kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

徒然なるままに・・・

2015-02-28 | 陸上競技
色々とやっているつもりですが単調な生活になっている部分もあります。そんな中でもあれこれ考えることはあります。「調子に乗るな」と言われるかもしれませんが、自分にできることは何かを考える。必要なことだと思っています。

以前、師匠として尊敬する方との話の中に「育てる」という話がありました。師匠が恩師から「年齢を重ねてきたのだから後世を育てるということをしなければいけない」と言われて色々と考えるようになったと。自分にとってはマイナスになるかもしれないがそのような小さなことを言っているのではなく「全体として考える」事の必要性を感じていると。私が今のような状況で指導ができるようになったのも師匠がそのような考え方で私たちに接してくれたからだと思っています。それがなければ「自分の指導が一番だ」という訳のわからない状態で過ごしていたかもしれません。師匠に出会えたことで大きく人生が変わったと言えると思います。

今の自分が誰かに何かできるのか?全く分かりません。指導するという「力」がどれくらいあるのか。自分自身大きな勘違いをしている部分があるのかもしれません。たまたま選手が集まってきてくれたから県で活躍できるようになったというのもあると思います。私が指導を始めたときは「ジョギングクラブ」というレベルでした。県総体に出場できる選手が0名。せめてリレーで出場しようと長距離を走らせて4継に出たのを覚えています。そこから中国大会に進むようになり県総体で複数種目の優勝、インターハイへの出場。ここまで来るのに多くの人の力を借りてなんとかやってきた気がします。同年代の仲間たちに支えられながらもがいて進んできた感じがあります。

今思うのは「同年代の仲間たちと何かできないか」ということ。一人でできることは限られています。もっと全体として何かできるのではないか。「県」として何かをやってもらいたいというのは正直不可能だと思っています。細かいことを書く気にはなれませんがそのような「システム」がない。「強化する」という意識を持った人はたくさんいるのだと思いますが声を上げてそれを行うのは難しいでしょうし、そのようなことはほとんどないと思います。指導者はそれぞれ「自分が一番」と思う部分があると思います。他の指導方法を学ぶというのは少ない。または、優秀な指導者の指導方法を真似している。それでもある程度の結果は出ると思いますが本当はもっと「技術論」や「指導論」を交わす場所があればいいんじゃないかと思っています。

もちろん、勝負となれば自分の学校の選手が最優先だと思います。他の学校の選手が6番で自分の学校が7番だというのは面白くない。それはそうなのですが、いつの日かその枠を超えて指導できるようにならないといけないのではないかと思っています。そういう考え方ができなければ強化なんてできない。他県では様々な取り組みをしています。また「強化する」と決めた学校に指導者が集まって重点的に指導したりということもあります。

陸上競技は短距離、ハードル、跳躍、投擲、長距離と別々と言ってもいいくらいの様々な種目があります。外部から見れば「陸上競技」と一括りにされますが実情は全く別の種目をやっているという感じがあります。私自身は指導できる幅が非常に狭い。情けない話ですがもっと他種目を勉強しないといけないと思っています。しかし、まだ短距離でさえも十分な指導ができない、突き詰めていないのです。いつの日か突き詰められる日が来るかどうかと言われると来ないと思いますが。だから自分一人の力で何かできるとは思っていません。多くの人の力を借りることで子供たちがプラスの方向に伸びていくのだと思います。

今の自分に何ができるでしょうか?このblogで何かを書いたところで世界を変えることはできません。機械的に何かをするという方が多いからです。このような場所で「何かを変えないと」と書いても書いているだけであれば何もなりません。別に偉そうなことを考えているわけではありません。何かしら「システム」的なものを考えて多くの人と協力して物事に取り組めないだろうか。ここ最近はそう考えています。「自分が思っているだけで誰からも必要とはされていない」ということもあるのかもしれません。それでも「教育」という部分から考えても「もっと伸ばせる」のではないかと思う部分があるのです。私が見てきた選手も本当はもっともっと成長できる部分があったのかもしれない。競技力云々だけではなく「人間教育」として。

結果が全て。そうは思いません。結果を出すためにどれだけの時間と労力をかけているのかは近くで見ている人が一番知っているはずです。だからこそもっとできることがあるのではないかと思う。私に何ができるか分かりませんが、「現状の打破」は必要だと思っています。結果的にそれが自分の指導している選手にプラスに働くようになると考えてます。

何を書いているのか分かりにくいですね。今頭にあることの100分の1くらいをかいつまんで書いているので分かりにくいと思います。なんとなく日々の生活を送る中で感じていました。徒然なるままに・・・。
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月曜日~水曜日

2015-02-28 | 陸上競技
もうすでに記憶が・・・。あれこれ話がありすぎて整理ができません(笑)。自分らしく生きること。これって何か?集団に所属すると「没個性」を求められることも多々あります。ある意味「異質な存在は必要ない」と言われる部分です。それなりに考えて生きているつもりですが違うのかもしれません。「ひょっとしたら自分が認められないの何故なのか?」「自分を受け入れないはずがない」と思っているのではないかと言われました。そうなのでしょうか?私は誰かに認めれるために生きているのでしょうか?誰か褒めてもらいたくて生きているのでしょうか?違うと自分では思っているのですがそう思われる部分があるのかもしれません。

今の仕事をしていて感じることは多々あります。「地方」で生きているという自覚もあります。以前「地方大学出身のくせに」的なことを言われたこともあります。これはかなり根に持っています(笑)。それでも自分が生まれ育った山口県に対する想いはあります。何とかしないといけないなという気持ち。これも「おごり」だと言われたらそれまでですが。お前ごときに何ができるのか?力も信頼もないくせに、と。逆にどれくらいの人が真剣にそういう部分を考えているでしょうか?目の前の事だけ考えて終わる。私自身もそのような部分が多々ありますがそれでも「考える」ことはしているつもりです。

この手のことを書き始めるとまたあれこれ批判される可能性があるのですが。書き始めて止まらなくなりそうなので内容は考えます。

次からこのような内容になったらすみません。全く記事のタイトルとは関係ないですね・・・。
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合同練習?

2015-02-26 | 陸上競技
土曜日、この日は3年生を連れて下関へ。この春から大学に進学して競技を続ける予定となっている選手です。進学先の先生が下関に練習に来るということだったのでせっかくなので見てもらうことしました。安心して選手を任せられる方ですし、経験も豊富な方なので走る姿を見ていただいて大学に進むまでの限られた時間でやれることのアドバイスを頂けたらとも思っていました。練習会場はいつもお世話になっている学校で。新春合宿以来の合同練習です。

基本的にすべてお任せ。私は大学の先生と情報交換をしていました。高校3年間で指導する中で感じたことや注意していた点を話すことができました。以前も大学受験を考えているときにわざわざうちの学校に足を運んで下さり、練習の様子を見ていただきました。「試合の走りだけではなく普段の練習の様子を見ることで大学での指導に活かせる」とのことでした。本当に細かいところまで気を配っていただいています。女子選手はなかなか思うように競技ができなくなることが多くなります。大学に行って「競技に一生懸命になれた」と胸を張って言える環境でできることは本人にとっても大きいと思います。

数人下級生も連れて行きました。こちらはまだまだ。積極的に動くことができません。エース候補が不在のため走力的にもまだまだ。もっと自分から動いて何かをするべきだったと思います。走るだけで精一杯になってしまう部分がありました。春先から間違いなくライバルとなる選手たちと一緒に練習をしているのですからもっと自分の力を出していかなければいけないと思います。刺激をもらうことも大きな目的の一つですがそれだけではなく、力比べという意味合いも持っています。他校と一緒に練習をする。たくさん走ってよかったね、ではないと思っています。ここ数年、リレーで入賞争いをしているライバル校です。お互いに少人数ですが結果を残しています。そういう感覚を持てるかどうかというのは大きいと思います。一緒に強くなろうという気はありません。あくまで「ライバル」ですから(笑)。これはお互いにそう思っておかなければいけないと思います。仲が良いだけではなくしっかりと高いレベルで競り合うことができると良いと思っています。

他の選手は学校で練習。ここは割愛。専門練習と走り込みにしていました。詳しくは割愛。色々とあるので・・・。細かいことを言い始めたら本当に面倒なことになると思います。書くと愚痴になるのでどうかと思いますから適度に察してもらえたらと思います。練習はきちんとできたようです。課題はあったようですが、良くやっている方だと思いますね。

午前中で終了。戻って勉強会をしようと思っていたのですが色々とあって中止。これも察してください。

前半は良い刺激をもらってモチベーションが上がったのですが、後半は・・・。という感じの一日でした。
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短い距離

2015-02-25 | 陸上競技
先週の金曜日の内容を少しだけ。記憶から消えない前に。まーほとんど消えているのですが・・・。とにかく練習以外でもストレスを感じることが多い。ストレス体制があるほうだと思っていましたがひょっとしたらかなり打たれ弱いのかもしれないと思っています。この日は特に・・・でした。書くのも面倒なので止めておきますが、「人を活かす」という概念はなかなかないのかなと感じています。

また、別件が舞い込んできました。これも「なんで?私?」というような内容でした。やれと言われたら仕方なくやりますが理不尽というか納得できないというか。自分の責任下において何をやるのか?めちゃくちゃストレスを感じました。これにかなりの時間を使いましたが指導するという部分で「意味があるのか」と感じました。それでもやるのが当たり前と判断されているのでしょう。意味不明。ストレスは募るばかり。

金曜日は短い距離を走りました。練習できる時間は1時間程度。できる限りのことをやる。アップもそこそこに短い距離をひたすら走りました。ひたすらと言っても60mを10本近く走っただけですが。この日は全体的に動きが良かったのかなと感じています。それなり。女子エース候補が先日から体調を崩しているので練習にいません。故障者も数人いるのでこれも練習に参加できす。少人数の部活動ですからある程度の人数がいないと活気が出ません。万全の状態で生活ができるようにしてもらいたいと思っています。

何人かと電話で話をしました。話しても何も変わらないのかもしれませんが、愚痴を聞いてもらえるだけでも十分なのかなと。こういう意味では気にかけてくれる人が周りにいるというのは幸せなことかもしれません。「自分のやりたいこと」だけで世の中回っていないのは分かっています。それでも「やりがい」を感じながら働いていきたい。目の前の生徒とどれだけ関われるかという部分だと思います。365日そのモチベーションが続くわけではない。それでもやるしかないと思っています。。

かなりストレスを感じています。なんなんですかね。

短くてすみません。
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更新滞る

2015-02-24 | 陸上競技
御無沙汰しています。更新ができていません。これだけ更新しないというのは久々、いや初めてかもしれません。なんとなく色々なものに追われている現状があります。更新するというのも結構なエネルギー&時間を使うのでそこまでにどれだけの力を温存でいるか・・・。今のところそれができないというのが現状なのですが(笑)。

金曜日から更新していません。多分練習内容としては火曜日から書いていない。つまり1週間くらい書いていないことになります。このあたりから精神的にダメージを受けることが多々あり色々と対応に追われていました。対応??うーん、ちょっと表現が違うかもしれませんが「違和感」を感じることがあります。「働く」ということの意味は何か?考えさせられます。

水曜日、木曜日の練習ではちょっと思うことがありました。「変わりきれない」者がいる。ここをどうするのか?どれほどの部活動の顧問が子供たちのために一生懸命になっているのかは分かりません。正式な業務ではないのでそこまで求められる筋合いはない。が、性格的にそれができないので「力を付ける」「大人になる」とうための手段として部活動を通じて様々なことを考えさせています。なんとなくやる。これでは力になりません。だからこそここはしっかりと向き合わないといけない。「理不尽」だと思うことはこの世の中に数限りなくあります。「理想」と「現実」は大きく異なるのです。素敵なことが待っていると思うかもしれませんが、実社会というのは「なんなんだ」と思うことが大半。私はこう見えても「真面目」だと自認していますこういう「矛盾」と向き合う時、自分の無力感で一杯になります。だからこそ、自分が関わる子供たちには「何が大切なのか」を感じさせたい。「上手くいかない」事の方が多い。だからと言って適当にやるのではなく常にその時その時の最善を尽くす。これが重要だと思っています。それを教えることができるのは自分自身が一生懸命に何かに取り組んだ経験がある人間だけだと。偉そうなことを言うなと言われるかもしれませんが。

この2日間かけてある選手に「自分の殻を破る」ことを求めました。水曜日にかなり走ってから最後にランジ。あえてランジをして自分自身と向き合わせました。予想通り2人が途中で止まる。最後の一押しができない者が決まっています。やる前から「止まるだろうな」と思っていましたが案の定。ここが「殻を破れない」大きな要因です。自分自身でそこを改善しない限りはどうにもならないのです。きついのは全員同じ。それでも「止まらずできる者」と「必ず止まる者」が出てきます。これが「差」なのです。一人は日誌に「変わりたいけど変わり方が分からない」と記入していました。ここは「チャンス」だと判断。木曜日のシャフト補強でマネージャーを付けてマンツーマンで補強をさせました。自分自身と向き合う。「妥協」してしまう子は結局最後に頑張りきれないのです。本当であれば一人で乗り越えないといけない部分ですがこれができない。だから他の人の力を借りてでも乗り越える努力をする。重要なことだと思っています。

この子だけ一番きつい最後の種目で10m伸ばして実施させました。結果的に止まってしまったようですがこれまでとは違う止まり方だったようです。「何とかしよう」という姿勢が多少なりとあった。これが継続できると変わってきます。逆にこれがこの日だけで終わってしまうと元に戻る。大事な部分です。

意図的に色々とやる。選手とのコミュニケーションが十分に取れているかは分かりません。それでも様子を見ながら取り組んでいかないといけないと思います。「競技」という部分で何を求めるか?人ぞれぞれだと思います。私が大事だと思うこと。これが他の人にとって本当に必要かは分かりません。それでも自分が信じていることを全力でやりたい。どれだけの人がそういう「想い」を持っているでしょうか?これも分かりません。

今できることをやりたいと思います。
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トレーニングと坂道

2015-02-19 | 陸上競技
火曜日、この日は雨が降らなければ走ろうと考えていました。前日が途中で終わってしまっていたので最後まで走りたいという気持ちが強くありました。が、残念ながら一日中雨。放課後になって雨がやみましたがとてもグランドで走れる状況ではありません。無念。ということで練習は基本トレーニングへ。

シャフト補強を実施。この時点で天候が持ち直していてアスファルトの上であれば走れる状況になっていたので学校の横の坂を使って走ることに。ここ最近の雰囲気の部分もありますからこちらも比較的淡々とやることにしています。環境を作るのは指導者だと思っています。が、その環境の中で何をするかです。作られた環境の中でやるだけで何かが変わるとは思いません。やっていく中で変えていかなければいけない部分があります。「自分のためにやっているのだ」という感覚を持たない限り何もできないと思っています。

そういう部分も含めて練習をしました。ダイナマックスをつかってのスキップ走を数本。これも切り返しを速くするための練習です。更にはそこから前日に行ったフレキでの練習をすることにしました。前日は10台で行ったのですが(距離の関係で)、この日はひたすらやってみようという感じで長めに取りました。フレキハードルとありったけのミニハードルを持ってきて60mに50台配置。延々と切り替えの練習をしてみることに。普段は10m強の距離ですからこれだけ長くなるとかなりきついと思います。普通にやってもきついのにそれを坂道でとなると・・・。それでも「意味がある」と思って実施しました。



予想通り後半になると動きが鈍ります。そこで動きをどう作るかだと。なかなか最後までできません。当然です。できない中でどうやって動かすかという部分。ここが重要になってくると思っています。中間や後半でどうしても動きが遅れてしまう。ここをどうやって意識するか。練習の中で克服するのは難しいと思います。しかし、こうやって強制的に動きを作ることで少なからず意識して動かすことになります。嫌でも切り替えをしないと前に進まない。ここで動きが変わってきます。負荷的に高いので間に他の種目をはさみながら。チューブでの切り替えを加えて行いました。間違いなくダメージが大きい。

更にそこから60mのスイッチングと坂道走を組み合わせて実施。切り替えを意識した後にそのままの感覚を持ったままスプリントへ。これを2セット繰り返しました。その前の動きでずいぶん動きは改善されていたと思います。暗くなってきていたので動きの細かい部分は見えませんでしたが・・・。まだ改善の余地はあると思います。

最後にスナッチをやって終わり。元々トレーニングの日にしていたので最低限のことはやらなければいけません。3セットやってそれで終わり。股間周辺の負荷としてはかなりだと思います。あとは「心」の部分かなと考えています。時間がかかります。
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基本的なこと

2015-02-18 | 陸上競技
月曜日、この日は走る予定にしていました。天気予報は微妙だったのでどうなるかなと考えていましたが、それほど降らないだろうと勝手に予測。朝練で脚運びと腰の移動をやっておいて少しでも時間の節約になればいいなという感じで考えていました。

午後、会議があったので最初は練習に出れず。本当に多い。私が練習に行ったときにはドリルの途中でした。雨雲ズームレーダーで雨の状況を毎回確認しているのですがほとんど降らないという予報。17時前から多少降るが30分くらいで止むという感じでした。比較的雨雲ズームレーダーは予報通りになるのでかなり信頼していました。ドリルで少し時間をかけすぎました。時間がない時に細かいことをずっとやっても仕方ない。私が来るまでの間の時間がちょっと間延びしていたのかもしれません。もっと早くやれるようにならないといけないですね。

この日はやりたいことがいくつかありました。土曜日の練習を見ていて不足する部分。これを何とかしたいと思っていました。ドリルが終わるころには雨脚が少し強くなっていました。どうなっているのか??それでも走っておきたいという部分があったのでチューブを使っての軸づくり、スタート数歩の動きの確認、スイッチングをやりました。ここでさらに雨がひどくなる。雨雲ズームレーダーを見ると予報がかなり変わっていました。もう少しするともっと前が強くなると・・・。少し前に見た予報と大きく変わっています。うーん。どうなんでしょうか。

まだできると判断して並走。雨が強いので細かい動きは見れませんでしたがやりたい動きに近づいていました。結局4本だけ走りました。本当はバトンパスをして短い距離をしっかりと走るつもりでしたがそこまでできる状況ではありません。雨がひどすぎる。予報を見ると雨量を表す色が「水色」から「緑色」に変わっていました。うーん、かなり信頼していたのですが(笑)。どうにもなりませんね。

諦めて他の練習をすることに。細かい動きをやるよりはもっと大まかにやって「動きながら覚える」ようにさせたいと考えました。脚運びも必要ですがこの段階に来てできないことをひたすらやるというのもどうなのかという感じがしたので。「動きながら覚える」というも実はすごく大切な話です。大半の指導者はこういう部分でやっていると思っています。細かい理解をさせる必要がないという判断なのかもしれません。しかし、私はそこを大事にしながらやってきたつもりです。「気が付いていたら速くなった」というのではなく「自分で努力して速くなった」という感覚が必要になるという部分。大事だと思っていますから。

フレキを使っての練習をする前にチューブを使って動きを作りました。前に進む動きを少しやってその場でチューブを挟み込むような練習。さらにそこからチューブを使ってのスイッチングを繰り返す。かなりやってからフレキへ。短い距離で作ってさらに距離を伸ばす。直線距離として20m程度しかありませんからできることを最大限に。同じ動きをひたすら繰り返しました。後半になると確実に動きが変化する者がいます。意識しているからできるのか、ひたすら繰り返すからできるのか。ここは分かりませんが、「動き」は変わってきていました。このまま走ればずいぶんいい動きになるだろうなという手応えがありました。

以前から比べて多少は「引き出し」が多くなってきたと思います。メニューを与えて「やっておけ」というスタイルで指導はしていません。この日はかなり冷めた目で練習を見ていました。それでも動きは変わる。もちろんポイントになるところはひたすら指摘しています。関わりすぎという部分もあるのかもしれません。それが私の指導スタイルなのだと思います。選手が「その気」になってそれに見合うだけど努力をするようになってくれると一気に伸びると思っています。私自身が選手を「その気」にさせられないというのが大きな課題なのかもしれませんが。

走らせてみたいと思いましたが雨が降り続けていたのでこの日はこれで終わり。考えさせられながらやっています。
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話をする

2015-02-17 | 陸上競技
土曜日、午後の練習開始前に一人個別に話をしました。これまで何度も話をしてきましたがほとんど変化なし。強敵です・・・。実際、数人は変化らしきものが多少見られます。しかし、数人は「全く」と言っていいほどの変化なし。驚くべき状況だと思います。「変わりなさい」と言われても何をしていいのか分からないというのが実際のところなのかなという気もしています。これまでなんとなく考えずにやってきて大きな問題にはならなかった。だから今のままでいいやという感じがあるのだと思います。

正直、教育現場では細かいことを指摘しなくてもその場は回ります。授業中に周りに迷惑をかけずにきちんと座っておけば「真面目な子だ」という評価を受ける。特別何かするわけでなければ「普通」という目で見られて問題とはなりません。部活動で「気になるな」という選手がいて色々と相談すると「問題ない」という答えで終わってしまいます。このような書き方をすると問題なのかもしれませんが、実際問題それくらいの見方しかしていません。テレビドラマなどで「学園もの」が放送されます。詳しく見ることがないので評価はできませんが「熱血先生」みたいな「一緒にやろうよ」という人ばかりが働いているわけではありません。そんな学校があったら面倒で大変だと思います(笑)。実際に私がものすごく生徒を見ているのかと言われたら「?」という感じもあるでしょう。しかし、距離感は近いと勝手に思っています。特に部活であれば他の誰よりも見ていると思います。保護者よりも時間を共有することは多いでしょうし、「嫌なこと」「キツイこと」に直面している姿を見るのは圧倒的に多いと思います。だから気づくことも多い。

陸上競技部の卒業生は私のことを「怖い」と言います。高校時代に厳しく言われることが多かったからかもしれません。しかし、卒業した後は結構来てくれます。全く来ない子もいますが・・・。その時に必ずと言っていいほど「部活をやっていて良かった」という話をします。部活をやっていたから働いていて助かることがあると。これは「体力がある」という意味ではないと思います。「当たり前のことを当たり前にする」という基本的な部分を徹底していたからこそ分かるモノだと思います。土曜日に練習に来た卒業生は4人いました。1人は練習をしていましたが残りの3人は何かあったらサッと動いて準備をしたり、片づけをする。別にやる必要はないのです。自分が練習をするわけではないのですから。しかし、それが「当たり前」のようにできる。これが今の選手との「差」だと思っています。その「差」に気づけない者がいる。

どれだけ話をしても伝わらない。普通の生活であれば「もういいや」と思うでしょう。それでも「これが最後」と思いながら話をしています。なかなか伝わりません。今は周りが「言ってもできないから仕方ない」という感じで自分たちで動いたりします。任せずにやるという感じでしょうか。しかし、本当にそれでいいのか?決していいことではありません。次につながらないからです。その場で「誤魔化す」ことをやっても次の場面でも同じようなことが起きる。その時、また「仕方ないや」と思って先送りする。結局何も変わらずに進む。そして最後に取り返しのつかないミスを犯す。そうなる前に何ができるかを考えておかなければいけない。そう思っていますがそこもなかなか伝わりません。

「約束事」をする。「指導」をする。しかし、その効果が継続しない。数日たったらまた元に戻っている。これの繰り返しです。真剣に物事をとらえないという現状を打破できないのです。自分に必要だと思わなければどれだけ周りが言っても変わりません。ここが問題です。これまで何度も「約束」をしてきました。そのたびに忘れていく。それを「悪いことだ」と思わない。悪意があってやらないのではない。それは分かっています。が、それが本当にまかり通るのか?「わざとではない」と言えば何をやっても許されるのか?これは絶対に違うと思います。「ダメなものはダメだ」と教えていくことができて初めて色々なことが変わるのです。本人は「悪気はない」のです。それでもその行為が周囲にどのような迷惑をかけるのかを理解させなければいけない。ここまでしつこく指導する人がどれだけいるのか分かりません。私は必要なことだと思っています。

話をした後にトレーニングをしました。話をした選手とは別に「頑張りきれない」選手がいます。午前中はなんとか走っていましたがトレーニングになると・・・。これもしつこく言っていますが「自分はやっている」という感覚があるのでしょう。前日に少し話していてこれですからこちらも言うのが嫌になります。「指導者なのだから指導するのが当たり前」という批判もあるかもしれません。が、さすがに・・・です。きつくなると「それなりにやる」という選手をどう変えていけるのか?こちらから何もアプローチしていないのであれば「私の責任」です。それでもこちらは話をしています。あとどれくらい同じことを話し続ければできるようになるでしょうか。「最後までやりきる」という経験は大きな財産となります。しかし、「やったふりをする」というのは決していいことではありません。逆に問題が多い。やらなければいけないことを「誤魔化す」というのが習慣化すると「きつい時は適当にやっておけばよい」という考え方が強化されてしまいます。良いことではありません。

途中からこちらも言うのを止めました。言っても仕方ないという感じがあったからです。きついのは当然です。その中で自分自身の「弱さ」と向き合えないというのは良いことではない。県新人の前に「失格するだろうな」と思っていてリレーで失格をしました。痛い目にあった時に初めて気づくこともある。そう思っていましたが痛い目にあっても結局は何も変わりません。その後の大会で結果を出してしまえば「痛い目にあった」ことも忘れられてしまうのでしょうか。このままいくとそれなりの結果しか出せない気がします。情けない話ですが・・・。

全体として変化はあると思いますが数人の「責任感のなさ」が大きなマイナスポイントとして映ります。全体的に「必死になる」という部分と「何が何でも」という部分が足りないのは明らかです。何とかできるのでしょうか・・・。
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走練習&トレーニング

2015-02-16 | 陸上競技
土曜日、この日は天気も良く練習日和でした。数日前に卒業生から連絡をもらっていました。一緒に練習をしたいということでした。卒業後、社会人として競技を続け昨年は11秒0、22秒3で走っています。高校時代のベストを更新下というのはすごいと思いますね。高校時代は中国新人に出場していますが、中学時代はほぼ無名。話を聞くと100mは12秒4、200mは24秒4だったとのこと。当時は雰囲気的に「大きく伸びる」というのがありました。今の方が練習内容もそれなりに精選されてきていると思うのですが、当時は「チーム力」という部分で伸びていた気がします。良いことではないのですがどうしてもこの頃の取り組みと比較してしまいます。「本気になる」という部分が違ってくる。「昔は良かった」という感覚があるのは決していいことではないと思っています。現状を打破する方法が見つけられないというのが情けないですが。

ダイナマックスをやってから脚運びとハードル。これはいつも通りです。時間が取れるので少し丁寧にやることにしました。動きが変わらないという理由は多々あります。こちらが「分かっているだろう」と思っていることでも実際は選手は分かっていないことが多い。前日のスタート練習にしてもそうなのですが、細かく説明しても「理解できていない」ことが多い気がします。そういう時に自ら「これはどういう意味があるのか」と聞いて来れば話は変わってくるのですがそれもない。受動的な練習を続けていても変化はないと思います。卒業生がいたのでもう一度説明しながら進めていきました。卒業生が来てくれたことでこういう部分の確認もできます。卒業生、走れるようになってきているのでこちらが言っている感覚的なこともそれなりにできるようになっていました。普段はそのような動きをやっていないということですがなんとなく感覚的にできるのだと思います。ここの表現は難しいですが。

かなりやってからフレキを使ってのスイッチング。在校生と比べると卒業生の動きにキレがあります。というか、実際にやりたい動きはこちらなのです。お手本を見せてもらいそれから在校生にもやらせました。多少なりと動きに変化が見られました。目標とする動きを目で見ることで違ってくるのだと思います。もっとできると思うのですが、自主的に練習をしたりという感じがありません。これが「意欲」の部分です。自分で何とかしようと思えば何かしら行動に現れる。言われて仕方ないから何かやるというのとは違います。

現役で競技をやっている卒業生と一緒に1年前に卒業した選手も来ていました。こちらは競技は一切やっていませんが(笑)。この子は中学時代、100mは12秒台。2年生の春に幅跳びで6位入賞して中国大会に進みました。その際、100mは県総体予選落ちだったと思います。自分で「強くなりたい」と真剣に想ったのでしょう。秋には100mで11秒0台、幅跳びで6m80台まで行きました。どちらも県新人で3位に入り、中国新人で4位入りました。すごいことです。この選手を見ていたらシャフト補強の合間に自分でドリルをやっていました。きついのは当然ですが補強を走りに結び付けようという意識が強かった。これは私が一度話をした時から自主的に取り入れていたようです。強くなる選手に共通することは「受けた指導を継続して行う」事だと思います。大半の選手が言われたその日だけやって数日たったら全くやらない。そういう部分の「差」が大きな「差」となるのです。同じ練習をしても結果は大きく異なります。午後には選手にそういう話もしましたがなかなか入りません。ひょっとしたら実際はそこまで本気で競技に向き合えないのではないかと感じました。「それなりでいいや」という感覚があるのかもしれません。

以前から何度も書いていますが最終的には「本人に強くなりたいという気持ち次第」だと思っています。料理人が丹精込めて最高の料理を作る。しかし、食べる者が「そんなに食べたくないな」と最初から思っていたらどれだけの高級食材を使っても、時間をかけてもそれは本人にとって「最高の料理」とはならないのです。別に食べたくないけど目の前にあるから仕方なく食べるかという感じであればどれだけ真剣に料理をしても「おいしい」とは言ってもらえません。これは大半のことに当てはまると思います。自分自身がその気にならなければ何をやっても同じ。そこの話もするのですがなかなか・・・。

走る練習は並走を行ってその後バトンパス。短い距離を連続で走りました。前半部分にかなりの時間を要したので卒業生はこのあたりから足をつっていました。普段長時間練習はしないでしょうし、本数もそれほどいかないと思います。高校生と社会人のメニューは大きく違ってくると考えています。高校生はある程度の量をやりながら感覚をつかんだりする。社会人は本数を少なく質を高めてやる。もちろん、時にはある程度の本数を走る日も必要になるのだと思いますが通常ではそれほど走らないと思います。怪我をしないように話をしてメイン練習へ。この日はタイヤ引きを行いました。120mのタイヤ引きを3本2セット、2本1セット実施。本数的にはそれほどではないかもしれませんが負荷的には強いと思います。見ていると疲れてきてからの動きが微妙。通常この時期になるとある程度の手ごたえを感じながらできるのですが。まー昨年もこの時期は最悪でしたからあまり悪くは考えないようしようと思いますが、今年は「何が何でも」と思っている部分がこちらに伝わりません。思っていないから伝わらないのかもしれないのですが。ここは大きな差ですね。まー本数的には良く走ったかなという感じでしょうか。

上述の2人以外にも卒業生男子が2名練習を見に来ました。特に何かをするという訳ではないのですが卒業生が練習をするのでこれをきっかけに来たという感じでした。が、こちらは何も言っていないのに自主的に動いてくれます。練習道具を出したり、タイヤを運んだりと「周りを見る」という部分や「気を配る」という部分ができています。練習が終わってからもすぐにグランド整備をする。いや、卒業生だからやる必要はないのです。自分で練習をしたわけではないですし。それでもそれが当たり前のように行動する。その部分が高校の部活動で学んだこと、身に付いたことだと思います。自然に行動に現れるのです。こういう部分で大きな差を感じました。言われなくても自然にできる。

午後は1時間半程度練習をしました。トレーニングです。この動きを見てかなりがっかり。あれだけ言ったのですが女子、最後までやり切れない。途中で止まってしまう回数が多い。きついのは分かっているのですがそこを乗り越えられません。どうしたものでしょうか。ここに関しては書いておきたいこともあるので別にしたいと思います。

ここ最近、マイナス的な評価しかできていません。私の目が曇っているからそういう見方になるのかもしれないのですが、取り組みの姿勢を毎日見ていると「本当にこれでいいのか?」という気持ちになります。伝わらないという部分が日に日に大きくなってきています。なぜ、真剣になれないのか?何故、もっている力を出し切らないのか?これほどもったいないことはないと思うのですが。自分自身の「力」のなさが情けないと感じます。
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専門練習

2015-02-14 | 陸上競技
金曜日、この日は専門練習を予定していました。跳躍系とスプリント系に分かれての練習。追い込みというよりは「技術練習」の意味合いが強い日としました。朝は基本的な足運びと壁を行うことに。私は前日に引き続き補習を行うため練習は選手に任せることに。

午後は専門。この日は放課後も勉強を教えて星という申し出があったのでそちらに対応。1週間後に向けて準備をしているのでこちらもサポートできる部分はしなければいけないと思っています。生徒が一人で解いていくにはちょっと厳しいものがあります。こちらも1年に1度の事ですから内容を忘れかけていたりします。思い出しながら対応。今回は数年ぶりに日商簿記の勉強を教えています。油断すると間違えてしまいます。毎年見たことがないような問題が出てきますからしっかりとやっておかないといけません。

そのため練習には1時間してから参加。跳躍は専門練習、短距離はスタートドリルとしていました。見てみるとスタートドリル、いつの間にか「やるだけ」になってしまっていました。明らかにこちらが求めている動きとは異なるので「何をするためにやっているのか」と質問をすると答えられません。やっと答えてもちょっとピントがずれた答えになる。これではどれだけ練習をやっても効果は出ません。ここ最近のblogに書いていますが「やるだけ」の練習になっています。これが顕著に出ていたので練習を止めて少し話をしました。練習はやるだけで強くなるわけではありません。動きを変えるためにはそれなりの努力が必要なのです。やるだけの練習を越えていかなければ効果は上がりません。何も考えずに本数を重ねて自然と速くなることは少ない。0だとは言いません。確かに何も考えずにやっていて速くなった選手もいます。しかし、本当にそれで良かったのか?今でも後悔しています。次につながらない取り組みだったのです。

今はそれに近いものがあります。否定的な内容しかblogに書いていないと言われるかもしれませんが現状では「厳しい」という評価しかできません。考えがない。こちらが言っていることを理解するのではなく「聞いているだけ」なのです。その場に立って話を聞いているだけでやっている途中に何かをやろうという感じがないのです。そこが変わらないと難しいと思いますね。言葉に書くのは簡単なのですがそれが理解できるか、行動で示せるかという部分です。

スタート練習にほぼ付きっ切りでやりました。「とりあえずやっている」というのがあまりにも酷かったのでこちらがついて逐一意識をさせる。動きを見て改善点見つけその場に応じた練習を行う。これを1時間半くらいやったでしょうか。「任せる」という部分が出てくるのが理想なのですが現時点では到底その水準に到達しません。動きの課題を一つ一つ挙げていきそれを改善させる。頭で理解させたいのですがやる中で覚えさせるしかありません。指導者によっては「良かった」「悪かった」で終わってしまう人もいると思います。ある程度考えながら練習ができる選手や能力的にパッとできる選手であればこれで十分対応できると思います。しかし、それ以外の選手にどのように指導していくかというのが重要なのではないかと考えています。

スタブロでの構えや出の感覚。これをしつこくしつこくやっていきました。中間疾走の練習も大事だと思っていますが、まずは加速段階ができないと走れません。走り込みだけで中間疾走が改善されても上手く加速できないようであればその中間が生かせないのです。ここ数年100mや200mに特化しつつあります。そのなかで重視すべきポイントは自分の中である程度まとまってきたと思います。それでもまだまだやるべき事ややっておきたいことはあるのですが・・・。スタート局面は非常に難しいと思っています。適当にやって速い者もいますがそうじゃない者が大半です。短距離選手の大半は「スタートが苦手」とい言います。つまり、ここの局面を改善できればレースを大きく変えることができるのです。まだまだできないことが多いので一つずつ修正していきたいと思うのですが。

久々に細かいことを言い続けました。これくらい関わらないと修正できないというレベルというのは厳しいのですがそれでもやっていくしかないと思っています。かなりのエネルギーを使います。普通のチームならこれくらいの取り組みでもいいのかもしれません。しかし、過去のチームと比べるとやはり大きく見劣りします。「主体性が足りない」ことと「向上心がない」ことが一番の理由なのかなと感じています。私の性格的にかなり言い続けています。それでもなかなか変化がないというのは・・・。

大幅に関わる時間を増やさないといけないと思っています。エネルギーを注ぎたいと思います。
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