kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

考えていること

2015-06-30 | 陸上競技
たまたまYahooニュースを見ているとこれまでずっと考えてきたことに近いことが書いてありました。日本選手権で活躍した福島選手の話です。

記事はこちら第三の幕の幕開けを迎えた福島千里

パワーが足りない。もっと強くなるためには筋力を上げなければいけない。やはり力の差を見せつけられるとそう感じるのだと思います。あとはそれをどのように持っていくのか。方法論だと考えています。

桐生選手が大学に入りウエイトトレーニングを導入したという話は多く知れ渡っていると思います。一発の記録は出ているのかもしれません。しかし、故障が多くなった。一概にウエイトが原因だと言うつもりはありません。ウエイトも必要なんだと思います。が、親しい指導者から聞いた話では桐生選手、高校時代にメディシングボール投げで投擲選手並みに投げていたということでした。4キロのメディシングボールを3階くらいまで投げ上げられるパワーがあった。瞬発力もすごいと思いますね。ウエイトをしなくてもそれくらいの力がある。実はそこに大きなヒントがあるのでは?と思っています。

更に上を目指そうと思えば色々と新しいことにチャレンジしなければいけなくなると思います。そこには弊害が伴う。諸刃の剣かもしれないのです。単純な話ではなくあれこれやらないといけないことが出てくる。そこへの持っていき方なんだと考えています。「私の考え方が正しい」と主張しているわけではありません。大きく間違っているのかもしれません。私は私の考える「道」を進みたいと考えています。そんなことに選手をつき合わせるのか?という批判が出るのかもしれません。どうせ何を言っても何をやっても少なからず「批判」は出ます。そこはそこで受け入れていきたい。自省しなければいけない部分も多くあるでしょうから。

指導者となった最初の頃は「陸上は科学」だと思い込んでいました。こちらが考える理想的な動きを身につけさせることで必ず速くなると盲目的に信じ込んでいました。今はかなり変わってきています。原理原則は変わらないと思います。目の前の選手から教わりながら成長させてもらっている。それだけは間違いのない事実だと思います。当時を振り返ると本当に恥ずかしいなと(笑)今も大差ないとは思いますが、多少なりとは「モノの見方」が分かってきた部分はあるのかなと。もちろんまだまだですが。

色々と考えることがあります。少しずつ書いていこうと思います。楽しくないなと思われる方はどうぞ読み飛ばしてください。もっとためになるblogはあるでしょうから。私は私のやり方で進みます。
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練習が見れなかった・・・

2015-06-30 | 陸上競技
土曜日のうちの練習については一切触れていませんでした(笑)。何をやっているのか・・・。

というか、前の記事に書いていたように全く練習が見れていないのです。私の指導スタイルでは多くの選手を一度に見ることができません。良いのか悪いのか分かりません。でもこのスタイルでないと指導が難しいのです。能力の問題だと思います(笑)。この日は完全に「お任せ」という形になりました。

メニュー的には基本的なドリルをやって次へ。片足のドリルから両足へ。ここ最近は両足ドリルを頻繁に行うようにしています。今までは片足での動きの確認がメインでしたが、やはり走るためには両足で行う動きが必要かなと。感覚的な部分ですが今はすごく大切にしたいと思っています。この動きの中に足運びも入っています。中学生にも同じような動きをさせました。色々なところで指導することで幅が広がるのだけは間違いありません。

ドリルをしっかりとやらせました。そのまま腿上げ(だったと思います)。スピードスキップも行いました。この日の練習の前半はほとんどこういう形の練習にしました。選手たちはバックストレートで実施していたので細かい動きが作れていない部分の指摘ができませんでした。やはりまだまだ徹底できていない部分があるので時間をかけてやっていかなければいけません。遠くで見ているだけ・・・。うーん、申し訳ないなという感じですね。

その後は加速段階のマーク走をやってから並走としました。が、この並走全く意味がない走りになっていました。バトンパスを徹底したいところはあるのですがその前の段階が全くできていません。バトンを渡すための練習になっていました。もっと速いスピードで走ることに意味があるのです。「導入段階」ですからもっともっと丁寧にやっていかなければいけません。段階を追ってからやらないとだめですね。この判断は必要だと思います。「メニューをやる」ことに意味があるとは思いません。目的意識を明確にして取り組む必要があります。

すぐに60mに切り替えました。中途半端なスピードで走るのではなく、最大スピードを上げるための練習をしたいからです。テスト週間中です。全くと言っていいほど走練習はしていません。だから走れないというのは違うと思っています。感覚的に作っておけば身体は反応します。遠目にしか見ていませんから、どこまで走れているのかは分かりません。60m手前でスピードを緩めるような選手が数人見受けられたのでそこだけは走って行って注意しました。最低でも走り抜ける感覚は必要です。ダメな部分はその場で教えておきたい。

結局2時間で終了。選手とほとんど会話をすることもできませんでした。うーん。考えないといけません。一番大切にするべきはやはりうちの選手だと思っています。当然ですが。それができないというのは良いことではない。本意ではありません。考えないといけない部分だと思っています。

見ていないのでこれくらいしか書けません。お許しを。
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別の形での指導2

2015-06-28 | 陸上競技
続きを。

例えば陸上競技を始めたばかりの選手に細かいことを話しても絶対に分かりません。まずは身体を動かして走るということに慣れることです。が、県で決勝に残る選手に「走るだけ」の練習を求めるのは良くない。段階に応じた指導が必要になります。「チームのトップに合わせた指導は難しい」という話を聞いたことがあります。1年生の最初の段階と3年生のトップでは絶対に同じことはできないのです。当たり前のことですが勉強になります。そこに対してどうやって指導体制を整えるのか。大きな命題になると思いますね。

理想的な話をすればある程度競技力が上がってきた選手は個別に課題を克服する練習が良いのではないかと思います。レースを通じて感じている課題を克服するために、それぞれが違う練習をしていく。これは高校でも同じなんだと思います。が、まだ私はそこまでが出来ていません。本当に個別指導が出来れば強くなる可能性は高くなると思います。実際はそれが本当に難しい。一律の指導になる部分があります。これまでも「上の大会に進んだ選手」が中心となってしまう傾向がありました。他の選手はその練習に合わせることになります。本当にそれで良いのか?「大多数にとってプラスの練習」をすることになります。細かい指導体制はなかなかできない。私の力不足なのでしょうが。

話がどこに向かっているのか分からなくなりましたね(笑)。やはり発達段階に応じた指導は必要になります。中学生に高校生と同じ身体作りを求めることはできません。例えタイムが速い選手であってもその選手にいきなりシャフト補強をやらせることはしません。段階に応じて指導していきたいと考えています。基礎的な身体作りから始めないといけません。

そう考えていたのでこの日は本当に基本的なことをやりました。え?また「勘違い指導をするな」と言われますかね。別に特別なことをしようとしているわけではなく、基礎を抑えることで次に繋がると考えているだけです。指導内容を書くというのはある意味プレッシャーとなります。批判の目に晒されるからです。それでも書いてきました。私がどうこうではなく、このような形態の指導もあるという一つの例の紹介です。県で入賞する選手はこの日はいませんでした。だからこそ共通する基礎的な練習を進めていきました。

まずは本当に基本的な足運びをしました。地面と平行になるまで太腿を引き上げる。これだけです。何の話?と言われるかもしれませんが、基礎筋力が明らかに不足しているので実際問題足を上げることができません。じぶんで上げていると思っていてもそれは不十分の高さだったりします。更にはつま先が下がっていたり、膝が開いていたり。改善できるポイントは山のようにあります。そこを少しずつ潰していく作業をしていきたいと思っています、これを速い段階から出来れば確実に変わってくると思います。技術を身につけながら基礎筋力を上げていくのです。

ドリルをやります。が、上述のように狙いとする動きをする前の段階でその動きを行うための筋力が足りないのです。だからあえて引き上げる練習を繰り返して基礎筋力向上を図ります。それができなくても強い選手というのはたくさんいるのかもしれません。私はチマチマ練習をしていく中で自然に最低限の筋力をつける事ができると思っています。自重でやっていく、自分の手足を動かす。これだけでも違ってきます。最初に1時間程度そのような基礎練習をしました。それにより股関節周辺の筋力の強化につながってきたと思っています。

それなりに走れる選手でも中学生や高校生では筋力が足りないと思っています。強い選手であってもある程度の基礎的な事をやりながら筋力強化をしていく必要があると考えています。速いから何でもできるという訳ではありません。やはりまだ発達段階ですから、長期的視点で身体を作っていく必要があります。そしてそこを飽きないように様子を見ながら取り入れていく必要があると思います。同じ事ばかりやっていたら飽きて適当になってしまいます。補強などもこちらが工夫するだけで随分違ってくるのではないかと考えています。

足運びをやってからスキップ走を。かなりの時間足運びをやっていますから疲労度はあったも思います。それでも元気よくスキップ走をしてくれました。かなりやってからパート毎に別れる事にしました。道具を使いながらスプリントの動きを身につけさせる。そこをもっともっと工夫をしていきたいと思っています。

最後は少しだけ加速段階を練習。まだまだそこの段階の動きを細かくやる競技力までは行っていない感じがしました。失礼な言い方と捉えられるかもしれませんが、ここは背伸びをした練習はできないと思います。まずはきちんと練習できる状況を作る。そこが最優先だと判断をしました。できない事を教えても効果はないと思っています。これも私の勝手な判断かもしれません。このクラブチームで長期的な視点で指導に関わっていけたらと思っています。

運営の方と話をすると「必要であれば個別指導も可能」という事でした。中学と高校の垣根を越えた指導ができるというのであれば私としてはありがたい事です。単純に勧誘という話ではないと思っています。強化部で指導に関わらせてもらってはや10年くらいになるでしょうか。私に貢献できる部分があるならやはりやっていく事が大切だと思っています。今年度は師匠がこの辺りの事を頭に入れておられます。こういう指導を通じて「強くなりたい」という選手たちのサポートができるといいなと考えます。もちろん、この辺りも否定される可能性は十分にあるのですが。真剣に考えていきたいと思っていますね。

誤解される可能性のある書き方になっているかもしれません。また後で推敲してみて不適切であれば考えます。ひとまず記しておきます。
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別の形での指導

2015-06-28 | 陸上競技
土曜日、強化記録会が実施されるという事でしたが、うちはテスト期間中。土曜日はクラブチームの指導と重なる部分があるのでうちの練習時間をずらして行っていました。記録会があるので中学生は少ないので?と考えていたのもありますし、勉強時間を確保するためにも朝の段階で練習をしたい。お願いして同じ時間帯で練習をさせてもらう事にしました。が、こちらの予想が甘く中学生が何人も来ていました(笑)。難しい部分です。

今年から勤務先も変わり、私が生まれ育った地元に戻りました。多少なりと地域に貢献する必要性があると考えています。中学生から高校生まで一貫した技術指導をする事ができるという最大のメリットがあります。高校に入って1から動きについて教えていくのではなく、早い段階からきちんと教えていければ確実にレベルアップが図れます。もちろん、私が絶対的な自信を持って指導をしているわけではなく、基本的な部分を共通して教えていければ変わるのではないかという認識です。

以前から女子の指導をしてもらいたいという話がありました。ありがたい事です。中学生を指導する経験というのはあまりないので何が必要なのかは見ながら判断していくしかないのですが。中学1年生と中学3年生では全く違ってきます。それこそ県で上位になる選手もいるでしょうし、本当に始めたばかりという選手もいるはずです。これを一律で指導するというのは本当に難しいと思います。それでも現場の先生はそれをされているのです。細かい指導をするというよりはザックリという感じの指導になると思います。ここも考えていきたいと思いますね。

そのため、うちの選手は自分達でやることにしました。ここは本当に難しいとことろです。私のスタンスとして「任されたところはきちんとやる」という部分があります。先日からクラブチームの練習に参加する時にはうちの練習は時間をズラしていました。私の指導レベルではあまり多くの選手を一気に見ることが出来ないからです。「見ますよ!」と言っているのに「やっておいて!」と言うのはやはり良くないんだろうなと考えています。大まかな練習形態であればそれもいいと思いますが、なかなかできなくて(笑)。

理想は競技レベルに合った指導体制なんだろうなと思います。クラブチームの存在により間違いなく「底辺の拡大」ができます。話を聞くと対象は全県だそうです。専門的な指導が受けたいという気持ちがあってもなかなかそういう環境にない選手もいる。その子達に練習する機会を与えるというコンセプト。または長い目で見た時にきちんと技術を身につけてもらいたい。他の地区にはないコンセプトだと思います。中高連携が言われていますが、実際にそれが出来ています。こうやって強化ができると本当に面白いと思います。

が、私は視野が狭いので中学生の指導をしていたら他の部分は見れません。1から教えるということはそれだけ大変なことだと認識しています。将来的に賛同してもらえれば何人かが協力して技術指導ができるようになってくれればいいと思います。師匠がいつも言われるように「指導者育成」ですね。同じコンセプトを持って指導をしていければ段階に応じて複数体制で進めていくことができます。また「偉そう」に感じられる書き方なんですかね?!実際問題、そういう仕組みを作らないと本当の強化はできなくなります。話を聞くと選手のレベルに応じて別メニューでやったりもするようです。こういう組み立てを計画的にできたら面白いと思います。本当にすごいことをされていると思います。参加させてもらって本当にありがたいなと思っています。

長くなっていますね。中途半端な内容ですが記事を変えておきます。



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あれこれ考える

2015-06-28 | 陸上競技
金曜日の事を少し。

金曜日、時間はなかったのですが今後のトレーニングについて考えていました。やりたいなと思う事がかなりたくさんあります。

筋肥大について考えていましたが、ここを果たすために何をするのかという感じです。無駄に肥大させないようにして必要な筋力を増やす。ここはあれこれ相談をしてきました。多くの人に意見を聞く事で導き出したい。そう思っています。

が、今考えている事は実は「かなりキツい」のです(笑)。これを導入するにはそこまでに「心の準備」が必要になる。師匠に「トレーニング効果を考えたらシャフト補強を2セットくらいやらないと」と言われました(笑)。これはかなり厳しい。簡単に導入できる話ではありません。効果は高いと思いますが、そこまでの負荷に耐えられるか。肉体的にも精神的にもです。が、上手くやろうと思えばやはりここの部分を上手くやらないといけないんだと思います。こちらが工夫をすれば2セット導入できるかもしれません。分かりませんが(笑)。

トレーニング。何度も書いていますが、いつの間にかトレーニングをするためのトレーニングになっている気がします。これを走りにつなげる。色々な要素を複合的にやりたい。やりたい事が多すぎて自分の中で優先順位をつけていかなければいけません。全てを出来るのが理想。が、時間は限られています。

なぜこれほどまでにトレーニングを重視するか。これは単純です。「やりたい動きをしたい」からです。分かりにくいかもしれませんが、スプリント動作の中であれこれやりたい事があります。例えばスタート局面でのブロックに力を加える動作。飛び出して身体を支える。この手の事をきちんとやろうと思ったら最低限の筋力を必要とします。筋力がなくてもできるのかもしれません。私にはその方法が分からないので指導する中で「足りない」と思った部分を鍛えます。

これまではある程度「全般的なトレーニング」だった気がします。かなりの量をやってきました。ここは自信があります。しかし、これからはそれをどうにかして「走り」に直結できないかと考えています。これは選手への意識付けという部分もあると思います。やはり高校生ですからそこまで細かい事はできないのではないかという気はしています。それでも「何のためにやるのか」は意識させたいと思います。

例えばシャフト補強をやってからそのままタイヤ押しをしてみる。その時にスタート局面の動きを意識するんだというのを徹底する。刺激を与えた筋肉に「スタートの時の動き」を覚えさせる。これも理想論かもしれません。そんな事本当に出来るのか?と言われる部分でしょうか(笑)。が、私は効果があると信じます。

この辺りのヒントは関西の高校にある気がします。意識してそのような形になっているのかは分かりません。が、大きく練習スタイルが異なる事だけは確かです。これまでの殻をブチ破るきっかけになると思います。バリエーションを増やしていきながら走りにつなげていきたいと考えています。最大の問題はあまりに種目を増やすと選手が覚えられないのではないかという事(笑)。京都に行った時には分単位で練習が進められていました。監督さんはほとんど指示をせず選手とマネージャーが全て練習を進める感じがありました。いや、それはなかなか出来ません。

今私にできるのは効率良くトレーニングを組み立てる事かなと考えています。特別な練習をしようというのではなく、どうすれば上手くスプリントの要素をトレーニングに取り入れていく事ができるか何だと思います。難しい部分はたくさんあります。負荷が高くなりすぎてしまうのも怖い。少しずつ負荷を増やしていき、最終的な目標に近づけたいと思います。毎日練習を見る中で考えていけたらと思いますね。

同じような内容ばかりですねー。お許しを。
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工夫していく

2015-06-27 | 陸上競技
金曜日、期末考査2日目。前日の夜からかなり天候が悪く不安一杯でした。考査中に休校になったり、始業時間が遅くなると色々なところに弊害が生まれてしまいます。この日は大きな交通機関の乱れもなく無事に開始する事が出来ました。天候に関しては我々にどうにもできないところが大きいですから難しいですね。

考査修了後、短時間で練習をする事に。廊下で行いましたが検定のための補習をされていたので静かに練習を進めていきました。声を出させて元気にやりたいのですが、やはり時と場所を選ばないといけません。当然の話ですね(笑)。

この日は一番最初にプレート歩行をしました。人数がそれなりにいるので場所を2箇所にして実施。一階と三階でやっていたので私の移動も大変。男子だけのグループはほとんど休まずにやっていたのでかなり早く終わりました。10分程度で終わったのではないかと思います。この練習も上手く組み込んでいけるならもっと色々とできるのではないかと考えています。体幹を意識する練習としては効果は抜群。鍛えていきたいですね。

その後、スプリントドリルを実施しました。これまでの流れとはちょっと違います。今考えているのはこのパターンの方が実は良いんじゃないかということ。一番最初に適度な補強をアップ代わりに行うチームもいると思います。私は昔からジョグをさせません。ここも否定的にとらえられるかもしれませんが。「アップの目的」を考えていくとジョグをして体操するのはもったいないなと。その時間を有効に使いたい。数年前までアップ時にサーキットをやっていました。軽くやるのではなく全力でやっていました。すでにこの時点でヘトヘトになる選手も出ていました(笑)。

が、元々面倒くさがりな私は「道具出したり片付ける時間がもったいないな」と考え始めました。それにより別の形でアップをすることに。「時間の確保」という意味で前任校の時には徒歩5分程度の競技場まで行くのも止めました。「たったそれだけの時間」と言われるかもしれませんが、荷物を準備してそれを分担して運んで、戻ってくる時はその逆のパターンで...となると移動する5分だけでは済みません。20分以上はロスすると思います。それにより全ては学内での練習に切り替えました。幸いショートスプリントがメインになりつつあったのでそれで問題ないかなと判断していました。

話が大きく逸れています(笑)。で、アップの仕方をずっと考えていました。トレーニングとスプリントの融合という命題を持ちながら練習を進めていきたいと考えています。これは前からですが。そういう意味で工夫をしていきたいと思っています。この日はプレート歩行で身体の軸作りをしたり、股関節に負荷をかけた状態からドリルをすることにしました。「事前疲労法」です(笑)。選手はしんどいでしょうが。これを工夫というのか思いつきというのか。分かりませんが、「スプリントのためにやっている」という感覚を私も選手も大切にしていかないといけないと思っています。「ドリルをする」「鍛える」が独立していたらもったいないですよね。こんなこと考えながら練習を組み立てるというのは最高に楽しいのです。

スティックを。これまでは片足ずつの動きが多かったのですが、これもすこし工夫するようにしました。丁寧にやってから更にもう少し距離を伸ばす。伸ばした時にこちらの狙いとする動きができなくなるのでそこを徹底。動きは見るようにしています。本当はもっともっと細かく止めながらやる方が良いのかもしれません。しかし、指導として私も考えるところがあるので「絶対に外せないモノ」を意識させることを最優先していきたいと思っています。

そこから腿上げにしました。が、かなり気になるところがあったのでそこを先に修正することに。「接地が長い」という部分です。接地時間を短くするんだ!!と言ってもなかなか選手には分かりません。動きの部分も含めてです。色々なことが複雑に絡み合って「接地が長い」という結果になるはずです。だったら原因を指摘して修正していかなければいけない。「やらない」のではなく「やりたくてもできない」部分もあると思います。そこをどうすれば良いかを考えていきたいですね。こちらがやりたい事があっても選手に伝わらなけば意味がなくなります。日々勉強です。

最後にスピードスキップをやって終了。久々に速く前に進みました(笑)。できる事を判断しながらやっていこうと思います。

で、終わってから勉強を教える。選手が分からないといえばこちらも放置はできません。私に教えられる範囲であれば教えるようにしています。数学などは専門の先生に頼みたい(笑)。できる事を最大限にやっていく姿勢を選手に身につけさせたいと思います。

一つずつ一つずつです。
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模索

2015-06-26 | 陸上競技
木曜日、期末考査開始となりました。なかなか練習時間の確保はできません。前の記事に書いているように割り切っていますから「トレーニング重視」としました。時間的に何ができるか分からない部分がありますから。

2時間考査後に練習開始。ダイナマックスとシャフト補強。ダイナマックスは60mで実施。通常はもう少し短い距離でやるのですが「トレーニング」の中に「走る」という要素を入れていくようにしました。鍛えながらも走る要素を入れていく。これまでは「トレーニング」が独立している感じがありました。走りを意識する、重心の移動を意識するという部分はやっていましたが細かいことよりも「とにかく走る」みたいな練習を入れていくことで変わっていくのではないかと思います。もちろん、なんの確証もありませんが(笑)。

シャフト補強も同様。トレーニングを行った後に「走るための動き」をひたすら取り入れました。シャフトだけでもしんどいのに更に・・・という感じですが。それでも2か月前初めてシャフトをやり始めたときは「ほうき」でやっても1時間半くらいかかっていました。それが今ではシャフトで行っても40分程度に短縮できるようになってきました。目標は30分です。それでも新しい取り組みを始めたので普通のシャフトよりはきついかなと思っています。意識的に走りにつなげる部分。これを見極めながらですかね。

ダイナマックスからシャフトに移るときに全体を集めて話をしました。「やりたくても出来ない者がいる」という認識は全員が持たないといけません。「やりたくない者」はどちらでもいいと思います。言い方が悪いでしょうが。今、一人練習をしたくてたまらないのに足を痛めて練習が出来ない者がいます。遠目で見ているとひたすらできる補強をやり続けています。本当はやりたいのだと思います。それでも出来ない。我慢をしています。実際に練習ができる者、「練習するのが当たり前」という感覚になるのです。だから「きつい」という部分が出てくる。もちろん、本当にきついのですが(笑)。

強くなるための練習ができるというのは本当は幸せなことだと思っています。それが「やらされている」感覚の中では「きついことをやっている」と思います。練習をすることができるというのは幸せだと思います。「やりたくてもできない」という状況を経験すると練習を再開したときに一生懸命になれます。周りがやっているのに自分だけできないというのはかなりストレスだと思います。我慢しないといけない。

こういう時には「走れるようになったときに前よりも必ず強くなった部分を作ろう」と話しています。体幹しかできないのであればそこをきちんと強化する。偏りがないようにバランスよく練習する。そうやって前よりも強くなるのです。走れるようになったときに安定して力が出せるようにする。急激に練習量を増やすことはできませんが、長い目で見てできることを最大限にやるのです。これも最後は選手次第。強くなりたいと願う者には最大限の援助をしていきたいと思っています。

量を増やしていますがトータルで1時間ちょっとでできました。まだまだ短縮できますが今はこれで十分かなという感じです。以前のようにサーキットをやっていませんからそういう要素も練習の中に取り入れていきたいと思います。全身持久力という部分も入れないといけない。やることはたくさんあるなと感じています。

少しずつですかね。
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方向性

2015-06-25 | 陸上競技
今後の方向性について色々と考えることがあります。どうやってチームを作るのかだけではなく、選手を育てるための工夫について考えています。

これまでは悩んだ時はすぐそばにいてくださったBOSSに相談してあれこれアドバイスをもらっていました。しかし、今はそれはできません。ある意味、自立を求められているのです。この歳になって今更自立かって話ですが(笑)。これまで以上に自分自身で判断しないといけなくなるのだと思います。

真面目にどうすれば走る事に特化した練習ができるかを考えます。どのレベルで考えるのかは分かりません。多くの情報を集めながらその中で取捨選択をする。ある程度情報はあります。しかし、そこに左右されるのではなく自分がやりたいと思う事をどうすれば効率よくやっていけるかを考えていかないもいけないのだと思っています。

技術練習と身体作りというのは練習のベースにあります。が、普通にやっていたらレベルが上がってきている今の陸上競技の世界では戦えないのではないかと思っています。中国大会でさえレベルが上がってきています。これまでと同じ取り組みでは勝ち上がっていく事は難しいと思っています。だからこそ戦うための方法を探っていく必要があるんだと考えています。めちゃくちゃ強くならないといけないのです(笑)。もちろん、それは簡単な事ではない。諦めたらそこで終わってしまいますから、色々な工夫をしていく事が求められるのかなと。

そう考えて「走りにつなげるために何をするか」を模索しています。種目が異なる指導者に相談したり、原点に帰るためにやはり師匠に相談したり。そして、これまで「もう良いかな」と思ってやらなくなっていた練習を導入したりと。一昨年からプレート歩行をやらなくなっていました。その代わりにスイング歩行をかなりやりました。が、練習道具がなくなった事もありもう一度基本的な練習に戻ってみようと考えています。この判断が正しいかどうかは分からないのですが、こちらの方が効果が高いと判断してやっていきたいと考えています。

前の記事にも書いたのですが、今回のテスト週間は思い切って「走らない」事にしました。グランドなどの関係もあるのですが、中途半端に走って時間を過ごすのではなく筋力を上げるんだ!体幹を作るんだ!と絞って考える方が効果があるのではないかと考えています。欲を言えば毎日走った方が良いと思います。トレーニング部ではないですから(笑)。しかし、毎回競技場まで移動して走るという事をしていたら勉強する時間がなくなる。全体のバランスを考える上で「割り切る」ことも必要なんじゃないかと。出来ないことを心配するよりもできることを最大限にやる方がきっと良いんじゃないかと考えています。信じてやる方がきっと効果があるのだと思います。

水曜日の練習は休みにしました。翌日が試験だからです。疲労を抜くという意味合いもありますし、そこまでやらなくても大丈夫なんじゃないかと(笑)。もちろん長い目で見るとどうなのかは分かりません。ちょうど1ヶ月前に県総体があるので練習量を落としました。1ヶ月単位で様子を見ながらやっても良いんじゃないかと。これまでの負荷と比べるとどうしても高くなっていると思うので、少しずつ疲労抜きをしないといけないんじゃないかと。ダイナマックス&シャフト補強&プレート歩行が疲労抜きと表現するのに相応しいかどうかは分かりませんが。

こちらが焦っても仕方ないと思います。必要なら選手が自主的にやるのではないかと考えています。そして、そんなにやらなくても結構やっているという自負もあります。その状態でできることだけやっていきたい。そう思っています。

なんとなく今の頭の整理をしておきます。同じような内容ですかね(笑)。お許しを。
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トレーニングをする

2015-06-25 | 陸上競技
火曜日、引き続きトレーニングをすることにしました。学内で練習をすることになるので走るというよりトレーニングに特化しておくほうが良いのかなと。色々なことをやるより割り切ってやっていくことが良いのかなと。その代り練習の中に「走る」という要素は取り入れていこうと思います。

ということで練習の最初にダイナマックスをやることにしています。全力ダッシュとまではいきませんがある程度のスピードで走るのでそれが良い練習になるのではないかと思います。前は「走らないといけない」という強迫観念がありましたが「できないものは仕方ない」と割り切ることにしました(笑)。こういう部分でもその場に合った取り組みを考えていくことは必要なことだと思います。これが良い判断なのかどうかは今後を見ていくしかないと思います。

ダイナマックスをやってからプレート歩行へ。この練習を再導入しました。理由は「こっちのほうが良いかな」と思ったから(笑)。練習道具の関係などもありますが、こちらのほうが今やりたいことに近いのではないかと思ってこの2か月は取り組んでいます。どうしても「腕だけ」で回してしまう選手が出てきます。ここをしつこく指摘していけば効果は高いのではないかと思っています。この日は普段の倍の量を行いました。筋力をつけるためにはある程度の「量」が必要になります。やる「回数」だと思っています。このあたりの「刺激」の量を判断していく。難しいと思っています。かなり負荷が高いので精神的にきつくなる。そこを乗り越えるためにはよほどの「覚悟」が必要になると思います。

プレート歩行の中ではとにかく「軸」の部分を意識しさせることにしました。焼き鳥のイメージでしょうか(笑)。プレート歩行はあえて体幹がブレるような動きをします。捻りを入れて身体がブレやすい状況を作りながらも身体の真ん中で耐える。焼き鳥の串が頭から刺さっているイメージでしょうか。頭の位置が前後左右にブレないようにしたいのです。あえて保ちにくい状況を作ってそこで保つ。矛盾しているかもしれませんが、すごく大切な要素だと考えています。

本当に1時間しかやらなかったのであまり細かく書けないのですが、それなりに負荷はかかっていると思います。あとは各自が家でどれくらいやってくれるか。勉強も補強も全力でやる。その姿勢が将来の結果に結びつくと考えています。地道にやっていくしかありません。

一人遅れて来たので私はそこに付き合って終了。1人でしたが本当に良い練習をしていました。こういう練習が継続できればかなり強くなると思いますね。やらされる練習ではなく自分のためにやる練習が大切なのです。こういう練習を見ているとこちらが刺激を受けます。なんとかしなければいけません。

良い時間を過ごせました。
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トレーニングを走りに

2015-06-24 | 陸上競技
土日のことは割愛。色々と勉強になることがたくさんありました。こういう機会を与えてもらえることに本当に感謝したいと思います。色々な人と関わる中で自分に足りないもの、もっとこうした方が良いのではないかと考える機会になります。授業でも「知識」と「知恵」は違うという話をします。頭で分かっていても実際にできるかどうかは違うと思います。「原因」と「結果」も考えないといけません。「結果」だけをみても問題点の解決方法は見出せません。本当に考えさせられます。毎日が勉強です。これを選手に還元できたらと思います。

月曜日、テスト期間中だったので練習は短時間で。学校では走れないので割り切るしかないという部分もありますし、今優先するべきは身体作りなのかなと。偏っていますね(笑)。

この日はダイナマックスとシャフト補強。気分的にちょっと上がってこない部分もありました。これは選手に関係なくですね。その様子をみて女子キャプテンがS先生に「kaneko先生、なんか元気ないですね。声が出てない気がする。」と言っていたようです。情けない話ですね。選手に気を遣わせるというのは良くない。気を配るのと必要ない気遣いは違います。選手の前では気丈に振る舞う必要もあるでしょう。それが出来ないから私なんだという気もします。そこを正当化するのではなくやはりきちんとやらないといけないですね。

この日はシャフト補強に工夫をしました。この一ヶ月くらいはこれまでとは異なることを取り入れていました。鍛えるというだけではなく、柔軟性を高めるという要素を取り入れました。が、それだけでは足りないんじゃないかという気がしていました。前にも書いたのですが「目的とする動きに落とし込む」という感覚です。鍛えるだけでなく走るために何をするかを常に考えていきたい。そこでマークを使った練習をシャフトと組み合わせました。大きな負荷ではありません。それでも「走るために鍛えている」という感覚を持ち続けたいのです。刺激を与えた後に走る動きを意識する。これにより選手の意識付けになるのではないかと考えています。

その中でやはり筋力について考えるのです。前の記事に書いた筋肥大について。男子が記録を伸ばすためにはやはり必要な筋群を大きくする必要があるのではないか。そのためにウエイトを取り入れる必要があるか。男女別メニューになる部分をもっと作らないといけないのではないか。答えは一つではないと思っています。一長一短ある。その中で選択をしないといけないのです。不要な筋肉を付けないために考えてきましたが、男子のパフォーマンスアップを考えるときやっぱりウエイトをやらないといけないかもしれません。筋力を上げながら動きを作る事で飛躍的にパフォーマンスが上がると信じています。その見極めです。

その後、信頼できる方々にちょっと相談しました。一人はポールの指導者。上半身の筋力がなければ跳べないだろうと考えていたのでどれくらいやっているのかを確認。技術と身体作りの兼ね合いは本当に難しそうでした。時間との戦いですね。更に師匠にも相談。そういえばここ最近こうやって誰かに頼るというのが減ってきていました。成長してきたからなのか慢心していたからなのかは分かりません。でも、多くの人の意見を聞く事であれこれイメージがわいてきます。どれだけやらないといけないのかは分かりませんが、一人ではまだまだ足りない事があるのは間違いない事実です。

師匠とはかなり話をしました。多くのヒントをもらいました。それを自分の中で精査していかなければいけません。本当に時間が欲しいなと思いました。何が正解なのか分かりません。それでもその時一番正しいと思った事を選択していかなければいけない。これまでやっていたからというだけでそれを続けるのはいい事ではない。もちろん、間違った方向に進むかもしれい。だから人の力を借りるのだと思っています。

体幹を鍛える。その中に性差もあれば身長差もある。そこを本当に同じ形でやっていて良いのか。全ての条件を整えようと思うとマンツーマン指導が一番なのだと思います。一人一人全く違ったメニューで練習を進めていく。が、実際は不可能です。高校生であれば「最大公約数」的な練習になります。その中で個別対応をしていく。まだまだ視野が狭い私はこの辺りの事を勉強していかないといけないと思っています。限られた時間をどう振り分けるか。やりたい事はたくさんありますが、それを実施するには時間が足りない。

もっと工夫をしていけたら良いなと思いますし、していかなければいけないと思います。まだまだ甘い部分、考えが足りないところがあるのかなと感じてはいます。

戦うためにやれる事は全てやりたいと思います。与えられた時間を選手のために使っていきたいと思います。
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