ベスト更新。あそこで早く対処していなかったらそのシーズンは終わっていたかもしれません。

選手と話をしていて他校の選手の話になりました。痛みがあってほとんど冬季練習をせずに過ごした、と。仕方ない部分はあると思います。どのような痛みなのか分かりませんから。が、私は本人が「強くなりたい」と望んでいるのであれば何とかして治療をしたいと思っています。また、身体のケアに対する知識も身につけさせたいと思っています。それがすごく大切だと思うから。「待っていたら治る」というのは普通の生活を送る場合だと思います。「練習をしなければ強くならない」というのが明白なのだから「練習できる状況を作る」とことが必要だと思います。

これは保護者の理解も必要になるかもしれません。前任校では「うちの子は痛かったら練習はさせたくありません」と言われたこともあります。そう言われたらそれ以上は求められません。「競技に賭ける」という部分を本人も保護者も求めないならこちらがそれ以上に本気になる必要はないからです。冷たい、と言われるでしょうか?私の選手に対する関わり方を見てもらって「冷たい」と言われるならそれまでです。本当の事は絶対に伝わらないからです。

選手には「本気になるなら私は何処までても力を貸す」と言っています。当然の話です。大切な時間を預かるのですからこちらとしても全力でやらないといけない。もちろん、そこまで本気になれないのであればやりません。私の生きている「時間」を選手のために使うのですから。私自身が意味があると思わなければやりません。差別するとかではなく見ていて本気になれない子に対して時間を使う事は私の人生の無駄遣いだからです。幸い今預かっている選手は一生懸命やってくれます。こちらが時間を使っても惜しくない。

気功が出来るようになりたいと思ったのは全て「選手に役立つのであれば」という部分です。足首や膝の裏を中心にやっています。それだけで痛みが引いて練習が出来るようになるのです。理由は全く分かりません(笑)。が、事実として痛みが引いて走れるようになるのであればそれでいいと思います。手を当てている所が「熱い」という現実がある。それが全てだと思います。どんな原理なのかは関係ない。「練習が出来るようになる」という現実が全て。

不思議です。が、実際に治ります。これからも治療はしていきたいと思います。まー本当は痛みが出ないようにやっていくのが理想なのですが。いつも紙一重の所でやっています。そうでなければ飛躍的に強くなるというのは難しいからです。ギリギリの所まで練習をします。その分、選手達の意識の向上も必要になるのです。自分で出来ることはやってもらわないといけないから。

まとまりないですね(笑)お許しを(笑)。
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2年という歳月

2016-03-29 | 陸上競技
日曜日、ニュースを見ていた。すると2年前から行方不明になっていた少女が無事に発見されたという速報が流れた。自ら脱出して警察に連絡をしたとの事。この2年間どのような気持ちで過ごしてきたのだろうか。中学1年生の3月に行方不明になり2年。うちの娘と同じ歳だから重なって考える部分がある。保護者は生きた心地がしない2年間だったと思う。

うちの娘はこの春から高校生になる。色々なことを中学時代に経験してくれたに違いない。一緒に暮らしているがずっと一緒にいるわけではない。最近でいえば2人でコンビニに買い物に行ったのが「共有する時間」といえるものかもしれない。往復で10分程度だろうか。当たり前に一緒に生活しているがお互いにやる事があるので時間と空間を共有することは本当に少ない。

が、彼女とその家族は「一緒にいたくてもいられない」という状況だった。誰か他の人の為にそれぞれが望まない2年間を過ごしたのである。これは決して許されないことだと思う。一生の中で中学時代の2年間というのは絶対に取り戻せないからである。もしも自分の家庭に起きていたら、と考えると絶対に許せない。

大切な大切な時間を望まない形で過ごしてしまうというのは多くの人を不幸にする。「返してくれ」と言っても絶対に戻ってこないのだから。心の奥にある深い傷を考えると胸が痛くなる。

私は今他者と一緒に過ごす時間が多い。競技を通じて多くの選手たちに出会い、時間と空間を共有している。多くの選手たちの時間を預かることになる。大半の選手が3年間の高校生活のうちの「2年間」を私と一緒に過ごすことになる。どう考えてもうちの娘と一緒に過ごす時間よりも長い。そういう仕事だと割り切ってくれている。どちらにしても私は「2年間」を共有することになる。高校時代の「2年間」を預かっている選手にとって「価値のあるもの」にできるかどうかだと思う。

月曜日に前任校の教え子が会いに来てくれた。1人はお母さんになっている。1人は私の周りで伝説になっている「小さなエース」(笑)。2人でワザワザ会いに来てくれた。この子達にとって私と共に過ごした「2年間」はそれなりに「価値のあるもの」だったのだと思う。県総体の4継の決勝で練習でも一度もミスをしたことのない2人がバトンミスをして失格。受け入れることが出来なかった。その翌年、4継で初めて県総体を制した。その時の小さなエースの日誌に「2年間」の想いが記されていた。実は2年連続で決勝でバトンミスをして中国を逃している。そのどちらにも小さなエースが関わっていた。「リレーで勝ちたい」という想いは県内の誰よりも大きかったと思う。

その「2年間」で大きく成長した。近くで見守ってくれた先輩がいた。それが今回来てくれた小さなエースの前のキャプテン。本当に必死に強くなることを求めていたから「忘れられない」のだと思うし、「生きていく中の柱となる」のだと思う。小さなエースがうちの選手に声をかけてくれたらしい。「気がついたらやる気になっていて強くなってたからみんなもできるよ。がんばって~!」、と(笑)。この子らしい言葉です。

私は高校時代の「2年間」、競技を通じて選手と時間を共有する。大きな責任があると思っている。こちらが出来ることを全てやらないといけない。選手の時間を預かるのであればこちらも責任を持って対応しなければいけないから。

男子チームよりも女子チームは難しい。真剣にそう思っている。何か少しのことがあるだけで一瞬で崩れる。私は女子チームを作る上で必要なのは「信頼関係」だと思っている。指導者やチーム、仲間の事を悪く言うような関係があれば雰囲気は尋常ではなく悪くなる。互いに悪口を言い合うことになり前には進まないから。チーム内で対立関係があればリレーもチームも上手くいかない。同じく何かあって不貞腐れてしまうような選手がいたら上手くいかない。周りがその選手の為に必要のない気遣いを要求されるから。

今のチームの選手達に前任校での話をした。一人が不貞腐れることでチーム内の雰囲気が悪くなる。その態度を見て周りから「チームとして大丈夫なのか?」と言われた事を。力が付いて来ればチームは周りから注目を浴びます。そうなると競技以外の部分であれこれ言われるようになる。「強くなればなるほどそういう責任がつきまとう」のです。そこは忘れてはいけない事。

「2年間」について考えたときにこちらとしても「やるべき事をやらせる」というスタンスは貫きたいと思います。後悔のない「2年間」を過ごすためには「厳しさ」も求めないといけないのです。チームとしては本当に成長しています。来年度はそれなりに注目を集める事になると思います。だからかこそ、こちらも様々な場面で話をしていきたいと思っています。話をきちんと聞いて「やる気」になれた者だけが本当に強くなると思います。練習さえやれば良いわけではない。当然の話だと思いますね。

考えさせられます。まとまりませんが一応書いておきます。
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バトン練習2

2016-03-27 | 陸上競技
続き。

専門に分かれるところでスプリント系はチューブ走をやってから並走へ。1年前は並走をやることとさえ「意味があるのか?」と言われるような感じでしたがやっとここに来てスピードを上げた中での並走ができるようになりました。ここは毎回毎回やっています。私の練習パターンの基礎的な部分です。並走の中でのバトンをやります。冬季練習でもひたすらやってきました。高いスピードの中できちんとバトンの受け渡しをする。そのために何が必要か。徹底ですね。

この日はここからバトンの合わせをやりました。これも必要な練習だと思っています。バトン練習をする事で色々な要素が身につきます。最初に全員を集めて「なぜこの練習をするのか?」を説明しました。それぞれの場所で何をやろうとしているのかを明確にしなければいけません。単純に渡れば良いという練習はしません。精度を高めるための練習をしていくつもりです。

この手の練習をどれだけのチームがやっているのかは分かりません。私はここに対してかなりのこだわりがあります。リレー中心にチームを作ると決めて指導を始めてすでに10年以上が経過しています。最初は県総体に行くためのリレー。次からは中国大会に行くためのリレー。インターハイを狙うためのリレー。様々なレベルでやってきました。数年前から4継を中心にしています。そのあたりから練習のスタイルも大きく変わってきている。多くの学校に訪問して様々な方から学ばせてもらいました。そこから学んだリレー練習。それが練習の中心となる。

とにかくスピード重視の練習です。バトン練習の中で最大スピードを出します。この日は合わせということで約80mを4本。安定しないので2セットやりました。ここは回数をこなしていく必要があると思います。慣れて来ないと「対応」の練習にはなりません。上手くいく練習だけではありません。不慣れな選手もいますから時間がかかります。それでもやっていく中で「何をするべきか」を学ぶ必要があります。レースの時に対応する練習をしておかなければいけないと思います。そこを想定した練習をやっていきたいと思います。

今年度からは本格的に4継に参戦します。そのための準備をしていこうと思っています。声を出す事やコミュニケーションを取ること。この辺りが全てリレーに繋がっていくと考えています。リレーをやる中でチーム全体が強くなると。一瞬で判断をして何かをする。それを想定してやっていかないと上手くいきません。時間がかかるのは間違いありません。だからこそこういう時間が取れるときにしっかりとバトン練習をしていきたいと思っています。

声を出す。これは前からかなり言い続けています。「行きます!」に対して「ハイ!」という返事をする。意思疎通です。特に女子に関してはレール前には「声」で気持ちを繋いでいく事をしていました。前任校でやっていた事をうちの学校でも継続していこうと考えています。そのためには「恥ずかしい」という事を言っていたらダメだと思います。パフォーマンスを高めるために何をするか。普段から声を出しておいてレース前にも声を出す。いつもやっている事をレース前にもやるのです。普段通りのことを試合で出来ない選手は戦えないと思っています。レースは特別ではない。

「練習は試合のように、試合は練習のように」と言われます。が、本当にそこを想定して練習をしている人がどれだけいるでしょうか。試合になれば上手くいく?そんなことは絶対にありません。綺麗事ではなく試合でミスをするのは「ミスをするような練習をしている」からです。失敗をしないための練習。または、失敗は起きうるという視点から練習を組む方が良いのかなと。なかなか表現が難しいですけどね。

かなりスピードを出しました。見ていて明らかにこれまでと違うなと感じる選手もいます。前の記事にも書きましたが私の力ではなく選手自身の気持ちの変化なのですが。何人かは本当にチームをまとめるための努力をしてくれています。周囲に気配りをする。声かけをする。かなりのプレッシャーもあるでしょう。それが良い方向への力になっていく感じがあります。プレッシャーに押し潰されるようでは困ります。かといって勝手に頑張れという気もありません。みんなで同じ方向を向いて練習をしていけるようになれば大きく変わってきます。それが走りに大きく出てくる。面白いですね。

最後に120mを走りました。120m+60mを2セット。休むことなく走りました(笑)。最後の一本は全力で競争。まー他の練習も競争ですが。先頭に出た女子を抜けなかったら200mのスキップ走としました(笑)。もちろん、大きなハンデを付けて。かなり必死に走りました。先頭が20mに到達したところから段差スタートですからかなりのハンデになります。必死に追いかけましたが届かず。男子は全員スキップ走(笑)。それはそれで良いかなと思っています。

練習は3時間。そこから片付けでまた30分程度かかりました。この辺りを効率よく出来なければいけません。やはり3時間練習はしたい。そこの部分のバランスをよく考えてやっていこうと思います。

見ていて楽しめる練習でした。雰囲気が明るくなっている気がしますね。新入生が入ってきてもきちんと練習ができるであろう状態です。様々な部分で進んできたかなという感じです。これから。これからです。
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バトン練習

2016-03-27 | 陸上競技
土曜日、午前中は私用。あまりにも余裕がなくて自分のことが全くできていない状態でした。少しだけでもと思い私事を済ませました。そのまま学校へ行き、足の痛みのある選手の治療を。気功が出来るようになったので少しだけでも貢献したいなという感じですね。2人にトータル3時間程度。完全に痛みが取れたわけではないですがある程度の部分はできたと思います。春休みに時間が確保できればこうやって治療をしていきたいですね怪我をせずに練習を継続させたいと思っています。練習をさせるだけではなくここの部分まできちんと見ていきたいと思っています。

この日は午後から練習。それも15時からとしました。どうしてもタータンで練習したかったので。15時まで専用使用が入っていたのでそこから準備。高跳びとポールの準備で25分程度かかりました。かなり大変です。それでも専門種目をやると決めたのですから全員で力を合わせてやっていかないといけません。練習時間が削られますがそれでも絶対にやらないといけません。チームとして動くという意味をこういう時に改めて感じますね。

また、H高校のヨンパ選手の練習を見ることになっていました。スプリント系であれば断る可能性もあります。単独でスプリントを引き受けるのは違うかなという気がしますから。合同練習などであれば一斉指導のような形で引き受けます。ヨンパは専門性が高いと思っています。合宿等で指導する機会があり、冬季練習でも一度一緒に練習をしています。「専門的な指導を受けたい」と自ら申し出て来てくれています。ハードル種目の強化という意味でこういう姿勢の選手を引き受けないというのは良くないかなと思います。後半は専門練習としますが前半はうちの練習に合流してもらいました。

いつも通りの流れで進めていきました。その中でちょっと感じることがあったので縦の動きをしっかりとやることに。そこの指示が甘くなってしまって少し順序が入れ替わってしまいました。もったいない。縦の動きをしっかりとやってそこから重心移動がベストの流れだと思っています。「なぜこのタイミングでこの動きをやるのか」というのを自分なりに考えています。そこの順序が少し前後してしまいました。もっと真剣にやらないといけないですね。反省しています。

ある程度やってからスキップへ。終わってからはバックストレートに移動してチューブ5歩。チューブをどのように使うかというのは本当に大切なことだも思っています。単純に使えば良いというわけではありません。意図がある。ポールと高跳びはこの時点で並走を。ある程度走るための動きをやらないといけませんがやはり専門練習が必要。これまでの考え方から大きく変わってきています。「走っておけばなんとかなるだろう」というのを思っていましたが何ともなりません(笑)。やはり専門練習の時間を取らないといけない。

言い訳をするつもりはありませんが、高跳び選手に関してはこちらも考えて「跳ばない」としていました。基礎筋力や走力があまりにもないので長い目で見た時に1年間かけてでも基礎的なことをやっていかなければいけないと考えていました。1年生で結果を出したとしてもそれが一時的なものであったら意味がありません。小手先の事でごまかすのではなくきちんとやっていけば大きく伸びる可能性があると考えているからです。

話が前後しますがこの日の高跳びはまずまずかなという感じでした。もちろん技術的な事は出来ていません。それでも前に比べるとブロッキングが多少できるようになってきています。自己ベストが150です。跳躍を見ていると155はいけるなという感じを受けています。145を越える時に10cm以上は余裕があります。もちろん実際に高くなったら跳べるかどうかは別問題ですが。何度か書いていますが県総体では最低でも表彰台を目標にしています。今年の目標は160に置いています。可能なら身長の高さに近づけたい。昨年度かなり悔しい想いをしていますから今年は絶対に勝ち上がってもらいたい。そう思ってやっています。

「専門ではないくせに」という見方をされるでしょうか?まー良いんです。何を持って「専門」なのかですから。実際に細かい技術指導ができる人がどれだけいるのか分かりません。そうであれば私は「ポイントだけを明確にする」形でやっています。今やろうとしている事がきちんとできるようになって手に負えなくなったら専門とする人に聞こうと思っています。強くなるためには形振り構わないつもりです。周囲の雑音を払拭できるレベルまでやっていけば良いだけ。結構本気で高跳びも狙っています。

んー。長くなった気がしますね。一旦終わらせておきます。また別に書きます。多分(笑)。タイトルと違う!!という指摘は受け付けません(笑)。まーいつもの事ということで。
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少し落としめに

2016-03-27 | 陸上競技
金曜日、学校での練習としました。本当であればタータンの上での練習をしっかりとしていきたいのですが私の仕事の都合で学校で。必要な仕事をしながら合間を見て練習に顔を出すという状態でした。練習が見たい!(笑)。

ある程度任せてできるようになったとはいえ、細かい部分はきちんと見て指摘したいなと思っています。が、それが果たせないストレス(笑)。春休みに入ってまともに練習を見た事がない。合宿などの都合もありますからなかなか付きっ切りで見るというのができません。

簡単なメニュー表を作ってからキャプテンに渡しました。普段通りの流れでやるつもりでしたが確認のために準備。基本的には月曜日にやったメニューとほぼ同じ展開でやるようにしました。分かりやすいメニューにしておかないと困りますからね。前半に基礎的な動き。そこから走りにつなげていく。ハードルを使って股関節周辺を動かすメニューを毎回のように入れています。この辺りの力は必要不可欠だと考えています。今の私の走りの基本にある考え方はこの動きの中である程度身につくと思っています。

何人かは途中で別に足運びの練習を徹底することにしました。ある程度走れると言っても基本部分を徹底していくことは必要だと思っています。「速いから良い動きをする」のか「良い動きをするから速いのか」ですね。まーどちらとも言えないのですが(笑)。そういう部分も含めて基本を。ドリル的な動きをする中で基礎筋力が上がると思っています。

地味な練習をするので飽きてきます。そういえば前任校で指導した選手、足運びをひたすらやらせていると途中でドリルを止めて見ているだけになりました。どうかしたのか?と尋ねると「飽きました」との返答(笑)。天才です(笑)。最終的には集中してできるようになりました。ここは訓練だと思いますね。最近は飽きずにできるようにこちらも工夫していますがそれでも「地味にやらないといけないメニュー」は必要だと思っています。時間をかけないと身につかないものがありますからね。

ハードルまたぎ→その場足運び→スティック→チューブもも上げ を2セットくらい繰り返しました。本当ならこれだけで2時間くらいやりたいところです(笑)。まー無理でしょうね。ある程度やって終了。

大多数の者は短い距離中心に練習を進めていきました。上述のように仕事との兼ね合いの中で練習を見ていましたから走りを細かく見る事が出来ていません。スプリント系は走り、他の種目は専門を少しずつやっていきました。とにかく練習をする時間を確保しなければいけません。ポールは朝から競技場で専門練習をさせてもらっていました。暖かくなってきているのでとにかく頻度を増やさないといけません。

何人かはかなり走れるようになっていました。ちょっと驚きです。女子選手は1人しかいませんからこの子がどれだけ走れるようになってくれるかが今後の女子リレーを大きく左右します。男子の数人についていけるようになってきています。面白いですね。話をしてみると「自分がやらないと!」という気持ちになっているようです。前も書きましたが「人は本気になれば変われる」のです。メニューは同じようなことしかやっていません。それでも数日間で走れるようになってきている。その理由は何か?!簡単なことですね。

男子も走れるようになってきているなと思っています。単独で中国を狙えるまでには到達していないかもしれませんが、総力を合わせて何とかリレーで戦っていけたらと考えています。その中心になる選手達が自分達の役割を理解して全力で取り組んでもらえたらと思いますね。取り組みの姿勢は大きく変わっています。その中で力を付けてもらいたいですね。

出たり入ったりしていました。補強をしていたので「~やって」と伝えるとマネージャーから「もうやりました!」と言われる(笑)。「じゃー足バタやって!」と話すと「それもやりました!」と(笑)。完全にコントロールできていますね。指導者があれこれ言うよりもマネージャーが練習をコントロールしてくれる部分があるとチームも締まります。私としてはこういうスタイルが理想。私が不在の時でもきちんと練習をコントロール出来るというのは大切です。お手伝いをしてもらうだけではなく、こういう部分の管理が出来ると本当にチームが締まりますね。

春休みになると時間が取れます。練習以外の時間をどのように使うか。散歩したり補強したり勉強したり。本当に強くなりたければこの時間を上手く使えるようにならなければいけません。練習以外の時間でその選手の「本気度」を見ることが出来ます。限られた時間をどのように使うか。そこだと思います。

随分雰囲気が明るくなりました。良い傾向です。これから楽しみです。
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仮入学&久々の練習

2016-03-26 | 陸上競技
木曜日、学校は仮入学でした。本校は学校に車で来られる保護者のためにグランドを駐車場として使います。この日私は駐車場係。朝から交通整理(笑)。数日前まで雨予報だったので本気で凹んでいましたが予想に反し晴れ。少し寒いかなと思いながらも問題なく任務を遂行できました。一安心。

前日まで国体合宿だったので滞っていた仕事をひたすらやる。練習はグランドが使えないので午後からにしていました。そこまでになんとかやり終えたい。真面目に働きました(笑)。他の先生の力を借りながら早い段階で必要なことは終わらせました。いや、ありがたい事です。多くの人に助けられて生きているなと改めて実感しています。

仮入学の物品購入が終わってから簡単に入部説明会をしました。この段階で入部を決めている生徒がどれだけいるのかは分かりません。とりあえず話を聞いてみようという方もいると思います。色々な選択肢の中から「うちで陸上をやりたい」と思って来てくれた選手もいます。本当にありがたい事です。こちらも責任を持って全力で向き合わないといけません。

実際に仮入学時に部活動の説明をするのは初めてです。前任校では推薦で受けた選手以外はほとんど入ってこないという状況でした。まー「kanekoの所でやるのは余程の覚悟がないとダメだ」という噂も流れていたでしょうし(笑)。それでも今回はうちを選んでくれた子が複数います。本当に覚悟が決まっているかどうかは別にして「強くなるために」という部分を中心にしっかりと指導をしていきたいと考えています。

時間があまり確保できなかったので駆け足で話をさせてもらいました。とにかく「基本的な事をしっかりとやる」という部分を話しました。分かりにくかったかなという反省はあります。競技力ももちろんですがそれ以上に「人間的な成長を促す」という部分を大切にしたいと思っています。その事を保護者にも伝える必要があると思っていました。必要な経費などの話も含めて話をさせてもらっています。本当は一つ一つ丁寧に話をしたいのですが(笑)。

今の私のスタンスは「やりたかったらどうぞ」ではありません。遊び半分で入ってきたら自分自身が困ると思います。そうならないように事前に話をしておきたい。もちろん、実際に入学してから「興味があるのだが」という子も出てくるでしょう。条件は「一生懸命にできるかどうか」だけです。速い選手だからといって優遇はしません。「当たり前の事を当たり前にやる」という部分は求め続けます。逆にそこが出来なければ強くならないと考えているからです。そこは譲れません。

実績があるかどうかは関係ないと思います。一生懸命になれるのであれば私は全力で向き合います。時には厳しい事も言いますが最終的には本人にプラスになると信じています。嫌な事から逃げない姿勢を3年間かけて身につけさせたいなと考えています。新入生の保護者がこのblogを見ておられるかもしれません。そこの部分はご理解頂けたらと思います。

話は一転。午後からは練習としました。数日間、選手に任せてやっていましたから様子が分かりませんでした。随分成長していると思うので細かくは確認をしていませんでした。私が不在だからといって練習ができないようでは今後の成長はありませんから。

練習自体はトレーニングとしていました。シャフト補強とプレート補強。この日は気持ち「落とし」にしようと思っていました。まートレーニングをやるのに落としなのかという話もありますが(笑)。負荷を高め続けるだけが練習ではありません。お前が言うなという話ですかね(笑)。

シャフト補強の途中で1度止めました。正確な動きができていない感じがあったので。股関節の曲がり具合が甘い。キツイのは当然なのです。キツイから負荷を軽くしてしまうというのは人として当然あり得る。そこを責めるつもりはありません。しかし、本当に強くなろうと思えば「きつさに打ち克つ」という部分が必要になるのです。ここが出来なければ勝つ事はできない。そこを自分でコントロール出来るようになるかどうかなのです。本人たちも分かってはいると思います。それでもキツければやはり動きが甘くなる。そこを客観的に指摘できると違ってきます。

その後、仕事の関係で出たり入ったりでしたがきちんとやっていたと思います。プレート補強が終わって補強サーキットを更にやる。懸垂をやって足の切り替えのイメージを作って終了。2時間半程度だったでしょうか。最近、かなり時間を守ってやるようになりました(笑)。まー毎回とはいかないと思いますが。「時間を守れと指導している人間が終わる時間を守らないとはどういうことだ」という批判も出てくるかもしれないですからね。

何人かは明らかに表情が変わってきました。素晴らしい事だと思います。あれこれ言われる部分もあると思います。しかし、人は本気になれば変わるのです。それを本人達が実感してもらえるかどうか。一生懸命にやるからこそ「変化」が生まれると思っています。変われる子もいればそうでない子もいる。当然の話です。私は変化を生み出すためにやっています。大切な事です。

ひとまずこんな感じで。真面目にblogも更新します(笑)
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自分にできること

2016-03-25 | 陸上競技
雑記のようになりますが。まー前の記事もタイトルとはかけ離れた話しか書いていないので同じようなものですが。好きなことを言葉を選びながら書く。まーそれもアリかなと。

尊敬する指導者の方々と一緒に練習時間を過ごす。国体合宿も含めてプライベート合宿でもあります。これは本当に貴重な時間だと思っています。何故なら自分自身の勉強になるからです。練習を見ながらの雑談一つにしても競技につながってくる部分があります。こういう機会を与えてもらえることは本当にありがたいことだと思っています。

国体合宿中に師匠にスタートについて見てもらう機会がありました。スタブロからの出に関してはやはりまだまだ苦手意識があります。前から言われている事をもう一度確認する事ができました。スタートに関しては本当に細かい部分があります。丁寧に丁寧にやっていかなければいけない。簡単ではありません。実際に指導される場面を見ながらこちらが学ばせてもらう。貴重な機会です。

同じように接地ポジションに関して話しがありました。ほんとうに雑談だったのですが(笑)。そのタイミングでMさんが「接地について」の話をしていたので私個人としては面白いなと感じました。正直、日常的にそういう話はしません。普段は学校で自分でやるのがメインです。思っていることを確認する場面は指導現場ではなかなかありません。こういう機会があるから確認できる。全てにおいて「勉強の場」だと思っています。

何度も書いていますがこういう場面では自分から話をするよりは聞く方が多い。そういう部分では「恩返し」も「貢献」もできていません。合宿最終日の午後は「トレーニング」を任されたのでこの部分だけでも貢献したいなと思ってやりました(笑)。

トレーニングに関してそれなりに自信があります。特別なことはやりませんが、極力走りに必要な筋群をバランスよく鍛えるように心掛けています。他の場面では出来るだけ秘密にしておきたいのですがいつも与えてもらうばかりなので時には恩返しをしなければいけないと思っています。この1年間やってきて「効果があるな」と思う内容を紹介しました。やり慣れない補強なのでキツイという部分もあると思います。それでも今後継続してやっていくことで体幹が強くなればと思っています。

私も今年で40歳となります。偉そうな気持ちはありませんが少しずつ「後世を育てる」事が出来なければいけないと感じています。昨年は大阪からわざわざO先生が練習見学に来てくださいました。そういう機会があれば少しずつやっていきたいなと思っています。何かしら他者に貢献していかなければいけないかなという気持ちになっています。せっかく教えてもらってきたこと、勉強してきたことをどこかに伝えていかなければ終わってしまいます。考え方などは自分だけではなかなか身に付かないと思います。だからこそ「ヒント」になる部分を残していきたい。私に何ができるか分かりませんが(笑)

話を聞きながら改めて感じました。自分にできることをしっかりとやっていきたいなと。少なからず慕ってくれる選手もいます。その選手たちのためにも自分自身を高めることはやめたくありません。そのためにも私も精一杯やっていきたいと思います。

まとまりのない文章ですが、なんとなく感じたのです書いておきます。なんとなく。
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国体合宿2

2016-03-25 | 陸上競技
続き。今回は完全サポート。

メインの指示が出た後に近くで細かいことを指摘する感じですね。特別に何かをやるというわけではなく。こちらとしては出来ることをやるのが今回の役割だと認識していたので。

あっという間に数日間が過ぎていきました。今回は前任校でやり投げをやっている選手も参加していたので「教え子」になる選手が4人。多いですね(笑)。私のスタンスとしては適度に雑談をしながら進めていきます。まー小学生レベルではないか?!と言われるかもしれませんが。4人には時々こちらから話しかけながら練習を進めていきました。本当はもっと自分のことに集中する必要があるのかもしれませんが、集中とリラックスの切り替えが必要になります。

特に新入生になる選手たちは「大人しい」感じがあるのでこちらからある程度関わっていって「打ち解ける」必要があります。私自身がきちんと選手と向き合わなければいけませんから。共有する時間がある程度長ければお互いの事を理解する事もできます。私にとってはかなり貴重な時間です。客観的な視点で走りや様子を見ることができました。これまで何度か練習の様子を見たことがありますが、少し客観性を持つことで特徴がつかめます。面白いですね。

大学生のMさんとは確認をしながら練習という感じでしょうか。今回は来年度から高校生になる選手が複数参加していました。その子達からすれば大学生は「お姉さん」です。22歳になる選手と16歳になる選手が一緒に練習をする。「別世界」の話かもしれませんね。それでも近くで力のある選手を見ることができるというのはこの子達に取っても大きな刺激だと思います。まー新高校生とMさんであれば小学校に入学するときに中学生ですからめちゃめちゃ差があります(笑)。この年齢ギャップを同じ選手同士が埋めるというのは大変かもしれないですね。

前の記事にも書きましたがMさんもかなり人見知りでした。いつの間にかそれなりに大人になってきてきちんと対応ができるようになっています。高校の時の部活や大学での仲間関係があるからこそこういう部分が出来るようになるのだと思います。最初は人見知りで周りの先生からも話しかけてもらうことは少なかったですが、今ではそれなりに話ができます。部活動の持つ意味は大きいと思います。うちに入ってくる新入生2人も自分から出来るようになってもらいたいと思います。かなりのエネルギーを必要とするでしょうが(笑)。預かるからにはそれくらいの事は私がやらないといけません。

どうすれば新入生の「走りを磨く」事が出来るか?というヒントもたくさんもらいました。懐かしい感覚です。こうやって「どうやって育てていくか」を見る事が大切かなと。これまでの指導の中から色々なパターンに当てはめながら模索していく。全く同じタイプというのはいませんからそこも見極めていかなければいけない。Mさんのようなパワータイプもいれば400をやっていたTさんのようなタイプもいる。同じ練習であっても少しずつ意識するところを変えていかなければいけない。練習でしっかりと走れるタイプもいれば練習では「普通」で試合では抜群の力を出す選手もいる。千差万別です。これをきちんと理解しないといけません。

まー前指導していたKさんは練習では普通以下(笑)。本人は合宿などに行くのを嫌がっていました。「練習では走れない」というのが分かっていたから。本当は練習でもしっかりと走れる方が良いのでしょうがそれは3年間では無理でした(笑)。本人曰く「私はきちんとやっています!」と言っていました。確かに手を抜いているわけではなく一生懸命やっている。が、試合の時とは集中力が違うのでしょう。Kさんは試合の時には「音が全く聞こえなくなる」と言っていました。いわゆる「ゾーン」に入るのだと思います。そういう選手は試合の時と練習の時の差が出るのかなと。

Kさんが練習で抜群の動きをした時にはその後に反動が来てどこかを痛めてしまいます。レースでも走ったら「先生、筋肉痛になったので走りたくない(笑)」と言っていました。試合での爆発力に本人の身体が耐えられなかったのだと思いますね。こういう経験は初めてでした。それだけ高い集中で走るのだと。前の私だったら「もっと練習で集中しろ!」と怒っていたかもしれません(笑)。今なら「練習の時の集中度」を判断できるかもしれません。これは大きな財産だと思います。なんだかんだいってKさんは周囲に気配りが出来るようになりましたし、練習でも全体に指示を出して引っ張っていました。私の指導歴の中で最も成長したキャプテンだったと思いますね。まーこの子達が入ってくる前の練習はさせられなかったな、と思います(笑)

国体合宿の話を書くはずがほぼ思い出話で終わっています(笑)。私個人としてはかなり感じることがあった数日間でした。ほとんど指導らしい指導をしていないので書けないというのが実際のところなのですが。

また書けたら書きます。
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