“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「クモの世界」(中央公論新社著/中央公論新社)

2022-05-30 09:32:56 |    生物・医学



<新刊情報>



書名:クモの世界~糸をあやつる8本脚の狩人<カラー版>~

著者:浅間 茂

発行:中央公論新社(中公新書)

 日本には1700種類のクモがいる。もともとは地中に生活していたが、網を張って待ち伏せするクモに進化し、さらにあちこち歩き回って獲物を捕らえるクモが生まれた。花の蜜を吸うクモ、投げ縄を放つクモ、花嫁をぐるぐる巻きに縛ったり催眠術をかけたりして交尾に及ぶクモ、我が子に自分の体を与えるクモなど、特徴ある生き方をするものも多い。その種類から生態、人との関わりまで全てを紹介。カラー写真370点収録。
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◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他

2022-05-30 09:32:27 |    ◆TV番組◆



<テレビ番組情報>



プロジェクトX<4Kリストア版>(選) NHK‐BSプレミアム  毎週火曜日 午後9時00分~ 午後9時43分

5月31日(火) 世界を驚かせた一台の車

 昭和45年、アメリカで大気汚染防止の法律が改正。一酸化炭素などの排出量を10分の1以下にすることが盛り込まれた。ビックスリーもさじを投げるほどの厳しい基準。初めてクリアしたのはホンダが開発したCVCCエンジンだった。人気車種に欠陥が見つかり、会社存亡の危機にあったホンダは「低公害エンジンプロジェクト」に社運をかけていた。若手技術者たちが社長の本田宗一郎と衝突しながら画期的なエンジンをつくり上げる。

出演:中嶋 悟、毬谷友子

司会:国井雅比古、久保純子

語り:田口トモロヲ


コズミック フロント  NHK‐BSプレミアム  毎週木曜日 午後10時~11時00分

6月2日(木) 太陽 vs 地球磁場 天使か?悪魔か?

 地球へと常に吹き続ける激しい「太陽風」。この脅威から私たちを守る盾が「地球の磁場」だ。太陽風と地球システムとの攻防戦に、点滅を繰り返す謎のオーロラ研究から迫る。


地球ドラマチック  NHK‐Eテレ  毎週土曜日 午後7時~7時45分

6月4日(土) ロッキー山脈 子育て奮闘記〜春から夏へ〜

 北米大陸を南北に貫くロッキー山脈。春から夏にかけ多くの動物が子育てに奮闘!その様子に密着する。3匹の赤ちゃんを育てるクマ。最大の敵は同じクマの雄だ。全ての子どもを守り切れるのか?ヤギの赤ちゃんは遊びに夢中。気が付くと母の姿が…。バイソンの赤ちゃんは生まれて数日で群れと移動を開始したが雪解けのぬかるみで大ピンチ!赤ちゃんと母親に次々と襲いかかる試練。無事に乗り越えられるのか?!(2021年/米・豪)


ガリレオX  BSフジ  毎週日曜日 午前11:30~12:00分(隔週新作)

6月5日(日) 鬼の正体・今の日本があるのは鬼のおかげかも

 日本人なら誰もが知っている「鬼」。ところで、その正体をご存知だろうか?悪魔?神?妖怪?その歴史に詳しい研究者によると、かつて鬼は、目に見えない存在として、人々の恐怖の対象であったという。しかし、現在の鬼と言えば、赤い肌で額に角、手には鉄の棍棒といった出で立ちが定着している。またその性格は凶暴いっぺんとは限らず、時として優しく、気弱な時さえある。一体いつ、どのようにして、鬼は目に見える存在に変化し、いまの出で立ちとなったのか?全国に残る鬼にまつわる伝承から、鬼の正体を浮き彫りにしていく。

主な取材先:八木 透(佛教大学/世界鬼学会 会長)
      宇高 景子(能面師)
      森栗 茂一(神戸学院大学)
      中尾 聡史(京都大学)


サイエンスZERO  NHK‐Eテレ  毎週日曜日 午後11時30分~0時00

6月5日(日) 豪雨激甚化時代の新たな脅威 “津波洪水”に迫れ!(アンコール放送)

 おととし発生した「令和2年7月豪雨」。熊本県球磨川流域では、50名が亡くなり、6000棟を超える家屋が被災。堤防をはるかに超える濁流が、川と集落を一体にして激しく流れ、多くの家屋を流失させるなどした。多くの被災者が「まるで津波のようだった」と語る。番組では、専門家とこうした濁流を“津波洪水”と名付け、その脅威を徹底検証。今後さらに進むとされる豪雨激甚化時代の新リスクと対策を考える。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「実践細胞診テキスト<改訂版>」(松浦成昭監修/大阪大学出版会)

2022-05-30 09:32:08 |    生物・医学



<新刊情報>



書名:実践細胞診テキスト<改訂版>~初心者からエキスパートまで~

監修:松浦成昭

編・著:南雲 サチ子、森井 英一

著者:吉村英雄、三村明弘、長友忠相、市田起代子

発行:大阪大学出版会

 細胞像のクオリティに細心の注意を払い、経験に基づく鑑別所見も多く記載された、好評を博した初版を、執筆陣に新メンバーも加わり、細胞診をとりまく状況の進展に合わせて改訂。同書は細胞検査士を目指す初学者から現場で活躍するエキスパートまで、各症例の多数の細胞像で実践的な細胞のみかたを日常的に確認でき、細胞検査士がスキルアップしながら使えるテキスト。その症例画像の数は細胞診の専門書として類をみない。初版では各臓器の専門分野の先生方の助言と指導も受け、腫瘍の細胞形態的所見(細胞のみかた)を記載した。今回の改訂版では各臓器の腫瘍の臨床的応用や考え方などには、初版時からの変化をできるだけ追加記載。第1部総論では、検体処理、標本作製法などの基礎知識からスクリーニングの要点、細胞の形を決める分子メカニズムや病理学総論も分りやすく解説。第2部各論では各臓器の構造と機能の記載とともに、著者らの経験してきた多数の症例画像を掲載。
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