kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

指導するということ

2015-09-23 | 陸上競技
月曜日に国体に向けての練習会が実施されました。今回からは強化部として「指導を見に来てください」というシステムができました。中学生や高校生、その指導者に「練習に参加してもらう」ことで指導の幅を広げていこうという部分です。私は他のコーチに比べると力不足の部分がありますが総監督になられた師匠の役に立てるのであれば貢献していきたいと思っています。選手や顧問、保護者から依頼があれば練習公開を行い競技のベースを広げていこうというものです。

もともとこういうのがやりたかったのもあるので私としては「渡りに船」ですね。中学生を指導したり他校の選手を指導したりすることは周囲からは否定的に捉えられる部分はあると思います。もし私であれば絶対に利用します。せっかく学べる機会があるのだから。師匠は「頼めるところに頼む方が早い」と言います。自分一人で抱えるのではなく「選手のために」ということを考えたら何がベストになるか考えていかなければいけないと思います。

私自身、自分の指導力でどうにもならないなと感じたらすぐに頼ります。私の指導方法は徹底して基礎的なことをやるスタイル。選手に対して付きっ切りでやります。そのため視野が狭くなる危険性はある。自認しています(笑)。だからこそ、その時に客観的に見てもらうことが必要になる。年齢は関係ない。一人で抱え込んで選手達の可能性を制限してしまうのは面白くない。そんな考え方をするのは「特殊」なのかもしれないですが。

大会が終わった後に昨年から合宿などで指導に関わっている選手から質問をされることがありました。知られていないかもしれないのでアピールしておきますが専門はハードルだと思っています。短距離とハードルしか出来ないという噂もありますが。こうやって必要とされるというのは有難いなと思います。

私のような指導スタイルを取る人は少ないと思います。比較的選手と距離が近い。合宿などで関わった選手から話しかけられる事も多い。質問される事も。これまでは「難しいな」という気持ちがありましたが顧問の了承を得ることが出来れば指導に関わることができるようになりました。もちろん優先すべきは自分の学校の選手だと思います。それがうちの学校の選手にきちんと伝わらないかもしれません。そこは時間をかけて伝えていくしかないんだろうなと思います。

今回のシステム、何のためか?という話です。狭い範囲で物事を考えたくないのです。偉そうに思われるかもしれませんが、多くの知識を得ながら選手に還元する事が最優先だと思っています。経験とか選手が集まってきたからとかではなく、目の前の選手をどうしていくかという話なんだと思います。県合宿以上のレベルの合宿を引き受けるということはそれなりに責任があります。私は短期間であっても感情移入してしまいます。目の前の選手に対して適当に指導できないから。

頼られるほどの力があるかどうかわかりません。それでも私にできることはやりたい。そう思っています。

自分がすごいなんてことは一切思っていません。私個人が周囲からどう思われているのかも分かりません。強いから指導をするという気はない。「強くなりたい」と思っているかどうかだけです。だからできることはやりたい。私の存在が誰かの役に立てれば良いなと思います。ちっぽけな存在ですが。
コメント
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