kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

子守り(笑)

2011-04-30 | 陸上競技
金曜日、朝からかなり天気が良くて暑いくらいでした。絶好の練習日和でしたが前日にスピード練習を相当やっているので疲れが抜けきらないだろうと考えていました。バトンが渡らないので何本も何本も繰り返しやらないといけませんでしたから…。

週の前半の疲労が出てきているはずです。それでもきっちりやっておかないといけないと考えていました。そのため練習は身体作りメニュー。これは抜きのメニューとしては相応しくないですね(笑)。ダメージが蓄積するというのは覚悟の上です。あくまで狙いは総体や中国です。ここに持っていくためにはやらないといけないですから。
この日は娘のミニバスがあったので下の2人は私が見ることになりました。練習は私がいなくてもある程度はできるでしょうから子守りだけに専念しても良かったのですが、さすがにそれはまずいだろうということで子供を練習に連れていくことにしました。最も避けたいパターンです。背に腹は変えられないという状態でした。

サーキットを計るのは卒業生に手伝ってもらいました。地味な練習は小学生や幼稚園の子どもには明らかに退屈過ぎます。卒業生がスポ少のコーチになって何かの手伝いがあるので近くまできていました。頼れるものは頼る(笑)。
あとはいつも通りのメニュー。これはポイントの指示だけをして動きをひたすら見ました。これは繰り返し言い続けておかないとあっという間に崩れてしまいます。動きが雑になってしまうので気を付けなければいけません。負荷的にはかなり高いですから疲れが簡単に抜けることはありません。それでもやるだけの価値はあります。

1年生には負荷を軽くしてやっていますが疲労蓄積度は高いですね。様子を見て落とさないといけません。今週は1年生にもある程度練習させていますからこちらが思う以上にダメージがあはずです。無理はさせたくないですが、男子は1年生に頼らなければいけない部分がいくつかあります。力があるから最初からやると後々困ることになります。きちんと基本的なことに時間をかけなければいけません。気を付けなければダメですね。

子どもは退屈しまくっていました(笑)。当たり前です。練習の邪魔にならない程度に相手をしていましたがやはり無理ですね…。もう少し大きくなってくれたら違うかもしれませんが。適度に関わりながらやっていきました。最後は選手が相手をしてくれたり、他の先生が相手をしてくれました。いやー感謝です。

練習最後にもう一度バトンの出のタイミングを確認。1人だけでは可哀想なので全体を付き合わせました。なかなか出来ないですから人の何倍もやらないといけません。今までここのロスで痛い目にあってきています。走順変更も視野に入れながらやっていかないといけません。

練習が終わってから子どもと一緒に公園でランチ。普段一緒にいませんからたまにはこういう時間を持たないといけませんね。子どもがあっちにいったり、こっちにいったりしますからなかなか大変です。結構疲れました。

そのダメージにより9時には寝てしまいました…。疲れすぎです(笑)。
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ひたすら走る

2011-04-30 | 陸上競技
木曜日、朝練からジョグをしました。ここ最近女子の体重管理のためにゆっくりジョグをするようにしていました。脂肪燃焼のためには運動強度を下げて運動時間を確保しなければいけません。少し身体を動かしたくらいではなかなか体重は減りませんし、体重を減らすために陸上をやっているわけではありません。心肺機能に負荷をかけるためにはある程度のスピード負荷が必要になると思っています。1年生は慣れていないですからかなりキツかったはずです。涙を浮かべている者もいました。前の記事にも書きましたが、周りの者についていけないという自分自身が悔しいのだと思います。意欲があるから流す涙。上級生にフォローさせましたがこういう関わりが大切だと思いますね。

私はこの日も5時間授業、間に打合せ会議ですから6時間全て授業でした。前日は4時間ですから2日で10時間。かなりバタバタでした。今年は年度当初、「どれだけ授業が多くても大丈夫」と安請け合いしてしまったのですが思っていた以上に負担がありました…。準備にも時間がかかりますから授業時数以上のダメージがあります。休息時間が全くありません。まだ4月ですから先が思いやられます。授業がメイン業務だという自覚があります。何とかやっていきたいですね。

練習は競技場で。月曜日からプチ冬期に入っています。練習量は飛躍的に増えています。記録会前後から様々なことがありましたから明らかに練習が不足しています。ここを補うためにはかなりため込まないといけません。最初の2日間で身体のダメージは大きくなっていると思います。後で聞いてみると火曜日の練習後から全身筋肉痛に襲われていたようです。筋肉痛が軽い者も身体が重いのは同じようです。まー当然ですね。かけている負荷はかなりのものですから。この状態でめちゃくちゃ動くというのでは練習負荷が足りていないということになります。疲れがあっても正確な動きを心がけさせる事が大切です。雑になったら全く意味がなくなりますから。

1年生はひたすら脚運びを繰り返させました。慌てて走れるようにするのではなくきちんと基本的な動きを繰り返させていく事で今後の走りを変えていく事が大切です。元々実績がある選手ではありませんから(男子はかなり強いですが(笑))、1年生で結果を出すことを考えずに3年計画で考えていく必要があります。基本的な事をやりながら技術的なレベルアップを図っていくしかありません。特に今は県総体に向けてチーム全体のレベルを上げていかないといけない時期です。もっともっと上級生の力を上げていかなければいけません。1年生は自分達でやらないといけない部分を増やしたいと思っています。

上級生はスタート。これはひたすらやりました。本数を重ねながら自分達の中で感覚を磨く。付きっきりで見ました。1つ1つの動きを見ながら修正。風が吹きかなり寒かったですが繰り返し繰り返しやっていきました。身体の状態を度外視してやりましたが、徹底的に走ることでしか変わらないことがあるのではないかと思います。まだまだ修正点は多くあります。総体までにしっかりと取り組んでいきたいですね。

そのままの流れでバトン走。渡す方の走者はスタブロから出しました。せっかくスタート練習をしているので動きを身に付けさせるため、音を聞いてから動くというためです。距離はそれほど長く取れないのでマークの位置を調整しました。支部大会でバトンを受け取れない者がいたのでそこを何とかしないといけません。が、全くでした。この状態で本当にレースに出れるのか全体が不安に包まれていました。この状態を何とかしないといけません。しつこくしつこく確認させましたが、本人が何とかしない限りはどうにもならない部分があります。
早く出ているのが分かっているのに次も早く出る。焦っているのもあるでしょうが自覚症状があるにも関わらずまた同じ事をする。厳しいですね。周りの空気が重くなっているのが明らかです。走順を変えるのも手ですが、明らかに流れが悪くなります。この走順で何とかしないとといけないのです。何本も繰り返しましたから走った本数はかなりのものです。スピードをゆるめる事なく走り続けていますから全員かなりのダメージがあると思います。それでもやるしかない。バトンが渡らないことを全員の問題として捉えていかないといけません。

様々な事がありかなり疲労しました。帰宅後ほとんど何もしないまま寝てしまいました…。疲れています…。
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身体づくりに時間をかける

2011-04-29 | 陸上競技
水曜日、練習は走らずに身体づくりとしました。体育の授業で1000mを走ったり、シャトルランをしていますから運動量はある程度確保できています。前日にかなり走り込んでいますから走練習は避けました。とはいえ、もう一度作り直すというテーマがありますから冬期と同様の身体づくりメニューを実施することにしました。冬期には手動筋のウエイトトレーニングを実施してきました。それにより飛躍的に筋力が向上しましたが少し肥大しすぎた感があります。これでは走れませんので補強系中心に変更。動かしながら鍛えるという部分は継続してやっていきたいと思っていますからトレーニング系はしっかりとやります。

BOX補強は動きの切り替えを中心に。これまでも同じことを言っていましたが少し意識の変化が見られますから受け取り方が全く違います。この状態に早く到達していれば全く違ったと思うのですが、今からでも大きな変化があると思います。反動を利用した動きをする中で身体で力の使い方を覚えさせるというものです。これだけで負荷は大きい。集中してトレーニングができれば大きな効果があると考えています。無理矢理パワーで走るのではなく力の使い方を覚えて走るというのが大きな狙いです。うちのスプリント選手はパワー系が多いのは確かですが・・・。ロングスプリントもパワーで持っていく部分があります。もっと効率的な動きを身につけさせないといけないのですが、これを走りの中で身につけさせたい。走りだけでは難しいので補強の中でも動きを意識させたいと思っています。

その後プレート歩行とシャフト補強。1年生も練習を開始して1ヶ月くらい経過しましたからシャフト補強に負荷を軽くして参加させました。どちらもかなりきついメニューです。基礎筋力がない者は全くできません。継続して練習をすることで少しずつ強くなっていきます。地道な積み重ねだけが強くなる近道です。それ以外の方法はありません。何人かは涙を流しながらやっていたようです。練習のきつさに涙するのか、動きができない自分に悔しくて涙するのかは分りません。そうやって一生懸命に取り組もうとする「心」に今後の可能性を大きく感じます。涙を流したから良いというわけではありません。泣いて強くなるなら泣けばいい。泣く暇があったら次に何をするかを考えるほうがいいと思っています。冷たいようですが。しかし、1年生のこの段階で「悔しい」「苦しい」と泣きながらも手を抜かず練習に取り組むというのはなかなか出来ることではありません。

これを見た上級生が何を感じるか。純粋に強くなりたいと思っている選手たちから受ける影響は大きい。自分たちも負けないようにという刺激をもらえるはずです。また、上級生として下級生を支えてあげることも重要。こういう関わりの中で選手同士のつながりが出てくるのです。これまで疎かになっていた部分ですがもっともっと重視していく必要があります。自分のことだけをやればいいという風潮はよくありませんから。下級生に動きを教える、生活態度を考えさせる、精神的なサポートをする。こういう行為が上級生を成長させます。取り組む姿勢や競技に対する意識レベルで手本となれるのが一番。その姿を見て下級生が「自分もこうすれば強くなれるんだ」と感じて行動できます。こうやってチーム内のレベルが上がっていき、伝統が生まれると思います。こちらからどれだけ教えても選手同士の教え合い、学び合いがなければ本物にはなりません。

途中雨がひどくなったので校舎内での練習に切り替えました。本校は外廊下ですから雨に濡れないところでの動的補強が可能です。これはありがたいですね。股関節や内転筋、ハムストリングに刺激が入ると思います。こういう地味な負荷を意識して掛けられれば間違いなく強くなります。やればそれなりの筋力はついていきますが、意識して動かすことでコントロールできるようになります。受動的な負荷ではなく能動的な負荷でなければいけません。自らの意志で自らかかえる負荷であるかどうかは大きなことです。

細かい部分までは見れませんでしたが良い練習ができたのではないかと思います。まずまずです。
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プチ冬期に入る

2011-04-27 | 陸上競技
火曜日、通常ならば身体作りにする所ですが今後の事を考えてしっかりと走ることにしました。前日にかなり補強系をやっています。県総体に向けて、中国大会に向けてもう一度作り直さなければ戦えません。プチ冬期というイメージでしっかりとした負荷をかけなければいけないといけません。

また、いくつか課題があると感じていたのでじっくり時間をかけて克服に取り組みたいと考えていました。そのため朝練の時に基本的な動きの確認を終わらせておきました。少しでも長く練習に時間をかけたいので。少し意欲的になっています(笑)。

練習はスタートとバトンが前半のメイン。しばらく練習の中心はこの2つにしたいと考えています。それぞれに課題を与えてビデオで動きを確認しながら進めました。本当は全員の映像を撮影してやるなが良いのでしょうが100m系の選手を中心にやっていくことにしました。緊急を要する選手優先です。脚運びや重心移動を映像で見ながらやると上手くできていない部分が見えてきます。ここを意識させながら何本もスタートを繰り返しました。これだけでかなりの負荷になると思います。しかし、やるだけでは意味がありません。きちんと目的を持って、課題を明確にして取り組まなければやるだけの練習になってしまいます。本数を重ねれば速くなるわけではありません。明確な意識を持って取り組むことが大切なのです。今回はこの事をしつこくしつこく言い続けました。やはりやるのは選手です。こちらはそのサポートしかできないのです。結局強くなるかどうは選手自身がその気になるかどうかだけです。本気になれぱ自然とやることが見えてきますから。

その後のバトンはある程度安定してきました。一部を除いてですが…。大会で致命的なミスをした者が全く出が安定しません。自分のパートナーが負けているにも関わらず他のペアよりも早く出る…。考えられない話です。激怒。さすがにこの状態ではバトンが渡る気がしません。本気で走順を変えないといけないという気になりました。選手に話をすると「今のままで…」というのでそのまま続けてやりました。勝負をするなら今の走順がベストだと思いますが、バトンが渡らない限り戦うことはできません。スタートが遅い者を1走に持っていくというのは避けたいですが最悪は…ですね。これもかなりの本数を走りました。良いスピード刺激になったと思いますね。

最後はセット走。冬期にやっていたメニューをそのまま実施です。冬期後半は場所の関係で出来なかった部分も多くありました。支部大会での刺激が今の選手にはありますから、これまでよりは数段高い集中力があります。強くなろうとする想いが今までと比べるとかなり高くなっています。こういう雰囲気の中でやれば自然と競争が生まれ練習の質が高まります。もっと早くここに到達しなければいけませんでした。今の1年生は純粋に強くなろうという気持ちがあります。この部分も影響しているかもしれません。
久々に覇気のある練習をすることができたと思います。もちろん、私も声かけをかなりしました。練習の始めから言い続けていることを繰り返し繰り返しです。苦しい練習が好きな者はいません。きつくなってきたら少なからず弱気になったり甘えが出ます。そこをどう乗り越えるかが全てだて思っています。小さな部分かもしれませんが絶対に大きな差になります。今まではここが出来なかったから練習の質が上がらなかったのです。練習はしてきました。やる内容は変わりません。しかし、その中身と選手の意識に差があるのです。やるだけの練習では絶対に強くなりません。きつい練習をすれば良いわけではありません。「これをやったら絶対に強くなる」と信じて全力で努力するから信じられないような力が生まれます。嫌々やっている間は絶対に強くはならないのです。強くなりたいという想いが大きければ行動自体が変わっていきます。必ず強くなる。そう誰よりも強く強く思うことが大切なのです。

長時間の練習になりましたがこちらが狙っていた以上の練習ができました。本当に久しぶりです。こういう練習が継続的に出来れば見違えるようなチームになると思います。一時的なものではなく継続できれば…ですが。想いが全面に出た練習が出来たと思います。本物になってもらいたいですね。
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もう一度作り直す

2011-04-27 | 陸上競技
月曜日、支部大会が終了して最初の練習でした。通常ならば休みにしても問題はなし。しかし、今回は様々なことがあったためこちらが予定していた練習がほとんどできていませんでした。それを補うために練習をすることにしました。また、前日の男子マイルの応援のこともあったのでこういう勢い、流れは大切にしたいという思いがありました。

メニューは明らかに不足している身体作りメニュー。先週は全くといっていいほど出来ていません。それどころではないという感じでしたから。サーキットを2セット。1つ1つの動きに意識をさせながらやりました。ここ最近はここまでしつこく言うことはありませんでした。少し雰囲気が変わりつつある今だからもう一度作り直すチャンスだと感じました。身体を作り直すのもですが、チームとして作り直す必要があります。サーキットをやっている間、洗脳するかのように繰り返し大切なことを言い続けたので少しは浸透したのではないかと思います(笑)。
そのまま休まずに屋外に行きメディ投げを2セット。こちらはしっかりと声を出しながら取り組むように指示。あとは上半身だけではなく下半身を使って全身で投げるようにさせました。このあたりはきちんと言い続けないとあっという間に動きが崩れてしまいます。これもしつこく繰り返していくしかありません。

投げ終わったペアから再び武道場に戻ってメディを使った腹筋。これも2セット。しっかりやりました。動かし続ける腹筋だけでなく固定する腹筋も大切です。地道にやっていくこと、一つ一つの積み重ねが大きなことにつながっていきます。しんどくてもやらないといけないことは変わらない。自分が目標に掲げていることを見続けてやらなければいけないことをしっかりとやる。それを今だからこそ感じられるのではないかと思っています。

終了後に「じゃーもう1セットね」とだけ告げました。誰も意味が分かっていませんでした…。当然ですね(笑)。何をもう1セットやるのかイメージ出来なかったでしょうから。私は今までやったこと全てで1セット、これをもう一度やるようにという指示をしました。選手は冗談かと思ったようですが私がそれ以上何も言わないので本気だということに気づいたようです。繰り返しになりますが「今だからこそやる」という練習です。
疲労はかなりあります。それは分かっていますが、妥協しないでやらないといけません。そこまで追い込んだ状態を作らなければ自分自身の「心」と向き合うことが出来ないからです。苦しくなった時に本当の自分が現れます。走ったりするのは多少ごまかしたり出来ますが、身体作りでは絶対に出来ません。強くなりたいという想いが本物であればどんな状態でも全力で取り組めるはずです。

強くなりたい>キツイという精神状態でなけるば難しいですね。そこまでの気持ち身でいなければ届かないと思います、これまでにはなく明るい兆しを感じました。なんとかなる可能性が出てきたと思います。強くなるチャンスだと感じています。
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卒業生

2011-04-25 | 陸上競技
支部大会、大会運営の手伝いに卒業生が来てくれました。仕事が休みの時に申し訳ないなと思いながらも頼むと快く引き受けて手伝ってくれました。本当にありがたいですね。

今までこういうつながりはあまり無かった気がします。男子の選手が少なかったというのもありますが、卒業後に大会に来る男子はほとんどいませんでした。昨年の卒業生は陸上が好きで3年間競技をやってくれた子達でした。この頃から練習はかなりハードになっていましたから耐えるのは大変だったと思います。卒業した後に「何度も辞めようと思った」と笑いながら話していました。入学当初は8人いた同学年の男子も最終的には4人しか残りませんでした。あの練習の中で残った4人ですからかなりの精神力です(笑)。
卒業後、なかなか会うことは出来ませんが今回2人が手伝いに来てくれました。この春卒業した現役選手も合わせて3人が手伝ってくれる。働きぶりもしっかりしていたようです。他校の先生からも高い評価を受けていました。現役時代が云々というよりもこうやって卒業後に誉めてもらえるというほうが指導者としては嬉しいですね。「社会人として」という話をしながら高校時代に部活の指導をしてきました。それが生きてきている。私の指導云々ではなく、私の手を離れた子供達が自分達の力でしっかりとやってくれているというのを客観的な評価をしてもらえるというのが嬉しい。大人へと成長してくれています。

また、女子の卒業生も多く来てくれました。役員の仕事があったので(スターターを1人でやっていたので…)、来ているのは分かっていたのですがなかなか話をすることが出来ませんでした。こうやって気にかけて見に来てくれるというのも嬉しいですね。今の在校生とは関わりが少ないのですが、それでもちょくちょく見に来てくれます。気にかけてもらえる。私も話ができるので楽しい時間を過ごすことができます。
今回も大会終了後にしばらく話し込んでいました。一生懸命にやってきた生徒達だからこそこうやって話ができます。大半は雑談ですがこういう時間も大切だなと思っています(笑)。

卒業生との関わりが途切れないというのはありがたい事です。いつまで続くかはわかりませんが(笑)。それぞれがしっかりと働いていき役割を与えられていくとなかなか会う機会がなくなっていくと思います。しかし、それはそれで私にとっては嬉しいことです。なかなか会えなくてもしっかりとやってくれている事が分かると嬉しいですからね。

最後の男子マイルを見てもらえたのは大きかったと思います。チームが一丸となって応援する姿は私も良いものだなと感じましたから。卒業生が悲しまないためにもきちんとしたチーム作りをしていきたいと思います。少しでも成長した姿を見せたいと思います。
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支部大会

2011-04-25 | 陸上競技
土曜、日曜と2日間支部大会が実施されました。これで上位入賞しなければ県総体に出場することはできません。山口は「シード」という制度があるので昨年度の県新人決勝進出者、県高校ランキング10位以内はシード選手として扱われます。エントリーさえすればレースに出場しなくても県総体に出場できます。リレーも同様。他県ではインターハイ優勝候補であっても支部大会等でミスをして失格すると県総体に出場できませんが、山口県は各校1チームリレーでの参加が可能というシステムになっていますからシビアな部分がありません。それに救われている部分もあります。大会前日には選手に「ここで勝ち上がれなかったら県総体でも戦えない」と話をしておきました。緊張感を持って取り組まないといけません。それでもかなり甘いですが・・・。

大会は天候がかなり悪く記録は100%出ないという感じでした。ホームストレートはほぼ向かい風。風速計時の接地場所の関係で2m程度で表示されていますが、間違いなく倍近く吹いていたと思います。そのうえ肌寒い。アップする場所も限られるので身体が温まりません。記録狙いというよりは淡々と勝負に徹するしかないという感じの大会でした。特に手動計時ですから記録も曖昧です。1人が全員のタイムを測定するわけではありませんから間違いなく誤差が出ます。レースによっては1位の記録よりも2位の記録が上回るということもあります。これは仕方のないことだと思っています。今の状況ではこの状態はどうすることもできません。順位決定戦という部分が大きいですね。

その状態が影響するのかレース自体がピリッとしません。盛り上がる部分がないまま過ぎていくという感じです。特筆するほどの記録もなく。ここ最近のチーム状況を如実に表しているという感じでしょうか。特に男女の4継。これは考えさせられる部分です。男女共にバトンミス。それも少し詰まったというレベルではなく完全にタイミングが早い。どちらも完全に止まった状態でバトンをもらう感じでした。タイムは・・・。本当に危機感を持ってやっていかないといけないと思いますが、選手がそれをどう感じるかだと思いますね。タイム云々ではなく流れが非常に悪い。この状態で上のレベルでは戦えないと感じています。

1日目終了後に少しだけ話をしました。こういう結果になっているのはこの数週間の練習がきちんとできていないから。もっといえば冬季からの甘さが大きく影響している。きちんと言われたことを理解しないでやるだけの練習をしているから結果は出ない。春先に「これならいける」という手応えをきちんと感じることができる状況に持って行かない限りはどれだけ焦っても戦えないのです。このことは今更どうにもなりません。どれだけ本気になって取り組んでいくかです。全体的に自分に甘い。体重管理も指導者が言い続けてもほとんど変化がない。「少し重い」くらいであれば問題はないのですが、こちらが考えるよりも大幅にウエイトオーバーです。この状態で戦っていけるほど甘くはありません。本人達はどれだけそのことを感じているのか。チーム不和が続く限りは、こちらが本当に求めることもできないと思いますね。

2日目、女子の400mは3人出場しましたが2人は前半から飛ばしました。これは持たないだろうというレベルの飛ばし方でしたがこの部分は非常に評価できます。数週間まともに練習ができていない中で後半の減速を恐れずに入るレースは次につながります。3人のうち1人は前半スロー。もちろん後半も全く動かず。これでは上のレベルでは戦えません。この「差」は大きいですね。後半型のレース展開をする練習はしたことがありません。400mを走るためにはこのようなパターンでは厳しい。本当に戦うためにはもっともっともっときちんとした取り組みが求められます。甘さが目立ちます。あと1ヶ月しかありません。

男子のマイルが始まるまでに総合得点で1点負けていました。マイルで勝てば同点。同点になれば優勝数でうちが総合優勝、負ければ2位という非常に緊迫した状況でした。取りこぼしもいくつかあり、長距離種目の出場辞退もありかなり厳しい状況を迫られていました。最初の予想ではどう考えてもうちの分が悪いという感じでしたが、こつこつと積み重ねてなんとか1点差。これはやるしかないと思い、マイルを走る4人には声を掛けました。今回は中距離選手を1人アンカーに使うことにしました。それを考えてもうちに不利。勝たなければいけない相手の方が数段上でしたから・・・。相手がメンバーを変えてくれていたのでひょっとしたら勝てるかもしれないという希望はありました。
1走の1年生が個人レース以上の良い走りをしてくれてほぼ同時。そこからは逃げるだけ。ひたすら逃げてなんとか逃げ切りました。これは大きいですね。相手があることですから簡単に勝てることではありません。互いに全力を尽くしての結果ですからどちらもよくやったと思います。運良く勝てたというだけです。互いの健闘を讃えたいですね。久々に盛り上がりました。

男女共に総合優勝できました。支部大会の総合優勝を目標にしているわけではありません。女子は長距離選手が1人もいませんから厳しい状況です。一つの形として総合優勝には意味があると思います。1点ずつの積み重ね。それが大きな結果につながっていく。特に男子のマイルは普段一緒に練習をしていないメンバーがリレーを組んで戦う。これは大きな事です。チームとしての一体感が生まれてくるともっともっと強くなっていくと思います。この部分は大きいですね。

県総体に向けてどこまでモチベーションを上げることができるか。しっかりと見据えてもらいたいですね。
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準備

2011-04-22 | 陸上競技
昨日からぶっ続けで授業があって全く落ち着きませんでした。今年は最初からやる気全開で授業をしていました。毎年の事ですが「任せて欲しい」とかなりの授業を引き受けます。全体のバランスを考えても私がやらないと上手く回らない部分がありますから…。引き受けた当初はやる気がありますから問題はないのですが、負担が大きくなると気持ちが弱ってきます(笑)。

午前中に3つ授業が連続してあったので終了後すぐに明日の大会の準備のために動きました。優勝カップを探しておかないといけません。1年前の事ですからどこに置いたのか分からなくなっています…。保管場所は分かったのですが鍵の場所が分からなくてひたすら探す。大変な作業でした(笑)。あとはテントを運ぶために公用車を借りたりしないといけなかったので事務室にお願いしに行ったりと雑用的な作業をひたすらやりました。

放課後は雨が降っていましたが競技場で刺激を入れることに。砂場の砂が少なくなっていて怪しい部分があったの気になっていました。別に私は運営委員でも何でもないので関係ないのですがそこまで気にしなくても良いのかもしれませんが、大会に出場する選手のためにはきちんとした状態で競技をしてもらいたいという気持ちがあります。準備だけはきちんとしておきたいなと。

練習も準備にしました。明日のレースできちんと走れる状態を作る。火曜の刺激は強めに入れましたから2日間気持ちで練習量を落としました。昨日の時点で身体が動き始めている者が数名いました。今日は雨が落ちる中で身体が温まらない状態でしたがそれでも動いているなと感じる者が多かったですね。
雨が降るので短時間で集中してするように指示を出していました。バトン練習もしましたが安定してきた感じはあります。まだまだ絶対大丈夫だと言える水準には達していませんが、以前と比べると確実に渡るようになっています。まだまだ最低レベルのパスワークですがこれをもっと洗練していって戦えるレベルまで引き上げていきたいですね。

全体的に少しはチームとして動き始めたかなと思いますが。私が目指しているレベルにはまだまだ遠いですが、少しずつ目標に向かって動き出した者もいます。本気になって考えていけば行動も結果も大きく変わっていくと思います。「何とかなるだろう」というレベルではなく「絶対に強くなってやる」という意識レベルが必要です。
支部大会は県総体、中国大会、インターハイにつながっていく大きな意味がある大会です。ここに合わせてやっているわけではありませんが、大切な意味があると思います。山口県ではシードという特例がありますが他県ではありません。どれだけ強い選手であっても地区を勝ち上がらなければ総体には進めませんし、インターハイ優勝候補でもバトンをミスればリレーでの戦いは終わりになってしまいます。だからこそもっと真剣にシビアに取り組んでいかないといけません。緊張感を持って取り組まない限りは結果はついてきません。

そのような話を最後にしました。「心」の準備がきちんとできなければ戦えません。レースまでの時間、どうやって気持ちを持っていくかです。全てが始まります。様々な事がありましたが出来る限りの準備はしてきました。あとは力を出しきれるように戦ってもらいたいですね。
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可能性

2011-04-21 | 陸上競技
今の新入生、かなり意欲を感じます。中学時代の実績はほとんどありません。うちの選手は中学時代に強かったと言われる選手はほとんどいません。県の決勝に残る選手が1人いたら「スゴい事」だという感じです。きちんと練習を積んでいけば2年生以降、かなり強くなりますからそれだけで県内では戦えるようになります。

これまで指導をしてきましたがこの1年生の意欲は今までで一番高いと思います。練習に参加してから約1ヶ月くらい経ちますが「強くなるんだ」という意識がある一定の水準以上だと思います。この春卒業した選手は入学後強くなりましたが、意識レベルが上がるまでに1年以上かかりました。今の1年生と比べると全然だった気がします。

陸上競技で必要な才能は「一生懸命に取り組める」事だと思います。他の種目と比べるとシビアな部分があります。努力をしても追い付けないものがある。スポーツ全般にいえることですが「越えられない壁」があります。全員が100mを10秒台で走ることが出来ないのがそれを象徴しています。たいした努力をしなくても速い者は速い。現実です。

しかし、意欲を持って練習に真剣に取り組めば別人のように強くなることができる。努力をしない強い選手よりも最大限の努力をする弱かった選手が逆転するというのはよくあることです。今まで何度も目の当たりにしてきましたから。
特定の学校に行ったから強くなるというのは明らかな幻想です。ある程度力がある選手はどんな練習をしてもある程度強くなります。伸び率がどうかは誰も分かりません。私達は来てくれた選手をどう育てていくかを最優先に考えていかないといけません。

意識レベルを高めるために様々な事をしなければいけません。力があっても「心」がなければ大きな成長はできません。今の1年生はこの辺りは今までにはないくらい「心」があります。これがこの先どうなるかはわかりません。きちんと育てていく事ができれば必ず強くなると思います。大きな可能性を持っています。

もちろんまだまだ甘さがあります。これを1つずつ改善していくことが出来れば将来的に本当に強くなると思いますね。筋力的にも技術的にも明らかに不足している部分があります。時間はかかりますが地道にやっていくしかありません。この地味にやっていく事ができるかどうかです。

楽しみです。本当の成長までにはしばらく時間がかかると思いますが絶対に戦えるようにしたいですね。全力を尽くしたいと思います。
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更なる疲労…

2011-04-21 | 陸上競技
何だか分からないですが「呼び寄せる」ものを持っているのだと思います。何故か分かりませんが私の周りではトラブルが相次ぎます。根本的に私に直接関係ない所でスタートして何故かこちら側に回ってきて大変なことになる。

ひょっとしたら私が悪いのかもしれないと危惧する部分もあるのですが、思い起こしても因果関係がない所からの飛び火でダメージを受けます。これは経験した人にしか分からない部分です。自分が想像しない所から来る精神的な負担は考えられないくらい大きい。ビックリするくらいのダメージです…。

今日は2つも来ました…。私も我慢強くなったと自負しています。簡単にキレなくなりました。朝も書きましたが諭すという事を覚えましたから、怒るだけではなく諭します。これはかなりの時間を要します。相手が何を考えているのかを聞きながら、話をしていくので10分、20分では終わりません。私の仕事はこういう事を大切にしていく仕事だと思っています。関わりがある生徒にきちんと向き合うことが必要です。

他の人がどのような気持ちで生徒と向き合っているかは分かりません。私は縁があった生徒に関しては何とかしたいという気持ちがあります。放っておけないですからね。生徒には「先生はしつこいから」と言っていますから時間をかけるのは当然のことだと思います。許してはいけない者を放っておくわけにはいけません。真正面から向き合いたいと思っています。

かなりの労力とエネルギーを使います。考えられないくらいの疲労感が残ります。5時間授業で間に会議、休み時間と放課後は生徒の対応。今日はかなりダメージが残りましたね。この2週間はほぼこんな感じです。精神的な負担が大きいですね。

今年度、けっこうキテます…。
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