kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

1日練習(私だけ)4

2015-09-27 | 陸上競技
やっとここまでたどり着いた。自分で言うのも何ですが「よくこんなに書くな」って話ですね。書きたい事がたくさんあったのです。そこの部分を書いていたらこんなことに。まー土曜日は感じる事が多かったのでその分長くなるのはあるのですが。

土曜日、練習は3時間に限定しようと思っていました。前日に短い距離をかなり走っています。多分今シーズン最高に本数が多かったと思います。朝の段階で行っていたトレーニングもあったので筋肉痛になっていたようです。上半身が(笑)。とにかく長期的にトレーニングをしていくことの必要性があると思っています。走りに影響するからやらないという考え方もあるかもしれませんが、今はしっかりと鍛えていきたいと思っています。私が赴任してもう半年が過ぎようとしています。ここにきてやっと「やりたかった練習」が実施できるようになってきました。質の問題はまだまだかもしれませんが、スピード刺激という部分ではできるようになってきたかなと。

いつも通りの流れ。ドリルをやってからマーク走へ。これを数本やってから並走、バトン合わせ。ここは前日にしつこくやっていました。他校から選手が来ていた部分もありますがあえて細かく指示はしませんでした。この手の練習が「当たり前」のように出来るようになってくれないと今後困ります。私の練習では短い距離を走る頻度かま多い。他校と比べた事がないので何とも言えませんが(笑)。

これまでどちらかというと「引きこもり」のように練習をしていました。近くの競技場にさえ行かない(笑)。だから私がどのような練習をしているかは周りには知られていないと思います。すごく前に「追い込む」という部分だけを見られていたので「kanekoの練習は酷い」という話も流れていたと思います。よほどの覚悟がないとkanekoに近寄ってはいけない、みたいな。まー仕方ないかなと。ここ最近は色々な人に練習を見られています。だからと言って内容を変える気はありませんが。見てもらうことで私の練習を評価してもらえる事も増えてきました。現実を見てもらう方が「噂」よりは圧倒的に早いかなと。

話が逸れましたがバトン合わせをやってから短時間で追い込むことにしました。この日は「自分と向き合う」というテーマを私の中で掲げていました。内容としては「ハイスピードインターバル」です。まーカッコ良く言っていますが「折り返し走」です。普通の折り返し走よりは休息を長くしています。心肺的に追い込むのではなく良い動きをしながら追い込む。この感覚です。男女別に一斉に走りました。それほど本数的に多くなかったですが。きちんと追い込めたでしょうか。

その練習が終わってから少し休息してまた別メニュー。この日はあえて「自分と向き合う」という練習です。これまでやった事がないメニュー。「20秒走」です。20秒でどれだけ走れるか。それだけです。手を抜こうと思えば20秒かけて50m走るというのもそれで良い。本当に強くなりたいと思えば1mでも多く走る。最後は気持ちの部分です。自分自身の「心」と向き合う。それを数本繰り返す。簡単なことではありません。これまでその手の練習はあえて避けていました。が、チームとして個人として「次へ進む時期」だと感じたのです。

私は「何故やるか」を伝えました。顧問としての仕事はここで終わりだと思っています。あとは選手がどのような行動に移すか。ひたすら持ち上げながらやらせるのも一つの手段。が、時にはこうやって「自分がどうしたいのか」を考えさせないといけないと思っています。キツイのは分かっています。だからこれまではやらせませんでした。「単に走るだけ」で本数をこなすのは簡単です。手を抜いて走って最後の1本だけ全力で走る事も可能だから。そんな練習をしていたらきっと強くはなれません。だから「心」と向き合うのです。

妥協せずに走らせました。3本だけですが。この3本の中で何を感じたでしょうか。これも私の練習スタイル。隠しません。選手が「強くなりたい」と「心」から思えるように時には心を鬼にしなければいけない時もある。選手の勧誘等に影響を及ぼすのかもしれません。が、私は「選手自身が気づいて成長する」ところに力を注ぎたい。青臭いと思います。それでも大切な要素なんだと。

最後に少し話をしました。「心技体」という言葉があります。競技をする上で必要な要素。「技術」に関してはかなりの時間をかけて指導をします。どれだけでも教えていきます。「体力」部分もトレーニングをしています。かなりの量だと思います。これも他校には負けないと思っています。そして「心」です。「心技体」の言葉の一番最初には「心」があります。どれだけ「技術」を身につけても「体力」を向上させても、最もベースになる「心」を磨かないとダメだと思っています。

「心」とは物事に取り組む姿勢。物事に対する「考え方」です。そこが変わってくれば本当に人は変わります。このタイミングで「強くなりたい」と思ってうちの練習に来てくれている選手がいる。強くなりたかったら「受け身」ではなく自らの意志で「積極的に行動する」という部分が必要になる。それを目の当たりにしたはずです。この選手は3本目でもかなりの距離を走りました。「強いから走れる」のではない。「走ろうとする意志があるから強くなる」のです。同じようなことを言っているように思われるかもしれませんが全く違います。

私に出来ることは全力で選手と向き合うこと。分かってもらえないかもしれませんが、本心です。もちろんそこにたどり着くまでに誤解を受ける事もあります。それでもやり続ける。万人が私を好むとは思いません。それでも「信念」を持ってやっていきたい。「心」からそう思います。

変わるチャンスは至る所に転がっている。ほとんどの人はそれに気づかずに過ぎ去ってしまう。でも、競技をやっていたら目の前にたくさんチャンスがある。「心」が変われば全てが変わる。取り組む姿勢が明らかに変わるからです。それを伝える手段が私にとっての「陸上競技」なのかもしれません。

疲れましたがチームとして動き始めるキッカケは与えたと思います。あとはどう感じるかだけです。このblogには想うことを書いています。別に飾るつもりはありません。誤解を受けるかもしれません。それでも進みたいと思います。

長々とお付き合いありがとうございました。我ながらしつこい(笑)
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