熊本県阿蘇市と日産自動車、熊本日産自動車および日産プリンス熊本販売の4者は、電気自動車を活用した「持続可能なまちづくりに関する包括連携協定」を締結した。
同協定は、阿蘇市の持続可能なまちづくりの実現に向け、電気自動車の普及を促進することにより、温室効果ガスの削減、観光の活性化、災害対策の強化等の地域課題の解決に取り組むことを目的とした協定で、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の「ブルー・スイッチ」活動としては179件目の取り組みとなる。
阿蘇市は、平成24年北部九州豪雨災害や熊本地震を教訓に安心・安全に暮らせる環境づくりを目指し、防災・災害対策の強化や自然・景観・環境保全に取り組んでいるほか、SDGs推進にも積極的に取り組んでいます。また環境にやさしい電気自動車で阿蘇市の主要な観光地に訪れた際に受けられる電気自動車優遇策を、2021年4月1日より開始し、環境に優しい観光の推進を日産グループと共に取り組んでいる。
一方、日産自動車は、EVならではの新たな価値やワクワクを提供し続けるとともに、2018年5月より、EVの普及を通じて、脱炭素、環境、防災、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を、全国の自治体や企業、販売会社と共に推進している。また、2030年代早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言、電動化をリードしながら、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速している。
この日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」、そして、阿蘇市が推進する環境対策や防災・災害対策、SDGsの推進と、双方の取り組みにお互いが賛同し、同協定の締結を行う運びとなった。<日産自動車>